441:名無しA雑民[sage saga]
2020/08/08(土) 15:08:08.57 ID:iM+flJb1o
韓非子
外儲説 右上 第三十四
(七)晋の文公が孤偃にたずねて言った、「わしは、うまい肥えた肉は堂上の臣下にひろくふるまい、
わずかな杯の酒と高坏の肉だけ宮中にとどめ、壺の酒は清むひまもないほど次々と飲ませ、
生の肉は乾くひまもないほどどんどん食べさせ、たとい一頭の牛を殺しただけでも都じゅうの人にひろくふるまい、
一年の貢ぎ物の布はすべて士卒に着せている。これで人民を戦わせることができようか」。
孤子は答えた、「まだだめです」。
文公は言った、「わしは、関所や市場の税を軽くして刑罰をゆるめているが、これで人民を戦わせることができようか」。
孤子は答えた、「まだだめです」。
文公は言った、「わしの民草で破産をした者があるときは、わしは自分で近従の者をやって事情を調べさせ、
罪のある者は放免し、貧乏で暮らしていけない者には施しをしている。これで人民を戦わせることができようか」。
孤子は答えて言った、「まだだめです。おっしゃっていることは、みな人民の生活を助けるためのことです。
ところが人民を戦わせるということは彼らを殺すことです。
いま人民が殿に従ってついてくるのは、その生活を助けてくれるからのことですが、
殿がそれを利用して逆に殺すことになれば、殿についてくる理由がなくなってしまいます」。
「それでは、どうしたら人民を戦わせることができるだろう」。
孤子は答えて言った。「戦わないではおれないようにならせることです」。
文公は言った、「戦わないではおれないとは、どうすればよいのか」。
孤子は答えて言った、「信賞必罰であれば、それで戦わせることができます」。
文公は言った、「刑罰の極限はどこまでであろう」。
答えて言った、「親戚も貴人も遠慮なく、寵愛なさる人にも法を適用します」。
文公は「よし」と言った。
(後略)
韓非子【第三冊】 192-193ページ
ex14.vip2ch.com
ex14.vip2ch.com
https://note.com/raru3105/n/ne59428b2705c
われわれがパンのために戦っているのに、
イギリスは「自由」のために、それも自国民のためでなく、
そうだ、小国の国民のために戦ったのだ。
https://note.com/raru3105/n/n65bbcb8095ff
良い「暗示」を貰えそうな
「群衆」に自ら飛び込むのも
一興ではないでしょうか。
1002Res/2337.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。