111:以下、名無しにかわりまして一人でお送りします(東京都)[sage]
2015/09/06(日) 22:58:42.87 ID:DNee67AOo
,,z-‐ー―- ,__
,,ィ'´..::::::::::::::::::::::::::::.ヽ、
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.j.::::::::::::::::..,／ :i;::i'､ヾ, ､ ヽ.:::::-=_ﾆニニ'., 昔出会った教授を天才だと思ったし今でも天才だと思っている
.l..:::::.::::::::/:: :,i:ｌi:j ,ｘ‐､ヾ,:',..:::::::..',,ア' ', その時から今まで天才というのはあの人のような人間を指す言葉で
!..:::..:::::/::.::...::ｒlj,ﾘ ｨﾊヾ,';:,',.:::.:._',,ｒ'"! ', それ以外の人はどれも該当していないと思っていた
.',...:::...,',';i ,'jｨﾊ' ﾏi} , ',e).:.....:ﾘ ゝ､_ ',-, 天才はこんなにも不幸なんだ、自分は天才ではなかったしそうでなくてよかったのだと思っていた
.',..:::::!l'|i;::i;_:',.!ヽｿ. " jｿ,:::::::,' 'r-ゝ'" 〉ヽ, 自分は天才ではないという言い分をあの人を基準に裏付けていた
'r,:::....' ';l';lrヽ`'" ‘_ /-;',:.,::' 〈ヽ､_- ′j けれども今あの人の言っていたことが、天才の裏付けと思っていたことが
ヽ,::.::.ｿ::::`'ｰｩ ,_´,r"´ ,!}ｰｧ一'一', l あの時は具体的な突拍子もないことと聞いてしまっていたのに
,／/:::' /;:/ iヾ .| ,/ ,':::,' '´ ,':! ;:, ! 普段の自分とまず同じと言っていい内容であり
_,ｚ:i';:'／,;/:.i:! ,'. ',ｰr' ／,' j::..i , ` ,,ノ 常々通じずにいたことに気づいた
, r''´,ィ'´／.;,:'/:: j:,',' ´;Zヾj ,.:' !:. '," , ､ｒ一 ''' " 自分は自分を天才から外すための特殊な天才の区分を作ったのに
／ ／ ,／,:;／/:::i ! ヾ':, ':;:', ｉ:, ':;:..ｉｊ´, ',ヽ それにぴったりとあの人以外に自分一人が該当してしまった
/ ／ ／.;ﾝ／:/.ｉl;／i, ''>､.':;':, ,; , .';:!:::::......'., 自分の判断基準で言って自分は絶望的に天才であって
,/ 冫,;／/ ,ｒ‐イj ／､::ヽ':;':, i.冫 ,!;;;;;;,,, '., こんな話を真顔ですると皆自慢や驕りだと思って聞いてくれぬような気がする
/／ ,'/. 〈ｙ-, ､ゝ,-<::::':, ソ '.;:'.,′ / i;;;;;;;;,,'' j 天才だという内容自体は否定しないだろうが人間的に疑われる気がする
,/' .,',' ,／／j ,／.::::.'y''´.: : .. ':.;:', '､;;;;;;,ｒ'' こういう自分特有だと思っていた苦しみを
／,／ ,／' .::::::､ー―-ァｰ1 ':;:':, j＼く,;r-, あの天才と共有しているのかと思うと吐きそうになる
く,,ヾ,／ ,; ,'´.:::.ﾞ,ァ'"´ ｊ .':;:':, ,;ﾍ,;rｧ:::;,､ヽ、 特別だということが苦しいということを誰も素直に聞こうとしないのだから
r-'一'''''"´ ￣ /__ ,,, ゝ:', 冫/::,ｲ , ソ つまりありふれた自慢だと思われてしまうから
j .,.,., / y:'ｰ':::<,'i //′ そして「特別な人なんかいない」「みんなが特別」みたいな頭の持ち主なんかを相手にはサイコーに苛つくのだ
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