984:以下、名無しにかわりまして一人でお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2021/03/11(木) 23:07:15.15 ID:v0Bz5Pbw0
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/ / \ 話は変わるが、わたしはあんまり友だちの多い子じゃなかった。
/ /| | \ \ 理由は前述した通り、わたしが他人よりもおりこうさんだったからだ。
___ ____ __ / / /^| ∧ | | こんなこと、自分で言うものじゃないかもしれないけれど……
/.....`´........`( .........V / /X |/ l | | | でも、テストの点数は確かな客観性を持ってそれを証明してくれたし
!.../.............................. ノ / 芹、 /_/ | | | | だからわたしは、はしゃいでばかりいる周りの子たちを
∨..............................八 /イ l〈 {:l'} ´ヌトx从ノ | | | どことなく冷めた目で見ていて。そんなわたしに、寄りつく影なんて
{.....................................ト, | ハ V {:リ 〉 | /!: | | 現れるはずもなくて……。
八.................................. }ノ ||{""′ ` "" / /ノ}::. | |
\................-''''''ミノ || \ 、 .:| |_ノ、::. | | だからわたしはいつも、学校が終わると家に直帰――せずに
ヘ{............/{............\ |∧ {.>―r< | /_: : |: || | 公園でひとり、ブランコを漕いでいた。
{'´{........ 〈ヽ\............ ̄ ̄`ヽ ) ノX/ 」 , /┼\ /| | ぎぃぎぃとわざとらしく音を鳴らしながら。
∨..........∧ \_____ノ人(/廴} _//‐<┼] / \ \
/...............人 }`'〜、、-|,.ィヽヘ<芥>ニ/イ.l‐┼┼Yヽ /| |\ \ だから……わたしは、おりこうさんだったんだ。
.........................\ ``-ノ┼\ハ〉__/メ┼┼┼ }!-}/// | | 自分の子どもがまったく寄り道もせず、ずっと家にいたりなんかしたら
{.............................``〜、、 /‐┼┼ ̄\┼┼┼┼/-// / / ママがどれだけ不安がるか……よく、わかっていた。
八.................\..................(\/┼┼┼┼┼┼┼┼//  ̄ ̄
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/⌒">―/| || | ヽ‐┼┼┼‐\
(__L⌒\ー \.| | | \..┼┼┼‐}\___
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