忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
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◆jOsNS7W.Ovhu
[saga]
2015/02/12(木) 21:49:00.81 ID:cbPRxX2V0
――そう言ってからすぐに、お姉ちゃんのベッドから寝息が聞こえてきました。
かなり、お疲れのようです。
私も、そろそろ寝ないといけません。
「開き直り、ですか」
……正直、自信はあまりありません。
たしかに私は、金髪少女――いや。
今はもう、あのお二人が大好きです。
以前、私の家に陽子ちゃんたちが泊まってくれた時。
私はアリスとカレンに抱きついて、離すことが出来なくなりました。
あの時は、今のように考えてはいませんでした。
純粋に、好きでした。
(……純粋、に)
いけません、そろそろ寝ないとです。
明日、元気な姿をアリスに見せないといけません。
(アリス、カレン――)
ずっと、一緒に……。
―
――夢の中。
黒髪の少女は、花畑にいた。
きらびやかな景色に目を細めて、同時に気配を感じる。
そこにいたのは、二人の金髪少女だった。
彼女たちは手を振りながら、黒髪の少女を招く。
「こっちにおいでよ」と。
少女は、走りだした。
そして、すぐさま二人の元へ辿り着くと抱き寄せた。
肩をぶつけ、頬を寄せ合い、「好き」という感情を思い切りぶつけ合う。
ふと気づくと、二人が上目遣いに黒髪の少女を見つめていた。
頬を赤らめたまま、彼女たちは誘う。
自分の口元へ。
誘われるまま、黒髪の少女は、金髪少女の口唇へと自分のそれを寄せて――
忍「!」パチッ
忍「――あ」
忍「……」アセアセ
忍「や、やっぱり……」
忍「わ、私は――」カァァ
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