VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/18(月) 22:50:31.65 ID:hoEMf9Sy0<>純一「何言ってるんだ梨穂子?」
梨穂子「だって、手作りの味はおいしいし〜。」
純一「だったら普通においしいリンゴ買って作ればいいだろ?」
梨穂子「それじゃダメなんだよ〜!その〜本当志向?」
純一「それを言うなら本物志向だろ。」
梨穂子「そうそう!だから、純一も手伝ってね〜。」
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<>梨穂子「りんごジュースをりんごから作ろうよ〜。」
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/18(月) 22:53:15.50 ID:hoEMf9Sy0<> 純一「でもよ梨穂子、僕たちはりんごはおろか、植物の育て方も知らないんだぞ?」
梨穂子「そこは気合いだよ〜!」
純一「気合いだけでなんとかなるわけないだろ。」
梨穂子「諦めたらそこでタイムアップです!」
純一「諦めたらそこで試合終了です、な。」
梨穂子「ものはためしだよ〜。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<><>2012/06/18(月) 22:54:17.88 ID:EfSCjS8+0<> 見てる <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/18(月) 22:55:49.72 ID:hoEMf9Sy0<> 純一「それにリンゴ農家の人がN○Kの番組で難しいって言ってたぞ?」
梨穂子「あれは無農薬だからだよ〜。」
純一「その農薬だってどれだけ大変か分かってるのか?」
梨穂子「うぐっ。」
純一「分かったら青森のおいしいリンゴでも取り寄せるんだな。」
梨穂子「…。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/18(月) 22:58:59.91 ID:hoEMf9Sy0<> ??「あー!なに桜井さん泣かしてんのよ!」
純一「薫!?」
薫「大丈夫?このバカに変態な事でも言われた?」
純一「僕は梨穂子をそんな目で見て…見てない事は無いけども!とりあえずそんな事は言ってない!」
薫「あやしいわねー。」
純一「第一、梨穂子は泣いて無いぞ。」
梨穂子「…うん。」
薫「…てへっ☆」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/18(月) 23:01:16.86 ID:hoEMf9Sy0<> 薫「へぇー。りんごを1から作るねぇ。面白そうじゃない!」
純一「そうだよな、無謀だよ…薫!?」
薫「それで、どこでやるの!?」
梨穂子「それはまだ決めてないよ〜。さっき考えたばっかりだし〜。」
薫「これは対策会議が必要ね!ほら、アンタもよ純一!」
純一「人の話を聞いてたか!?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/18(月) 23:03:36.79 ID:hoEMf9Sy0<> ??「おうおう大将。美女2人に囲まれて楽しそうだなぁ!」
薫「まあ梅原君ったらお上手なんだからぁ!」バシッ
梅原「ごはっ!」
梨穂子「えへへへへ〜。」
梅原「それはそうと、何の話をしてたんだ?」
純一「実はな…」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/18(月) 23:06:09.46 ID:hoEMf9Sy0<> 梅原「りんごを1から作ってりんごジュースだぁ!?」
純一「無謀だよな!な!」
梅原「そうだとも!」
純一「やっと理解者が…」
梅原「どうせならりんごジュース以外も作るべきだぜ!」
薫「それはそうねぇ。あたしアップルパイ食べたい!」
梨穂子「うん、いいよ〜。」
純一「」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/18(月) 23:09:47.37 ID:hoEMf9Sy0<> 梅原「りんごで寿司なんて…」
薫・梨穂子・純一「それは無い。」
梅原「だよなー。」
純一「って、なんで梅原まで賛成側なんだよ!」
梅原「大将。夢を追いかけることに悪い事は無いんだぜ。」ガシッ
純一「そうだけど…現実をちゃんと…。」
梅原「現実では不可能なことも可能にできる力を秘めてるのが、夢、ってもんじゃないのか?」
純一「」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/18(月) 23:11:34.60 ID:hoEMf9Sy0<> ??「あら、ずいぶんにぎやかね。」
梅原「お、絢辻さん。」
純一(常識人キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!)
絢辻「何を話していたの?」
薫「それがね…」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/18(月) 23:16:50.35 ID:hoEMf9Sy0<> 絢辻「へぇー。ずいぶんおもしろそうね。」
梨穂子「でしょ〜。」
絢辻「でも、りんご栽培ってとても難しいのよ?土地、肥料、管理、農薬、気温、枝切り、交配…いろいろやる事はあるのよ?」
薫「うっ…。」
絢辻「それに第一、あなた達のお金と時間じゃどうにもならないわ。」
梅原「確かに…。」
純一(さすが絢辻さん!)
絢辻「だから、そういう事をするときはまず私に頼りなさい。」
薫「ん?てことは…。」
絢辻「手伝ってあげるって事よ。」
梅原・薫・梨穂子「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
純一「」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/18(月) 23:18:59.12 ID:hoEMf9Sy0<> 後日
絢辻「ということで、長野県です。」
梅原「なんで長野なんだ?」
絢辻「長野も立派なりんごの産地なのよ。」
梨穂子「へぇ〜。」
絢辻「それに、ここならリンゴ農家の親戚も居るから。」
薫「さすが絢辻さんね!」
純一(なんで僕まで…) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/18(月) 23:22:39.79 ID:hoEMf9Sy0<> 農家「お、久しぶりだね詞ちゃん。」
絢辻「お久しぶりです。」
梨穂子「よ、よろしくおねがいしますっ!」
農家「話は詞ちゃんから聞いてるよ。さすがに1から作るのは無理だから、ここでお手伝いをしてもらうってことでいいかな。」
梅原「はいですとも!」
純一(ほっ。1からじゃなくて良かった。) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/18(月) 23:25:04.78 ID:hoEMf9Sy0<> 純一「そういえば学校は?」
絢辻「そこは絢辻さんの力で何とかなるわ。所謂、ご都合主義ってやつ。」
純一「そ、そうなんだ…。」
農家「さっそく仕事してもらおうかな。」
全員「お願いします!」
農家「はっは。そういう熱気のある子はおじさん応援したくなっちゃうよ。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/18(月) 23:34:42.26 ID:hoEMf9Sy0<> 田中「仕事で大変な皆に代わって説明するけど、>>1はりんご栽培の知識無いから、詳しい仕事内容は飛ばしちゃうらしいよ!」
梅原「くぅ〜!なんて大変なんだりんご作りって!」
薫「バイトなんて比じゃないくらい疲れる…。」
純一「だから1からなんて無理だって言ったじゃないか。」
農家「そうだよ。いくら熱気があっても経験と知識は必要なんだ。おじさんだって1人前になるのに10年かかったし。」
薫「農業って奥が深いんですね…。」
農家「まあでも、最終的にあの子みたいな熱気がある子が1番なんだけどね。」
梨穂子「りんりんごっご〜りんご〜ご〜!♪」
純一「さすが言いだしっぺ。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/18(月) 23:41:01.28 ID:hoEMf9Sy0<> 農家「さて、休憩にしようか。」
農家妻「はい、たくさんあるから食べてね〜。」
絢辻「ありがとうございます。」
梅原「そんじゃ…」
一同「いただきます!」
薫「!!!お、おいしい!おいしすぎる!!!」
梅原「家で出す最上級の寿司より美味い!」
農家妻「それは言いすぎよ〜。」
純一「でも、最高においしいです!」
梨穂子「田舎の味は最高だね〜。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/18(月) 23:46:55.78 ID:hoEMf9Sy0<> 梅原「うおおおおお!美味いもの食ったら力が湧いてきたああああああ!!!」ダダダダダッ
農家「ははっ。あまり行きすぎるんじゃないよ〜!」
梨穂子「私も頑張るよ〜!」
純一「僕もやる気満々だよ!」
絢辻「ふふっ。楽しんでもらえて、絢辻さんの力を使った甲斐があったわ。」
そして月日は流れ… <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/18(月) 23:49:02.57 ID:hoEMf9Sy0<> 梨穂子「ついに収穫だよ〜!」
純一「やっとこの季節か。」
梅原「思えば、台風に病気に害虫に…大変だったなぁ。」
薫「でも、凄く楽しかったわ!」
農家「だろう?農業って大変だけど楽しいんだよ。それじゃそろそろ…」
梨穂子「収穫だぁ〜!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/18(月) 23:55:46.65 ID:hoEMf9Sy0<> 純一「お、これは良い色になってるぞ。」
梅原「これも美味そうだぜ大将!」
薫「ちょっとあんたら、食べるんじゃないんだから…。」
農家「別に食べたって構わないよ。あの子だってほら、もう食べてるし。」
梨穂子「んんんんん〜!おいしい〜!!これは150万ウマイだね〜!…あ///」
純一「さすが梨穂子。梨穂子はかわいいなあ!!! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/19(火) 00:02:19.42 ID:ZV4vsjjh0<> 農家「ちょっとみんな来てくれるかな。」
純一「どうしたんですか?」
農家「君たちは自分たちで作ったリンゴでジュースを作ってみたいんだったよね?」
梨穂子「えへへ〜。そうですよ〜。」
農家「やっぱりジュースにするなら丸ごとが良いと思ってね。この木は農薬を使わなかったんだ。」
梅原「これは、やたら害虫駆除やらさせられた木!」
純一「それにはそういう意味があったのか!」
農家「自分たちで丁寧に育てたリンゴだよ。とくと味わってみて。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/19(火) 00:05:05.23 ID:ZV4vsjjh0<> 薫「…なんだか、他のりんごと輝きが違うわね。」
梅原「この色の鮮やかさ…すげえぜ。」
純一「そんな凄いリンゴを贅沢にジュースに…。」
絢辻「考えただけでよだれが出そうだわ…。」
梨穂子「じゃあ…行くよ。」
一同「…ゴクッ。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/19(火) 00:07:59.79 ID:ZV4vsjjh0<> 梨穂子「…できた!」
ピカーーーーーッ!!!
梅原「な、なんなんだこの光はぁぁぁっ!」
薫「りんごジュースが…光っている!!」
絢辻「そしてとろけそうな香りがあたりに広がっていく!」
純一「これは…幻のりんごジュースっ!!」
農家「どこの料理漫画だい…。」
梨穂子「…じゃ、じゃあ、先に…飲むね?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/19(火) 00:09:55.94 ID:ZV4vsjjh0<> 純一「まて梨穂子。ここは皆で行こう。」
梨穂子「そうだよね。えへへ〜、フライング〜。」
絢辻「各自コップを持って。」
薫「…持ったわ。」
梅原「それじゃ…」
一同「いただきます!」
ゴクッ
一同「!!!!!?????」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/19(火) 00:13:52.26 ID:ZV4vsjjh0<> 純一「濃厚で芳醇なりんごの香りが口いっぱいに広がる!」
梅原「とろけそうなくらいの甘さと、時折見せる酸味の絶妙なハーモニー!」
絢辻「他では味わえない100%の果肉達がさらなる深みを演出する!」
薫「今までの苦労がすべて味に変化されているようだ!」
梨穂子「…グスッ…美味しい…美味しすぎるよぉぉぉぉぉぉ!!!」
農家「よく頑張ったね皆。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/19(火) 00:16:34.85 ID:ZV4vsjjh0<> それから
純一「はぁ…。」
梅原「どうした大将?失恋か?」
純一「…分かるだろ。」
梅原「…ああ。」
純一・梅原「りんごジュースが飲みてええええええええええええ!!!」
彼らはその後、普通のりんごジュースに口を付けなかったらしい。
梨穂子・りんごジュース編 完 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/19(火) 00:17:27.48 ID:ZV4vsjjh0<> グダグダですみません。
元から短編のつもりだったので早いです。
明日は七咲編書けたらなと思います。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2012/06/19(火) 00:40:59.37 ID:WUfJIANSo<> さっくり読めてよかった。乙です。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/19(火) 17:18:25.34 ID:AihGvyVT0<> 七咲「先輩。」
純一「どうしたんだ七咲?」
七咲「先輩は桜井先輩達とりんごを作ったんですよね。」
純一「まあそうだけど。」
七咲「じゃあ、私と1からラーメン作ってください。」
純一「1から!?…でも、ラーメンならりんごほど難しくも無いか。」
七咲「もちろん、材料全て1からですよ。」
純一「」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/19(火) 17:23:20.55 ID:7Au9p43A0<> 七咲「早速、豚から育てたいと思うのですが…。」
純一「まてまてまてまてまて!」
七咲「はい?」
純一「はい、じゃなくて。ラーメンにどれだけ具材が使われてると思ってるんだ!?」
七咲「タケノコ、もやし、ネギ、小麦、いりこ…諸々あってあとは豚ですね。」
純一「ほら!多いし豚とか含まれてるじゃん!」
七咲「あ、しょうゆラーメンがよかったですか?でも、豚骨でも醤油でもチャーシューは必須ですよ?」
純一「…ダメだこりゃ。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/19(火) 17:26:41.26 ID:EZ3NP9140<> ??「面白そうじゃんお兄ちゃん!」
??「私もそう思う!」
純一「うわぁ…。無謀な挑戦を余計後押しする1年生'Sが来ちゃったよ…。」
美也「なーにお兄ちゃん?失礼しちゃうな全く!」
純一「あのな、絶対無理だから!甘く考えるなよ!」
美也「でもりんご作ったじゃん。」
純一「りんごと豚を一緒にするな!あと育てるもの多すぎるし!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/19(火) 17:55:02.27 ID:F4vd4H6M0<> 純一「それに、土地とか費用はどうするんだよ。」
中多「あ、それは私が…。」
純一「そういやそうだった。」
七咲「先輩は自分で作ったラーメンを食べたいと思わないんですか?」
美也「そうだよ!りんごジュース飲んだ後、『もう他のは飲めない…。』とか満足げに言ってたくせに!」
純一「確かに美味しいけども…。」
七咲「やって…くれないんですか?」ウルッ
純一「僕は七咲の泣き顔なんて見たくない。だからやるよ。」キリッ
七咲(かかった!)ニヤッ <>