◆gxPQAxC4a2<><>2012/08/26(日) 22:25:19.92 ID:AyOt6dYAO<>前半シリアス、後半ラブコメの小鷹×理科です。
時間軸は7〜8巻前後です。

口調や人称がおかしかったら教えてください。出来る限り修正します。

軽い気持ちで読んでくれれば幸いです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1345987519
<>理科「小鷹先輩は理科のこと、どう思っているんですか?」 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)<>sage<>2012/08/26(日) 22:30:31.69 ID:YxPS/Yzy0<> 期待
<>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/26(日) 22:32:04.49 ID:AyOt6dYAO<> 理科「小鷹先輩は理科のこと、どう思ってるんですか?」


隣人部の部室で理科は訊ねた。夜空は本を読み、星奈はギャルゲーをやり、幸村は扉の近くに立っていて、マリアはソファーで寝ていた。

小鳩は今日ここには来ていない。小鷹は幸村の淹れてくれた紅茶を飲んでいた。

小鷹「どうって……変態で天才科学者で腐女子で」

理科「はあ、所詮理科はその程度だったということですね……」

小鷹「その程度って……それ以外に何かあったか?」

理科「…………」

理科はωこんな口をして、不満そうであった。

幸村「あにき、いくらなんでもそれはひどいと思いますが」

幸村がさすがに理科がかわいそうだと思ったのか、口を挟んだ。

小鷹「そんな風にいわれてもな……」
<>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/26(日) 22:33:53.23 ID:AyOt6dYAO<> 小鷹が真剣に考えれば考えるほど理科は不機嫌になる。

理科「もういいです。小鷹先輩なんか不良にカツアゲされちゃえばいいんです」

夜空「どちらかといえばする方だろ、小鷹は」

本から目を放さずに夜空は言う。

小鷹「お前な……」

そういったとき、星奈はゲームをセーブし

星奈「小鷹遂にやっちゃったの? いつだったかモン狩でカツアゲしたって聞いたけど」

小鷹「あれだって濡れ衣なんだって!」

星奈「はいはい、それじゃあ私はそろそろ帰るわね」

小鷹「それなら俺も帰るか。偶には夕飯作ってやらないと小鳩のやつ機嫌悪くなるからな」

夜空「それなら今日の隣人部の活動は終わりだな」

部長たる夜空の言葉で今日の隣人部は終了した。そして終わるとき、理科が何かを言いたげな目で小鷹を見つめていた。 <>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/26(日) 22:35:13.80 ID:AyOt6dYAO<> その夜、小鷹がベッドに付いて微睡んできた時、携帯のバイブがなった。
携帯を開けてみると、星奈からのメールだった。

『明日の午後空いてる? 空いてたら買い物付き合いなさい』

明日は土曜日、小鷹としても予定はなかった。
小鷹は、構わないといった旨を伝える。

『ホント? それなら14時に永夜ね!!』

わかった、と小鷹は答えて眠りに付いた。

翌日の14時、小鷹が永夜の駅に付くと、星奈はもう腕時計を見ながら待っていた。

小鷹「悪い、待ったか?」

星奈「まったか? じゃないわよ! こういうときは男の方が待ってるべきでしょ? 常識よ」

小鷹「一体どこの世界の常識だよ」

星奈「それは……」

星奈は口ごもって、

星奈「いいから行くわよ、小鷹!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2012/08/26(日) 22:36:58.32 ID:su1jNyla0<> 頑張れ期待 <> ◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/26(日) 22:39:10.66 ID:AyOt6dYAO<> 小鷹「そういえば今日は何買うんだ?」

星奈「え? 言わなかったっけ? 家の使用人――ってステラじゃないわよ。ステラじゃないんだけど結構お世話になった人がいるんだけど、最近退職することになったのよ。それで退職祝いでもってこと」

小鷹「なるほどな。それでなんで俺を誘ったんだよ?」

星奈「色んな人の意見が欲しいでしょ! だからよ」

と言った後、ぼそりと鈍感、と呟いた。

小鷹「ん、なんか言ったか?」

星奈「なんでもない!」
聞こえてるくせに。

二人はとりあえずの目的である退職祝いのため、小鷹の常識外の金額するハンカチを買った。

小鷹「こんなに高いもんプレゼントにすんのか?」

星奈「むしろ安いくらいよ。長い間お世話になったんだから当然でしょ?」 <>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/26(日) 22:40:16.98 ID:AyOt6dYAO<> 小鷹「住む世界が違いすぎる……」

小鷹が思わず零す。

星奈「それじゃあこれからは私の個人的な買い物に付き合いなさい。どうせ暇なんでしょ?」

それからは二人でウィンドウショッピングをしたり、あるいはショッピングモールの一角にあったゲームセンターで星奈がアーケードに熱くなったりしていた。

そしていつだかやってきた喫茶店に二人で入った。小鷹はアイスティーを頼み、星奈は『ブルーハワイスペシャルフルーティードリンク』なるものを注文した。

星奈「今日はありがとうね、小鷹。随分とはかどったわ」

小鷹「そりゃどうも」

小鷹自身もまた新しいキッチン器具を買って満足していた。注文したものが来ると小鷹はそれをストローで啜り、 <>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/26(日) 22:41:28.71 ID:AyOt6dYAO<> 小鷹「それで、なんで俺と一緒に来ようなんて思ったんだ?」

星奈「なんでって、初め説明した通りよ」

嘘だ、ということは分かっていた。しかしそれに踏み込めなかった。

星奈が物を選ぶときに誰かの助言が必要な訳がないことを小鷹は知っている。事実ハンカチを選ぶときも一瞥しただけだった。

つまり星奈がいった理由は嘘である。そうしたら、今日、星奈が小鷹を誘った理由は――

星奈「どうしたの? 小鷹。急に黙り込んで」

小鷹「いや、なんでもない。それより」

といいかけた。小鷹自身もなにを言おうとしたか分からない。しかし、それに割り込んできた声があった。

理科「小鷹先輩? と……星奈先輩?」
理科の声だった。理科の声が小鷹の言葉を遮った。 <>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/26(日) 22:45:44.10 ID:AyOt6dYAO<> 声の方向を向く。
するとそこには場違いな白衣を着て、メガネをかけた理科、そして対照的なジャージを着た三日月夜空が唖然とした顔で小鷹たちを見ていた。

星奈「理科と夜空じゃない? なんでここに?」

唯一比較的冷静だった星奈が言った。それによって氷解したように

夜空「それはこっちの台詞だ、肉! なんで貴様が小鷹と一緒に喫茶店にいるんだ!」

星奈「私の買い物に付き合って貰ってるに決まってるでしょ? 一体何をそんなに怒ってるのかしら、バカ夜空は」

夜空「くぅ……肉……」

あまり大声を出すのにふさわしい場所ではない、小鷹は明らかに注目を集めていることに気づいて

小鷹「ひとまずここでようぜ。迷惑になる」

理科「夜空先輩も落ち着いてください。ほら、会計は私がしておきますから」 <>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/26(日) 22:51:22.22 ID:AyOt6dYAO<> といって、四人そろって喫茶店を出た。でるやいなや

星奈「なんで夜空がこんなところにいるのよ!」

と突っかかる。

理科「それについては私が説明します」

いいですか? と夜空にきき、夜空は肯く。

理科「簡潔にいいますと夜空先輩が理科に相談があるというので、ここで相談に乗っていたわけです。なぜここかというと、実はさっきまで新製品の開発関係の話し合いでこの付近までかり出されていたという訳なんです」

夜空「あんまり人が多いところが好きじゃないのでな。聞かれたい話ではないし」

若干冷静になった夜空が補足する。

それでと言葉を継いで
<>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/26(日) 22:52:49.69 ID:AyOt6dYAO<> 夜空「なんで小鷹と肉が一緒にいるのだ!?」

小鷹「まあさっき星奈が話した通りだよ。買い物の付き合いだ」

そういうこと、と星奈が言った。

夜空は少しむむむと唸って

夜空「本当にただの買い物なんだろうな?」

と小鷹に聞いた。そして小鷹は

「……ああ、そうだ」

一瞬間を開けて答えた。なんで間が開いたのか分かり切っていた、しかし考えるのを止めた。

夜空はそうか、といってそれ以上の追求を止めた。

理科「それにしても小鷹先輩、ここにみんなでくるのも久しぶりですね?」

小鷹「今日は幸村がいないけどな」

理科「そういえばそうです。幸村くんには悪いことをしましたね」

少し申し訳ない顔を理科は浮かべて、改めて小鷹の方を見つめた。

理科「これから小鷹先輩はお帰りですか?」
と訊いた。
<>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/26(日) 22:55:20.53 ID:AyOt6dYAO<> 小鷹「そうだな……星奈はどうする?」

星奈「いいわよ、お開きで。夜空のせいで興が醒めちゃったし」

夜空「私も肉にせいで相談が中途半端に終わってしまったしな」

小鷹「相変わらずだな、二人とも」

理科「ええ、相変わらずです」

意味深長なため息と一緒に理科は呟いた。

四人はそれぞれの電車で帰る。別れ際、

小鷹「なあ、理科。一つ聞きたいんだが」

理科「なんですか? スリーサイズは上から」

小鷹「ちげえよ! なんで俺が唐突にそんなこと訊くんだよ」

えー、と口を尖らす理科に小鷹は

小鷹「今日の夜空の相談ってなんだったんだ?」

ときいた。理科はやっぱりかといいたげな目で小鷹を見て

理科「女の子同士の秘密を聞こうなんて小鷹先輩は先天性デリカシー欠乏症なんですか?」

と悪戯っぽい口調でいった。 <>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/26(日) 22:56:35.93 ID:AyOt6dYAO<> 小鷹「なんだよ、先天性デリカシー欠乏症って!」

理科「主に小鷹先輩みたいな人のことですよ。
もし相談内容が生理が重くて、それを軽くするピルを処方してくれないか、なんていう内容だったらどうするんですか?」

確かに小鷹にはどんな顔をしていいか分からなかった。

理科「男の子は女の子に秘密が多いほど夢がみれるんです。
そんな特権をわざわざ単なる好奇心で捨てるなんて、男性に生まれたアドバンテージが無くなるのと一緒ですよ」

一体どんな秘密が女の子にあるのだろうかと小鷹は疑問になる。
そういった秘密を推し量るには小鳩は歳不相応に精神がやや幼すぎる。

小鷹「そうか、悪かったな。余計なこときいて」 <>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/26(日) 22:58:47.32 ID:AyOt6dYAO<> 理科「いえ。知的好奇心は分かりますから」

でも、理科がそういった。空は夕焼けに染まっていた。
虚空を見つめているのか、その空を見つめているのか、小鷹には分からなかった。

理科「みんな、いい人ですよ、きっと小鷹が思っている以上に。夜空先輩も星奈先輩も幸村くんも。だから、少し自分勝手になってもいいんじゃないですか?」

違うな、と理科は首を振る。

理科「自分勝手になっちまえよ。それでバッドエンドなんてあり得ないから」

理科は小鷹の方をむき直した、しかし、小鷹を見ていない。小鷹の奥の、無機質などビル群を見つめていた。

理科「それじゃあ理科はここまでと言うことで。さようなら、小鷹先輩、また月曜日に!」

そう理科は去っていった。 <>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/26(日) 23:01:08.66 ID:AyOt6dYAO<> 短いですけど、今日はここまでです。

あまりペースを上げられるメドはありませんか、少しずつ、なんとか完結したいと思っています。

ありがとうございました。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/08/26(日) 23:19:26.96 ID:XPZE0K1ko<> ほうほう
乙 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>sage<>2012/08/27(月) 01:58:36.70 ID:Fj8TxbKEo<> 乙 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>sage<>2012/08/27(月) 02:20:34.16 ID:FsajTYffo<> 乙
期待してる <>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/30(木) 21:36:19.27 ID:EBHFelSAO<> 家に帰ると玄関に小鳩がいつものぬいぐるみをだいて座っていた。

小鳩「あんちゃん、おなか減った……」

時計を見るともう7時過ぎだった。

小鷹「悪い、小鳩。すぐ準備するから」

小鳩「ん」

小鷹はさっき購入したチャーハンを作るときこれで混ぜるとパラパラになるという菜箸を使って夕飯を支度する。

小鷹「おまたせ。たいしたもの用意できなくて悪いな」

小鳩「くっくっく……絶大なる闇の休息日にこのような臓物とは……」

小鷹「明日は豚骨ラーメン作ってやるから、機嫌直せって」

小鳩「ホント!? ニンニクも入れてよか?」

小鷹「吸血鬼はニンニク嫌いじゃないのかよ……」

小鳩「我が血族はそんなものとうの昔に克服したのだ」

はいはいそうか、といって小鷹はチャーハンを口にする。確かにパラパラである。
<>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/30(木) 21:37:47.67 ID:EBHFelSAO<> 小鳩「それで我が半身よ。今日はどこにいっていたのだ」

小鷹「ああ、今日は星奈と買い物に行って、喫茶店いって……。その後に理科と夜空に会ってな」

小鳩「買い物……」

ぽつりといった。少し俯いて、スプーンを口に運ぶ。

小鳩「…………忘れんといてな、あんちゃん」

小鷹「何をだ?」

小鳩「もうよか! ごちそうさま!」

小鳩は強引に残りのご飯を詰め込んで、トマトジュースで流し込んで、自分の部屋に帰った。

小鷹「なんだ? まあ明日になれば機嫌なおるだろ」

そう思って、小鷹は洗い物を始めた。


月曜日の放課後、隣人部の部室に行くとそこには夜空しか居なかった。

小鷹「あれ? 星奈とか幸村は?」

夜空「肉は用事があるとメールが来た。幸村は私が帰らせた」
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◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/30(木) 21:39:03.62 ID:EBHFelSAO<> 小鷹「帰らせた? どうして?」

まあ何となくだ、と夜空は言った。

理科は最近二日に一回くらいのペースでしか来れていない。この時期になると色々と忙しく、理科室に籠もりっきりになることも珍しくないらしい。

つまり、今日の隣人部は二人っきりというわけである。

小鷹「そうか、まあ仕方ないか」

小鷹は、まるで母親に悪い成績のテストを見られたような感覚に襲われた。

もう少し隣人部風にいうなら友達がいないことを哀れみの目で肉親に見られたような、そんな感覚である。

夜空「それで小鷹、一昨日のことだが。本当に肉とは買い物しかしてないんだろうな?」 <>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/30(木) 21:42:19.63 ID:EBHFelSAO<> 小鷹「ああ、それがどうかしたか?」

夜空「これからああいうときは私にメールしろ。肉に買い物に誘われるとか、そういったときは」

小鷹「なんでさ?」

夜空「なんでもだ! 肉の好きにしておけないだけだ!」

といって、自分でもめちゃくちゃ言ってるのを気づいたのか

夜空「ほら、あれだ。一昨日の幸村みたいに誰かがおいて行かれると面倒だろう? そういうことだ」

小鷹「ああ、だから今日は帰らせたのか?」

夜空「え? ああ、その通りだ」

不意を付かれたように夜空は驚くが、その後の口調で取り繕う。

夜空「それでだな、小鷹。いくつか聞きたいことがあるんだが、いいか?」

小鷹「いいけど、なんだ?」
<>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/30(木) 21:43:43.10 ID:EBHFelSAO<> 夜空「小鷹と肉はいわゆる許嫁というやつだといっていたが、小鷹はそれをどうおもっているんだ?」

小鷹「ああ、あの件か。正直俺も星奈も覚えてねえし、親父も覚えてないみたいだったしな。天馬さんはあれだけど、もう時効だろ」

夜空「そうか……。それじゃあもう一つ、肉をどう思ってる?」

小鷹「変な質問するな……。それはーー」

それは、なんなのだろうか? 部活仲間? 同級生? 知り合い?それとも

小鷹「それはーー」

もう一度繰り返す。どんな結論が正解なのだろう、そして小鷹はどんなことをおそれているのだろう?

小鷹「それはーー」

三回繰り返す。そして

小鷹「友だちじゃないかな」

夜空「そうか、友達か……」
<>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/30(木) 21:45:05.44 ID:EBHFelSAO<> 夜空は泣く寸前のような、笑い出す寸前のような微妙な表情を浮かべていた。

いつだったの、小鷹の、タカの親友の顔を思い出させた。

夜空「それが答えか?」

震えていた。

小鷹「ああ、それが答えだ」

はっきりと答えた。迷わなかった。

夜空「わかった」

そしてそれから夜空は隣人部に来なくなった。


夜空は授業が終わると真っ先に教室を出て、小鷹が呼び止めようとする間もなく消えてしまう。

メールも返ってこなかった。

理科「何が夜空先輩にいったんですか? 小鷹先輩?」

ある日の隣人部で理科はそういった。

小鷹「なにかってほどじゃないだけど」

心当たりがあるとすれば、あの会話である。

その会話の内容を、幸村、星奈、理科の前で話した。

そしてその話が終わった瞬間、皆一様に考え込むような顔になった。 <>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/30(木) 21:47:56.28 ID:EBHFelSAO<> 理科「それは小鷹先輩が悪いですね」

星奈「小鷹って本当に抜けてるわよね」

幸村「あにき……ばか……」

がくっ、と小鷹は膝から崩れる。

小鷹「そんな最低だったか? 俺……」

理科「ええ。いうなら教師(化学以外)責め、生徒受けの同人誌のようです」

小鷹「なんだよ、その喩え!」

理科「要するにツボを捉えてないってことです」

星奈「まあでもあれよね。これからについて話し合う必要あるかもね」

星奈はぼそりといった。

小鷹「話し合うって?」

幸村「あにきも気がついているのではないですか?」

その通りだった。きっと、小鷹たちはそれを避けていたのだろう。それに小鷹たちは、ぶつからざるをえなくなった。 <>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/30(木) 21:49:11.82 ID:EBHFelSAO<> その夜小鷹は夜空にメールを送った。明日、全員で話したいことがあるから部室に来てくれという内容だった。

そのメールには返事が来た。分かったとだけ返ってきた。

次の日の放課後、隣人部ミーティングが始まった。

星奈「それで、なんで最近来なかったのよ?」

星奈が口火を切った。久しぶりに部室に来た夜空は不快そうな目で星奈を見て

夜空「肉には関係無いことだ。言う必要はない」

理科「夜空先輩が来なくなる前日の会話の内容を聞きましたよ。そろそろ、いってもいいんじゃないですか?」

理科は少し聡すぎる。そのあたりも友達がいない理由の一つだったのかもしれない。
全ての人の気持ちが分かっている理科だったからこそ、この台詞をいった。 <>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/30(木) 21:50:39.26 ID:EBHFelSAO<> きっとこのままだと小鷹先輩が不幸になる、そう理科は思っていた。

夜空先輩は小鷹先輩が好き。
星奈先輩も小鷹先輩が好き。
幸村くんも小鷹先輩が好き。
理科も小鷹先輩が好きだった。
そして、小鷹先輩はそれに薄々気づいている。

加えて小鷹先輩は少し優しすぎる
そこから導き出される結論。

もし、誰かが告白すれば、なによりもこの隣人部のことを心配して、身動きが取れなくなってしまうだろう。

傷つけたくない、その思いで、自分が一番傷つく道を選ぶのだ。小鷹先輩はそういう人間だった。

だから理科はあえて夜空にいった。あの日、小鷹先輩と喫茶店で出会った日、小鷹先輩に告白しろといった。

そして理科はここで最後の一押しをした。夜空の答えは

夜空「小鷹、聞いてくれ」

夜空はしっかり小鷹に向き直った。 <>
◆gxPQAxC4a2<>sage<>2012/08/30(木) 21:53:05.07 ID:EBHFelSAO<> 今日はこのあたりで終了です。
本音をいうと、早く理科とのイチャイチャが書きたいので、さっさとこのパートを終わらせたいですwwww

でもきっとこれが小鷹の禊ぎみたいなものだと思うので、駆け足ですが、付き合っていただければ幸いです。

今日はありがとうございました。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>sage<>2012/08/30(木) 23:09:11.33 ID:EU9LfrRCo<> いいからさっさと書け
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)<>sage<>2012/10/02(火) 22:47:57.91 ID:sDXLVSy00<> やれやれ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/10/04(木) 23:10:39.13 ID:SjO3yvyc0<> 待ってる <>