忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
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441: ◆jOsNS7W.Ovhu[saga]
2015/02/12(木) 21:49:00.81 ID:cbPRxX2V0
 ――そう言ってからすぐに、お姉ちゃんのベッドから寝息が聞こえてきました。
 かなり、お疲れのようです。
 私も、そろそろ寝ないといけません。


「開き直り、ですか」


 ……正直、自信はあまりありません。
 たしかに私は、金髪少女――いや。
 今はもう、あのお二人が大好きです。


 以前、私の家に陽子ちゃんたちが泊まってくれた時。
 私はアリスとカレンに抱きついて、離すことが出来なくなりました。


 あの時は、今のように考えてはいませんでした。
 純粋に、好きでした。


(……純粋、に)


 いけません、そろそろ寝ないとです。
 明日、元気な姿をアリスに見せないといけません。


(アリス、カレン――)


 ずっと、一緒に……。



 ―


 
 ――夢の中。


 黒髪の少女は、花畑にいた。
 きらびやかな景色に目を細めて、同時に気配を感じる。


 そこにいたのは、二人の金髪少女だった。
 彼女たちは手を振りながら、黒髪の少女を招く。
「こっちにおいでよ」と。


 少女は、走りだした。
 そして、すぐさま二人の元へ辿り着くと抱き寄せた。
 肩をぶつけ、頬を寄せ合い、「好き」という感情を思い切りぶつけ合う。


 ふと気づくと、二人が上目遣いに黒髪の少女を見つめていた。
 頬を赤らめたまま、彼女たちは誘う。


 自分の口元へ。


 誘われるまま、黒髪の少女は、金髪少女の口唇へと自分のそれを寄せて――




忍「!」パチッ

忍「――あ」

忍「……」アセアセ

忍「や、やっぱり……」


忍「わ、私は――」カァァ


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