十二月の空
1- 20
464: ◆lu5mqPKdjRWD[sage saga]
2020/03/04(水) 22:35:03.17 ID:7qkQQOhF0
3.

影なる大蜥蜴の征伐に赴こうとする従者は
引き留める気配に、振り向いた

"姫"

視線の先には、戦装束を纏った少女がいる
少女は、三の月の空気を伴う
ぼう、とした、眠たげな微笑みを浮かべた

"わたしが、あのものを、ふうじます"

"あなたは、ここで、まっていて"

そのささやくような
ただただ、清涼な声には、威圧の気配などなく
それでいながら、有無を言わせぬものがあった

4.

"はい"

従者は、静かに頷く

5.

そして、戦する乙女は
向かい来る巨大なる影へと、跳んだ

#創作メモ


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/996.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice