485:名無しNIPPER[saga sage]
2016/07/24(日) 23:58:45.65 ID:UHerzCbZo
?????≪ 魔 法 騎 士 た ち よ !! ≫
光「何だ!?」
海「だれ?」
風「今のは……どなたが……」
ほむら「この声は……」
?????≪異世界の少女たちよ≫
光「……その声は……『見滝原タワー』で聞いた……あの……」
海「ひょっとして私達を『セフィーロ』に招喚した……」
風「エメロード姫……?」
ほむら「…………」
エメロード姫「私は……『セフィーロ』のエメロード」
エメロード姫「異世界の少女たちよ、悲しみに心を支配されてはいけません」
光「エメロード姫!どこにいるんだ!?」
エメロード姫「異世界の少女よ。心を強く持って、そして考えて」
エメロード姫「今あなた達の前にあるのは、あなた達の『大切なもの』ですか」
光「大切な友達だ!私が泣いてる時隣にずっといてくれた!転んだら傷の心配してくれた!」
光「人間の言葉は話せないけど、でもそのかわり『心』でわかりあえる大切な友達なんだ!」
海「大切な両親よ」
海「私は社会人になったら一生懸命働いて、パパやママが私を成人するまで育てるために使ってくれた物を全部返すの」
海「子供は親の貯金箱みたいなものなんだから」
海「私は養育費はもちろん、何より両親が私に注いでくれた愛情を全部覚えて」
海「心の中に貯めて置いて少しずつ返して行くつもりよ!」
海「まだ全然返してないのにパパとママと戦うなんてできる訳ないでしょ!!」
風「私は私が大切ですわ」
風「もし、私に何かあったらお父様やお母様やお姉さま……」
風「私を愛してくださる方達を悲しませる事になってしまいますもの」
風「私はまだ子供で、愛してくださる皆様に何もできません」
風「だからせめて、私が幸せである事が私ができる精一杯の事なんです」
風「だから、私は私が大切ですわ」
ほむら「…………」
ほむら「大切よ……何よりも……最後に残った私の――――」
ほむら「……大切な……友達よ」
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