らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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ひよりの旅 51/112
[saga sage]
2013/02/11(月) 20:30:53.77 ID:W145K4B60
私とゆーちゃんは更衣室から出た。
かがみ「佐々木さん、これはどう言う事なの……」
ゆたか「佐々木さん、何故、記憶を消しちゃったの、何故……」
私が聞きたい質問を先に二人がしてしまった。佐々木さんは椅子にゆっくり座り目を閉じた。
すすむ「私は記憶を消していない……まつりさん自身がパニックを回避する為に無意識に記憶を歪めたのだ……脳を守るための自己防衛だ……」
ゆたか「そ、そんな事って、これじゃ……」
すすむ「そうだ、これが私達の正体を知った人間の反応だ……これがあるが故に私達は人間に正体を教えられない、私達を認めてくれない……認めると精神崩壊がおきる……
君達の様に在りのままの私達を受け入れてくれるのは希だ……」
かがみ「現実主義で、オカルト、迷信、ジンクスなんか信じない……そんな私でもパニックなんか起こさなかった、何故、まつり姉さんと何が違うと言うの」
すすむ「感性の違いとしか言いようが無い、後は知識や経験もあるのかもしれない」
まなぶ「ウォー!!」
まなぶは遠吠えの様に吠えると更衣室に走りこんでしまった。
ゆたか「コンちゃん……」
すすむ「小早川さん、田村さん、これで分っただろう……もう私達に関わるのは止めてくれ……」
まさか……これを言いたい為にわざわざ私をまんぶの教育係にさせた訳じゃないでしょう。いくらなんでもあんまりだ。
ひより「私……」
かがみ「ちょっと、何よその言い草は……」
私の言い出したのを打ち消すようにかがみ先輩が猛烈な勢いで佐々木さんに詰め寄った。
かがみ「いきなり変身を見せれば誰だってああなるわよ、私や田村さん、ゆたかちゃんはね、事前に狐や、変身の話しを体験者から聞いているのよ、
違いはそれ以上無いわ、まつり姉さんだって知っていればあんなに成らなかった」
佐々木さんは静かに立ち上がった。そしてかがみ先輩とは対照的に静かに、ゆっくりと話した。
すすむ「話しを聞いただけで正常でいられるなら貴女達はやはり特別だ、話からリアルに想像できる感性を持っている、私は……私達はこうして何度も
人間と別れてきた……無二の親友になった者もいる、それでも、正体を見ると……もう分るだろう、
何故殆どの仲間が人を避けるようになったのを……人間と争い、憎むだけが理由ではないのだよ」
かがみ「……う」
喉が詰まったように黙ってしまった。
いつも勢いで押し切るかがみ先輩が静かに話す佐々木さんに押されて言い返せないなんて。
『ピピピピ〜』
沈黙を破るようにかがみ先輩のポケットから携帯電話の着信音が鳴り出した。かがみ先輩は相手も確認もせず透かさず耳に当てた。
かがみ「誰よ……」
鋭く尖った口調だった。
かがみ「遅くて悪かったな、詰まって出なかったのよ……」
うゎ、ちょっと下品すぎる。よっぽど佐々木さんとの言い合いで頭に来ているみたい……多分相手はまつりさんだろう。来るのが遅いから連絡したに違いない。
かがみ「今から出るから待ってろ!!」
話しの途中かもしれなかったけど強引に切りボタンを押して携帯を仕舞った。そして……佐々木さんを睨みつけた。
かがみ「ややこしいのよ、あんた達は、そんなに人間が嫌ならさっさと故郷の星に帰りなさい!!」
捨て台詞を吐くとそのまま玄関の方にドタドタと大きく足音をさせながら向かって外に出てしまった。
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