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702:以下、名無しにかわりましてA雑民がお送りします(フォン・ブラウン)[sage]
2020/03/23(月) 19:41:29.18 ID:8RUuvep80

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r‐fjk┐____
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　　　　　　　　　　　　　　_rｧ}__／}_jヒ｡ -‐==‐く⌒Ｘて＾ヽ Y⌒ヽ
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　　　　　　　　　 }Vﾊ勹´i|　.ｉ{ 　 .ｉ:　 l　 } 　　 { {　{/　 }ﾄ､く
　　　　　　　　　 {if勹´|　|　:ｉ{ 　 .ｉi　 |　 ;　　 Ⅵ＼_____}|　＼>　　>>627
　　　　　　　　　　　 Vく　;　: . i:{ 　 .ｉ| 　!　 !　|　　Ⅵ!.　￣}| 　 .{
　　　　　　　　　　　　　 V}　 :,　v从　Nｉ|　.ｊ　│_j｡ﾑ-‐|l　　 }|V.　′　　　何かを構成するということは、無秩序から必要な要素を抽出し、一つの形へと組み立てることだ
　　　　　　　　　　　　　 }　V 　 ‐==+-|iV{__八ﾘrvh勿!!　　 .}|. V　,　　　　　何かを作ることは、同じ要素を同じように選び取れる前提があるならば、再現性のある行為だわ
　　　　　　　　　　　　 ; 　 V　 xえk豸　　　　　 ` ¨ ﾘ　 . }__,ﾉ　 W 　／　　　何かを破壊するということは、分解することとは違う、分解は別の要素へと還元することを言う可逆性のある行為よ
　　　　　　　　　　　　　　　 }＼　＼¨″　.;　　　　／ｲ　 _}「　　　W／　　　　　 _＿＿__　　　破壊とは不可逆的に対象を粉々に砕くことを言う
　　　　　　　　　　　　　　　 } 　ヽ.く　　　 _ _,,　　　 }　　│　　._／　　 _,.，*''”ﾆﾆﾆく￣　＼　　　　破壊に必要なのは、要素を抽出する道具ではなく、衝撃なの
　　　　　　　　　　　　　　Ⅵ}:，　个｡.,　＂　　／ .}　　│ﾉｨｲi{_,.，*''”ﾆニﾆﾆﾆﾆﾆ=‐`ｰ‐ ┘‐-　｡.,_　　　同じように衝撃を与えてそこから、似通った要素を抽出するということもあるわ
　　　　　　　　＿＿＿ Ⅵ:I，　　V　{ ﾉ≧=‐ く_／.′/ ﾉ＾⌒＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐　 ‐-　　　⌒＼　　　打製石器のようなものだ、しかしこれは破壊でない、一つの要素を取り出すために道具として衝撃翌力を利用しているだけだからよ
　　　　 ‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニニ‐ Ⅵ ＼　 Vﾊ}i:i:i:i:i＾Y´i:i:/　ｲ辷jIi:i:i:i:i:i:iヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐く⌒ヽ_ ＼　　　　　　　　　　　　これから、破壊とは衝撃を与え、対象を利用不可能な、無分別に変える不可逆的な行為だということがわかるわ
‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ= ／i:i:i:i:i＼ _〉く＼i:i:ｉ:八_/／　辷jIi:i:i:i:i:i:i:i:}ﾆﾆﾆニﾆニ= ＼_　　＼　　　　　　　}　　　そして、破壊が破壊としての意味をなすためには、そこに再現性のないカオスが必要だということもわかるわ
　　　　／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニニ=‐{i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}I辷＼{　/ __　 _ 辷jIｉ:V:i:i:i:i:i:＼ﾆﾆﾆﾆﾆ=-≦￣”¨“''*､>　　　　ﾉ　　　　そこから、同じ要素を得られるならそれは分解だからよ
　　／⌒>‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐.ﾉi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}I辷jr‐ﾍ√＾V⌒辷ji:i.}i:i:i:i:i:i:i:/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐-　　｡..,,__　　　　　　　　　これは、意味の説明ではなく破壊の定義なのだろうとも思うわね
　／　／‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐〈i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i}I辷j　 }{　　i　ﾉ_jI}ｉ:ｉ}i:i:i:i:i:ｉ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐　　　｡..,,_　 ”¨“''*､　　　　破壊とは何かと言われると、それはエントロピーを増大させることとも言えるわ
　　／‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆVi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ｉ}iI辷j>_ﾘ___,,jxく乂ｉ:ｉ:/i:i:i:i:i:i{ﾆﾆﾆﾆ=-く⌒”¨“''*､　　　　　　　　　　端的に言うと対象の持つ秩序への攻撃が破壊なのだろうと私は考えているわ
　／⌒ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／ _ V´i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ : ／⌒ｺﾆﾆﾆﾆ=‐ ＼.　　　＼　　　　　　そして、ディックや芥川龍之介、ストルガツキー兄弟がこういった破壊行為に近いことを文字の上で行っているというのなら
./　　　　 >‐=ﾆﾆﾆ=‐ ,　　　｀⌒¶i:i:i:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:{i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:_/＾7⌒Y　　　_〕ﾉ⌒”¨“''*､ヽ　　　　ヽ　　　　彼らは秩序の反対、死に近い場所にいるのではないかという風に思えるわ
　　　／-=ﾆ . /　　/　　　/　　 Ⅶi:i:i:i:i:ｉ:Wi:i:i:i:i:i:i: ﾍ／＾I}.′ _j} 　　__,.У. ⅦIi:，　 V　　　　　　　秩序の破壊という行為を文字の上で行うことにはどのような意味があるのだろう？
　 __／}／/／ /　　/　　　/　　　　Ⅶi:i:i:i:i:i:W__i:i:／ _j}　斗x　 ⌒V´i:i:ｉ:{　　 ⅦIi:，　　　　　　　　私という存在やそれによって記述された文字列はエントロピーの渦と表現した人がいたように思うわ
　　　 / ./ 　 /　　/　　 .j{　　　　　Ⅶi:___ｒ‐‐=≪　　__〕＿___ｊ}_,,.. ┘i:ｉ:ｉ:ｉ{　　 ⅦIi:，　　　　　　　局所的に生じた体系化作用の中に表現される破壊というのは、秩序の中に無秩序を見出したということなのかしら？
　　　.{　{　　.′　.′ 　 _j{　　　 } 　rく´ ⌒I}　　 }!. 　「⌒＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{ 　　 ⅦIi:，　　　また、誰かは生命は負のエントロピーを摂取しているとも言っているわ
　　　 .{ 　.:　　　　　 j{　　　 }　ﾄ､　　 .ﾘ　 _ｊ{__, 　〉　 _}i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:丿　　　 ⅦIi:，　　つまり、彼は私達が秩序を摂取していると言っているのだわ、煩雑な宇宙の中で秩序を摂取して無秩序を相[ﾋﾟｰｰｰ]る動的平衡、ホメオスタシス（恒常性）として私達が存在しているのかしら？
　　　　　　 { 　ｲ　　　 j{　　　　.i 　 `_､__,,.{!_,,／}「”¨“ｱ　´冫i:i:_,.｡*''”i:{　　　　 WIｉﾊ　　　　無秩序の中における一時的、秩序も結局の所はさらなる無秩序の準備でしか無いのかもしれないのだわ、いや、そういう風にしか思えないわ
　　　　　　 { /　| 　　.j{　　　　 .}　r┘ｉ:}　《　 __〕}　_ｊ{_,.｡イアi:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ｉ:i＼__　　　 WI:i:}　　　　じゃあ、彼らがやってることの意味というのは、ヴァリスの主人公、ファット（フィン（ディック（ファット）））のように、それでもなお世界の理性を信じ、世界の意味を見つけるということなのかしら
　　　　　　 l.′│　　.j{　　_.｡s≦┘i:ｉ:〈　_j}￣　.ｲ´ _八_,／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ￣￣} .}i:Ii:i}　　　あるいは世界は狂ってるとして、自身が狂ってるとして、それでも、なお、世界の魂には一筋の理性があると叫ぶことなのかしら？
　　　　　　　　　|　_,,..｡s≦i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:V}_,.｡イ__j.／へ{i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:i:i:i:i:i≧==‐‐‐--　　　　　,,..__　　　　　　　私は、世界の魂には一筋の理性があると信じられるかしら？叫べるかしら？
　　　　　　　／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ﾊ　 Vi:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ｉ:￣”¨“''*､　　

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