マハモエ ◆z03PcUQFnov0<><>2012/05/02(水) 22:02:02.33 ID:f98hE7tj0<>書きます。

内容はメガテンシリーズのファンタジーミックスって感じです。

下手くそですがよろしくお願いします。


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<>男「召喚器?」 マハモエ
◆z03PcUQFnov0<><>2012/05/02(水) 22:03:03.78 ID:f98hE7tj0<> 「あ〜、今日も平和ダナ〜。」 

僕は今日もいつも通り、畑の世話をしていた。

シケた農村の村人の僕は、子供のころからこの場所で畑と家畜を

育てる暮らしをしてきた。

子供のころからそうやって暮らしてきてる。

だから不満なんてない。

僕はここに骨を埋めたい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<> マハモエ
◆z03PcUQFnov0<><>2012/05/02(水) 22:08:09.07 ID:f98hE7tj0<> 「男〜、来季の分の種準備したいから倉庫まで取りに行ってくれ。」

「わかった〜。」

父ちゃんにそう言われ、俺は家の倉庫まで向かう。

倉庫ったってたいしたもんじゃない。

つくりも臭いも牛小屋みたいだし。 <> マハモエ
◆z03PcUQFnov0<><>2012/05/02(水) 22:09:38.07 ID:f98hE7tj0<> 僕は倉庫の扉を開け、頼まれたものを探し始める。

必要な道具はすぐに見つかった。

だがそれとは別に、奇妙なものが出てきた。

手のひらサイズの、派手な装飾はされた鏡だった。

うちにこんないいものがあったとは・・・

まぁ値打ちわからんけど、でも絶対いいものだよコレは。

「男〜、まだかあ?早く持ってきてくれ〜。」

僕は道具を持って父ちゃんのところへ走った。

・・・鏡についてはあとで聞いてみよう。
<> マハモエ
◆z03PcUQFnov0<><>2012/05/02(水) 22:11:30.61 ID:f98hE7tj0<> その日の作業も終わり、僕と父ちゃんは二人で飯を食っていた。

「父ちゃん、僕の家にお宝あったりする?例えば鏡とか」

父ちゃんは呆れた顔をして、

「んなもんあるわけないだろ、家系的に考えて。
あったとしても間違いなく売り払って家計の足しにしてるぞ。」

「ふ〜ん、そうなんだ。」

親父はあの鏡のことを知らないのか・・・。

僕は夜にもう一度倉庫に行くことにした。


<> マハモエ
◆z03PcUQFnov0<><>2012/05/02(水) 22:12:17.15 ID:f98hE7tj0<> 鏡はすぐに見つけることができた。

でもこの鏡は不思議だ、鏡面は赤い光を纏っていて、惹きこまれる。

この鏡を僕のものにしたい。

そんな欲望が僕の中で湧き、気づけば懐にしまっていた。
<> マハモエ
◆z03PcUQFnov0<><>2012/05/02(水) 22:12:49.55 ID:f98hE7tj0<> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

頭が痛い・・・、眠りすぎたみたいだ・・・。

というか、いつ眠ったんだ・・・?

酒は飲んでないんだが・・・。

そもそもここはどこだ?こんな場所村にあったか?

なんで僕はこんな場所に・・・?

赤い地面には草ひとつ生えておらず、白い棒状のものがたくさん散らばっている。

それにさっきから感じていたこの臭いは・・・、血そのものだ・・・。

「なんだよコレ・・・、地面に血が染みてるのか・・・!?」

起き上がって自分の体を確かめてみる。

手よし、足よし、お腹よし、僕の体には傷一つない。

じゃあ、だれの血だ・・・?

「ピギー!」

後ろに何かがいた!この溶けかけの体に腐敗臭・・・スライム、魔物だ。
<> マハモエ
◆z03PcUQFnov0<><>2012/05/02(水) 22:13:42.51 ID:f98hE7tj0<> でもなんで魔物がいるんだ?

僕が寝てる間に何があったんだ?

「ピギーッ!」

「ガッハァッ」

いきなり体当たりをされ、僕は地面に転がった。

「つぅ・・・あぁ・・・いてぇ・・・」

なんで・・・こんな・・・

「ピ〜ギーッ!」

スライムが体を丸めている。次で仕留める気なんだろう。

「はぁっ・・・はぁっ・・・あ・・・あa・・・a・・・a」

嫌だ死にたくない助けて誰か殺してコイツ誰か何か何か強い何か

「ピギーッ!」

「a・・・a・・・aaaaaaaaaaaaaaaaagg【アギ】!」

ボン!と音がしてスライムが炎に包まれた。

「ピィィ・・・!?ギィ・・・ギギ・・・」

生き物が燃える臭いが立ち込め、スライムは動かなくなっていき、

そのまま息絶えた。



<> マハモエ
◆z03PcUQFnov0<><>2012/05/02(水) 22:15:14.77 ID:f98hE7tj0<> 倒したのか・・・?今の炎は僕が・・・?

「ギャオゥ!!」

今度は犬のゾンビだ・・・。

僕を襲うつもりなのは明白だ。さっきのをもう一度やらなきゃ。

「アギ!・・・アギ!アギ!」

何も起きない・・・。ただ唱えるだけじゃだめなのか?

「バウ!」

ゾンビ犬が噛みついてきたがどうにかかわすことが出来た。

さっきの感覚を思い出すんだ・・・。体の芯が熱くなるあの感覚を。

「フゥゥゥゥゥ・・・《アギ》!」

炎がゾンビ犬を包みこみ、焼き殺した。

「はぁ・・・はぁ・・・もういないよな・・・」

気持ちを落ち着けて周囲を見渡すと、動くものは何もなかった。

だけど少し離れた場所から鳴き声が聴こえてくる。

とにかく、今はここから逃げるんだ。
<> マハモエ
◆z03PcUQFnov0<><>2012/05/02(水) 22:15:57.44 ID:f98hE7tj0<> 今日の分はこれだけです。

次はもう少し書き溜めてから、2〜3日以内に来ます。 <>