過去ログ - 十二月の空
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369: ◆lu5mqPKdjRWD[sage saga]
2020/01/19(日) 00:33:30.93 ID:Zch/aXxT0
3.

ずっと、だきしめていた

彼女が、ささやいた

"どうして、ないているのですか"

なにをいっているのかわからなかった

"ふるえて、います"

"なみだを、ながしています"

4.

所在なさげに、さまよう、わたしの視線は、窓の外に

くらいそらから、雪のかけらが、いくつも、いくつも、まいおちていた
しずかで、しずかで、彼女の声しかきこえないのも、とうぜんだった

"あの、ごめんなさい"

彼女の言葉がつづいた

"わたしが、へんなことを、いったせい、ですよね"

小さく首を振る

"いいえ。ごめんなさい"

"わたしが、どうかしていました"

"わすれてください"

#創作メモ


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