らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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こなたの旅K 5/6
[saga sage]
2013/07/21(日) 20:10:01.35 ID:UWhGMsza0
つかさの店の扉には定休日の看板が立て掛けられている。でも店の奥に灯りが見える。もうつかさが来ているのか。約束の時間はまだ随分先なのに。
かがみは扉を開けて店の中に入った。私はその後に続いた。
かがみ「入るわよ、つかさこんなに早くから来て……」
つかさ「あ、お姉ちゃん……こなちゃんも、いらっしゃい」
こなた「うぃ〜す」
つかさ「初めて会う人だからおもてなししないといけないでしょ、だから準備をしていたの」
かがみ「お持て成しって、まだどんな人かも分からないのに、つかさ、あんたは「疑い」って言葉をしらないのか……」
こなた「そう言うかがみだって私を絶対に記事にしないって言ってたじゃん、」
かがみの言う通りだった。神崎さんは記事にしないって言った。こうして見るとつかさにしろかがみにしろ本質的には同じなのかもしれない。この件で初めてそれが解った。
つかさ「こなちゃんの記事って何?」
こなた・かがみ「何でもないよ」
つかさ「ふ〜ん?」
つかさはちょっと首をかしげたけど直ぐに料理に夢中になった。
かがみは溜め息を付くと適当なテーブル席にに腰を下ろした。私もかがみと同じテーブルに座った。かがみは店内をぐるっと見回した。
かがみ「お客さんが居ないお店って言うのも静かで悪くないわね……」
こなた「かがみはお客さんとしてしか店に入っていないからそう思うだろうね、私は開店前、閉店後も店に居るからこんな状況はよくあるよ……
でも、かがみがそう言うとそんな気がして来たよ、良くも悪くも思った事なんか無かったのに」
かがみ「私とこなたは業種が全く違うから、感覚が違うだけなのかもね……つかさとこなたは同じ業種だから私が新鮮に思った事でも当たり前だったりする訳よね」
こなた「私はあまりかがみの業種にお世話になりたくないよ……」
かがみは笑った。
かがみ「ふふ、飲食業と弁護士じゃ客の質が違いすぎる、でもね、正直言ってこなたとひよりが一緒に仕事をしていたら私の客になっていたと思う、
ゆたかちゃんとひよりだから出来た仕事なのかもしれない」
こなた「はい、その点につきましては反省しております……」
かがみ「本当か?」
かがみは私の目を真剣な顔でみた。
かがみ「いや、やっぱりあんた達にはもう少し監視が必要ね、顔にそう書いてある」
こなた「え?」
自分の顔を両手で触った。
かがみ「あははは、何マジに成ってるのよ、ばっかじゃないの」
こなた「うぐ!」
かがみはたまにこんな事するよな……こんな時にしなくてもいいのに……
つかさ「お姉ちゃん、こなちゃん、ちょっと手伝って〜」
こなた・かがみ「ほ〜い」
私とかがみはつかさの作った料理をテーブルに運んだ。
つかさ「これでヨシ!!」
テーブルには色取り取りの料理が並んでいる。
こなた「ちょっと、つかさ……これ、作りすぎじゃない?」
かがみ「神崎あやめを入れても四人、余るわね」
つかさ「多かったかな?」
こなた「まぁ、余ったのはかがみが全部片付けてくれるから心配ないよ」
つかさ「そうだね、お願いね、お姉ちゃん」
かがみ「お願いって……二十代ならまだしも、幾らなんでも無理よ」
こなた「へぇ、若い頃なら問題なかったんだ?」
かがみ「こんな時に何を言っている」
マジになるかがみ、さっきのお返しだよ。
こなた「余ったらレストランのスタッフ呼んで食べてもらおう」
つかさ「あ、それが良いね」
かがみ「……最初からそうすれば良いだろう……」
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