らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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ひよりの旅 57/112
[saga sage]
2013/02/11(月) 20:37:41.84 ID:W145K4B60
私は立ち上がった。
みなみ「どうしたの?」
ひより「ごめん、やっぱり無理強いはよくない、私達二人で何とかする」
ゆーちゃんも私に合わせる様に立ち上がった。
ゆたか「うん、こんな話しを持ち込んじゃってごめんね、頑張ってみるから……」
諦めて一度帰る素振りを見せる……これは泉先輩がかがみ先輩によくやると言っていた。何度も成功しているらしい。
私達は泉先輩ではないし、相手はかがみ先輩でもない。成功するかまったく未知数。勿論失敗したら後戻りが出来ない諸刃の剣。
それを知ってか知らずかゆーちゃんは私に合わせてくれた。実際、ゆーちゃんは本当に諦めたのかもしれない。内心、祈るような気持ちで部屋を出ようとした。
みなみ「そこまでして……分った、直接参加は出来ないけど、一緒に考えよう……」
ゆたか「本当に、高良先輩はいいの?」
みなみ「みゆきさんにはむしろ協力して欲しい、私から頼んでみる」
ゆたか「やったー!」
飛び跳ねて喜ぶゆーちゃん。私もホッと一息ついた。ゆーちゃんは早速みなみちゃんの近くに座ったが直ぐに立ち上がった。
ゆたか「嬉しくなったら緊張が取れたのか……ちょっとお手洗い借りるね……」
ゆーちゃんは小走りに部屋を出て行った。部屋を出て行くのを確認するとみなみちゃんは溜め息をついた。
ひより「ありがとう、高良先輩までも巻き込んでくれて」
みなみ「……ゆたか一人では何も出来ない、それにひよりも巻き込むなんて思わなかった、まさか記憶を奪うなんて、ひよりは怒っていないの?」
ひより「うんん」
みなみ「それは良かった」
みなみちゃんは笑顔を見せたのも束の間、急に悲しい顔になった。
みなみ「ゆたかを止めたのは失敗するとか成功するとかの問題ではなかった、それはひよりにも言える」
ひより「え、何それ、何が心配なの?」
みなみ「もう既にゆたかには話した……ゆたかから聞いて」
ひより「やだなぁ〜そんな勿体ぶってさ、教えてくれてもいいじゃん、もう隠し事したって意味無いよ」
みなみ「もう、ゆたかには話したから……」
いったい何を話したというのだろうか。少し気になる。でもみなみちゃんは口を閉じてしまった。
ゆたか「おまたせ……」
扉を開けたゆーちゃんは私とみなみちゃんの表情を見て一瞬立ち止まった。
ゆたか「私がいない間に話しを進めちゃって、ずるいな〜」
ゆーちゃんはさっき座った所に腰を下ろした。さっきみなみちゃんが言わなかった内容を聞きたいけど流石にみなみちゃんの目の前では聞けない。
みなみ「佐々木さんと宮本さん、二人をそれぞれゆたかとひよりで担当していたと聞いたけど、それで合っている?」
突然みなみちゃんは本題に入り始めた。私がゆーちゃんに質問をさせないためだろうか。
ゆたか「うん、そうだよね、ひよりちゃん」
ひより「う、うん、そうだったね、ちょっと競争っぽくなったのだけどね」
みなみ「一人では力が分散してしまうと思う、例えば誰か一人を重点的にしてみたらどうだろう、佐々木さんと宮本さん、どちらが危機的かにもよるけど」
どちらが危機的か、それはどう考えてもまつりさんとまなぶだろう。
ゆたか「やっぱりまつりさんとコンちゃんかもしれない……」
これはゆーちゃんと同意見だ。私は頷いた。
みなみ「一致したなら話しは早い、まつりさんと宮本さんを二人で担当してみれば?」
私とゆーちゃんは顔を見合わせた。
ゆたか「やってみようか」
ひより「そうだね」
ゆたか「今度の日曜日、取材するって言っていたよね、私もそれに同席しても良いかな?」
ひより「別に構わないと思う」
話しはスムーズに進行していく。みなみちゃんはそれをただ見守っていた。
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