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613:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/18(土) 00:54:30.36 ID:53d2VzU2o
　　　　　　　　　　／二二二二／￣￣￣￣￣￣￣￣＼-───:ｧ
　　　　　　　　　　_ ‐ﾆ二二二二／_ ‐───────-　_　＼三三/
　　　　　　　 __ ‐二二二二二／／二二二二二二二二二ﾆﾆ:＼＼／
　　　　　　／二二二..／二／／二二二二二二二二二二二二ﾆﾆ‐_
　　　　　　{＿＿＿／二／／二二二二二二二二二二二二二二二-_
　　　　　　　￣/＿＿／／二二二二二二ﾆ=-‐…………‐-ミ二二二‐_
　　　　　　　　 |　　　／二二二二ﾆ=-　"´__,,..ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ..,,_　　＼二ﾆﾆ‐_
　　　　／￣￣￣￣＼二二＞''~　_,､　''^＾: :/: : : : : : : : : : :｀丶、　＼二ﾆ‐_
　　／二二二二二／二／　,,､ '＾: : : : : /:/ : : : : .　/　. . : : : : :｀丶、＼二‐_　韓非子　外儲説　左上　第三十二
　　￣＼ニニニニ/二／　／: ::::/ .　　 / :|｜　　　/　　 /　　 . . : : :｀丶＼-ｉ
　　　　＼二二:/=／　／.:.:／/　:　　/__,｣.｣｣,__　/ 　　/　/ ‐ |ｰ｜ :|: : |＼｀|　　（八）斉に隠士の田仲というものがいた。
..　　　　　　＼／／　／.:.／　/　.:　　/´|:｜|:|　 /　　 .:　 /　 l |　∧｜　|二| |　宋の人である屈穀が彼に会って話しかけた、
　　　　／⌒¨¨¨¨¨¨¨¨´　 /　/　.::云斗宍H-/ﾞ|　　:|:　/ ,ｧｆ灯¨'犲:|　∧-:| |　｢わたくし、うかがいますに、
　　　　/　　　　　　　／ /　/ 　　ﾟ7し灼F‐|/-从: :人/ｨ代_ク冖ハ|　　 |-| |　先生の主義では人に頼って飯を食うことはしないということです。
　　　 |／⌒づ¨¨¨¨¨´　./　/ 　　/ 乂_ソ　/　　 ))==(（从　　 /: :)}::　　|‐| |　いまわたくしは瓢箪を植える術を心得ていて、それは、
　　　 |　　＜　　　　／／　　　/ゝ　　　　　　／　　　ゝ　＿_.::／/　　 :|‐| |　石のように堅くて肉が厚く中に穴があいていないものです。
　　　　　　 || ｀ﾆ=-=彡　´ 　　　∧　　｀¨¨¨¨¨´ 　　 '　　　 /: : /　　　 |‐| |　それを差しあげましょう｣。田仲は答えた、
　　　　　　 ||　|ﾆ＞'ﾞ　　／　 /￣￣｀`ヽ、　　　　　　　＿__.:__／／　　 /‐| |　｢そもそも瓢箪の値うちがあるのは、それに物が容れられるからです。
　　　　　　 || ＜＿＿_,,／　／￣￣＼::::::::＼　　´　｀　¨ア辷彡　　　／二| |　ところが肉がぶ厚くて中に穴があいていないのでは、
　　　　　　 ||　[二二／　／￣￣＼　＼::::::::＼　　　,.､イ⌒7_____彡ｲﾆﾆニ| |　物を容れて背負うことはできません。石のように堅いというのでは、
　　　　　　 ||　|二二7　 / | /￣＼　＼／(￣)::::|''7爪i:ｉ:ｉ:|::::::::/(＿)二二二/　　それをひき裂いて〔柄杓にして〕水をくむこともできません。
.　　　　八　＼二|从:|ﾆ| ∨　/∧　 |　￣ |:::|_|i:i:i:i:i:i:/:::: /(＿/二二.／／　わたしにはそんな瓢箪はどうしようもありません｣。
　　　　　 {/＾＼＿￣￣￣＼＼ / ∧ :|＼___,ﾉ: | |i:i:i:i／:::::/　　/ニﾆ／／　　　屈穀はいった、｢そのとおりです。
　　　　　/二二=-|￣|￣￣ﾆ＼＼__,| :|　　 |::::/ :|￣::::::::::::{__／二／／|　　　　わたくしもそれを捨ててしまおうと思っています｣。
.　　　　 /二二=-　＼＼　‐=ニ＼__／　／／Ｙ＼＿_／//二／／ﾆ∧　　　いま田仲は人に頼って飯を食べることをしないのだが、
　　　　 |二二二二ﾆ=＼::＼‐=ﾆ二＼￣｢|￣　｜　＼　//‐／／|ニ/ﾆ|　　　また人の国にとって何の役にもたたず、つまり堅い瓢箪の類いである。

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