◆F6ztHnk33k<>saga<>2013/05/17(金) 02:22:28.79 ID:uwrXAIs90<>男「おじいちゃん、おじいちゃん!」
祖父「なんじゃ?」
男「また戦乙女のお話をしてよ!」
祖父「またかいの。ほんにお前は戦乙女のお話が好きじゃなぁ」
男「いいから早くぅ!」
祖父「よい子はもう寝る時間じゃぞ」
男「お話聞いたら寝るから!ね、お願い!」
祖父「……仕方ないのう」
男「やった!」
祖父「どれ、話してやるから布団をかぶりなさい」
男「うん!」
祖父「……それは、いつからのことからじゃったろうか」
祖父「時代が移り変わる際には、必ず英雄が現れる」
祖父「竜を倒した者、国を治めて王となった者、魔王を倒した者……」
祖父「そういった英雄が現れた際に必ず天から戦乙女……ヴァルキリーが現れる」
男「…………」ワクワク
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<>男「戦乙女、か」
◆F6ztHnk33k<>saga<>2013/05/17(金) 02:32:30.58 ID:uwrXAIs90<> 祖父「そうした英雄達を戦乙女は、冥界の悪魔達と戦う天界の神々の兵として天界へと誘うのじゃよ」
祖父「……英雄達は今もなお天界で死闘を繰り広げておる、らしいの」
男「……いいなぁー。かっこいい」
祖父「ほっほっほっ」
男「僕も英雄になれるかな?」
祖父「さーて、どうじゃろうな。戦乙女に選ばれた英雄は数えるほどしかおらんからの。多分無理じゃろ」
男「そんな言い方ひどいよ!」
祖父「ほっほっほっ。まあそれだけ難しいということじゃ」
男「うー……」
祖父「さて、満足したかの?」
男「ええ!?まだちょっとしか話してないじゃん!」
祖父「年をとると夜起きているのがつらくてのう。また明日じゃよ」
男「えぇー……」
祖父「そんな風に頬を膨らませてもだめじゃ。爺はもう眠いからの」
<>
◆F6ztHnk33k<>saga<>2013/05/17(金) 02:43:43.07 ID:uwrXAIs90<> 男「ちぇー……」
祖父「まったく……子供は素直に言うことを聞かんといかんぞ?」
男「わかったよーっだ!」
祖父「やれやれ……。ところでな?」
男「なに?」
祖父「なんでお前さんは戦乙女の伝説が好きなんじゃ?」
男「……えーっとね」
祖父「なんじゃ、話してみい」
男「……笑わない?」
祖父「それはどうじゃろうな?」
男「……なら話さない」
祖父「ほれほれ。そんなこと言わずに爺にだけ言ってみい」
男「……戦乙女が現れれば、英雄だって神様からも認められたってことでしょう?」
祖父「まあ、そうなるな」
男「……そうしたら、もう僕は馬鹿にされたりされないよね?」
祖父「…………」
男「……お父さんのことで嫌われなくても、済むでしょ?」
祖父「……儂の育て方が間違ってのかの。お前は何も悪くないというのに」 <>
◆F6ztHnk33k<>sage saga<>2013/05/17(金) 02:45:14.67 ID:uwrXAIs90<> 今夜はおしまい。のんびり即興亀更新です。おやすみなさい <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/05/17(金) 09:02:43.98 ID:W53cP79Z0<> おつ
戦乙女とあったのでスカイリムSSかとおもた・・ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/05/17(金) 09:39:37.17 ID:zOfZn051o<> >>4は膝に矢をうけてしまったのか… <>