558:名無しA雑民[sage/saga]
2020/06/26(金) 22:35:09.17 ID:+HuGqEVqo
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/  ̄  ̄ ̄`''〜、
/: イ \\
/: : : l ヽ:\
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√: : : : : : :l __ \ : ⌒\ 昔、私には親しくしていた人がいたんだけど、その人は
j |: : : : : : :人 ><:::::::::::::`''〜ミ>―〉 待ち合わせによく遅れてくる人だったんだ。約束通りに
| |: : : : : : : : :ヽ /::::::\::\::::::::::::::::::Y: : / 来ることよりも、むしろ遅れてくるほうが自然に思える
||: : : : : : : : : :Y / /\:::::::::l \::>‐:::::::lハ|/ くらいにね。それでいて、私が約束の時間に遅れると、
| : : : : : : : : : :/ / _ \:::| /\;;;;_:::::j | とても腹を立てる人だった。どうして遅れたのかとか、
| |: : : : : : : : : : |/''" ̄ \ /ィ价 /:::ノ|丿 君を待っているせいで自分の貴重な時間が失われた
l l : : : : : 斗‐く:::::{ __,,,,,,二 {(り j::::::| とか、そうした負の感情を私に向けないと収まらない人
j |: : :イ:::{:::::::::::::::≪'")刋} `" |::::::| だった。
/ /l:::::::八:::::::::::::人 乂ン 丶 .::::::人
{/: : :|::::::::::|ヘ:::::ヽ:::::::\ , /::::::::ト:\ 当時は、自分にこう言い聞かせていたよ。悪いのは
ー--ノ:::::::::j:::∧::::ハ::::::ヽ '''::::: イ:|::::::::| 自分だ。私が遅れてこなければ、こんなにもあの人を
/::/::::::/:::::ハ:::::l:::::::ハ ー- __/:::|::|::::::ノ 怒らせることはなかったってね。でも、これは自分を
/:::::/::::::/:::::/::::::l::::|:::::ト::| /:::/::::::::::::::;:(\ /^Yヽ__ 納得させるための『嘘』だったんだ。そう思い込むことで、
/:/ /:::::::::::/::/ ̄|:::|:::::| }| √\/:::::::::/:::ヽ 弋ノ_丿 l┐ つらい現実をどうにかして受け入れようと必死だったのさ。
/// /::::/:::::::∠ _ l:::|:::::|丿`〜、 \/ノ:::::ノ} \弋人}
//{: /::::/::::/ ̄ |:八::j `く⌒lヽ::::/ { ヽ ヽ だから、自分のことを騙すのはもう止めようと決めて、
{ /:/:// /::::::∧\ \j Y 乂. } その人と距離を置いたら、ずいぶんと肩の荷が降りたよ。
j/ {/ / }:::/\\ ー- __ヽ i:ヽ( ̄} ん、
{ / / ノ \`''〜 _ ヘ }:: :〉`〜 _√;;)〉
 ̄/ / / \: :: :: :: >┴< ミー----‐/
/ / /}  ̄ ̄__乂:;_メ、  ̄ ̄/
/ // ン /:: :/::/|:: ヽ _メ
/ / r―――/:: ::/:: :/ ハ:: い ./
/ / 勹:: :::彡:: :: ::/: / /:: :: :: ::} /
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