忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
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◆jOsNS7W.Ovhu
[saga]
2015/02/25(水) 23:11:14.83 ID:vAo00jiG0
忍「申し訳ありません、みなさん。私、急いで帰らないと……」アセアセ
男子A「相手の人絡み?」
忍「はいっ」
忍「わ、私! あの子たちに、酷い所を見せちゃいました」
忍「だ、だから……えっと」
忍「お先に、失礼しますっ」
男子B「紅茶、どうする?」
忍「お、お金は今度、お返しします」
忍「それではっ!」ダッ
陽子「……」
男子A「わ、行っちゃった」
男子B「なんというか、意外と思い切った所あるんだな……大宮さん」
陽子「――なんだかなー」ジッ
男子A「? どうかしたのか?」
陽子「いや……」
陽子「あっさり、シノを勇気づけちゃうんだなぁ、と」
男子B「……まぁ、大宮さんはある意味、俺たちと『同じ』だから」
男子A「そうだって、何となく……『男』ならその気持ちが分かるってだけだよ」
陽子「――そっか」
陽子「男子、か……」
陽子(私は、イサ姉の次くらいに、シノのことを分かってるつもりだった)
陽子(今でも、そう思ってる……でも)
陽子(きっと、私やイサ姉が似たような励まし方をしたとしても……)
陽子(届かない範囲っていうのも、あるのかな)
男子A「で? 猪熊、これからどうする?」
男子B「俺たちは飲み物片付けたら、適当にブラつくけど……」
陽子「ん、私は帰るよ。それで――」
陽子「シノからの連絡、待ってようと思うんだ」クスッ
男子A「……やっぱり、親友だな」
男子B「まったくだ」
陽子「まぁ、ね」
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