593:以下、名無しにかわりましてA雑民がお送りします(長屋)[sage]
2020/05/22(金) 17:19:58.55 ID:Z2etQ2Gio
中途半端に野宿しようとしたのが仇となった。その為のものまで俺は詰め込んでいたし。
そして研修()二日目の俺は山梨から東京内の某所へ夕方に到着すると時間を潰せる公園を探した。しかし流石は東京だ、そんな場所は無く辛うじて腰を下ろせるベンチを見つけるもホームレスが居たりで落ち着けんかった。
仕方がないので彷徨いつつ俺はネカフェに泊まることにした。
ネカフェは俺の予想を超えるくらい快適と劣悪の隙間をいく環境であった。ただブースオートロックが付いていたのは純粋に感心せざる終えなかった。
俺が選んだのはフラットブースでありその日は全く寝れてなかったせいか環境音で起こされる事はあれど苦痛ではなかった。
そして三日目だ、朝は清々しかった。取り敢えずネカフェの決して安くは無い料金を払いつつ少し歩いて公園を探した。そしたら河川沿いの道に隣接する公園がある出はないか、しかもすでにそこにはホームレスがベンチに。俺も習うようにして離れたベンチへ座る。そしてこれからどうしようかと考えつつスケッチブックを開いて桜を写生し始めた。意味はないし意味も分からなかった。
しかし、そこに突然と現る警察…ホームレスは追い払われた。俺は絵描き修行をする人間のふりをしてやり過ごした。しかし考えてみればスーツ姿でボストンバッグまで持っているし怪しかっただろうなと思う。
それから近所のおばあちゃんに話しかけられつつ居づらくなりその場を後にした。
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