181: ◆7MD0tm3Wnt1M[sage saga]
2022/01/04(火) 17:54:54.66 ID:wXlV6Qar0
冬の曇り空と海の間に永遠があるとでも?
「まさか」
「ただ誰もいないというだけだよ」
「とはいえ」
「たまには誰かがいる」
「君なり私なりが」
彼女が手にした水晶板からは
しずかな旋律が流れている
「いい頃合いだ」
「音硝石を集めている収集家が遠くの街にいてね」
「港と石造りの倉庫があるんだ」
陽は落ちたが風はまだすさぶこともない
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