◆ZWnojmXGWpmG<>saga<>2014/03/14(金) 18:38:08.46 ID:UiqLMyyi0<>芳佳「ダイジンミン？」

エイラ「お、宮藤も来たのカ」

芳佳「いえ、私はたまたま通りかかっただけで……」

ペリーヌ「ちょうどもう一人プレイヤーが欲しいと思ってたとこですの。参加なさらない？」

芳佳「でも私、その『ダイジンミン』ってゲーム知らないですよ」

サーニャ「心配ないわ。『大富豪』は知ってるよね？」

芳佳「うん」

サーニャ「なら大丈夫。それにいくつかローカルルールが加わった、オラーシャ風味の大富豪だから」

芳佳「へえ、ちょっと面白そう……じゃあ、私も入れて下さい！」

エイラ「細かいとこは実際にプレイしながら教えるからナ」

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<>芳佳「サーニャちゃん、何やってるの？」サーニャ「『大人民』よ」 ◆ZWnojmXGWpmG<>saga<>2014/03/14(金) 18:39:36.79 ID:UiqLMyyi0<> エイラ「まずは普通にカードを配るんダ」

芳佳（……Ａと２が二枚ずつ！　おまけにジョーカーまで！　ツイてるなぁ）

エイラ「ちゃんと行き渡ったナ。それじゃ順番ハ……私からでいいカ？」

ペリーヌ「どうぞ。ふふ……」

エイラ「……」

エイラ「よシ、これダ」パサッ

芳佳「え……」

『ハートのＪ』

芳佳「いきなり大きな数字ですね……そんなにいい手札なんですか？」

エイラ「フフン、さあナ」 <> ◆ZWnojmXGWpmG<>saga<>2014/03/14(金) 18:40:14.81 ID:UiqLMyyi0<> サーニャ「そうだ。イレブンバックはアリだからね、芳佳ちゃん」

芳佳「分かったよ。次はペリーヌさんですね」

ペリーヌ「そうですわね……これを」

『クラブの４』

芳佳（イレブンバック有りなら弱いカードも迂闊には使えないはず……それなのにこの切り……）

芳佳（エイラさんに強いカードが、ペリーヌさんに弱いカードが偏っている可能性が微粒子レベルで存在する……？）

エイラ「サーニャの番だゾ」

サーニャ「そうね……パスするわ。芳佳ちゃんは？」

芳佳「んーと、私もパスします」

芳佳（私の手札に３は無い……もしペリーヌさんが革命狙いだったら、ジョーカーは切れないよね） <> ◆ZWnojmXGWpmG<>saga<>2014/03/14(金) 18:41:07.13 ID:UiqLMyyi0<> エイラ「私だナ……どうするべきカ……」

ペリーヌ「あくしてくださらない？」

エイラ「……ペリーヌに先手を渡したくは無イ、けド……ええイ、パス！」

ペリーヌ「あら、宜しいんですの？　ではこの場は流して……ふふふ……」

サーニャ「始まるわ」

芳佳「え？」

サーニャ「様子見は終わった……ここからが本当の『大人民』なの」

芳佳「どういうこと――」

ペリーヌ「これがお待ちかねの『革命』ですわ！」

芳佳「っ！」 <> ◆ZWnojmXGWpmG<>saga<>2014/03/14(金) 18:42:03.31 ID:UiqLMyyi0<> 芳佳（やっぱり仕掛けてきた！　どうしよう……一応ジョーカーを使えば５と９は革命出来るけど……って、あれ？）

サーニャ「それじゃあ私は??」

芳佳「ま、待って下さい！　ペリーヌさん、この『６』、3枚しかないですよ」

ペリーヌ「？　ええ、そうですわ」

芳佳「……3枚じゃ革命は出来ませんよね？」

ペリーヌ「何を言って……ああ、まだルールを聞いていなかったのかしら」

芳佳「え……」

サーニャ「『大人民』では、最低3枚あれば革命出来るの。階段革命も3枚からよ」

芳佳「ええっ！？」 <> ◆ZWnojmXGWpmG<>saga<>2014/03/14(金) 18:43:02.20 ID:UiqLMyyi0<> エイラ「ダメじゃないカ、サーニャ。そこがこのゲームのキモなんだからナ」

サーニャ「ごめんね、芳佳ちゃん」

芳佳「あ、う、うん」

ペリーヌ「さあ。気を取り直して、サーニャさんの番ですわ」

サーニャ「はい。Ｊ3枚で革命返しします」

ペリーヌ「むぅ……」

エイラ「ナイスサーニャ！　宮藤はどうするんダ？」

芳佳「え、っと……ぱ、パス……」

エイラ「何ィー？　全然手札が減ってないじゃないカー。そんなんじゃ甘いゾ」

芳佳「あはは……」 <> ◆ZWnojmXGWpmG<>saga<>2014/03/14(金) 18:43:59.13 ID:UiqLMyyi0<> エイラ「私はパスするゾ。ペリーヌは勿論??」

ペリーヌ「勿論、革命返し返しですわ！！」

エイラ「ファッ！？」

サーニャ「ペリーヌさん……やっぱり『大人民』で私と渡り合えるのはあなただけです」

ペリーヌ「当然ですわ。私の身分が貴族といえど、ガリアの民に流れるプロレタリアートの熱き血潮を無視することは出来ませんから！」

芳佳「……」

エイラ「気持ちはわかるゾ、宮藤」
<> ◆ZWnojmXGWpmG<>saga<>2014/03/14(金) 18:44:46.43 ID:UiqLMyyi0<> 芳佳「エイラさん……このゲームは一体……」

エイラ「私も初めてサーニャに大人民を教わったときには面食らったもんダ。サーニャとペリーヌがグルになって叩きのめされたナ」

芳佳「そんなことが……」

エイラ「でモ」

芳佳「？」

エイラ「私はこのゲームの真髄に気付いタ。そしたら不思議なことニ、勝っても負けても楽しく遊べるようになったんダ」

芳佳「その真髄って言うのは」

ペリーヌ「さあ、ゲーム再開ですわ！　サーニャさんが革命返し返し返しをしなければ、また私が親ですわよ」 <> ◆ZWnojmXGWpmG<>saga<>2014/03/14(金) 18:45:38.43 ID:UiqLMyyi0<> サーニャ「……パス」

エイラ「ぐぬぬ」

ペリーヌ「どうやら今回も私の勝利は当確のようですわね！」ﾊﾟｼｯ

『ハートのＱ』

サーニャ「それはどうかしら」

『ダイヤの１０』

芳佳「じゃあこれを……」

エイラ「宮藤っ……！」

芳佳「な、なんですか？」

エイラ「宮藤……お前……」

エイラ「パスしロっ……！」

芳佳「な……」

ざわ・・・
　　　ざわ・・・ <> ◆ZWnojmXGWpmG<>saga<>2014/03/14(金) 18:46:17.15 ID:UiqLMyyi0<> エイラ「お前が何を切ろうとしていたのか知らないガ……パスだっ……ここハ……！」

芳佳「何言ってるんですか……！」

芳佳「こっちはゲームが始まってから一枚もカードを切ってない……二連続パス……！」

芳佳「その上パスを重ねるとなれば……これはもう……敗北不可避……！」

芳佳「止めないで下さいっ……！」

エイラ「待テっ……！」

エイラ「宮藤……お前がパスさえすれバ……」

エイラ「勝たせてやル……！　この勝負……」

芳佳「ああ……？」 <> ◆ZWnojmXGWpmG<>saga<>2014/03/14(金) 18:48:20.19 ID:UiqLMyyi0<> とりあえずこれだけ <> 以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします<>sage<>2014/03/14(金) 23:00:13.11 ID:Soz0m/Sn0<> ペリーヌ「あくしてくださらない？」

ペリーヌはホモ(確信) <> 以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします<>sage<>2014/03/15(土) 15:49:45.21 ID:Flg65jKvo<> 魔女はホモ <> 以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします<>sage<>2014/03/16(日) 00:52:45.53 ID:hp5bN1Pso<> ホモかと思ったら唐突なザワザワで草不可避 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2014/04/11(金) 23:43:45.54 ID:yg6Ml7/lo<> はよ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2014/04/26(土) 15:38:47.79 ID:RHz9CiKHo<> ＞芳佳「ああ……？」

尖ってますね…間違いない（鼻が） <>