らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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こなたの旅R 6/6
[saga sage]
2014/02/08(土) 21:10:28.96 ID:v6drKjWf0
かがみ「どう言うことなの、あんたがみゆきと同じ事を話したと思えば、神崎さんを信じるなんて言い出して……こなたらしくない」
私は帰り支度を止めてかがみの方を向いた。
こなた「らしくない……まさかこんな時におふざけでもすると思った?」
かがみは少し焦った様だった。
かがみ「い、いや、そうは思わない、思わないけど……昔のあんたなら半分ふざけていたでしょうね……フラグが立ったとかなんか言って騒いでた」
確かにフラグが立った……何のフラグ……それは結果が分かって初めてそれがフラグだったって判る。
こなた「懐かしいね」
かがみ「懐かしい、そう言うか……何時からかしら、あんたも変わった、つかさと同じくらいに変わった……神崎さんと会ったから……」
こなた「誰かと会えば誰だって影響をうけると思うよ、つかさが変わったのは真奈美さんと会ったから」
かがみ「……私は、変わったのかしら、誰かを変えたのかしら……」
かがみは自分の両手を広げてその手を見つめた。
こなた「変わってるし変えてる」
かがみ「そうかな……」
かがみは微笑んだ。
こなた「さて、帰るかな」
かがみ「そういえば思い出した、捕まってしまったけいこさんにつかさに会わす前、つかさといろいろ話した場面がふと過ぎった」
こなた「ん、何で?」
かがみ「ふふ、何だろう、分からない、だけど今のこなたを見ると作戦が成功するように思えてきた」
こなた「あっ、それ言ったら駄目じゃん」
かがみ「……逆フラグってか?」
私達二人は笑った。
こうしてかがみと話していると最後はつかさの話になる。ただの仲の良い姉妹だと思っていたけど。それだけじゃないみたい。
あ、そうだ。
こなた「かがみ、かがみは何故陵桜学園を選んだの?」
かがみ「唐突にそんな質問を……以前に話さなかったか?」
こなた「そうかもしれないけど、忘れちゃってね、つかさはかがみと同じ高校に行きたかったって言っていた、だとしたらかがみが陵桜学園を選ばなかったら
私達はこうして話すこともなかった」
かがみ「そうね……確かに、」
かがみは暫く話さなかった。私は首を傾げた。話せない内容なのかな。
かがみ「話してなかったかもね……」
そうボソっと言うと話し始めた。
かがみ「そろそろ妹離れしようと思って陵桜を選んだ、いつまでもベッタリじゃしょうがないじゃない」
こなた「妹離れ……」
かがみは溜め息をついた。
かがみ「もっと上位を狙えたけど陵桜を選んだ、どこかでまだ一緒に居たいと思っていたのかもしれない」
この姉妹はお互いに影響し合っている。どっちが先とか優位とかじゃない。
かがみ「でもこれで良かったと思っている、高校までつかさとの学生生活……掛け替えの無いものになった」
こなた「成るほどね〜」
かがみ「もう作戦決行も間近なのになんでそんな事をきくのよ」
こなた「ちょっとね」
かがみ「なによ、内緒にすることなの、それともまた何かのゲームの攻略でもしようとしているのか、言っておくけど私の話なんてまったく参考にならんぞ」
こなた「ちょっと神崎さんを攻略しようと思ってね……選択と運命について考えている」
かがみ「え、神崎さん、選択……運命……なんの話よ?」
こなた「今度の作戦が終わったら話すよ」
かがみは笑った。
かがみ「こんな時に余裕ね……せいぜい攻略すばいい」
こなた「さて、こっちもそろそろ準備とかあるんだけど」
かがみは真顔になった。
かがみ「……こなたの覚悟がよく分かった……実はね、少しでも弱気な素振りを見せたら引き止めるつもりだった」
こなた「もしかして皆に話をしたのはその為?」
かがみは頷いた。
かがみ「そう、そして皆合格、神崎さんを除いてね……神崎さんはこなた、あんたが見極めなさい、作戦を実行するその直前までなら止めることだってできる、それを忘れないで」
こなた「分かった」
そして数日後、
つかさから渡された犬用のキャリーバック、これは捕らわれている真奈美を狐にして入れる為の物、そしてUSBメモリー……今回はあまり役に立ちそうもないけど持っておくか。
さて、作戦当日。私は待ち合わせ場所に向かった。
つづく
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