過去ログ - 宵闇に煌めくエレメンタリウム
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350: ◆7MD0tm3Wnt1M[sage saga]
2022/06/01(水) 16:38:01.93 ID:T6i60uB90
極の空に漂う上位駆除デバイスの重力子カノンのチャージが終わった。
その敵意の表出は高空からランダム化のぶれを伴う軌道とタイミングで極圏の凍てつく海面へと無数に撃ち放たれた。砕ける氷の海。

弱ホーミング、直線射撃、高ランダマイズ軌道、高追尾ダイレクトトランスアサルト。パラメータにゆらぎを持つ分散化された必殺の一撃たちを回避する。

直撃。演算ユニットがダメージ深度は14だと告げる。
かすりきず。積み重なれば破滅だが現実的には無視していいダメージだ。
やはりあの個体は確実に当てることに拘りすぎるらしい。
私の鎧は紙でできているわけではない。減衰して当然だ。

上空の敵に反攻接近するため強度のブースト加速を実行する。
エネルギーロスの証明である六対の鋭き光の翼が背部に展開される。輝きは強まり加速。

いや、近接格闘攻撃を仕掛けようとする私が敵の拘りがどうなどと言えた義理ではなかったなと意識野に自嘲が拡散した。
ノイズは不要である。前方に展開した半球体フォースフィールドを更に前へと偏向しなおも加速する。
この敵の意図を阻む領域はどのような一撃も通すまい。更に加速。

再接近し、攻性転化した力場で斬をするのみ。最強の盾は最強の剣となる。


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