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魔法少女&怪獣咆哮まどか☆ゴジラオールスターズ
1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉)[sage]:2012/01/29(日) 22:35:55.53 ID:sT+XOqhzo
   r‐------- 、.i'''''''Y'''''''l.  .,/'、      _.  |゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ヽ
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1327844155(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/01/30(月) 00:10:04.90 ID:vE59TtlAO
>>1
乙であります。これでもどうぞ

つ旦
【ビオランテエキス100%ジュース】
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/30(月) 00:32:12.40 ID:S6fQHkfK0
スレ立て代行ありがとうございます!前のスレで誘導無かったから「アレ?」と思ってた・・・。

前スレ

怪獣顕現まどか☆マギカ

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1323614857/

の続きです。

その前スレ

とある魔法少女と怪獣王

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1321369755/

更にその前スレ

魔法少女まどか☆ゴジラ

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1319294430/

そんで最初のスレ

ほむら「怪獣!?」ゴジラ「…」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318087601/
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/30(月) 00:32:58.55 ID:S6fQHkfK0
私、まどか、姉さん、さやか、キリカ、ネコに擬態したキュゥべえは放課後集まる。

マミ「それじゃあ、出発しましょうか」

さやか「はい!」

キリカ「おk」

QB「そうだね」

まどか「あ、デジカメ持って来たら良かったなぁ」

さやか「あたしが持って来てるから、撮りたい時があったら貸してあげるよ」

ほむら「私は持って来てるわ」

キリカ「さやさやは解るけど、何でほむほむまで持ってるのさ?」

ほむら「それは当然、機会があればあなた達を盗さ・・・いえ、何でもないわ。
昨日の荷物整理の時に、学校のカバンに偶然紛れ込んでいたのよ」

まどか「今、盗撮って言おうとしたよね?」

ほむら「い、いいえ・・・」

まどか「・・・まさかとは思うけど、してないよね?」

ほむら「え、えぇ・・・」

QB「ま、まぁまぁ・・・していないなら良いじゃないか」

キリカ「行こうよー、早く行かないと時間が無くなるよー」

マミ「この後、鹿目さんは私の家に来て、美樹さんは佐倉さんの所へ行くんでしょう?」

まどか「そうでした!」

さやか「では、魔法少女達の見滝原ツアーしゅっぱーつ!!」

ほむら「あまり魔法少女とか大声で言わないほうが良いわよ?」

キリカ「だよねー。痛い子だと思われるよ」

さやか「うっ・・・」

QB「ボクもあまり喋らないほうが良いね」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/01/30(月) 01:50:40.71 ID:nY7WxnV40
前スレどうします?
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/01/30(月) 02:25:03.55 ID:S6fQHkfK0
私達魔法少女5人とキュゥべえが街を歩いている時にも多くの兵器車両に遭遇したわ。
92式メーサータンクとは形状の違う90式メーサー殺獣光線車や、
巨大な金属の杭のような炸裂弾の入っていないミサイルの発射機、フルメタルミサイルランチャーを搭載した戦車等。
適当に写真を撮りながら歩いて繁華街へ。

まどか「此処って・・・」

さやか「あたしがまどかを助けた廃棄区画の近くだね」

ほむら「あの時は驚いたわ。さやかが契約してしまったんだもの」

さやか「うーん・・・ほむらに相談しなかったのは悪かったと思ってるよ」

まどか「で、でも、さやかちゃんがいなかったら、私、きっとクモンガに食べられちゃってたよ」

ほむら「解っているわ。さやかの決意も汲んでいるし、今は契約して仲間になってくれて嬉しく思っているもの」

さやか「そ、そう言ってくれると嬉しいな・・・」

マミ「ふふっ、ほむらは素直に仲間を認める良い子だもの」

キリカ「ねぇ、あそこにいるの、こまっちゃんとひよりんじゃない?」

キリカが指す先には、紫の長いツインテール少女と、黄土色のショートカットの少女。
何やら5人の男に囲まれているわね。ナンパっぽいわ。

こまち「もう!嫌って言ってるでしょう!!」

ひより「こ、困るよ・・・私達やる事があるのに・・・」

2人は断っているけど、ナンパ男どもは2人の腕を掴んだり、肩に手を乗せたりして強引に迫っているわ。
暴力的じゃ無いけど、こんな事をされて付いてくる女性がいる訳が無いじゃない。
全く・・・同人誌即売会に行っていた紳士達には程遠い下種ね。
ていうか、私のハーレムに加わる子達に汚い手で触るんじゃ無いわよ![ピーーー]わよ?
私と姉さん、さやかはつかつかと近付いて、声をかける。

ほむら「手を離しなさい」

マミ「その子達は私の大切なお友達なの。変な事はしないでくれるかしら?」

さやか「止めなさいよ!嫌がってるじゃない!!」

ナンパ男A「ああん?おお!すげぇ美人が2人来たじゃん!!」

ナンパ男B「こっちのショートの子もかっわええ!!」

ひより「マミさん!ほむらちゃん!さやかちゃん!」

こまち「マミ、ほむら、さやか、この連中、しつこくて困ってるのよ・・・どうにかしてくれない?」

ナンパ男C「そんな事言わないでよ〜。俺、君みたいな強気な娘、タイプなんだよなぁ〜」

野郎がこまちの肩に手を回そうとするが、こまちは身体を捻るだけでそれをかわす。
少しは戦闘の経験があれば今の動きでこまちが修練を積んだ戦闘経験者だと解るのだけれど、この男達にそんなものは無いらしくまだまとわり付いてくるわね。少々痛い目に会って貰おうかしら?
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/01/30(月) 02:26:20.02 ID:S6fQHkfK0
ほむら「失せなさい」

ナンパ男D「何で怒ってるの?俺ら別に変なことしないぜ?」

ナンパ男E「心配だったら君達も一緒に来る?」

ナンパ男A「おおそれ良いぜ!俺、この黒い髪の美人ちゃんが良い!」

ナンパ男B「じゃあ、俺はこっちの青い髪のかわい子ちゃんな!」

ほむら「失せろと言ったのが聞こえなかったの?」

さやか「今すぐどっか行きなさいよ!」

ナンパ男E「そーんな事言わないで、ほら、行こうぜ!楽しいから!!」

野郎の一匹がマミの手を握ろうと手を伸ばす。

パン!

鋭い音がした。マミが自分に伸びてきた手を高速で叩いて払いのけた。

ナンパ男E「いってぇ〜・・・何すんだよ・・・」

手をさするナンパ野郎。

マミ「飲み込みが悪いのね。見逃してあげるって言ってるの」

ナンパ男C「いきなり手を掴もうとしたらのは悪かったよ。落ち着いてさ。俺たち、優しいからそっちも優しくしてくんない?」

一匹が笑顔を見せる。笑顔と言っても、本人は爽やかに笑ってるつもりなのだろうが、はっきり言ってニヤニヤしているようにしか見えず、気持ち悪いわ・・・。

さやか「しつこいわね〜こっちにその気は無いって言ってるでしょ。あたし達が怒る前に失せなさいよ」

ナンパ男B「そんな事言わないでって。ちょっとだけ付き合ってよ。絶対楽しいから!」

ナンパ男D「そうそう!万が一楽しくなかったら帰れば良いからさ!」

こまち「流石にムカついて来るわね・・・」

ひより「・・・そろそろ痛い目に合ってもらおうかな?」

まどか「ど、どうしよう?」

まどかはQBを抱えて元の場所で待っているわ。

QB「マミ達に任せて良いと思うよ。それにしてもバカな人間達だね。彼女達をナンパしようなんて」

まどか「いや、そうじゃ無くて、さっきからゴジラが出て来たがってるの・・・」

QB「何だって!?何としてでも押さえるんだ!!」

まどか「う、うん・・・でも早く何とかしないと・・・」

キリカ「・・・」

離れてみていたキリカがこっちに来たわ。

まどか「キリカちゃん?」

キリカが5人の男達の前に立った。

ナンパ男C「何だ?・・・って!うお!この子もレベル高ぇ!!」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/01/30(月) 02:28:48.84 ID:S6fQHkfK0
キリカ「[ピーーー]」

ゴッ!

病んだ目のキリカの手が、その野郎の顔面を殴り付けた。

ナンパ男C「・・・!!」

鼻を潰され、前歯が折られた野郎は声も出せずにその場で一回転し、道路に転がった。

こまち「あーあ・・・バカね」

ナンパ男A「なっ!?」

キリカ「私の親友に触れるな話しかけるな同じ空気を吸うな生きるな」

ナンパ男B「い、いきなり何しやがるこの女!!」

ナンパ男D「よくもやりやがったな!!」

2匹がキリカに殴りかかる。キリカに任せると殺してしまいかねないので、
私が一匹の前に立ち、突き出される腕の手首を握って捻り上げ、そいつを道路に押し倒して後ろ手に極める。

ナンパ男B「いでで!いででででででで!!」

そして取り出したコルトガバメントの銃口を後頭部に押し付ける。

ナンパ男B「ひっ・・・!」

さやか「ふっ!」

もう1匹の野郎にはさやかが頬に右でカウンターパンチを返す。

ナンパ男D「ぐはっ!」

よろめく野郎。

さやか「やぁっ!」

続いて左で顎にアッパー。

ナンパ男D「ぐおっ!」

上にかち上げられる野郎。

さやか「せやあっ!!」

トドメに回し蹴り。

ナンパ男D「ぐげっ!!」

吹っ飛ばされ、建物の壁に叩き付けられて気絶してしまったわ。

さやか「あちゃー・・・やり過ぎちゃった?手加減したんだけどなー」

キリカ「こんなカスどもに手加減なんて必要ないよ。とりあえず死体決定♪」ニタァ・・・

キリカの両手にカギ爪が現出し、彼女が嗤いながらそれを舌でベロリと舐める。

ナンパ男A・E「ひっ・・・!!」

マミ「呉さん、待って」

キリカ「えー?良いじゃん、刻んでも」

マズい・・・別に殺しても良いけど、騒ぎになるのは面倒だわ。
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/01/30(月) 02:29:28.36 ID:S6fQHkfK0
ほむら「もう一度だけ言うわよ?失せなさい」

私が地面に押し倒している男に言う。

ナンパ男B「解った!解ったから撃たないで!!」

ほむら「じゃあ、さっさと消えて」

その男の手を離して解放する。

ナンパ男A「な、何なんだ!?」

ナンパ男B「こいつらやべぇ!」

ナンパ男E「た、助けてくれぇ!!」

3匹が逃げ出す。

キリカ「ちぇ・・・」

キリカがカギ爪を消す。

マミ「あなた達、怪我は・・・無いわね」

こまち「当たり前よ」

ひより「私達も最初からこうすれば良かったね」

こまち「そうね。あまり騒ぎにしたくなかったけど、こっちの方が早かったかな」

QB「まどか、ゴジラは収まったかい?」

まどか「う、うん、もう大丈夫だよ」

まどかとキュゥべえがこっちに来たわ。

さやか「マミさん、この転がってる2人どうします?」

キリカ「切り刻んで良いよねぇ?」

マミ「駄目よ。リボンで縛って通報しておくわ」

マミが、リボンで2匹を縛り上げて、携帯で警察に電話。
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/01/30(月) 02:29:58.91 ID:S6fQHkfK0
ほむら「あなた達、こんな所で何を?」

こまち「巡回よ!あなた達の代わりにね!」

さやか「あ、それはどうもありがとう」

ひより「って言いながら、さっきまで喫茶店でお喋りしてたんだけど・・・」

こまち「ひ、ひよりは余計な事は言わなくて良いの!」

ひより「ところでマミさん達は何をしているの?」

マミは電話を終えてるわね。

マミ「見滝原がもうすぐ焦土になってしまうかも知れないじゃない。だから、今のうちに見ておこうと思って、周っているの」

ひより「へー・・・だったら、山間部へ行くと変った物が見られるかな」

さやか「変わった物?」

こまち「防衛軍が何かでかい地雷みたいなのを設置してるわよ。何だっけ?サンダービリビリ作戦?」

ひより「サンダービーム作戦用、マイクロウェーブ6000サンダーコントロールシステムだよ」

こまち「そう!それ!!」

キリカ「ふーん・・・」

マミ「面白そうね!」マミーン!

確かに姉さんの琴線に触れそうな名前のシステムね・・・。

QB「行くのかい?」

マミ「行ってみましょう!!」

さやか「じゃあ、あたし達も・・・」

まどか「行ってみよっか!」

ほむら「だそうだけど、あなた達はどうする?」

こまち「付き合うわよ。どうせヒマだし」

キリカ「ヒマなんだ・・・」

ひより「うん、何かあなた達の代わりに見滝原に来た1日目だけで怪獣が何回も来たのに、2日目からは、ぱったりと怪獣が出なくなったの」

こまち「1日だけしつこい程出て来たから不気味なくらいだわ」

その1日は私達が旅行に行く前と同じだけど、それからは出ていないのね。

まどか「な、何か怖いね・・・」

ほむら「嵐の前の静けさかしら・・・」

QB「そうかも知れないね」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/01/30(月) 02:32:05.20 ID:S6fQHkfK0
今日は此処までで!
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます。
では明日に!
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/01/30(月) 03:18:17.23 ID:XCm5uXFAO
お疲れ様でした。

ついにスレが5つに……。

下手をすれば終わる前にこのスレも潰れそうだww

ゴジラは間違い無くイイ男。



主さんが「絆」を気に入ってくれて良かった。

燃える展開が好きだって主さんは言ってたから、燃える歌詞と燃える展開を備えたあの曲をセレクトしてみたんだ。

それに「絆」ってタイトルが何よりピッタリだったし、歌詞も「戦い」とか「血潮」とか「勇気」とかそういうマミさんが気に入りそうな言葉ばかりの歌詞だから熱くなれるこのスレには合うよね。
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉)[sage]:2012/01/30(月) 03:37:10.41 ID:E8kLLxq6o
>>2
絶対要りません!

>>3
さておき、この曲もどうだろう?
GRADIUS THE SLOTより3曲。

山田智志-My universe[GRADIUS THE SLOT]
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15784361

Nano-I'll be there[GRADIUS THE SLOT]
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15784433

Nano-Trust in my love[GRADIUS THE SLOT]
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15732537
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2012/01/30(月) 06:25:06.61 ID:LeerYfXQo
お疲れ様でした
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/01/30(月) 14:15:06.42 ID:lx+gKXHPo
お疲れですた。

キリカは知っての通りだけど、
ゴジラはゴジラで仲間意識がかなり強いからなあ・・・。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2012/01/30(月) 16:55:18.40 ID:tXFRxRAYo
ゴジラパパ父性溢れすぎだろ…萌える
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/01/30(月) 18:46:05.44 ID:vE59TtlAO
乙です。
ビオゴジのM6000TCシステムキター!!
となると、ほむほむ達は特殊戦略作戦室のあの人と遭遇かな?(ワクテカ
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/30(月) 22:28:59.92 ID:S6fQHkfK0
ロリこんばんは。冬のワンフェスでほむほむの制服版Figmaが出るそうです。

>>12

前スレで最後になるかとかいうレスがあったけど、余裕で終わりませんでした。
予想はしてたけど。

ゴジラは良い男だと自分も思う。

何て言うか、普通に燃える曲だった!カッコいい!この熱血マミさんに確かに似合うね!

>>13

確かにこれも良い曲。自分、パチもスロもやらんから解らないんだけど、こういうのって折角流れても周りの音がでか過ぎて聞こえないんじゃ無かろうかと思う。

>>15

キリカはヤンデレなので手加減出来ません。愛する者に近付く奴は基本即殺!
ゴジラだけじゃ無く、バトラやほむほむもね。

>>16

パパというか・・・兄かな?

>>17

特殊戦略作戦室のあの人は出すしかないと思うんだ。

再開します
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/30(月) 22:31:12.78 ID:S6fQHkfK0
見滝原山間部

山間部に道を入る。さっきはうざったかったわ・・・。もし、まどかが何かされたりしたら、ゴジラとバトラと私というボディガードが大規模破壊をしていたわね。
歩く事しばらく、山の間の場所に大きく開けた場所があり、そこに“立ち入り禁止のロープが張られていた。
その中には多数の92式メーサービーム戦車、通称はメーサータンクや、93式自走高射メーサー砲、通称ツインメーサータンク、
それにまるで攻撃ヘリをジェット機化した様な形状をしている戦闘機。主翼に装備されているのは、あれもメーサービーム砲?
そして並ぶ6角形の地雷のような物体。何かしら?

まどか「此処?」

ひより「うん」

キリカ「おー、メーサータンクやらメーサー戦闘機があるねー」

さやか「来たは良いけど・・・あたし達入れんの?」

こまち「さぁ?」

さやか「さぁ、って・・・」

ほむら「ソウルジェムの指輪を見せれば入れるんじゃないかしら?」

マミ「とりあえず入り口の方へ行って見ましょうか」

回って入り口の方へ。入り口の付近では、車両や人員出入り用の長い開閉バーに受付所。と武装した防衛軍の兵士が数人。
そしてその前では何やらTVカメラを回す撮影機材を持った一団が。

由里「BSデジタルQの立花由里です!今日は、見滝原市の山間部に来ております!」

立花由里とか言う女性リポーターが、その入り口から少し離れた場所でカメラの前でマイクを持って話している。

ほむら「何あれ?TV撮影?」

こまち「あぁ、あの連中は・・・」

キリカ「知っているのか、こまっちゃん?」

こまち「うーん・・・まぁね。BSデジタルQって言うテレビ番組よ」

ひより「えっと・・・前に護国聖獣伝説に付いて調べていた人達だよ」

こまち「調べるって言えば聞こえは良いけどね、要は嗅ぎ回っていたのよ。
あたし達が相棒になってもらおうと、バラン、ギドラ、メガロの生息場所の行く先々で遭遇するもんだから、あたし達に何か知ってるんじゃ無いかってしつこく聞いて来たの。
鬱陶しいったら無いわ」

キリカ「ふーん・・・」

さやか「後ろからピースしてみようか!クラスで自慢出来るよ!!」

キリカ「さやさやだって子どもじゃん!」

こまち「普通誰も見ないようなB級深夜番組だけどね」

さやか「あらら」

まどか「ニュースのリポーターじゃ無いんだ」

QB「こんな危なそうな内容は正規のニュース番組じゃ、そうそう首は突っ込まないだろうね」

ひより「こんな所にまで来ているなんて・・・」

マミ「行動力はある人達なのね・・・」

こまち「だから困ってたのよ」

こまち、こまっちゃう・・・うわヤバイ可笑し過ぎっ!!」

ほむら「ブフォ!!」

まどか「また吹き出してどうしたの、ほむらちゃん!?」

ほむら「な、何でも無いわ・・・」プルプル

口を押さえて必死に笑いを堪える!!
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/01/30(月) 22:33:58.33 ID:nY7WxnV40

仲間に手を出されて怒りが頂点に達したからただでさえ強いバーニングゴジラが
かつてゴジラを葬ったオキシジェンデストロイヤー、それが怪獣化した様な存在のデストロイアを一方的に痛めつけてたもんな


そういやまだデスゴジがどこかで眠ってるんだよな・・・
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/30(月) 22:34:10.30 ID:S6fQHkfK0
由里「此処では今、防衛軍が何か特殊な作戦を行うのか、大掛かりな装置を設営しているようです。
これも怪獣への対策でしょうか?それに今現在、見滝原には多数の防衛軍が集結しています。
此処、見滝原で何が起ころうとしているのか、今日はそれをリポートして行きたいと思います!」

AD「はい、カットー!」

まどか「撮影、終わったみたいだけど・・・行く?」

こまち「あー・・・見付かると面倒なのよねー・・・」

そんな風にフラグを立てると・・・

由里「あら!あなた達は!!」

こまち「げっ!」

ひより「あっ!」

ほら、見付かった・・・。

由里「あなた達が此処に来ているって事はこの防衛軍の作戦と護国聖獣は何か関係があるのかしら?」

こまち「知らないわよ!」

ひより「わ、解らないです・・・」

由里「そんな事言わないで、お姉さんに教えてくれない?」

こまち「そもそも護国聖獣なんてあたし達と関係ないわよ!変な誤解は止めなさいよ!!」

ひより「そうですよ・・・おばさん」

由里「おばさん!?」ガーン!

由里とかいうおばさんリポーターがショックを受けているわ。

???「由里ちゃんに何て事言うんだよ!」

こまち「あら、相変わらず丸いわね、丸井淳さん」

淳「丸井じゃない!丸尾だよ!」

由里「・・・あら?あなた達は地元の学生さん?」

まどか「え!?あ、はい・・・」

由里「丸尾君、カメラ回して!!」

まどか「え・・・?えぇ!?」

淳「え?でも・・・」

マミ「待ってください」

姉さんが咄嗟にまどかを庇うように前に立つ。

マミ「当人に無許可で撮影する事は法律で禁止されていますよ。肖像権の侵害です」

淳「そ、そうだよ・・・マズイよ、由里ちゃん」

由里「うーん・・・じゃあ、あなた達、話を聞かせてくれない?この状況を、学生としてどう捉えているのか・・・」

さやか「え?いや、えっと、その・・・」

ほむら「お話出来る事はありません。只、事実として受け止めているだけです」

由里「へぇ、随分大人な意見ねぇ」

しまった、食い付かれた!

QB「(相手は一応プロだからねぇ)」

キュゥべえのチャント。
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/30(月) 22:39:05.50 ID:S6fQHkfK0
マミ「私達は只の学生ですよ。何も解らず戸惑っているだけです」

姉さんがが助け舟を出してくれる。

由里「その割には随分落ち着いているように見えるけど、それは何か知っているからかな?」

マミ「そ、そうでしょうか?」

こまち「あー、相変わらずしつこいわね!」

ひより「そんなんだと行き遅れますよ?」

淳「由里ちゃんになんて事を!」

キリカ「ねぇ、うざったいなら、こいつら私が切り刻んであげようか?デスギドラで焼滅させても良いし」

まどか「駄目だってば!」

ニコ「何なの、騒々しいな」

???「一体何事だ?」

何とニコが防衛軍の敷地内の出入り口から顔を出した。防衛軍の帽子を被った若い士官っぽい人も一緒だわ。

さやか「あ!ニコ!」

ニコ「君達こんな所で何してんの」

???「知り合いか、神那少尉」

少尉って・・・ニコが?そう言えば私達はニコの過去を全然知らないのよね。流れの魔法少女だったって聞いたけど。

ニコ「まぁね」

???「すると、彼女達も?」

ニコ「そ、私と同じで仲間。あの子達入れてあげて、黒木特佐」

黒木特佐「解った。バーを上げろ」

受付兵士「了解」

受付所の兵士がバーを上げてくれる。
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/30(月) 22:41:35.84 ID:S6fQHkfK0
黒木特佐「君達、早く入って」

黒木特佐が手招きをする。

まどか「え?良いんですか?」

こまち「早く行くわよ。あの連中から逃げられるんなら何でも良いわ」

ひより「助かったね・・・」

さやか「お、お邪魔します」

ほむら「失礼します」

キリカ「命拾いしたねぇ」

QB「(そういう物騒な事は言わないでくれないかい・・・?)」

マミ「では、失礼します」

最後にマミが頭を下げて敷地内へ進む。

由里「ちょっ!待って!あなた達は軍の関係者なの!?ちょっと!!」

黒木特佐「全く・・・やっぱりマスコミに嗅ぎ付けられたか」

ニコ「そりゃ、こんだけ大規模に動いてればねぇ」

これだけの大戦力が移動していれば目立つでしょうね。

黒木特佐「追い払え」

兵士A「はっ!・・・君達、此処からは立ち入り禁止だ!」

兵士B「あまり入り口に近付かないように!」

兵士達が由里とかいう人達を追い払いにかかる。

由里「ちょ、ちょっとー!!」

淳「もう無理だよ・・・引き上げよう」

追い払われるBSデジタルQの皆さんを尻目に私達はマイクロウェーブ6000サンダーコントロールシステムの敷地内へ。
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/30(月) 22:47:51.09 ID:S6fQHkfK0
黒木特佐だけでなく、GMKのリポーターも出してみる。
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/01/30(月) 22:50:03.51 ID:nY7WxnV40
乙のするのが遅れた・・・
まさかBSデジタルQまで出てくるとは

魏怒羅も出てきてるしD-03削岩弾も存在するのかな
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉)[sage]:2012/01/30(月) 22:54:13.61 ID:E8kLLxq6o
>>25
当たり前でしょ?そうでないと成り立たないし。
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉)[sage]:2012/01/30(月) 22:57:43.23 ID:E8kLLxq6o
この黒木特佐はやはり○島ファミリーの弟の方なんだな。
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/01/30(月) 23:03:16.94 ID:vE59TtlAO
黒木特佐キター!
これで防衛軍がやられ役からランクUPできる!!

そういや、ガメラ2の渡良瀬2佐が機龍の時にも主演してたなww
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉)[sage]:2012/01/30(月) 23:05:47.99 ID:E8kLLxq6o
後は例のMOGERAの搭乗員3人だけか・・・。
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)2012/01/30(月) 23:57:58.25 ID:WPITyZbC0
黒木特佐は、ビオランテでゴジラを倒し損ねて、6年後のデストロイアで止めを刺したんだよな。

この人ほど、ゴジラの始まりと終わりを共にした人っていないんだよな。
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉)[sage]:2012/01/31(火) 00:03:15.83 ID:J0FUEKwwo
>>30
止めを刺したのはデストロイアの方でゴジラは冷凍兵器で一時的に凍らせて体内の核暴走を抑えただけだし。
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2012/01/31(火) 00:09:45.22 ID:HXm+GgBso
ほむらさん心がほぐれすぎて笑いの沸点がやばい
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/31(火) 00:22:25.72 ID:PU7SQqWq0
私達は黒木特佐とニコの案内で、マイクロウェーブ6000サンダーコントロールシステムの司令用テントへ。

ニコ「インスタントのコーヒーと紅茶くらいしか無いけど、要る?」

こまち「要るわ。喉が渇いちゃった・・・」

ニコ「セルフサービスでどうぞ」

ニコが自分の分のコーヒーを飲みながら言う。

マミ「私が淹れるわ。少し淹れ方を工夫するだけで美味しくなるのよ。紅茶の人は?」

ほむら・キリカ・ひより・QB「はーい」

マミ「後の人はコーヒーで良いわね。黒木特佐でしたね?あなたもコーヒーで良いですか?」

黒木特佐「済まない。お願いする・・・今、そのネコ喋らなかったか?」

QB「ボクの名前はキュゥべえ。マギカの合成生物、インキュベーターさ」

言ってネコに擬態していたその姿が変化。耳や尻尾の形状が変わり、インキュベーターの姿になる。

黒木特佐「君がそうなのか・・・」

キリカ「あ、私のは砂糖を3つ入れて、ジャムも3杯。無かったらシロップ3個」

マミ「相変わらずの甘党ね」

マミがコーヒーを4つ、紅茶を5つ淹れる。

マミ「どうぞ」

黒木特佐にコーヒーを渡すマミ。

黒木特佐「ありがとう・・・確かに美味いな。自分で淹れるのとは大違いだ。さて、改めて自己紹介しよう。
俺は黒木翔三等特佐、防衛庁特殊戦略作戦室室長だ。ワルプルギスの夜では見滝原防衛部隊の陸軍の総指揮を執る事になっている」

ほむら「あなたが陸戦部隊の総指揮官ですか」

さやか「な、何だか凄そうな肩書きですね・・・」

ニコ「実際、黒木特佐は凄いぞ。防衛大学を首席で卒業して防衛軍の対怪獣兵器運用並びに対怪獣作戦を担当する、通称“ヤングエリート集団”を指揮しているんだ」

こまち「へぇ、あのヤングエリート集団をね」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/31(火) 00:24:09.13 ID:PU7SQqWq0
黒木特佐「それで君達が怪獣を使役して共に戦い、怪獣を倒す戦士、魔法少女か」

マミ「はい。見滝原、風見野、あすなろの魔法少女連合軍総指揮官の巴マミです」

姉さんが何か適当に肩書きでっち上げた!対抗してどうするのよ!?

ほむら「見滝原の魔法少女、暁美ほむらです。よろしくお願いします」

まどか「私も見滝原の魔法少女で、鹿目まどかって言います。私は契約したばっかりな未熟者ですので・・・指揮をよろしくお願いします、黒木さん!」

さやか「あたしは美樹さやかです。まどかと同じく最近魔法少女になったばかりですけど、ワルプルギスの夜は頑張ります!」

キリカ「私は呉キリカだよっ。邪魔する奴はこのあたしがみーんなぶっ殺しゃうよ」

こまち「マギカ直属の魔法少女、こまちよ」

ひより「あたしもマギカ直属の魔法少女のひよりです」

黒木特佐「こちらこそよろしく。君達こそ我々の切り札だ。特に鹿目さん」

まどか「は、はい!」

黒木特佐「君のお陰でゴジラ達の協力を得られると聞いた。君こそが人類の希望だな」

QB「そうだね。まどかがいるからこそ、ボク達に勝ち目がある」

まどか「え、あの・・・えと・・・は、はい!精一杯頑張ります!」

まどかが慣れない敬礼。可愛い。

黒木特佐「ははっ、そんなに緊張しないで」

まどか「は、はい、済みません・・・」

ニコ「謝る事じゃ無いぞ」

まどか「う、うん・・・」

マミ「失礼ですが、怪獣との実戦経験は?」

黒木特佐「思い出したくも無いほどあるかな」

マミ「あら、それは頼もしいですね」

キリカ「でさー、ニコニコ」

ニコ「何?」

キリカ「君って何者?何でこんな凄い人と知り合いなのさ?」

さやか「だよねぇ。さっき少尉って呼ばれてたし」

ほむら「そもそもあなた幾つ?」

ニコ「んー・・・秘密?」

キリカ「えぇー?キュゥべえは何か知らないのー?」

QB「ボクもニコの事は君達と同じ事しか知らないよ」

ニコ「女は多少ミステリアスな方が魅力的だからねぇ」

知られたくない・・・という事かしら。なら、詮索はするべきでは無いわね。
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/31(火) 00:30:08.14 ID:PU7SQqWq0
マミ「それで黒木特佐、ここのシステムは?確か過去ではゴジラの体温を上げる為に使われたんですよね?」

黒木特佐「あぁ、だが今回は違う。敵怪獣への罠として使う」

こまち「罠?」

黒木特佐「君達魔法少女達には後日改めて説明するが、これは空にヨウ化銀を散布して人工雲を発生させ、地上に固定した電位差発生装置と、
ソニックビームシステム車に搭載した電位相増幅装置で人為的に雷を発生させるシステムだ。
それを今回はより強力に、高密度に地表に横向きの雷を発生させ、超高圧電流の網を張る。
この為の電位差発生装置の出力調整や改良を神那少尉にお願いしていた」

さやか「えー!?ニコって凄いんだ!!」

黒木特佐「彼女は兵器開発における天才でね。色々助かっている」

ひより「どれくらいの電圧なんですか?」

黒木特佐「1〜10億ボルト」

ほむら「じゅ、10億!?」

声が裏返ったわ。

まどか「す、凄いね・・・」

ひより「うん・・・」

黒木特佐「これで怪獣といえども効果が無い訳が無い。これはキングギドラ達の拘束と、もう1つ、重要な目的がある」

さやか「もう1つですか?」

黒木特佐「防衛軍がキングギドラと並んで脅威としているヘドラへの攻撃だ」

キリカ「なーる」

ニコ「ヘドラに雷とメーサーのレーザーで攻撃するって訳」

QB「ヘドラには電撃と高熱なら効果があるからね。それは効果的だ」

黒木特佐「だから、ヘドラが現れたら、此処へ誘い込んでくれ」

マミ「解りました」

黒木特佐「説明は以上だが・・・他に何かあるかな?」

さやか「あのー・・・出来たら、此処のメーサータンクとかメーサー戦闘機の写真撮らせてもらって良いですか?
電位相増幅装置とかも記念撮影したいなー・・・なんて」

黒木特佐「本来なら禁止だが、個人使用しかしないなら君達は特別に許可しよう」

さやか「やったー!」

黒木特佐「その代わり俺からもお願いがあるんだが・・・」

ほむら・まどか・マミ・さやか・キリカ・こまち・ひより・QB「?」

何かしら?
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/01/31(火) 00:58:34.67 ID:7ugPjeuAO
ほむほむX3を分けて欲しい…だと…
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉)[sage]:2012/01/31(火) 01:08:51.95 ID:J0FUEKwwo
>>36
ないない!
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/01/31(火) 01:24:53.57 ID:TIgD6IPs0
>>36
地獄絵図じゃねえか
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/31(火) 01:45:46.43 ID:eV/QZWmSO
この黒木は高嶋の兄貴なのか弟の方なのか
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/31(火) 01:49:29.72 ID:PU7SQqWq0
>>39

弟の方で
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/31(火) 01:50:59.87 ID:PU7SQqWq0
私達は外に出て、この広大な敷地内の真ん中辺りに立つ。周囲には此処に駐屯している防衛軍の兵士の皆さんに黒木特佐。

ほむら「黒木特佐のお願いが、私達に怪獣を出して見せて欲しいって事だなんてね」

キリカ「はっきり強大な私達の相棒を見て安心したいんだろーね」

まどか「やっぱり、皆不安なんだね・・・」

前にさやかが言っていた“漠然とした不安”ね。

こまち「それで、あたし達が実際それを見せてあげる訳ね」

ニコ「兵達の士気低下は問題だからねぇ。それを上げるもの重要だよ」

マミ「それにどう見ても普通の女の子の私達が怪獣を使役しているなんて、実際見ないと信じられないでしょうね」

さやか「普通の・・・」

ミQB「女の子・・・?」

キュゥべえはミキュベイに変身しているわ。

マミ「んー・・・?」ギロッ

さやか・QB「な、何でもないです!!」

ひより「で、でも、BSデジタルQの人達に怪獣を見られたりしないかな・・・?」

こまち「んー・・・もう行ったみたいだし、この辺の山で隠れるから大丈夫なんじゃない?」

まどか「それと周りの装置を壊さないようにしないといけないね・・・」

マミ「ほむらはバトラを空高く飛ばしたりしないでね」

ほむら「解っているわ、姉さん」

こまち「姉さん?」

マミ「あぁ、それはね・・・」

説明中・・・

こまち「ふーん・・・義姉妹ねぇ」

ひより「良いね・・・そういうの」

マミ「でしょう?これから私とほむらの鋼鉄姉妹をよろしくね」

鋼鉄姉妹って何・・・?確かに姉さんのメンタルは鋼鉄だけど・・・ひょっとしてJAMプロジェクトの鋼鉄兄弟とかけてる?

ニコ「それは良いけど、そろそろお披露目と行かない?」

さやか「そうだね。じゃあ、あたしから行くよっ!ガイガァーーーン!起動ぉおおおおおお!!」

マミ「負けてられないわ!出て!最強機械化巨大甲翼三頭機竜!!」

ほむら「出なさい、バトラ」

まどか「古代より我らを見守りし、護国の聖獣よ!今こそ我が声に答えその姿を現せ!呉爾羅(ゴジラ)よ!!」

まどかが何か言ってる!!

キリカ「出でよ!レッドアイズアルティメットドラゴン!!」

あー・・・似ているといえば似てるわね。

ニコ「メカゴジラU、カムヒアー」

こまち「古代より我らを見守りし、護国の聖獣よ!今こそ我が声に答えその姿を現せ!婆羅陀魏(バラダギ)よ!!」

ひより「古代より我らを見守りし、護国の聖獣よ!今こそ我が声に答えその姿を現せ!魏怒羅(ギドラ)よ!!」

ミQB「出るんだ、オルガ」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/31(火) 01:51:56.24 ID:PU7SQqWq0
私から紫色の、マミから金色の、さやかから青色の、キリカから黒色の、ニコから鈍色の、
こまちから薄茶色の、ひよりから黄色の、キュゥべえから虹色の光が溢れ出る・・・ってやっぱりゴジラが出て来ないわね。

まどか「あ、あれ?」

ほむら「まどか、普通に言えば良いわ」

まどか「え、えっと・・・出て来て、ゴジラ!」

まどかからピンク色の光が溢れ出る。

光が周囲に巨大な姿を形作り、実像を結び、9体の怪獣達が顕現する。

バトラ「グギョオオオオン!!」

ゴジラ「グガァアアアアーーーアアア!!」

メカキングギドラ「ギシュウウウーーウウウ!!」

ガイガン「ギシィァァァーーィ!!」

デスギドラ「グアアアアーーアアーーアアア!!」

メカゴジラU「キシィイイイイ!!」

バラン「ギャエエエエエーーゥウ!!」

ギドラ「キュイイイイイイ!!」

オルガ「ギギュウウウウーーウウ!!」

周囲の兵士達から“おおおおおおお!!”と驚きの歓声が上がる。

黒木特佐「話には聞いていたが、実際目にするとやはり驚くな・・・」

黒木特佐がやって来たわ。

キリカ「どうよ!?私達の相棒は!」

黒木特佐「はは・・・この巨体を見ていると、改めて何とかなるかも知れないと思えて来るな。兵士達も同じだろう」

ほむら「それは良かったです」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/31(火) 01:52:28.21 ID:PU7SQqWq0
マミ「ところでどうです?私の最強機械化巨大甲翼三頭機竜は?私だけの怪獣なんですよ?」フフッ

私のバトラとまどかのゴジラもそうなんだけど・・・あいりのスペースゴジラも。

黒木特佐「あ、あぁ・・・凄いな」

マミ「でしょう!」

嬉しそうね、姉さん・・・。

メカキングギドラ「ギシャアアアーーーアアア!!」

メカキングギドラも呼応するように吼える。

ギドラ「キュロロロロロロロロ・・・」

ギドラが上体を倒して中央の首を黒木特佐に近付ける。

ギドラ「・・・」ジッ

右から横目で黒木特佐を見る。

黒木特佐「!?」

ひより「どうぞ、撫でてあげてください」

黒木特佐「・・・」

スッ・・・

黒木特佐はギドラの10メートル近い頭部に手を伸ばし、頬の辺りに触れる。

ギドラ「グル・・・キュロロ・・・」

喉を鳴らすギドラ。

ひより「どうやら、ギドラはあなたを受けて入れてくれたようです」

黒木特佐「はは・・・護国の聖獣に受け入れてもらえるとは光栄だな。君達、今回はありがとう」

さやか「そんなー!お安い御用ですよー!」

こまち「あたし達で全員じゃ無いしね」

まどか「私より凄い人達がいます!」

ミQB「ボクを入れると全員で25・・・いや、26人の魔法少女が見滝原、風見野、あすなろの防衛にあたるよ」

黒木特佐「実に頼もしいな」

そう言って黒木特佐はゴジラを見上げた。

ゴジラ「・・・?」

ゴジラが黒木特佐を見下ろす。

黒木特佐「(我々を何度も危機に陥れたゴジラと共闘する時が来るとはな・・・。これ以上無い頼もしい味方だ)」

兵士たちが希望の眼差しで見上げる怪獣達の巨体を夕日が照らす。今日という穏やかな日が終わりを告げ、決戦の時が近付いているわね・・・。
あ、宿題やらないと・・・。
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/31(火) 01:53:43.14 ID:PU7SQqWq0
今日は此処までです!
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
ではまた明日!
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/31(火) 01:56:28.59 ID:PU7SQqWq0
終わる前に43修正



マミ「ところでどうです?私の最強機械化巨大甲翼三頭機竜は?私だけの怪獣なんですよ?」フフッ

私のバトラとまどかのゴジラもそうなんだけど・・・あいりのスペースゴジラも。

黒木特佐「あ、あぁ・・・凄いな」

マミ「でしょう!」

嬉しそうね、姉さん・・・。

メカキングギドラ「ギシャアアアーーーアアア!!」

メカキングギドラも呼応するように吼える。

ギドラ「キュロロロロロロロロ・・・」

ギドラが上体を倒して中央の首を黒木特佐に近付ける。

ギドラ「・・・」ジッ

右から横目で黒木特佐を見る。

黒木特佐「!?」

ひより「どうぞ、撫でてあげてください」

黒木特佐「・・・」

スッ・・・

黒木特佐はギドラの10メートル近い頭部に手を伸ばし、頬の辺りに触れる。

ギドラ「グル・・・キュロロ・・・」

喉を鳴らすギドラ。

ひより「どうやら、ギドラはあなたを受けて入れてくれたようです」

黒木特佐「はは・・・護国の聖獣に受け入れてもらえるとは光栄だな。君達、今回はありがとう」

さやか「そんなー!お安い御用ですよー!」

こまち「あたし達で全員じゃ無いしね」

まどか「私より凄い人達がいます!」

ミQB「ボクを入れると全員で25・・・いや、26人の魔法少女が見滝原、風見野、あすなろの防衛にあたるよ」

イカ娘も入れれば26人ね。

黒木特佐「実に頼もしいな」

そう言って黒木特佐はゴジラを見上げた。

ゴジラ「・・・?」

ゴジラが黒木特佐を見下ろす。

黒木特佐「(我々を何度も危機に陥れたゴジラと共闘する時が来るとはな・・・。これ以上無い頼もしい味方だ)」

兵士たちが希望の眼差しで見上げる怪獣達の巨体を夕日が照らす。今日という穏やかな日が終わりを告げ、決戦の時が近付いているわね・・・。
あ、宿題やらないと・・・。
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/01/31(火) 01:56:41.32 ID:TIgD6IPs0

最後の黒木特佐とゴジラが見合うシーンがカッコいいな
やっぱり長年ぶつかり合ってきた者同士が協力してより大きな存在に立ち向かう展開は好きだ
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/01/31(火) 02:01:01.32 ID:eV/QZWmSO
乙!黒木さん出してくれてありがとう!
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉)[sage]:2012/01/31(火) 02:01:46.87 ID:J0FUEKwwo
お疲れ様でした。
わくわくしてきたぞ!
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2012/01/31(火) 02:08:17.33 ID:HXm+GgBso
まどかとゴジラに最大の危機が訪れた!
ほむらの一言で解決したが
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/01/31(火) 02:28:25.69 ID:yqLs73T7o
乙乙

ギドラ族の他にヘドラも要注意だけど、
最悪のシナリオとしてバーニングゴジラが目覚めたりしたら、
うっかり攻撃できない危険性や暴走状態のパワーで色々と打つ手が。

そしてこれだけのメンバーと怪獣がいても五分五分・・・オラワクワクしてきたぞ。
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/01/31(火) 02:45:16.67 ID:Q5Vc+pbDO
乙です!

そういえば、敵はギドラだけではないんでしたね。
ギドラ襲来の際に一緒になって人類を滅ぼそうとする怪獣はヘドラ以外にも色々登場したりするのでしょうか?


あと前スレ最後の方の話題になりますが、ブレイドと聞いて誰かがオンドゥル語を喋るのではないかと期待。

しかしマミさんが特撮ヒーロー好きとなると、かなり前のレパ マチュカ店内でのやり取りのシーンでは、やはりマミさんは仮面ライダー555を思い出してたのではないかと想像してしまいます。

当時のスレにて、

>>ほむほむがクリームシチューを「ふー、ふーって、して?」って言った直後のあいりの突っ込みの台詞が草加君の声で脳内再生されたのは乾巧って奴の仕業なんだ

と書いた所、

>>その草加くんとか乾巧って誰か解りません!

とレスして頂きましたが、草加君は仮面ライダー555に登場するライバルキャラポジション(という名目の悪役)で、乾巧は仮面ライダー555の主人公です。

草加君についての解説
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/nukamisso/aku/meibo/aku_meibo_kusaka.html

仮面ライダー555の作中で、猫舌な主人公の乾巧に対して草加君が『フーフーしてやってもいいけど?』と厭味たっぷりに言う場面があるのですが、
場の空気が同じギスギスドロドロした状況という事もあって、あいりの突っ込みが草加君っぽいなぁと感じた次第であります。

『フーフーしてやってもいいけど?』等の厭味シーンは、10:08〜12:47辺り。
http://www.dailymotion.com/video/xmhfoj_555-16_shortfilms

ちなみに最近知った事ですが、この草加君が一途に愛した同作ヒロインの園田真理の幼少期を演じた方は、まどかの声優の悠木碧さんだったりしました。
http://www.syu-ta.com/blog/2011/03/06/173628.shtml

あれ?何だかまどかに優しいあいりがますます草加君に見えてきてしまったけれど、これも全て乾巧って奴の仕業なんだ。

『乾巧って奴の仕業なんだ』の意味や用法について
http://dic.pixiv.net/a/%E4%B9%BE%E5%B7%A7%E3%81%A3%E3%81%A6%E5%A5%B4%E3%81%AE%E4%BB%95%E6%A5%AD%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%A0
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2012/01/31(火) 02:50:23.47 ID:o/zhj4DC0
お疲れ様でした。

凄いワクワクするけどまどかが手遅れになりつつあるwwwwww



絆に限らずヘヴィメタルは燃える曲が多いよ!

これ聴くと分かりやすいかも。

http://sp.nicovideo.jp/watch/sm1549275

主さんやマミさんの琴線に触れるメロディーが盛りだくさんですぜ!

まぁ、この手のメタルはサブジャンルなのだけど。
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉)[sage]:2012/01/31(火) 03:29:25.01 ID:J0FUEKwwo
ふと思ったが、セガサターンのゴジラ列島震撼の登場人物達も出ないかなぁ。
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)2012/01/31(火) 07:00:24.21 ID:KcvRrdGo0
うん?誰かいないと思ったら、イカ娘はどうした?

ゲゾラが現れたら、速効で味方から撃たれて死ぬんじゃね
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/01/31(火) 08:02:54.17 ID:7ugPjeuAO
乙でした

細かい事だが黒木特佐の所属は
あくまで「防衛庁」なのか
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/31(火) 22:53:09.57 ID:PU7SQqWq0
ロリこんばんは。手が冷たくてキーボードが打ち難い。

>>46

そう言って頂けると、ありがたいけどFWゴジラと黒木特佐は初対面だったり・・・。
黒木特佐はビオゴジやギドゴジと戦って来たという設定。

>>47

この人はとてもカッコいいので出したいと思ってた!

>>48

ワクワクしてもらうと嬉しい!

>>49

まどかはこういう所ではっちゃけさせたい。

>>50

そうなんだよねぇ。デスゴジはどうしようか考えてる所。

>>51

色々出す予定です。

オンドゥル語はキリカ辺りに言わせてみようかなぁ。

え?主人公と悪役キャラが一緒にファミレスで食事・・・?どんな状況なんだ・・・?
動画は再生されない・・・。
悠木碧さんって仮面ライダーにも出ていたんですね。
用法って適当にその人の所為にする、って事で良いのかな?

>>52

このワクワクを維持できるような展開にしたい!

おお!カッコいいイントロばかりだ!作業できない!

>>53

出そうにも何をさせれば良いか解らない。モブと一緒になっちゃうよ。
他に出したい人物が結構いるので多分無理。

>>54

イカ娘ならあんこちゃんの教会でこき使われているよ。
ゲゾラは隠れてるから大丈夫。

>>55

そう。この世界なら防衛省でも良かったかな。防衛軍て事で深く考えないでね。

再開します
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/31(火) 22:56:20.77 ID:PU7SQqWq0
マミホーム、マミルーム

マミ「ただ今」

ほむら「ただ今」

QB「ただ今ー」

まどか「お邪魔しまーす」

あやせ「お帰りー」

リビングに入ると、あやせがポリンキーを食べながらTVで“スーパーロボットOG ジ・インスペクター”を視聴中だったわ。

あやせ「まどかも来たんだ、いらっしゃい」

まどか「あやせさん、こんにちは。あ、ロボットのアニメだー」

あやせ「マミが薦めて来たから見てるんだけど、面白いわね、これ」

マミ「ふふっ、でしょう。でもちょっと中断してくれないかしら?私達、今から宿題するから」

あやせ「はぁい」

あやせがブルーレイデッキの電源を切って立ち上がる。

QB「あいりはもう杏子のところへ行ったのかい?」

あやせ「うん。ていうか、あなた達遅かったね」

QB「見滝原を周ってからマイクロウェーブ6000サンダーコントロールシステムの敷地内に行って来たからね」

あやせ「ふーん」
ほむら「ルカは?」

あやせ「部屋にいたけど、あなた達が帰って来たからもう出て来るんじゃない?」

言うとルカがリビングに入って来た。

ルカ「マミさん、ほむらさん、キュゥべえ、お帰りなさい。まどかさんはいらっしゃい」

マミ「ただ今」

QB「ただ今、ルカ!」

まどか「お邪魔してます」

ほむら「ただ今・・・やっぱり良いわね。待ってくれている人がいるのは」

マミ「ふふっ、そうね。もう私達は家族だわ」

あやせ「嬉しい事言ってくれるじゃない」///

ルカ「あなたの娘が1人出て行きましたよ?」

マミ「誰が母親よ・・・そもそも私より杏里さんの方が年上じゃない」
ほむら「でも姉さんの方が大人な感じがするわ」

あやせ「そうよねぇ。肝っ玉母さんとちょっと不良な娘って感じ。私達は母親ってどんな感じか知らないけど」

マミ「あやせさん・・・いえ、誰が母さんよ?」

ほむら「なら姉さんに教えて貰えば良いのよ。甘えてみたら?溢れる母性で包み込んでくれるわよ」

マミ「え・・・えぇっ!?」

あやせ「えー・・・良いわよ」

ルカ「流石に同年の方に甘える気にはなりませんよ・・・」

まどか「あ、ルカさんもマミさんとは違った意味で大人って感じですよね。奥ゆかしくて」

ルカ「ありがとうございます」

マミ「鹿目さん、私は奥ゆかしくないって事かしら〜?」ンー?

まどか「い、いえ!そんな!!」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/31(火) 22:56:53.35 ID:PU7SQqWq0
あやせ「私は?」

まどか「う、うーん・・・あやせさんよりルカさんの方が大人っぽいかなー・・・なんて・・・」

あやせ「私の方が姉なんだけどねぇ」

ルカ「あやせは昔から手のかかる姉ですからね」

あやせ「私はルカを頼りにしてるから良いのよ」

まどか「どっちが姉なんだか・・・ですね」

ほむら「姉さーん」ギュッ

私は姉さんに抱き付く。暖かい・・・。

マミ「ちょっと、ほむら、宿題するんでしょう?」

QB「早く終わらせないと、まどかが帰るのが遅くなっちゃうよ」

そうだったわ!
ほむら「じゃあ、早速始めましょう」

まどか「そうだね」

私とまどかはカバンから教科書とノートを出す。

ルカ「私はお茶の用意をして来ます」

ほむら「ありがとう」

まどか「済みません」

マミ「お願いね。それで何処が解らないの?」

姉さんに教えてもらいながら開始。

マミ「此処はこうやって・・・こう考えれば・・・」

まどか「あ、そっか!この公式が使えますね!」

ほむら「姉さんの説明は解りやすくて良いわね」

マミ「ふふっ、そう?」

QB「ZZZ・・・」

キュゥべえはクッションの上で寝てるわね。
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/31(火) 22:59:03.00 ID:PU7SQqWq0
あやせ「ちょっと教科書見せてもらって良い?」

ほむら「良いけど・・・」

あやせが私の数学の教科書を持って見始める。

あやせ「ふむふむ・・・成る程、解らん」

まどか「わ、解らないんですか」

あやせ「だって親に捨てられたから学校なんて行った事無いし」

まどか「あ・・・」

ほむら「勉強はして来なかったの?」

あやせ「常用漢字と四則計算、小数分数くらいはね。それで生活に困る事なんて無いし。
こんな難しい事勉強してどうすんの?もっと生きるのに必要な、便利な事って幾らでもあるじゃない」

ほむら「それは私達学生の誰もが抱いている疑問よ」

マミ「敢えて言えば受験の為かしらね」

あやせ「受験って言ってもそれが終わったらどうせ忘れるんだよね?一時の知識で優劣を競うとか馬鹿げてると思うけど」

まどか「これまた現実主義の意見ですね・・・」

あやせ「だって現実しか見て来なかったもの。私とルカは夢なんて見れなかった。生きる為に怪獣と戦って、倒して来たわ。
趣味でソウルジェムは集めてたけど」

マミ「大変だったのね・・・」

ルカ「しかし、あなた達と出会って、夢を持てるようになりました。あなた達と共にありたいという夢を」

ルカがプレートに5つのカップと、お茶菓子を乗せて持って来てくれる。

ほむら「そう言ってもらえると嬉しいし・・・気持ちは解るわ」

私もそうだったもの。まどかに出会えて・・・夢や希望を持てたもの。

ルカ「はかどっていますか?」

ルカがテーブルにプレートを置く。

マミ「休憩にしましょうか」

まどか「はぁい・・・わぁ、美味しそうですね!」

QB「良い匂いだ!」ガバッ

キュゥべえが跳び起きてこっちに来たわ。

あやせ「ルカの作る和菓子は絶品よ」

ほむら「是非とも頂くわ」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/31(火) 22:59:29.58 ID:PU7SQqWq0
マミ「あむ・・・本当だわ。とっても美味しいわね」

ほむら「甘くて口当たりが良いわね」

まどか「この日本茶も美味しいです!」

あやせ「ふふっ、でしょう?」

ルカ「何故あやせが得意気なんですか・・・?」

QB「んまいんまい」ガツガツ

ほむら「ケーキの時も思ってたけど、あなたちゃんと味わって食べてる?」

QB「当然だよ!」ガツガツ

あやせ「じゃあ、感想は?」

QB「美味しいよ」ガツガツ

あやせ「それ以外は?」

QB「いや、美味しいよ」ガツガツ

あやせ「・・・それだけなの?」

ボキャブラ貧困ね・・・。

QB「それだけだよ・・・きゅっぷい。ご馳走様」

まどか「マミさんの紅茶とケーキも良いですけど、ルカさんの日本茶とお茶菓子もとっても美味しいです!
ご馳走様でした」

ルカ「お粗末様でした」

ほむら「さやかもこっちに来れば良かったのに」

ルカ「何時でも来て頂いて下さい・・・最も家主はマミさんですが」

マミ「ふふっ、あなた達なら何時でも歓迎よ」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/01/31(火) 22:59:55.57 ID:PU7SQqWq0
まどか「・・・」

まどかが大きなガラス戸から外を見てる。外は既に夜の蚊帳が降り、周りの建物には電気が付いている。

QB「どうしたんだい、まどか?」

まどか「え?うん・・・こうやってお友達と宿題やって、お菓子食べて、お喋りして・・・幸せだなって」

ほむら「それに気付けるのはきっと、とても大事な事よ」

マミ「きっと誰もがこんな事当たり前で・・・それが儚くて貴重かは解っていても、
そんな日々がもう直ぐ終わるなんて気付いていないのでしょうね」

あやせ「誰もがその事を嫌でも思い知る事になるけどね」

ルカ「もう公表まで数日後ですね」

QB「何も知らないなら、知らない方が今は幸せさ」

まどか「また・・・こうやってお喋りできる日が来るのかな・・・?」

ほむら「それは私達次第よ、まどか」

マミ「夢と平和を奪い返すのよ。たった一つきりの青い星にね」

あやせ「奪い返す・・・ふふっ、守るって言うよりそっちの方が私らしくて良いわね」

ルカ「大丈夫、きっと勝てますよ。私達なら」

まどか「ごめんなさい・・・やっぱりどうしても不安で」

ほむら「・・・解るわ」

今まで何度もワルプルギスの夜に挑んで来た私には痛いほど。最も、今回はやり直しは効かない。何が何でも勝つしかない。

QB「安心してくれ・・・とは言えないが、今もカードが揃いつつある」

マミ「戦力が集まっているという事?」

QB「それもあるけど、切り札は君達だけじゃ無いって事さ。防衛軍もカードを用意している。取って置きのジョーカーをね」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/01/31(火) 23:11:58.13 ID:TIgD6IPs0
>>56
なんというか"個体としての"ゴジラじゃなくて"種族としての"ゴジラってことで
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉)[sage]:2012/01/31(火) 23:42:45.46 ID:J0FUEKwwo
>>62
だなぁ。実際原作で山根博士が「あのゴジラが最後の1匹とは思えない。」と言ってたからな。
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/01(水) 00:23:13.04 ID:jegkmLH20
あんホーム

さやか「ただ今ー、じゃ無かった、お邪魔しまーす」

さやかが杏子の教会に入ると、声を聞いた杏子の母が出て来た。

杏子母「あら、さやかさん。こんばんは」

さやか「こんばんはー」

杏子母「今日から家に帰るって聞いてたけど、どうしたの?忘れ物かしら?」

さやか「いえ、ちょっと杏子に勉強教えてもらおうかなーって。杏子いますか?」

杏子母「杏子はまだアルバイトから帰ってないわね」

さやか「何時ぐらいに帰って来ます?」

杏子母「1時間後くらいかしら?」

さやか「1時間か・・・じゃあ、上がって待たせてもらっても良いですか?」

杏子母「ええ、どうぞ。お部屋はそのままにしてあるから、そこを使ってね」

さやか「ありがとうございます!」

ゆま「わーい!サヤカだー!」

ボフッ!

さやかが上がって廊下を歩いていると、ゆまが走って来てさやかに跳び付いた。

さやか「うわっととと・・・」

モモ「ゆまちゃん、いきなり跳び付いたりしたら駄目だよ・・・さやかさん、こんばんは」

さやか「こんばんは、モモちゃん」

ゆま「帰って来てくれたの?」

さやか「うーん・・・帰るって、此処あたしの家じゃ無いんだけどなぁ」

ゆま「もうサヤカはゆま達の家族だよっ!」

さやか「ありがとね!おねーさん嬉しいぞー。でも、今日は杏子に宿題を教えてもらいに来たんだ」

ゆま「えー?遊ぼうよー」

さやか「そういう訳には行かないんだよね。杏子が帰って来る前に、ちょっとでも進めておきたいし」

ゆま「つまんなーい。来てくれたアイリは荷物を出すのに忙しいって相手してくれないし・・・クレアとイカ娘はホールの掃除してるし・・・」

モモ「ゆまちゃん、さやかさんを困らせちゃ駄目だよ。では、さやかさん、ゆっくりして行ってくださいね」

さやか「うん、ありがと」

モモ「行くよ、ゆまちゃん」

ゆま「はーい・・・じゃあ後でね、サヤカ!」

さやか「うん、後でね、ゆまちゃん」

そして杏子の家の自分の部屋に入って勉強を始めるさやか。
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/01(水) 00:38:01.56 ID:jegkmLH20
さやか「うーん・・・難しいぃぃぃ・・・」

30分後・・・さやかは机に向って頭を抱えて唸る。宿題は一向に進まない。

イカ娘「何を唸っているのでゲソ?」

部屋に入って来たイカ娘が後ろから話しかける。

さやか「ぬうおっ!?・・・何だ、あんたか」

イカ娘「これは何でゲソ?」

イカ娘が教科書を覗き込む。

さやか「数学の問題だよ」

イカ娘「数学?数学って何でゲソ?」

さやか「1から説明しろっての?それが解れば、こんな問題簡単に解いてるわよー!!」ガァッ!

イカ娘「ふむふむ・・・」

床に落ちた教科書を見るイカ娘。

さやか「なーにがふむふむよ。1度読んだだけで解れば苦労しないって・・・」

イカ娘「この問題の答えは、X二乗プラス10Xプラス25でゲソね」

さやか「もっともらしい事言っちゃってさー。んー?」

答えを確かめるさやか。

さやか「ぬうわっ!?あ・・・当たってる・・・何で!?あ!あんた、こっそり答えのページ見たでしょ!」

イカ娘「そんな事しないでゲソ!」

さやか「じゃあ、コレ解いてみてよ」

イカ娘「Xイコール0」

さやか「・・・合ってる!・・・じゃあ、コレ!!」

イカ娘「Xイコールプラスマイナスルート7」

さやか「・・・えぇっ!?」

合っていた。

さやか「ならば・・・これなら、どうだぁーっ!?」

杏子の部屋にあって、参考までに借りていた日本最高学府の赤本を突き出すさやか。

さやか「思い知れい!日本最高学府の・・・!いぃっ!?」

イカ娘「・・・」

それをノートに書いてスラスラ解いていくイカ娘。
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/01(水) 00:40:16.98 ID:jegkmLH20
あんホーム、リビング

帰って来た杏子、ゆま、あいり、クレア、モモがソファーに座り、絨毯の上にはキーべえ。

さやか「数学だけなら東大も楽勝・・・」ドヨーン・・・

杏子「マジかよ・・・信じられねぇ」

KB「はーん・・・成る程な」

モモにはキーべえの事は説明してるので、キーべえも話し、その姿は擬態を解いたインキュベーターのものになっている。

あいり「へーえ・・・私にはさっぱり解らないけどね」

ゆま「イカ娘は天才だね!」

クレア「そうですね。いきなり日本語話したり、掃除したり、相当適応能力高いと思ってましたけど・・・」

モモ「イカお姉ちゃん、ノーベル賞も取れるよ!」

イカ娘「ノーベル賞に数学賞は無いでゲソ。取るならフィールズ賞でゲソね」

さやか「その偏った知識といい、この数学といい、頭ん中に計算機でも入ってんの!?」グイグイ

イカ帽子を引っ張るさやか。

イカ娘「一体、何するでゲソ!?コレ取ったらイカは死んでしまうじゃなイカ!!」バッ!

KB「死ぬのかよ」

イカ娘「私に言わせれば、こんなのに悩む方がどうかしてるでゲソ」

さやか「こ、こんなの・・・?」

イカ娘「計算のやり方が決まってるんだから、簡単じゃなイカ」

さやか「か・・・か・・・簡単・・・?」ピシッ

石化するさやか。

ゆま「良かったね、さやか!」

杏子「あたしが教えなくても、イカ娘に教えてもらえるじゃんか」

さやか「冗談じゃない・・・イカ娘に教えてもらう事なんか何もなぁあああああい!杏子が教えてよ!!」

杏子「あのなぁ・・・あたしは今日、朝早く起きてその辺の草むしりした後、
朝飯とあんたの弁当作って、昼は家の仕事して、その後バイト行って、今ようやくゆっくり出来ている所なんだよ。勘弁してくれ・・・」

あいり「言っとくけど私は無理だよ。数学とか大嫌いだったし」

クレア「私が教えて差し上げましょうか?」

さやか「あ、お願いして良いですか?」

イカ娘「結局人に頼るんじゃ一緒じゃなイカ」

さやか「何だとー!?見てなよ!自力でサクッと解いてやるからね!!」ダダダダダダ!!

さやかイカ娘から教科書を取り上げて、リビングを出て行く。

イカ娘「何を熱くなっているのでゲソ?」

クレア「イカ娘たんに負けて悔しいんですね」

杏子「あれでも負けず嫌いだからな、さやかは」

モモ「教えて貰えば良いのに・・・」

ゆま「天才には敵わないのにねー」

イカ娘「天才・・・?天才・・・」ポワー
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/01(水) 00:42:19.09 ID:jegkmLH20
KB「なぁ、イカ」

イカ娘「何でゲソ?」

KB「何モンだ、テメェ?」

イカ娘「お主こそ何者でゲソ?ネコからその姿になって喋るなんて、非常識じゃなイカ!」

あいり「あんたが言うなよ」

KB「ま、テメェが何者かはどうでも良いとしてだ、それ、どの程度まで出来んのよ?」

イカ娘「それは、数学でどれくらいの難しさという事でゲソか?」

KB「後早さだな。ちょっとやってみてくれねぇか?」

イカ娘「?良いでゲソが・・・」

ノートに鉛筆を走らせるイカ娘。

あいり「早いなー・・・何を書いてるかも解らないし・・・」

杏子「おい、キーべえ、テメェ何企んでやがる?」

KB「おいおい・・・俺が敵みたいな言い方すンなよ。コレでもテメェらには期待してんだぜ?」

杏子「はん!どうだかな!」

ゆま「キョーコ、そんな言い方はちょっと酷いよ!キーべえ、私とキョーコからのお土産、気に入ってくれた?」

KB「あのチョコレートなぁ。悪くは無かったぜ。礼は言っとくわ」

ゆま「だって!良かったね、キョーコ!」ニコッ

杏子「あたしじゃ無くてゆまに言ってんだろ!」

クレア「話は戻りますが、キーべえ、イカ娘たんの数学能力を調べて何を?」

イカ娘「・・・」

ノートに書き続けるイカ娘。

モモ「イカお姉ちゃん、何だか難しそうな事書いてて凄いね!早いし!」

イカ娘「このくらい楽勝でゲソ!」

KB「・・・杏子達はとんでもねぇ掘り出しもんを連れて帰って来たかも知れねぇってコトだ」

杏子・ゆま・あいり・クレア「?」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉)[sage]:2012/02/01(水) 00:44:24.97 ID:04uoZY0Zo
イカ娘、めっちゃ頭いいんだな…。
さやかが驚くのも解る気がする。
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉)[sage]:2012/02/01(水) 00:59:21.00 ID:04uoZY0Zo
黒木特佐は泥沼離婚騒動してたんだなぁ。
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2012/02/01(水) 01:12:01.91 ID:qO2tFBeeo
QBが何かの拍子で変身失敗して8頭身QBになったら阿鼻叫喚
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/01(水) 01:56:16.81 ID:jegkmLH20
>>62

種族としてかぁ・・・うーん・・・どうしよう
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/01(水) 01:59:13.39 ID:jegkmLH20
さやか「んんーー?全っ然、解んない・・・!あの子、こんなのをどうやって一瞬で解いたんだろ・・・?
何か簡単に解く方法でもあんの・・・?うーん・・・?」

部屋で再び頭を抱えるさやか。そのさやかに、インドのカレーのチラシが目に入った。

さやか「・・・はっ!解った!」

机を叩いて立ち上がるさやか。

ドダダダダダダダダダ・・・バン!

リビングに入って来るさやか。

さやか「ねえ、イカ娘!あんた・・・インド式計算法みたいな、特殊な計算法知ってるんでしょ?」ハァ・・・ハァ・・・

杏子・ゆま・あいり・クレア・モモ・KB「・・・」ポカーン

さやか「だからさっきの問題もスラスラ解けたんだ!そうに違いない!ふひゃっ!うひゃはははははははは!!でひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!
そうだ!きっとそうだ!!うひゃっ!うひゃははははははははははははは!!」

杏子「お、おい、どうしたんだ・・・?」

モモ「さやかさん、何か怖いですよ・・・」

ゆま「さやかが壊れた・・・」

クレア「頭の使い過ぎでおかしくなったのですね・・・」

あいり「慣れない事はするものじゃ無いな・・・」

さやか「ねぇ、その計算法、詳しく教えなさいよ」

腕を組んで偉そうに言うさやか。

イカ娘「それが天才の私に物を頼む態度でゲソかー!?」ドーン!!

さやか「う・・・上から来た・・・!!」

ゆま「サヤカ、人に物を頼む時はお願いしますって言うんだよ」

さやか「ゆまちゃんは黙って・・・ん?(方法さえ教えてもらえれば、これからの数学のテストは楽勝・・・!)」

さやかは思い直す。

さやか「教えて下さい・・・」ボソッ

横を向いて小声で言うさやか。

イカ娘「今何か言ったでゲソー?」ンー?

さやか「教えて下さい・・・」

イカ娘「そんな小さな声じゃ聞こえないでゲソ。3つ指突いて、お願いしますと言わなイカ!」フンス!

さやか「・・・っ!(変身してガイガン起動したろか・・・!!)」プルプル

怒りで震えるさやか。

さやか「(テストの為、テストの為・・・堪えろ、あたし・・・!)くっ・・・!」

イカ娘向いて両膝を突き、3つ指を突く。

さやか「教えて下さい!お願いします、イカ娘様!!」ドゲザ

涙を流しながらイカ娘に頭を下げるさやか。

イカ娘「仕方無いでゲソねー」

さやか「・・・!!」

笑顔でさやかは顔を上げる。そしてイカ娘は紙に何かを書いてさやかに渡した。
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/01(水) 01:59:41.86 ID:fX1xedOG0
>>71
そんなに深い意味は無いので気にせずに
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/01(水) 01:59:50.17 ID:jegkmLH20
さやか「な・・・何じゃこりゃ・・・?」

紙に書いてあるのは、波線や丸、イカ娘の触手っぽい絵だった。

イカ娘「これさえ使えば、どんな計算問題も簡単に解けるでゲソ」

さやか「・・・っ!」グシャグシャ!バシッ!!

さやかは紙を丸めてイカ娘に投げ付ける。

イカ娘「何て事するでゲソ!?」

さやか「読めるか、こんなもん!!」

イカ娘「折角教えてあげたのに、酷いじゃなイカ!!」

さやか「っ!!」

さやかはイカ娘の襟首を掴んで引き寄せる。

さやか「返せ!!今、失った何かを返せー!!」

さやかはイカ娘をガクガク揺らす。

イカ娘「痛いでゲソー!・・・ぶふぅうううううう!!」

さやかの顔にイカ墨を吹き付けるイカ娘。

さやか「ぎゃああああああ!イカ墨吐きやがったー!!」

杏子「部屋ん中で吐くなよ!汚れるだろ!!」

イカ娘「さやかが悪いのでゲソ!!」

あいり「あー・・・今のはさやかが悪いな」

ゆま「そうだよねぇ」

さやか「あたしが悪いの!?」

杏子「モモ、雑巾撮りに行くぞ!急いで拭くぞ!!」

モモ「解ったよ、お姉ちゃん!!」

KB「マゾヒストちゃんの成績なんかどうでも良いんだよ。そんな事よりイカが解いた問題を見てみろ」

さやか「どうでも良い!?」

クレア「こんな高等数学を一瞬で解いてしまうなんて・・・イカ娘たんは可愛いですね」

KB「それもどうでも良いわ」

さやか「あたしの成績が同列に扱われた!?・・・ねぇ、杏子、悪いけどシャワー借りて良い?」

杏子「あぁ、使いなよ」

イカ墨をモモと拭きながら杏子は答える。

さやか「ごめん」

さやかはリビングを出て行った。
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/01(水) 02:01:26.03 ID:jegkmLH20
KB「おい、イカ」

イカ娘「?」

KB「明日俺に付き合え」

イカ娘「何処かに行くのでゲソか?」

KB「あぁ、その無駄に高ぇ数学能力が無駄にならねぇ所に連れてってやるよ」

杏子「おい、イカ娘で何やる気だよ?何処へ連れて行く気だ?」

KB「丁度良い、杏子。テメェらも付き合え。どうせ暇だろ」

杏子「今日一日のあたしを見てよくそんな事が抜かせるな!明日も忙しいんだよ!!」

KB「良いから来いって。テメェら魔法少女と無関係じゃねぇしなぁ」

あいり「私達も行くのか?」

クレア「イカ娘たんが行くなら行きましょう」

モモ「私は?」

KB「一般人だから駄目だな」

ゆま「行こうよ、キョーコ」

杏子「そうは言ってもなぁ・・・」

KB「うっし!解りゃあ良いんだ!」

杏子「テメェ、勝手に決めんじゃねぇ!!」

イカ娘「私も返事してないでゲソ・・・」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/01(水) 02:03:30.84 ID:jegkmLH20
>>73

気にしなくて良いの?じゃあ、気にしないです
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/01(水) 02:04:34.41 ID:jegkmLH20
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方ありがとうございます!
では明日に!
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/01(水) 02:09:41.29 ID:fX1xedOG0

イカ娘の計算能力は何を引き起こすのか・・・

そういえば結局D-03削岩弾が存在してるのか気になってる
登場如何ではなく
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/01(水) 02:33:11.74 ID:MDDr5J9/o


「取って置きのジョーカー」に「イカ娘の驚異的な計算能力」・・・マミーン?
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/02/01(水) 04:32:15.35 ID:ltrZAwCAO
乙であります。防衛軍の切り札は海底軍艦シリーズかな?
轟天号だけではなく新・海底軍艦から羅号が出たら面白いな
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/01(水) 05:04:03.26 ID:MOobR/eAO
あんま先の展開予測してると作者さん書き辛いぞ
楽しみに取っておこうや

乙でした
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/02/01(水) 06:12:46.08 ID:C0l45SiAO
お疲れ様でした。

マミさんの厨二心をくすぐりそうな展開だなww

しっかしイカちゃんって天然なだけで知能は物凄く高いよね。

数学だけじゃなく英語だって……ww



あの作業出来ないイントロ、間奏、アウトロ集を是非作業用BGMとして御活用下さいww

関係無い話題に付き合ってくれて有難う!
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉)[sage]:2012/02/01(水) 08:22:44.86 ID:04uoZY0Zo
>>76
うんうん。
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/01(水) 23:28:25.44 ID:jegkmLH20
ロリこんばんは。うーむ、中々進まないな・・・。

>>78

さて、何でしょう?

D-03削岩弾は存在するし、登場するよ。

>>79

マミさんがマミーン!となる兵器です。

>>80

自分がその海底軍艦シリーズを知らないので出しようが無いのよ。

>>81

書き辛くはならないけど、何処まで答えて良いのか解らなくなる。

>>82

そういう展開にしたいなぁ。特撮の怪獣映画というより変身ヒーローみたいな感じで。
イカちゃんは知能は高いけど、天然な所が可愛い!基本良い子だし。

活用してみます。どんな話題でも振ってくれたら付き合えたら付き合います。

>>83

うん、解った。

再開します
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/01(水) 23:34:21.75 ID:jegkmLH20
次の日、見滝原駅

キーべえが時間がある魔法少女に召集をかけ、杏子、ゆま、かずみ、みらい、サキ、あいり、クレア、エリーゼ、イカ娘と、
ネコに擬態したキーべえ、ジュゥべえの2体のインキュベーターが集まった。

KB「集まったのはこんだけか」

JB「何の用だよ、キーべえ?」

KB「別にテメェは呼んでねぇよ」

JB「相変わらずの冷血野郎だな・・・」

サキ「暇なら来いと呼ばれて来てみたが・・・」

かずみ「何かな?」

杏子「あたしはヒマじゃ無いんだけどな・・・海香とかは?」

サキ「海香とカオルとすみれは学校、ニコは防衛軍でサンダーコントロールシステムの手伝いをしてる」

杏子「ニコってすげぇな・・・何者だよ」

サキ「私は知っているが・・・本人がいない場所では話せない。後はかずみが知っていたみたいだけど・・・」

かずみ「私、それも忘れちゃってるんだ・・・ニコには悪いよね・・・」

みらい「気にすんな!」

かずみ「う、うん・・・って、みらいに言われても・・・」

ゆま「ミライは学校は行かないの?」

みらい「休んだ!サキと一緒にいたいからな!!」

クレア「あら、エリーゼ、あなたも来たの」

エリーゼ「怪獣も出なくて今はヒマだもの。こまちとひよりは街で遊ぶらしいし」

あいり「で?キーべえ、私達を何処へ連れて行くんだ?」

イカ娘「天才の私の力が活かせると聞いたでゲソ!!」

KB「ちょっと待ってろ。直ぐ来る筈だ」

待つ事数分、彼らの所に青い大型の四輪駆動の車が1台と、同型の黒と緑の車が1台ずつ。

JB「ん?あの車は・・・」

その2台には白い字でこう書かれていた。“GRASPER”と。

杏子「グラスパー?」

サキ「補足者という意味だな。あぁ、彼らも来ているのか」

イカ娘「知っているのでゲソか?」

サキ「名前だけは。防衛軍の対怪獣組織だ」

エリーゼ「今、展開している防衛軍が正規軍なら、彼らは非正規の特殊部隊ね」

かずみ「へー・・・」

KB「行くぞ。テメェらあの3台に適当に別れて乗れ」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/01(水) 23:38:57.13 ID:jegkmLH20
杏子&ゆま&あいり&キーべえ、かずみ&みらい&サキ&ジュゥべえ、クレア&エリーゼ&イカ娘という組み合わせで分乗し、見滝原の市街地を走っていく。
青い車を運転しているのは黒いジャケットを着て帽子を被り、サングラスをかけた女性士官で、後の2台は男性が運転している。
3台の車は、防衛軍によって設営されている広大な駐屯地へ入り、そこを走り抜けていく。
車は移動基地とも言うべき、巨大なトレーラーの前で止まった。そのトレーラーには“特別怪獣対策部隊”の文字。

杏子「うっひゃー・・・とんでも無くでかいトレーラーだなぁ・・・」

ゆま「凄い!まるで建物みたーい!!」

あいり「普通の家よりでかいな・・・公共の建物を乗っけているみたいだ」

イカ娘「こんな巨大な車を作るとは、人類侮り難しでゲソ・・・」

かずみ「これ、普通の道路通れ無いよね?」

みらい「だよなー!どうやって来たんだ?」

サキ「空輸と道路封鎖だろう。私達が旅行に来ている間に来たようだな」

魔法少女達が車から降り、キーべえとジュゥべえが擬態を解き、インキュベーターの姿になる。

???「滅多に使わない、私達の移動基地よ」

青い車を運転していた女性が車から降りて来る。

???「私達の移動基地へようこそ、魔法少女達」

エリーゼ「どうも」

クレア「こんにちは」

???「こんにちは。ええと、あなたが・・・」

KB「マギカのインキュベーターのキーべえだ」

JB「オイラもインキュベーターで名前はジュゥべえ、よろしくな、姉ちゃん」

???「本当に喋るのね・・・。入り口はこっちよ、付いて来て」

杏子「で、あんた達は何者なのさ?」

???「2006年、怪獣の脅威が増え、正規の防衛軍だけでは対処し切れない事態が発生した時の為に、政府は既存の指揮系統から独立した特殊部隊が必要だと判断したの。
それで4年前、防衛庁の中に特別怪獣対策部隊が設置された訳」

かずみ「でも、その為に私達魔法少女がいたんじゃ無いの?」

???「一般は勿論、私達軍の関係者でもその存在は極一部しか知らなかったのだもの。私も最近知らされて驚いたわ。
敵怪獣との戦闘中、殆ど毎回、別の怪獣が都合よく現れて味方してくれていたから、何かあるんじゃ無いかとは思ってたけど」

サキ「そして今回のワルプルギスの夜に際してもあなた達が動く事になった、という事ですか」

???「そう。決戦場になるこの辺りでね」

彼女の案内で、トレーラーの後部、武装した兵士が見張る出入り口の金属製のドアが開いて杏子達は中に入る。
大きなその内部では多くのデスクとモニターや機器が置かれ、多数の職員達が忙しなく働いていた。

ゆま「わぁ・・・!」

かずみ「まるで特撮みたい!」

イカ娘「な、何だかよく解らないけど凄そうでゲソ・・・」

杏子「マミが好きそうだな、こういうの・・・」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/01(水) 23:42:34.09 ID:jegkmLH20
???「怪獣の行方を常に探索しているS1」

特にモニターが多い一角を見る女性。

???「生物としての怪獣を研究しているS2」

其処では白衣を着た研究者達が話し合ったりしている。

???「いざという時の市民の避難誘導をシミュレーションしているS3」

こちらでもモニターを見ている。

クレア「serch、study、shelter」

完璧な英語の発音をするアメリカ人のクレア。

クレア「どれもSが頭文字なんですね」

???「ええ・・・こっちよ」

奥の方へ進む。

???「そして対怪獣戦闘部隊である、我々G−グラスパー」

女性と2人の男性が帽子を外す。部屋には他に彼女らと同じ制服を着た2人の男性がいる。
4人とも杏子達に一礼したり、手を挙げて挨拶し、杏子達も礼で返す。

桐子「その隊長である私が、辻森桐子三佐、よろしく」

杏子「風見野の魔法少女、佐倉杏子だ」

ゆま「キョーコの妹分、千歳ゆまだよ!」

かずみ「私はあすなろの魔法少女、かずみ!」

みらい「同じく!若葉みらいだ!」

サキ「あすなろの魔法少女をまとめている、浅海サキです」

あいり「私は杏里あいりです。魔法少女で最近この辺に来ました」

クレア「マギカ直属の魔法少女、クレアです。国籍はアメリカになります」

エリーゼ「エリーゼです。私もマギカ直属の魔法少女でドイツ人です。よろしくお願いします」

イカ娘「私は海からの使者!イカ娘でゲソ!!」ドーン!!

桐子「え?あなたは魔法少女じゃないの?」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/01(水) 23:46:16.33 ID:jegkmLH20
イカ娘「違うでゲソ」

桐子「ねえ、キーべえ、彼女は何者?」

KB「知るかよ。宇宙人か何かじゃねぇのか?」

桐子「宇宙人・・・?」

イカ娘「私は宇宙人じゃ無いでゲソ!!」

JB「んな事より、イカ娘の能力が活かせるとかって言って無かったか?」

KB「そうだ。アレだ、アレ!桐子っつったっけ、アレの事をこいつらに教えてやれ」

桐子「アレね、解ってるわ。そのつもりで招いたもの」

JB「あ、あー・・・アレか。かずみ達に教えるのは解るけど、それでイカ娘の何を活かすんだよ?」

イカ娘「アレって何でゲソ?」

みらい「勿体ぶって無いで教えろー!!サキは知ってる?」

サキ「私は知らないな・・・」

あいり「マギカの直属のエリーゼ達は知っているのか?」

エリーゼ「ええ、G−グラスパー主導で開発した対怪獣用兵器ね」

クレア「あの兵器が見滝原の方で使えるなら、強力な切り札になりますね」

かずみ「何だろう?」

ゆま「どんなのかなー?」

杏子「・・・マミがすげぇ好きそうな兵器な気がする」

桐子「あなた達こっちへ来て」

部屋にある“科学班”と書かれた扉を開ける桐子。
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/02(木) 00:01:38.93 ID:m1ujELFLo
まさかGグラスパーまで出るとは・・・
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/02(木) 00:25:05.15 ID:m1ujELFLo
しかし桐子が出て来てくれて嬉しい。
デイメンション・タイド来い!
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/02(木) 02:13:43.18 ID:+IVwKKQU0
桐子「吉沢博士、魔法少女達をお連れしました」

室内には白衣を着た職員がモニターに向ったり、ヘルメットに作業服の職員が機材のチェックをしたりしていた。その中に1人、ラフな格好をした青年もいる。

吉沢博士「あなた達が・・・」

サキ「こんちには」

吉沢博士「こんにちは。G−グラスパーで対怪獣兵器の開発主任をしている吉沢佳乃よ。あなた達のような女の子を戦わせなければならないなんて、私達大人は恥ずべきだわ」

杏子「これはあたし達が自分の意思でやってるんだ。気にすんなよ、おばさん」

桐子「おばさん!?佐倉さん、あなた博士に向ってなんて事を!」

吉沢博士「ふふっ、良いのよ。私は確かにおばさんだもの。それで、あなた達がインキュベーターね?」

KB「あぁ。キーべえだ」

JB「オイラはジュゥべえだぜ」

???「へーえ・・・君達が怪獣を操って怪獣を倒すって噂の魔法少女かぁ」

ラフな格好をした青年が彼女らに気付いて吉沢博士の隣に立つ。

エリーゼ「はい」

ゆま「うん!」

みらい「そうだぜ!」

???「で、こっちの妙な生き物がインキュベーターと」

JB「妙で悪かったな」

???「うわ、喋った!」

杏子「誰だこの冴えない兄ちゃんは?バイトか何かか?」

桐子「この冴えない兄ちゃんは工藤元、吉沢博士の助手よ」

工藤「冴えなくて悪ぅございましたねー」

吉沢博士「確かに見た目は冴えないけど、彼はマイクロマシン開発の天才よ」

工藤「博士までー。しっかし、君らが魔法少女かぁ・・・」

杏子達を見渡す工藤。

工藤「怪獣を倒すって言うから、プロレスラーみたいなのゴツイの想像してたのに、何だよ、めっちゃ可愛い子ばっかじゃん!」

クレア「ふふっ、お上手ですね」

イカ娘「誉めても何も出ないでゲソ」

あいり「軽い人だ・・・」

かずみ「か、可愛いだなんてそんな事無いけど・・・」

工藤「いや、ある!君ら相当レベル高いぜ。こんなに可愛いのに巨大怪獣を使役しちゃうとか、何て言うかやばい!マジやばいよ!

KB「何言ってんだ、こいつ?」

工藤「ねぇ、桐子ちゃん?」

桐子「桐子ちゃんって呼ばないで。後、女性をジロジロ見るのは失礼よ。そんなんだから彼女も出来ないのよ」

工藤「へーへー、彼女もいなくてすいませんね」

ゆま「大丈夫なの、この人ー?何か頼りないよ」

桐子「こんな小さい子に言われちゃお終いね」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/02(木) 02:14:42.25 ID:+IVwKKQU0
工藤「てか、君も魔法少女なの?どう見ても小学校低学年なんだけど・・・」

しゃがんでゆまに視線を合わせる工藤。

ゆま「ゆまは9歳だよ」

工藤「9歳って・・・そんな小さいのに、ワルプルギスの夜には前線に立つんだよな・・・くそっ、何か大人として情けないぜ!」

桐子「それは私達大人誰もが思うべき事よ。でもワルプルギスの夜は、彼女達の力無くして人類の勝利は有り得ない」

杏子「だーから、気にすんなって」

みらい「ボク達は生き残りたいから戦うんだ!」

イカ娘「海を守るのが私の使命でゲソ!」

あいり「私は自分で望んでこの力を手に入れました。この力は、大切なものを守る為に使います」

エリーゼ「誰でも危機が迫れば戦うでしょう?それだけの事ですよ」

工藤「そうは言ってもなぁ・・・やっぱ納得出来ねぇ」

吉沢博士「そう思うのなら、私達は全力で彼女達をサポートしましょう。あなたにしか出来ない事もあるでしょう」

工藤「・・・はい」

かずみ「遠慮せずに私達を頼りにして!絶対、あなた達を守って見せるから!!」

クレア「不条理な存在、怪獣から大切なものを守る事。それが私達、魔法少女の存在意義ですから。あなたはあなたの出来る事をしてください」

桐子「頼もしいわね。ほら、この子達がこう言っているんだから、あなたはあなたの出来る事をして。
私もそうするから」

工藤「そう・・・だな。素直に感動して良いのか」

サキ「えぇ、どうぞ」

吉沢博士「あなたの力も無くてはならないものよ。事実、あなたのお陰で完成しつつあるのだから。この究極の対怪獣兵器はね」

あいり「どういう兵器なんですか?」

吉沢博士「プラズマエネルギーの原理を応用した、マイクロブラックホール」

あいり「ブラックホールですか!?」

吉沢博士「ブラックホールに、怪獣を吸い込ませて消去するのよ」

吉沢博士がパソコンの一台のキーボードを叩くと、ワイヤーフレームで描かれた宇宙超怪獣キングギドラと周囲の建物が諸共、ブラックホールに吸い込まれて行く様子がシミュレートされた。

工藤「1度撃つと砲身の冷却に1時間掛かるから連射は出来ないけど、半径100メートルを完全に消滅させる威力があるんだぜ」

杏子「はぁー・・・これマミが知ったら大喜びするぞ。リアルブラックホールキャノンね!とか言って」

イカ娘「とんでも無い兵器でゲソね・・・」

ゆま「す、凄い・・・これ本当に出来るの!?」

吉沢博士「現在、実験は成功し、それを2メートルにまで小型化して人工衛星に搭載したの」

サキ「宇宙から敵怪獣を狙うんですか?」

吉沢博士「えぇ、決戦は乱戦になるから、味方や地上への被害を最小限にするには、直接宇宙から、怪獣にブラックホールを撃ち込むしか無いのよ」

工藤「だから、それを俺の力で2メートルにした。こいつが防衛軍のジョーカー!その名もディメンション・タイド!!」

クレア「次元の流れ、ですね」

杏子「名前までマミ好みだな」

あいり「私のスペースゴジラの重力を操る力でもブラックホールを作る事は出来ないな・・・」

桐子「スペースゴジラ!?あなたの怪獣はスペースゴジラなの!?」

あいり「えぇ、そうですよ」

工藤「あの破壊神スペースゴジラが味方かぁ・・・益々すげぇや!君達の怪獣と俺達のディメンション・タイドがあればまさに無敵だな!」

ゆま「うん!無敵だね!」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/02(木) 02:16:36.08 ID:+IVwKKQU0
吉沢博士「ワルプルギスの夜には、ディメンション・タイドのあなた達との連携運用を考えているわ」

エリーゼ「しかし、未完成と聞きましたが」

吉沢博士「そう・・・もうディメンションタイド自体はもう完成して打ち上げてあるの。でも、それを制御するOSの構築に手間取っていてね。
調整もあるし、ワルプルギスの夜に間に合うかどうかはギリギリなの」

工藤「そうなんだよなぁ・・・当日に間に合いませんでしたじゃ済まねぇよ」

JB「確かになぁ・・・」

KB「そこでこいつを連れて来た。このイカ娘をな」

吉沢博士「イカ娘さん・・・?」

イカ娘「私が海からの使者、イカ娘でゲソ!!」

吉沢博士「え、えぇ・・・あなた、何者?」

KB「んなもん、今はどうだって良いだろうがよ。それよりもこいつの、高等数学を一瞬で解く驚異的な計算能力だ。
ディメンション・タイドのソフト面開発に役立ててくれや」

杏子「あぁ、それでイカ娘を連れて来たのか」

あいり「成る程、その開発における計算をイカ娘にやってもらおうと言う訳か」

工藤「やってもらうって・・・君出来んの?」

イカ娘「私は何をすれば良いのでゲソ?」

クレア「ちょっとやってもらって下さい」

吉沢博士「良いけど・・・理解できるのかしら?」

イカ娘に説明する吉沢博士。

10分後・・・。

工藤「嘘だろ、おい・・・」

吉沢博士「何て早さなの・・・?」

サキ「本当に何者なんだ、イカ娘?」

みらい「何かよく解らないけどすげぇ!」

OS構築における必要な計算を紙に書いていくイカ娘。書いているのはキーボードを打つより、その方が早いから。

イカ娘「頼まれていた所は終わったでゲソ」

書いた紙を吉沢博士に渡すイカ娘。

吉沢博士「あ、ありがとう・・・」

桐子「彼女は役に立つの?」

工藤「役に立つなんてもんじゃない・・・博士」

吉沢博士「えぇ、これなら、ディメンション・タイドのOSの構築を2日、いえ、3日は短縮出来るわ。彼女は天才だわ」

イカ娘「(やっと私の凄さが解る人が・・・)」ウルウル

吉沢博士「イカ娘さん、協力、お願いできるかしら?」

イカ娘「当然でゲソ!天才の私に任せるでゲソ!!」

杏子「解り易い奴・・・」

JB「この為に連れて来たんだな」

KB「あぁ」

JB「オイラに教えておいてくれても良かっただろー」

KB「あ?テメェに教えてどうなンのよ?」

JB「だよなぁ・・・お前はそういう奴だったよ」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/02(木) 02:19:17.08 ID:+IVwKKQU0
今日は此処までで!
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
では明日に!
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/02(木) 02:29:06.52 ID:m1ujELFLo
お疲れ様でした。
あ〜っ!たまんねぇ!工藤も出て来るとはね!
96 :エビラとヘヴィメタルの人@怪獣映画勉強中[sage]:2012/02/02(木) 02:58:09.64 ID:vkUC5O7AO
お疲れ様でした。

イカちゃんやっぱり頭良いわなぁww

そういえばブラックホールって厳密に言うと渦とかの類ではなく重力の塊で吸い込むんじゃなく潰すものらしいよね。

どっちにしろヤバい代物なのに変わりは無いんだけどねww
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/02(木) 21:52:45.00 ID:+IVwKKQU0
ロリこんばんは。

>>95

ディメンション・タイドは是非出したかったので、だったらG−グラスパーや工藤も出すしかない!

>>96

ブラックホールって圧縮するらしいね。吸い込むって言うより、その方向に重力が働いて高速で落ちるって事・・・なのかなぁ。

再開します
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/02(木) 21:56:45.45 ID:+IVwKKQU0
杏子、ゆま、かずみ、みらい、サキ、あいり、クレア、エリーゼは特別怪獣対策部隊の移動基地の内部を適当に見て周る。
イカ娘はOS構築の説明を吉沢博士から受けている。
1時間程経ち、科学班の部屋に戻って来た。

みらい「何か学校の社会見学みたいだな!!」

杏子「こん中で学校行ってるのみらいだけだけどな。年もかなりバラついてるし」

ゆま「せんせー!お昼御飯はどうするんですか?」

サキ「誰が先生だ!?」

工藤「あの・・・君も魔法・・・少女?」

サキ「まだ17で少女ですが何か!?」ギロッ

工藤「な、何でも無いです!」

桐子「そう言えばそろそろ昼の時間ね。あなた達、何か食べたいものある?戦ってくれるご褒美に奢ってあげるわ」

イカ娘「良いのでゲソか!?」

桐子「ええ、あなたには特にお礼をしたいし」

かずみ「じゃ、じゃあ!是非行きたいレストランがあるの!其処に行きたい!!」

あいり「あぁ、かずみお気に入りのあの店か」

かずみ「うん!」

桐子「其処は遠いの?」

かずみ「あすなろにあるから、ちょっと遠いね」

桐子「解ったわ。ちょっと大きめの車を回して来るから、あなた達は外で待ってて」

桐子がジャケットを掴んで外へ出て行く。

サキ「ジュゥべえとキーべえはどうする?」

JB「オイラ達は入れないからな・・・」

KB「俺は勝手に風見野に帰るわ」

JB「オイラはあすなろまで送ってもらうとするか」

エリーゼ「かずみお勧めのお店?どんな所かしら?」

みらい「お洒落なファミレスで値段は普通だけどすっげー美味いんだ!!」

あいり「マスターのパフェが雑誌に載るくらい、有名な店だよ」

クレア「それは楽しみですね」

イカ娘「エビはあるのでゲソか!?」

サキ「勿論ある。私のお勧めはエビドリアかな」

杏子「んじゃあ、外に出よう。ゆま、行くぞー」

ゆま「はーい。それじゃバイバイ!」

サキ「では私達はこれで」

エリーゼ「失礼しますね」

クレア「シーユーアゲイン」

工藤「じゃあね!何時でも来てくれよ!目の保養になるから!」

吉沢博士「工藤君たら、もう・・・では、お互い頑張って地球を守りましょう」

かずみ「うん!」

あいり「はい!」

みらい「ボク達に任せてくれ!」

イカ娘「私の力があれば負ける訳が無いでゲソ!!」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/02(木) 21:57:24.74 ID:+IVwKKQU0
杏子、ゆま、かずみ、みらい、サキ、あいり、クレア、エリーゼ、イカ娘が外に出る。

杏子「来る時も気付いたけど・・・」

かずみ「何だろう?あの大きなコンテナ」

ゆま「おっきーね」

この巨大な特別怪獣対策部隊の移動基地の近くに、これまた途轍もなく巨大なコンテナが5つ並んでいる。

サキ「コンテナの全長は軽く100メートルを超えているな・・・」

あいり「中にゴジラクラスの怪獣が入る事が出来るほどの大きさだね」

イカ娘「何が入っているのでゲソ?」

みらい「さぁな」

クレア「あぁ、これは・・・」

エリーゼ「これも切り札、という事かしら」

クレアとエリーゼは何か知っているようだった。話している間に彼女らの近くに防衛軍の兵員輸送用トラックが来た。運転席には桐子。

桐子「こんなので悪いんだけど、皆乗って」

ゆま「はーい!」

杏子「よっと・・・お、意外と安定していて座りやすいな」

みらい「護送車のそのままのイスよりはマシだな!」

桐子「・・・護送車?」

サキ「何でもないので気にしないで下さい」

かずみ「ねぇ、桐子さん、あの大きなコンテナは何?」

桐子「アレも私達が持って来た切り札よ。ジョーカーとはいかないけれど、強力な戦力になる筈よ」

あいり「へぇ・・・何にせよ戦力は多いに越した事は無いですね」

桐子「スペースゴジラを使役するあなたにそんな事を言わせるなんて、改めて今回の事態の恐ろしさを感じるわ」

エリーゼ「私達もこんな事は始めてですよ」

クレア「キングギドラの大群にギドラ族の王・・・黙示録の竜ですね」

桐子「そしてワルプルギスの夜は、黙示録の日、か・・・まさか、科学万能社会に生きててそんな日が来るなんてね」

杏子「今はそんな事より飯だろ?早く行こうぜ」

桐子「そうね、出発しましょう」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/02(木) 23:46:50.52 ID:+IVwKKQU0
あすなろ市、レストラン「レパ マチュカ」

レパ マチュカの店内に杏子、ゆま、かずみ、みらい、サキ、あいり、クレア、エリーゼ、イカ娘、桐子が入る。
尚、一旦、海香の家に寄ってジュゥべえは帰り、かずみはお土産を持って来ていた。

クレア「此処ですか」

エリーゼ「良い雰囲気ね。お洒落で、それでいて上品で」

杏子「んー・・・来るのは3、4回目だけど、相変わらず良い店だね」

ゆま「うん!良い匂いがするし!」

桐子「あら、雑誌に載るだけあって本当に綺麗な店ね・・・ちゃんとした格好で来れば良かったかしら?」

桐子の服装はG−グラスパーの戦闘服。

あいり「大丈夫ですよ。私達も普通の服ですし」

店員「いらっしゃいませ!かずみちゃん、また来てくれたんだね」

すっかり通うかずみと顔見知りになった高校生のアルバイト店員が迎える。

かずみ「うん!此処の味を知ったら、もうほかのお店には行けないよー」

店員「それ聞いたら店長も喜ぶよ」

かずみ「あ、旅行に行ったお土産持って来たんだけど、立花さん、忙しいかな?」

店員「大丈夫だと思うよ。てんちょー!かずみちゃんが来てますよー!!」

店員が大声でバックヤードに声をかける。

宗一郎「ん?かずみ達か」

その店長、宗一郎が出て来る。

かずみ「こんにちは」

サキ「こんにちは、立花さん」

みらい「こんにちは!」

あいり「どうも」

宗一郎「あぁ、いらっしゃい、何時も来てくれてありがとう」

かずみ「これ、南の島に行ってきたお土産!クッキーとかチョコレート」

宗一郎「お、ありがとう。後で食べるよ」

店員「やったー!次の休憩が楽しみになったよ!」

宗一郎「ちゃんと仕事しないと休憩は無しだからな」

店員「はーい」

かずみ「それと、向こうで買った香辛料を幾つか。お料理にどうかなって」

宗一郎「これはありがたいな。新作に色々試してみるよ・・・ところでその人はG−グラスパーの人か?」

桐子「防衛庁所属の辻森桐子です」

一礼する桐子。

宗一郎「レストラン、レパ マチュカ店長の立花宗一郎です」

宗一郎も礼を返す。

宗一郎「かずみと知り合いなんですか?」

桐子「はい」

宗一郎「凄い知り合いがいるんだな・・・」

かずみ「あ、あはは・・・」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/02(木) 23:49:30.83 ID:+IVwKKQU0
桐子「こっちも驚きですよ。雑誌に載るような有名店の店長と、かずみさん達が知り合いだなんて」

宗一郎「知っていただいていて光栄です。さて、俺は戻るから、後は頼む」

宗一郎は厨房に戻って行く。

店員「はい!お仕事お仕事と・・・何名様ですか?」

サキ「10人です」

みらい「席は空いてる?」

店員「浅海さんとみらいちゃんもよく来てくれますね。ご案内します、こちらへどうぞ」

店員の案内で席へ。そして注文してメニューが運ばれて来る。

桐子「あ、あなた達、そんなに食べるの!?」

桐子以外全員、ステーキやハンバーグ、オムレツ、ピザ、フライなどの重めのメニューに、スープやパスタ、シチュー、サラダ等を頼んでいる。ゆまもハンバーグにコーンポタージュとがっつりした二品。

サキ「え、えぇ、まぁ・・・はい」

杏子「あ、そりゃあ、普通から見たらあたしらの食う量って多いか」

桐子「何時もそんなに食べてるの?」

みらい「そうだぞ!」

桐子「それでそんなに引き締まった身体なんて・・・信じられないんだけど。やっぱり魔法少女って戦いで身体を動かすから?」

かずみ「それもあるけど、私達って体内に怪獣を封入してあるから・・・」

クレア「幾ら量子化していると言っても、彼らにも栄養を摂取されてしまいますので、普通の人より多く食べないといけないのですよ」

エリーゼ「普通の人からよく羨ましがられますけど、食費がかかって大変なんです」

桐子「で、でしょうね・・・」

イカ娘「わぁ・・・すっごい美味しそうでゲソー!!」

因みにイカ娘はエビドリアにエビカレー。

あいり「皿、熱いから気を付けなよ、イカ娘」

イカ娘「解ったでゲソ!」

ゆま「いただきまーす!!」

食べ始める彼女達。

杏子「ほら、ゆま、口にソース付いてるぞ」フキフキ

ゆまの口元をペーパーナプキンで拭く杏子。

ゆま「あ、キョーコ、ありがとう」

クレア「はい、イカ娘たん、あーんして下さい」

クレアがフォークに刺したチキンステーキをイカ娘に差し出す。

イカ娘「くれるのでゲソか?あーん・・・」

みらい「相変わらず美味いぜー!」

ピザを頬張るみらい。

かずみ「そうだね!」

エリーゼ「雰囲気だけでなく、味もとても良いわね」

サキ「ふふっ、だろう?私達もすっかり常連になったからね」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/02(木) 23:52:43.89 ID:+IVwKKQU0
あいり「ユウリもこの店に来たかったんだな・・・っと、悪い」

かずみ「う、ううん!」

桐子「ユウリさんって?」

あいり「私の親友だった魔法少女です。彼女はその・・・怪獣と戦って死にました」

サキ「(あいり・・・)」

みらい「(ごめん・・・!ありがとう・・・)」

桐子「やっぱり、魔法少女でも亡くなるのね・・・」

クレア「ええ、私達の魔法で強化した肉体は常人より遥かに強靭といえど、決して不死身ではありません」

エリーゼ「ましてや無敵でも当然無い訳です」

桐子「そうよね・・・あなた達にばかり戦わせる訳にはいかないわね。ワルプルギスの夜には私も命懸けで戦うわ」

かずみ「でも無茶はしないで!桐子さんが死んじゃったら、私、悲しいよ・・・」

桐子「ありがとう。でもね、あなた達こそ生き残らなきゃ駄目。私達普通の兵士が何十人くらい犠牲になっても大勢にそれほど影響は無いわ。
でもね、強大な力を持つあなた達が1人倒れたら大きな戦力の喪失になる。その後に守れる何千人もの人々が犠牲になってしまうの」

ゆま「私も?」

みらい「ボクも・・・なんだよな」

桐子「勿論よ。あなた達のような年端も行かない女の子に多くの命を背負わせるなんて、大人失格だけどね。
それにワルプルギスの夜で勝っても、それで怪獣の脅威が無くなる訳じゃない。まだまだあなた達の力が必要なの」

サキ「生きて戦う、力を持つものの義務・・・ですか」

桐子「シビアな言い方をすればね」

杏子「ま、何だって良いさ。あたしは戦う。あたしが守るのは仲間や家族だけさ。
悪いけど、それ以外なんて知ったこっちゃ無いね」

桐子「そう。でも、それで結果として多くの人が救われるわ。改めてお願いね」

杏子「言われるまでも無いさ。あんた達防衛軍も守れる限り守ってやるよ」

桐子「ふふっ、お願いするわね」

かずみ「私・・・生きたい!生きて、立花さんみたいなコックさんになりたい!」

サキ「きっとなれるさ、君なら」

みらい「そしたら毎日その店に食べに行くぞ!!」

クレア「素敵な夢ですね。是非実現してください」

かずみ「ありがとう、サキ!みらい!クレア!」

桐子「私も応援してるわ」

あいり「期待しておいてやるよ」

ゆま「頑張れ、カズミー!」

杏子「安くしてくれよ」

かずみ「うん!」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/02(木) 23:53:14.83 ID:+IVwKKQU0
エリーゼ「その為には絶対に勝たないといけないわね」

イカ娘「心配しなくても、この私がいるんだから、負けるなんて有り得ないでゲソ!!」

クレア「根拠が無い・・・訳ではない自信満々なイカ娘たんも可愛いですね」

イカ娘「そんな事より、このチョコレートパフェも頼んで良いでゲソか?」

ゆま「キョーコ、私もフルーツパフェ頼んで良い?」

杏子「あぁ、良いぞ。今日はこの姉ちゃんの奢りだからな」

桐子「えっ・・・?まだ食べるの!?(お金、足りるかしら・・・?)」

イカ娘「感謝するでゲソ!」

ゆま「おばさん、ありがとー!!」

桐子「おば・・・」ガーン!!

サキ「(この人もか・・・ご愁傷様です)」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2012/02/03(金) 00:03:12.85 ID:tGpOVZ9jo
ハープをお股に挟んじゃうひよりちゃんハァハァ(かわいい)
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/03(金) 00:19:44.39 ID:Gf8x7uMRo
桐子と魔法少女達のやり取りもほんわかして良いなぁ。
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/03(金) 00:27:24.96 ID:JeIZ+W/AO
ひよりの名字は日下部に違いない
そして危なくなったら天の道を行き総てを司る人が助けに来てくれるんだ
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/03(金) 00:38:02.61 ID:Gf8x7uMRo
ところで桐子の上官、宮川卓也隊長は?もちろんこのストーリーでは死んでないっていう設定で。
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/03(金) 01:02:38.16 ID:JeIZ+W/AO
生きてるか死んでるか、どんなキャラ出すかなんて作者の采配だろうに
何で「もちろん」なんだ
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/03(金) 01:04:58.22 ID:Gf8x7uMRo
>>108
すまん。ただそう思ってただけだった。
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/03(金) 01:49:32.25 ID:HqGmGVbw0
>>107

うーん、出す予定がないと言うか、忘れていた。だから出すかどうかは考えてない
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/03(金) 01:52:14.08 ID:HqGmGVbw0
夜、まどホーム、まどルーム

まどかはベッドで目を閉じる。

まどか「(今日も楽しかったなぁ・・・さやかちゃんに仁美ちゃん、ほむらちゃん、マミさんやキリカちゃんと学校で話して・・・
その後、こまちちゃん、ひよりちゃんも加わって見滝原のあちこちで遊んで、マミさんの家でお茶しながらアニメ見て・・・もうこんな時間になっちゃった。
もう直ぐ、こんな楽しい毎日は終わっちゃうんだよね・・・。今の内に楽しんでおこうっと・・・。
それに、またこんな日々が来るかどうかは私達次第なんだよね・・・ゴジラ・・・きっと、ううん、絶対勝とうね・・・)」

ぬいぐるみを抱いて寝るまどかは、自分の胸にそっと右手を当てる。その小さな胸の中には絶大な力を持つ、巨大な最強の怪獣王が息づいている。

まどか「(寝るのが勿体無くて、寝れないよ・・・ほむらちゃんかキリカちゃんならこの時間は起きてるらしいし・・・電話しようかなぁ・・・)」

ガチャッ・・・

そう考えていると、階下で音がした。

まどか「ん・・・?」

母親の詢子が帰って来た音だった。

まどか「・・・」

数十分してまどかは起き上がり、上着を着て下に降りる。

詢子「ふぅー・・・」

リビングでは詢子が簡単な夜食を済ませ、スコッチを飲んでいた。

詢子「おっ、眠れないのかい?」

まどか「うん、ちょっと良い?」

まどかはオレンジジュースをグラスに入れて、テーブルの反対側に座って簡単に乾杯。

まどか「・・・」

詢子「どうしたんだい?複雑な顔して」

まどか「ん?うーん・・・?」

詢子「今のまどかでも何か悩むことがあるって事か」

まどか「今の私?」

詢子「まどか、あんた最近、凄く逞しくなってるよ。前は良い子だけど、ちょっと卑屈な所があったり、自信が無さそうな感じだったけど、今のあんたは自信に溢れてる気がする」

まどか「それは・・・友達のお陰かな?」

詢子「さやかちゃんかい?」

まどか「うん、さやかちゃんもだけど・・・ママ、最近私ね、友達がすっごく増えたの!学校の先輩とか、転校生の子とか・・・別の学校の人とか風見野やあすなろにもいるし、外国人の人もいるんだよ!」

詢子「へーえ・・・そいつは凄いねぇ。まどかも随分顔が広くなったもんだ」

まどか「それに、只の友達じゃ無くて、私、その子達の為なら、命だって賭けたいし、その子達も命を賭けてくれると思う。
友達って言うか・・・親友以上の・・・仲間、かな」

詢子「命って言うと穏やかじゃ無いけど、そんな人には生涯何人出会えるかどうかだ。
そんな子が沢山いるまどかは、幸せ者だね。大事にしなよ」

まどか「うん!」

詢子「この前、うちに来てたあいりって子もそうかい?」

まどか「そうだよ」

詢子「あの子、只者じゃないね。何ていうか・・・相当死線とか修羅場を潜ってる気がするよ」

まどか「間違ってないよ、それ」

詢子「何者なんだい、あいりって子?」

まどか「私のお師匠・・・かな!そんなあいりさんの弟子なのが、ちょっと自慢だったり?」

詢子「へーえ・・・何の師匠なんだか。でも、そんな凄い子の弟子のまどかを一体、何が悩ませているって言うんだい?」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/03(金) 01:53:43.68 ID:HqGmGVbw0
まどか「うーん・・・私達でも解決できるかどうか解らない問題が迫ってる事・・・かな。
私達がやってることも言ってることも、絶対間違ってなくて、心も1つで、お互い信頼し合ってて」

詢子「言い切るんだね。以前のあんたからは考えられないよ」

まどか「えへへ・・・でも、なのに、私達の力を合わせても、でその問題を解決出来るかどうか解らないの」

詢子「大丈夫じゃないかい?」

まどか「どうした?」

詢子「悔しいけどね。正しいことだけ積み上げてけば、ハッピーエンドが手に入るってわけじゃ無い。
むしろみんながみんな、自分の正しさを信じ込んで意固地になるほどに、幸せって遠ざかってくもんだよ。
でも、あんた達は心をひとつにして、同じ事を信じて突き進んでるんだろう?なら、大丈夫さ、きっと解決できる。
ハッピーエンドになるさ」

まどか「そうかな・・・?私、どうすれば良いんだろ?」

詢子「そいつばかりは、他人が口を突っ込んでもきれいな解決はつかないね」

まどか「・・・」

詢子「例え綺麗じゃない方法だとしても、解決したいかい?」

まどか「この問題を解決出来るなら、私、なんだってするよ」

詢子「なら間違えればいいさ」

まどか「え・・・?間違える・・・?」

詢子「ずるい嘘ついたり、怖いものから逃げ出したり。でもそれが、後になってみたら正解だったって解ることがある。
本当に他にどうしようもないほどドン詰まりになったら、いっそ、思い切って間違えちゃうのも手なんだよ」

まどか「ごめん・・・それは出来ないの」

詢子「言ったろ、きれいな解決じゃないって。まーどか、あんたはいい子に育った。嘘も吐かないし、悪い事もしない。
いつだって正しくあろうとして頑張ってる。子どもとしてはもう合格だ」

詢子はそう言ってスコッチを一口飲む。

詢子「ふぅ・・・だからさ。大人になる前に、今度は間違え方もちゃんと勉強しときな」

まどか「勉強・・・なの」

詢子「若い内は怪我の治りも早い。今の内に上手な転び方覚えといたら、後々きっと役に立つよ。
大人になっちゃうとね。どんどん間違うのが難しくなっちゃうんだ。背負ったものが増えるほど、下手を打てなくなってく」

まどか「(私達が背負ってるのは・・・世界中の命・・・何より重いよ・・・下手なんて打てない・・・)
それでも、今回は間違えられないの、絶対に。私達が間違ったり、逃げ出したりしたら、取り返しの付かない事になっちゃうから」

詢子「その様子・・・ただ事じゃないみたいだね。それは、あんたが最近、学校より優先してた事と何か関係があるのかい?」

まどか「ごめんなさい、それには答えられないの」

詢子「国を超えた組織から、あんたじゃなきゃ出来ない事、だったっけ。そりゃ、言えないかぁ。じゃあ、あたしにどうにかは・・・」

まどか「出来ないよ」

詢子「解ってても愛する娘にそう、あっさりはっきり言われると辛いぞ〜」

まどか「ご、ごめん・・・」

詢子「良いさ。本当、逞しくなったよ、あんた。そんなあんた達なら、きっと解決出来る。あたしが保障するよ」

まどか「ありがとう。でも、失敗できないって、辛くない?」

詢子「大人は誰だって辛いのさ。だから酒飲んでも良いって事になってんの」

まどか「私もママとお酒飲んでみたいなぁ」

詢子「おう、さっさと大きくなっちゃいな〜。辛い分だけ楽しいぞ、大人は〜」

まどか「いや、今、飲みたいの」
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/03(金) 01:54:45.61 ID:HqGmGVbw0
修正

×まどか「どうした?」

○まどか「どうして?」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/03(金) 01:56:12.55 ID:HqGmGVbw0
詢子「何だって?」

まどか「大丈夫だよ!旅行中、友達・・・仲間の子にもらったけど、平気だったし」

詢子「おいおい・・・その仲間ってのは悪い仲間じゃ無いだろうねぇ」

まどか「そんな事無いよ!すっごく優しくて強くてカッコいい子、私もその子みたいになりたいの」

詢子「あんたが言うなら間違い無いんだろうけど・・じゃあ、ちょっとだけ飲んでみるかい?」

まどか「やった!」

まどかはスコッチのグラスを受け取って一口飲む。

まどか「美味しい!」

詢子「お、大人の味が解るねぇ。でも、子どもは此処まで・・・って」

まどか「ごっごっごっごっ・・・ぷはっ」

グラスに入っている分をまどかは飲み干した。

詢子「全部飲みやがった・・・」

まどか「ママー!もっと、ちょーらいっ!!」

酔ったまどかは呂律が回っていない。

詢子「酔った!お、おい、大丈夫か・・・?」

まどか「らいじょーぶらから、もっと、ちょーらいっ!!」

詢子「大丈夫じゃ無いだろ!あぁ、もう!面倒くさっ!!」

まどか「うーん、何か走りらしたい気分っ!ブーーーン!!」ドダダダダダダダダダ!!

イスから立ち両腕を広げて、リビングを走り回るまどか。

詢子「パパとタツヤが寝てるんだから、走るんじゃない!」

そしてまどかはいきなり立ち止まる。

まどか「・・・走ったら暑くなってきひゃった。ぬいじゃえー!!」ポーン!ポーン!スッポポーン!!

上着もパジャマも下着も脱いで全裸になるまどか。

詢子「ちょっ!何脱いでるんだい!?」

まどか「よぉし!さやかちゃんの所へ行くぞぉ!!」

全裸のまままどかは外に出ようとする。

詢子「ちょっと待てぇええええええ!!スッパで外に出ようとするなぁああああああ!!」ガシッ

まどか「ママ!邪魔しないれ!これは、私の使命らから!!」

まどかはそれを振り解こうとする。
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/03(金) 01:56:47.12 ID:HqGmGVbw0
詢子「な、何て力してるんだい、この子!?」

まどか「ふんす!!」バッ!

まどかはあっさりと詢子の腕を振り解き、玄関へ。

詢子「ぎゃああああああ!!待ってくれー!!」

そしてまどかは、玄関のカギを開け、ドアノブに手を掛けて・・・

まどか「・・・」バタッ

倒れた。

詢子「まどか!?どうしたんだ!?しっかりしな!!」

倒れたまどかを詢子は抱え起こす。

まどか「すぅ・・・すぅ・・・」

まどかは寝ていた。

詢子「寝てる・・・やれやれ、人騒がせだね」

詢子はまどかにちゃんと下着とパジャマを着せて、背負う。

詢子「意外と重い・・・いや、重くなったのか・・・この子の身体・・・随分、筋肉付いたじゃないか・・・逞しくなり過ぎだよ」

そして部屋のベッドにまどかを寝かす。

詢子「まどかと酒を飲みながら語らい合う日を楽しみにしていたけど・・・こりゃ考え直した方が良いな・・・お休み」

そう言ってまどかの部屋のドアを閉める。
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/03(金) 01:58:26.91 ID:HqGmGVbw0
今日は此処まででです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
ではまた明日!
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/03(金) 01:59:42.49 ID:IHQsgAbh0

そうかまどかの酒癖は露出癖かwwwwww

やっぱり詢子さんカッコいいな
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/03(金) 02:09:41.36 ID:Gf8x7uMRo
お疲れ様でした!
本当に何が起こるか解らないものだなぁ。
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/03(金) 02:27:13.08 ID:+MV/mEqio


もう色々と何かを間違えてるよこのまどかさんwwwwww
120 :エビラとヘヴィメタルの人@怪獣映画勉強中(九州・沖縄)[sage]:2012/02/03(金) 02:45:28.60 ID:UNL7IG5AO
お疲れ様でした。

ゴジラ「まどかェ・・・」

最後のはゴジラが止めてくれたと勝手に解釈してみる。



そういえば量子変換について気になった事があったんだけど、量子変換の技術で怪獣のサイズを変えたりって出来るのかな。

例えば人間と同じ位の大きさとかさ。

ゴジラと肩を並べて歩くまどかって想像すると可愛いやん。

ほのぼの演出的な意味で頭に浮かんだ。
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/03(金) 03:03:04.69 ID:Gf8x7uMRo
>>120
サイズ変えればせいぜい2mぐらいになる気がするな。
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/03(金) 23:05:07.95 ID:HqGmGVbw0
ロリこんばんは。もうスレの1割以上消化してしまった・・・。

>>117

原作のあのシーンを見て、このまどかさんには酒を飲ませるしかないと思った。
そして飲めばこうなる訳で・・・。

詢子さんカッコいいよね。地球防衛企業とか合いそうかなぁ・・・。

>>118

何が起こるか解らない内容を書きたいので、そう思ってもらえると嬉しい。

>>119

え?間違ってるかな・・・?間違っちゃいけないのに!

>>120

言われてみれば、ゴジラが止めたのかも知れない。

んー・・・それなら分離するデストロイアと身体の大きさを変えられるラジンが普通に出来るけどね。
自分は、旅行編の途中で大きさだけじゃ無く、怪獣達は量子変換で人間の姿になれるとか言う設定にしてたら面白かったかなと思った事がある。
大分進んでたから出来なかったし、もう終盤なので無理だけど。やるならアルカディア用にリメイクして上げる時だろうか。
しかしタイプは違えど、全員イケメン、美少女になるんだろうなぁ。
尚、新しく加わったバラン、機龍ブラック、メガロは野郎、ギドラは女の子です。

再開します
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/03(金) 23:13:01.15 ID:HqGmGVbw0
私達が旅行から戻って1日経ち、2日経って3日経ったわ。楽しい、穏やかで暖かい日常はあっという間に過ぎ去り、ついに世界中が非日常を認識する日が来たわ。
4日目の朝、私は目を覚ます。

ザァァアアアアアアア・・・

外は雨。大粒の雨がうるさい程に音を響かせている。制服に着替えて、リビングに行くと姉さんとルカが何時ものように朝食を用意してくれていた。
只何時もと違うのは、珍しくあやせとQBが私と同じくらいに起きて来た所かしら。
4人と1体で朝食を食べながら、TVを何となく見ていた時だった。急に画面が切り替わった。

ニュースキャスター「本日、先ほど政府発表がありましたので、特別枠を設けてお送りさせて頂いています。
現在、地球に宇宙超怪獣キングギドラの大群が来ると国連から発表がありました。
明確な数は不明、その目的も不明ですが、人類、及び地球生物を攻撃、滅亡させて地球を占領しようというのがそれでは無いかと政府は見ています。
キングギドラ達の地球到着日時はおよそ一週間後、一週間後と予測されております。市民の皆様は、それまでに各都市、地方のシェルターへの避難をお願い致します。
現在、国連の各組織及び、各国の防衛軍が市民の方々の生命財産を守るべく迎撃の準備を進めております。
国民の皆様はくれぐれも冷静に行動して頂きますよう、お願い申し上げます。全国家で同内容の放送がなされております。繰り返し、お送り致します・・・」

その後にニュースキャスターの同じ台詞が続く。此処しばらくは、テレビ、ラジオ、インターネット・・・全メディアでこの話題が溢れ返るんでしょうね。
それの公的以外の殆どの放送局も番組制作どころじゃないでしょうし。BSデジタルQとかは、好機だとか言って奔走しそうだけど。

ほむら「・・・いよいよ発表されたわね」

マミ「ええ」

ほむら「こんな風に発表してパニックにならないの?」

あやせ「それは大丈夫よ。この世界の人達は怪獣の出現に慣れているからね」

ルカ「それに、自分達が騒いだ所でどうにもならないと悟っているでしょうから」

QB「とはいえ、今回の事態はショックだと思うよ。全人類が明確な滅亡の危機に瀕した事なんて無いからね」

ほむら「でしょうね・・・」

QB「特にキングギドラは破壊と殺戮の象徴。これまでも彼らによって多くの国が滅亡の危機に陥った。
この日本も例外では無いよ」

キングギドラは1体だけでも大変な脅威でしょうね。それが複数、大群だなんてとんでも無い事態よね。

マミ「それでも、暴動が起きたりは無いと思うわ。シェルターで生活できるもの」

ほむら「シェルターって、あの広くて何も無い空間でしょう?窮屈でストレスが溜まりそうなんだけど」

あやせ「あれ?あなた、この世界でシェルターに入った事は無いの?」

ほむら「無いわね」

怪獣が出たら、避難しないで戦いに行くもの。

QB「それじゃあ、丁度良い機会だし、シェルターの中を見てみると良いんじゃ無いかな?」

ほむら「時間があればね」

これから私達魔法少女は忙しくなるでしょうし。

ルカ「どっちにしろ、市民はシェルターに長期滞在する場合、時間があれば必須家具や食料を運び込むんですよ」

あやせ「私達もこの部屋のベッドとかテーブルとか持って行かないとね。しばらくはあっちで生活する事になるから」

ほむら「そうね」

私達は勝って、生き残る。その後の事もあるのだから。それにしても、家具を運んで行くなんて、それぞれに部屋でも割り当てられているのかしら?

マミ「さて、ほむら、そろそろ出発しましょうか」

ほむら「ええ」

あやせ「今日も学校に行くの?雨降ってるし、休んだら?」

マミ「いえ、今日が見滝原中学の校舎に登校出来る最後の日になるでしょうから。
その後、自由登校になるかも知れないけど、私達魔法少女は時間を作るのが難しいでしょうし」

ほむら「まどか達もきっと来るから、私も行くわ」

あやせ「ふーん、ま、行くんなら行ってらっしゃいよ」

ルカ「私達は必要な物を運べるようまとめておきますね」

マミ「お願いね」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/03(金) 23:14:27.18 ID:HqGmGVbw0
QB「ボクはそれを手伝った後、まどかの所に行こうかな。無いと思うけど、彼女も1人だと不安になってしまうかも知れなし」

ほむら「まどかの事、お願いね」

QB「ま、今のまどかなら大丈夫さ。不安な事とか、気になる事があれば、1人で抱え込まず、真っ先に君達に相談するだろう。
これはボクのお節介みたいなものさ」

キュゥべえがお節介・・・。

ほむら「ふふっ、あなたがお節介ね」

思わず笑みがこぼれる。

QB「何を笑っているんだい?」

ほむら「ごめんなさい。どうしても私が元いた世界のインキュベーターとあなたとのギャップで・・・
あなたとは全然違うと解っているのだけれど」

QB「感情が無い、かぁ。ボクは想像もしたく無いね。
感情が無ければ生きる喜びも、美しい風景を見て綺麗だと感動する事も、美味しいものを食べる幸せも感じる事が出来ないじゃ無いか」

美しい風景・・・キュゥべえと見た、あの美しい不知火の光景は忘れる事は無いでしょうね。

QB「そして君達のような可愛い子に興奮する事も出来ないじゃ無いかー!!」バッ!

キュゥべえがマミに跳び付く。

マミ「はい、其処まで」ガシッ!!

その顔面を手で掴むマミ。そしてそのままアイアンクロー。

QB「ぎゃああああああああ!いだだだだだだだだだ!!離して!!離して!!」ジタバタ

ほむら「それじゃあ、私と姉さんは行って来るわ」

マミ「行って来ます。家具と荷物の準備、お願いね」ポイッ

キュゥべえを床に捨てる。

QB「・・・」チーン

死んでるわ。

あやせ「はいはい、行ってらっしゃいね」

ルカ「行ってらっしゃいませ」

2人に見送られて、私と姉さんはカサをさして学校へ向う。
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/04(土) 00:19:31.16 ID:6B1/Kbid0
通学路

何時もの合流場所にはまどか、さやか、キリカが待っていたわ。

まどか「おはようございます、マミさん、ほむらちゃん」

マミ「おはよう、鹿目さん、美樹さん、呉さん」

ほむら「3人ともおはよう」

キリカ「おはようじょ!」

さやか「おはようございます、マミさん。ほむらもおはよう・・・ねぇ、皆、今朝のニュース聞いた?」

キリカ「ん?何かあったん?」

まどか「今日、発表されたんだよ。キングギドラの大群が来るって」

キリカ「あー、今日だったんだ。織莉子の家で何か言ってたけど興味なかったから聞き流したよ」

マミ「呉さんらしいわねぇ」

キリカ「だって私には関係無いし?何が来たって織莉子やほむほむに勝利を捧げる為に戦うだけだよっ!」

ほむら「あなたらしいわね」

暫く歩くと、通学路の周りの生徒達の表情は暗い。それはこの雨の所為では無いのでしょう。
たまに何時もと変らない生徒達もいるけど、それはまだ知らないだけ。

まどか「皆、元気ないですね・・・当たり前ですけど」

マミ「あれが普通よ。私達が特殊なの」

さやか「本当・・・マミさんやほむら達がいてくれて良かった・・・あたし1人じゃどうにも出来無いだろうし・・・」

キリカ「さやさや、私は?私は〜?」

さやか「勿論、あんたもよ。その戦闘中は冷酷残忍になる所も今は頼もしいね」

キリカ「あれ?戦闘中の私ってそんなん?」

ほむら「自覚が無いなら重症よ・・・」

まどか「普段は明るくて楽しい子なのに、戦ってる時は豹変しちゃうんだもん。
私、最初は二重人格かと思っちゃった」

マミ「アレと同じじゃないかしら?ほら、ハンドルを握ると性格が変る人っているじゃない?」

まどか「あ、いますね」

あなた達は酒を飲むと性格が変るんだけどね・・・。そしてどっちにしろ自覚が無い。
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/04(土) 00:20:00.04 ID:6B1/Kbid0
さやか「それにしても、嫌な雨だね・・・まるで空が泣いてるみたい」

キリカ「ぷっ・・・!あははははははははは!さやさやらしくなさ過ぎ!!」

爆笑するキリカ。

さやか「笑うな!あたしも自分で言ってて恥ずかしかったけど!!」

ほむら「あなたのこの雨を嫌に感じるのはひょっとしたら・・・あなたの告別式が何時も雨の日だったからかしらね」

さやか「うぇっ、あたしの告別式!?あぁ、そっか・・・あんたが繰り返して来た世界じゃ、あたしって大体死んでたんだよね・・・」

まどか「この世界では、告別しないようにしないといけないね・・・」

さやか「とーぜん!まだまだやりたい事も見たい物も欲しい物もいっぱいあるんだから!!」

ほむら「さやかは欲深いわね」

さやか「何時もの突っ込み行くよ?あんたが言うな!!」

キリカ「私は何時死んでも良いように、やりたい事しかやってないよ。今この瞬間に死んでも、君達に看取られて逝けるならそれも一興!!」

ほむら「そういう事は冗談でも言わないで。あなた、私と約束したでしょう?死なないって。
破ったりしたら絶対に許さない」

キリカ「あ、いやいやっ!今のは例えだよっ!!如何に私が君達を愛しているかって言うさっ!!」

さやか「解り辛いわ!あんただったら本気で言いかねない!!」

確かに・・・キリカは私達の為なら何でもしてくれるけど、それは極めて危険な思考だし・・・。

マミ「私達が倒れたら、告別してくれるような人も生き残っていないでしょうけど」

キリカ「私は生き残りより、君達と死ぬ方が良いなぁ・・・そして永遠に1つになるんだ」

まどか「キリカちゃん、目に光が無いよ!病んでるよ!!戻って来てー!!」

周りが沈む中、何時ものように騒ぎながら学校へ行く私達。
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/04(土) 00:26:04.34 ID:N2HmXAnto
>>125
マミ「アレと同じじゃないかしら?ほら、ハンドルを握ると性格が変る人っているじゃない?」

こち亀の本田か!
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/04(土) 03:07:14.83 ID:N2HmXAnto
ん?深夜3時回ったのに反応が無いな。作者さん寝ちゃったのかな?
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/04(土) 04:32:28.48 ID:6B1/Kbid0
私達が学校へ着くと、直ぐに体育館へ集合となった。理由は当然、さっき発表された事。
電気が消されて暗くなり、スクリーンにニュースが映される。

シィーーーーン・・・

それを見終わったとき、見る前は若干ざわ付いていた生徒たちが静まり返った。これほどまでにキングギドラへの恐怖が植え付けられているなんて・・・。

男子生徒「・・・終わりだ・・・」

生徒の1人が呟いた。

男子生徒「俺達はもうお終いなんだ!!」

女子生徒「そうよ!私達は死ぬのよ!!」

その恐怖は伝染し、あっという間に生徒達全体に広がっていく。いけない!パニックが起きる・・・!!

マミ「大丈夫です」

その中、決して大きくは無いのに、凛として良く通り、響き渡る姉さんの声。生徒たちが姉さんに注目する。

さやか「そうだよ!大丈夫だよ!!」

続いてさやかの声。私も言うべきかしら。

ほむら「今現在、皆さんを守る為に戦おうとしている人達がいます」

まどか「そ、その人達を信じてください!」

キリカ「絶対に勝つからさ、心配なんて要らないよっ!」

まどかとキリカも続いてくれた。

マミ「決して生きる事を投げ出さないで下さい」

さやか「絶対に絶望しちゃ駄目だよ!!」

ほむら「明日への希望を持って、屈さないで」

まどか「希望が無いなら、戦う人達が希望になります!それが戦う人達にとって、何より意味がある事なんです!」

キリカ「そーゆー訳だから、避難して待ってれば?シェルターでゆっくりしててね」

女子生徒「巴先輩・・・そうだよね・・・私は、今は生きてる」

男子生徒「絶望するのはまだ早いよな・・・」

生徒や先生が自信のある私達の言葉を聞いて落ち着いていく。特に慈愛に満ちた姉さんの言葉は生徒達に安心感を与えた。
そしてそんな私達を先生達は意外な顔で見詰めていたわ。
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/04(土) 04:33:15.95 ID:6B1/Kbid0
>>128

うん、寝てた・・・。
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/04(土) 04:34:46.69 ID:6B1/Kbid0
今日は此処までで!
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
明日は昼過ぎくらいに再開したいです。
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/04(土) 04:44:47.63 ID:N2HmXAnto
そうか…寝てたのか。
あまり無理しないように続けてください。
それではお疲れ様でした。
133 :エビラと(ry@怪獣映画勉強中(九州・沖縄)[sage]:2012/02/04(土) 08:55:01.60 ID:BDPG4UWAO
お疲れ様でした。

よくよく考えてみると、ゴジラやガメラの映画ではシェルターとかそんなもの都合良く無かったよなぁ、と思った。

でもガメラは(何故か)地中から出て来る場合もあるからシェルターがあっても安心出来ないww

主さん擬人化させる予定あったのね。

あー、でもやっぱり終わっちゃうのかぁ。

終わりが近付いてると思うと……。
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/04(土) 17:25:05.51 ID:6B1/Kbid0
ロリこんにちは。今日も遅くなりました。書いてたら、あっという間に時間が・・・

>>132

寝ちゃってたよ・・・。
無理はしてないので大丈夫です。

>>133

怪獣がその時に突然現れるのならともかく、怪獣がいる世界で、出そうな場所にもシェルターが無いのは何故だろうと思う。
ガメラで言えば巨大レギオンが突如地中からその威容を現したのが印象的。後、モスゴジも(何故か)地中から現れた。後にも先にもこのゴジラだけが地中から登場。
擬人化のは予定というか、未定と言うか・・・。

終わりは近付いていると言っても、何時終わるかは解んないですけどね。後、考える事もあったりして、すぐには終わらないと思います。

再開します
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/04(土) 17:26:03.05 ID:6B1/Kbid0
白百合女学院、講堂

この学校でも全校生徒を集め、政府発表のニュースを視聴した。女生徒経ちの顔が恐怖に凍り付き、心を絶望が閉ざしていく。
中にはその場で気絶してしまう生徒も出るほどであった。

織莉子「・・・」

里美「・・・」

そんな中、生徒会長の織莉子が列から出て、前に歩いて行く。それに付き従うのはメイド服姿の里美。
絶大な権力を持つこの学校の生徒会、それのトップである織莉子。里美が学校でも自分に付いて来る事を認め、許可したのだった。
生徒会長の織莉子にはこのような事も可能だった。

先生A「美国さん・・・?」

織莉子「此処は私にお任せ下さい」

そして織莉子は壇上に立った。

女生徒A「美国生徒会長よ・・・」

女生徒B「あのような絶望的な事実を聞いても、揺るいだ様子もありませんわ」

女生徒C「流石、美国先輩・・・」

織莉子「皆さんには、愛する人がいますか?」

織莉子は良く通る、はっきりとした声で語り出す。

織莉子「家族、恋人、友人、心から慈しみ、自らを投げ打ってでも守りたい人がいますか?私にはいます。
そしてその人達を守るに至らぬ、自分の無力を嘆いた事はありますか?私はあります」

女生徒D「織莉子お姉様・・・」

女生徒E「何て凛々しいお姿」

織莉子「世界は危機に陥っています。絶対的な悪意と暴力、それが形成したものが降りようとしています。しかし、私は戦う」

そして織莉子は天井を仰ぐ。その緑色の瞳が見据えるのは、天井では無く、それを通した遥か先、宇宙から来る絶対的な悪意と暴力。

織莉子「来るが良い、最悪の絶望!」

左手を天井に向けて開く織莉子。

織莉子「私達は決して屈しない!愛する人に出会えたから、希望が輝き出す!!
捜し求めてた日々は彼方へ!それでも、満ちてゆく力で戦う!!」

その左手をぐっと握る。

織莉子「私の世界を守る為!!明日を守る為に!!」

パチパチ・・・

誰かが拍手をした。そしてそれは他の人にも伝わり、やがて生徒、先生全員が大きな拍手を織莉子に送る。

女生徒F「わたくしも戦いますわ!」

女生徒G「私達にも出来る事・・・それをするのが私達の戦いね!」

女生徒H「私達は無力でも、私達は生きてる・・・出来る事があります!!」

先生B「ったく・・・希望を捨ててはならない・・・そんな当たり前で大事な事を生徒に教わるなんて、教師失格だな・・・」

先生C「ふふっ、そうですね。それにしても流石、美国議員の娘さん・・・いえ、美国織莉子さんだわ」

織莉子の持つ圧倒的なカリスマ性は、絶望に沈んだ生徒達や先生達を希望に振るわせた。

織莉子「・・・」

壇から離れる織莉子。

里美「流石です、御姉様、絶望に沈んだ皆さんが、もう希望を抱いています」

織莉子「ふふっ、私に出来る事をしただけ。でも、あなたや私の本当の戦いはこれからよ」

里美「はい、お姉様の今の行動を無意味にする訳にはいきませんね」
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/04(土) 17:36:21.29 ID:6B1/Kbid0
まどホーム、玄関前

詢子「お帰り・・・」

タオルを持った詢子が迎える。まどかの髪に付いた水滴をそっと拭った。

まどか「ただ今!」

まどかはカサをカサ立てに突っ込み、靴を脱いで上がる。

まどか「折角、午前中で学校終わったのに、こんな雨じゃ遊べないよ・・・」

まどかは愚痴る。

詢子「なぁ、まどか・・・」

まどか「うん?」

詢子「あんたは何時もと変わらないけど、今日の件・・・あんたは知ってたのか?」

まどか「うん」

頷いた。

詢子「!!それって、どういう・・・!?」

まどか「ごめんなさい、それは言えないの」

詢子「親のあたしにも言えないのか・・・?」

まどか「私もママには話したい。でも、話せないから・・・ごめんなさい」

詢子「そうかい・・・」

まどか「ママ」

詢子「うん?」

まどか「大丈夫、きっと大丈夫だから、自棄になったりしないでね?皆を守る為に、戦う人達がいるから、その人達を信じてあげて。
私は信じてる。私達は・・・人類は終わったりしないって」

詢子「まどか・・・」

まどか「じゃあ、私、部屋にいるから、不安になったら呼んでね?私がママと一緒にいてあげる。
何時でも励ましてあげるね。あ、避難の準備をする時は言ってね。手伝うから」

詢子「あ、あぁ・・・解った」

まどかは二階に上がって部屋に戻る。
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/04(土) 17:46:20.25 ID:6B1/Kbid0
まどホーム、まどルーム

まどか「今日から避難生活の準備しないといけないなぁ・・・はぁ、面倒くさいよ・・・」ゴロン

まどかはベッドに寝転ぶ。

まどか「ギドラ族はどうして地球を滅ぼそうとしたりするんだろう・・・」

QB「(意外な展開では無いよ。予兆は随分前からあった)」

キュゥべえからのチャント。

まどか「(キュゥべえ?)」

QB「(外だよ、あ、開けて・・・)」

まどか「(う、うん)」

まどかが窓を開けると、雨でびしょ濡れになったキュゥべえが部屋に入って来た。

QB「うぅぅ・・・冷たっ!寒い!!」ガタガタガタガタ・・・

まどか「外で待ってたの?言ってくれれば迎えに行ったのに・・・」

まどかがタオルを持って来てキュゥべえの身体を拭く。

QB「それは悪いと思ってね・・・」

まどか「遠慮しなくて良いのに・・・仲間でしょ」

QB「そうだね。それでさっきの話の続きだけど、ギドラ族が地球を乗っ取ろうと何度もやって来たのは、地球を奪う為の斥候だったと言う説があってね。
事実多くのキングギドラは現れてはあちこちで破壊と殺戮を行なった後、倒される前に宇宙へ帰っている。
何時か、本格的な侵攻が行なわれるのでは無いかと言われていたよ」

まどか「ギドラ族はどうしてこんな酷い事をするんだろう・・・?」

QB「確かに酷いと思う。でも、ボク達も彼らと大して違いは無いんじゃ無いかな?」

まどか「どういう事?」

QB「例えば君は、知っているかい?人類がどれだけ多くの生物を滅ぼして来たのか」

まどか「でも、それは人類が生きる為にして来た事で、仕方無いんじゃ無いのかな?仕方無いで済むかどうかは別として・・・」

QB「そう、仕方無いんだ。それどころか人類は、生存や繁栄とは関係なく、目先の自らの利益や欲望の為に、多くの動物を狩り、大地や海を汚し、多くの生物を絶滅に追いやった。
そして今、ボク達が話している間にも、絶滅の危機に瀕し、滅んでいる生物達がいる。彼らは人間の所為で、生存競争に干渉され、淘汰されて滅亡している。
ステラー海牛もクアッガもオオウミガラスも、人類が乱獲と言う大殺戮を行なわなければ、滅ぶ事無く今も生き続けていただろうね。
ボク達は、解りやすい滅亡させる者とされる者という関係にあるじゃないか。
彼ら滅ぼされる者にとってボク達がギドラ族と何が違うって言うんだい?」

まどか「同じなんだね、私達は・・・」

QB「そう、同じだね」

まどか「それでも私は皆を守りたいの!滅ぼされるなんて絶対に嫌だよ!!勝手な事言っているのは解るけど・・・
でも、大切な人だけを特別に視る私達は本当に正しいのかな・・・?私達は悪で、滅ぼされるべきだったりは、しないよね・・・?」

QB「ボク達は正しいよ。滅ぼされるべきでは決して無い」

まどか「キュゥべえ・・・」

QB「まどか、何故、世界でそんな事が起こって来たか解るかい?それはね、強ければ何をしても許されてしまう世界だからだよ」

まどか「強ければ何をしても良い・・・」

QB「強いならば、抵抗する力の無い者を滅ぼし、止められる者もいなくなる」

まどか「そうだけど、それって理不尽じゃ無いのかな?」
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/04(土) 17:47:30.39 ID:6B1/Kbid0
QB「世の中には、全ての命の重さは同じ、平等だと言っている人がいるが、もし本当にそう思っているなら、彼らには本質が全く見えていない。
例えば虫を一匹殺しても罪に問われないけど、人を殺せば重罪になる。これを君はおかしいと思うかい?」

まどか「う、うーん・・・?えっと、主観的に見ればおかしくない。でも、客観的に見ればおかしいって事かな?」

QB「正解だ。彼らの話を更に突き詰めると、ダイコンとニンジンの値段が違うのはおかしいと言う話にもなって来る。
いや、生き物を同じ生き物である人間が売買するなんて許されない、という所まで行くのかな」

まどか「それこそおかしいよ」

QB「そうだね。所詮、全ての生き物は何に、どんな状況で、どんな環境下に、望まれてかどうか、何の目的で生まれるのか選ぶ事は出来ない。
いや、そもそも生まれたいか、生まれたくないかを決める事も出来ないんだ。
この時点で全ての生物は平等では無いんだよ。見る者の立場で、その命の重さや価値も違って来る。
それを正しく認識するなら、ボク達が数人の運命だけを特別視するのは当たり前の事だよ」

まどか「キュゥべえの言葉は学校の授業より、よっぽど勉強になるね」

QB「学校でこんな事を教えちゃ駄目だろうね。道徳的に問題があるよ。言ってしまえば、道徳云々も人によっては偽善者の戯言にしか聞こえない。
ボクが何が言いたいかというと、何が正しい、間違っているか何て立場によって違うって事さ。
客観的で絶対的な善を定義するのはとても難しい。だから多くの架空作品では善と言う言葉は避け、主観的な正義と言う言葉を使うのさ。
どんな行動も、それが信念に基づいたものである限り、必ずそれは正義と言う事になる」

まどか「ギドラ族の地球攻撃も正義だって言うの?」

QB「彼らの立場からすればね。でも生物は最期の瞬間まで生きようとする。滅ぼそうとする者がいれば、やがてそこから抵抗が生じるのは当然の節理だ。
そんな当たり前の事を悪だと言うなら、そもそも、生存する事自体が間違いなのさ」

まどか「私達の抵抗は正しいんだね」

QB「主観的にはね。客観的には解らない。それこそ全てを見通す神でも無ければね」

まどか「こうやって抵抗出来るのは、力を与えてくれたあなた達のお陰なんだね。ありがとう、キュゥべえ」

QB「いやいや〜礼を言われる事じゃ無いよ」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/04(土) 18:32:36.32 ID:6B1/Kbid0
まどか「でも、私やさやかちゃんは、あなたのお陰で戦えるんだし・・・」

QB「・・・本当は君やさやかとは契約したく無かった。魔法少女なんて、ならずに済めばそれに越した事は無い。
事実、多くの魔法少女は長生きはしていない。君達には・・・死んで欲しくない」

まどか「キュゥべえ・・・」

QB「マギカはね、1964年のキングギドラの襲来から人類の文明を守る為にインキュベーターで干渉して来た。
数え切れないほど大勢の少女が、インキュベーターと契約し、怪獣を使役し、そして戦死していった。
祈りから始まり、戦死で終わる・・・これまで、数多の魔法少女たちが繰り返してきたサイクルだ。
中には、自らを犠牲に歴史の転機を守り、社会を新しいステージへと導くのを助けた娘もいた。
とは言ってもボク達は・・・彼女達に最初は希望を与えたけど、結局死に追いやってしまった。ボク達は彼女達を裏切ったのかも知れない。
そうやって過去に流された全ての血を礎にして、今のボク達の生存は有り得ているんだよ。それを忘れないで欲しい」

まどか「もし、あなた達が契約して来なかったら?」

QB「人類はとっくに滅んでいたんじゃ無いかな」

まどか「だったら、あなた達は正しい、正義だよ。主観的だけじゃ無く、人類全体で見たくらいの客観的にも・・・と私は思うよ」

QB「ありがとう、まどか。それと死なないで、必ず生き残って欲しい。君だけじゃない。ボクの知る魔法少女には誰一人死んで欲しくない。
もうボクと契約した・・・いや、魔法少女が死ぬのを見たく無いんだ。イカ娘もね」

まどか「うん、私だって死にたく無い。でも、私は命懸けで戦うよ。仲間や家族を守る為に」

QB「・・・解った。ならばボクも全力で守って戦おう、君達魔法少女を。もう、後悔はしたくないからね」
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/04(土) 18:33:05.11 ID:6B1/Kbid0
ちょっと飯とかで外します
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/04(土) 19:00:22.97 ID:N2HmXAnto
>>135
モスゴジは倉田浜周辺の地中から出て、VSモスラのバトゴジはフィリピンプレートのマグマの中を通って富士山の中から出たんだよな。
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/04(土) 20:09:20.92 ID:vZ/9YG8x0
生存競争に正義も悪もあるものか

         by○ッター線
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/04(土) 22:21:47.08 ID:6B1/Kbid0
再開します



夜、見滝原市、バー

まどかの親の詢子と、まどかの担任教師である和子が並んで座り、酒を嗜みながら話す。

和子「やっぱねぇ・・・教え子に教えられる事ってあるんだって思ったわよ」

詢子「・・・だよなぁ。一匹でも国を壊滅させちまう超怪獣、キングギドラの大群か・・・洒落になんねぇ。
いよいよあたしも年貢の納め時かねぇ」

和子「人類全体が危機に陥るような、絶望的な状況だって言うのにね。生徒達がパニックになりかけた時、まどかちゃんとさやかちゃんと・・・転校生の暁美さん、3人とも皆に希望と勇気を与える言葉をかけて、鎮めるだけじゃ無くて元気付けてくれたの。
私達教師は何も出来なかったのに、それどころかあの子達に勇気を貰っちゃった。
3年生にも2人、同じように行動してくれた子達がいて、職員会議も落ち着いて進められたわ」

詢子「さやかちゃんと、その暁美さんって子、何か知ってるのか、やっぱり?」

和子「さやかちゃんね、最近友達と恋愛絡みでちょっと色々あったらしいのよ。その子もさやかちゃんのお陰でかなり元気になってね。
普通なら甘酸っぱい思い出になりそうだけど、さやかちゃん、友達と笑いながらその話してたし、笑い飛ばすような、すっきりした結末になってるみたい。
さやかちゃん、暫く学校に来てなかったけど、その前くらいから何か急に成長していく感じはあったの。
それで久しぶりに学校に来たのを見たら、見違えるほど頼りがいがあるっていうか、逞しくなっちゃってて・・・何があったか解らないけど、きっと良い事だったと思う。
暁美さんって子もそう。元々、何処か学生離れして頼れそうな感じの子だったけど、その子も久しぶりに学校に来た時、更に大きくなってる気がしたわ。
その間に何か知ったんじゃ無いかって思うけど・・・まどかちゃんはどう?」

詢子「一緒だよ。あたしに何か知ってるって言ったんだ・・・。でも何かは言わない、言えないって。
嘘を吐いてるようには見えない。本当にあたしに言えない事情があるんだろう。
初めてなんだよ、あいつに“言えない事がある”なんて言われたのは。
“それであたしはまどかに何て声をかけたら良いか悩んでたってのに、逆にあいつに励まされちまった。
勇気と希望を貰っちまったよ。情けねぇよなぁ、親だってのに」

和子「詢子が弱音を吐くなんてね・・・」

詢子「近頃、日に日に逞しくなっていくなとは思ってたんだ。それで何か背負い込んでるって察してはいたけど、何時まで経ってもあたしに相談してこねえ。
ちったぁ頼りにされてるって思ってたのにさぁ。でも、一緒に背負ってくれる、心から信頼出来るって友達、いや仲間が大勢いるらしいんだ。
さやかちゃんとか、転校生や上級生とも言ってたから、多分、一緒に行動した子達もなんだろう。
あたし達より大人じゃ無いか・・・」

和子「あの年頃の子ども達はね・・・ある日いきなり大人になっちゃったりするものよ。親にとってはショックだろうけど」

詢子「そういうもんか?・・・まぁ、今回はショックって言うか・・・誇らしい気持ちが大きいんだけどさ」

和子「全く、頼りになる子達よね・・・って、言ってもあの子達は常人離れしてるって言うか、
恐怖の象徴のキングギドラが迫ってるのに全く怖がらないなんて、ちょっと普通じゃ無いけどね」

詢子「何か知ってるから、なのかねぇ。まどかもその仲間の子達も」

和子「信じてあげるしか無いわね。今、まどかちゃんに必要なのは、私達じゃ無くて、秘密を共有出来て、一緒に背負える仲間の子達の力だろうから」

詢子「きついなぁ、何も出来ねぇのって」

和子「そういう所で要領悪いの、相変わらずよね、詢子は。遠慮せずにまどかちゃんに頼ったら?」

詢子「出来るかよ、そんな格好悪い事・・・」

和子「さて、そろそろ帰りましょうか、明日から避難生活の準備をしないと・・・あの子達の言う通り、未来を信じて、ね」

詢子「あぁ、自棄酒も考えたけど、まどかに自棄になるなって言われたばっかりだ。今日はこれくらいにしとくか。
これから荷造りしたり、家具を運ばなきゃならないし、大変になるな」

和子「そうね。私は業者に頼まないと」

詢子「あれ?彼氏に頼めば良いじゃ無いか」

和子「別れたわよ!あんな甲斐性のない男、こっちから願い下げだわ!!」

詢子「くくっ・・・あははははははは!やっぱりか!!」

和子「やっぱりって何よ、失礼な!」

詢子「いや悪い悪い・・・しっかし、アレだね。彼氏も出来ない内には死ねないね」

和子「当たり前よ!!」
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 00:23:28.24 ID:3RAmpUc70
次の日、昼過ぎ、あんホーム、庭

私は杏子の家の家具を運んだり、荷造りしたり・・・避難生活の準備の手伝い。
教会で運び出すものが多いし、孤児達がいるので運ぶ食料も大量に要るから余裕があったら集まってくれと連絡があったわ。
私は私の必要なものや家具はさっさと盾に仕舞い込んで、後はマミ、あやせ、ルカ、キュゥべえに任せて手伝いに来たの。
杏子の義父様、義母様に挨拶もしておきたかったしね。
他に来たのは海香、カオル、すみれ、そしてイカ娘。海香の家はかずみ、みらい、サキがやるそうだから彼女らが来たらしいわ。
すみれは1人暮らしで運ぶものも少ないから、既にシェルターに運び込み済みで、さっき来てくれた。
そしてキーべえは忙しいのか暇なのか解らないけど、姿は見えないわ。
という訳で、此処に集まった魔法少女は私、杏子、ゆま、海香、カオル、すみれ、あいり。
モモや孤児達と杏子と彼女のご両親を手伝う。

杏子「悪いね、手伝わせちまって」

ほむら「いいえ。それより嫁が来なくて残念だったわね」

杏子「は?嫁?」

カオル「さやかに決まってるじゃーん」

カオルはベッドの1つを、頭上に持ち上げて1人で運んでいる。
私達魔法少女の中でも特に身体能力が高いカオルだからこそ出来る芸当。

杏子「だからさやかはそんなんじゃ無いって言ってるだろうが!!」

海香「さやかは、自分の家の方があるからね。残念だけど、私達で我慢してね」

杏子「聞けよ!!」

イカ娘「?杏子もさやかも女じゃなイカ。さやかが杏子の嫁ってどういう事でゲソ?」

ほむら「人間社会じゃ、女の子同士の恋愛は当たり前なのよ」

少なくとも私の中では。男同士は知らないけど。

イカ娘「そ、そうなのでゲソか!?」

杏子「おいこら!ナチュラルに嘘を教えんな!!」

カオル「よっと」

カオルはベッドを借りて来たトラックに運び込んで、荷台から跳び降りた。

すみれ「ね、ねぇ、牧さんはどう思う?女の子同士の恋愛って・・・」クイクイ

カオルのシャツの袖をすみれが引っ張る。

カオル「ん?別に当人同士が良ければ良いんじゃ無いの?女の子同士の恋愛は、魔法少女の間じゃ普通だし」

すみれ「そ、そうよね!私も悪くないと思う!!」

カオル「あ、うん・・・」

すみれ「(よっし!脈はあるわ!!)」グッ!

すみれがカオルの後ろでガッツポーズ・・・頑張って!応援してるわ!!

ゆま「此処のつるバラは置いて行かないといけないよね・・・」

教会の柵を支えに絡み付いているつるバラを世話しているのはゆま。バラの怪獣ビオランテを使役しているからか、彼女はつるバラが大好きだった。

モモ「仕方無いよ。苗木を持って行こう?」

ゆま「うん・・・」

あいり「モモ、そっちは終わったか?」

モモ「あ、はい。後は此処のつるバラの苗木を持って行きます」

あいり「見事に咲いているな・・・確かに置いて行くのは残念だけど、仕方無いよ。ゆまに世話してもらって、このつるバラも幸せだっただろう」

ゆま「・・・そうだと良いな」

モモ「きっとそうだよ」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 00:28:25.51 ID:3RAmpUc70
身体能力の高い私達魔法少女と、イカ娘の多数の触手で作業は早く進んでいく。トラックに必要なものを運び込み終えた。

杏子父「今日は手伝っていただいて、ありがとうございました」

杏子母「本当に助かったわ、ありがとう。何かお礼が出来ると良いんだけど・・・」

優しそうな杏子のご両親が私達に頭を下げる。

カオル「良いんですよ!杏子もゆまもモモちゃんも大事な仲間ですから!!」

海香「気にしないで下さい。どうせ暇だったものですし」

すみれ「そうそう、遠慮なんかしないで下さいね」

あいり「昨日まで住ませて頂いたんだから、私が手伝うのは当たり前ですよ」

ほむら「未来の義父様、義母様の力になるのは当然の事です」キリッ

杏子「何言ってんだ、あんた?」

杏子母「ふふっ、ほむらさんって面白い子ね」

杏子父「ははっ、杏子にこんな愉快な友達がいるなんてね」

杏子「いや、こいつの場合、本気で言ってるんだと思うけど・・・ていうかさ、そろそろ出たらどうだよ?」

杏子父「そうだな。子ども達にトラックの荷台に乗ってもらうとしよう」

ゆま「イカ娘ー、もう出るんだってー」

モモ「イカお姉ちゃんは・・・」

孤児A「うねうねー!」

孤児B「引っ張れ、引っ張れー」

孤児C「結んじゃえー!」

イカ娘「これは、オモチャじゃ無いでゲソ!!」

イカ娘が孤児達に触手を引っ張られてるわ。それにしてもイカ娘は子どもに人気ねぇ。基本良い子だし、可愛いし。
そしてあの中の1人のモモと同じくらいの年齢の女の子も可愛いわ。

ゆま「イカ娘、遊んでないで行くよー!」

イカ娘「それはこいつらに言うでゲソ!!」
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 00:28:57.98 ID:3RAmpUc70
杏子「ほら、トラックの荷台に乗れ!さっさとしないと置いてくぞ!!」

孤児A「はぁーい」

孤児B「杏子姉ちゃんが言うなら仕方無いかー」

孤児C「イカ姉ちゃん、シェルターで遊ぼうね!」

イカ娘「ごめんでゲソ!私は忙しいのでゲソ!!」

イカ娘は防衛軍の必殺兵器の完成に携わっていると聞いたけど、その兵器の説明も直ぐにあるでしょうね。
孤児達がイカ娘から離れる。そしてモモと孤児達が荷台に乗った。

杏子母「あなた達は乗せるスペースが無くて悪いんだけど・・・」

杏子父「本当に申し訳無いですが・・・」

杏子「親父もお袋も気にすんなって。あたしが皆に何か奢るからさ」

カオル「お!奢ってくれるんだ!!」

ほむら「そんな、良いわよ。仲間なんだから、困った時に力になるのは当然でしょう?」

すみれ「そうよ、佐倉さんこそ気にしないで」

杏子「それじゃあ、あたしの気が済まないのさ。良かったらあたしの自己満足に付き合ってくれ」

海香「そういう事なら、遠慮なく奢ってもらうわね」

あいり「とは言っても、あんまり高いものは遠慮するけどね」

杏子「はは・・・」

イカ娘「私はエビが良いでゲソ!」

杏子母「ゆまちゃんはどうする?」

ゆま「ゆまはキョーコ達と一緒に行くよ」

杏子父「そうかい?じゃあ、シェルターでね。場所は解るね?」

ゆま「キョーコやアイリがいるから大丈夫だよ!」

杏子母「それもそうね、行きましょうか、あなた」

杏子「うむ、そうだね。それではこれで私達は失礼します」

杏子母「本当にありがとうございました」

ほむら「いえ」

海香「どうか、お気になさらず」

カオル「では、行ってらっしゃい!!」

杏子のご両親がトラックの運転席と助手席に座り、トラックは出た。

杏子「さて、あたしらも行くか」

イカ娘「そうでゲソね」

カオル「何奢ってもらおうかなー?」

海香「結構な数の店はシェルターに移動途中だから、あんまり開いてないと思うけど・・・」

でしょうね。

ほむら「シェルターへ歩きながら考えましょうか」

私達も出発する。
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 02:06:26.78 ID:3RAmpUc70
風見野、公園

私、ゆま、海香、カオル、すみれ、あいりは、杏子にコンビニで適当にお菓子やパンを奢ってもらい、公園のベンチで食べ終えた。
クレアが杏子の教会にいなかったのは、こまち、ひより、エリーゼと一緒に必要なものをシェルターに運んでいたからよ。

杏子「悪いね、こんな物になっちまって」

あいり「仕方無いさ、もうコンビニくらいしか開いて無いし」

ほむら「それにしても皆、避難が素早いわね・・・」

海香「この世界じゃ、怪獣の出現は半分日常みたいなものだし・・・やっぱり慣れているのよ」

カオル「お店で早い所じゃ、明日にはシェルター内で営業を始めると思うよ」

ほむら「シェルターの中に店があるの?」

ゆま「あるよー」

すみれ「店のある所は、丁度地下街と殆ど同じよ。只、廊下の電気が暗いけどね」

ほむら「へぇ・・・」

イカ娘「見てみたい気もするでゲソ」

シェルターって思ったより窮屈じゃないのかしらね。

あいり「さて、これからどうする?シェルターに行くか?」

イカ娘「あ、私はディメンション・タイドのOS構築をしなきゃいけないから、見滝原にある防衛軍の駐屯地へ行くでゲソ」

杏子「そういやあんたはそうだったな。あたし達も行くか?特に用事無いけど」

ゆま「私とキョーコとアイリは1回行ったんだよね」

海香「そうね、行ってみようかしら。そのディメンション・タイドって新兵器も気になるし」

カオル「ま、私達には説明があるだろうけど、やっぱ気になるよね〜。どんな凄い兵器なんだろ」

ほむら「私も気になるわね、行くわ」

すみれ「私は駐屯地がどんな感じか見てみたいなぁ」

あいり「だったら私達も付き合うか、ゆま?」

ゆま「うんっ!」

杏子「よし、行くのなら・・・」

私達は魔法少女に変身する。このまま跳んで行くのだけれど・・・

海香「イカ娘はどうしようかしら?」

ほむら「私が抱っこして行くわ!!」クワッ!

イカ娘「うわぁ!またでゲソか!?」

海香「落ち着きなさい、ほむら!」ガシッ!

海香にしがみ付いて止められたわ。

イカ娘「私は大丈夫でゲソ!」

イカ娘が触手を伸ばして、地面に突き立ててグッと曲げると、大きく跳躍し、近くのビルの屋上に着地した。

カオル「触手で跳んだ・・・」

ゆま「面白ーい!」

杏子「あれなら行けるか」

あいり「もう今更驚かないな・・・」

すみれ「じゃあ、私達も行きましょう」

ほむら「そうね」

私達も次々に跳躍し、風見野から見滝原の防衛軍の駐屯地を目指す。
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/05(日) 02:10:41.04 ID:zO+w3iXgo
原作みたいに次元の歪みから何かが飛び出したりして…。
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 02:38:37.62 ID:3RAmpUc70
いあ、それは無い・・・と思う
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 02:41:44.11 ID:3RAmpUc70
見滝原、防衛軍駐屯地前

私達は駐屯地の近くの適当な建物の影に降りて変身を解除。
駐屯地の遮断機が開いて、箱のような大きなランチャーを乗せた装甲車が中に入っていく。確かDS−03削岩弾のランチャーだったかしら。
そしてその遮断機が開いた瞬間を狙って、中の兵士に話を聞こうとする一団が。

由里「あのっ!キングギドラの大群が地球に向っているとの事ですが、勝算はあるんですか!?
それにどうして見滝原にこれほどの大戦力が集中しているんですか!?」

兵士A「話せる事は何も無い!」

兵士B「君達も早く避難しなさい!!」

見張りの兵士達が追い払おうとしてるけれど、一向に引き下がろうとしない。

イカ娘「あの連中は何でゲソ?」

海香「近くの車に書いてある・・・BSデジタルQ?何処かで聞いたような・・・」

ほむら「深夜番組らしいわね。B級みたいだけど」

海香「あ、そうだったわね。深夜TV見ていて、1回チラッと見たんだったわ」

杏子「ほむらは知ってるのか?」

ほむら「えぇ、まぁ・・・ちょっと前に捕まってね・・・しつこく何か知っていないか聞いて来たの」

すみれ「それは災難だったわね・・・」

カオル「じゃあ、どうしよう?こんな所で私達みたいな女の子が避難もせずにいるのが見付かったら、面倒じゃない?」

あいり「だろうね。特にほむらは顔が割れてるから・・・」

ゆま「私が植物のツタで縛って動けなくしちゃおうか?」

イカ娘「私が触手で投げ飛ばしても良いでゲソ!!」

海香「それこそ、あぁいう人達の興味を強烈に惹いてしまうわよ?」

ほむら「そうよね・・・」

どうしようかしら・・・?と思っていると・・・

由里「あ!あなたは!!」

ほむら「見付かったー!!」

此処は!!
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 02:42:18.10 ID:3RAmpUc70
ほむら「駆け込むわよ、皆!!」ダッ!

駐屯地の中へ向って走り出す!!

杏子「あ、あぁ!行くぞ、ゆま!!」

ゆま「わーい!行くよー!」

海香「え・・・?ちょっと!!」

カオル「強行突破だー!!」

すみれ「い、行くの!?」

あいり「それが早いか」

イカ娘「急ぐでゲソ!!」

私達は面食らうBSデジタルQの人達を抜いて、駐屯地内部へ駆け込んだ。

由里「ちょ、ちょっと待って!!」

誰が待つか!!

兵士A「ま、待ちなさい、君達!!」

杏子「心配すんな、あたし達も関係者だよ」

私達は左手薬指のソウルジェムの指輪を見せた。

兵士A「こ、これは失礼!」

兵士B「通ってくれ」

見張りの兵士が私達に敬礼した。そして、それは更にBSデジタルQのリポーターの興味を惹いてしまった・・・。

由里「やっぱりあなた達は関係者なのね!どういう事!?ねぇ!!」

あー・・・ウザったい・・・。

あいり「追い払ってください」

兵士A「あぁ、了解だ」

兵士B「そもそもそのつもりだけどな」

BSデジタルQを兵士達に任せて、私達は適当な軍用車に乗せてもらって、特別怪獣対策部隊の移動基地がある場所へ。
そこで私と杏子は、ある人と再会することに。
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 02:44:40.83 ID:3RAmpUc70
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
明日は今日より早く再開したい・・・。
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/05(日) 02:53:12.80 ID:sQ+hJU88o
乙乙

決戦時には命懸けで戦ってる所を命懸けでレポートするんだろうか。
GMKが正にそんな感じだったし。

早乙女先生が別れた理由は・・・やっぱ玉子の焼き加減か・・・。
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2012/02/05(日) 02:54:11.63 ID:TWZXkCVdo
お疲れ様でした。

最悪、このリポーターさんはスパイ容疑かテロリストの容疑で拘束して、
情報を公開しても大丈夫な頃合・・・・・・・・・・ほむほむさんたちが皆あの世に行ったあたりで
開放とかでもよさそうな気がしますね・・・・・・・・・。
155 :エビラと(ry@怪獣映画勉強中(九州・沖縄)[sage]:2012/02/05(日) 03:01:12.18 ID:f+5fZe6AO
お疲れ様でした。

ゴジラも地中から出て来た事あったのかー。

イカちゃん確か触手を羽根のように広げて飛行出来たな(正確には体重を減らして軽くしたあと風に乗って滑空すると言う表現が正しいかな?)。

あれこそイカちゃん本当に凄いと思ったわ。
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/05(日) 03:01:35.41 ID:zO+w3iXgo
お疲れ様でした。
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/05(日) 04:16:10.29 ID:2FSrEMGAO


GMK未見だからよく知らないが、
何かウルトラマンガイアのKCBとかと違って鬱陶しい連中だなぁ…
軍に逮捕されない方が不思議なレベルだわ
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/05(日) 15:23:32.94 ID:Ax9GJpr10

地下シェルターって相当頑丈じゃないと駄目だよな
人を食う地底怪獣がいるわけだし

もっとも怪獣襲来が半日常茶飯事化してるこの世界じゃ大丈夫だろうが
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 16:46:58.28 ID:3RAmpUc70
ロリこんにちは。昨日よりは、早いぞ!

>>153

そう、それをやってもらうGMKのこの人を出したよ!

卵の焼き加減とか、それと同じような事だと思うよ。

>>154

いあ・・・そこまでは・・・てか、拘束しちゃうと、決戦をリポートしてもらえないよ!!

>>155

モスゴジの登場は割りと驚きでした。

あー、イカちゃん飛んでたね。あの後鳥にさらわれて行ったけど。
ヒレでは・・・飛んでないな。

>>157

うーん、原作は此処までウザく無いんだけどね。原作ではウザいというか、胡散臭いやらせ番組を作ってるみたいだった。
立花准将曰く「低俗なものばかり」。

>>158

地底怪獣にもそう簡単に破れない耐衝撃構造のシェルターという感じ。

再開します
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 16:48:18.12 ID:3RAmpUc70
私達は特別怪獣対策部隊と書かれた建物のような物というか、建物そのものを乗っけた超巨大トレーラーの近くへ到着。

カオル「うーわー!すっごい大きさー!!」

カオルが見上げて声を上げる。

ほむら「やっぱり、この世界でもこんな大きさのトレーラーは例外なの?」

海香「私達もマギカの大型車両は見たことあるけど、こんな大きさのは初めて見たわ」

すみれ「移動と言っても基地だけあって、凄い大きさね・・・」

杏子「さて、外で突っ立ってないで入ろうぜ」

ゆま「こっちだよー」

杏子達の案内でトレーラーの後部に行って中へ入る。
中は所狭しと機材が並べられて、モニターやら何やらが色々・・・姉さんが好きそうな所ね。

イカ娘「私こっちなので行くでゲソ」

すみれ「私達も行って良いの?」

杏子「あぁ、問題ないさ」

イカ娘が“科学班”と書かれた所へ入っていったので私達もそっちへ。

イカ娘「来たでゲソ!!」

あいり「こんにちは、吉沢博士」

杏子「おばさん、工藤の兄ちゃん、今日はダチを連れて来たよ」

吉沢博士「あら、いらっしゃい」

工藤「おっ、来てくれたのか!」

吉沢博士と呼ばれた白衣を着た女性と、工藤さんという軽そうなお兄さんが迎えてくれる。

吉沢博士「此処で対怪獣兵器の開発をしている吉沢佳乃よ」

ほむら「見滝原の魔法少女、暁美ほむらです」

海香「あすなろの魔法少女、御崎海香と・・・」

カオル「牧カオル!あーんど」

すみれ「茜すみれです。こんにちは」

工藤「おおっ!え?何?魔法少女になる条件に可愛い子じゃなきゃ駄目ってのもあるの?君達4人も可愛過ぎでしょう!」

カオル「あはは!お兄さん、上手いなー」

工藤「いや、本当可愛いって!」

すみれ「か、可愛いだなんてそんな・・・」テレテレ

ほむら「当然のようにあります」キリッ

海香「あなたは何を言っているの?」
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 16:49:32.94 ID:3RAmpUc70
吉沢博士「御崎海香さん・・・?あなたひょっとして小説書いてる、あの御崎さん?」

海香「その御崎ですけど・・・」

吉沢博士「あら!私、あなたの小説の大ファンなのよ!」

海香「そ、それはありがとうございます!」

嬉しそうね。解るけど。

吉沢博士「後でサイン頂いても良いかしら?」

海香「わ、私のなんかで良ければ・・・」

工藤「はー・・・有名人なんだね、海香ちゃん、すげぇな」

海香「どうもありがとうございます」

吉沢博士「さて、佐倉さん、千歳さん、杏里さん、イカ娘さんもよく来てくれたわね」

ゆま「吉沢博士、工藤さん、こんにちはー、桐子おばさんは?」

工藤「桐子おばさんは、ちょっと別の建物に行ってるねー」

ほむら「桐子おばさんって?」

杏子「この基地の中にG−グラスパーって書いてある部屋があっただろ?てか、G−グラスパーって知ってるかい?」

ほむら「ええ、対怪獣特殊部隊の中の戦闘部隊、5人で編成された精鋭らしいわね」

杏子「桐子さんはその隊長さ。後、おばさんじゃ無いからな?」

ほむら「ゆまから見ておばさんって事ね」

ゆまの中じゃサキもおばさん判定食らってるみたいだし。

イカ娘「じゃあ、OS構築の続きをやるでゲソから、博士は何を計算して欲しいか、天才の私に言ってくれでゲソ!!」

吉沢博士「ええ、お願いね、天才イカ娘さん。工藤君は、暁美さん達にディメンション・タイドの説明をしてあげて」

工藤「喜んでやらせて頂きます!」

何故か敬礼する工藤さん。

海香「イカ娘って天才なの?」

あいり「あぁ、何か特別な計算法を知ってるみたいで、とんでも無い数学能力を持ってるんだよ」

カオル「へー・・・良いなー!それ知ってたら数学楽勝じゃん!!」

あいり「残念だけどそれは無理だ」

カオル「何で?」

あいり「人間には理解できない・・・というか、読めない」

カオル「?」

イカ娘は天才らしいけど、それはともかく、工藤さんがディメンション・タイドについて説明してくれる。
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 16:50:08.22 ID:3RAmpUc70
工藤「ディメンション・タイドとは、マイクロブラックホールを精製して、怪獣に撃ち込んで吸い込んで超圧縮、消滅させる、究極の対怪獣兵器!」

工藤さんがパソコンを操作すると、ワイヤーフレームのキングギドラや建物がブラックホールの吸い込まれる様子がモニター上で再現される。

カオル「うおぅ!凄い!これは凄い!!」

ほむら「こんな兵器の開発を実現させたんですか?」

工藤「あぁ、人類が持つ、人智を超越した怪獣を必滅出来る手段の1つを俺達開発チームが作ったんだ。
こいつで宇宙から侵略者どもを狙って消し飛ばす!」

すみれ「信じられない・・・と言いたい所ですが、もう出来て宇宙に打ち上げてあるんですよね・・・」

海香「確かにマギカからの技術供与があれば、不可能じゃ無いでしょうけど、本当にこんな兵器を作ってしまうなんて・・・
工藤さん達は天才なんですね」

工藤「いやーはっはっはっは!その通り!!」スビシッ!

謙遜しない人なのね。それはそれで面白い人だけど。
そして此処でディメンション・タイドの攻撃範囲やロックオンから発射までに掛かる時間、
攻撃間隔などに付いて説明を受ける。それにしても姉さんが凄い好きそうな兵器ね。
確かスーパーロボット大戦OGのヒュッケバインとかいうガンダムのパク・・・酷似したパーソナルトルーパーがこんな武器持ってたわね。
しばらく経って夕方前くらいの時間になったわ。

杏子「そろそろ帰るか」

ほむら「そうね」

海香「吉沢博士、イカ娘はどうですか?」

吉沢博士「そうね、今日はこれくらい進めば十分だわ。ありがとう」

イカ娘「私はまだまだ出来るでゲソよ?」

吉沢博士「あなたは大丈夫でも、こっちの入力が今日いっぱいはかかるのよ。続きは明日にお願いね」

イカ娘「そういう事なら仕方無いでゲソね。では、今日は失礼するでゲソ」

吉沢博士「ええ、さようなら」

すみれ「では私達もこれで」

カオル「お暇します!」

ほむら「失礼致します」

ゆま「ばいばーい!」

工藤「あぁ、何時でも来てくれよ!」

吉沢博士と工藤さんに挨拶して、外へ出る。
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 18:44:14.78 ID:3RAmpUc70
私達が外へ出ると、見知った軍人の人が2人と、知らないグレーのコートを着た軍人男性が1人、
クリヤー装甲を戦闘服の上から着ている青年が2人、モデルのような服装の綺麗なお姉さんが来ていた。

杏子「あ、あんた達は!」

ほむら「ゴードン大佐と小室少佐・・・」

ゴードン大佐「よう!また会ったな、魔法少女のお嬢さん達」

ゴードン大佐は手を挙げて以前のような凄みのある笑みを見せる。

小室少佐「元気そうだね」

杏子「ゴードンのおっさんと小室のおっさん!」

海香「おっさん!?その人達大佐と少佐なんでしょう!?」

杏子「何だよー、別に良いじゃないかよー、なぁ、おっさん?」

ゴードン大佐「はっはっは、あぁ、構わないぜ。フレンドリーで何よりだ」

小室少佐「私は出来れば名前で呼んで貰えないかな?」

イカ娘「ほむら達はあの人間達と知り合いなのでゲソか?」

ほむら「ええ、以前に協力してもらったの」

あいり「あなたがまどかやほむら達に協力して頂いたゴードン大佐と小室少佐ですか」

カオル「これは思ってたよりずっと素敵なおじ様方!」

ゴードン大佐「へっ、ありがとうよ」

小室少佐「それはどうも」

ゴードン大佐「ワルプルギスの夜には、俺が轟天号で見滝原、風見野、あすなろ防衛の空軍部隊の指揮を執る事になった。よろしくな」

ほむら「こちらこそ」

杏子「よろしく頼むぜ、おっさん!」

ゴードン大佐なら頼りになるわね。

ゆま「おじさん達が、キョーコ達を手伝ってくれたの?」

ゴードン大佐「あぁ、と言ってもちょっと手を貸しただけだ。あれは鹿目のお嬢さん達の力だ」
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 18:45:29.03 ID:3RAmpUc70
小室少佐「ところで君は?一般人は立ち入り禁止だけど、佐倉さん達の知り合いかな?」

杏子「何言ってんのさ。幾らあたしだって、普通の子をこんな所に連れて来たりしないさ」

ゆま「私も魔法少女だよ!」

小室少佐「こんな小さな子まで・・・」

ゴードン大佐「複雑な気分だな・・・言っても仕方無いが」

???「君達がゴジラの協力を得たと言う魔法少女達か?」

すみれ「そうです、って言ってもその鹿目さんは此処にいませんけど、あなたは?」

熊坂「俺は熊坂。M機関の訓練教官だが、今回、見滝原に駆り出されて来た」

ほむら「M機関!?」

マママママママママゾ機関ですって!?

ほむら「何時の間にそんな機関が・・・私も是非!入りたいわ!!」

熊坂「な・・・何?」

海香「落ち着きなさい。あなた絶対何か別のものと勘違いしてるでしょう」

ほむら「S機関もあるのかしら!?」ハァハァ

サド機関とか!!

杏子「ねぇし息が荒いんだよド変態が」

海香「M機関って言うのは、志願者の身体にM塩基って言う物質を注入して強化した兵士を養成する、マギカ内の機関の事よ」

ほむら「M塩基!!」

海香「生身で戦うには普通の兵士じゃ無理だから、M機関の兵士が対怪獣の補助戦力として用いられるケースが・・・って聞いてる?」

マゾ塩基・・・何て心揺さぶられる塩基なの!?それで身体強化してよりハードなマゾプレイが可能に!!
ほむほむX3と交換して貰えないかしら!?

カオル「言うまでも無いけど、このMはMagikaのMだから。マギカが作った物質だから」

ほむら「え?マゾヒストのMじゃ無いの?」

杏子「何でそういう発想になるんだよ!?あんたらしいけどな!!」

熊坂「・・・何ていうか、変わった子だな・・・」

あいり「はぁ・・・えぇ・・・」
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 18:45:56.63 ID:3RAmpUc70
ちょっと飯とかで外します
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2012/02/05(日) 18:53:05.64 ID:HJxdVtl8o
煙草吸ってる時にこのスレ思い出して

−y( ´Д`)。oO…ゴジラ

ちょっと恥ずかしくなった
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 21:27:25.22 ID:3RAmpUc70
再開します。164の修正から



小室少佐「ところで君は?一般人は立ち入り禁止だけど、佐倉さん達の知り合いかな?」

杏子「何言ってんのさ。幾らあたしだって、普通の子をこんな所に連れて来たりしないさ」

ゆま「私も魔法少女だよ!」

小室少佐「こんな小さな子まで・・・」

ゴードン大佐「複雑な気分だな・・・言っても仕方無いが」

???「君達がゴジラの協力を得たと言う魔法少女達か?」

初めて会うグレーのコートの軍人の男性が声をかけて来る。

すみれ「そうです、って言ってもその鹿目さんは此処にいませんけど、あなたは?」

熊坂「俺は熊坂。M機関の訓練教官だが、今回、見滝原に駆り出されて来た」

ほむら「M機関!?」

マママママママママゾ機関ですって!?

ほむら「何時の間にそんな機関が・・・私も是非!入りたいわ!!」

熊坂「な・・・何?」

海香「落ち着きなさい。あなた絶対何か別のものと勘違いしてるでしょう」

ほむら「S機関もあるのかしら!?」ハァハァ

サド機関とか!!

杏子「ねぇし息が荒いんだよド変態が」

海香「M機関って言うのは、志願者の身体にM塩基って言う物質を注入して強化した兵士を養成する、マギカ内の機関の事よ」

ほむら「M塩基!!」ホムムーン!

海香「生身で戦うには普通の兵士じゃ無理だから、M機関の兵士が対怪獣の補助戦力として用いられるケースが・・・って聞いてる?」

マゾ塩基・・・何て心揺さぶられる塩基なの!?それで身体強化してよりハードなマゾプレイが可能に!!
ほむほむX3と交換して貰えないかしら!?

カオル「言うまでも無いけど、このMはMagicaのMだから。マギカが作った物質だから」

ほむら「え?マゾヒストのMじゃ無いの?」

杏子「何でそういう発想になるんだよ!?あんたらしいけどな!!」

熊坂「・・・何ていうか、変わった子だな・・・」

あいり「はぁ、えぇ・・・」
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/05(日) 21:57:10.34 ID:zO+w3iXgo
ほむらには呆れたよorz
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 22:14:40.11 ID:3RAmpUc70
???「ふふっ、賑やかな子達ね」

声をかけて来たのはモデルっぽいお姉さん。

カオル「いやぁ、すんません。私ら何時もこんな感じで・・・」

???「いいえ。あなた達が私達の切り札、魔法少女ねぇ・・・見た感じ、可愛らしい普通の女の子だけど・・・」

ほむら「そういうあなたも綺麗なモデルの方にしか見えませんが」

美雪「ありがとう。でも、私はモデルじゃ無くて国連の分子生物学者、音無美雪よ」

すみれ「学者さんなんですか」

美雪「ええ、今回は多くの怪獣の出現が予想されているから、それぞれの怪獣の生物としての弱点を助言する為に呼ばれて来たの」

海香「しかし危険ですよ」

美雪「もう地球の何処にいたって危ないじゃない。なら、あなた達という最強の戦力が集まる此処が一番安全じゃ無いかしら」

あいり「敵も最強の戦力で攻めて来る可能性が高いらしいですが・・・」

美雪「だとしても、あなた達がいるんだもの、大丈夫だと信じてるわ」

???「一応、俺達もいるんだけどな」

戦闘服を着た青年の1人が美雪さんに声をかける。

美雪「あら、ごめんなさい。“筋肉バカ且つ軽薄な男”より、こっちの女の子達の方が頼りになりそうだったから」

???「君のように“高学歴かつモデル気取り”の学者こそ、果たして当てになるか怪しいものだけどな」

美雪「大きなお世話よ。黙ってて?」ニッコリ

???「はいはい、すいませんね、学者先生」

???「お前が軽薄だというのは俺も同意する」

言ったのは彼の同僚らしいもう1人の青年。

???「うるさいよ。それこそ大きなお世話だ」

杏子「その兄ちゃん達は、M機関の兵士かい?」

熊坂「あぁ、この2人は・・・」

尾崎「M機関の尾崎真一少尉、よろしく、魔法少女達!」

尾崎少尉が笑って敬礼。

風間「俺はM機関の風間勝範、同じく少尉だ」

対して、風間少尉は真顔で敬礼。2人に私達は慣れない敬礼で返す。
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/05(日) 22:36:26.70 ID:zO+w3iXgo
う〜ん、宇宙人どもは出ないんだろうか…。出るわけないか。
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 23:01:20.50 ID:3RAmpUc70
美雪「それであなた達は?」

ほむら「私は見滝原の魔法少女、暁美ほむらです」

杏子「風見野の魔法少女、佐倉杏子だ、よろしくね」

ゆま「キョーコと同じで風見野の魔法少女、千歳ゆまだよ!」

海香「私はあすなろの魔法少女、御崎海香です」

カオル「同じく!牧カオルでっす!よろしく!!」

すみれ「私もあすなろの魔法少女で、茜すみれと申します」

あいり「少し前にこの街に来ました、私も魔法少女で杏里あいりです」

イカ娘「私は海からの使者!天才、イカ娘でゲソ!!」ドーン!!

ゴードン大佐「あぁ、よろしくな、最強のお嬢さん達。初対面の子もいるから、改めて自己紹介しておくか。
俺はマギカ機関所属のダグラス・ゴードン大佐、新・轟天号の艦長で、さっきも言ったがワルプルギスの夜の時は俺がここらの空軍の指揮を執る」

小室少佐「私は新・轟天号の副艦長、小室少佐です。艦のドライバーを務めています」

海香「どうも」

すみれ「ワルプルギスの夜にはよろしくお願いします!」

カオル「頼りになりそうだよね、ねぇ、あいり?」

あいり「あぁ、歴戦の戦士の雰囲気があるな」

尾崎「ちょ・・・ちょっと、ちょっと待って!!」

熊坂「どうした、尾崎?」

風間「うるさい奴だ」

美雪「落ち着きが無いわね」

尾崎「いやいやいや・・・スルーされそうだったけど、君!イカ娘って・・・君何者!?」

イカ娘「だから、イカ娘って言ってるでゲソ。尾崎は物覚えが悪いんでゲソね」ヤレヤレ

美雪「ごめんねー、筋肉バカだから、脳も筋肉で出来てるのよ」

風間「それで物覚えが悪いんだな」

尾崎「うるさい!!だから名前じゃなくて・・・いやその、総称みたいなのが名前ってのもどうかと思うけど・・・魔法少女?ていうか、人間・・・なのか?」

イカ娘「私は魔法少女でも人間、人類では無いでゲソ」

美雪「見れば解るけどね。それは触手?」
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 23:01:53.81 ID:3RAmpUc70
イカ娘「そうでゲソよ。自由に動かせるのでゲソ!」ワサワサ

10本の触手を蠢かせるイカ娘。

尾崎「うわっ!?」

熊坂「あれ便利そうですね、大佐」

ゴードン大佐「あぁ、うちの手伝いに欲しいな」

尾崎「え?それだけですか・・・?」

風間「何を驚いてるんだ、尾崎?怪獣にも触手や足が多い奴はいるだろう。そもそも普通のイカやタコと同じようなものじゃないか」

尾崎「いや、そうだけど・・・いや、そうなのか?」

美雪「怪獣っていう非常識な常軌を逸した超生物がいるんだし、イカ娘ちゃんみたいな種族がいても不思議じゃないわ」

尾崎「あんたは気にならないのか?生物学者なんだろ!?」

美雪「確かに気になるけど、世界が危機に陥ってる今はそれ所じゃ無いの」

尾崎「そうだけども・・・後、此処で何してるんだ?」

海香「彼女はディメンション・タイドの開発に協力してくれていて、そのお陰で完成が大幅に早まりそうなんです」

ゴードン大佐「ほう、そいつはありがたいな。頼むぜ、イカのお嬢さん」

イカ娘「私に任せるでゲソ!」

尾崎「しかも新技術を使った兵器開発までこなすって・・・本当に何者だ?君達は知ってるの?」

ほむら「いいえ」

あいり「私達も知りません」

小室少佐「彼女が協力してくれるなら、何者でも良いじゃ無いか」

尾崎「それはそうですけど・・・気になるなー」

風間「だからお前は甘いんだ」

尾崎「え?・・・え?」

風間「言ってみたかっただけだ」

尾崎「言ってみたかった台詞がそれって、嫌な奴だなー、お前」

風間少尉ってクールに見えて意外とお茶目なのかしら?
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 23:02:24.02 ID:3RAmpUc70
カオル「あははっ!尾崎少尉と風間少尉って面白いね!」

尾崎「それはどうも」

風間「そう言われたのは初めてだ。確かにこいつは弄ってて面白いが」

尾崎「ほんっと嫌な奴だよ、お前!」

ゆま「あはは!お兄さん達仲良いね!」

杏子「あー・・・ほむらとさやかみたいだな。じゃあ、仲良い・・・のか?」

確かに私とさやかは親友で仲間で仲良しね。

熊坂「うちの愉快な仲良しコンビと仲良くしてやってくれ」

ゆま「はーい!」

カオル「了解でっす!」

イカ娘「そうそう、言っておくでゲソが、私はただ協力してるだけでは無いでゲソよ?」

ゴードン大佐「ほう?」

イカ娘「私は、人類を侵略しに来たのでゲソ!!」

尾崎「人類侵略って・・・」

尾崎少尉がリアクションに困ってるわね。スルーで良いと思うけど。

熊坂「しかし、人類を侵略したい君が、何故、俺達に協力してくれるんだ?」

イカ娘「私が人類を侵略するのは、海を守る為でゲソ。地球に向ってるキングギドラ達を倒さないと、海の生き物も滅ぼされてしまうでゲソ!
だからお主達、人類を利用してギドラ共を倒してから侵略する、完璧な計画なのでゲソ!!」ビシッ
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/05(日) 23:05:39.71 ID:3RAmpUc70
>>170

うん、出ないな・・・
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2012/02/05(日) 23:31:12.06 ID:HJxdVtl8o
魔法少女とMの人が肉弾戦やったらどうなるの?っと
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/05(日) 23:32:19.05 ID:pqEz2TADO
誤字?

×小室少佐「彼女が協力してくれるなら、何者でも良いじゃ無いか」

△小室少佐「彼女が協力してくれるなら、何者でも良いじゃないか」

いや、そんな細かい事より、
○小室少佐「彼女が協力してくれるなら、何者でも良いじゃなイカ」

って発音してる様に思えてきてしまったじゃなイカ
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/05(日) 23:54:57.75 ID:Ax9GJpr10
熊坂さん出てきたか!あの人のしぶとさは異常
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/06(月) 00:07:40.05 ID:pxnzW0k/o
国連事務総長はどうかな?
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/06(月) 00:52:06.48 ID:7kTwo6zY0
>>175

単純なパワーなら魔法少女の方が上だけども、素手の肉弾戦なら格闘技術のあるMの人の方が有利・・・なのかな。
カオルやエリーゼのような武器を使わない、そのまま怪獣を殴る蹴るするようなタイプだと別。
誰でもなれる訳じゃない、魔法少女の方がずっと数が少ないので、そういう設定になってます。

>>176

うん誤字・・・誤字なんだろうか。

なイカって誰でも言うじゃなイカ。

>>177

設定では原作でも生きてるらしいね。

>>178

残念ながら出ません。
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/06(月) 00:53:17.91 ID:7kTwo6zY0
ゴードン大佐「あのな、イカのお嬢さん、そういう計画は、俺達人類に話さない方が良いと思うぞ」

熊坂「敵に計画を知られてしまっちゃ、不味いんじゃ無いか?」

イカ娘「はっ!しまったでゲソ!思わず喋ってしまったでゲソー!!」

頭を抱えるイカ娘。

小室少佐「頭が良いんだか、悪いんだか・・・」

美雪「でも、可愛いなら、何でも良いじゃ無いですかー」

尾崎「一体何がしたいんだ、あの子・・・?」

風間「さぁな。協力してくれるなら、味方だ。敵じゃ無いならどうだって良い」

あ、そうそう・・・。

ほむら「今更ですが、ゴードン大佐達は、対怪獣特別部隊の方へ用があったのでは無いのですか?」

ゴードン大佐「おっとそうだった。こっちへちょいと、顔を見せに来たんだった」

海香「でも、今はG−グラスパーの隊長の辻森三佐はいらっしゃいませんでしたよ」

小室少佐「そうか、ふむ・・・なら少し待ちますか」

ゴードン大佐「あぁ」

此処でタイミングよく、ドアにG―GRASPERと書かれた青い4輪駆動の車が近くに止まった。
ドアが開いて、サングラスに帽子、ジャケットを着け、手にビニール袋を提げた軍人の女性が降りて来る。

杏子「よぉ!桐子さん!」

あいり「どうも、こんにちは」

桐子「あら、あなた達来てたのね」

桐子と呼ばれたその女性がサングラスを外し私達の方へ歩いて来る。

ゆま「G−グラスパーのおばさんだー!!」

おばさんって・・・。

桐子「お姉さんと呼んで・・・。ゴードン教官、いえ大佐、お久しぶりです」

ゴードン大佐に敬礼する桐子さん。

ゴードン大佐「あぁ、辻森、元気にしてたか?」

小室少佐「お知り合いなんですか?」

ゴードン大佐「まぁな。こいつの訓練時代に俺が鍛えてやったんだ」

桐子「対怪獣特殊部隊の戦闘部隊、G−グラスパーの隊長、辻森桐子三佐です、よろしく」

小室少佐「こちらこそ」

桐子「佐倉さん、千歳さん、杏里さん以外に見た事無い子もいるけど・・・佐倉さん、その子達も魔法少女?」

杏子「あぁ、あたしの仲間さ」

桐子「そう。ワルプルギスの夜には頼むわね」

ほむら「はい」

カオル「お任せあれ!」

そして私達や小室少佐達も自己紹介する。
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/06(月) 00:54:54.81 ID:7kTwo6zY0
ゴードン大佐「ちょいと顔を出しに来たんだが、元気そうだな」

桐子「はい。それにしてもゴードン大佐が来てくれて丁度良かったです。お渡ししたいものがあったので」

ゴードン大佐「渡したいもの?」

桐子「少しお待ちを・・・」

桐子さんが通信機を取り出して、多分、移動基地の中へ連絡。

桐子「・・・えぇ、お願い」

彼女が通信を切ると、この移動基地の近くにあった、5つの中にゴジラが入れるくらい巨大なコンテナがベースからアームで下から押し上げ、端から引き上げて縦向きに立ち上がっていく。
そして5つのコンテナが展開する。その中には・・・

“三式機龍 メカゴジラ(高機動型)”

“三式機龍 メカゴジラ(重武装型)”

機龍の高機動型が2機と、重武装型が3機。

ゴードン大佐「ほう、こいつは・・・」

小室少佐「機龍、ですな」

杏子「こいつがあんた達が持って来た切り札か」

あいり「成る程、これは強力な戦力になりますね」

桐子「でしょう?アブソリュート・ゼロ装備の高機動タイプ2機と、三式3連メーサー砲の重武装型3機よ」

海香「補充戦力として十分過ぎますね」

美雪「機龍が5機も・・・」

風間「それにしても、よく機龍を5機も持って来れましたね?」

桐子「ふふっ、東京の地下基地で何か隠してあったのを私が見付けて持ち出そうとしたら、
要人警護の為に温存しておくとか、担当官がゴチャゴチャうるさいもんだから、吊るし上げて持って来ちゃった」

持って来ちゃって良い物かしら?ありがたいから何でも良いけど。

尾崎「うわぁ・・・怖・・・」

美雪「牙を持つ女は恐ろしいものよ?此処の魔法少女達がそうであるようにね」

小室少佐「持って来て・・・大丈夫なのか?」

熊坂「さぁ・・・?」

ゴードン大佐「流石辻森だ。120点をやろう」グッ!

ゴードン大佐ニッと凄みのある笑みを浮かべて親指を立てる

桐子「ありがとうございます、教官!」

熊坂「よし・・・風間、尾崎、お前達が高機動型に乗れ」

尾崎「俺達がですか!?搭乗訓練は受けてますが、実戦は始めてですよ?」

熊坂「お前たちならやれる。大佐、よろしいですか?」

ゴードン大佐「あぁ、任せる」

熊坂「そういう訳だ。お前達にあの機体を託すぞ」

風間「了解」

尾崎「りょ、了解!」

桐子「それと、イカ娘ちゃんには・・・」
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/06(月) 00:56:12.32 ID:7kTwo6zY0
イカ娘「うぅ・・・私は地上侵略計画を人類に・・・」

まだ落ち込んでるわ。

桐子「どうしたの?」

イカ娘「私は最大のミスを・・・」

桐子「ミスって・・・ディメンション・タイドのOSで何かあったの?」

イカ娘「それは順調でゲソ・・・」

桐子「じゃあ何かしら?ま、これでも食べて元気出したら?」

桐子さんが提げていたビニール袋から取り出したのは、惣菜のエビフライにエビカツ。それをイカ娘の目の前に出す。

イカ娘「エビでゲソー!!貰って良いのでゲソか!?」

桐子「えぇ、ディメンション・タイドの完成を手伝ってくれてるお礼よ」

イカ娘「ありがとうでゲソー!!」

パックを開けて食べ始めるイカ娘。

尾崎「此処で食うんだ・・・」

美雪「イカ娘はエビが大好物・・・と」

何かメモしてる美雪さん。やっぱり気になるのかしら?

風間「エビか・・・エビは嫌いなんだ」

イカ娘「エビが嫌い!?信じられんでゲソ!こんなに美味しいのに!!お主は人生の9割9分を損してるでゲソ!!」

ゆま「殆どエビの人生だねー、イカ娘は」

杏子「侵略はどうしたんだよ?」

イカ娘「うぬぬ・・・お主にエビの美味しさを教えてやるでゲソ!!」

ギュルルルルルルルルルル!!

風間「なっ!?」

イカ娘が10本の全部の触手で風間少尉に瞬時に伸ばして縛り上げ、近くに引き寄せる。
あんなに沢山の触手で縛られるなんて・・・羨ましい!私も縛って!!
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/06(月) 01:01:22.60 ID:7kTwo6zY0
イカ娘「ふっふっふ・・・もう逃げられないでゲソよ。エビを食べさせてやるでゲソ!本当は私が食べたいでゲソが!!」

本音が出てるわよ。イカ娘は右手で持ったエビフライを風間少尉の口元に押し付ける。

風間「や、止めろ!エビは本当に駄目なんだ!!」

全力でもがく風間少尉。

風間「くっ・・・解けない・・・何て力だ!!」

コンクリートの分厚い壁を貫くほどの力があるからね・・・イカ娘の触手は。

イカ娘「早く口を開けるでゲソ!!」ガシッ!

左手で風間少尉の顎を掴んで開こうとするイカ娘。

風間「止めろ!尾崎、助けろ!!」

尾崎「お前はそういう時、俺を助けてくれた事があったか?」

風間「熊坂教官!」

熊坂「好き嫌いを克服する良い機会じゃ無いか」

イカ娘「さぁ、観念するでゲソ!!」

風間「うわぁああああああああ!!アッー!!」

楽しくじゃれ合うイカ娘と風間少尉。

ゴードン大佐「仲良さそうじゃねぇか」

小室少佐「はぁ・・・そうですね」

桐子「あら、もう打ち解けてるのね」

海香「イカ娘は良い子ですから」

美雪「触手はかなり強力・・・と」

メモする美雪さん。
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/06(月) 01:04:43.89 ID:7kTwo6zY0
181修正

×桐子「でしょう?アブソリュート・ゼロ装備の高機動タイプ2機と、三式3連メーサー砲の重武装型3機よ」

○桐子「でしょう?アブソリュート・ゼロ装備の高機動タイプ2機と、4式3連装ハイパーメーサー砲の装備の重武装型3機よ」
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/06(月) 01:06:09.12 ID:7kTwo6zY0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では明日に!
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2012/02/06(月) 01:07:28.61 ID:i31Pk5aeo
お疲れ様でした
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/06(月) 01:55:24.55 ID:pxnzW0k/o
お疲れ様でした。

これでクレアの機龍BLACKと5機の機龍が揃うことになったな!
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2012/02/06(月) 01:58:51.81 ID:B3DeMg/Co
エビはウチの親みたいに蕁麻疹が出る場合もあるから注意な!

イカちゃんならそれすら克服させてくれそうだが
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/06(月) 02:02:23.12 ID:SPdQuXH+o


機龍5機とかやってくれるぜ桐子ちゃん。
本気で負ける気がしない。

そして尾崎といえばあの設定・・・
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/06(月) 02:08:41.51 ID:pxnzW0k/o
カイザー能力って奴だな。
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/06(月) 02:15:30.56 ID:B+ZvnCrh0

機龍戦隊のようなもんだな

そしてエビフライのAAが思い浮かんだ
192 :エビラと(ry@怪獣映画勉強中(九州・沖縄)[sage]:2012/02/06(月) 02:51:34.20 ID:7tI96t/AO
お疲れ様でした。



「だからお前は甘いんだ」ってセリフって、ケインが実際に言うとあの人未だに日本語片言だから



「だゃからゃおまえはあまいんだゃ」



みたいな感じになって大変な事になる。

しかも日本人設定だから違和感ヤバくて確実にミスキャストだった。

にっくきエビラの仇でもあったりするし。

あとTOKIO松岡のカイザー設定は勿論出さない……よね?(迫真)

あの設定こそ北村の暴走の結晶だからこのSSには一番いらないとハッキリ言っておく。割とマジで。
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/06(月) 03:47:17.14 ID:O35JepMAO


ミュータント兵士の身体能力は一応FW準拠って事か
あの身体能力なら機龍に搭乗しても
高機動のGに耐えられそうだ
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽)[sage]:2012/02/06(月) 16:39:30.95 ID:PvEifvRAO


か、風間ああああアッー!
エビ美味しいのに・・・。
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/06(月) 23:44:57.88 ID:7kTwo6zY0
ロリこんばんは。ちょっと寝てて遅くなりました。

>>187

機龍が6機!でも、クレア機以外はそんなに活躍を描けないかも知んない・・・。

>>188

アレルギーの人もいるみたいだね。でも、風間は単に嫌いなだけだから大丈夫!

>>189

桐子ちゃんなら、これくらいやってくれる!よくあるアレ。決戦地に強奪みたいなやり方で無理やり新型兵器を持って来るとかの展開。

あの設定は無いよ。

>>191

言われてみれば戦隊だ。

>>192

FWでケインを出したのは良いけど、何で日本人役で出したのかが解らない。

上でも書いたけど、出さないよ。そもそもこの2人出す予定無かったし。決戦で活躍は少ないと思うし。
メインは魔法少女達です。カイザーはラスボスのギドラ族の王だけで十分。

>>193

そう、M機関の兵士はFWみたいな感じ。

>>194

エビ美味しいよね。自分はイカも好きです。

再開します
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/06(月) 23:46:27.01 ID:7kTwo6zY0
181の修正から。同じ場所・・・

×桐子「でしょう?アブソリュート・ゼロ装備の高機動タイプ2機と、三式3連メーサー砲の重武装型3機よ」

○桐子「でしょう?アブソリュート・ゼロ装備の高機動型2機と、4式3連装ハイパーメーサー砲の装備の重武装型3機よ」
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/06(月) 23:49:35.68 ID:7kTwo6zY0
イカ娘「美味しかったでゲソー!お主もそうだったんじゃなイカ?」

エビフライとエビカツを食べ終えたイカ娘は満足そうね。

風間「・・・」チーン

へんじがない、ただのしかばねのようだ。

美雪「ねぇ、あなた達って怪獣をその・・・どうやって操っているの?」

杏子「いや操っているんじゃ無いんだよ。あたし達の怪獣は配下とかじゃ無い」

ゆま「怪獣はゆま達の大事な仲間だよ!」

すみれ「私達と共に戦ってくれる怪獣は友であり、同志、志を同じくする誇り高き戦士です」

ほむら「それに・・・そうですね、私達の半身も同然です」

カオル「あ、そういうと解りやすいね」

あいり「従えているのではなく、彼らの意思で私達に協力してくれてるんですよ」

美雪「そうだったの、ごめんなさい。それで、その、巨大な怪獣はあなた達の身体に宿っているんでしょう?」

海香「えぇ、量子化しての封入ですけど」

美雪「実際に怪獣を顕現させる所を見せてもらったりしても良いのかしら?」

杏子「出して見せるだけかい?あたしは別に構わないけど、良いのか、おっさん?」

ゴードン大佐「ふむ・・・」

小室少佐「不味くないですか?一般人に目撃される恐れがあります。見られる事自体はそこまで問題ないとしても、軍の敷地内というのが・・・」

尾崎「最も、一般人は既に多くが避難しているか、その途中でこっちを気にする余裕は無いと思いますけどね」

桐子「それより、この駐屯地の辺りで、何かBSデジタルQとかいうTV番組がうろついていたみたいです。
彼らが目を光らせれているかも知れません。私が駐屯地から出た時にはいました。戻って来る時はいなくなってましたが・・・」

あいり「その人達なら私達が来たときにはいましたよ」

ほむら「彼らはマイクロウェーブ6000サンダーコントロールシステムの設置場所にもいましたね」

カオル「うへぇ・・・厄介だねぇ・・・」

美雪「彼らに撮られてしまうのは問題ですね」

ゴードン大佐「まぁ、良いんじゃねぇか?もし見られたとしても、近いうちに怪獣同士の大乱戦になるんだ。
戦闘前に怪獣が目撃されても、何処で見たかなんて、その後の混乱で勘違いしたんじゃ無いかとか言って誤魔化せるだろう。
そもそもそんな事を気にする余裕なんて無い筈だ」

小室少佐「そんな適当な・・・」

熊坂「しかし、無意味ではない。兵士達の中にも今回の事態に際して、ある程度は恐怖がある筈だ。
話だけでなく、実際に強大な味方を見せるのは、戦意を上げるのに一役買うだろう」

サンダーコントロールシステムの方と同じね。
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/06(月) 23:50:06.60 ID:7kTwo6zY0
ほむら「では?」

ゴードン大佐「あぁ、1つ頼むぜ」

尾崎「でも、場所が無いんじゃないですか?巨大な怪獣が7体でしょう」

杏子「うーん、ゆまとすみれ以外の怪獣は飛べるか浮けるから場所は要らないけどな」

すみれ「開いた場所があれば大丈夫かと」

ゆま「って言ってもゆまの怪獣はすっごく大きいからね。狭いと周りのを押し潰しちゃうよ」

桐子「なら、中央辺りは広くて、開いてるから良いんじゃ無いかしら?停まっている車両はどけさせるわ」

熊坂「折角だから、駐屯地内に、外を見られるようなら見るようにと通達してもらえるか?」

桐子「解りました。戦意高揚の為と言えばすぐに伝えてもらえる筈です」

イカ娘「私のゲゾラは海にいるでゲソから、呼べないでゲソね」

海香「仕方無いわよ。歩いて来てもらう訳にもいかないし」

小室少佐「本当に大丈夫ですかね?」

ゴードン大佐「この程度、問題のうちに入らなねぇさ。じゃあ、お嬢さん方、面倒だろうが駐屯地内で適当に散って、照明弾で合図したら怪獣を出してくれ」

ほむら「解りました」

杏子「別に頼まれるような事でも無いけどねー」

ゆま「はーい!」

海香「それだけで良いなら」

カオル「お易い御用です!」

すみれ「それでは真ん中の方に行きますね」

あいり「私達は適当な高い場所に行きます」

ゆまとすみれが、駐屯地の中央辺りに行って、他の私達は、建物の屋上や、高い塔の天井に立つ。
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/07(火) 01:29:58.33 ID:JvWXSso00
数分待つと、照明弾が打ち上げられる。日が落ちつつある駐屯地を明るく照らす。合図ね。

ほむら「出なさい、バトラ」

私は建物の屋上で何度目になるか解らない、相棒を呼び出す言葉を紡ぐ。私の身体から紫色の光が溢れ出し、集束し、結合して真上に飛び上がりながらその姿を形作り、強大な存在が現れる。

バトラ「グギョオオオオオオオン!!」

駐屯地内をバトラは飛翔する。

美雪「あれが世界に1体しか存在しない、暁美さんの怪獣、バトラ・・・」

杏子「出て来い!デストロイア!!」

ポッキーを咥えた口の両端を上げ、駐屯都内の塔の頂上に立つ杏子が手を振りかざして叫ぶ。
彼女から赤い光が溢れ出、彼女の隣の辺りで集束、物質化、飛びながらその最強の怪獣は姿を現した。

デストロイア「グゥオオオオオオオオウ!!」

デストロイアは力強く吼える。恐ろしいその姿は、兵士達にとって何より頼もしいでしょう。

尾崎「マギカが造った、怪獣を倒す為の怪獣・・・ゴードン大佐から聞いたとおりだ。完全体は始めて見た・・・」

風間「俺もだ」

ゆま「出て来て、ビオランテ!」

駐屯地の開けた場所でゆまが笑顔で言うと、彼女から緑色の光が溢れる。それはゆまの正面の地面で集結、実体を持ち、最大の怪獣がその威容を現す。

ビオランテ「ビャーオオオオオオウ!!」

山のように巨大なビオランテ、触手を伸ばして、その上にゆまを乗せ、頭部の近くに持って来て吼える。

桐子「これがビオランテの完全に成長しきった姿・・・こんなに巨大になるの!?」

工藤「信じらんない大きさだ・・・」

桐子「この巨大なビオランテを、あんな小さな子が・・・」

海香「シーガン、出て!」

海香が建物の屋上で手を前に振るう。海香から溢れ出す黄緑色の光。それは彼女の頭上で集まると、スマートでシャープな怪獣を形作り、その姿を顕現させる。

シーガン「チチチチチチチチチチチチチチ!!」

駐屯地内をバトラと共に飛ぶシーガン。

イカ娘「出たでゲソ!私やゲゾラと同じ、海の守護者、シーガンでゲソ!!」
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/07(火) 01:31:24.31 ID:JvWXSso00
カオル「出るんだ!ラジィーーン!!」

高い建物の屋上を走るカオルから薄緑色の光が溢れ出る。走る彼女の横、柵の向こうで光が集まる。
そして独特のフォルムを持つ怪獣が現出した。

ラジン「フォロロロロロロロロロロ!!」

ラジンはカオルに併走するように、前屈みに身体を倒して浮遊して建物の横を進む。

すみれ「契約者の名において命ずる!出でよ、ヤマタノオロチ!!」

ゆまと同じく、中央の広場ですみれが右手を横に振るう。彼女から溢れ出るのは赤銅色の光。
それがすみれの背後で集束して結合、ビオランテの隣、それに続いて巨大な怪獣、8頭の竜が姿を現した。

ヤマタノオロチ「ギャエエエエエー!!」

すみれの後ろで8つのは天を仰いで吼える。

小室少佐「ヤマタノオロチ・・・日本の神話に語られし、伝説の神竜・・・」

あいり「出るんだ、スペースゴジラ」

高い塔の屋根に立つあいり。着ているトレーナーのポケットに両手を突っ込み、羽織ったコートを高所の風になびかせながら、正面を見据えて究極の怪獣王の名を呼ぶ。
あいりから溢れ出るダークブルーとブラッドレッドの光。それらが彼女の右上で集り、マテリアライズ。
あいりの右上に現出したスペースゴジラは、浮遊しながらあいりの横に降りて来て、その場で一回転。

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!!」

そして両腕を広げて正面に咆哮。

ゴードン大佐「あの破壊神スペースゴジラを相棒にしちまうなんて、杏里のお嬢さん、半端じゃねぇな。ワルプルギスの夜、俺達も負けてられんな」

見滝原の駐屯地、夕方前の時刻、中央に超巨大怪獣2体が現れ、2大最強怪獣を含む5体の怪獣が飛び交って、兵士達の歓声を喝采を浴びる。
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/07(火) 01:32:29.79 ID:JvWXSso00
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では明日!
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/07(火) 01:38:20.30 ID:6vngexado
お疲れ様でした。
203 :エビラと(ry@怪獣映画勉強中(九州・沖縄)[sage]:2012/02/07(火) 01:51:41.44 ID:cJNPAVNAO
お疲れ様でした。



やっぱり主さんは分かってくれると信じていた。有難う。

あと松岡とケインはアレだったけど、ゴードン大佐もといドン・フライは何か憎めなかった、むしろ好き。

まどかの覚醒演出がどのようになるのか気になるところ。

その時はゴジラも……あ……。

ごめんなさい、FWのギドラ戦の演出的にネタバレになるかもしんない。
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/07(火) 02:09:01.61 ID:iGDcBEVZo


ゴードン大佐は渋かったからねえ・・・。
怪獣同士の戦い以外で最も惹かれたキャラだった。
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/07(火) 22:46:20.51 ID:JvWXSso00
ロリこんばんは。エロ目的でソウルキャリバーXを買おうと思います。

>>203

何て言うか、あの決着の付け方は「えー・・・無いわー」と思った。
ただ、カイザーギドラが怪獣を瞬殺しまくったゴジラでさえまるで敵わない最強怪獣として描かれているので、そこは良かったのかなぁ、と。
後、カイザーギドラの出番が短過ぎ。あんな今更なタイミングで変身されても遅いじゃない。
カイザーギドラも大好きです。じゃなきゃラスボスなんて重要なポジションにしない。

自分はゴードン大佐だけじゃ無く、統制官も好きですねー。実に解りやすい悪役で良かった。残忍だけど面白いキャラだったし。
ゴードン大佐がこの人を倒せば良かったんじゃ無いかな。カイザー設定は無しで。

まどか覚醒時にゴジラもどうにかなります。

>>204

ゴードン大佐カッコ良かったねぇ。主人公よりカッコいいから困る。

再開します
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/07(火) 22:47:26.07 ID:JvWXSso00
200修正から



カオル「出るんだ!ラジィーーン!!」

高い建物の屋上を走るカオルから薄緑色の光が溢れ出る。走る彼女の横、柵の向こうで光が集まる。そして独特のフォルムを持つ怪獣が現出した。

ラジン「フォロロロロロロロロロロ!!」

ラジンはカオルに併走するように、前屈みに身体を倒して浮遊して建物の横を進む。

吉沢博士「家畜として付くられていた生物。それがちょっとした手違いから怪獣に・・・そしてそれが今、私達を守る為に戦ってくれる。本当、不思議な巡り合わせだわ」

すみれ「契約者の名において命ずる!出でよ、ヤマタノオロチ!!」

ゆまと同じく、中央の広場ですみれが右手を横に振るう。彼女から溢れ出るのは赤銅色の光。
それがすみれの背後で集束して結合、ビオランテの隣、それに続いて巨大な怪獣、8頭の竜が姿を現した。

ヤマタノオロチ「ギャエエエエエー!!」

すみれの後ろで8つのは天を仰いで吼える。

小室少佐「ヤマタノオロチ・・・日本の神話に語られし、伝説の神竜・・・」

あいり「出るんだ、スペースゴジラ」

高い塔の屋根に立つあいり。着ているトレーナーのポケットに両手を突っ込み、羽織ったコートを高所の風になびかせながら、正面を見据えて究極の怪獣王の名を呼ぶ。
あいりから溢れ出るダークブルーとブラッドレッドの光。それらが彼女の右上で集り、マテリアライズ。
あいりの右上に現出したスペースゴジラは、浮遊しながらあいりの横に降りて来て、その場で一回転。

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!!」

そして両腕を広げて正面に咆哮。

ゴードン大佐「あの破壊神スペースゴジラを相棒にしちまうなんて、杏里のお嬢さん、半端じゃねぇな。ワルプルギスの夜、俺達も負けてられんな」

見滝原の駐屯地、夕方前の時刻、中央に超巨大怪獣2体が現れ、2大最強怪獣を含む5体の怪獣が飛び交って、兵士達の歓声を喝采を浴びる。
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/07(火) 22:49:14.70 ID:JvWXSso00
私達は、防衛軍の駐屯地を後にして、シェルターに入る。シェルターの入り口は、公園や公共の建物の駐車場の地下から競り上がるように口を開けていた。
大型車両が入れる大きさの車道と、広い歩道が内部へ繋がっている。そして今も人や車が出入りしているわね。

ほむら「これが入り口?思ってたよりずっと大きいのね」

海香「でしょう?他に人だけなら、公共の建物の中からエレベーターで入る事も出来るわよ」


イカ娘「人類はこんなものまで作れるのでゲソか・・・やっぱり侮れんでゲソ!」

カオル「中に入るともっとびっくりすると思うよ。マンガとかアニメのシェルターって言うより、地下街が近いから」

ほむら「へぇ・・・ところで杏子達は風見野だし、海香達はあすなろじゃないの?此処は見滝原だけど・・・」

杏子「あぁ、見滝原と風見野とあすなろのシェルターは繋がってるのさ」

あいり「というか、区画ごとに別になってて、通路で繋がっているんだ。歩いてか車で移動出来るんだよ」

すみれ「私達は魔法少女になって、走って移動するけどね」

ゆま「さ、行こう!」

ほむら「そうね」

私達は、人の流れに乗って、シェルターへ入る。通路も明るく清潔で、車の排気ガスは気になるかと思ったけれど、空気清浄が完備されていて、殆ど気にならないわ。
最もすぐに車道と歩道は別れたけれど。そして通路と階段で10階くらい分下に降りると、道が別れていた。

杏子「じゃあ、あたしらはこっちだから」

ゆま「ばいばーい!」

あいり「それじゃあな」

イカ娘「私達はそっちでゲソか?では、ほむら達、さらだばでゲソ」

ほむら「ええ、グッドラック」

海香「また明日ね」

カオル「ばいなら!」

すみれ「さようなら」
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/07(火) 22:51:19.65 ID:JvWXSso00
風見野組の杏子、ゆま、あいり、イカ娘と別れて、別の道を海香達の案内で進む。・・・ん?海香達?

ほむら「ねぇ」

海香「どうしたの?」

ほむら「私、見滝原の居住区画に行きたいんだけど・・・」

カオル「知ってるよ?ほら、そこの案内板にも書いてあるじゃん」

ほむら「あなた達はあすなろでしょう?道を教えてくれれば、私は行くから、あなた達はあすなろの区画へ行ったら?」

すみれ「あ、良いのよ。私達もこっちだし」

ほむら「?こっちは見滝原よ」

海香「今回の事態、私達はお互い相談したり、報告し合えるよう、なるべく一緒にいたほうが良いでしょう?」

ほむら「ええ、そうね」

カオル「だから私達、家族と一緒に住んでいない魔法少女は、見滝原の居住区、
それも隣り合ったり、向かい合わせになるよう、集中して部屋を割り振ってもらってあるんだ」

ほむら「部屋なの?大部屋にシートを敷いて・・・とかじゃなくて?」

カオル「あー、違う違う。ちゃんと家ごとの部屋があるんだよ。少人数の家族や1人暮らしだと、誰かと共同になるけどね」

ほむら「イメージと全然違うわ・・・」

流石、怪獣の出現が半分日常なだけあって、いざという時の備えが凄いわね。

すみれ「それで、私達の部屋だけど、全部の部屋から繋がる大部屋もあるんだって。そこで相談したり、一緒にいたり出来るわ」

ほむら「それはありがたいわね」

ハーレムじゃない!

海香「あいり達や家族と一緒のまどか、さやか、織莉子達にも場所は伝えてあるから、時間があれば来てくれるんじゃ無いかしら?」

すみれ「私達の部屋は余裕を持って空き部屋も取ってあるから、そこで寝泊りしてもらう事も出来るわよ」

ほむら「色々特別扱いなのね」

カオル「何て言ったって私達は切り札だからね。そこまで大した事でも無いし、これくらいの特別扱いは良いんじゃない?」

ほむら「それもそうかしらね」

そうして私達は、割り振られた部屋へ向う。
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/08(水) 00:09:12.22 ID:bI/fxhUc0
海香「じゃあ、私達はこっちだから」

カオル「後でねー」

すみれ「部屋の整理が終わったら、大部屋に行っておくわ」

ほむら「ええ、後で」

私は、私と姉さんとあやせ、ルカ、キュゥべえの部屋へ。

ほむら「ただ今ー、で良いのかしら?」

マミ「お帰りなさい、ほむら」

あやせ「お帰りー」

ルカ「お帰りなさい」

QB「お帰り、ほむら」

ほむら「悪いわね、荷物や家具を運ぶのを任せてしまって」

部屋は、マミのマンションほど広くは無いけど、普通の部屋で4人生活用、狭くも無い。玄関からすぐのリビングには、私達のティータイムには欠かせない、三角のクリヤーテーブル。

マミ「魔法少女が3人よ?家具を運ぶなんて簡単だったわ」

あやせ「マミが防衛軍からトラックを借りて来てくれたからね」

QB「ボクの伝手だよ」

軍用トラックを運転する女学生・・・アリね!

マミ「佐倉さんの方は終わった?」

ほむら「ええ、その後、駐屯地へ行って防衛軍の新兵器を説明してもらったわ」

あやせ「どんな兵器?」

ほむら「人工衛星からマイクロブラックホールを精製して対象に撃ち込んで消滅させる兵器よ」

マミ「ブラックホールですって!?」マミーン!

思った通り、姉さんが反応した。

QB「見に行ったんだね。それがこの前ボクが言った、防衛軍の用意しているジョーカーさ。君達魔法少女には近いうちに説明があるだろう」

マミ「リアルブラックホールキャノン・・・ヒュッケバインの必殺武装を実際に見れるなんて・・・!」

ルカ「マギカからの技術供与で開発された兵器でしょうね」

あやせ「それでも、そんな架空みたいな兵器を作ってしまうなんて凄いのね・・・」

マミ「それでその兵器の名前は!?」クワッ!

落ち着いて姉さん。

ほむら「ディメンション・タイドだそうよ」

マミ「ディメンション・タイド・・・良い名前だわ、ふふっ」

姉さんが嬉しそうで何よりね。
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/08(水) 00:09:44.98 ID:bI/fxhUc0
ほむら「それで部屋はどんな感じ?」

見た所、すぐ生活出来そうだけど。

ルカ「後はほむらさんがベッドと私物を出せば完了ですね」

ちゃんと寝室もあってそこのベッドが3つ並んでいる。後は空いている端のスペースに私のベッドを盾から出して置いておけば良いわね。
私は盾を現出させ、ベッドを取り出すと、そこに置いて、上に全裸まどかの抱き枕を置く。

あやせ「それも出すの・・・?」

ほむら「ええ」

ルカ「私達が同じ部屋で寝るんですが・・・」

ほむら「関係ないわ。あ、あなた達が抱き枕になってくれても良いわよ?」

マミ「どっちかって言うと、あなたが抱き枕じゃない?」ギュッ

ほむら「姉さん・・・」

姉さんが私を抱き締めた。私より背の高い姉さんに包み込まれるように抱き締められる。
やっぱり、この人にこうやってもらえると安心するわ。
後、おっぱいの感触が美味しいです。

あやせ「ルカ、私も抱き締めてあげる!」

ルカ「暑いから引っ付かないでください」

抱き締めようとするあやせの顔にルカが手を押し付ける。

QB「マミー!ボクも抱き締めてー!」

キュゥべえがこっちに跳び付いて来る。

マミ「てい」

その顔に容赦なくパンチ。

QB「ありがとうございます!!」

悦びながら血を吹き出しながら床に落下するキュゥべえ。訳が解るわ。
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/08(水) 00:48:52.58 ID:irYaGwxno
キュウべえも相変わらずだww
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/08(水) 00:58:01.75 ID:bI/fxhUc0
マミ「さて、生活する準備は出来たし、ちょっと談話室に行って見ましょうか」

談話室、すみれが言っていた、大きな部屋ね。

ほむら「ええ」

私達はドアとは別の通路から階段で下に降りる。

ほむら「此処が・・・」

マミ「ほむらの住んでいた部屋に似てるわね」

白い壁に白い床、中央にテーブルがあって、それを囲うように円形のイスが配置され、その間にもイスが幾つか。
そして壁の高い位置には、大きな液晶モニター。
その部屋にいたのは、織莉子、キリカ、里美。

織莉子「キリカ、このコードは此処に繫げば良いのね?」

キリカ「うん、それで、これを電源に挿しておいて」

織莉子「解ったわ」

里美「キリカちゃん、普通のモニターは?」

キリカ「あ、それはこれを繫いでおいて」

キリカが中心となって、彼女と織莉子と里美がパソコンとモニター、それと何やら機器とPS3、XBOX360、Wiiを繫いでいた。

キリカ「お、ほむほむ、マミマミ、あやや、ルカリン、キュゥべえ、おっす!」

ほむら「こんにちは」

手を軽く挙げて返す。

織莉子「あなた達の避難生活の準備は終わりましたか?」

マミ「ええ。美国さん達は、ご家族と一緒じゃ無いの?」

織莉子「一緒ですけど、この子が手伝って欲しいって言うものですから」

あやせ「ていうか、キリカ達何してるの?」

QB「見た所、パソコンとゲーム機を繫いでるみたいだけど」
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/08(水) 00:59:20.29 ID:bI/fxhUc0
キリカ「その見た通りだよ。ここのでっかいモニターにパソコンやゲームの画面を映せるようにしてるんだよ」

里美「キリカちゃんが、此処でゲームやカラオケを出来るようにしたいんだって。皆でね」

ルカ「カラオケ、ですか?」

キリカ「そ。私ってパソコンで動画作成とか編曲とか得意じゃん?」

ほむら「そうね」

あやせ「雑談中にそんな事言ってたっけ」

キリカ「だから、私が作ったパソコンの動画でカラオケ動画を流せば、持って来たマイクで歌えるって寸法。
ニコ動からそのままダウンしたのもあるんだけどね」

QB「ふーん、流石はキリカだね」

キリカ「んで、今夜は魔法少女全員でオールナイトでカラオケ大会しよう!!」

ほむら「いきなりね」

キリカらしいけど。旅行中、私はあんまりカラオケはやらなかったから、私はやりたいわね。

織莉子「エリーゼさん達が折角来てくれたのに、歓迎会も出来て無いじゃ無いですか」

里美「それでキリカちゃんが、“じゃあ、時間がある内にカラオケ大会をやろう!”って言ってね」

キリカ「ほむほむ達はどうする?勿論、無理にとは言わないよ?」

マミ「へぇ、良いわね」

ルカ「参加されるんですか?」

マミ「ええ、エリーゼさん達を含めた全員で楽しめるなら素敵じゃない?それに、言われたら、思いっ切り歌いたくなって来ちゃったの」

あやせ「私はやろうかな」

ほむら「私は勿論やるわ」

ルカ「今はする事も無いですし、参加しますか」

QB「じゃあ、ボクも!」

キリカ「ご参加ありがとう!さて、後は皆にメールして・・・と」

パソコンのキーボードをブラインドタッチで叩いて、魔法少女達とモモにメール送信。
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/08(水) 01:57:26.47 ID:bI/fxhUc0
夜、シェルター内、談話室

私達は集まった。

キリカ「皆来てくれてありがとう!」

あやせ「徹カラに全員来るなんて、皆暇よねー」

ルカ「参加しているあなたが言いますか」

QB「賑やかで良いじゃ無いか」

織莉子「でも、皆さんが来てくれて良かったです」

マミ「リーダーとしても集まってくれて嬉しいわ」

・・・全員が。総勢26名。多いけど何人かで同時に歌えば、結構歌えるんじゃ無いかしら。
で、キリカが司会らしいわね。と言っても適当でしょうし、それで良いんだけど。

エリーゼ「私達の為にありがとう」

クレア「わざわざ済みません」

さやか「良いんですって!思いっきり歓迎しますよ!!」

ほむら「そう言ってあなたは歌って聞きたいだけでしょう」

まどか「あはは!さやかちゃんなら有り得るね!」

さやか「まどかってさ、最近黒くない?」

まどか「え?そんな事無いよー」

こまち「それにしてもいきなりね・・・」

ひより「良いじゃない、こまちちゃん」

こまち「嫌とは言ってないわよ」

ひより「エリーゼさん達以外とカラオケなんて初めてかも・・・」

杏子「カラオケねぇ。あたしそんなにレパートリー無いぞ」

ゆま「キョーコはカラオケ行くならゲームセンターだもんね」

あいり「モモ、眠くなったら、言うんだぞ。上の部屋に連れて行ってやる」

モモ「はい!でも、大丈夫です!私も皆さんに付き合います」

イカ娘「カラオケは楽しいでゲソ!人類の作り出した文化の極みでゲソ!!」

かずみ「イカ娘、旅行中もよく歌ってたよね」

カオル「侵略!侵略!ってね」

すみれ「何でイカちゃんの歌があったんだろ・・・?」

里美「ニコちゃんは忙しいみたいだけど、呼んでも大丈夫だった?」

ニコ「抜け出してきた。多分、今頃大騒ぎになってるぞ」

海香「大丈夫なの、それ・・・?」

ニコ「さぁ?駄目でも後で何とかするけど」

みらい「サキ!一緒に歌おうぜ!!」

サキ「あぁ、良いよ」
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/08(水) 01:58:37.09 ID:bI/fxhUc0
キリカ「さて、マギアの魔法少女達のカラオケ大会を開催しまーす!」

モモ「私は違いますけど・・・」

イカ娘「私もちがうでゲソ」

キリカ「妹ちゃん!イカちゃん!君達も魔法少女の仲間だ!」

モモ「ありがとうございます」

イカ娘「そういう事ならそういう事にしておいてあげても良いでゲソ!」

イカ娘は隠してるつもりでしょうけど、顔が嬉しそうになってるわ。

キリカ「さて、最初に歌ってもらうのは・・・私達がこうやって集まる事が出来たのは彼女のお陰!ほむほむ、どうぞ!」

ほむら「私?」

こまち「そうね。私達が来れたのも、ほむらのお陰と言えるわ」

ほむら「そうなの?」

クレア「ええ、ほむらさんのお陰でこの危機を早く知る事が出来たのですから」

エリーゼ「だからこうやって間に合うように来れるよう動けたのよ」

ひより「私達もそんなに自由に動けた訳じゃ無いから・・・」

まどか「やっぱりほむらちゃんは凄いんだね!」

ほむら「そ、そうなのかしら」

さやか「ともかく、そういう訳みたいだし、最初に歌ってよ。緊張して駄目とかならあたしが代わろうか?」

杏子「ほむらがこんなんで緊張するようなタマかよ」

ほむら「そうよ、問題なく歌えるわ」

キリカ「んじゃあ、何にする?」

ほむら「・・・あるかしら?」

キリカ「あるよー」

キリカの所で歌いたい歌を伝え、キリカがカチカチとマウスをクリック。壁のモニターに画像が流れてスピーカーからイントロが流れる、直後に私は歌い出す。

ほむら「輝いて空高く、明日を守る為にー、旅立ちの彼方までー♪」

マミ「Braze Your Heat 旅立ちの彼方まで・・・やるわね、流石ほむら」

コレよ。http://www.nicovideo.jp/watch/sm15122683

まどか「ほむらちゃん、歌う声も綺麗だねー」

さやか「つか、相変わらず上手っ!!ほむらにカラオケという意外な特技が・・・」

ほむら「輝いて空高く!明日を守るために!夢に見ていた世界取り戻すために!
羽ばたいて空高く!いつか遥か遠くへ!空と孤独を超えて!!旅立ちの彼方までー!!」

織莉子「ほむらさんにぴったりの歌詞ですね」

ほむら「空と孤独を超えてー、旅立ちの彼方までー」

歌い終える。すると、皆から拍手が。

ほむら「ありがとう」ファサ

杏子「全く謙遜しないのがあんたらしいよ」

ほむら「ふふっ、どうも」

マミ「燃えて来たわ〜!ほむら!」

ほむら「何、姉さん?」

マミ「一緒に歌いましょう!アレを!!」

あぁ、姉さんの十八番の、アレね。
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/08(水) 01:59:03.70 ID:bI/fxhUc0
ほむら「良いわよ」

キリカ「で、マミマミのご注文は?」

マミ「鋼の魂よ!!」

コレね。http://www.nicovideo.jp/watch/sm4794117

キリカ「OK!レッツゴー!!」

キリカがクリックし、あの熱い歌のイントロ。

マミ「SUPER MONSTER  SPIRITS!燃えろ正義、熱き勇気秘めー!」

私達に合わせた替え歌よ。姉さんはレベルが高いのよ。

ほむら「SOUL OF STEEL!鋼の魂、漢女(おとこ)の夢だー!」

マミ「地球を狙う侵略者ども!銀河を埋め尽くす、悪の大軍団!!」

ほむら・マミ「例えどんなに、強い敵でも!逃げはしない、嵐の中、さあ、飛び立て!!」

マミ「ティロ・フィナーレ!!」

ほむら・マミ「鋼鉄ガガン!ダッシュダダン!!」

マミ「今 駆けろー!!優しき友よ、しばしの別れ!!」

ほむら・マミ「必殺、ガガン!ショットババン!!」

マミ「今、叫べ!!」

ほむら・マミ「信じているぜ、鉄の心を!私達たちの友情だ!!SUPER MONSTER  SPIRITS!行くぜ、ガガン!!」

ひより「か、替え歌・・・」

こまち「・・・漢女(おとこ)って何よ?乙女じゃ駄目なのかしら?」

続いて2番を熱く歌う私と姉さんの鋼鉄姉妹!そしてラスト!

ほむら・マミ「SUPER MONSTER  SPIRITS!行くぜ、ガガン!!」
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/08(水) 01:59:29.99 ID:bI/fxhUc0
ほむほむにこの前教えてもらった「Braze Your Heart 〜旅立ちの彼方まで〜」を、マミさんに「鋼の魂」を歌わせたかった。以上!
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/08(水) 02:01:08.57 ID:bI/fxhUc0
今日は此処までで!
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
それでは明日に!
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/08(水) 02:07:56.76 ID:yUv9og7ro


この世界のシェルターは凄い・・・
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/08(水) 02:15:14.93 ID:irYaGwxno
お疲れ様でした!
221 :エビラと(ry@怪獣映画勉強中(九州・沖縄)[sage]:2012/02/08(水) 02:48:53.34 ID:ydp9mOMAO
お疲れ様でした。

なんつーシェルター。

予想の遥か斜め上をいっていた。



カイザーは僕も凄くかっこいいと思った。

短いっていうか、カイザーの演出は無理矢理取って付けた感が否めなかったけどね。

だから僕は主さんの演出にかけてみようと思うんだ。

モンスターXとの闘い、その後の変身してからの闘い……主さんがどう描くのか楽しみ。

ゴジラもどうにかなる……だと……?
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/08(水) 03:48:31.11 ID:JyvOoocAO


地下シェルターと聞いて連邦軍本部ジャブローみたいなのを想像した
あそこまでデカくはないだろうが
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2012/02/08(水) 06:59:27.20 ID:kG0oi7Zvo
お疲れ様でした
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/08(水) 23:14:17.67 ID:bI/fxhUc0
ロリこんばんは。早く戦闘突入したいのに、その前に書かないといけない内容がある・・・。

>>219

この世界のシェルターは凄いよ!

>>221

予想の遥か斜め上だったかな?自分としてはこの世界としてはそこまでとんでも無く無いかなと思ったけど。地下鉄の地下街とかがイメージベース。

カイザーギドラはX星人でも制御出来ないほど強いから、何かで変身を押さえられ、それで倒されたから変身出来るようになったのかなぁ・・・とか解釈してみたり。
楽しみにしていただいてありがたいです。何とか期待に答えられるよう、頑張ってみるよ。

>>222

ジャブロー程じゃ無いよ。ありゃあ、シェルターの中に大都市が丸々1つ、いや1つ以上入ってるからなぁ・・・。
媒体によって描き方も規模も空間の形もまちまちだし。

再開します
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/08(水) 23:16:35.80 ID:bI/fxhUc0
214修正から。書き忘れを次の日に思い出したりする。



夜、シェルター内、談話室

私達は集まった。

キリカ「皆来てくれてありがとう!」

あやせ「徹カラに全員来るなんて、皆暇よねー」

ルカ「参加しているあなたが言いますか」

QB「賑やかで良いじゃ無いか」

織莉子「でも、皆さんが来てくれて良かったです」

マミ「リーダーとしても集まってくれて嬉しいわ」

・・・全員が。キュゥべえとジュゥべえのインキュベーター2体を含む総勢27名。多いけど何人かで同時に歌えば、結構歌えるんじゃ無いかしら。
で、キリカが司会らしいわね。と言っても適当でしょうし、それで良いんだけど。

エリーゼ「私達の為にありがとう」

クレア「わざわざ済みません」

さやか「良いんですって!思いっきり歓迎しますよ!!」

ほむら「そう言ってあなたは歌って聞きたいだけでしょう」

まどか「あはは!さやかちゃんなら有り得るね!」

さやか「まどかってさ、最近黒くない?」

まどか「え?そんな事無いよー」

こまち「それにしてもいきなりね・・・」

ひより「良いじゃない、こまちちゃん」

こまち「嫌とは言ってないわよ」

ひより「エリーゼさん達以外とカラオケなんて初めてかも・・・」

杏子「カラオケねぇ。あたしそんなにレパートリー無いぞ」

ゆま「キョーコはカラオケ行くならゲームセンターだもんね」

あいり「モモ、眠くなったら、言うんだぞ。上の部屋に連れて行ってやる」

モモ「はい!でも、大丈夫です!私も皆さんに付き合います」

イカ娘「カラオケは楽しいでゲソ!人類の作り出した文化の極みでゲソ!!」

かずみ「イカ娘、旅行中もよく歌ってたよね」

カオル「侵略!侵略!ってね」

すみれ「何でイカちゃんの歌があったんだろ・・・?」

里美「ニコちゃんは忙しいみたいだけど、呼んでも大丈夫だった?」

ニコ「抜け出してきた。多分、今頃大騒ぎになってるぞ」

海香「大丈夫なの、それ・・・?」

ニコ「さぁ?駄目でも後で何とかするけど」

みらい「サキ!一緒に歌おうぜ!!」

サキ「あぁ、良いよ」

JB「カラオケねぇ・・・何か歌ってみるか」
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/08(水) 23:19:02.21 ID:bI/fxhUc0
私達は歌う!

まどか「憧れは、能力を今、呼び起こす、守りたいものがあるからー」

まどかが歌ったり、

ほむら・さやか「熱き怒りの嵐を抱いて!戦う為に!!飛び出せ、ガイガン!!」

私とさやかで歌ったり、

杏子「避けて行けぬ、Battle Firld、次の場所へ足跡つけるなら白い地図を赤く染めても進めー!!」

杏子が歌ったり、

ゆま「信じたいー、あの日見付けた光ー、カッコ悪いと笑われても良いー」

ゆまが歌ったり、

織莉子「居場所なんて、何処にも無い、捜し求めた日々は彼方へ!」

織莉子が歌ったり、

キリカ「喉を枯らし叫ウ音色、旋律は朱の虹となり、君屠る此ノ色彩、甘く深き色を放つ」

キリカが歌ったり、他にも全員で色んな歌を夜通し歌い続け、それは次の日の昼頃まで続いた。
モモは途中で寝ちゃったけど、ゆまは私達と歌い続けたわ。
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/08(水) 23:19:29.13 ID:bI/fxhUc0
次の日、シェルター内、マミルーム、夕方、寝室

ほむら「すぅ・・・すぅ・・・」

マミ「んん・・・うん・・・」

あやせ「ぐー・・・」

ルカ「すぅ・・・んん・・・」

QB「ZZZ・・・」

私達は簡単な食事を摂った後爆睡する。キュゥべえはクッションの上で丸くなって寝てるわ。
他の皆も寝てるでしょうね。あ、ニコだけはカラオケが終わってから直ぐ出て行って、サンダーコンロールシステムの方へ行ったわ。

サールティー ロイヤーリー タマリーエ パースティアラーヤー♪

部屋に「マミさんのテーマ」が流れる。姉さんの携帯の着信音ね・・・と半分だけ起きた状態でぼんやりと考える。

マミ「はい、もしもし・・・」

ベッドに入った状態で、携帯に出る姉さん。

マミ「はい、はい・・・解りました・・・いえ、大丈夫です、行きます・・・はい、全員に連絡します・・・えぇ、では・・・」ピッ

携帯を切る姉さん。内容は何かしら?・・・何でも良いわ。今は寝る事が何より優先されるのよ。今はギドラ族が来てもどうにも出来ないわ。
私は再び、まどろみに身を任せて、夢の世界に旅立とうと・・・

マミ「皆、起きて、呼び出しよ」

旅立て無かった。姉さんが布団をどけてベッドから降りる。

あやせ「んんー・・・?何よー・・・?」

あやせはベッドに潜った状態。

ルカ「何でしょうか?」

ルカは布団をまくってベッドから降りた。

QB「どうしたんだい、マミ?」

キュゥべえも起きる。

マミ「私達、マギアの魔法少女全員に防衛軍から呼び出しよ。
予定戦力が完全に揃ったから、主要部隊の陸、海、空のそれぞれの指揮官、特殊部隊との挨拶と説明があるらしいわ」

QB「ふーむ、いよいよだね」

あやせ「パス」

ほむら「私も」

マミ「駄目よ、ほむら。大事な話なんだから」

ルカ「そうですよ。あやせも起きてください」

ほむら「えぇー・・・」

あやせ「やだ眠い」

マミ「全く、この妹は・・・」

ルカ「全く、この姉は・・・」

マミ・ルカ「起きなさい!!」

私とあやせは、マミとルカにベッドから抵抗空しく引き摺り出されたわ。何て無慈悲な!!
そして着替えて、魔法少女に変身して走って移動、シェルターを出る。
シェルターの出口で眠そうな皆と合流、軍の客用車で駐屯地向けて出発。客用だけって乗り心地は良いわね。寝ましょう。
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/08(水) 23:53:17.09 ID:xFvTrbAI0
ネオゲのSTORM(ガイガン版)か!
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/09(木) 01:29:11.18 ID:V40gDHqy0
そう!正義に燃えるさやかちゃんにこの歌は合うと思った。
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/09(木) 01:29:42.99 ID:V40gDHqy0
途中でニコが乗って来て・・・と言っても私は寝てて覚えて無いけど、私達は駐屯地に着いた。

マミ「ほら、着いたわよ」

織莉子「皆さん、起きてください」

サキ「眠いのは解るが、降りるんだ」

エリーゼ「ほら、皆、行くわよ!」

4人の声に私達は欠伸したり、眠い目を擦りながら客用車を降りる。この駐屯地で一番大きな、建物に入る。
私、まどか、姉さん、さやか、杏子、ゆま、織莉子、キリカ、かずみ、海香、カオル、ニコ、
里美、みらい、サキ、あいり、あやせ、ルカ、すみれ、こまち、ひより、クレア
、エリーゼ、イカ娘、キュゥべえ、ジュゥべえの合計26人は案内に従ってぞろぞろとその建物の会議室へ。

キーべえ「来たかテメェら、遅ぇよ」

杏子「悪かったな」

ゆま「ごめーん、キーべえ」

ジュゥべえ「いや、悪い」

キュゥべえ「昨日の夜から17時間耐久カラオケやってたんだから、仕方無いじゃ無いか」

キーべえ「あ?こんな時に暢気なもんだな、テメェら。ま、良いわ。丁度良かったから、此処のこいつらに俺らインキュベーターとテメェら魔法少女がどういうもんか説明しといてやったぜ」

そこには陸軍の黒木特佐や空軍のゴードン大佐、小室少佐、M機関の熊坂さん、風間少尉、尾崎少尉と他男性2人と女性2人の戦闘服を着たM機関の兵士、そして今回、アドバイザーとして来ている美雪さん。
対怪獣特殊部隊のG―グラスパーの隊長桐子さんと4名の隊員、科学班の吉沢博士と工藤さん。
他に多分、海軍の偉い人であろう男性が1名、G−グラスパーのように、統一された戦闘服を着た8人の日本人男性と1人の白人女性、そして1人のスーツを着た女性・・・って、この人は・・・

さやか「日東テレビのニュースキャスターの音無安奈さん!?」

ほむら「やっぱりそうなのね。見間違いかと思ったけど」

まどか「うん、間違いないよ」

カオル「お、本当だ」

かずみ「でもあの人、民間人だよね?何か関係あるのかな?」

サキ「あるからいるんだろう」

みらい「どんな関係だ?」

ニコ「聞けば解る」

キーべえ「さて、杏子、先にテメェらから自己紹介だな」

杏子「テメェに言われるまでもねぇ」

マミ「先ず私が見滝原、風見野、あすなろの魔法少女のリーダーをしています、巴マミです。パートナー怪獣はメカキングギドラです」

ほむら「見滝原の魔法少女、暁美ほむらです、よろしくお願いします。巴マミの妹で、相棒の怪獣はバトラです」

言ってみる・・・苗字違うし似てないけど。

あやせ「マミの家で同居してるから、一応、見滝原の魔法少女になる双樹あやせよ。相棒はファイヤーラドンね。ま、私の戦果を期待してなさい」

ルカ「同じくマミさんの家でお世話になっています、双樹ルカと申します。あやせは双子の姉で、ダガーラを使役しています」

まどか「私も見滝原の魔法少女の鹿目まどかです。えっと・・・ゴジラが一緒に戦ってくれます」

さやか「あたしは美樹さやかです!まどかやほむらとは親友で、マミさんは憧れの先輩です!
世界の平和は、この魔法少女さやかちゃんがガイガンと守りまくっちゃいますからねー!!」

織莉子「見滝原の美国織莉子と申します。スーパーメカゴジラと共に戦っています」

キリカ「私は織莉子の忠実なるナイトにして親友、そして嫁の呉キリカ!織莉子やほむほむを傷付ける逆らう奴は私のデスギドラが焼き尽くし、溶かし尽くしてやる!」

里美「織莉子お姉様の忠実なるメイドにして妹、妻の宇佐木里美です。バルガロンのバルちゃんが相棒です」

杏子「あたしは風見野の魔法少女、佐倉杏子だ。一応、そこの代表って事になってる。相棒はデストロイアさ」

ゆま「キョーコの妹分の千歳ゆまだよ!ビオランテが相棒!!よろしくね!!」

あいり「今、杏子の家で厄介になっています、杏里あいりです。スペースゴジラの力を貸りています」
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/09(木) 01:31:30.57 ID:V40gDHqy0
サキ「あすなろの魔法少女の代表の浅海サキです。ヴァグノザウルスが相棒です」

かずみ「私、かずみ、あすなろの魔法少女!記憶が無いけど、今は大切なものを守る為にバルグザーダンと戦うよ!」

海香「私もあすなろの魔法少女、御崎海香と申します。海を守る為に力を貸してくれるシーガンと命懸けで戦います」

カオル「海香の居候にして親友の牧カオルでっす!ラジンの協力を得て相棒にしています!」

かずみと海香とカオルの怪獣、バルザーダン、シーガン、ラジンも私のバトラやまどかのゴジラと同じように解り合って協力してくれている関係らしいわ。

ニコ「知ってる人は知ってるだろうけど、神那ニコだぞ。あすなろの魔法少女にして、防衛軍の技術士官で少尉。
んで、メカゴジラUが私の相棒」

みらい「ボクはあすなろの若葉みらい!ボクのジャルムにはパワーならキングギドラでも敵わないぜ!!」

すみれ「私もあすなろの魔法少女で茜すみれです。ヤマタノオロチが相棒として協力してくれています!」

エリーゼ「マギカから決戦場の見滝原周辺に派遣されて来ました、エリーゼです。ドイツ出身です。護国聖獣、海の神、メガロの協力を得ています」

こまち「同じく、マギカから派遣された魔法少女、こまちよ。護国聖獣、地の神、バランがあたし相棒ね」

ひより「私もマギカ直属の魔法少女でひよりって言います。護国聖獣、天の神、ギドラが護ってくれています」

クレア「私もマギカからか派遣されて来た魔法少女のクレアです。アメリカ国籍です。この国で開発された機龍ブラックの力を借りています」

イカ娘「私は海からの使者、イカ娘でゲソ!私のゲゾラは家族も同然でゲソ!!」

そして私達は自己紹介。イカ娘含め24人の自己紹介が終わる。
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/09(木) 01:32:46.52 ID:V40gDHqy0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます。
それでは明日!
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/09(木) 01:58:01.11 ID:HdKU+Hx3o
お疲れ様でした。

作戦概要でどんな作戦を煉るのやら・・・。
234 :エビラと(ry@怪獣映画勉強中(九州・沖縄)[sage]:2012/02/09(木) 02:25:30.69 ID:XnCaENFAO
お疲れ様でした。



マミさんは聖闘士星矢のOPとか歌ってくれそう。

あと今更だけどあいりって礼儀正しいよね。

ついこないだまで言葉が荒かった事もあったからギャップを感じる。

勿論良い意味で。
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2012/02/09(木) 06:43:51.45 ID:1g4s16KQo
お疲れ様でした
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/09(木) 21:14:28.15 ID:vH5sJ2FJ0

これだけ列挙されると改めて凄い戦力だな
そしてそれだけ用意しないと迎え撃てないギドラ軍団も・・・
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/09(木) 23:02:29.35 ID:Nr5pWNJAO
vsギドラを劣化コピーなんて言った奴誰だ…
今日10数年ぶりに見たけど、翼閉じてパワーアップしたゴジラの熱線防いだり、
コントロール失った後もゴジラを絞め殺しかけたり、
滅茶苦茶強いじゃねーか
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/09(木) 23:28:45.78 ID:V40gDHqy0
ロリこんばんは。ソウルキャリバーX買ってPS3の画面をアップスキャコンで映したら画質劣化が半端無いよ。

>>233

作戦概要というか、紹介かなぁ。

>>234

あー、アレもマミさん好きそうだ。

あいりって原作でクールだったり、ハイテンションな女の子っぽかったり、荒かったりと、実に口調が安定してない・・・。
最初のあいりの時は大人しめな女の子っぽい。今のあいりは、荒い口調を少し柔らかくしたような感じで書いてます。
じゃないと杏子とモロ被りしちょうから・・・。で、杏子と違って初対面の大人の人にはちゃんと敬語を使うキャラ。
元がそんな感じなので。

>>236

魔法少女を総登場させて、合う、好きな怪獣を相棒にしていったらこうなったよ。
そしてカイザーギドラがラスボスじゃ無かったら、きっと誰かの相棒になっていた。

>>237

VSギドラ強いよ。コントロールあった状態であのままだと、多分ゴジラに勝ってたし。
劇中描写を見る以上、メカキングギドラより強いし。このSSじゃ大きくパワーアップしてるけど。

再開します
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/09(木) 23:29:16.47 ID:HdKU+Hx3o
主さん今日はめちゃくちゃ遅いなぁ・・・。
どうしちゃったんだろ。
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/09(木) 23:37:20.23 ID:V40gDHqy0
黒木特佐「防衛庁特殊戦略作戦室室長、三等特佐、黒木翔だ。ワルプルギスの夜にはスーパーX3で陸軍部隊の指揮を前線で執る。
サンダービーム作戦を担当している。よろしく頼む」

防衛軍の人達の自己紹介は黒木特佐からね。

ほむら「こちらこそ」

ゆま「よろしくね!」

続いて、次は海軍の偉いっぽい人。

立花准将「防衛軍准将の立花泰三です。ワルプルギスの夜で、見滝原、風見野、あすなろ防衛の海軍部隊の総指揮を執ります」

立花って、レパ マチュカのマスターも同じ苗字だったっけ。後、あのBSデジタルQのリポーターも。まぁ、どっちにしろ多い苗字だし、この立花准将と関係ないでしょう。

立花准将「私は今でもはっきり覚えています・・・奴を。50年前のあの日、炎で夜空は真っ赤に染まり、ビルも鉄道も破壊され焼き尽くされた。その上を、金色の3つ首の巨大な怪物が、けたたたましい耳障りな咆哮を上げ、高速で飛び回って行く・・・。
鬼か悪魔か、奴の顔は愉悦に歪んでいるように見えた。私は、逃げ惑う人々の中を、無我夢中で走った。
気が付いた時は、両親とはぐれ、二度と会う事はありませんでした。私は1日たりとも忘れた事はありません。奴に殺された、人々の叫びを」

立花准将は、キングギドラの襲来で両親を失ったのね・・・。

サキ「・・・愉悦に歪んでいた、というのはそう見えただけでは無いかも知れません」

海香「そうね・・・ギドラ族は破壊や殺戮を愉しむから。弱者を虐げ、いたぶるのを非常に好むの」

エリーゼ「冷酷で残忍、残酷にして残虐、それが極めて邪悪な宇宙の超怪獣、ギドラ族の性質です」

立花准将「うむ・・・もう二度とあのような悲劇は繰り返してはならない。誰にも、私のような思いをさせる訳には行きません」

マミ「全く仰るとおりです」

さやか「あたし達も一緒です!」

まどか「最初のキングギドラの襲来は映像とかでしか知りませんけど・・・あなたもそう思ってましたか」

立花准将「防人の思いは、古より皆同じです。その為に、君達のその強大な力を貸して頂きたい」

立花准将が私達に頭を下げる。

織莉子「頭を上げてください、准将」

キリカ「そうそう、お願いするのはこっちなんだからさっ!」

立花准将が頭を上げる。

立花准将「・・・そして君達や、君達の家族にも、そのような思いをさせる訳にはいかない。私も微力ながら、君達を守って戦います。よろしく」

杏子「こっちこそな、立花のおっさん!」

ひより「おっさん!?杏子ちゃん・・・初対面の人にそれは失礼じゃ無いかなぁ・・・?」

杏子「何だよー、おっさんだからおっさんで良いじゃねーかよ。なー、おっさん?」

立花准将「ははっ、構わないよ。元気なお嬢さんだ」

ゴードン大佐「そして俺が、空軍戦力の総指揮を執る、ダグラス・ゴードン、マギカの大佐で、新・轟天号の艦長だ。
ワルプルギスの夜には一緒に生意気な宇宙怪獣どもをぶっ飛ばそうぜ、最強無敵のお嬢さん達」

ニッと凄みのある笑みを浮かべるゴードン大佐。良い男ってこういう人を言うのかしらね。

小室少佐「新・轟天号副艦長の小室です。階級は少佐で、艦のドライバーを務めます」

あいり「改めてよろしくお願いします」
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/09(木) 23:38:02.60 ID:V40gDHqy0
熊坂「マギカの内部組織、M機関教官の熊坂だ。
ワルプルギスの夜ではドッグファイター隊の指揮を執る事になってる。よろしく頼むぞ」

カオル「こちらこそ!期待してまーす!」

桐子「私は対怪獣特殊部隊、G―グラスパーの隊長、辻森桐子三佐よ。ワルプルギスの夜では遊撃を担当するわ。隊員共々、全力を尽くすわ」

桐子さんと4人の隊員が並んで敬礼する。

すみれ「ご協力、お願いします」

熊坂「で、他の特殊部隊だが、此処に並んでるM機関の兵士5名が機龍隊。
風間がアブソリュート・ゼロ装備の高機動型の1号機に乗る」

風間「1号機に乗る風間勝範少尉だ」

熊坂「同仕様の2号機には尾崎」

尾崎「尾崎真一少尉です、よろしく」

熊坂「他3名が4式3連装ハイパーメーサー砲装備の重武装型の3、4、5号機に搭乗する」

M機関の男性兵士2人と女性兵1人が敬礼する。

里美「お願いしますね」

ニコ「ま、無茶しない程度に頑張ってね」

結城「俺がMOGERA隊の指揮官をやる事になった、結城昇少佐だ。ま、適当に頼むわ・・・おっと、俺がMOGERAの1号機に乗ってその指揮を執る」

統一された戦闘服を着た9人の指揮官の人はこの人ね。何か適当っぽい男性だわ。
まぁ、ベテランっぽいし、当てにはなりそうだけど。

新城「MOGERA1号機のガンナー、防衛軍少尉の新城功二です!」

こっちは熱血漢な人みたいね。

佐藤「同じく1号機の副操縦士、佐藤清志だ。よろしくな!」

続いて3枚目という言葉が合いそうな人。

鈴木「MOGERA2号機チームの指揮を執る、鈴木勇三中尉です」

大野「同2号機でガンナーを務める、大野秀樹少尉だ」

上原「俺は2号機副操縦士の上原誠少尉、よろしく」

この3人の人達がMOGERAの2号機に乗るのね。何て言うか、特に印象は無いわ。後で名前言われても“いたっけ、そんな人?”ってなりそうだわ。

佐々木「俺がMOGERA3号機の指揮官、佐々木拓也大尉だ。よろしく頼むぞ!」

この30代くらいの厳しそうな男性が3号機の指揮官ね。

曽根崎「MOGERA3号機のガンナー、曽根崎淳と申します」

敬礼するこっちの人は新城さん達と同じくらいの人だわ。

キャサリン「MOGERA、No3のサブパイイロット、キャサリン・バーガー少尉よ。アメリカ人よ、Hello magical girls!」

こまち「Mogeraも強力なロボット怪獣ね!よろしく!!」

クレア「Hello!Catherine!」

アメリカ人のクレアが同郷の人に会えて嬉しそうね。
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/09(木) 23:39:43.54 ID:V40gDHqy0
>>239

寝てた。後、今の場面ってぶっちゃけ書いてて楽しくないから時間が掛かるのよ。
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/09(木) 23:59:42.29 ID:V40gDHqy0
いあ、楽しくないわけじゃ無いかな・・・説明のシーンって面倒くさい。
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/10(金) 00:07:47.76 ID:m3LkPxeMo
結城がついに来た!
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/10(金) 01:41:10.08 ID:eeK+k4jD0
工藤「はい、皆ちゅうもーく!!」

工藤さんがパンと手を叩いて私達の視線を集める。

工藤「では先生、どうぞ!あ、俺は先生の助手の工藤元です、よろしく!」

吉沢博士「対怪獣特殊部隊の科学班の吉沢佳乃です。対怪獣の切り札になる兵器を開発しています。
どのような兵器かというと、マイクロブラックホールを作り出して撃ち出す兵器です」

立花准将「ブラックホール、ですか」

新城「すげぇ・・・おい、聞いたか、ブラックホールだってよ」

佐藤「あぁ」

吉沢博士「工藤君、説明して」

工藤「えーっとですね、攻撃範囲は半径100メートルで、その範囲を確実に消滅させます。
攻撃範囲から退避しておけば問題ありません。既に実験も済んでいて、怪獣にも有効であると思います」

佐々木「思います?思いますじゃ困るんだよ、君。確実にそうで無くては」

工藤「は、はい・・・」

吉沢博士「理論上は、どんな物でも消滅させる事が出来ます。出来れば試射を行ないたい所ですが、状況がそれを許しません」

黒木特佐「それで、完成予定は?」

吉沢博士「ワルプルギスの夜にギリギリ間に合うかどうかという所でしたが、このイカ娘さんのお陰で完成が3日早まって、明後日の夕方か夜には」

イカ娘「私のお陰でゲソ!人間どもよ、感謝するでゲソ!!」

曽根崎「・・・何者だ・・・?人間・・・なのか?」

キャサリン「そんな事どうでも良いじゃない、可愛いわ」

美雪「国連の分子生物学者、音無美雪です。今回は様々な怪獣の出現が予想されているので、怪獣の性質や弱点を助言させて頂きます」

JB「現れる怪獣が敵か味方か解らん場合が多いだろうからな。その辺の見極めも頼むぜ」

安奈「私は日東テレビのニュースキャスター、音無安奈です」

あやせ「やっぱり、音無安奈だったのね」

ルカ「という事は・・・やはりリポートするのでしょうね、政府の許可を得て」

安奈「ワルプルギスの夜には安全な場所から担ってしまうけれど、その様子を放送します。
勿論、希望があれば皆さんの事は伏せておきますし、放送前に映像も編集します」

美雪「頑張ってね、お姉ちゃん」

安奈「ええ、あなたもね」

尾崎「お姉ちゃん!?」

美雪「そうよ、どうしたの?」

尾崎「いや・・・何でもない」

黒木特佐「次は彼女達にスーパーXシリーズの説明をしたい所だが・・・彼は?」

鈴木「まだ来ていないようですね」

と此処でドアが乱雑に開かれ、1人の青年が慌てた様子で駆け込んで来た。
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/10(金) 01:42:26.08 ID:eeK+k4jD0
???「いやぁ、遅れて申し訳ない!資料を用意してたら、時間掛かっちゃって・・・」

佐々木「今は一刻を争う自体なんだぞ!何をしとるか!!」

???「すいません!」

佐々木「良いか?貴様の整備しているスーパーXシリーズや機械怪獣はな、敵怪獣と互角に渡り合える我々の切り札だ。
メンバーは選りすぐった精鋭だ。その栄光ある部隊の兵器の整備スタッフが、恐竜坊やか」バン!

佐々木大尉が机を叩いて立ち上がる。

佐々木「そっちも大変だろうがな、怪獣と前線で戦うこっちの方が、よっぽど危険で大変なんだよ!!解ってんのか!?」

???「は・・・はい!」

結城「もう良いだろ、その辺にしとけ佐々木」

佐々木「しかし、結城隊長!」

ゴードン大佐「レディを待たせる男は嫌われるぜ?」

小室少佐「青木技師、彼女達にスーパーXシリーズの説明を」

青木「はい!あ、自分は防衛軍の兵器の整備を担当しています、青木一馬です、皆さん、よろしくお願いします」

マミ「お願いします」

青木「えっと、これが資料です・・・」

青木さんが私達に紙の資料を配る。資料は写真が豊富で解りやすく、この人が良く気配りの出来る人だと解るわね。

青木「先ず、スーパーXですが、正式名称は航空隊大都市防衛移動要塞T−1号 MAIN SKY BATTLE TANKスーパーXです。
無人機で装甲はチタン合金と、スペースシャトルにも使用されているセラミック製耐熱タイルで構成されていて、かなりの高熱に耐えられるようになっています。
怪獣の光線攻撃を受けても少々では破壊されません。集中射撃を行なえば、怪獣を気絶させる効果を持つカドミウム弾の他、ロケット砲と高威力のレーザー砲で武装しています」

この楕円のフォルムの兵器がスーパーXね。

ほむら「ねぇ、さやか、スーパーXってこんな形状でどうやって飛ぶの?」

さやか「アレじゃない?マギカ脅威のメカニズム!」

ほむら「あなたに聞いた私がバカだったわ」

青木「スーパーX部隊は、空軍部隊で運用してもらいます」

ゴードン大佐「ありがたく使わせてもらうぜ」

スーパーXは航空部隊って正式名称に付いてるし、それで良いのでしょうね。
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/10(金) 01:43:03.23 ID:eeK+k4jD0
青木「次にスーパーX2でこれも無人機になっています。水中戦も可能で、ミサイル、バルカン砲、魚雷の通常兵器も搭載していますが、一番の目玉はファイヤーミラーです。
ファイヤーミラーは自然にあるダイヤモンドよりも硬い合成ダイヤモンドで作られた、
従来の1万倍の耐性と反射力を持った鏡で、怪獣の熱光線がこれを直撃すると、1万倍にして反射します」

みらい「本当かよ?」

カオル「嘘くさいなー」

QB「ちょっと君達・・・」

青木「本当です。厳密に言うと熱光線の光をファイヤーミラーで1万倍に増幅して、
レーザーとして撃ち返すのであって、光線そのものの威力を1万倍にして跳ね返している訳ではありません」

それでも凄いわ。

青木「これは、新式メカゴジラのプラズマグレネイドにも応用されています。それと注意点として、このファイヤーミラーの使用は5回程度が限度です。
それ以上使うと、ミラーが溶け出して、そこに光線を受けると破壊されます。使用限界に達したら、1度帰還させてください。
ミラーの交換を行ないます。スーパーX2部隊は海軍部隊で運用して頂きます」

立花准将「破壊されないように留意して運用致します」

青木「そしてスーパーX3。これは多目的の大型戦闘機で、装甲は超耐熱合金NT−1S。
装甲に施された人工ダイヤモンドコーティングにより、怪獣の光線攻撃の直撃にも耐える事が出来、上級怪獣とも互角に戦える、ロボット怪獣を除けば最強の対怪獣兵器です。
その最大の特徴は冷凍兵器を主武装としている事で、瞬間でマイナス200度に度に達する超低温レーザーや冷凍弾頭のミサイルを装備しています。
例外としてはスーパーXと同様のカドミウム弾で、これも怪獣に対して有効な武装です。
有人機で、強力ですが機体数の少ないスーパーX3部隊は陸軍部隊にお任せします」

黒木特佐「乗る機体は何時もと同じだな」

青木「説明は以上です」

サキ「ありがとうございました」

これで紹介や説明は終わり、私達は駐屯地を後にする。
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/10(金) 01:46:13.69 ID:eeK+k4jD0
今日は此処までで!
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
では明日に!
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/10(金) 01:54:56.25 ID:m3LkPxeMo
お疲れ様でした。

VSスペゴジの結城や新城、佐藤、そしてVSメカゴジラのクルー達。その設計者青木。GMKの立花も出てきたか。
こりゃあ先の展開がますます面白くなってきたぞ!
俺が要望した人物たちがどういう行動をとるか目が放せないな!
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/10(金) 02:15:40.48 ID:Z168yhhyo
乙乙

やっぱりいたか、恐竜坊や。
てっきり黙って勝手に休暇を取ったのかと・・・。
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2012/02/10(金) 06:54:10.50 ID:rXj2vSflo
お疲れ様でした。

結城さんたちが登場したとなりますと、
平成のVSシリーズのレギュラーとも言えるあのテレパシストの女性が
いるのかどうかが気になるところですね。
252 :エビラと(ry@怪獣映画勉強中(九州・沖縄)[sage]:2012/02/10(金) 10:59:40.65 ID:GkVVwsPAO
お疲れ様でした。



主さんが早く闘いを書きたくて凄くウズウズしているのが伝わってくるww
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2012/02/10(金) 14:43:05.69 ID:p1zFRIsEo
冷凍兵器って絶対零度の宇宙を渡ってくる怪獣には効くのかな
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/10(金) 19:53:22.41 ID:6c2rrcfU0

轟天号の冷凍光線で凍らせてドリルで砕くって戦法
スーパーXVの冷凍レーザーとD-03削岩弾でもできそうだな
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/02/10(金) 22:26:13.02 ID:1ro4pWLAO
乙です。
防衛軍側も準備が整い始めてますね。
前線だと権藤1佐や渡良瀬2佐が頑張ってるんだろうな・・・あと関係ないが
海底軍艦の亜種、アニメ「新・海底軍艦」より羅号(※イラストは漫画版)
http://homepage1.nifty.com/yamanekoya/ragou.html
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/10(金) 23:20:20.16 ID:eeK+k4jD0
ロリこんばんは。機龍ブラックのソフビが欲しい。

>>249

出したは良いけど何をするかとか、あんまり考えて無かったり。
多少は魔法少女との会話とか書けるかなぁ・・・。

>>250

ちゃんといるよ、恐竜坊や。パイロットじゃ無くてメカニックだけど。
そもそもこの人、原作で何でメカニックなのにパイロットやらされてたんだっけ?

>>251

あー、あの人はいるけど、出ない予定。そもそもそのポジションがまどかやほむらといった怪獣と心を通わせる魔法少女なので・・・。いや、でも・・・うーん・・・。

>>252

バトルを書きたいけど、それを書くには、そこに行くまでの出来事を書いていかないといけない・・・でも、それがすげぇ面倒くさい。でも書きたい。
今週書くのが少ない&遅かったのはその所為。でもその面倒な所がようやっと終わりつつある・・・。

>>253

キングギドラとかは宇宙空間を移動する時は隕石に乗って保護されているので効くはず。

>>254

あ、それも出来るか。D−03削岩弾は他の兵器との複合運用を考えてあるけど。

>>255

これが・・・何か特撮よりスパロボに出て来そうなデザインだ。

再開します
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/10(金) 23:21:46.25 ID:eeK+k4jD0
立花准将「皆さん・・・」

後にしようと、建物を出た所で、立花准将が私達に声をかけて来た。

マミ「はい、何でしょう?」

立花准将「過去に我々大人が取り返しの付かない失敗をし、しかも不甲斐無い所為で、君達子どもを大変な目に遭わせてしまった。
なのに我々は・・・今、その責任まで君達に押し付けようとしている。
どうか許して欲しい・・・こんな世界にしてしまった事を・・・戦う術しか与えられなかった事を・・・君達の力に縋らなければならない、我々の・・・無力と無能を」

立花准将は涙を流し私達に謝った。

黒木特佐「・・・」

ゴードン大佐「・・・」

小室少佐「・・・」

尾崎「・・・」

風間「・・・」

美雪「・・・」

安奈「・・・」

杏子「いや、立花のおっさんの所為じゃ・・・」

さやか「そうですよ!立花さんだって被害者じゃないですか!」

ほむら「私・・・」

立花准将「・・・」

ほむら「私、誰が悪いとかそういう難しい事は良く解りませんし、興味もありません。でも・・・1つだけ解ってる事があります。それは・・・」

桐子「・・・」

吉沢博士「・・・」

工藤「・・・」

結城「・・・」

新城「・・・」

佐藤「・・・」

鈴木「・・・」

大野「・・・」

上原「・・・」

佐々木「・・・」

曽根崎「・・・」

キャサリン「・・・」

青木「・・・」

ほむら「私は自分の意志で戦おうとしていると言う事です。誰の為でもない、自分自身の祈りの為に私は戦うんです。
だから別に誰かを恨んだり呪ったりなんてしていません」

まどか「ほむらちゃん・・・わ、私、私は大好きな人達が生きる、この世界が大好きなんです。だから守る為に戦います。だから立花さんも、大切なものを守る為に戦ってください」

立花准将「暁美さん・・・鹿目さん・・・そうだな。共に守ろう、この美しい世界を・・・」

私達は敬礼して見送ってくれる人達に一礼し、駐屯地を後にした。

立花准将「ゴードン大佐」

ゴードン大佐「ん?」

立花准将「強い子ども達だ。その力ではなく、精神が。絶望的な現実が迫っているのに・・・それでも希望を失わない・・・我々の希望となってくれる」

ゴードン大佐「あぁ・・・同感だ」
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/10(金) 23:42:24.33 ID:eeK+k4jD0
次の日、早朝

昨日、私達は駐屯地を後にし、シェルター内でぐっすり寝たわ。そして私は起きて、姉さんとルカが用意してくれた食事を摂り、何となく散歩したくなり、殆ど無人となった朝もやの中を歩く。
というのは、何かが起きるような気がして、シェルターの中にいる気になれなかったから。
何かが起きるように感じているのは、私じゃ無くて、私の中にいるバトラ。

ほむら「あれは・・・?」

私は高いビルの上、見慣れた人影を見付ける。私はそのビルに入ると、階段で屋上まで向う。
その見慣れた人影は、私の最愛の人、まどか。

まどか「・・・」

まどかは手すりにもたれて、明けの彼方見据え立ち尽くしていた。今、あなたは誰を、何を想っているの?私だと嬉しいわね。

まどか「?ほむらちゃん?」

まどかが振り向く。私はまどかの隣まで歩いて行った。

ほむら「おはよう」

まどか「うん、おはよう」

ほむら「早いわね」

まどか「そりゃあ、昨日の夕方から寝たんだもん。目が早く覚めちゃって。それに・・・何だか・・・」

ほむら「どうしたの?」

まどか「うん、何ていうか・・・ゴジラが感じてるの。もう直ぐ何かが起きるって。
それは前から言ってた3日後じゃなくて、もっと直ぐのような気がして・・・
これが私達の街を見れる最後かも知れないって思ったら、いても立ってもいられなくて」

ほむら「まどかもなの」

まどか「え?ほむらちゃんも?」

ほむら「ええ、バトラが・・・何かを感じてる。何ていうのかしら、戦いの予感?」

まどか「うん、ゴジラのもそんな感じだよ・・・」

ほむら「気になるなら行ってみましょうか?」

まどか「え?何処に?」

ほむら「軍の司令部よ。そこで防衛軍の宇宙への監視を見る事が出来るわ」

尚、司令部は駐屯地じゃ無くて、地下シェルター内にあるわ。そこでは多くのオブザーバー、観測員が今は宇宙の監視を行なっている筈。

まどか「そうだね、行ってみようか」

私とまどかは一緒にシェルター内に戻る。
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/10(金) 23:44:10.03 ID:eeK+k4jD0
修正

×そして私は起きて、姉さんとルカが用意してくれた食事を摂り、何となく散歩したくなり、殆ど無人となった朝もやの中を歩く。

○そして私は起きて、姉さんとルカが用意してくれた食事を摂り、何となく散歩したくなり、殆ど無人となった見滝原の朝もやの中を歩く。
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/11(土) 01:07:26.10 ID:sfFth9MR0
見滝原、シェルター内通路

まどか「ちょっと遠いね」

ほむら「途中で適当に休憩しましょう」

私とまどかは案内板を見て相談。

さやか「あ、まどかとほむらじゃん」

相談しているとさやかが私達を見付けて声をかけて来た。

ほむら「おはよう、さやか」

まどか「さやかちゃん、おはよう」

さやか「うん、おはよー・・・ってこんなに早くから2人で何してんの?デート?だとしたらあたしはお邪魔だったかな?」

ほむら「ええ、デートよ」ファサ

まどか「え!?」

ほむら「でもあなたは邪魔じゃ無いわ」

まどか「で、デートと違うよ!!」

そんな否定しなくても。

さやか「なーんだ、違うのか」

ほむら「違わないわ」

さやか「あー、うん、どっちでも良いわ。で、どっか行くの?」

ほむら「これから軍の司令部に行くんだけど、あなたも来る?」

さやか「デートとか言って到底デートスポットと思えない所行くんだな・・・てか、あたし達行っても良いの?関係者以外立ち入り禁止じゃない?」

ほむら「あなたは何を言っているの?」

まどか「私達も関係者なんだけど・・・」

さやか「あ、そっか!」

ほむら「しっかりしてよ」

さやか「でも何しに行くのさ?」

まどか「うん・・・ちょっと気になる事があって」

さやか「気になる事?」

ほむら「私のバトラとまどかのゴジラが何かを感じているの。直ぐに何かが起きそうな、そんな予感よ」

まどか「さやかちゃんは?ガイガンは何か感じてる?」

さやか「うーん・・・何にも無いけどなぁ。あんた達の怪獣はやっぱり特別だから、本能で何か感じてるのかもね。
・・・って、今日中にギドラ族が来るの?」

ほむら「解らないわ。襲来予測日時は明々後日か、その次の日だけど・・・」

さやか「だとしたら常識で考えて幾らなんでも早過ぎない?」

まどか「そうだけど・・・さやかちゃん、相手は怪獣だよ?」

ほむら「人智を超えた怪獣に私達の常識は通じない。それは私よりあなたの方が解っていると思うのだけれど」

さやか「いや、でもさぁ・・・有り得なくない?それこそテレポートでもしなきゃ・・・」

まどか「だよねぇ・・・でも、気になるから行ってみるの」

ほむら「あなたはどうする?」

さやか「うーん・・・杏子のところへ行こうかと思ってたけど、あたしも行くわ」

まどか「じゃ、一緒に行こっか」

私達3人は魔法少女に変身して通路を走り抜ける。
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/11(土) 03:40:33.71 ID:sfFth9MR0
ほむら「そろそろ休憩する?」

まどか「そうだね」

さやか「喉も渇いて来たし、その辺の喫茶店に入ろうか」

私達は変身を解除して、飲食店のある区画に入って、適当な喫茶店に入った。

まどか「人がいっぱいだね・・・」

さやか「そろそろ朝食の時間だからね」

ほむら「・・・それにしても、全然シェルター内とは思えないわね」

本当に地下街の飲食店そのものだわ。

さやか「でしょ?でもこれじゃ座れないなぁ。店変えようか?」

まどか「もうちょっとしたら空きそうだけど・・・」

新城「おーい!鹿目さん達!!」

立って考える私達にかかる声。見ると新城さんが手を挙げている。

佐藤「此処、此処の席空いてるぞ!」

新城さんと一緒の佐藤さんにも招かれる。

さやか「あ、はーい!」

まどか「折角だからお邪魔しようか?」

ほむら「そうね」

私達は新城さんと佐藤さん、そして結城さんの3人が朝食を摂っている席へ座る。

ほむら「おはようございます」

まどか「おはようございます!」

さやか「おはよーございまーす!」

新城「おはよう」

佐藤「おはよう!」

結城「よお。ほら、好きなもの頼め。奢ってやる」

結城さんが私達にメニューを渡してくれる。

さやか「良いんですか?」

まどか「悪いですよ・・・」

結城「何言ってんだよ。遠慮すんな」

ほむら「ありがとうございます」

私達はそれぞれ適当にジュースを頼んだ。
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/11(土) 03:41:58.14 ID:sfFth9MR0
新城「こんな朝早くに3人ともどうしたんだ?」

ほむら「ちょっと司令部まで」

佐藤「司令部?」

まどか「気になる事があるんです」

結城「ふーん・・・」

新城「なぁ、ちょっと聞きたかったんだけど・・・怪獣と心を通わすってどんな感じ?」

まどか「え?うーん・・・どんな感じって言われても・・・友達とか、仲間とか、そんな感じですかね」

ほむら「お互い、伝えたい事があれば、心で念じれば漠然とですが伝え合う事が出来ます」

さやか「後、大体考える事が一緒な、相性完璧な相棒でしょうか。言ってみれば究極の仲良しで、ケンカとかしませんね」

佐藤「はぁ・・・怪獣とねぇ。確かに怪獣と戦ってて、別の怪獣が味方してくれた事もあったけど、よく解らんなー」

結城「なぁ、お前達、年、幾つだ?」

さやか「あたし達は3人とも14ですよ」

まどか「マミさんとか織莉子さんとかは1つ上で、あいりさんが16、サキさんが17、エリーゼさんとクレアさんが18歳ですね」

ほむら「1番下のゆまは9歳です」

結城「9も18も・・・まだガキだろう。お前達みたいな子どもが戦場に立つなんて、世も末だな。間違ってやがる」

ほむら「でも、私達は戦う理由がありますから」

まどか「だから命を賭けて戦うんです」

新城「そうやって決意しているのは凄いな」

佐藤「いや、君達本当に14なの?」

さやか「本当ですよー」

結城「そうじゃねぇよ。お前達みたいな年の奴に、そんな決意をさせちまう事が間違ってるって言ってるんだよ」

まどか「あ、えっと・・・」

ほむら「それは・・・考えた事もありませんでした」

さやか「あ、あー・・・そ、そうだ!新城さんとかはどうして防衛軍に?」

結城「・・・タバコ、吸って来る」

結城さんが、席を立って店の外へ出て行った。

さやか「あ、え・・・?」
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/11(土) 03:42:29.03 ID:sfFth9MR0
新城「結城さんは・・・仇を討つために戦ってるんだ」

ほむら「仇・・・ですか?何かの怪獣が?」

佐藤「あぁ、あの人の親友は殉職したんだ・・・ゴジラと戦って」

まどか「!?」

新城「あー・・・君が気にする事じゃない」

まどか「でも、私、私は・・・」

佐藤「ゴジラと心を通わせてるって言っても、君の相棒以外のゴジラは関係ないだろ?」

まどか「は、はい」

ほむら「あなたが気に病む事では無いわ」

まどか「うん・・・そう、だね」

さやか「思いっきり地雷踏んじゃった、あたしってホントバカ・・・」

新城「そ、それでな、俺の戦ってる理由なんだけど、こんな事言うと不謹慎かも知れないけど、ロマンを追い求める為なんだ」

さやか「ロマン!何か良いですね!」

新城「ありがとう。巨大怪獣と巨大ロボットは、何時の時代も男のロマンだからな!」

ほむら「子どもっぽい人なんですね」クスクス

新城「男は幾つになっても少年なんだよ、なぁ、キヨ?」

佐藤「なぁ、って言われてもなぁ・・・あ、ロマンって言うか、青木さんはプテラノドンが大好きらしいぞ」

まどか「青木さん・・・?」

新城「あのスーパーXの解説してた人。ほら、佐々木大尉に恐竜坊やとか呼ばれてた・・・」

まどか「あぁ、あの人ですか」

さやか「プテラノドンが好きだから恐竜坊やって・・・」

ほむら「プテラノドンは恐竜じゃ無くて翼竜だけどね。恐竜と祖先が同じで、祖竜類って言う仲間で、比較的近い生物ではあるけれど」

だから正しくは翼竜坊や?

さやか「へー・・・」

新城「何だ、そうなのか」

ほむら「因みにワニも祖竜類で、他の爬虫類よりも恐竜に近いわ」

佐藤「詳しいね、君。青木さんと話が合うかも知れないな」

まどか「ほむらちゃんって色んな事知ってるよね」

私達はジュースを飲んで喫茶店を後にする。
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/11(土) 05:53:31.38 ID:sfFth9MR0
寝てた・・・。今日は此処まです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
明日は昼過ぎくらいに再開したい。
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/11(土) 07:36:32.99 ID:WxNZMAD1o
お疲れ様でした。次も期待して待ってます。
266 :エビラと(ry@怪獣映画勉強中(九州・沖縄)[sage]:2012/02/11(土) 10:49:31.39 ID:HZLJrGxAO
お疲れ様でした。



野生の本能って何か良い。

スペゴジやヤマタノオロチ辺りも何かピンと来そうだけど。



そういえばずっと言い忘れてたけどソウルキャリバーエロいよね。

小学生の時キャリバー2をプレイしてたが、当時の僕に人妻のソフィーティアは刺激が強すぎたのは良い思い出(ヘヴンズアーチは避けられぬ道)。

そんな件もあってかソフィーティアには一番思い入れがあったりする(性的な意味で)

カサンドラとかタキとかアイヴィーやミナ辺りに行っても結局はソフィーティアに回帰していたなぁ(性的な(ry)。

5では聖母通り越してとうとう神になっちゃってるっぽいからもうね。

3とか4未プレイだけどやりたくなってきた(3はバグのせいであまり手を出したくないし、4はPS3無いから出来ないけど)。
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/11(土) 15:13:05.35 ID:BVhsta3m0

たしかにロマンだ
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/11(土) 16:19:10.54 ID:sfFth9MR0
ロリこんにちは。何時もよりは早い・・・かな。

>>266

スペースゴジラにヤマタノオロチも何か来てるよ。

エロいねー。PSの初代ソウルキャリバーの時からエロいみたい。未プレイだけど。いや、最初はソウルエッジだっけ?
自分も2のアイヴィーやタキにハァハァしてました。あの巨乳にエロコスとか堪らんね!
ソフィーティアは自分は別に・・・かな。カッコ良さではナイトメアとリザードマン。リザードマンは挙動がキモいが。
3は毎回あるオリジナルのゲームモードが一番面白いしオススメ。キャラクタークリエイションのパーツも一番豊富だった、と思う。何よりオリジナルの戦闘スタイルがあるのが良い。
4と5は3にグラとエロさだけは勝ってる。面白さでは断然3。バグの無い初期生産以外の3を買おう!

>>267

ロマンだよね!

再開します
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/11(土) 16:20:30.65 ID:sfFth9MR0
同時刻、見滝原市街、飲食店

殆どが店舗をシェルター内に移す中、まだ市内の地上で経営している飲食店の中、立花准将と、娘の立花由里が食事をしながら話をしていた。

由里「まさかこんな所で会うなんて思ってもみなかったよ」

立花准将「それはこっちの台詞だ。横浜にいたんじゃ無かったのか」

由里「ちょっと、こっちまで取材にね」

立花准将「仕事は?」

由里「順調」

立花准将「ああいう世界は嫌な事も多いだろう」

由里「毎日楽しい。小さいとこだけど、良い人ばっかりで」

立花准将「お前のやってる番組まともに見ていられんな」

由里「見なくて・・・良いよ」

立花准将「昨日の・・・青年」

由里「うん・・・武田君?」

立花准将は、昨日の夜に武田光秋という小説家見習いの由里の友人に会っていた。

立花准将「付き合ってるのか?」

由里「取材に協力して貰ってんの。所謂・・・サイエンスライター」

立花准将「付き合ってるなら・・・きちんと挨拶すべき場面だった」

由里「付き合ってないって。それにちゃんと挨拶できる状況じゃないよ」

立花准将「邪魔したか?」

由里「いえ、助かりました。ところでちょっと聞きたいんだけど・・・」

由里はバッグから10枚ほどの紙を取り出した。写真が印刷されており、それを立花准将に見せる。

立花准将「!?」

それを見た立花准将の顔に驚き。
それは軍の駐屯地の外から撮られており、軍の駐屯地の建物の間や向こう側にデストロイアの翼、ビオランテの触手、スペースゴジラの尻尾・・・怪獣の一部に見える・・・というより確実にそれが写っていた。
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/11(土) 16:22:17.00 ID:sfFth9MR0
立花准将「これは・・・此処の駐屯地か。これを、何時?」

由里「一昨日。追い払われて張ってたら、カメラに映ったの。ねぇ、軍の駐屯地の中に怪獣がいたんだよね?ほら、これなんか確実にヤマタノオロチの頭だよ」

立花准将「・・・」

由里「ねぇ、お父さんなら何か知ってるんでしょ?教えて欲しいんだけどなー」

立花准将「知っていても、話せる事は何も無い」

由里「・・・やっぱり駄目かぁ」

立花准将「その映像や画像をどう使おうとお前達の勝手だが・・・俺からは何も話せん」

紙を返す立花准将。

由里「使わないよ。どうせ私達が番組で使ったって、やらせだ合成だって言われるだけだし」

立花准将「それは普段の内容がそればっかりだからだろう」

由里「あはは・・・反論出来ないね」

立花准将「此処はもう直ぐ戦場になる。早く横浜に帰れ。出来れば今日中に」

由里「横浜だって戦場になるよ。それなら戦力が多く集まってる此処にいる方が安全じゃない?
それに、今は移動中の車で何処も混んでるよ」

電車や飛行機、船舶はすでに運営を止めている。

立花准将「だったらシェルターで大人しくしてろ」

由里「うーん、考えておくね。あ、もう行かなきゃ、それじゃね。お金、払っといて」

由里は席を立つ。

立花准将「ちゃんと避難するんだぞ!」

立花准将のかけた声に手を振って応え、店を出て行く由里。
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/11(土) 16:26:39.66 ID:sfFth9MR0
シェルター内、司令部前

私、まどか、さやかは地下深くある軍の司令部へ着いた。その扉を見張る兵士に左手の中指のソウルジェムの指輪を見せると、兵士達が敬礼して扉を開けてくれる。
そこでは、前方中央に大きなモニターが幾つか浮かぶように映像を写し、また多数の観測員がそれぞれのモニターに向い、忙しく歩き回っている。
前方中央の大きなモニターには今は人工衛星から見える宇宙の様子が写っているわ。

観測員A「どうしました?」

歩いて来た1人の女性観測員が私達を見付けて声をかけて来た。

まどか「あの・・・何か、無いですかね?」

観測員A「何か、と言いますと?」

まどか「えっと・・・何ていいますか・・・」

ほむら「私のバトラとまどかのゴジラが、何かある、来ると感じているんです。だから、何か異常が無いか確認したくて来ました」

観測員A「そうでしたか・・・ねぇ、君、昨日から監視衛星が何か変ったものを捉えたりは無い?」

彼女はモニターに向っている男性観測員に聞く。

観測員B「いえ、変わりはありません。探知システムも平静を保ったままです。異常は見られません。おい、そっちはどうだ?」

彼が近くの年下らしい、お姉さん観測員に聞いた。

観測員C「こっちも同じです。ギドラ族と思しき隕石郡は、同じ速度で宇宙空間を移動中です」

ほむら「地球への到達予測時刻は?」

観測員C「ズレはありますが、明々後日かその次かと。あなた方の準備が間に合いそうに無いとか・・・ですか?」

ほむら「いえ、今すぐでにも戦闘は開始出来ます」

よく眠って体調は万全、精神は戦いを前に高翌揚し、それでいて落ち着いている。戦うには絶好のコンディションだわ。只、少し・・・。

観測員C「なら問題ないですよ」

さやか「やっぱりゴジラとバトラの気の所為なんじゃない?」

まどか「そうなのかなぁ・・・?」

ほむら「・・・」

本当にそうなの?

観測員A「あなた方が不安なのは解ります。私達大人もそうですから」

ほむら「あの、今から此処一帯の全部隊に戦闘態勢に入ってもらう事は出来ますか?」

観測員A「今すぐ、ですか?」

ほむら「はい、念の為に」

観測員A「あなた方の要望は出来るだけ聞くように言われています。しかし、言っては悪いですが、そんな不確かなもので全部隊を動かすのは・・・」

迷っているみたいね。それはそうでしょうけど。

ほむら「無理、ですよね」

観測員A「はい・・・もっと確証があるものでしたら、何とかなるんですが」

ゴードン大佐「良いじゃねぇか。そうすりゃあ」

まどか・さやか「!?」

振り返るとゴードン大佐と小室少佐がドアを通って司令部に入って来ていた。

観測員A「ゴードン大佐!」

観測員の人が敬礼する。それに敬礼を返すゴードン大佐と小室少佐。
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/11(土) 16:28:40.56 ID:sfFth9MR0
ゴードン大佐「今すぐ全部隊に通達して、戦闘態勢に入らせろ」

観測員A「し、しかし・・・」

ゴードン大佐「責任は俺が取る」

観測員A「りょ、了解!」

慌てて席について機器を操作し始める観測員の人。

ほむら「ゴードン大佐、ありがとうございます」

ゴードン大佐「何、良いって事よ」

小室少佐「しかし、良いんですか?これが上層部にバレたら、軍法会議ものですよ」

ゴードン大佐「ふん、現場にいもしねぇ連中にガタガタ言わせねぇ。それに途轍もなく嫌な予感がしやがる。
こういう時の勘は外れた事がねぇ。だから此処に来て、そいつを確かめようと思ったんだが・・・お嬢さん達の話を聞いて殆ど確信になった」

まどか「やっぱり、何か起きるんですか?」

ゴードン大佐「多分な」

ほむら「私もそう思います」

さやか「ちょ、ちょっと止めてよ。ディメンション・タイドはまだ完成して無いんだよね?」

ほむら「ええ」

それが不安要素ではあるけれど・・・。

ほむら「私達も今日は集まっておきましょう」

姉さんに連絡しましょう。

ほむら「ではゴードン大佐、小室少佐、失礼致します」

ゴードン大佐「あぁ、じゃあな」

小室少佐「戦場ではお互い死力を尽くそう」

まどか「はいっ!」

さやか「はい!期待しちゃってて下さい!!」
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/11(土) 17:53:46.14 ID:JgnIdGJAO
一応報道に関する分別はあったのか
ウルトラマンメビウスのヒルカワみたいなド外道じゃなくて良かったわぁ
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/11(土) 18:56:47.60 ID:sfFth9MR0
シェルター内、レパ マチュカ

今は昼時で、このレストランは多くの客で賑わっている。特に軍の兵士が多い。
まだ半数以上の飲食店が避難してから準備中なので、営業している店に客が集中して忙しくなる。
そこでこの店を、マミ、かずみ、海香、カオル、あいりがアルバイトとして手伝っていた。
かずみとあいりがバックヤードで調理を手伝い、かずみとカオル、あいりが接客している。
そして新メニューに・・・イカ墨スパゲッティ。多くの客がイカ墨スパゲテッィを頼んでいる。

客A「美味い!」

客B「任務の後に、塩気のあるイカ墨が堪らん!」

客C「イカ墨スパゲッティー」

客D「イカ墨スパくださーい」

客E「イカ墨お代わり」

客F「イカ墨スパゲッティ!」

客G「イカ墨スパゲッティ2つー」

客H「イカ墨スパゲッティ」

客I「イカ墨ー」

客J「イカ墨、持ち帰りで」

客K「イカスパ!」

かずみ「大好評だね!」

カオル「そうだね」

あいり「何も知らない客にはな・・・」

レパ マチュカ、バックヤード

そこでは触手を水に浸けたイカ娘がいた。ディメンション・タイドのOS構築の計算は既に完了し、後は入力と調整を対怪獣特殊部隊の科学班に任せるだけである。

海香「ねぇ、後4人前ねー」ガチャ

部屋のドアを開けて海香が声をかけて厨房に戻る。

イカ娘「も・・・もう出ないでゲソ」チーン

やつれて頬がこけ、顔色が悪くなったイカ娘。

イカ娘「もうこんな搾取ばかりの所にはいられないでゲソ!!」

出て行こうとするイカ娘。だが、先にドアが開かれ、マミが入って来た。

イカ娘「はっ!?」
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/11(土) 18:57:23.03 ID:sfFth9MR0
マミ「イカ娘ちゃーん、お願いね?お客様が待ってるの・・・」ジッ

イカ娘「あぁああああああ・・・」ガクガクブルブル

震えるイカ娘。

イカ娘「はい!良いでゲソ!!う・・・うぇええええええああ・・・ええ・・・ええ、うぉええええええうぉええ、あぁええ・・・」ブシュウビチャビチャ

かずみ「ちょっと可哀想かも・・・」

あいり「マミは容赦無いからな・・・怖い・・・」

マミ「誰が容赦無くて怖いのかしら?」ガチャ

マミがイカ娘から搾り取られてる部屋から出て来た。

あいり「いや・・・誰も?あはは・・・」

〜♪イクゼ!カケヌケロ!ヒーローニナルソノトキ♪

マミの携帯電話のメール受信メロディが鳴った。同時にかずみとあいりの携帯電話もメールの着信音が鳴る。携帯電話のメールを見る3人。

マミ「・・・ほむらからだわ。今から皆で集まりましょうって言う内容」

あいり「こっちもそうだ」

かずみ「私も。ほむらが皆に送ったのかな?」

マミ「でしょうね。どうしたのかしら?」

あいり「ひょっとして・・・私にスペースゴジラから伝えている、何かの予感・・・か?」

かずみ「スペースゴジラも?私のバルグザーダンも何か感じてるみたい。マミは?」

マミ「私?うーん、メカキングギドラは何も・・・でも、私自身は何か起こるんじゃ無いかっていう漠然としたのが、予感っていう程でも無いけどあるわね。
魔法少女をやって来た、勘?みたいなものかしら。怪獣達までそう感じているなら、これは集まった方が良いかしらね」

あいり「よし、なら昼のピークが終わったら、イカ娘も一緒にあの談話室へ行くか」

かずみ「そうだね」

マミ「御崎さんと牧さんにも伝えておきましょう」
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/11(土) 19:06:43.33 ID:sfFth9MR0
ちょっと飯とかで外します
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽)[sage]:2012/02/11(土) 20:05:40.90 ID:FrlnnUOAO
ごゆっくり。
予感の正体はギドラか、目覚めちゃいけない保管中のアレか・・・。
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/11(土) 20:12:50.24 ID:WxNZMAD1o
カイザーギドラかデスゴジか・・・。うーん、どちらも脅威的な存在だからな。
間違いないと思うがどうだろうか・・・解らんな。
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/02/11(土) 20:42:49.52 ID:Br4NpvqAO
怪獣の被害者の怨念がGMKゴジラに・・・は無いよね(汗)
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/11(土) 23:02:11.62 ID:sfFth9MR0
ネタバレになるので答えられないよ。再開します



見滝原駐屯地、整備スペース

駐屯地にある、広大なこの場所には機龍5機とMOGERA3機がハンガーに納まり、
多数のメーサータンクやメーサー戦闘機、少数のスーパーX3が整備を受けている。
この場所にいるのは、すみれ、あやせ、ルカ、こまち、ひよりの5人。

すみれ「暇なので適当に集まって、こっちに来てみましたけど・・・」

あやせ「やっぱり暇よねぇ」

ルカ「だったら整備でも手伝えば良いじゃ無いですか」

あやせ「何でよ、嫌よ」

こまち「そもそも専門知識も技能も無いのに、マギカの技術で作られたロボット怪獣やメーサー兵器を弄れる訳無いわ。
ていうか、もう整備は終わったみたいよ」

ひより「あ、誰かこっちに来るよ」

青木「おーい、君達!」

見ると整備技師の青木が防衛軍の帽子とジャケットを着て大きなカメラを提げて走って来ていた。

こまち「あ、あの人は・・・」

青木「こんにちは」

すみれ「こんにちは」

ルカ「どうも」

あやせ「・・・誰だっけ?」

こまち「もう忘れたの?スーパーXシリーズの解説をしてくれた人よ」

あやせ「いや、それは覚えてるんだけど、名前が・・・」

青木「青木だよ、青木一馬。佐々木大尉から恐竜坊やとか呼ばれちゃってたりしたけど・・・」

ひより「どうして恐竜坊やって呼ばれてたんですか?」

青木「それは・・・僕はプテラノドンが大好きだから・・・知らない?恐竜の仲間で、翼があって空飛ぶ・・・」

あやせ「知ってるわよ」

こまち「そりゃ、あんたは知ってるでしょうよ」

すみれ「でも、プテラノドンって恐竜じゃ無いですよね。翼竜の仲間で」

あやせ「そうなの?」

こまち「あんたが知らなくてどーすんのよ!?」

ルカ「あやせですから・・・」

青木「おっ!君話せるね。そうなんだよ、よく勘違いされるけど、プテラノドンは恐竜じゃ無くて翼竜なんだよね。
割と、近い生物ではあるんだけど」ウンウン

腕を組んで頷く青木。

すみれ「そうですよね、同じ祖竜類で」

青木「そうそうそう!いやー、嬉しいなぁ、こうやって話が合う人と会えるのは」

すみれ「私も、相棒のヤマタノオロチが雷竜から進化した怪獣なので、恐竜とか好きなんですよ」

青木「良い趣味だね。あ、そうだ、それで君・・・双樹あやせさんだっけ」
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/11(土) 23:05:01.17 ID:sfFth9MR0
あやせ「何?」

青木「君、相棒がファイヤーラドンって聞いたんだけど、本当?」

あやせ「そうよ」

青木「お願い!!」

パン!

青木があやせの前で両手を合わせて頭を下げる。

あやせ「な・・・何なの?」

青木「ファイヤーラドンを出して見せて!死ぬ前に一度で良いから見てみたかったんだ!!」

あやせ「私は良いけど・・・此処で出して良いの?」

広い場所なので、スペースは十分にある。

青木「大丈夫!問題ないよ・・・多分!」

あやせ「私は知らないわよ?出て来て、ファイヤーラドン」

あやせの身体から火炎色の光が溢れ出て、彼女の前で集結し、急速に物質化、身長70メートル、翼長150メートル、体重1万6千トンの紅蓮の翼竜を顕現させる。

ファイヤーラドン「キィエエエエエエエーーン!!」

青木「うわ・・・これが実物のファイヤーラドン!ね、ねぇ、写真撮って良いかな!?」

あやせ「別に良いけど・・・」

青木「ああ・・・紅蓮翼竜ファイヤーラドン・・・翼竜怪獣ラドンの希少種で上位体・・・まさかこんな間近で見られるなんて・・・感激だなぁ・・・」カシャカシャ

青木はファイヤーラドンの周りを歩き回ったり、機龍のハンガーのタラップを登ったりして写真を撮っていく。

こまち「楽しそうねぇ」

すみれ「あはは、楽しい人じゃない。夢中になれるものがあるって良い事よ」

青木「いやぁ・・・凄いなぁ、ロマンだよねぇ・・・」

戻って来た青木はとても感激した様子。

青木「次は飛んでる所が見たいな!こう遠くから遠くへ、ビューン!って超音速で飛ぶ所を!!」

あやせ「飛ばすの?良いわよ」

ルカ「駄目です」

青木「え?駄目・・・?」

あやせ「何で?別に良いじゃない」

こまち「良くないわよ」

ひより「街にはまだ人が少しだけ残ってるんだよ。遠くで飛んだら見付かってそういう人達を怖がらせちゃうよ」

あやせ「そう言えばそうねぇ」

すみれ「それに、佐々木大尉に見付かったら大変じゃ無いんですか?」

青木「そうだった!これも見付かったら不味いか!」

ひより「不味いですね、やっぱり」

あやせ「大丈夫じゃ無かったの?じゃ、もう戻すわよ?」

青木「そうしてもらえるかな」

あやせ「ファイヤーラドン、戻って」

あやせはファイヤーラドンの召喚を解除。ファイヤーラドンは量子化して火色の光の粒子と化してあやせの胸の中へ戻った。
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 00:10:24.57 ID:0ntsROtE0
青木「いやぁ、本っ当に、ありがとう!夢が1つ叶ったよ!!」

満面の笑みでとても嬉しそうな青木。

あやせ「はぁ、良かったわね。私は何もしてないけど・・・」

青木「何かお礼が出来ると良いんだけど・・・」

あやせ「そんなの良いわよ」

此処で5人の携帯電話が同時にメールを受信した。

すみれ「あ、暁美さんからメールだわ」

メールを確認する。

すみれ「皆集まって欲しいって」

あやせ「私のも同じ内容ね」

ルカ「何かあったのでしょうか?」

ひより「ねぇ、こまちちゃん・・・今日はギドラが何かあるかも知れないって訴えて来てるんだけど、こまちちゃんは?」

こまち「ひよりもなの?あたしのバランも同じよ。嫌な予感がするみたい。ほむらが集まって欲しいって言ったのはそれかしら?」

あやせ「私は特に何も無いけどねー。行けば解るんじゃない?」

ルカ「それでは青木さん、私達はこれで失礼します」

青木「うん、それじゃ!今日はありがとう!」

あやせ「えーっと、どう致しまして」

すみれ「では、失礼しますね」

こまち「じゃあねー」

ひより「さようなら」

すみれ達は整備スペースを後にしてシェルターに戻った。
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 01:16:48.29 ID:0ntsROtE0
シェルター内、通路

私、まどか、さやかは通路を歩いて、居住区画の私達の部屋が集中している場所へ向う。

???「あの・・・ちょっと良いかな?」

居住区画へ入った所で、髪の短い、20代前半くらいの女性が私達を呼び止めた。

ほむら「はい」

まどか「何ですか?」

???「あの・・・あなた・・・鹿目まどかさん?」

まどかを知っている?

まどか「あ、はい、そうですけど・・・あなたは?」

未希「あ、ごめんなさい、私は三枝未希って言うの」

さやか「あたしも美樹って言うんですよー、苗字ですけど」

ほむら「誰も聞いて無いわよ」

さやか「うん、知ってる」

未希「ええ、知っているわ」

さやか「ほらー・・・ってあたしの名前を?」

未希「そうよ。それであなたは暁美ほむらさんね?」

ほむら「そうですけど・・・私達を知っているという事は、あなたもマギカの方ですか?」

未希「うーん・・・直接組織に入ってるって訳じゃ無いけど、関係者ではあるかな」

まどか「それで、私に何か御用ですか?」

未希「ゴジラと心を通わせるあなたと話がしたくて・・・あ、急いでた?」

まどか「・・・」

まどかは私を見る。

ほむら「いえ、別に急いではいませんが」

まどか「じゃあ・・・ちょっとだけなら」

さやか「あ、あたし達は外した方が良いですかね?」

未希「いえ、いてもらって構わないわ。それで私なんだけど、マギカの傘下の精神科学開発センターに所属していてゴジラ族の動きを感知したり、怪獣の意思を感じ取る事が出来るの」

まどか「えっ!?」

ほむら「それは、本当ですか?」

未希「ええ、信じられない?」
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 01:17:28.71 ID:0ntsROtE0
さやか「いやいや!あたし達なんかもっと信じられないような魔法少女ですから!そういう人がいても不思議じゃ無いって言うか・・・」

まどか「マギカならそういう事も出来るだろうなって思います」

ほむら「私も今更、怪獣の意志を感じ取ると聞いたくらいではそれ程驚きません」

事実、私達は相棒の怪獣の意志をはっきりと感じられるし。

未希「そう、ありがとう、信じてくれて。実はこの能力を買われて、ワルプルギスの夜に見滝原に現れる怪獣の敵か味方の識別をして欲しいって要請があって来たの。
それで今、急に呼び出しがあって、司令部に向ってる所よ」

私が頼んだからね。

ほむら「それは・・・ありがとうございます」

さやか「でも危険ですよ?」

未希「それは前線に立って戦うあなた達も同じでしょう・・・いえ、もっと危険じゃない?
あなた達みたいな女の子が危険に身を晒して戦うんだから、私も私に出来る事がしたくてね」

まどか「そうですか。なら一緒に戦いましょう!」

未希「そうね。それで、私はゴジラ達が大好きなの。人類をとても嫌ってはいるけど、心底憎んでいる訳ではない、味方とは言えないけど完全な敵とも言い難い、とっても不思議な怪獣。
そんな怪獣の王の中の王に選ばれたあなたは、どんな子なんだろうって、会って話がしてみてくて」

まどか「そんな・・・どんなって言われても、私って鈍臭いし、何の取り柄も無いし・・・普通より駄目な子ですよ」

ほむら「まどか・・・」

さやか「そんな事ないよ!まどかはとっても良い子だし・・・」

まどか「って、ちょっと前までは思ってたんです。でも、私にしか無い力があって、それを使いこなせるように特訓とかしてもらって、
正しい使い方をほむらちゃんやさやかちゃん達に教えてもらって・・・今は、自信を持って言えます。
私は、私だから出来る事がある。私は、この力で皆を幸せにしたい。今日まで怪獣と戦って来た人達を、私達の力を信じてる世界中の命を、私は滅ぼされたく無いんです。
最後まで笑顔でいて欲しい。それを邪魔する存在なんて、壊してみせる、滅ぼしてみせる。ゴジラと共に破滅をも操って砕いてみせる。これが私の願い、私の祈りです」

未希「・・・あなた本当に14歳・・・だっけ?あなた達の年。そんな風に考えてるなんて・・・」

さやか「まどかは昔から考えてる事が大人過ぎるって言うか、次元が1つ上って言うか・・・そんな感じなんですよ」

ほむら「カッコ良いわ、まどか。結婚して」

まどか「え!?いや、それは・・・ちょっと・・・」

ほむら「ほむぅ・・・」

未希「結婚・・・?」

ほむら「私は、まどかやさやか、魔法少女達を嫁にしてハーレムを作る為に戦うんです」キリッ

未希「ふふっ、暁美さんってこんな冗談言うなんて、クールなようでいて面白いのね」

さやか「(ほむらの場合冗談じゃないんだけどね・・・)あ、あたしは単に大切な人を守る為です。まどかみたいに難しい事は考えてません」

未希「それで良いと思うわよ。鹿目さんや暁美さんも本質的には同じ事でしょうし」

さやか「ありがとうございます」

未希「こちらこそ。3人とも話せて楽しかったわ。呼び止めて悪かったわね」

まどか「いえ、そんな・・・」

ほむら「ワルプルギスの夜にはよろしくお願いします」

未希「それはこっちが頼む事よ。きっと私よりあなた達の方がよっぽど危険なんだから。
・・・死んだらいけないわよ。そんな年で戦死なんて、悲し過ぎるもの」

戦死・・・有り得るわよね、やっぱり・・・。
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 01:19:19.46 ID:0ntsROtE0
さやか「やだなー!大丈夫ですって!!」

まどか「そうですよ!ねぇ、ほむらちゃん?」

ほむら「え、えぇ・・・そうね」

まどか「どうかした?」

ほむら「いえ・・・」

未希「大丈夫?何かあったら、仲間に相談してみると良いわよ」

ほむら「えぇ・・・そうですね」

未希「じゃあ、私はこれで。話してくれてありがとう」

まどか「こちらこそ!そんな能力のある方が味方にいるんだって解って、頼もしく思えました!」

さやか「うんうん、味方が多いのは良い事だー!」

未希「きっとあなた達にも説明はあると思うけどね。じゃあね」

ほむら「はい、私達も失礼します」

まどか「さようなら。出来たらまたお話したいです」

さやか「さよーならー」

私達は手を振る未希さんと別れて、私達の部屋や談話室のある方へ歩き始める。

ほむら「・・・」

まどか「ほむらちゃん、本当に大丈夫?」

さやか「なーんか、元気無いぞー。何時ものクールな顔した変態のあんたは何処行ったー?」

ほむら「いえ・・・何処にも行って無いけど・・・」

表情に出てたかしら・・・?不安が。

さやか「ほむらが淑女よ、ファサ、って訂正しない・・・こりゃあ、重症だわ」

まどか「さやかちゃんったら・・・」
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 01:20:00.46 ID:0ntsROtE0
要望のあった、あのテレパシストの女性を出してみました。ポジションも良いのが思い付いたし。
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/12(日) 01:39:47.67 ID:mClXWwdEo
やっと三枝未希が出てきてくれた・・・。この役をやっていた小高恵美さんはなかなかのお気に入りだったな。
今は芸能界止めていないけど。

この未希はとすると、今までまどか達が出逢った怪獣達と未希がテレパシーで交わして戦いに加えさせるのかな?
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/12(日) 03:02:18.98 ID:mClXWwdEo
>>287
× 今は芸能界止めていないけど。
○ 今は芸能界を止めちゃって普通に暮らしてるけど。
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 04:56:30.21 ID:0ntsROtE0
>>287

いや、戦いに加わるかどうかは、怪獣それぞれの意思なので・・・。意思を読み取って敵か味方の識別をする。
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 04:59:32.81 ID:0ntsROtE0
シェルター内、談話室

私、まどか、姉さん、さやか、杏子、ゆま、織莉子、キリカ、かずみ、海香、カオル、ニコ、
里美、みらい、サキ、あいり、あやせ、ルカ、すみれ、こまち、ひより、クレア
、エリーゼ、イカ娘、キュゥべえ、キーべえ、ジュゥべえの23人の魔法少女と3体のインキュベーター、そして正体不明の少女が集まった。

マミ「集まったけれど・・・」

織莉子「何でしょうか?」

サキ「どうかしたのか?」

ほむら「ごめんなさい、いきなり呼んだりして」

エリーゼ「いえ、特にする事も無かったから、良いけれど」

ほむら「こんな理由で集まって欲しいって言ったんだって言ったら怒るかも知れないけど・・・バトラが、何かを感じているの。直ぐに何かが起こるって」

まどか「バトラだけじゃないんです!ゴジラも、今日は私に何かが起こるかも知れないって感じてるんです」

かずみ「やっぱりほむら達もなんだ・・・」

ほむら「という事は、かずみも?」

かずみ「うん、バルグザーダンが、朝から妙に落ち着かないみたいで・・・私に訴えて来るの。気を付けろ、って・・・海香もなんだよね?」

海香「ええ、シーガンも何かを感じてるみたい、でも何かまでは解らない」

あいり「私もだよ。スペースゴジラが伝えて来る。警戒しておけってね」

すみれ「ヤマタノオロチもそうですよ。何か精神が張り詰めているみたいで・・・」

こまち「あなた達もそうだって事は、バランの気の所為って訳でもないみたいね」

ひより「うん。ギドラが護国聖獣だから感じるっていうのでも無いみたいだし・・・」

エリーゼ「あぁ、そういう理由でほむらさんは私達を集めたの。メガロも今までに無いくらいに、嫌な予感をしているから」

イカ娘「という事は、きっとゲゾラも何か勘付いていると思うでゲソ」

キリカ「ふーむ・・・ほむほむ、まどっち、かずみん、うーみん、あいり様、すみれっち、こまっちゃん、ひよりん、エリー、イカちゃん・・・謎は全て解けた!彼女達に共通しているのは!!」

QB「パートナーの怪獣がマギカで回収して封入し、意思は魔法少女のものがベースになっているのでは無く、怪獣の意思が元のまま、という事だね」

キリカ「あ、それもあったか」

織莉子「キリカ・・・あなたは何だと思ったの?」

カオル「あれ?でも私のラジンは特に・・・」

JB「ラジンは人工の怪獣だからな。それに元が怪獣のままって言っても、魔法少女と一緒に戦うのに適した性格になるよう育成されてる。
重要なのは天然かどうかって事じゃねぇのか?」

織莉子「そうでしょうね。どう思いますか、マミさん?」
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 05:01:12.40 ID:0ntsROtE0
マミ「・・・これだけ多くの怪獣達が異常を感じ取っているって事は、偶然とは思えないわ。何か起こるのかしらね」

杏子「かも知れないね。集まったのは正解だろうさ」

パキッ

杏子は持っていた割り箸を口で咥えて割ると、手に持っていたカップラーメンのフタを開ける。

ゆま「例えば?」

杏子「しゅるるるるるる・・・ギドラ共が早く来るとか?」

麺をすすり上げて、杏子が答える。

さやか「でもさぁ、キングギドラ達は今も宇宙空間を移動中なんでしょ?地球に着くまでは後、3日4日かかるって・・・今日中に来るとか有り得ないじゃない」

KB「あーあーあーあー・・・相変わらずバカだなぁ、マゾヒストちゃんよぉ」

さやか「大きなお世話よ!」

KB「相手はこっちの常識の通じねぇ化けモンだ。何やらかしても不思議じゃねぇ。その化けモンを飼ってるテメェら方が、それはよく解ってるんじゃねぇのかよ」

ジャキン!

杏子「今、なんつったテメェ?」

杏子が左手に彼女の槍を顕現させて、キーべえに突き付ける。

KB「やれやれ・・・相変わらずキレやすいガキだ。怪獣が化けモンじゃなきゃ何だってンだ?」

杏子「あたしらの大事な相棒をそんな風に呼ぶんじゃねぇ。取り消せ、[ピーーー]ぞ」

KB「おい、また聞くけどよ、その力は一体、何処の誰が与えてやったもンだと思ってんのよ?
誰のお陰で今まで生き残って来れたんだ?あ?」

JB「おい、もう止めろ、キーべえ!」

杏子「こいつ・・・!メチャクチャ殺してぇ!!」

ゆま「キョーコ・・・」

まどか「杏子ちゃん・・・」

まどかが槍を持った杏子の左手をそっと握る。

エリーゼ「杏子さん、気持ちは解るけれど落ち着いて。今は味方同士で争っている時では無いわ」

杏子「ちっ・・・こんなクズが味方ねぇ・・・」

杏子は槍を消す。

QB「少なくとも敵では無いよ」

ほむら「それであなた達に聞きたいの。宇宙超怪獣ってキングギドラってどういう怪獣なの?
資料では読んだけど、今回の事態に際して、知っておいた方が良い事があったら教えて」

マミ「今までの怪獣と違って、キングギドラは破壊と殺戮そのものを愉しむわ。ただ1体現れただけでも、何千人という人が犠牲になるの」

まどか「なら・・・絶対にやっつけなきゃ駄目ですよね」

マミ「そうね」

あいり「それで、奴らはその冷酷残忍、残虐残酷、凶暴凶悪な性質からは想像できないほど知能が高い」

織莉子「他の怪獣のように、野生動物程度の知能だと思って、決して侮らないで下さい」

こまち「何をして来るか解らないからね」

ひより「裏をかかれないよう、注意してね」

キリカ「強い、賢い、悪いと嫌ーな三拍子が揃った怪獣だよ」

イカ娘「凄くヤバイ怪獣でゲソ・・・」
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 05:02:24.94 ID:0ntsROtE0
クレア「はっきり言って、一番出て来て欲しくない怪獣ですね」

杏子「あぁ。それの大群とか頭いてぇよ。超うぜぇ」

サキ「キングギドラが敵わないと思ったら、すぐに逃げ出すのはその知能が高いからだ。他の怪獣のように、死ぬ気で戦ったりはしない」

里美「それでいて普通の怪獣を凌駕する戦闘能力なの」

海香「それが多分にキングギドラを追い払えていた理由であったのだけれどね」

ニコ「でも今回は違うね。今度は向こうも本気で殺りに来る」

イスに寝転がり、風船ガムを膨らませるニコ。

みらい「ふん!面白いぜ!来やがれってんだ!!」

カオル「出来れば来て欲しくないけどねー」

まどか「それが・・・キングギドラ、皆が言ってた」

さやか「そんなのが相手なんだね・・・ねぇ、杏子、あたし達、勝てるのかな?」

杏子「何だよ・・・らしく無いじゃんかよ」

さやか「うん・・・やっぱり今の話し聞いて怖くなっちゃったからね・・・」

杏子「勝てるかどうかって?勝てなきゃ終わりなんだよ。だったら、勝つしかないじゃんか」

さやか「・・・やるしか、無いんだね」

杏子「そうさ、あんただってまだ死にたくないだろ?」

さやか「当たり前じゃない」

ゆま「だったら、絶対勝とうね!」

さやか「そうだね」

ほむら「本当に・・・勝てるのかしらね」

さやか「え?」

杏子「何、言ってんだよ・・・勝てるって!」

すみれ「1人で倒せない怪獣の大群を倒す為に、巴さん達は皆で戦うって、ずっと準備してたんですね」

マミ「ええ」

かずみ「世界中が危ないんだね・・・」

あやせ「だから私達全員で戦うんじゃない。ま、あなた達以外の他人なんてどうなっても良いけど、流石に世界が壊滅したら困るのよね」

ルカ「私達の力、あなた達を守る為に使いましょう」

QB「ボクも君達を守ってみせるよ」
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 05:06:06.22 ID:0ntsROtE0
このシーン終わるまで・・・と思ったけど、この続きがすげぇ時間かかって、こんな時間になったので今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
明日は今日より早く再開したいです。
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/12(日) 09:23:44.26 ID:mClXWwdEo
お疲れ様でした。
295 :エビラと(ry@怪獣映画勉強中(九州・沖縄)[sage]:2012/02/12(日) 10:18:09.54 ID:J8QcJFGAO
お疲れ様でした。



やっぱり天然のものは何か特別なものを感じる。

今日は一体どんな展開になるんだろう。



ソフィーティアが別に……だと……?

それでもアイヴィーとタキのエロさは認める。

特にタキの全身タイツはそそるものがある。

あとソウルシリーズって全シリーズ通してグラフィックの質が高いから困る。

キャリバー2から戦闘中にキャラの表情まで変わってたりする程の質の高さだしね。

ナムコがエロゲ作ったら一体どうなるんだと言いたくなるレベル。

あと最初のキャリバーはPSじゃなくてドリキャスだよ!

ソウルエッジがPSだったと思う。

因みに4はエロ改造コード使って上だけ服脱がしたらちゃんと乳首まであるらしいよww
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/12(日) 11:41:57.85 ID:7zgzXF/6o


KBにムカついたと同時に若本ボイスで再生された・・・。
予感の正体は今日判明?
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 15:29:05.67 ID:0ntsROtE0
ロリこんにちは。うーむ、もうこんな時間か・・・。

>>295

どうなるんだろう。書きながら考えてる所も多いから・・・。

全然エロさを感じない訳では無いのよ。タリムよりはエロいと思う。でも、タリムはタリムでロリだからそっちの方で・・・。
2でアーケードでのグラの美麗さは驚きだった。エロゲーってこの場合は3Dエロゲだよね。ナムコが作ったら凄い事になりそうだ・・・。
3Dエロゲって作ってる企業がイリュージョンとそれの姉妹ブランド、ティータイム、フルタイムぐらいしか無いんだよね。同人のサークルも少ないし。
あ、そうか、ソウルエッジが最初でPSだった!
4のアレは改造コードというか、本体そのものの改造が必要らしい。後、脱がせた後に先端とかあるんじゃ無くて、そこにメッシュとテクスチャ貼り付けたとかだったと思う。
何で知ってるかって?DOAX2で同じような事したくて調べたから。

>>296

若本ボイス・・・あるね、そういう動画。
キーべえはこっち。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm13723777

今日判明予定。そこまで書けたら・・・。

再開します
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 15:31:32.03 ID:0ntsROtE0
ほむら「本当に守れるかどうかなんて、解る訳無いのよ」

まどか「ほむらちゃん・・・?」

杏子「お、おい、どうしたんだよ?あんたさっきからおかしいぞ」

ほむら「怖いのよ・・・」

マミ「ほむら・・・」

ほむら「私は自分でも解る・・・今の私は、あなた達に依存し切ってる・・・。
あなた達が誰か1人でも欠けたら、私は平静を保て無くなる・・・心が絶望に負けて折れてしまうの・・・」

キリカ「大丈夫だよっ!私、ほむほむと約束したよ!死なないって!!」

マミ「私言ったわよ?あなたを置いて逝ったりしないって。だから安心しなさいね」

ほむら「何でかしら?私、あなた達の事信じたいのに、嘘吐きだなんて思いたくないのに、全然大丈夫だって気持ちになれない。
あなた達の言ってることが本当だって思えない」

つー・・・と私の目から涙が零れる。

ほむら「私1人じゃ到底敵わないの・・・私1人じゃどう足掻いても無理・・・私1人じゃ、“ワルプルギスの夜”を撃退出来ない。
あなた達の力は本当に必要なの・・・でも、あなた達は死んで欲しくない・・・戦って欲しくない。
だって、私は…私はあなた達が死ぬ所を、数え切れないほど見て来たんだもの!うっ・・・うわぁあああああああああ・・・!!」

私は両手で顔を覆って泣き出した。恥も見聞も無い。ただただ泣いた。怖くて怖くて堪らない。皆を失うのが。

まどか「ほむらちゃん!」

マミ「ほむら!」

さやか「ほむら!」

杏子「ほむら!」

ほむら「・・・!」

まどかが私を前から、姉さんが後ろから抱き締め、さやかが右手を、杏子が左手を握ってくれた。

まどか「ほむらちゃんは何度も何度も私達と出会って、それと同じ回数だけ、私達が死ぬところを見て来たんだよね」

マミ「そうすれば私達が助かるのか、どうすれば運命を変えられるのか、その答えだけを探して、何度も始めからやり直して・・・」

杏子「辛かったよな、寂しかったよな」

さやか「でもこの世界のあたし達は、今こうやって生きてるよ。あんたのお陰でね」

ほむら「あなた達・・・ごめんね、今更になって情けないね・・・格好悪いよね」

杏子「そんな事無いさ」

さやか「誰だって不安になる時はあるわよ。あたしだって怖くて堪らないし。あたし1人だったら、絶対逃げ出してた」

ほむら「あなた達とっての私は、ヒーローだとか救世主だとか言ってくれたのにね」

まどか「それは今でも変らないよ。ほむらちゃんは私にとってのヒーローだよ」

マミ「今度は私達だけじゃなくて世界を救って、本当の救世主になりましょう。一緒にね。思い出して。私達はずっと明日を見てたじゃない」

杏子「記憶が遠くなって、心が痺れて、ちょっと触れたぐらいじゃ気付かないのなら、強く抱きしめてやる・・・ほら」

杏子が左側から私を強く抱き締めてくれた。
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 15:33:38.23 ID:0ntsROtE0
ほむら「・・・繰り返せば繰り返すほど、あなた達と私が過ごした時間はずれていった。気持ちもずれて、言葉も通じなくなっていった。多分、私は、もうとっくに迷子になっちゃってたんだと思う。
でも、前の世界のあなた達が道を示してくれた。あなた達を救う。それが私の本当の気持ち。今となっては・・・たった1つだけ最後に残った、道しるべ。
でも、私1人じゃ、あなた達を救えない。どうか、お願いだから、私にあなた達を守らせて。そして、あなた達を救う力を私に貸して」

まどか「うん、良いよ。今の私なら力になれる。遠くに感じてたほむらちゃんが走る背中を、何時からだろう・・・こんなにも近くに感じるの」

ほむら「私もよ、まどか・・・」

杏子「頼まれるまでも無いさ。後、あんた自身も死ぬんじゃねぇぞ。危なくなったら守ってやるからな。
あたしが誰も死なせねぇし、あたしも死なない。もうちょっと信用してくれよ」

ほむら「信用しているわ・・・ありがとう、杏子」

私は織莉子やかずみ、エリーゼ達を見る。

ほむら「お願い・・・あなた達の力で私の大切な人達を守って。あなた達自身を、仲間達を」

織莉子「それに、はい、以外で答えられると思いますか?」

かずみ「勿論だよ!私だってそうしたいし!」

エリーゼ「私達はその為に来たのだから当然です」

ほむら「私はずっと、行き先の見えない迷路を断つ剣を探してた。それはきっと、この世界で出会ったあなた達」

マミ「私達は邪を断つ剣を取る・・・いえ、私達がその剣となって、希望の道を拓くのよ」

さやか「あ、それ、あたしにぴったりですね!あたしの武器は剣だし!」

まどか「そういう意味じゃないような・・・」

ほむら「全く・・・こんな時までさやかはバカなんだから・・・」クスッ

頬を涙で濡らしたまま思わず笑みが漏れる。

さやか「うるせー!自覚しとるわ!」

ほむら「そうね」クスクス

ほむら「ほむらちゃん、笑ってくれたね」

杏子「やっと何時もの調子が戻って来たな」

マミ「もう大丈夫みたいね」

ほむら「ええ、心配かけてごめんなさい」

私を抱き締めてくれていたまどか、姉さん、杏子が離れて、さやかが手を離す。

マミ「はい、ハンカチ。涙を拭きなさい」

ほむら「ごめんなさい・・・手のかかる妹で」

マミ「良いのよ。あんまりしっかりし過ぎてるより、そっちの方が可愛いわ」

姉さんが頭を優しく撫でてくれる。

あいり「まどかも強くなったな。力だけじゃなく、そうやってほむらを支えられるくらい、芯が強くなったんだ」

まどか「ありがとうございます」

ほむら「最強の魔法少女であるあなたにもお願いするわ。私達を守って」

あいり「任せておきな。本来なら有り得なかったゴジラとスペースゴジラの最強タッグだ。勝てない敵がいる筈無いだろう?」

ほむら「そうだったわね」
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 15:38:02.23 ID:0ntsROtE0
ゆま「でも、ホムラも怖かったんだね・・・」

JB「つか、この状況で全く恐怖が無かったら頭がどうかしてるだろ」

キリカ「ジュゥべえ!私は怖くないZE!」

JB「キリカは頭がどうかしてるからな」

キリカ「何をーう!!切り刻んでデスギドラに食わせてやる!!」ドスン!

JB「先に言ったじゃねーか!暴れるなよ!!」バタン!

カオル「あのほむらがいきなり弱気になるからびっくりしたよ」

海香「変態の目にも涙、という所かしら」

里美「それはちょっと酷・・・くはないね」

みらい「でも、元気になって良かったな!」

サキ「戦いにおいてコンディションは重要だ。その心に抱えていた不安をほむらは今吐き出して、今は安心して落ち着いたと言った所だね」

ルカ「はい、立ち直ってくださって良かったです」

あやせ「ま、ちゃんと戦えるならそれで良いわ。足引っ張らないようにしてよ?」

ほむら「ええ、努力するわ」

イカ娘「よく解らないでゲソが、この私がいるんだから、何も心配要らないでゲソ!」

ほむら「そうね」

そうだと良いんだけどね・・・。

こまち「あんまりびっくりさせないでよ。あなたの時間停止能力は、私達の強力な武器なんだからね。使えないと困るのよ」

ほむら「ごめんなさい」

キリカ「とか言いつつほむほむ自身が心配なこまっちゃんであった」

こまち「変なナレーション入れないで!仲間なんだから心配するのは当たり前じゃない」

キリカ「おろ?否定しないんだー」

こまち「それをわざわざ口にしてないってだけよ。言わせないで恥ずかしい」

キリカ「ちっ、ツンデレかと思って弄ろうと思ったのに・・・」

こまち「おいこら」

ほむら「ありがとう、こまち」

こまち「しっかり戦って、勝って生き残ってくれたらそれで良いわ」
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 15:38:53.11 ID:0ntsROtE0
KB「つか、今更ジタバタしても始まんねぇだろうが。面倒くせぇ奴だなぁ、イレギュラーもよ」

ほむら「そうね、否定はしない」

ひより「もう元に戻ってくれた?」

ほむら「ええ」

ニコ「元に戻った所で・・・ホレ、頼まれてた奴」

ニコが私に、1本のオートマチック拳銃のマガジンと、1個のリボルバーのカートリッジを私に投げて寄越した。

ほむら「ありがとう」

私はそれを受け取り、盾から私が自作したオートマチック拳銃とリボルバー拳銃を取り出して、ガチャリとそれを収める。

ゆま「それなーに?」

ほむら「ちょっとした・・・そうね、必殺武器と言った所かしら。私がアイデアを出して、ニコに生成して貰ったの。気休め程度にはなると思う」

ニコ「組成構造が複雑過ぎたから、出来たのはそれだけ。
弾数が少ないからよく考えて使うように。後一発に使う魔翌力が半端無い。
君だと満タンでも、両方同時なら一発撃つごとに空になりかける。連射は厳禁、オーケー?」

ほむら「オーケーよ」

これで魔法武器が精製出来なくて、攻撃で決定力に欠ける私でも多少は役に立てるはず。他にも用意してるけど。

ほむら「改めてあなた達に言うわ。ありがとう」

クレア「礼を言うのはこちらでしょう。私達は出来る限りの準備をして来れました。未来から来たあなたがいたお陰です」

ほむら「でも実際に私達の力はどれくらいなのかしら?」

QB「君達がその気になれば、星1つを消滅させる事も出来る。1つの惑星を滅ぼすのに等しい力を持っている。
それは即ち、1つの星を救う程の力を持っている事を意味する。当然だよね?」

杏子「世の中差し引きゼロで成り立ってるからな」

QB「とはいえ君達が結集し、全力を出して戦う時のその力は僕にも測定しきれない。
これだけ力のある娘達が集まったのは始めてだ。同時に存在し、一箇所に集まるなんて奇跡等しい確立だよ。
これで勝て無いとすれば相手は神に等しい存在と言う事になる」

さやか「そこまでの力があたし達に・・・」

織莉子「その分の責任は重大ですね」
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 15:40:56.14 ID:0ntsROtE0
修正

×QB「とはいえ君達が結集し、全力を出して戦う時のその力は僕にも測定しきれない。

○QB「とはいえ君達が結集し、全力を出して戦う時のその力はボクにも測定しきれない。
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 17:34:48.66 ID:0ntsROtE0
エリーゼ「それにしても、ほむらさんが未来から来たって聞いた時は本当に驚いたわ」

ほむら「やっぱりそうなの」

こまち「そりゃあ、そうでしょうよ」

ひより「ほむらさんが異世界人で未来人って聞いた時は今までで一番びっくりしたよ・・・」

クレア「そんな方と出会えるなんて、これも我らが神のお導きでしょうか」

マミ「私達もすごく驚いちゃったわ」

キリカ「ですよねー」

まどか「あれ?マミさんもそこまで驚くって変じゃないですか?」

かずみ「変かなぁ・・・?私、メチャクチャびっくりしたよ」

まどか「でもマミさんのメカキングギドラは、キングギドラの時に未来から来たんですよね?」

マミ「えっと・・・あの・・・そ、そうだったわね・・・」

そういえば姉さんの中でそういう設定だったような。どうでも良いから忘れていたわ。

みらい「ボクから?」

サキ「いや、時間の未来だろう」

まどか「じゃあ、どうしてほむらちゃんが未来から来たって聞いた時、そこまで驚いたんですか?」

マミ「!!」

さやか「(まどか!止めてあげて!!)」

厨二病患者の禁忌に触れてる・・・。

あやせ「え?何、何の話?」

マミ「(聞かないで!)」

まどか「マミさんのキングギドラは未来人が過去を変える為に送り込んで来たんですよ!」

あやせ「は?何それ?」

杏子「マミのキングギドラも宇宙怪獣のキングギドラをマギカで回収して修復したものじゃ無いのかい?」

まどか「ところが違うの!未来では日本は強大な国力を持つ、世界最強の国家になっているんだって!
それを快く思わないアメリカ人が、3匹の小さな合成生物を放射能で融合、怪獣化させたのがマミさんの元のキングギドラ!」

杏子「な、何だそりゃ?」

ゆま「それでそれで!?」ワクワク

マミ「(食い付かないでぇええええ!)」
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 17:36:08.09 ID:0ntsROtE0
まどか「そしてその未来超怪獣キングギドラはタイムスリップしてこの時代の日本を襲いに来たの!
今の、つまり過去の日本を壊滅させ、アメリカが世界の優位に立つ為に!」

カオル「へ、へぇ・・・」

海香「どうでも良いけど、過去を矯正して子孫である自分達が幸せになりたいって、卑屈でセコい発想ねぇ。折角のタイムスリップをそんな風にしか使えないのかしら?」

すみれ「鹿目さん達の為に頑張って来た暁美さんとは大違いね」

ほむら「あ、ありがとう・・・」

でも、姉さんは・・・。

マミ「(え?何これ?公開処刑・・・?)」

ニコ「はい、続き続き」

ニコが楽しんでるわね・・・。

まどか「うん!そのキングギドラは、ゴジラの一体と戦ったの」

サキ「何と言うか・・・予想通りの展開だ」

JB「安易だよな。そこでゴジラとか」

まどか「両者は激しい死闘を繰り広げて、遂にキングギドラは敗れたんだって!
瀕死の重傷を負って死ぬ寸前だったキングギドラをある女の子が見付けたの」

キリカ「もうそれが誰か解った件」

まどか「その女の子はキングギドラを悪い怪獣だと解っていたけれど、優しいからどうしても放って置く事が出来なくて、手当てをして傷を治して遂にキングギドラはすっかり元気になったの。
キングギドラは、今までの事を後悔してもう暴れないと誓った。でも、日本へのを止める事、それは自分が産まれた意味を否定する事になるよね?
だからキングギドラは自分の強大な力と産まれた意味を考えて苦悩しちゃうの」

織莉子「これはまた、ありがちな・・・」

里美「王道って言うか、典型的かな・・・」

マミ「(もう止めてぇええええええええ!!)」バタバタ

姉さんがクッションに顔を押し付けて足をバタバタしてる・・・。

ほむら「ね、姉さんしっかり・・・」

ルカ「大丈夫なんですか?色々・・・」

QB「た、多分…」

まどか「そんなキングギドラにその女の子はこう言ったらしいよ。“それなら私に力を貸して。 決して折れることの無い私の剣となって、世界を悪しき怪獣から守って”って。
キングギドラはそれを承諾して決意、力の意味と自分の存在意義を見出し、生まれ変わって皆を守る正義の怪獣になったんだって!」
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 17:37:09.92 ID:0ntsROtE0
あいり「ふ、ふーん・・・」

まどか「その女の子は、マミさんなんです!」

みらい「その展開だとマミしかいないよな」

まどか「でしたよね、マミさん?」

マミ「え、えぇ・・・そうね・・・」

こまち「今の話、マミが考えたの?」

ひより「痛いね・・・」

マミ「痛い・・・」ズーン

エリーゼ「ひより、そんなにはっきり言ったら悪いわよ」

マミ「はっきり・・・」ズーン

クレア「これが日本で言う厨二病というものですか?」

マミ「厨二病・・・」ズーン

KB「くっだらねー事考えてんなぁ。まぁ、テメェの勝手だけどよ」

マミ「くだらない・・・」ズーン

バッサバッサと切られて姉さんがどんどん落ち込んでいくわ。

イカ娘「あっはははははははははははは!!」

いきなりイカ娘が吹き出した。

イカ娘「未来から怪獣だけが侵略しに来るなんて無謀も良い所でゲソ!!」

杏子「海からゲゾラだけ連れて地上を侵略しに来たあんたが言うなよ」

イカ娘「しかも、その侵略者と仲良くなるなんて話、バカじゃなイカ!!」

さやか「あたしらと仲良くなってる侵略者のあんたはどうなのよ?」

イカ娘「あっははははははははははは!痛過ぎて可笑しいでゲソ!!こんな可笑しい話を考えるなんて、マミは面白いでゲソ!ね?」

マミに振るイカ娘。

マミ「・・・」シュンッ!

姉さんが無言で魔法少女に変身、と同時にイカ娘の背後に瞬時に立つ。

マミ「一度、2人きりで話しましょうか?イカ娘ちゃん・・・」

イカ娘「え?何の話でゲソか?」

ズルズル・・・

姉さんがイカ娘の首根っこを掴んで、引き摺って部屋への階段を上がって行った。

バタン!

そして誰も触れていないのに、部屋へのドアが閉じた・・・。

キリカ「あーあ・・・イカちゃんどうなるのかな?」

ニコ「イカ刺し、とか?」

かずみ「えぇ!?」

まどか「あれ?どうしたんだろう、マミさん・・・?」

自覚が無い子が約一名。
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/12(日) 17:47:17.11 ID:l4ZiwSLAO
談話室の空気がアブソリュート・ゼロ
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2012/02/12(日) 17:51:43.09 ID:PtTfVoi+o
地雷を踏んでいったのは他にもいるのに
一人だけ連行されるイカちゃんカワイソス
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/12(日) 17:51:51.30 ID:mClXWwdEo
・・・・・・
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 18:44:09.69 ID:0ntsROtE0
イカ娘「・・・・・・」ガクガクブルブル

部屋から戻って来たイカ娘は、よほど怖い目にあったらしく、無言で談話室の隅の方で震えまくってる。

すみれ「あの・・・イカちゃんに何したんですか?」

マミ「聞かない方が良いと思うけど・・・聞きたい?」

すみれ「い、いえ!結構です!」

みらい「あーっ!何かこうやって待つだけってのも落ち着かないな!」

エリーゼ「焦れるのは解るけれど今は気力を蓄え、戦いに備えましょう」

クレア「自惚れでは無く、私達は人類、いえ地球の切り札。敗北は許されません」

みらい「解ってるけどな・・・」

JB「規約じゃあ、遺書を書く事になってるけど、どうする?書くなら預かっとくぜ」

遺書ねぇ・・・私は良いけど。

サキ「私は結構だ」

海香「私もパスよ」

カオル「今更書こうなんて人いないっしょ」

こまち「ていうか何書くのよ?」

ひより「ほむらちゃんの場合はHDの中身は見ないで処分してください、とか?」

ほむら「あなたは何処からそんな事を考え付くのよ・・・」

ひより「え?だってほむらちゃん、変態さんだし・・・
変態さんはHDに見られたらいけないものをいっぱい保存してるんじゃないの?」

ほむら「そうね、否定はしない」

世の変態の全ての人がそうかどうかは知らないけど。

KB「しねぇのかよ」

QB「まだ時間はある。決戦までにやっておきたい事、会っておきたい人がいたら、今の内に済ませておくと良いよ」

まどか「・・・ねえ、皆」

ほむら「どうしたの?」

まどか「うん・・・悪いんだけど、出来たらギリギリぐらいまで、パパやママ、タツヤと一緒にいたいの。駄目かな・・・?」

さやか「あ、それならあたしも恭介とか仁美とかと会って、その後家族と一緒にいてあげたい。良いですかね?」

マミ「勿論よ。戦闘になったらすぐに駆け付けてね」

まどか「はい!」

さやか「ありがとうございます!」

かずみ「2人とも後でね」

まどか「うん!」

さやか「じゃあね!」

まどかとさやかが階段を上がって部屋に入って、部屋から廊下に出て行った。
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 18:44:39.64 ID:0ntsROtE0
杏子「さて、んじゃああたしも家族の所へ行って来るよ」

杏子がイスから立ち上がった。

エリーゼ「ええ、行ってらっしゃい」

ゆま「ゆまも行く!おじさんとおばさんとモモに会っておきたい!」

あいり「私もモモの顔を見に行って来ようかな」

クレア「私は此処に残ります」

3人は行くみたいね。

織莉子「では、私も失礼させてもらいますね。キリカと里美はどうする?」

織莉子もイスから立ち上がる。

キリカ「勿論行くよっ!私と織莉子は一心同体だっ!」

里美「お供させていただきます、御姉様」

織莉子も家族の所へ行っておくみたいね。

あやせ「ちゃんと間に合うように来なさいよねー」

ルカ「大丈夫でしょう」

ほむら「いざとなったら、私が時間を止めて連れて来るわ。ゆっくりして来て」

杏子「あぁ、後でね」

ゆま「じゃあね!」

あいり「会うのは直ぐかも知れないけどな」

織莉子「失礼します」

キリカ「いずれまた会おう、諸君!」

里美「私も行くね」

杏子、ゆま、織莉子、キリカ、里美、あいりの6人が出て行く。

マミ「じゃ、私もちょっと・・・」

姉さんが階段の方へ。

QB「マミも行くのかい?」

マミ「ええ、直ぐ戻って来るけどね」

ほむら「姉さん、私も一緒に行って良いかしら?」

マミ「勿論良いけど・・・そんなに楽しい事じゃ無いわよ?」

ほむら「良いの。家族なんだから、姉が何処に行くのか興味あるだけ」

マミ「そうね、家族なんだものね。じゃあ、一緒に行きましょうか」

QB「ボクも付いて行って良いかい?」

マミ「ええ、良いわよ。じゃあ3人で行きましょうか」

ほむら「そういう訳だから、私達も行くわね」

ニコ「はいはい、行ってらー」

QB「ボクがいない間は頼むよ、ジュゥべえ」

JB「あぁ。つっても何も無いと思うけどな」

私達も階段を上がって、部屋に入って廊下へ出る。
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 19:19:33.15 ID:0ntsROtE0
飯とかで外します
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/12(日) 19:31:38.95 ID:mClXWwdEo
ごゆっくりどうぞ。
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/12(日) 22:42:23.37 ID:0Bge0N0To
無理に原作セリフとか入れないでもいいのよ
まあ入れたくなる気持ちも分かるけど
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 22:46:48.82 ID:0ntsROtE0
再開します



見滝原霊園

ほむら「・・・」

マミ「・・・」

QB「・・・」

私と姉さんは市街から遠く離れた霊園で“巴家の墓”と書かれた墓石に線香を上げ、花を供えて目を閉じて両手を合わせる。
キュゥべえは目を閉じて墓へ頭を下げている。やがて、私達は目を開ける。

ほむら「姉さんが行きたいって言ったのは、義父様と義母様へのお墓参りだったのね」

マミ「えぇ、そうよ」

QB「ボクも何回かマミと来た事があるよ」

マミ「そうだったわね。もう何回目かしら・・・ねぇ、お父さん、お母さん」

姉さんはお墓に眠る義父様と義母様に話しかける。

マミ「私ね・・・今まで魔法少女になった事で愚痴とか弱音とかいっぱい吐いちゃったけど・・・今は胸を張って言えるの。
魔法少女になって良かったって。だって、この力のお陰で皆を守れるんだもの。
前に来た時より、友達・・・ううん、もっと深い関係の仲間がいっぱい出来たの。それに・・・家族もね」

姉さんが私を見る。

ほむら「姉さんの妹になった、暁美ほむらです。初めまして、義父様、義母様」

私は姿勢を正して、姉さんのご両親に頭を下げて挨拶する。

マミ「今、世界に危機が迫ってるの。世界が滅亡するような危機。
でもまだまだそっちには逝けないから、世界は私達が守るから・・・どうか見守っていてね」

ほむら「姉さんは必ず私達が守ります。そして私が幸せにしてみせます。どうか御安心下さい」

マミ「も、もうほむらったら・・・婚約者みたいな事言わないでよ」

ほむら「似たようなものでしょう?家族と言う点では同じよ。それに、姉さんとは結婚したいし」

マミ「同姓で姉妹で結婚って、あなた言ってる事メチャクチャよ。常識も条理もあったものじゃ無いわ」

QB「君達魔法少女は、常識が通じない存在と通じ合った、条理を覆す存在だ。あまり気にしなくて良いんじゃ無いかな?」

ほむら「ほら、キュゥべえもこう言ってるわ」

マミ「はいはい。ところであなたのご両親には会わなくて良いの?」

ほむら「それは良いわ。今は姉さんやあやせ、ルカが家族だから。それに時間も無いし」

マミ「あなたが良いなら良いけど・・・確かにもう時間も無いかも知れないわ。そろそろ戻りましょうか。
じゃあ、お父さん、お母さん、このお墓も破壊されてしまうかも知れないけど、その場合はなるべく早く直すからね。また来るわ」

ほむら「失礼します」

私はお墓へ一礼。

QB「じゃあね、マミのご両親」

私達は歩いてシェルターの入り口へ向う。
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 22:47:19.66 ID:0ntsROtE0
ほむら「・・・」

私はキュゥべえを右肩に乗せる姉さんの左腕を抱いて、左側にぴったりと寄り添う。

マミ「あら?どうしたの、ほむら?」

ほむら「こうして歩きたいの。駄目かしら?」

マミ「良いわよ。ふふっ、ほむらは甘えん坊ね」

ほむら「だって、姉さんが大好きなんだもの」

マミ「私もあなたが大好きでとっても大事よ」

QB「姉妹で仲が良くて何よりだ。それにしても・・・」

ほむら「どうしたの?」

QB「何時もは美しく感じるこの紅の夕日が・・・今は酷く不気味に見える。まるで血で空が真っ赤に染まったようだ」

ほむら「・・・あなたもなの」

QB「君もかい?」

ほむら「ええ。さっきからね」

マミ「逢魔が時・・・今の時刻はそうも呼ばれているわ」

ほむら「そうね・・・」

逢魔が時・・・人と魔が出逢う時。しかし、この魔物達はまだ本性を見せていない。薄暗闇ではまだ早過ぎるから。
今は何気なく私たちの世界にその不気味な気配を漂わせているだけ。夜を待ってその姿を顕現させる。
“逢魔が時”は“おおまがとき”大禍時が転じたとも言われているわ。大いなる禍が迫っている時。
それは、あまりにも私達の感じている事、状況と一致していて・・・私は姉さんに更に身体をくっ付けて、少し急かしながら皆の所へ戻った。
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/12(日) 23:44:05.32 ID:0ntsROtE0
見滝原沖

見滝原や風見野、あすなろの港から見える洋上、その大海原を埋め尽くす鋼鉄の群れ。不可解なほどに静かに凪いだ波の上に、黙然と並ぶ大小様々の戦艦。
見滝原、風見野、あすなろを防衛する軍の海軍戦力が結集していた。
艦隊旗艦あいづを含む10隻の対怪獣仕様の巡洋艦、巨大空母ゆうぎりを含む6隻の空母、そして駆逐艦、護衛艦の総計は50隻以上の大艦隊。
そして世界中の海に浮かぶその総計は数千を数える。ギドラ族の襲来が地球の破滅を意味する事を正しく理解した世界各国が、それぞれ持てる防衛戦力を投入した成果であった。

巡洋艦あいづ、ブリッジ

立花准将「・・・」

見滝原、風見野、あすなろ防衛の海軍司令、立花准将は、あいづのブリッジの窓から見える整列する艦影を見渡し、そして世界中の海の同志達の艦を想い、感嘆の想いを浮かべる。

立花准将「壮観とは思いませんか、艦長?」

そう声をかけられた、あいづの艦長、崎田大佐は暗い面持ちで返す。

崎田大佐「そうでしょうか・・・?私には、嵐を前にした、池の上に浮かぶ葉のように思えてなりません」

怪獣との幾多の実戦を潜り抜け、退けて来た軍人にあるまじき弱気。しかし、崎田大佐の悲観も、決して責められるものではない。
たった数体だけでも大都市を一瞬で焦土に変えるキングギドラの脅威は、既に世界中の知るところである。
それの大群をギドラ族の王が率いて現れるなど、想像するだけで恐怖に心が塗り潰される。
来るべき戦いを前にして、闘志を漲らせるより、絶望を重く心に抱えている者の方が多かった。

崎田大佐「今、世界に展開している連合防衛軍の戦闘能力の総計は、まさしく人類の全戦力と言って過言では無いでしょう。
それなのに・・・いえ、それだからこそ思うのです。我々にはもう後が無いと」

立花准将「・・・」

崎田大佐「あの強大な怪獣の群れを・・・我々は阻止出来るんでしょうか?今、戦おうとしている我々は・・・只、絶望を知る為だけに集まったのでは無いでしょうか?」

立花准将「そうではありません。少なくとも、全ての者がその為に戦いに赴く訳ではありません」

見滝原の夕闇に染まりつつある港の風景を眺める立花准将の声は、断固として揺ぎ無い。

立花准将「魔法少女と彼女達の怪獣達が共に戦ってくれます。1964年のキングギドラの最初の襲撃以来、怪獣と心を通わせ、共に戦い、人類を脅かす怪獣を屠って来た戦士達。
そして今、我々と共に戦おうとしているのは、この恐怖を誰よりも早く知りながら、決して膝を屈しなかった鋼・・・いえ、金剛石の如き心を持った強き少女達です」

崎田大佐「魔法、少女・・・」

立花准将「彼女らと、誇り高き怪獣達と肩を並べて力の限り抵抗を試みる・・・
それだけでも、軍人として、本来ならば彼女らを守るべき大人として、戦列に加わる甲斐があるとは思いませんか?」

崎田大佐「・・・」

崎田大佐は言葉に詰まる。そうだとは思うが、その魔法少女達と言えど、キングギドラの大群と、その王という脅威を前に何処まで戦えるのか・・・とも思っていた。
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/12(日) 23:59:40.59 ID:mClXWwdEo
何か今日はえらく穏やかだな。初期の投稿がえらく賑やかだったのが思いつく。
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/13(月) 00:12:18.55 ID:ZCJocYOw0
見滝原、シェルター内、織莉子の部屋

織莉子「・・・」

織莉子は自分の部屋で1人魔法少女に変身し、そっと目を閉じて意識を集中させる。
限り無く未来を正確に予測し、視る彼女の能力。そして能力は発動させると、彼女の視界に予測した未来を映し出す。

織莉子「此処は・・・見滝原なの?」

彼女は今、崩壊していく見滝原の真ん中にいた。

織莉子「街が崩れていく・・・何て力」

そして彼女の視界に、3つの髑髏を纏い付かせたような、やや人型に近い姿の怪獣が映った。

織莉子「あれがギドラ族の王・・・?これが私達の運命だと言うならば、何としても止めてみせるわ。・・・!?」

瞬間、その髑髏を纏った怪獣が消え、太い3つ首と真っ赤な目、体色は4本足で翼を持ったキングギドラより巨大な怪獣が姿を現した。それが倒れた仲間や自分達を見下ろしている。
さっきの髑髏の怪獣との関係は解らない。ただ、解るのは・・・

織莉子「あ、あぁ・・・」

その余りにも、余りにも強大過ぎる力。最強と謳われるデストロイアやスペースゴジラすら比較にならない程の力を感じた。
織莉子の目は恐怖に見開かれ、声が震えて冷や汗が流れる。

織莉子「ぅあ、あ、ああ・・・(ああ・・・あれは誰にも倒せない・・・あれを解き放っては・・・いけない!!)」

織莉子は能力の発動と変身を解除。

織莉子「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

絨毯に手を突いて息を整える。

織莉子「(どうすれば良いの・・・?どうすればあれを阻止出来る!?)」

考えても答えは出ず、ドアを開けてリビングに転がるように入った。

キリカ「どしたの、織莉子!?」

里美「顔が真っ青ですよ!具合でも悪いのですか!?」

織莉子「い、いえ・・・大丈夫よ・・・」

手を伸ばすキリカの手を握り返し、支える里美を安心させるようにしっかりと立つ。

織莉子「(考えても仕方無いわ・・・あの怪獣は何らかのプロセスを経て現れる事は解った。ならば、その前に決着を付けるだけ)」

改めて決意する。しかし、心には大きな不安が蟠っていた。
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/13(月) 00:16:10.43 ID:ZCJocYOw0
修正

×瞬間、その髑髏を纏った怪獣が消え、太い3つ首と真っ赤な目、体色は4本足で翼を持ったキングギドラより巨大な怪獣が姿を現した。

○瞬間、その髑髏を纏った怪獣が消え、太い3つ首と真っ赤な目、4本足で翼を持ったキングギドラより巨大な怪獣が姿を現した。
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/13(月) 00:16:39.42 ID:JSqa19tEo
モンスターXからカイザーギドラ。そりゃそうだよなぁ。
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/13(月) 00:39:42.45 ID:KTQtex2Qo
>>317
客層が偏って初期層はほとんど離脱したんだろ
クロス物にはよくあることだ
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/13(月) 01:00:05.79 ID:0otzBhwAO
自分は決戦の流れになったんで戻ってきた
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/13(月) 01:13:08.09 ID:ZCJocYOw0
防衛軍総司令部

時刻は既に夜。星の無い夜だった。世界は不気味なほどに静まり返っている。

黒木特佐「・・・」

観測員達の後方で、黒木特佐は腕を組んでじっと中央の大きなモニターを見詰める。すで彼の揮下の陸軍部隊は休ませてはいるが、戦闘態勢に入らせてある。
5分もあれば戦闘を開始出来る状態だった。

黒木特佐「(今日は何も起こらない・・・か?彼女達の杞憂だったようだな)」

と思ったその時だった。

観測員A「そんな!!嘘・・・!!」

女性の観測員が声を上げた。

黒木特佐「どうした?」

観測員A「そ、それが・・・キングギドラ達と思しき隕石郡が・・・消えました!」

黒木特佐「消えた!?どういう事だ!?」

観測員A「どういう事も何も、そういう事だとしか・・・。ねぇ!そっちはどう!?」

自分の機器の異常かと思って他の観測員に聞いてみる。

観測員B「こっちも同じです!」

観測員C「私の方でも・・・監視衛星の故障じゃ無いんですか?」

観測員D「いや・・・そうじゃない。チェックしてみたが、監視衛星に異常は見られない」

黒木特佐「・・・全員もう一度確認するんだ」

観測員A「了解!・・・同じです、隕石郡は確認できる範囲の何処にも見当たりません」

観測員B「本当に消えてなくなった・・・訳が無いよな」

観測員D「だったら嬉しいけどな・・・」

ヴィー!ヴィー!

突如、監視衛星とリンクしている、探知システムが警報を鳴らした。

黒木「今度は何事だ!?」

観測員A「地球周辺の宙域に多数の大規模空間歪曲を探知!重力偏差、甚大です!!
ホワイトホールが形成されていきます!!」

観測員B「ホワイトホールの出口に量子反応を確認!大質量体がマテリアライズしようとしています!!」

黒木特佐「一体何が起こった!?」

観測員C「対象は、何らかの方法を使ってワームホールを開き、空間跳躍を行なった模様!!」

観測員D「量子化してブラックホールから入って、ホワイトホールから出て来たってのか!?そんなバカな!!」

黒木特佐「奴らにそんな技術が!?」

観測員C「質量算出中・・・明確な数値が出ません!総質量極めて大!測定し切れません!!」

観測員D「反応の高さが・・・お、おい、これじゃあまるで津波じゃ無いか!!」

彼のモニターの反応の大きさを高さで表すバーが、画面の一番上を振り切ろうとしている。

観測員A「質量予測値増大中・・・宇宙空間に顕現化します!!」

観測員B「対象の正体が判明!キングギドラ、及びガイガンの隕石!!データに無い大型隕石も確認!!」

黒木「・・・来たか!」
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/13(月) 01:14:36.94 ID:ZCJocYOw0
宇宙空間

地球そのものを取り囲むように現れたホワイトホールから、昏い金色の光が放出され、それが集結してマテリアライズ、
赤く光る赤い隕石と青い結晶状の隕石が数え切れないほど現出した。
赤い光る隕石が割れ、中から炎が飛び出すと、それは3つの首と2本の尻尾、2枚の扇状の翼を持つ、身長140メートル、全長300メートル、体重7万トンの金色の超怪獣の姿となった。
青い結晶状の隕石は連続爆発、隕石は跡形も無く消滅し、その爆発の中から、赤い両端が吊り上がった幅広の単眼、鋭い角に鋭い嘴、両手両足が鋭い鎌となり、長い尻尾と3枚の羽根を持つ、身長120メートル、全長200メートル、体重6万トンのサイボーグ怪獣が現れる。

“宇宙超怪獣 キングギドラ”

キングギドラ(初代)「クォロロロロロロロロロロロ!!」

“凶悪サイボーグ怪獣 ガイガン”

ガイガン(初代)「ディァァアアアアアアーーイッ!!」

多数のキングギドラとガイガンは、歓喜の咆哮を上げながら、獲物を前に舌なめずりをしながら、地球を取り囲んでその包囲網を狭めていく。
そしてその後方、1つの巨大隕石とそれに付き従うような幾つかの大型隕石が宇宙空間に滞空していた。
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/13(月) 01:21:52.12 ID:ZCJocYOw0
やっと、決戦前編?が終わった・・・これだけで2週間、400レス近くかかるとかもうね・・・長過ぎるだろと。
自分って1回の文章量が多いから、多分これだけでその辺の1000レスSSより長いと思う。
グダり過ぎて、読者の方が詰まんなくなって無いか心配。

さて、今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では明日に!
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/13(月) 01:25:40.80 ID:ZCJocYOw0
終わる前に324修正

×赤く光る赤い隕石と青い結晶状の隕石が数え切れないほど現出した。

○赤く光る隕石と青い結晶状の隕石が数え切れないほど現出した。
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/13(月) 01:26:33.68 ID:/H6CNLxdo
乙乙

ついに来たか・・・まず初代組で小手調べか。
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/13(月) 01:28:02.86 ID:JSqa19tEo
お疲れ様でした。

ついにきたか!初代ギドラ&ガイガン!
ところでキングギドラの鳴き声ってピロロロロじゃなかったっけ?
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/13(月) 01:41:50.11 ID:u4B9mtZw0

ガイガンとキングギドラの先兵か・・・となれば迎え撃つのは!
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/13(月) 01:46:15.80 ID:0otzBhwAO

やはり強襲掛けてくるか
さあ決戦第一ラウンドだ
331 :エビラと(ry@キャリバーはエロゲー(九州・沖縄)[sage]:2012/02/13(月) 01:50:41.85 ID:CstS8vcAO
お疲れ様でした。

よーしきたぁ。

初代のギドラは確かゴジラがシェーしたヤツだったかな?(見てないけど)

どんなに主さんの文章長くても楽しいから気にならないし、大丈夫だよ。



あぁタリム!タリム何気に好きだったよ!リンクの次に良く使ってた。

間違い無くあの子は強キャラ。

タリムはね、何か体のエロさとかじゃなく元気な女の子だから「良く動く」という意味でそこにエロさを見出すかどうかが鍵だと思うんだ。

あとタリムのトンファーで尻を叩かれたいと思ったのは自分だけじゃない筈。

ヘヴンズアーチやタリムのお尻ペンペンにアイヴィーの技全般考えた奴は間違い無くドM。

ガチでナムコは一度本気になってエロゲ作るべき。

あ、乳首って本体も改造するのか。

何かややこしいなぁ。

DOAってのはデッドオアアライブでおk?

初代DOAの変な乳揺れには興奮した。



何を言っているんだ俺は。
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/13(月) 01:55:33.70 ID:JSqa19tEo
>>331
あまりまどマギとゴジラに関係ない話はNGです。
333 :エビラと(ry@キャリバーはエロゲー(九州・沖縄)2012/02/13(月) 02:19:17.41 ID:0SH4W8kw0
>>331
追伸

決戦開始だけど決戦前に合いそうなBGM持ってきた。

http://m.youtube.com/index?desktop_uri=%2F%3Fgl%3DJP%26hl%3Dja&hl=ja&gl=JP#/watch?v=ZizcOVNQFIo
334 :エビラと(ry@キャリバーは(ry(九州・沖縄)[sage]:2012/02/13(月) 10:16:58.34 ID:CstS8vcAO
>>333

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&client=mv-google&v=ZizcOVNQFIo

リンク間違えてた。

度々すまない。
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/02/13(月) 13:18:14.24 ID:Zf9RUosAO
乙であります!
筆者さんのは読ませる文章だから苦には成らないっすよ
自信を持って良いかと

ところでこのレア怪獣の出番ってあります?

つ【晏麒羅(アンギラ)】

http://blogs.mobile.yahoo.co.jp/p/blog/myblog/image?bid=dqmmc895&id=24504347&no=1

http://blog.m.livedoor.jp/tbros/article/50398300
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2012/02/13(月) 14:13:38.69 ID:41dSbgCro
よくヤマダノオロチと間違えちゃうようへへ

ひよりちゃんの性格がいい感じで嬉しいです
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/13(月) 19:09:56.92 ID:tm4tDZIAO
初代ガイガンってレーザー殺獣光線が撃てるらしいが、
設定があるだけで映画本編じゃ最後まで一度も撃たなかったな
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/13(月) 22:56:17.49 ID:ZCJocYOw0
ロリこんばんは。読者の方ってどれくらいおられるんだろうか。カウンターとか無いから全然解らないよ。

>>327

小手調べって事態でも無いけどね。既に本格的な総攻撃。

>>328

そんな感じの声だけど、そのまま書くと小鳥みたいになるのよ。
フィロロロロロロロロでも良かったかな?これも小鳥っぽいが。

>>331

初代ギドラの初出は「三大怪獣地球最大の決戦」で、そのゴジラがシェーをしたのは、その次の「怪獣大戦争」で、引き続き初代ギドラが敵。
そんでその次がエビラ登場の「南海の大決闘」。

楽しい文になってたら良かった・・・。

タリム使い易いよね。速いし、かと言ってパワーが無いでも無いし。リーチは短いけど小さいから敵の攻撃が当たり難いし。
自分はアイヴィー女王様にムチで縛られてしばかれたい。そして踏まれたい。
本体の改造が必要と知って、止めた。あんなん素人には無理。
DOAはデッドオアアライブ。今時おっぱいが揺れるゲームは珍しくないがPSのDOA程不自然に揺れまくるのは無い。アレは今見てもエロい。
DOAXはそのシリーズのエロバレー。

おお、このBGMもカッコいい。

>>335

読ませる文章になってます?そう書いていただけると自信になります。

無い、てかそんな怪獣知らない・・・何かリンク先見ても画像ない・・・。それに検索かけても掲示板に書き込まれた名前しか見付からないってマイナー過ぎるでしょう。

>>336

ひよりちゃんは、大人しいけど、毒舌ちゃんにしてみました。

>>337

ゲームだとしっかり撃つんだけどね。後、口から熱線を吐いたり。
んでガイガンが出すのはレーザー光線で、レーザー殺獣光線を撃つのはメガロ。

再開します
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/13(月) 22:59:30.67 ID:ZCJocYOw0
シェルター内、司令部

黒木特佐「奴らが地球上に着くまでどれくらいだ?」

観測員A「およそ30分と予測されます!」

黒木特佐「通信兵はシェルター内外の総員に通達、ワルプルギスの夜到来、オペレーション・ファイナルウォーズ発令、即時戦闘態勢に入れ。戦闘開始は約30分後。
それと市街に残っている市民にシェルターに入るようアナウンスを流すんだ。
20分後に全出入り口を閉鎖。状況によってはそれより早く閉めろ。観測員は引き続き奴らの動向を見張れ。俺は駐屯地に向う」

観測員B「了解!」

通信兵A「了解!!総員に通達、ワルプルギスの夜到来、オペレーション・ファイナルウォーズ発令、即時戦闘態勢に入れ!戦闘開始は約30分後!!繰り返す・・・」

通信兵B「総員に通達!ワルプルギスの夜到来!オペレーション・ファイナルウォーズ発令!!即刻戦闘態勢に入れ!!戦闘開始は約30分後!!繰り返します!!」

通信兵C「キングギドラとガイガンの大群が迫っています!地上の市街に残っている方は速やかに最寄の出入り口よりシェルター内に避難してください!!」

通信兵D「これより20分後に全出入り口は閉鎖されます!それまでに避難を!!」
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/13(月) 23:02:15.53 ID:ZCJocYOw0
シェルター内、談話室

私、姉さん、かずみ、海香、カオル、ニコ、みらい、サキ、あやせ、ルカ、すみれ、
こまち、ひより、クレア、エリーゼ、イカ娘、キュゥべえ、キーべえ、ジュゥべえは待機と言う名の時間潰し。

ほむら「・・・」ウトウト

マミ「ふふっ、可愛い寝顔ね」

私は絨毯の上で姉さんに膝枕して貰いながら、まどろんでいた。

QB「ZZZ・・・」

キュゥべえは私の近くでクッションの上で丸まって寝てるわ。

かずみ「次は海香の番だよー」

海香「そ、そうね・・・これなら大丈夫かしら・・・?」

あやせ「倒れちゃえ、倒れちゃえー♪」

ルカ「これはそういうゲームでは無くて、高く積み上げるのが目的ですよ」

イカ娘「成る程、でもバランスを取るのが難しいでゲソね」

かずみ、海香、あやせ、ルカ、イカ娘は4人でジェンガ。

カオル「んじゃあ、私は次、マスターで」

みらい「んー・・・ボクはダブルオーライザーにしようかな!」

カオルとみらいがPS3でガンダムVSガンダムEXVSをプレイ中。

ニコ「・・・」カチカチ

ニコはイスの上に寝転がってガムを噛みながら、相変わらずスマートフォンを弄ってる。

サキ「・・・」

サキは静かに恋愛小説の読書中。

KB「暇だなー、ジュゥべえ、テメェちょっと全身ねじ切れろよ」

JB「嫌に決まってるだろ!何でオイラがねじ切れなきゃならねぇんだよ!?」

KB「暇だからだよ」

JB「そんなの見て面白いのかよ!?」

KB「いいや?面白いわけねぇだろ」

JB「・・・」
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/13(月) 23:03:07.18 ID:ZCJocYOw0
すみれ「へー・・・マギカに所属すれば、色んな国に行けるんですね」

すみれ、こまち、ひより、クレア、エリーゼは5人でトーク中。

エリーゼ「行けるっていうか、行かされるんだけどね」

クレア「色んな所に行けるのは楽しいですよ」

すみれ「私も高校を卒業したら、マギカに入ろうかな?」

こまち「止めといた方が良いわ。マギカの汚い部分を嫌というほど許容しなければならなくなるわよ」

ひより「大変だしね」

すみれ「やっぱりそうよね・・・エリーゼさんは妹さんの意思を継ぐ為に魔法少女になったんですよね?クレアさん達はどうして魔法少女になったんですか?」

クレア「私は・・・その、恥ずかしい話ですが家出したんですよ。それで教会に身を寄せて、神の教えを知り、多くの人を助けたいと思ったからです」

すみれ「どうして家出したか聞いても良いですか?」

クレア「ええ、私は両親に興味を示されなくて、家にいても寂しかったからです」

すみれ「あ・・・ご、ごめんなさい・・・」

クレア「私が答えて良いと言ったので気にしないで下さい」

すみれ「は、はい」

こまち「あたしは原因不明の病気で余命を宣告された所でインキュベーターと出会ってね。私の素質を見出したそいつに、助けてやるから魔法少女になれって言われたのよ。
んで、その病気を治した分のグリーフシードの分を返したけど、色々助けてくれたエリーゼがいるから、止めずにそのままいるって訳ね」

ひより「幼い頃からハープを学んでいたんだけど、中々才能が認められなくて・・・あたしの才能を認めてくれる人と出会いたかったから」

すみれ「ひよりさんって、ハープが武器なだけじゃなく、本当に弾けるんだね」

エリーゼ「ひよりのハープはちょっとした、いえ、かなりのものよ」

クレア「私が教会で賛美歌を歌う時に弾いたりしてくれていました」

すみれ「へー・・・私も聞いてみたいですね」

こまち「じゃ、今弾いてあげたら?する事も無いし」

ひより「うん、じゃあ・・・」

ひよりの手に彼女の魔法武器であるハープが現出したわ。ハープを聴きながら寝るのも良いわね・・・。

ヴィー!ヴィー!

と思ってたら、突然鳴り響く怪獣警報の音。

マミ・ほむら「!!」
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/13(月) 23:03:33.84 ID:ZCJocYOw0
私と姉さんを始め、全員の顔が瞬時に普通の少女から、戦士である魔法少女のものに変わる。
イカ娘とインキュベーター3体も立ち上がった。

通信兵A「総員に通達、ワルプルギスの夜到来、オペレーション・ファイナルウォーズ発令、即時戦闘態勢に入れ!戦闘開始は約30分後!!繰り返す!!
総員に通達、ワルプルギスの夜到来、オペレーション・ファイナルウォーズ発令、即時戦闘態勢に入れ!戦闘開始は約30分後!!」

談話室のスピーカーから声が流れた。

サキ「来た、みたいだな」

サキが恋愛小説の本を閉じて立ち上がる。

ニコ「ほむら達の相棒の勘は正しかったみたいだね」カチカチ

アプリを弄りながらイスから身を起こすニコ。

ほむら「嬉しくないけどね」

私も起き上がった。

マミ「行くわよ、皆!!」

それに頷いて、私達は部屋に戻って、通路に跳び出した。

QB「今すぐにキングギドラ達が来るという訳でも無いだろう。ボクはまどかの所へ行ってみるよ」

マミ「解ったわ」

ほむら「まどかの事、お願いね」

QB「任された!」

QBが私達とは別の通路を曲がって駆けて行った。
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/02/13(月) 23:32:18.62 ID:Zf9RUosAO
>>338
晏麒羅(アンギラ)が引っかからない?
あれ?このアドレスは携帯でしか観れないのか?(滝汗)

これならどうだhttp://www.edita.jp/tokusatsu/archive/category99-9.html


晏麒羅(アンギラ)はGMKの初期の護国聖獣の一匹でアンギラスをベースに少しスマートにした外見で
氷結怪獣であり、背中にあるツララ状のトゲは
伸縮自在で折れても再生可能である。

因みに、残りの2体はバランとバラゴン
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/13(月) 23:49:32.20 ID:ZCJocYOw0
初期のGMK怪獣にバランがいたってのは知ってるけど、アンギラスじゃなくてアンギラ?てか、アンギラスじゃ無いのか、コレ。
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/13(月) 23:50:42.02 ID:ZCJocYOw0
シェルター内、あんルーム、リビング

杏子「・・・」

ゆま「・・・」

あいり「・・・」

モモ「・・・」

杏子父「・・・」

杏子母「・・・」

リビングに置かれた祭壇の前で杏子達6人が神に祈りを捧げている時に、ワルプルギスの夜の到来を告げるアナウンスが鳴り響いた。

杏子母「あ、あなた・・・」

杏子父「予定より早いじゃ無いか・・・!!」

杏子の両親が動揺し、部屋のスピーカーを見る。

杏子「・・・そして、天に大きな印が現れた。一人の女が身に太陽をまとい、月を足の下にし、頭には十二の星の冠をかぶっていた。
女は身篭っていたが、子を産む際の苦しみに叫んでいた」

杏子は祈りを捧げる体勢で目を閉じたまま口を開いた。

モモ「そ、そして、別の印が天に現われた。見よ、大きな紅き竜である。7頭で10本の角を持ち、その頭には7つの冠を頂いていた。
その尾は、天の星の3分の1を引き寄せ、地上に投げた・・・」

ゆま「そして、竜は子を産もうとしている女の前に立ちはだかり、彼女が生んだら、その子を食べてしまおうとしていた。
女は男の子を産んだ。その子は、鉄の杖で全ての国民を治めることになっていた。
しかし彼女の子は神のもとへ、その玉座へと引き上げられた。
そして女は荒野へ逃げ込んだ。そこには、この女が1260日間養われるように、神の用意された場所があった」

祈りを捧げる体勢のまま、ゆまとモモが続く。

杏子母「杏子・・・モモ・・・ゆまちゃん・・・?」

あいり「遂に来たんです、黙示録の日が」

あいりが祈りの体勢から立ち上がる。

杏子父「黙示録・・・!おお・・・神よ・・・何故、あなたは我らに試練をお与えになるのですか?」

杏子「違う!」

杏子父「杏子・・・?」

杏子「しっかりしろ、親父!!奴らは神なんかじゃねぇ!!魔王サタンの化身!!黙示録の竜!!悪魔だ!!」

しゃが込む父親の両肩を掴みしっかりとその目を見据えて杏子は言う。

杏子父「悪魔か・・・確かにそうだな」

落ち着きを取り戻す杏子の父親。

杏子「あぁ」

そして杏子は立ち上がり、再び祭壇に向き直った。

杏子「頼むよ、神様!こんな美しい世界なんだ!せめてあたし達に守らせてくれ!!ほんのちょっとで良い!!幸運とか起こしてくれ!!」

ゆま「キョーコ・・・」

モモ「お姉ちゃん・・・」

杏子「ゆま、あいり、行こうか」

ゆま「うん!!」

あいり「あぁ」

3人は玄関に向う。
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/13(月) 23:50:43.22 ID:mjT1EmWVo
>>344
正解。
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/13(月) 23:58:45.91 ID:u4B9mtZw0
アンギラスやバラゴンの当時の名前みたいなもんだろ
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/02/14(火) 00:24:34.23 ID:IZqhrCrAO
スイマセン
私がアンギラスの亜種と付け足して書けば皆さんが混乱せずに済んだのに・・・
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/14(火) 00:29:54.60 ID:esotxBXAO
変に自己主張の強いスレ住人大杉
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/14(火) 00:37:13.47 ID:uthhXj7t0
杏子「さーて、ちょっと急ぐか」

ゆま「うん」

あいり「変身して行った方が良いか」

3人が魔法少女に変身しようとした時だった。

モモ「お姉ちゃん!ゆまちゃん!あいりさん!」

モモが3人を追って廊下に跳び出して来た。

杏子「ん?どうした?」

モモ「お姉ちゃんっ!!」

モモは走り出し、姉に力いっぱい抱き付いた。

モモ「嫌だ・・・嫌だ・・・行かないで・・・行かないでよ・・・お姉ちゃん・・・ううう・・・ひっく・・・!」

姉の胸に顔を押し付けてモモは泣きながら懇願する。

モモ「行ったら死んじゃうかも知れないんだよね・・・?ゆまちゃんとあいりさんにも行って欲しくない・・・!
私と一緒にいてよ、お姉ちゃん!行っちゃやだぁ・・・お願いだから・・・!」

ゆま「・・・」

あいり「・・・」

滅多に我侭を言わないモモが、この時ばかりは我侭を言った。

杏子「・・・あたしはあんたの言う事は出来るだけ聞いてやりたいと思ってる」

杏子は妹をぎゅっと抱き返す。

モモ「だったら・・・!」

杏子「でも悪いな、今回ばかりは聞いてやれねぇ」

モモ「どうして!?お姉ちゃんは私が嫌いなの!?」

杏子「バカ言うな。あたしはモモが大好きだ。優しくて良い子で、我侭も言わないし、嘘も吐かない。
あたしには勿体無いくらいの良く出来た妹さ。とても大事な・・・可愛い妹だ」

モモ「お姉ちゃん・・・」

杏子「でもな、あたしは行かなきゃならないんだよ」

モモ「どうして!?どうしてお姉ちゃん達じゃなきゃ駄目なの!?
お姉ちゃん達が戦わないといけない理由なんて何処にも無いじゃない!!
そんなの、軍の人達に任せれば・・・!!」

杏子「理由?理由ならあるさ」

杏子はモモを抱き締めたまま右手で頭を撫でる。

杏子「大事な妹や親父にお袋、孤児の奴ら、それに・・・ダチを守る為って言うな」
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/14(火) 01:20:38.16 ID:uthhXj7t0
モモ「でも・・・」

杏子「なーに、心配すんな!あたしは強いんだぜ?何が出て来たって、あたしとデストロイアかかりゃあ、片手でちょっと捻ってポイだ」

モモ「ちょっと捻ってポイ?」

杏子「あぁ、ちょっと捻ってポイ」

モモ「・・・くすっ、くくっ、んくくくくくくく・・・」

モモは頬を涙で濡らしたまま肩を震わせる。

あいり「ど、どうしたんだ、モモ?」

ゆま「笑ってる・・・と思う・・・けど・・・」

モモ「ふふっ、ふふっ・・・」

杏子「・・・そんなに可笑しかったか?」

モモ「な、何かツボに入っちゃって・・・あはっ、あはははははははは!」

遂に堪えきれなくなり、モモは吹き出した。目には笑い涙。

モモ「も、もう、お姉ちゃんったら、変な事言わないでよ・・・」

涙を拭いて落ち着いたモモ。

杏子「あ、あぁ・・・落ち着いたか?」

モモ「うん」

杏子「で、さっきの続きだけど、あたし達は行かなきゃならないんだ」

ゆま「ごめんね、モモ・・・」

あいり「私もあんたと一緒にいてやりたいよ。でも、私は、ゆうりの生きたこの世界を守る為に戦いたい、守りたいんだ。頼む、行かせてくれ」

モモ「・・・解りました。でも、3人とも約束して」

杏子「約束?」

モモ「必ず、生きて帰って来るって」

杏子「あぁ、言われるまでも無いさ」

ゆま「勿論だよ!」

あいり「元からそのつもりだけどな」

モモ「じゃあ、指きりしましょう。お姉ちゃんとゆまちゃんも」

杏子「あぁ」

ゆま「うん、良いよ!」

杏子、ゆま、あいり、モモの4人は右手の小指を絡ませる。

杏子・ゆま・あいり・モモ「ゆーびきーり、げーんまん、嘘吐いたら針千本のーます!指切った!」

指きりで約束をする4人。

モモ「・・・ありがとう、お姉ちゃん、ゆまちゃん。あいりさん、ありがとうございます」
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/14(火) 01:21:20.67 ID:uthhXj7t0
ゆま「あはは、モモって私より年上なのに泣き虫なんだからー!」

モモ「そ、そんな事無いもん。ね、ねぇ、私に何かしておいて欲しい事、ある?」

杏子「そうだな、先ず死ぬな。折角勝って帰って来たのに、迎えてくれる人がいないんじゃ洒落になんねぇ。
あたし達は死なないから気にすんな」

モモ「う、うん」

杏子「後は・・・そうだな。美味い飯作っててくれ。戻って来たら多分、腹ペコになってる」

あいり「あぁ、モモの作る料理は美味いからね、楽しみにしてようか」

モモ「そ、そんな期待されても・・・でも、頑張ります!」

ゆま「頑張れ、モモ!」

モモ「うん!」

杏子「じゃあ、そろそろ行くか」

ゆま「そうだね」

あいり「あ、ちょっと待ってくれないか」

あいりは首に下げていた、銀色のスプーンのペンダントを外し、左の掌に乗せてモモの前に出す。

アイリ「モモが持っててくれないか?」

モモ「これ・・・あいりさんの大事な物じゃ無いんですか?」

あいり「あぁ、ユウリから貰った夢色のお守りだ。無くしてしまったら大変だし、モモが心配だからユウリに守ってもらおうと思ってね・・・今度はモモをお守り下さい」

そう言ってモモの首にペンダントを付ける。

モモ「い、良いんですか?そんな大切な物を私に・・・」

モモ「解りました。ありがたく預からせてもらいます。そして帰って来たあいりさんに必ず返します」

あいり「あぁ、ちゃんと返してくれよ。時間をとらせて悪かったね、杏子、ゆま」

杏子「良いさ、じゃあ行くか」

ゆま「うん!モモ、行って来ます!」

杏子「行って来るな!」

あいり「行って来るよ!」

モモ「行ってらっしゃい!お姉ちゃん!ゆまちゃん!あいりさん!」

3人は魔法少女に変身し、モモに見送られて駆け出した。
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/14(火) 01:26:22.77 ID:uthhXj7t0
時間掛かったけど、良いシーン書けた・・・かな。書けてると良いな。
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日!
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/14(火) 01:35:34.39 ID:85BPDfmqo


良いシーンだ・・・しかし、緒莉子の未来視・・・。
355 :エビラと(ry(九州・沖縄)[sage]:2012/02/14(火) 01:39:38.74 ID:wojCgobAO
お疲れ様でした。

明日はいよいよ決戦……?



ナムコは毎回本当にやらかしてくれるよね(性的な意味で)

太鼓の達人とか作ってるような会社とはとても思えないww

PSのDOAの乳揺れは今の時代の「ぶるるん!」じゃなくて「ぶる〜んぶる〜ん」って感じなのがクセになるよね。

あ、DOA確かバレーあったね。

あれで乳首付いちゃったら間違い無く壮観ものでしょうな。
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/14(火) 01:40:21.43 ID:ZsxubUJ1o
お疲れ様でした。

>>354
同意。
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/14(火) 02:23:46.45 ID:07//r44j0
乙。キングギドラは初代が一番かっこよくて好きだ。

>>349
同意。盛り上がってるのはいいけどちょっと1以外のレス多いし長文の奴も多い印象。人が離れてった原因の一つだとおもう。
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽)[sage]:2012/02/15(水) 18:05:53.69 ID:xipXNT9AO
お、やっと復帰したか。
ワルプルギスの夜だからって鯖までスーパーセルにならなくても・・・。

>>349>>357
PCならNG機能が付いてる専ブラ(ブラウザによってはSS速報VIPの鯖追加が必要)、
携帯ならぬこブラウザでNG(あぼーん)設定できるよ。
俺も特定のやつをあぼーんしてる。
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/15(水) 21:43:24.21 ID:T58GJkJ30

>>352の続きを見逃したと思ったら結局なかったのか
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/15(水) 22:37:19.98 ID:Vm1y8hUAO
昨日は鯖落ちしてたから今日から開戦か

大気圏突入直前〜突入中は無防備になるから最大の攻撃チャンスでもあるが、
その手の攻撃ってゴジラ作品じゃあまり出てこないな
それこそFWのハイパースパイラル熱線ぐらいか
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/15(水) 22:44:21.91 ID:Swo4p5iBo
おおいついたあ!乙!最終決戦は燃えるぜええ!
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/15(水) 23:03:50.74 ID:XXY5nNQq0
ロリこんばんは。昨日も繋がりませんでした。何か一月に一回以上繋がらんね。SS速報の鯖ってこんなもんなんだろうか?

>>354

良いシーンになってたら良かった。
織莉子の未来視に視えたのはラスボス。

>>355

決戦と言うか、その前の会話。これも自分の事だから長いよ。

同じ会社って言っても開発グループが全然別だからねぇ。ガンダムゲームだけでも複数あるみたいだし。

PSのDOAのおっぱいはアレはもう揺れてると言うか動いてる。
DOAエロバレーだけど、3Dエロゲのセクシービーチにもあんなエロい水着ねぇよ!テクモも何かおかしい、いや素晴らしい。

>>357

自分はキングギドラならVSのギドラかな。
恐らく初代ギドラは全東宝怪獣で最高の人気。その意匠は究極の怪獣美と呼ばれるだけある。

>>358

本当だ、鯖でもスーパーセルだ!まどマギの時にも災害があってそれで延期されちゃったとかあったなぁ。

>>359

続きは今から。昨日はこっちも書き込めなかったよ。読者の方にSSのバレンタインデープレゼント!とかやりたかったが。

>>360

会戦まで行くかなぁ・・・先に戦闘前の会話シーンを終わらせないと。

>>361

追い着くまで読んでくれてありがとう!

再開します
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/15(水) 23:12:52.22 ID:XXY5nNQq0
シェルター内、織莉子ホーム、リビング

キリカ「織莉子、さとみん、行こうか」

里美「そうね、キリカちゃん。お姉様、行きましょう」

織莉子「ええ、行きましょう」

放送を聞いた3人が絨毯から立ち上がる。

織莉子「(お母様、あなたの娘は、あなたの生きた世界を守る為、大切な人達を守る為、どんなに強大な敵が相手でも命の限り戦います。どうか・・・私に力を!)」

織莉子は未来予測の能力で見た光景を思い出しながら、壁に飾ってある母親の写真に向って祈りを捧げる。

美国議員「織莉子、キリカ君、里美君、何処へ行くんだね?もうすぐ地上は戦場になる。通路より部屋の方が頑丈で安全だよ」

優しそうで・・・穏やかな性格で実際優しい、織莉子の父親、美国久臣議員。政治家であり、周囲の人々から尊敬される存在で見滝原の名士として有名であった。

織莉子「お父様・・・お父様の夢が叶いますよ」

美国議員「私の夢?」

織莉子「多くの人々が平和に幸せに暮らせる世界を作る事。私とキリカと里美と・・・仲間達が叶えてみせます」

美国議員「君達が?」

織莉子「私達が救世を成し遂げます」

キリカ「じゃあ行って来るね」

里美「行って参ります、お父様」

そして彼女達も戦場へ。
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/16(木) 00:16:21.05 ID:AP/iIGVW0
シェルター内、ラウンジ

さやか、仁美、恭介の3人がお菓子を食べながら話をしている時、ワルプルギスの夜の到来を告げる放送が響いた。

恭介「い、今の放送・・・!」

仁美「よ、予定より早いですわ・・・後3日か4日程だと発表では仰ってましたのに・・・」

さやか「(もう来たんだ・・・!)相手は怪獣だよ。こっちの常識は通じない、人智を超えた存在なんだから、何しても不思議じゃないよ」

仁美「発表の時と同じく、さやかさんは落ち着いていますのね・・・」

さやか「ん?そんな事ないって!もう内心はガクブルですよ!」

仁美「そうは見えませんわ。さやかさんを見てると、とても頼もしくて落ち着きます」

さやか「ありがとう、仁美。そう見えてるなら良かったよ。あんた達を落ち着かせたかったからね」

恭介「はは、それ言っちゃ意味無いよ」

さやか「あはは、そうだよね」

仁美「ふふっ、さやかさんったら」

3人で笑う。

恭介「でも、やっぱりこうやって直面すると思うよ・・・僕達はもう終わりなんじゃ無いかって」

仁美「そうですわね・・・

さやか「終わりなんかじゃない!」

恭介「さやか・・・?」

さやか「恭介、あんた言ったよね?イタリアに留学して、バイオリン習って、プロのバイオリニストになるんでしょ?
それがあたしと仁美を振ってまで叶えたい夢なんでしょ?その夢をギドラ族に潰されるなんて悔しくないの!?許せるの!?こんな理不尽な事!!」

恭介「悔しいよ・・・!許せないに決まってるじゃないか!!僕の小さい頃からの夢を、宇宙怪獣なんかに潰されて堪るか!」

さやか「だったら、その夢、あたしが守ってあげる」

恭介「さやか・・・?」

仁美「さやかさん?」

さやか「実はさやかちゃんは、正義の味方で、今から宇宙の侵略者をやっつけに行くんだよね!」

恭介「・・・ははっ」

仁美「ふふっ」

さやか「あははっ」

恭介「あははははははははは!」

仁美「うふふふふふふふふふ!」

さやか「あははははははははははは!」

声を上げて笑い合う。
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/16(木) 00:17:06.01 ID:AP/iIGVW0
仁美「もう、こんな時にさやかさんったら、御冗談を・・・」

さやか「でも、結構面白くて笑えたでしょ?」

恭介「まぁね。でも、さやかが正義の味方かぁ・・・今のさやかなら、そうだったとしても、あんまり違和感とか無いよ」

さやか「本当?だったら嬉しいな。ともかく、あたし達にも何か出来る事がある筈だよ。やりたい事でも良い。それをやろうよ。あたしもそうするから」

仁美「そうですわね。恐怖に怯えるより、その方が建設的ですわね」

恭介「そんな事を言うなんて・・・さやかは大人だね、いや、頼もしいね」

さやか「ちょっと、恭介あんた、あたしを何だと・・・」

恭介「僕の出来る事、やりたい事って言ったら、やっぱりバイオリンだけど・・・」

さやか「聞けよ」

仁美「そうですわ、上条君!そのバイオリンで、戦う方々を応援しては如何でしょうか?」

恭介「応援?」

さやか「それ良いかも!こう一発、士気がガーンと上がるやつ弾いてよ!」

恭介「それを放送で流すのかい?でも、そんな事出来るの?」

さやか「出来る、出来る!あたしとかまどか、ほむらの名前を出せば、一発でOK出るよ!!」

恭介「ほ、本当に?」

仁美「そう言えば軍に知り合いの方がいるとかどうとか仰ってましたよね。その関係ですか?」

さやか「そう!その関係」

恭介「解ったよ。何か弾いてみる。僕の全力でね」

さやか「あ、そうだ。出来たらこの曲弾いてよ」

さやかは携帯電話を取り出し、音楽を流す。

http://www.nicovideo.jp/watch/nm7400516

恭介「これは・・・?」

仁美「勇ましい曲ですわね。闘志が湧き立つ感じがします!」

さやか「フラワリングナイトっていう曲なんだけど、どう?恭介、これ弾ける?」

恭介「楽譜があれば、多分何とか。ネットで探してみるよ」

さやか「お願い。ほむらがこれ大好きだから、きっと喜ぶと思う」

恭介「暁美さんが?暁美さんが戦う訳じゃ無いだろう?」

さやか「え?あ!そうなんだけど、ほむらがこれ好きなんだよーって事」

恭介「ふーん。とにかく、今から楽譜を探してみるね。それにちょっとは練習しないと」

仁美「わたくしお手伝いしますわ」

さやか「お願いね」
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/16(木) 00:19:15.28 ID:AP/iIGVW0
恭介「さやかがお願いって言うのも変じゃないかな」

さやか「良いの。とにかくお願い」

恭介「解ったよ」

仁美「さやかさんは、どうしますの?」

さやか「あたし?ちょっと用事。という訳でじゃあね!」

さやかは行って通路に出て歩き出す。

恭介「あ、うん」

仁美「はぁ、行ってらっしゃいませ」

さやか「正義の味方はちょっと悪い奴らをぶっ飛ばして来るよっ!」

言ってさやかは歩きながら振り向いてニッと笑い、親指を立てる。そして横の通路に曲がって駆け出した。

さやか「(決まったよ、あたし・・・!もう正義のヒーローだよ!)」

戦場へ駆けながら、1人悦に浸るさやか。

仁美「さやかさんの冗談・・・ですわよね?」

仁美は首を傾げる。

恭介「多分・・・でも、志筑さん、さやかが走って行った方って・・・」

仁美「外への出入り口、ですわね・・・」

恭介「うん・・・実はさやかが軍に入っててで戦いに行ったりしたのかな・・・?」

仁美「まさか・・・それは無いでしょう」

恭介「だよねぇ・・・」

仁美「私達も行きましょう。早く楽譜を探さないと」

恭介「そうだね」
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/16(木) 00:49:31.93 ID:AP/iIGVW0
シェルター内、まどホーム、リビング

タツヤ「今日もお泊り〜?旅行なの〜?」

知久「あぁ、そうだよ。今日も皆で一緒に旅行だぁ〜」

タツヤ「ご馳走出るの〜?」

まどか「(さっきの放送・・・いよいよなんだ)」

まどかはリビングの絨毯から立ち上がって玄関に向う。

詢子「ん?どうしたまどか?」

まどか「ちょっと、友達の所へ行って来るね」

まどかは廊下に出て、外の入り口へ向って歩き出す。

QB「やぁ、まどか、迎えに来たよ」

その途中、さやか達がいたのとは別のラウンジでネコに擬態したキュゥべえが待っていた。

まどか「・・・」

QB「・・・」

まどかはソファーに座り自販機で買ったジュースを飲む。その隣にはキュゥべえ。

まどか「ねぇ、私達は勝てるのかな?」

QB「それを否定したとして、君は戦うのを止めるかい?今更言葉にして説くまでも無い。
出来る出来ないの問題じゃない。やらなければ地球が滅びる。
前に言ったように、ボクにもボク自身を含む、常軌を逸した魔法少女の力は測定しきれない。
そしてギドラ族の王の力は未知数だ。だからその質問には、戦ってみなければ解らない、としか答えようがない」

まどか「そうだよね、ごめん。あなたから勝てるって聞いて安心したかったけど、それは甘えなんだよね」

QB「気持ちは解るよ。ましてや君はまだ魔法少女になって日が浅く、怪獣との戦闘経験も皆より少ない。そんな君が今までで最大の危機に直面しているんだ。そんな時に恐怖するなという方が無理な話だろう。
この力で精一杯やってみよう・・・何度もほむらが挑んで来たワルプルギスを前にして、ボク達が何処までやれるか」

まどか「・・・ほむらちゃんは、今まで何度もこんな気持ちを味わって来たんだね。
それでも逃げ出さずに、いっぱい傷付いて何度負けても、どんな絶望を前にしても挑み続けて、それでも私達の為に・・・倒れてもその度に立ち上がって戦い続けてくれた」

QB「ボクならとっくに心が折れて絶望に負けていただろう。到底真似出来ないよ。彼女の覚悟と決意は」

まどか「どうしてそうまでして戦えるの?」

QB「彼女が希望を抱いているからさ。その身体が動く限り、命ある限りほむらは戦い続けるだろう。ボクも同じでありたいと思う」

まどか「キュゥべえは怖くないの?」

QB「君達を失う事は怖い。でも、死ぬ事に対してはそれ程では無いね。
最強の魔法少女や怪獣達と共に力の限り戦って、この命を明日の為に捧げる・・・
インキュベーターの最期として悪くは無いと思うんだ。いや、理想と言えるかも知れない。そもそも大好きな君達の為ならば、どうせ作られた安い命さ、喜んで捧げよう」

まどか「安くなんか無い!」

QB「まどか・・・」

まどか「キュゥべえは言ったよね?立場や考えた方で命の価値や重さは決まるって。
私の立場から見たら、キュゥべえの命もかけがえが無くて、とっても重いんだよ。
キュゥべえは何時も私やさやかちゃんの事を心配してくれてたよね。今だってそう。
不安な私に一緒に戦う仲間として冷静に答えを返してくれる。お陰で落ち着けたし・・・私はキュゥべえが大好きだよ。大切な友達で、大事な仲間だよ」
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/16(木) 00:59:10.87 ID:AP/iIGVW0
QB「・・・ありがとう。まどか・・・ボクが魔法少女からそう言われて・・・どれだけ嬉しいか解るかい?」

キュゥべえの目からはらはらと涙が落ちる。

QB「ボクは・・・ボクは魔法少女達に恨まれても仕方無い事をして来たのに・・・」

まどか「私は例え力尽きて最期の瞬間になっても、あなたに感謝はしても、恨んだりはしないよ。
キュゥべえが過去に、私達と同じように魔法少女達に接して来たって言うなら、きっと恨んだりしてる子はいないと思う」

QB「だと良いね・・・」

まどか「私はそう思うよ。私はキュゥべえに死んで欲しくない。出来れば、戦わずに安全な所にいて欲しい。
ううん、キュゥべえだけじゃなく、皆。私1人で戦って済めば良いのに」

QB「君はやっぱり優しいね。優し過ぎて魔法少女には向いていない」

まどか「あはは・・・それはもう良いよ」

QB「最早今のボク達にとって、立ち止まる事と、滅びを受け入れる事は同義だ。
何もかもが無駄だったとしても・・・決して滅びの必然を変えられないと確信する時でも、抗った事へ後悔は無いだろう。
君自身も解ってるんだろう?」

まどか「うん」

QB「相手は白旗を上げた所で攻撃を止めてはくれない。だから選択肢なんて無い。勝ち目のある無しに関わらず、ボク達は戦うしかないんだよ」

まどか「明日への希望を持って、戦うしか無いんだね」

QB「そうさ。過去の全ての魔法少女達と同じだよ。まどか、君だって知っているだろう?」

まどか「うん。その命を捧げて、過去から今日へ希望を繫いで、未来への道を拓いてくれた人達。
次は私達の番なんだね・・・でも私もそんな凄い人達みたいに戦えるかな?」

QB「君の力は、その過去の殆どの魔法少女を上回っている。後は使い方次第さ。
ボクは信じてる。最強の怪獣王に認められた君なら、その力できっと滅びの必然をも変えられる。
一緒に変えよう。そして共に未来を掴もう」

まどか「うん!私は・・・やるよ!行こう、キュゥべえ!!皆が私達を待ってる!!」

まどかがベンチから立ち上がる。

QB「まどかも良い顔をするようになったね。強い覚悟と決意を秘めた戦士の顔だ」

まどか「ありがとう」

まどかが歩き出すと、誰かがまどかの右手を握った。
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/16(木) 01:01:11.28 ID:AP/iIGVW0
詢子「どこ行こうってんだ?おい」

まどか「ママ・・・」

QB「・・・」

まどか「私・・・友達を助けに行かないと」

詢子「軍に任せろ。素人が動くな」

まどか「私じゃなきゃ駄目なの!!」

まどかは詢子の手を振り解いて怒鳴るように言った。詢子の右手が上がり、まどかの頬へ振るわれ・・・

バチッ

まどか「・・・」

まどかはそれを左の掌で受け止めた。

詢子「・・・!?」

まどか「私・・・素人じゃないから。だから、安心して」

言って当てられた詢子の右手を握る。

詢子「・・・っ!テメェ1人の為の命じゃねぇんだ!あのなぁ、そういう勝手やらかして、周りがどれだけ・・・っ!!」

まどか「解ってる!私にも良く解る」

詢子「・・・」

まどか「私だってママの事、パパの事、大好きだから。どんなに大切にしてもらってるか知ってるから。自分を粗末にしちゃいけないの、解る。
だから違うの。みんな大事で、絶対に守らなきゃいけないから。
その為にも、私今すぐ行かなきゃいけないところがあるの!私の力で、私にしか出来ない事があるから!!」

詢子「・・・戦いに行くんだな?」

まどか「・・・」

まどかは黙って頷く。

詢子「力づくで止めようとしても、今のあんたを止める事は・・・出来ないか」

まどか「ごめん、ママを気絶させてでも私は行くよ。今の私は、それくらいの覚悟はあるから」

詢子「なら、あたしも連れていけ」

まどか「・・・」

首を横に振るまどか。

まどか「駄目。ママはパパやタツヤの傍にいて、2人を安心させてあげて」

詢子「・・・」

まどか「ママはさ、私が良い子に育ったって、言ってくれたよね。嘘もつかない、悪い事もしないって。今でもそう信じてくれる?私を正しいと思ってくれる?」

詢子「絶対に下手打ったりしないな?誰かの嘘に踊らされてねぇな?」

まどか「うん。私は胸を張って言えるよ。私は今、絶対に正しい事をしようとしてるって。私の力で・・・皆を守るの!!」

詢子「・・・っ!!」

詢子は目から涙を零しながら、まどかを抱き締めた。

まどか「ママ・・・」

詢子「まどか・・・あたしはあんたという娘を産んで、本当に良かったよ。
あたしと知久さんが出会って、恋をし、愛し合って・・・そしてあんたが産まれた。だからあんたがいてくれるんだね。
あんたはあたしと知久さんの誇りだよ」

まどか「ありがとう、ママ」
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/16(木) 01:01:40.42 ID:AP/iIGVW0
詢子「その代わりやるからには、必ず勝て!そして生きて帰って来い。
負けて死ぬなんて許さねぇ。生きて帰って栄光を掴んでこその勝利だ。
あんたは鹿目詢子と鹿目知久の娘、鹿目まどかだ。必ず勝てる!あたしは信じてるぞ」

まどか「うん!」

身体を離すまどかと詢子。

QB「・・・」

近くで待っていたキュゥべえがまどかに近付いてその左肩に乗った。

詢子「おや、そのネコは最近良く家に出入りしていたキュゥべえかい?」

まどか「うん、この子も私の仲間で、一緒に戦ってくれるの」

詢子「そうかい。キュゥべえ、まどかの事、頼んだよ?」

QB「任せてよ!」

詢子「え?」

まどか「え?」

QB「え?」

まどか「(ちょ、ちょっと、キュゥべえ!喋っちゃ駄目だよ!!)」

まどかのチャント。

QB「(しまった!つい、うっかり!!)」

まどか「マカセテヨー!」

頑張ってキュゥべえの声真似をするまどか。

詢子「何だ、あんただったのかい」

まどか「そ、そうだよ・・・」

QB「にゃ、にゃーお・・・」

人間の猫の鳴き真似そのものの声を出すキュゥべえ。

詢子「!?」

まどか「(下手過ぎる!黙ってて!)」

QB「(ご、ごめん・・・)」

まどか「にゃーお・・・なんちゃって」

詢子「でも、今のはあんたの声と全然違ったような・・・?」

別に真似が得意ではないまどかには、下手な真似の真似は難しかった。

まどか「わ、私だよ!」

詢子「うーん・・・?」

まどか「わ、私達、そろそろ行かないと!」

詢子「おっと、そうか」

まどかが詢子に向き直り背筋を伸ばす。

まどか「ママ、ゴジラの王と一緒に戦う桃色の閃光が見えたら、それが私だから」

詢子「なっ・・・ゴジラとだって!?それは・・・っと、聞いても答えちゃくれないか」

まどか「うん、ごめんね。じゃあ、行って来ます!」

まどかは見事な敬礼をする。

詢子「全く、何時の間にかこんなにカッコ良く、強くなっちまって。・・・行って来い!」

まどかとキュゥべえは詢子に見送られて出入り口へ向う。戦う為に。
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/16(木) 01:28:38.49 ID:KdvyPxGO0
久しぶりに書き込み。二か月ぐらい読んでませんでした。
てっきり終わっちゃったのかな?と思ったけど続いててくれてうれしいです!!

しかし昭和ガイガンも出てくるとは・・・。
そして三枝未希や黒木さんの登場ッ!こういうのが見たかったんだ!と叫びそうになりましたとも!!

>>324
このガイガンとキングギドラって組み合わせでその昔読んだ河本ひろし版ゴジラを思い出してしまった。
熱いッ、熱過ぎる!!
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/16(木) 01:44:22.32 ID:AP/iIGVW0
駐屯地、整備スペース

アナウンス「全部隊、スクランブル。繰り返す、全部隊、スクランブル」

駐屯地の整備スペースでは、スーパーX3、92式メーサータンク、90式メーサー殺獣光線車、ツインメーサータンク、
メーサー戦闘機、ヒューイコブラ、冷凍レーザータンク、フルメタルミサイルランチャー戦車、D−03削岩弾戦車、
補給用の弾薬やエネルギーを満載した補給車、破損した陸戦兵器を補修する車両強化車、陸戦兵器とリンクして命中率と射程距離を伸ばすレーダー搭載車と言った陸戦部隊の大部隊が出撃準備を急いでいた。
準備が完了した部隊から移動を開始していく。

青木「スーパーX3、ATS自動ロックシステム解除!」

整備兵「了解!ATS自動ロックシステム解除!!」

黒木特佐「・・・」

黒木特佐がスーパーX3の内の1機のメインパイロット席に座る。

黒木特佐「全機、弾を積めるだけ積んだか?」

青木に通信で聞く。

青木「はい!メーサータンクも戦闘機も冷凍レーザータンクもスーパーX3の超低温レーザーの燃料も目一杯です。
予備の弾薬、燃料も山ほど用意してあります」

黒木特佐「今年度が始まったばかりだと言うのに、これで我々の来年度も予算は0だな。来年度があればがだが」

スーパーX3部隊は滑走路へ移動していく。

青木「きっとありますよ。黒木特佐達や、魔法少女達がいるんですから」

黒木特佐「・・・そうだな。アフターバーナー点火」

スーパーX3の後部ブースターに火が入る。

アナウンス「スーパーX3部隊、離陸されたし。未来への勝利を信じています」

黒木特佐「ありがとう・・・スーパーX3部隊、テイク・オフ」

機甲の翼を広げ空へ飛び立っていくスーパーX3各機。
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/16(木) 01:52:06.65 ID:AP/iIGVW0
>>371

久しぶりでも何でも読んでいただければ嬉しいです。
終わってません。旅行編で2ヶ月、決戦前編で2週間かかってますし、決戦編に入ってまだ戦闘開始してない有様だよ!
こういうのが見たかったと言ってもらえたら感無量です!書いてる方としては感激です!

ありましたねー、てか、そのコミックス、持ってます。自分もそれを思い出しました。ただ、あのマンガでは何故か姿が平成ギドラだったけど。
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/16(木) 01:53:48.51 ID:AP/iIGVW0
今日は此処まで!
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます。
では明日に。
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/16(木) 01:56:57.12 ID:9XnDmiAio
お疲れ様でした。

いよいよギドラ一族との決戦が始まった!!
今ここに、魔法少女達とゴジラ達地球怪獣連合&防衛軍VSギドラ一族の攻防が開始される!
果たして彼女達とゴジラ達はギドラ一族から地球…いや、全宇宙の平和を守ることが出きるのか!!
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/16(木) 01:58:05.60 ID:ZaisCs330

おお幾つものスーパーメカが発進していく
まさに総力戦だ
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/16(木) 02:06:32.23 ID:ZIDtCGmvo


タイミング的に、ディメンション・タイド完成より1日早く来たってことか・・・。
378 :エビラ(九州・沖縄個体)[sage]:2012/02/16(木) 02:08:37.85 ID:k/MoydtAO
お疲れ様でした。

こないだも鯖落ちあったねー。
大丈夫かなここの鯖。

セリフがイチイチ燃えるなぁ。

そこが主さんの特徴とも言えるのだが。



テクモのあの発想ってどこから来たのかね?
特に乳揺れに関してはある意味ナムコ以上の何かを感じるよねww

バレーの奴ニコニコで見てみたけどなんか二つ同時じゃなくて一つずつ別々に揺れてるように見えたしww
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2012/02/16(木) 07:21:59.40 ID:uh8ItCspo
お疲れ様でした
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/16(木) 19:08:42.94 ID:c2cowngAO
ギドラ達に呼応して敵対して来そうな連中の動向も気になるな
これまでの展開を見るに、ヘドラと…あと幾つか敵対しそうなのがいるけど
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2012/02/16(木) 19:10:43.53 ID:Gd4EaOzWo
アレンジ版のナイツの方をリクエストしちゃわない辺りがさやかちゃんの優しさ
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/16(木) 22:58:13.96 ID:AP/iIGVW0
ロリこんばんは。

>>375

始まっ・・・ごめん、まだ始まらない。会話シーンをこなしていかないと・・・。

>>376

こうやってメカを列挙すると、それぞれの活躍を頑張って書かないとなーって思う。出したは良いけど書けるかどうか・・・それが問題だ。

>>377

そうなる。そのタイミングで来させたかった。

>>378

この辺り燃える台詞を書きたかったので燃えてくれたら嬉しい!

テクモのDOAがおっぱい揺れゲーの先駆けだったな。
何処からってそりゃあ、おっぱいは動くと揺れて当然だから、揺らせるようになったから揺らしたんじゃ無いかなぁ。

>>380

敵も味方も色々来る予定。

>>381

これはこれで非想天アレンジだけどね。これが東方曲で一番好き。

再開します
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/16(木) 23:02:43.95 ID:AP/iIGVW0
見滝原、海底マギカ基地、格納庫

見滝原の港から潜水艦に乗って日本刀を持ったゴードン大佐、小室少佐、熊坂教官、尾崎、風間、美雪、杏奈、そしてM機関の兵士達は巨大なマギカの基地の内部へ入り、
通路を通り、エレベーターで広大な格納庫へ。

熊坂「ゴードン大佐の予感、当たりましたな」

ゴードン大佐「困った事に当たったな」

小室少佐「しかし、ゴードン大佐や勘付いてくれた魔法少女の怪獣達のお陰で我々は、こうやって余裕を持って準備が出来ました」

ゴードン大佐「あぁ、気付かなかったら、今頃大慌てしている所だったな」

新・轟天号のデッキの前に行く。そこでは艦のクルー達がゴードン大佐達を待っていた。
近くのデッキには僚艦であるエクレール、火龍、ランブリング。クルー達が敬礼をする。

クルーA「司令部から連絡がありました。準備が出来次第、戦闘態勢に入れとの事です」

小室少佐「準備は、終わったのか?」

クルーB「はい、機龍1号機、2号機は轟天号に、3号機はエクレール、4号機は火龍、5号機はランブリングに搭載、何時でもパイロットが搭乗して戦闘可能です。
ドッグファイターも全機、整備を完了しています。駐屯地ではスーパーX各機の発進準備が、外部の航空基地では支援攻撃の準備が完了したとの事です。以上が我々空軍部隊の戦力です」

ゴードン大佐「それで十分だ。全員艦に搭乗せよ!」

小室少佐・熊坂・尾崎・風間・M機関兵、クルー「了解!!」

日東テレビのキャスターの杏奈以外の全員が新・轟天号に乗り込んで行く。
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/16(木) 23:03:27.60 ID:AP/iIGVW0
新・轟天号、ブリーフィングルーム

尾崎「すぐに敵はやって来ます!早く打って出ましょう!!」

小室少佐「尾崎、感情的になるな。この作戦に失敗は許されない。防衛戦の基本は敵の出方を待ってからだ。それに切り札のディメンション・タイドの完成もまだだ」

ゴードン大佐「ふん、敵の出方を待つ?違うな。早く打って出るぞ」

小室少佐「いや、それは・・・危険過ぎます。モスラ族やゴジラ族の到着を待ってからでも・・・他にも味方になってくれると予想される怪獣がいます。
彼らが揃ってからの方が良いんじゃ無いですか?」

美雪「でも、それは敵も同じよ。時間が経てばヘドラやドゴラと言った怪獣達がギドラ側の援軍として現れる可能性が高いわ。勿論、他の怪獣もね」

熊坂「その時までに敵に損害を与えておかないと、厳しい戦いになるな・・・」

ゴードン大佐「これで決まりだな」

小室少佐「しかし、ディメンション・タイドの完成もまだだと言うのに・・・」

熊坂「小室少佐、ケンカの基本だ」

小室少佐「ケンカの・・・基本?」

ゴードン大佐「敵が本気を出す前に、死ぬ程痛い思いをさせる。俺はキングギドラと戦った事がある。
最初はこっちを舐めてかかって来るだろう。その時に全力で攻撃して痛い目を見せて、俺達を侮った事を後悔させてやる」

風間「俺もそれに賛成です。宇宙を空間転移して来たように敵は何をして来るか解らない、後手に回る方が危険です」

尾崎「珍しく意見が合うな」

風間「不本意だがな」

尾崎「殴って良いよな?」

ゴードン大佐「世界を終わらせる訳には行かねぇ。この戦争には勝つしかない。これは俺達の問題だ。勝って生きるか、負けて死ぬかだ」

小室少佐「つまり・・・こういう事ですか?
これから我々は敵を真正面から迎え撃ち、陸軍、空軍、対怪獣特殊部隊、魔法少女達と連携を取り、出来るだけ損害を与えて、
そしてモスラやゴジラ達、味方の怪獣と協力し、完成したディメンション・タイドも使って、膨大な数の敵の怪獣を全滅させる・・・と」

ゴードン大佐「・・・そうだ」

小室少佐「・・・了解」

敬礼する小室少佐。

美雪「・・・」

熊坂「了解」

風間「了解!」

尾崎「了解」
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/16(木) 23:08:54.80 ID:AP/iIGVW0
383修正

×日東テレビのキャスターの杏奈以外の全員が新・轟天号に乗り込んで行く。

○日東テレビのキャスターの杏奈以外の全員が新・轟天号、エクレール、火龍、ランブリングに乗り込んで行く。
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/16(木) 23:16:15.11 ID:AP/iIGVW0
見滝原、海底マギカ基地、格納庫

新・轟天号の前でゴードン大佐と尾崎が並び、向かい合って美雪と杏奈が立つ。

美雪「気を付けてね」

尾崎「心配してくれるんだ」

美雪「あなたは筋肉バカだから、とんでも無いヘマやらかさないか心配なの」

尾崎「それはご心配どうも」

美雪「私も司令部で出来るだけ敵の弱点を伝えてアシストするから」

尾崎「あぁ、頼む」

ゴードン大佐「しっかり、俺達の戦いをリポートしてくれよ」

杏奈「えぇ、解っているわ」

ゴードン大佐「生き残れ。そして何が起こったか後世に伝えるんだ」

杏奈「・・・生きて戻って来て。必ずよ」

ゴードン大佐「ふっ・・・」

杏奈にニヤッと笑顔を見せるゴードン大佐。

ゴードン大佐「じゃあな」

そしてウィンクして答える。

新・轟天号、ブリッジ

クルーA「ハッチオープン!システム、起動!」

クルーB「αシステム、異常なし」

クルーC「βシステム、異常なし」

クルーD「発信準備、完了」

ハッチが展開していく。

ゴードン大佐「魔法少女のお嬢さん達にメッセージを送れ。空軍は全部隊発進するとな。
これは地球の存亡を賭けた最後の戦いだ。その名も“オペレーション・ファイナルウォーズ”。目的は “ワルプルギスの夜”に勝利する事。轟天号、発進!」

新・轟天号が飛び上がり、エクレール、火龍、ランブリングも海中に発進し、空中へ飛び上がる。
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/17(金) 00:40:39.22 ID:NqMZsn8+0
384修正



新・轟天号、ブリーフィングルーム

尾崎「すぐに敵はやって来ます!早く打って出ましょう!!」

小室少佐「尾崎、感情的になるな。この作戦に失敗は許されない。防衛戦の基本は敵の出方を待ってからだ。それに切り札のディメンション・タイドの完成もまだだ」

ゴードン大佐「ふん、敵の出方を待つ?違うな。早く打って出るぞ」

小室少佐「いや、それは・・・危険過ぎます。モスラ族やゴジラ族の到着を待ってからでも・・・他にも味方になってくれると予想される怪獣がいます。
彼らが揃ってからの方が良いんじゃ無いですか?」

美雪「でも、それは敵も同じよ。時間が経てばヘドラやドゴラと言った怪獣達がギドラ側の援軍として現れる可能性が高いわ。勿論、他の怪獣もね。
その時までに敵に損害を与えておかないと、厳しい戦いになると思う」

ゴードン大佐「これで決まりだな」

小室少佐「しかし・・・」

熊坂「小室少佐、ケンカの基本だ」

小室少佐「ケンカの・・・基本?」

ゴードン大佐「敵が本気を出す前に、死ぬ程痛い思いをさせる。俺はキングギドラと戦った事がある。
最初はこっちを舐めてかかって来るだろう。その時に全力で攻撃して痛い目を見せて、俺達を侮った事を後悔させてやる」

風間「俺もそれに賛成です。宇宙を空間転移して来たように敵は何をして来るか解らない、後手に回る方が危険です」

尾崎「珍しく意見が合うな」

風間「不本意だがな」

尾崎「殴って良いよな?」

ゴードン大佐「世界を終わらせる訳には行かねぇ。この戦争には勝つしかない。これは俺達の問題だ。勝って生きるか、負けて死ぬかだ」

小室少佐「つまり・・・こういう事ですか?これから我々は敵を真正面から迎え撃ち、陸軍、空軍、特別怪獣対策部隊、魔法少女達と連携を取り、出来るだけ損害を与えて、そしてモスラやゴジラ達、味方の怪獣と合流し、完成したディメンション・タイドも使って、甚大な数の敵の怪獣を全滅させる・・・と」

ゴードン大佐「・・・そうだ」

小室少佐「・・・了解」

敬礼する小室少佐。

美雪「・・・」

熊坂「了解」

風間「了解!」

尾崎「了解」
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/17(金) 00:42:29.91 ID:NqMZsn8+0
駐屯地、特別怪獣対策部隊移動基地

科学班の部屋に急いだ様子の桐子が戦闘服で、ヘルメットを抱えて駆け込んで来た。

工藤「なぁ、キングギドラ共がもう来るって本当かよ!?」

桐子「“来る”んじゃ無いわ。“来た”のよ」

吉沢博士と工藤は、さっき宿舎から呼び出されて、此処に着いたばかりだった。

工藤「くっそ・・・3日後じゃ無かったのかよ・・・!こんなに早くどうやって・・・?」

桐子「彼らはブラックホールを開いて、ワームホールを通り、ホワイトホールから出て来たの。潰されないよう、量子化してね」

工藤「マジかよ!!何かの間違いじゃ無いのか!?」

吉沢博士「彼らにそんな技術が・・・!信じられないけど、それをするのが怪獣だものね・・・」

桐子「それにキングギドラじゃありません。ガイガンもです」

吉沢博士「ガイガンはギドラ族が宇宙恐竜を改造して造ったという説があったけど、どうやら本当だったようね」

桐子「それで博士、ディメンション・タイドの完成まで、どれくらい掛かりますか?」

吉沢博士「7・・・いえ、6時間あれば、何とか」

工藤「何とかなるかな・・・?」

桐子「2時間でお願いします」

工藤「はぁ!?出来る訳ないだろ!!」

桐子「自動照準システムは後回しにして、手動で狙えれば良いから」

工藤「メカってもんは、最後は人が仕上げるんだよ!微調整がいるんだ!解っちゃいねーな・・・」

桐子「私は・・・私は博士達の技術を信じます」

頭を下げる桐子。

吉沢博士「解ったわ・・・とにかく、ベストを尽くしてみましょう」

吉沢博士は桐子の肩に手を置く。

吉沢博士「急ぐのよ、工藤君!」

工藤「先生・・・っち、やるしかねぇか!待っててくれよ、魔法少女ちゃん達!!」

工藤は急いでプログラムの入力を始める。そして後から入って来た科学班のメンバーもプログラムの打ち込みを開始する。

吉沢博士「辻森さん、これを」

吉沢博士は桐子に1枚のカードキーを渡す。

桐子「これは?」

吉沢博士「ディメンション・タイドの起動キーよ。これを魔法少女の方に渡して頂戴。
これを何らかのツール、彼女達の場合はソウルジェム、それにインストールすれば、それを持つ魔法少女の方からでもディメンション・タイドを起動できる。照準もそちらからの手動で出来るわ。誰に渡そうか悩んだけど、彼女達に託すのが一番良いと思ったの」

桐子「解りました。必ず渡します。では、私達はグリフォンで出撃します」

吉沢博士「気を付けてね」

工藤「死ぬなよ」

桐子「当たり前よ」

桐子は外に出て、G−グラスパーのパイロット達とグリフォンに乗り込んで飛び立った。
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/17(金) 00:55:44.54 ID:NTF6qDZjo
原作ではガイガンはMハンター星人が改造したんだもんな。
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/17(金) 01:21:36.85 ID:NqMZsn8+0
時間が掛かりそうなので、今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日!
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/17(金) 01:27:18.00 ID:NTF6qDZjo
お疲れ様でした。
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/17(金) 01:28:49.29 ID:JWZks78Jo
乙乙

工藤のオリジナルOSの名前ってどうなってるんだろう?
メガギラスでは後に桐子ちゃんだけど、このSSだと・・・桐子ちゃんのままか、イカ娘か・・・。
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/17(金) 01:35:14.17 ID:zkr81yTV0

ギドラ族の科学力がとんでもないことになってて笑ってしまった
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/17(金) 01:56:02.99 ID:Asu7t6gAO


無機物と生物の融合ならスペゴジだって同じだし、
この世界のガイガンはギドラ族の一部が無機物と融合して進化を試みた結果の産物なんだろう…

と強引に解釈してみる
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方)[sage]:2012/02/17(金) 02:13:12.63 ID:0MM3X5vVo
手がハサミになってる宇宙人でさえあの科学力なんだから特撮ではよくあること
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/17(金) 02:15:30.70 ID:oHJEcttW0
乙です。
初代ガイガンがギドラに改造されてたとは・・・。

この設定を見てるとスレチですがウルトラマンタロウで改造超獣や怪獣を操ってたヤプールとか、
グリッドマンの改造メカ怪獣の辺りを思い出すので設定的にかなり熱いな〜、と思います。

>>373
あれゴジラが台詞言うからかなり人間くさかったような・・・。
ラスボスが怪獣物の王道って感じだったので印象に残ってます。
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2012/02/17(金) 03:22:05.49 ID:7eEu/fIQo

>>1は伊藤静も読むのか?
>>384のケンカの基本って読んだ覚えがあるぞww
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2012/02/17(金) 07:42:53.58 ID:UGNQV2Ato
お疲れ様でした
399 :名無しのエビラ(九州・沖縄個体)[sage]:2012/02/17(金) 10:07:36.19 ID:fHDELPeAO
お疲れ様でした。

昨日(今日)見るの忘れてしもうたよ……。

今回は軍の方を描いてるのかぁ。

原作でもそうだけど音無杏奈はなんでいるんだろうと思ってしまう。ごめん。
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県)[sage]:2012/02/17(金) 10:52:28.20 ID:ERCqBlb10
乙であります。
今回の移動の仕方はブラックホール第3惑星人やキラーク星人が関与してる可能性もあるよなこれは・・・



轟天号も出てきたので燃料投下?

漫画版、新・海底軍艦のイタリア艦を除くラ級戦艦イラスト一覧
http://blogs.yahoo.co.jp/y_sirais/11460490.html

各艦のスペックは轟天号のウィキ内にあります
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BD%9F%E5%A4%A9%E5%8F%B7

アニメ新・海底軍艦OP曲+α
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14472960
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/17(金) 23:32:38.45 ID:NqMZsn8+0
ロリこんばんは。遂に念願のGMKギドラのソフビを手に入れたぞ!!

>>392

原作どおり桐子ちゃんのつもりだったけど、あー、そうか、イカちゃんもありか・・・。

>>393

超科学力を持つ怪獣ってのもありだと思うんだ。

>>394

直接改造したのではなく、機械と融合しようとした結果・・・そういうのもあるのか。

>>395

うん、よくある事。

>>396

熱いと思ってもらえたら良かったです。昭和ガイガンを参戦させたいが為の無茶な設定だったんだけど。

鳴き声の後にカッコで台詞なんだよね。キングギドラの鳴き声がえらく読み難かった。
ラスボスのキングゴジラはジャンボキングやタイラントのような合成怪獣だったなぁ。見た目も凄いが、設定がもっと凄かった。

>>397

伊藤静というか、カードゲームのモンコレをほぼ開始当初からやってて、その関係であのマンガを読んだ。

>>399

こっちは原作でいたからだけど、原作では何でいたんだろ?

>>400

実は関与してない。

相変わらず新・海底軍艦は意匠がスパロボ的だなぁ。もう、ロボット搭載しちゃおうぜ!
実際、クロガネもこんなデザインだし。

再開します
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/17(金) 23:36:19.88 ID:NqMZsn8+0
見滝原、中央公園

私、姉さん、かずみ、海香、カオル、ニコ、みらい、サキ、あやせ、ルカ、すみれ、こまち、ひより、クレア、エリーゼ、イカ娘はこの公園で別れた皆と合流すべく待つ。
キーべえとジュゥべえはシェルター内で別れて、司令部の方へ走って行った。
街では一部電源を除いて電気た水道は遮断され、地下シェルターの方へ回っている。だから街灯も全て消え、水も出ない。コンビニの商品も自動販売機も全て地下シェルターへ運び込まれた。真っ暗な街、わたし達以外は人1人いない。
星1つ無い夜で、辺りは遠くから聞こえる兵器車両の走る音以外は完全な静寂に包まれている。
それと皆のガールズトーク。

みらい「そしたら、その後、カオルがな?」

かずみ「うんうん?」

カオル「ちょっと、みらい!その話はかずみが折角忘れてるのに!!」

みらい「んぐ!?」

カオルが慌ててみらいの口を塞ぐ。

海香「実は・・・」

カオル「ぎゃー!止めろー!!」

こまち「あっはははははは!」

ひより「あはははははは!」

ニコ「んくくくくくくく・・・!」カチカチ

公園のベンチに寝転んでスマートフォンを弄りながら話しに加わっているニコ。

あやせ「あっはっはっは!マジで!?」

すみれ「もうマジマジ!大マジですよ!!」

イカ娘「それは傑作でゲソ!!」

私も話したりしていると、杏子、ゆま、あいりが来た。

杏子「よお、遅くなったか?」

サキ「いや、まだ時間には余裕があるようだ」

ゆま「皆ー、来たよー!」

ひより「うん、一緒に頑張ろうね」

あいり「まどか達は?」

かずみ「まだみたい」

杏子、ゆま、あいりが来たから、後はまどか、さやか、織莉子、キリカ、里美ね。
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/17(金) 23:38:47.49 ID:NTF6qDZjo
ん?いつもはロリこんばんはと言ってくるのに。
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/17(金) 23:58:23.03 ID:NqMZsn8+0
マミ「ねえ、ほむら」

ほむら「何、姉さん?」

マミ「私とあなたが出会ったのも、この公園だったわね」

ほむら「そうだったわね」

あの時、花獣ビオランテに囲まれて、まどか、さやかと危機に陥ったのを、姉さんとキングギドラが助けてくれた。

マミ「あれから色んな事があったわね。2ヶ月くらい前なのに、もう随分と前だった気がするわ。あなたとはずっと一緒にいるみたい」

ほむら「そうね。というか、私は実際、あなた達とは長い間過ごして来たのだけれど」

マミ「そうだったわね。本当に、大変だったのね」

ほむら「ええ、でもそう感じるにはまだ早いわ。これから今までで最大の危機を乗り越えなければならないんだもの」

マミ「今までで最大、か・・・ねぇ、ほむら、今の内に言っておくわ。ありがとう」

ほむら「何に対してのありがとうなの?」

マミ「色々、全部よ。一緒に戦う仲間になってくれた事、私を助けてくれた事、鹿目さんや美樹さんを助けてくれた事、
杏里さんやかずみさんと一緒に戦えるようにしてくれた事、私の妹になってくれた事・・・それに、私達の世界に来てくれた事」

ほむら「全部私がしたかったからした事よ。礼を言われる事ではないのだけれど・・・それに家族でそんな風に気を使うのは変じゃないかしら」

マミ「ふふっ、あなたは何時もそうね。自分がしたい事だから礼は良いって。でも、私はとっても感謝してるのよ?どんなにしてもし切れないくらいにね」

ほむら「じゃあ・・・どう致しまして」

マミ「ええ。それと、これからもよろしくね」

ほむら「こちらこそ」

私と姉さんはお互い、右手を伸ばして握手し・・・その後、私は身体を密着させて抱き合った。

マミ「ほむら、好きよ・・・大好き」

ほむら「私も姉さんが大好きよ。愛してる」

仲間として、家族として、恋人として。姉さんは何時もみたいにとても暖かい。この温もりを、私は決して失いたくない。
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/17(金) 23:59:27.14 ID:NqMZsn8+0
キリカ「おー、相変わらずアツイねー、お2人さん」

ほむら「ええ、そうなの」

織莉子、キリカ、里美が来たわ。

織莉子「こんばんは」

エリーゼ「ええ、こんばんは」

里美「ほむらちゃんとマミちゃんはとっても仲良しさんね」

ルカ「ほむらさんはマミさんにこの所、何時もべったりですもんね」

マミ「ほむらは甘えん坊だものね?」

ほむら「そうよ、私はとっても甘えん坊なの」ギュー

更に姉さんを抱き締める。女の子の柔らかい身体でありながら、確かに感じるしなやかな筋肉の感触。
華奢、と言う言葉は程遠い、頼もしさを感じる。

織莉子「私もほむらさんみたいな妹が欲しいですね」

ほむら「なら、あなたも私の姉になってくれる?織莉子姉さん?」

マミ「!?」

織莉子「ふふっ、それも良いですね」

マミ「駄目よ!ほむらは私の妹なの。幾ら美国さんでも渡せないわ」ギュッ

姉さんが私を強く抱き締める。

織莉子「あら、残念ですね」

里美「お姉様!お姉様には私がいるじゃ無いですか!」

織莉子「そうだったわね。里見と言う妹がいるものね」

キリカ「んじゃあ、私がほむほむのお姉ちゃんになっちゃおうかなっ!?」

ほむら「良いわよ、キリカ」

キリカ「あれ?何で私は普通に呼ばれちゃうん?」

ほむら「あなたが姉でも、姉さんって柄じゃ無いもの。どっちかって言うと妹だわ」

キリカ「またそうやって君は私を子ども扱いするー!!」ウガー

あいり「あんたはそういう所が子どもだって言うんだろ」

ゆま「モモの方が大人だね」

キリカ「がーん・・・」

杏子「擬音を口で言うな」
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/18(土) 00:19:48.14 ID:+1cYI+7R0
>>403

401に書いてるでよ
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/18(土) 00:33:23.23 ID:l2WJIocso
>>406
ああっ!今気づいた!特定の書き込み以外のワードNGにしてたからかな?
ほかのスレを読んでて不快なことがあったからつい。
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/18(土) 02:07:35.59 ID:+1cYI+7R0
クレア「後は、まどかさんとさやかさんと・・・」

マミ「キュゥべえね」

杏子「あむ・・・さやかは逃げたんじゃねーの?口じゃででかい事言うけどヘタレだからな」モゴモゴ

杏子が手に持った2本のダンゴの内、1つを食べる。

かずみ「杏子、その言い方は無いと思うよ!さやかだって凄く強いのに!!」

ほむら「かずみ、杏子は大好きなさやかに、危険な戦場に来て欲しくないのよ」

杏子「なっ!ちげーし!!」

マミ「この状況で、力があるのに戦わないのは見逃す訳にはいかないわ。逃げたのなら、リボンで縛り上げてでも連れて来るわよ」

姉さんはその辺り、シビアで容赦ないからね・・・。

杏子「あむ・・・そうか?あたしはビビっちまうような奴は置いてって良いと思うけどな」モゴモゴ

言いながらダンゴを食べる杏子。

キリカ「と言うのは、さやさやには安全な所にいて欲しいから・・・あんこは愛するさやさやを想って、口が悪くなってしまうのであった」

杏子「変なナレーション入れるんじゃねぇ!!今更逃げ出すような奴は足手纏いだから要らねぇって言ってるんだよ!!」

さやか「誰が足手纏いだって?」

さやかが来たわ。

ほむら「来たのね」

さやか「当たり前でしょー。皆が頼りにしてる、あたしがいないと勝てないじゃない?」

ほむら「ふふっ、そうね」

織莉子「頼りにしてますよ」

杏子「あ、さやか、今のは・・・」

さやか「解ってる。確かに今逃げちゃうような奴は足手纏いだよね」

杏子「いや・・・えっと・・・」

ゆま「キョーコはサヤカが心配なんだよ!出来れば安全な所にいて欲しいって!!」

杏子「違うっつってんだろ!」

さやか「なーんだ、そっかー。杏子ってやっぱり優しいね」

杏子「そんなんじゃねぇよ!」

さやか「ありがとう。でも、あたしも戦うよ。大丈夫、今のあたしならあんた達の足手纏いになったりしない。自信があるよ」

杏子「あ、あぁ・・・頼むよ」

カオル「すみれ、杏子って素直じゃ無いねぇ」ヒソヒソ

すみれ「あ、うん・・・そうだね・・・(ま、牧さんの顔がこんな近くに・・・)」ドキドキ

海香「こっちはこっちで中々素直になれないみたいねぇ」

みらい「誰が?」

かずみ「何の話?」

ニコ「解らないなら、解らなくて良し」

サキ「後はまどかとキュゥべえだけか」

あやせ「もうすぐ来るんじゃ無いの?」

ルカ「と言っている間に来られましたよ」

まどか「皆、お待たせー!」

QB「やぁ、遅くなったね」

まどかとインキュベーターの姿になったキュゥべえが走って来たわ。
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/18(土) 02:09:43.26 ID:+1cYI+7R0
クレア「これで全員揃いましたね」

まどか「という事は私達が最後ですか?」

QB「・・・でもないみたいだね」

結城「急げよ、お前ら」

新城「解ってますって!!」

佐藤「早く行かないと、佐々木大尉に何言われるか解ったもんじゃねぇや」

当ててた様子の結城さん、新城さん、佐藤さんが出入り口から出て来て、公園の外に停めてあった、軍のジープに向って走って行く。

結城「よう」

途中で結城さんが私達に気付いて手を挙げる。

ほむら「どうも」

まどか「こんばんは!」

私達も一礼したり、手を挙げて答える。新城さんがこっちに走って来て私達の前に立った。

新城「魔法少女達、忘れないでくれ!君達が強大な力を持ち、君達に比べて俺達は僅かな力しか無いとしても、決して君達だけを戦わせるつもりはない!一緒に地球を守ろう!!」

マミ「はい」

織莉子「勿論です」

サキ「あなた方の力も当てにしています」

エリーゼ「お気をつけて、御武運を」

新城「君達も!」

佐藤「・・・何、口説いてんだよ?」

新城「え?いや、そんなつもりは・・・」

佐藤「皆!後でな!!」

佐藤さんが手を挙げる。

さやか「はい!」

かずみ「うん!」

杏子「あんたらも死ぬなよー」

結城「じゃ、戦場でな」

カオル「はい!会いましょー!」

海香「ええ、共に戦いましょう」

結城さん、新城さん、佐藤さんがジープを走らせて駐屯地へ向って行った。
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/18(土) 03:45:16.85 ID:+1cYI+7R0
マミ「さて、私達もそろそろ行きましょうか」

織莉子「そうですね、ゴードン大佐から発進の連絡を受けましたし」

サキ「海軍部隊は既に展開を完了、陸軍部隊も今、配置に付きつつあるな。そろそろか」

イカ娘「出発でゲソか?私は何時でも良いでゲソ!!」

すみれ「待ってください、何か来ますよ」

広い公園の上に大きな戦闘機が来て、公園の中に垂直着陸した。

エリーゼ「あれはG−グラスパーの戦闘機、グリフォンだわ」

クレア「という事は辻森さんでしょうか?」

あいりの言った通り、コクピットが開き、辻森さんが降りて来る。そして私達の姿を認めて、こっちに近付いて来た。

ほむら「どうかしましたか?辻森さん」

辻森さんは私達を真っ直ぐに見据え、真剣な面持ちで語り出した。

桐子「あなた達に報告よ。世界の一部では、既にキングギドラ、ガイガンの大群と防衛軍との戦闘が開始されているわ」

まどか「もうですか・・・」

あいり「遂に始まったか」

桐子「しかし・・・怪獣を相手に、人類の戦力が如何ほど通用するものか・・・決戦のカギを握るのはやっぱり、怪獣と共に戦い、同じ力を行使出来るあなた達、魔法少女だわ」

私達は頷き返す。桐子さんの顔が憂いに曇る。

桐子「申し訳無く思っているわ・・・あなた達に全てを背負わせるような形になって・・・」

杏子「何言ってんだよ。あたし達が勝手にやるだけだよ」

ゆま「そうだよ!ゆま達は、大切な物を守る為に戦うだけだよ!!」

みらい「もうそれは言いっこ無しだぜ!!」

3人は言って笑う。桐子さんは弱々しく笑い返した。

桐子「私には、もうあなた達に未来も命運も託すより術は無いわ。・・・これを」

桐子さんが私達に1枚のカードキー?を差し出した。

マミ「これは?」

桐子「ディメンション・タイドの起動キーよ。これをツールにインストールすれば、私達の承認無しに、ディメンション・タイドを撃つ事が出来るわ」

マミ「ブラックホール・キャノンの起動キー!?」

桐子「制御の方も大丈夫よ。今、そのプログラムも入力していて完成には2時間は掛かりそうだけど・・・存分にあの侵略者共に極めてやって!」

マミ「はい、確かに受け取りました」

姉さんがそれを受け取る。特別怪獣対策部隊の人達の・・・吉沢博士や工藤さんの願いが込められた鍵。

桐子「私達もこの戦闘機、グリフォンで戦うわ。皆・・・どうか、世界の未来をよろしくお願いします」

言って深々と私達に頭を下げた。それに私達は力強く頷き、返事を返した。
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/18(土) 03:47:18.64 ID:+1cYI+7R0
修正



マミ「さて、私達もそろそろ行きましょうか」

織莉子「そうですね、ゴードン大佐から発進の連絡を受けましたし」

サキ「海軍部隊は既に展開を完了、陸軍部隊も今、配置に付きつつあるな。そろそろか」

イカ娘「出発でゲソか?私は何時でも良いでゲソ!!」

すみれ「待ってください、何か来ますよ」

広い公園の上に大きな戦闘機が来て、公園の中に垂直着陸した。

エリーゼ「あれはG−グラスパーの戦闘機、グリフォンだわ」

クレア「という事は辻森さんでしょうか?」

あいりの言った通り、コクピットが開き、辻森さんが降りて来る。そして私達の姿を認めて、こっちに近付いて来た。

ほむら「どうかしましたか?辻森さん」

辻森さんは私達を真っ直ぐに見据え、真剣な面持ちで語り出した。

桐子「あなた達に報告よ。世界の一部では、既にキングギドラ、ガイガンの大群と防衛軍との戦闘が開始されているわ」

とうとう、戦いが始まったのね。

まどか「もうですか・・・」

あいり「遂に始まったか」

桐子「しかし・・・怪獣を相手に、人類の戦力が如何ほど通用するものか・・・
決戦のカギを握るのはやっぱり、怪獣と共に戦い、同じ力を行使出来るあなた達、魔法少女だわ」

私達は頷き返す。桐子さんの顔が憂いに曇る。

桐子「申し訳無く思っているわ・・・あなた達に全てを背負わせるような形になって・・・」

杏子「何言ってんだよ。あたし達が勝手にやるだけだよ」

ゆま「そうだよ!ゆま達は、大切な物を守る為に戦うだけだよ!!」

みらい「もうそれは言いっこ無しだぜ!!」

3人は言って笑う。桐子さんは弱々しく笑い返した。

桐子「私には、もうあなた達に未来も命運も託すより術は無いわ。・・・これを」

桐子さんが私達に1枚のカードキー?を差し出した。

マミ「これは?」

桐子「ディメンション・タイドの起動キーよ。これをツールにインストールすれば、私達の承認無しに、ディメンション・タイドを撃つ事が出来るわ」

マミ「ブラックホール・キャノンの起動キー!?」

桐子「制御の方も大丈夫よ。今、そのプログラムも入力していて完成には2時間は掛かりそうだけど・・・存分にあの侵略者共に極めてやって!」

マミ「はい、確かに受け取りました」

姉さんがそれを受け取る。特別怪獣対策部隊の人達の・・・吉沢博士や工藤さんの願いが込められた鍵。

桐子「私達もこの戦闘機、グリフォンで戦うわ。皆・・・どうか、世界の未来をよろしくお願いします」

言って深々と私達に頭を下げた。それに私達は力強く頷き、返事を返した。
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/18(土) 03:49:24.15 ID:+1cYI+7R0
修正

×あいりの言った通り、コクピットが開き、辻森さんが降りて来る。

○クレアの言った通り、コクピットが開き、辻森さんが降りて来る。
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/18(土) 04:35:23.00 ID:l2WJIocso
ありゃ!もう4時切ったか!
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/18(土) 04:46:33.10 ID:+1cYI+7R0
マミ「これはあなたに渡しておくわ」

姉さんが私にディメンションタイドの起動キーを渡す。

ほむら「え・・・?これを私に」

てっきり姉さんが使うものだと思っていたけれど。

ほむら「良いの?」

マミ「時間停止能力を持つあなたと、この武器はとても相性が良いでしょう。確実に極めるなら、あなたが使うのが一番だわ」

まどか「そうですね。ほむらちゃんなら、完璧なタイミングで使ってくれそうだし」

さやか「あたしだと下手なタイミングで撃っちゃって、1時間撃てないーとかになっちゃいそう」

キリカ「ほむほむが使うなら安心だねっ!」

織莉子「ええ、安心して任せられます」

ほむら「そう言うなら、私が使わせてもらうわ」

私はカード型の起動キーを量子化させ、光となったそれはソウルジェムに吸い込まれ、インストールが完了する。

キリカ「最終決戦前に必殺武器追加!良くある事だね」

あやせ「良くある事なの?」

ルカ「はぁ・・・多分」

QB「・・・ほむら、まどか、さやか」

ほむら「何?」

まどか「うん?」

さやか「どしたの?」

QB「不謹慎かも知れないけど、君達と出会ってからの日々はとても楽しかったよ」

ほむら「私もよ。最初は殺そうとしてしまったけれど、この世界でキュゥべえ、あなたと出会えて良かった」

まどか「私もだよ」

さやか「あたしだってそうだよ!今まで色々ありがとう!」

QB「・・・こちらこそ」

カオル「ちょっと、何これで最後みたいな事言ってんの?」

みらい「そうだぜ!ボク達はこれからだろー!!」

すみれ「こんな所で終わったら堪らないわ」
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/18(土) 04:47:02.66 ID:+1cYI+7R0
サキ「その通りだ。かずみには夢があるんだったね」

かずみ「うんっ!」

ニコ「じゃあ、何としてでも勝つぞ」

里美「勿論、全員生きてよね」

ニコ「当然」

海香「かずみの夢って?」

かずみ「秘密!」

海香「教えてよ。私達親友じゃない」

かずみ「終わったら教えてあげるよ!」

杏子「あむ・・・マミ、そろそろ行こうぜ」モゴモゴ

杏子がダンゴの最後の1個を食べ、持っていた2本の串を投げると“LOVE Me Do \(* ´з`*)/”と壁に書かれた落書きに投げて突き刺す。

マミ「そうね。皆!これからの戦いは、今までに無い過酷なものとなるでしょう。でも、敢えて言うわ・・・死んだら駄目よ!!全員で生きて勝利と未来を掴むの!!」

ゆま「うん!」

ひより「はいっ!」

あいり「当然だ」

こまち「その為に私達が来たのよね」

エリーゼ「私達は負けられないわ」

クレア「ええ、あなたの妹の為にもね」

あやせ「ふっ、この私とルカがいるんだから楽勝よ、楽勝」

ルカ「楽勝だと良いのですけどね」

イカ娘「さぁ、最終決戦といこうじゃなイカ!!」

QB「皆、行くよ!!」

そしてイカ娘以外の私達は、ソウルジェムを掲げて、魔法少女に輝く電撃の変身!勝利のエナジー!この漲る力!!
やって来なさい、地獄の怪獣達!ワルプルギスの夜!!私達の無敵の咆哮で蹴散らしてやるわ!!
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/18(土) 04:49:11.93 ID:+1cYI+7R0
今日は此処までで!
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは出来れば明日の昼過ぎくらいに!
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/18(土) 04:56:12.12 ID:l2WJIocso
お疲れ様でした。
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/18(土) 05:09:38.98 ID:QT2bDafDO
>>415
マミさん……それ人類の未来への為に死ではない突貫をした人の台詞や……

419 :名無しのエビラ(九州・沖縄個体)[sage]:2012/02/18(土) 09:02:12.29 ID:atPRJ5iAO
お疲れ様でした。



「負けたら世界の終わり」みたいなのもよくあるよね。

それが厨二心をくすぐる。

これぞ正にファンタジー。
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/18(土) 10:58:22.10 ID:ThXPYIneo


>LOVE Me Do \(* ´з`*)/

くそっ、顔文字に突き刺したいwwwwww
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2012/02/18(土) 11:00:10.08 ID:UNvSBgzro
お疲れ様でした。
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/18(土) 13:16:07.26 ID:5GnVXjCAO


もっと濃厚なマミほむを見たいというのに邪魔をするような
無粋なギドラ共はゴロザウルスに蹴られて地獄に落ちるべき
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/18(土) 17:58:38.15 ID:+1cYI+7R0
ロリこんにちは。うーむ、書きたい事が整理出来て無いから時間が掛かる・・・。

>>418

あの人の台詞をパロってみた。アレはカッコいい!

>>419

よくあるよね。というか、スーパー系ロボットのラストは大体それ。

>>420

これまどマギ原作であんこちゃんが串を投げてた顔文字。

>>422

ゴロザウルスも参戦する予定。

再開します
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/18(土) 18:02:41.41 ID:+1cYI+7R0
見滝原、郊外

見滝原に住む鳥という鳥が、羽根を持つ昆虫と言う昆虫が、一斉に飛び立った。
獣という獣が、羽根を持たない虫という虫が、一斉に駆け出した。
危険からほんの少しでも遠のく為に。野性の本能は識っている。
それらがあまりにも強大であり強壮であり狂気であると識っている
それらが途轍も無く狂暴であり凶暴であり強暴であると識っている。
それらが有り得ないほどに絶大であり絶対であり絶望であると識っている。
野生の本能・・・死に恐怖し、死の臭いを敏感に嗅ぎ取る智慧(ちえ)は何よりも正しい。
野生動物達が逃げ出す、その方向に防衛の中心である地下シェルターは存在した。

見滝原の空軍が展開していない郊外高空、星の無い夜の静寂を引き裂き、悠然と行く多数の巨大な威容、超音速で地表へ向う。大気は激震している。

キングギドラ「フィロロロロロロロロ!!」

ガイガン「ディァアアアアアアーーイッ!!」

吼える。その狂気であり凶器であり狂喜である咆哮を耳にして、逃げ遅れた鳥達が口と目から血を噴き出しながら絶命した。
足の遅い獣達は泡を吐いて痙攣しながら息絶えた。間に合わなかった昆虫や虫は全身の血が高温になり、身体が耐え切れず爆ぜ飛んでいく・・・狂死したのだ。
金色と赤色の閃光が走った。キングギドラの引力光線と、ガイガンのレーザー光線。何十体のそれから放たれた破壊をもたらす閃光が街に雨のように降り注ぐ。

メーサー戦車隊隊長「黒木特佐、奴らが仕掛けて来ました!」

黒木特佐「慌てるな。まだ奴らにはこちらが見えてない。建物に隠れて奴らに見付かるな」

黒木特佐の言う通り、キングギドラとガイガンはまだ防衛軍が視界と射程の外で、適当に光線を撒き散らしているだけ。その殆どは郊外の地面に当たって爆発を起こし、地面を砕き、爆破して割るだけ。
いたずらに破壊を愉しみながら、地上に近付いた所でその金色の翼をはためかせて速度を緩めて、
キングギドラとガイガンの半数が地響きを起こして地面に降り立ち、他の半数は未だ低空を飛び交っている。

キングギドラ「フィリリリリリリリリ!!」

ガイガン「ディギァアアアアーーーイッ!!」

キングギドラとガイガンの空と陸からの市街への進撃が始まった。

黒木特佐「奴の進路からして、目標は・・・地下シェルターのある市街か」

スーパーX3サブパイロット「何故、奴らは其処を狙うのでしょうか?」

後部座席から黒木特佐に話しかける。

黒木特佐「奴らの考えなんて解らん」

フルメタルミサイルランチャー戦車隊隊長「仕掛けますか!?」

黒木特佐「いや、まだだ」
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/02/18(土) 18:59:03.16 ID:l2WJIocs0
atPRJ5iAOよ!
厨とあまり関係ない作品のこと言うんじゃねぇぞ!
専ブラ使ってるこっちの身にも考えろ!
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/18(土) 19:03:11.71 ID:5GnVXjCAO
>>425
概ね同意するがお前も少し落ち着け
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/18(土) 19:28:06.24 ID:+1cYI+7R0
見滝原市街上空

新・轟天号ブリッジ

クルー「艦長!レーダーの探知圏内にて、巨大飛行物体の反応を多数確認!」

ゴードン大佐「・・・」

小室少佐「近付いて来ます・・・巨大な・・・巨大過ぎる反応。間違いありません、キングギドラとガイガンです」

空が、輝いた。

キングギドラ「フィロロロロロロロロロ!!」

闇色の空を、昏い金色とブルーグレーに染めゆく巨体。空を埋め尽くす悪の大軍団。

ゴードン大佐「お客さんだ。盛大に歓迎してやるぜ!!」

直後、悪の怪獣の群れを迎え撃つかのように、別の怪獣の群れが音速を軽く超える速度で急行して来た

クルー「・・・!?更に別方向から高速でギドラ族に猛迫する多数の巨大飛行物体を確認!この反応は・・・モスラです!モスラ達が来てくれました!!」

“海の守護神 モスラ”

“空の守護神 モスラ”

“緑の守護神 モスラ・レオ”

モスラ(GMK)「キィエアッ!!」

海の守護神モスラは紫色に輝く目と羽の紫色の模様、そして白い身体が特徴的で翼長は180メートル。

モスラ(FW)「キュエアアッ!!」

全体的に長く美しい体毛を風になびかせる、翼長216メートルの大型の空の守護神モスラ。

モスラ・レオ「キィアアッ!!」

この緑の守護神のモスラは翼長は160メートルとやや小柄で先の尖った緑と赤の羽根を持つ。

レインボーモスラ「キィアァッ!!」

大きさこそ緑の守護神モスラと同じだが、強力な上位の力を持つ虹の守護神モスラ達も

モスラ(平成)「キィイッ!!」

翼の先端が他より丸く、幅が広い翼長175メートルの幽玄巨蛾モスラ達もいる。

“巨大蛾怪獣 モスラ”

モスラ(昭和)「キイイィッ!!」

そのモスラ達の中で圧倒的に巨大な存在が1体。身長140メートル、翼長210メートル、全長も300メートルの大型の怪獣であるキングギドラですら霞むほどの巨体。
翼長は500メートルと長さだけなら、これを凌ぐのは触手を伸ばしたビオランテくらいしか存在しない、ヤマタノオロチと並ぶ最大級の怪獣。それはモスラ族の長老。老齢期でありながら、故郷である地球を守る為、力を振り絞って決戦に臨む。

そしてもう1体の唯一であり、絶対の存在。

“永久の守護神 エターナル・モスラ”

エターナル・モスラ「キィイアァッ!!」

黒色の空を切り裂く白い閃光。それは先頭を飛ぶモスラ族の女王。白い翼に橙の模様、青の縁取り。翼長150メートルとやや小さい身体に絶大な力を秘めた最強のモスラ。

キングギドラ「フィロロロロロロロロロ!!」

ガイガン「ディァアアアアアアーーイィッ!!」

竜達が、吼える。虫如きが我らに牙剥くか、と。

宇宙の悪ある怪獣族を迎え撃つは、地球の善なる怪獣族。数は数十とギドラ族の半数に満たない。だが、その雄大な極彩色の巨体と、そこから感じる自然の強大なる力は、悪に恐怖していた兵士達の心を震わせ闘志に火を点けるのに十分だった。

ゴードン大佐「全艦、一斉射撃翌用意!たっぷりとご馳走してやれ!!ドッグファイター隊は離艦準備だ!」

熊坂「了解!各員、モスラ達の援護だ!急げ!!」

ドッグファイターの内の一機のコクピットでパイロットスーツを着込み、ヘルメットを掴んだ熊坂教官が通信機に叫ぶ。

新・轟天号、エクレール、火龍、ランブリングから続々とM機関兵の乗ったドッグファイターが発進する。
史上最大スケールの大空中戦が始まろうとしていた。
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/18(土) 19:28:33.96 ID:+1cYI+7R0
ちょっと飯とかで外します
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/18(土) 19:34:07.93 ID:l2WJIocso
うお!歴代モスラがついに来たあぁぁぁぁぁぁ!!
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/18(土) 20:13:25.63 ID:l2WJIocso
この辺のシーンで6500万年前の戦い、再びが脳内再生された。
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/19(日) 00:22:50.46 ID:4SzKWae20
遅くなった・・・再開します



見滝原沖、巡洋艦あいづ、ブリッジ

宮下中佐「立花司令!崎田艦長!キングギドラとガイガンです!!」

崎田大佐の副官であり、旗艦あいづの副長である宮下大佐が報告する。

ゆうぎり艦長「攻撃しますか?」

巨大空母ゆうぎりの艦長からの通信。

立花准将「いや、待つんだ。何故、奴らは仕掛けて来ない?こちらを恐れているという訳ではあるまいに・・・」

キングギドラ「・・・」

ガイガン「・・・」

キングギドラとガイガンの群れは、ゆっくり旋回したり、或いはその場で滞空し、進撃して来る様子は無い。

潜水艦隊提督「立花司令!奴ら、こちらの長距離対空ミサイルの射程内に入った!そちらが仕掛けないのなら、1番槍はこちらが貰うぞ!!」

見滝原の海は防衛軍の潜水艦によって埋め尽くされていた。その潜水艦隊を率いる提督の潜水旗艦からの通信だった。

立花准将「待て!様子がおかしい!!」

潜水艦隊提督「全艦、長距離対空ミサイル一斉射!!怪獣共の血で海を真っ赤に染めてやれ!!」

提督の声と同時に。外し様の無い巨大目標に向って一斉攻撃。発射された何百発の対空ミサイルはその殆どが空に飛び上がる前に爆発した。

潜水旗艦ソナーマン「ミサイルは水中を移動中殆どが爆発した模様!!」

爆発は相次ぎ、海中を大量の水泡で埋めていく。

潜水艦隊提督「な・・・何だ!?何が起こったと言うのだ!?」

発射されたミサイルを噛み潰し、殴り壊し、尻尾で叩き潰したのは・・・トカゲ?恐竜?否怪獣。100もの怪獣の群れが深海から昇って来た。
それは潜水艦隊の真下から急速浮上、潜水艦隊を追い抜き、恐るべき水中スピードで対空ミサイルの発射とほぼ同時に破壊した。

ジラ「グルルルルルルルルル・・・!」

潜水艦艦長「・・・巨大海蜥蜴(ジラ)共か!!」

別の潜水艦の艦長が忌々しげに怒鳴る。

潜水艦クルーA「マグロでも食ってろよ・・・!!」

潜水艦艦長「狙え!あんな脆い奴ら、対怪獣魚雷一撃で終わりだ!!」

潜水艦クルーB「駄目です!速度が速く・・・それは何とかなるのですが、下手に撃つと僚艦に当たる危険が・・・!!」

魚雷に匹敵するスピードでジラの群れは深海を自在に泳ぎ回って潜水艦隊を翻弄する。

ジラ「ガアアアアア!!」

ジラが潜水艦の装甲を爪で殴る。しかし、如何に怪力を誇るジラとはいえ、怪獣の光線の直撃にも耐えうる装甲を1回で破る事が出来る筈も無い。
しかし、潜水艦は大きく揺れる。装甲が耐えられても衝撃で内部機器が破壊される恐れがある。
それに頑強な装甲と言えども、5万トンもの体重を活かした体当たりでは歪む。そこに爪をかけられて剥がされたら浸水して沈む事になる。

潜水艦艦長「ええい、鬱陶しい!!」

潜水旗艦ソナーマン「!7時の方角より急速接近する未確認物体あり!!こ、これは・・・でかい!!200メートルはある・・・!そ、それも・・・1つじゃない!!」

潜水艦隊提督「これ以上何が現れるってんだ!?・・・なっ!こいつらは・・・!!うわああああああああああ!!」

ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

海が激震し、遠来の如く、地鳴りの如く、轟音が響く。キングギドラとガイガンの後ろに広がる水平線が空との境界を失っていた。
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/19(日) 00:25:42.46 ID:4SzKWae20
ザバァアアアアアアアア!!

爆音が轟く。

立花准将「!?」

あいづのブリッジからでもはっきりと視認出来るほどの巨大な水柱が何十も上がった。
水平線が迫り上がる。

崎田大佐「何だ!?大津波か!?いや・・・違う!!」

宮田中佐「こ、この反応は・・・っ!!か、艦長!!」

水平線は穢れ切った鈍い銀色と灰色と黒色と・・・所々は赤黒い色で染められ、異形の色に粘ついていた。
怒涛となって押し寄せるそれは、何十何百もの巨大な影。大海を汚染し、波を巻き上げ蹴散らし、押し寄せる。
その1体1体の巨大さや、かくや・・・

護衛艦艦長「全長200メートル!?か、怪獣だ!怪獣の群れが押し寄せて・・・!!」

駆逐艦艦長「な・・・何なんだ・・・!?何なんだよ、あれは!?こんな事が有り得て良いのかよ!?」

立花准将「ヘドラ・・・あの忌まわしい公害怪獣とその眷属たる汚染怪獣・・・!ギドラ達に呼応したのか!!」

BGM
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14369108

ヘドラ(初代、成長期)「キュワワワワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワワワワ!!」

最終形態である数十もの成長期ヘドラに率いられた、何百もの汚染怪獣ヘドラ。
生物の鳴き声というには、あまりに無機質で、それでいて生々しく不気味な怪音。
それを上げて大海を駆ける環境破壊の申し子の軍勢が上げる水飛沫は、噴き出る硫酸の霧と共に大海を穢れた霧に包み込む。
化け物共の呪われた真っ赤な巨眼が、普通の生物なら数秒で即死し、死体も融けて残らない猛毒の濃霧の中で芒洋と輝く。
それは、人間の矮小な精神など一気に押し潰す、巨大な悪夢だった。

ヘドラ(初代、成長期)「キョワワワワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒェワワワワワワワワワワ!!」

押し寄せる悪夢に多くの兵士が戦意を失い、呆然と立ち尽くし、自らの儚い人生を回想した。
それで、正解なのかも知れない。慌てふためく者も多いが、それよりは建設的な行為だったのかも知れない。

キングギドラ「フィリリリリリリリリ」

ガイガン「ディギァアアアアーーーイ」

慌てふためく、或いは茫然自失する脆い人間どもを見下し、宇宙怪獣達が嘲笑う。
空はキングギドラとガイガンに埋め尽くされ、海はジラとヘドラの群れに呑み込まれた。
立花准将「どうした!?何故戦おうとしない!?」

崎田大佐「総員、しっかりしろ!此処で我らが倒れたら、次は力無き人々が犠牲になるんだぞ!!」

宮田中佐「戦わずに終わるつもりか!?」

戦意を失っていない3人が通信機であいづの艦内へ、艦隊へ、潜水艦隊に呼びかける。
しかし、大半が絶望し、戦意を失って動こうとしない・・・海軍は抵抗らしい抵抗も出来ず蹂躙されるのか・・・と思われたその時だった。

立花准将「あれは・・・!!」

突如空に現れる何色もの、幾つもの光。

キングギドラ・ガイガン・ヘドラ(初代)・ヘドラ(FW)・ジラ「!?」

魔の怪獣の軍勢が動きを止める。海を埋め尽くす轟音が止み、沈黙が訪れ・・・人も怪獣も誰もが仰ぎ見る中、高らかと詩が響き渡る。
地球を守護する戦士達の、守護獣達の招来を告げる詩が。
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/19(日) 00:35:42.47 ID:M/GSSNBao
ここで何が出るんだろうな。
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/19(日) 00:43:08.54 ID:3dRWnjmj0
ヘドラとジラ来たか!!
ジラは作中では弱いザコ(ゴジラに燃やされたりミサイル数発で撃破されたり、北村一輝にネタにされたり)に見えるけど数いると本当に厄介だなー、と思ったりします。

スレチ覚悟で例を挙げとくとマリオでジュゲムが投げてくるトゲゾーとか、バイオハザードのハンターやゾンビとか・・・・・(まあハンターは厳密には弱いザコではないですが)

そしてよく考えてみればジラの繁殖力は相当なんだなー、と。
実際マディソンスクエアガーデンは卵だらけでしかも孵化して人襲ってかなり被害出してたわけで・・・。

あれが成長してさらに繁殖しまくったら、と思うとゾッとするなぁ。
何ヶ月かで北米大陸が占領されることになりかねない。

そう考えるとアメリカ版GODZILLAでは繁殖を(1匹除いて)食い止められたからあの被害で済んだ、
って言い換えが出来るなぁ、と。アメリカ版見るときの見方がちょっと変わるかな、と思ったり。

435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/19(日) 01:05:14.44 ID:lHHni1Es0
よーしまずは落ち着いて言いたい事はなるべく投下が終わってからだ
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/19(日) 02:50:00.05 ID:4SzKWae20
見滝原、郊外

本来なら軍人以外は無人の筈の地上を一台の車が走る。それを運転しているのは小説家見習いの武田光秋。補助席に座るのはBSデジタルQのリポーター、立花由里。

由里「本物のキングギドラだわ・・・あんな大きいの!?」

身長140メートル、翼長210メートル、全長300メートルの巨体を遠くに見た由里は驚愕する。その多数の金色の巨体が身長120メートル、全長200メートルの幾つもの巨体と並んで市街へ進撃している。

武田「ガイガンもいる・・・人類がそれを迎え撃つ」

由里「勝ち目無いよ、あれじゃ・・・!?武田君!上!上見て!!」

武田「え!?あれは・・・モスラ!?キングギドラ達と戦おうとしているのか!」

由里「そうだ!」

由里は携帯電話を取り出し、何処かに電話をかける。

シェルター内、BSデジタルQ、仮設スタジオ

淳「もしもし?由里ちゃーん!?今何処!?え?郊外!?避難して無かったの!?」

一応、今日の番組の準備を進める為に仮設されたBSデジタルQのスタジオで丸尾淳が出る。

由里「外の戦闘の追跡映像を、パソコンで送るから・・・そう・・・今夜の枠、こっちに回して欲しいの。
メインはヒバゴンの謎だったよね?こんな時に見る人いないでしょ?」

AD「また勝手な真似を!ド素人のデジカメ映像なんか流したら、苦情殺到だよ!誰が責任取る!?」

春樹「俺が取るけど?」ヌッ

BSデジタルQの編集長、門倉春樹が顔を出した。

淳・AD「!?」ビクッ

春樹「ヒバゴンは、また来週。来週があるかどうか知らんけど。おい!生のセッティング急げ!」

アシスタントA「はい!」

春樹「あー、デジタルスケープに、ネットの配信」

アシスタントB「カメラオッケー?」

春樹「由里ちゃん!本物頼むよ、本物!本物・・・!」

淳「気を付けて、由里ちゃん」

由里「オッケー」

電話を切る由里。

由里「もっと怪獣に近付いて!」

武田「危ないって!!・・・何だ、あの光!?ほら、市街の方!!」

由里「本当だ・・・!!何か市街の方と、空で何か光ってる!!撮らないと!!」

デジタルビデオカメラを構えてそれを撮る由里と運転する武田、2人の見据える先、見滝原市街の建物の間とその上空で幾つもの、何色もの光が集まっていた。
その光を2人だけではなく、陸軍部隊、空軍部隊の全員と、モスラ族、ギドラ族の全員が見詰めていた。戦う事すら忘れて、それに意識を集中している。
キングギドラやガイガンに匹敵、或いは凌駕する巨体と力を持った、巨大な何かが、強大な力を秘めた何かが、今、顕現しようとしていた。
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/19(日) 03:16:02.65 ID:M/GSSNBao
しかし改めて読むと世間では顕現て言葉あまり見かけないな・・・。
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/19(日) 03:42:57.49 ID:4SzKWae20
見滝原市外、高空

私、まどか、姉さん、さやか、ニコ、 里美、みらい、あいり、こまち、ひより、クレア 、エリーゼ、ミキュベイの13人の魔法少女は私のバトラに乗って、雲の上の超高空に昇っていた。私達は市街で陸と空の敵と戦う。
杏子、ゆま、織莉子、キリカ、かずみ、海香、カオル、サキ、すみれ、あやせ、ルカ、イカ娘は海の方へ行っているわ。全員、生命力回復用のグリーフシードを大量に持っているわ。
私達の眼下の雲の下では空中戦が繰り広げられ、その下の市街でも戦闘が始まろうとしている。

ほむら「行くわよ、皆、用意は良い?」

マミ「オッケー!」

姉さんを始めとして全員が魔翌力のバリアに包まれていて、陸に降りて戦うまどか、さやか、ニコ、里美、あいり、クレア、ミキュベイはパラシュートを着けている。
私は一度バトラの召喚を解除。バトラが紫色の光になって私に吸い込まれると私達は地表へ向けて自由落下を開始した。
私、姉さん、みらい、こまち、ひより 、エリーゼは先ずは空中戦に挑むので、身体を水平にして落下速度を緩める。
まどか、さやか、ニコ、里美、あいり、クレア、ミキュベイも始めはそうしていたけれど、そろそろ身体を下に向けて地表を目指し始める高度だわ。

さやか「お先に!」

さやかが一番に身体を下に向けて、地上へ向って猛スピードで落下を始めた。

まどか「あいりさん!私達も!」

あいり「そうだな!」

ニコ「じゃ、ちょっと地上行って来るね」

マミ「ええ、気を付けて!」

ほむら「無事を祈ってるわ!」

里美「そっちも気を付けてね!」

みらい「任せておけ!」

クレア「それでは私達も」

ミキュベイ「行くとしようか!」

こまち「頑張ってね!」

ひより「危なくなったら助けに行くからね!」

エリーゼ「空って言っても近いからフォローし合い易いわね」

まどか、ニコ、里美、あいり、クレア、ミキュベイも身体を下に向けて落下速度を速める。
・・・そろそろさやかは空の戦場を抜けてパラシュートを開く高度じゃ無いかしら?

さやか「そろそろかな?パラシュート開かないと・・・」グイグイ

さやかはパラシュート展開の取っ手を引っ張るけど、開かないみたいね。

さやか「ん・・・あれっ?もっと強く引かないと駄目なのかな?」グイッ!

思いっきり取っ手を引っ張るさやか。

ブチッ

取っ手が千切れた・・・。

さやか「げっ!マジ!?・・・あぁあああああああああああ!」

ほむら「ちょっと・・・!?」

さやかが地表へ超高速で突っ込んで行く・・・。
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/19(日) 03:45:10.52 ID:4SzKWae20
みらい「さやかぁあああああああああ!!」

まどか「さやかちゃん!?さやかちゃんが落ちてっちゃった!!」

あいり「・・・ど、どうするんだ?」

ニコ「さぁ?」

里美「さやかちゃーん!!」

クレア「あらあら・・・」

ミキュベイ「ボクにはどうしようも無い・・・」

まどか達は私達の眼下、空の戦場より下でパラシュートを開いて、ゆっくり地上に向ってる。

マミ「美樹さん!聞こえる!?ガイガンを出して飛んで・・・!!」

さやか「間に合いませぇええええええ」

どごーん!!

さやかは地面に背中から激突する。地面を砕いて貫き、地下鉄の線路に落っこちた。

こまち「うわっちゃー・・・痛そうね・・・」

ひより「痛いで済むかな・・・?」

エリーゼ「遺体になってなければ良いけど」

みらい「ダジャレを言ってる時かー!?」

さやか「・・・」

全身の骨が砕け、内臓の殆どが潰れ、自分の血塗れのさやかは目を閉じ、ぴくりとも動かない・・・と思ったら、さやかの両目が開き、全身の傷が急速に治癒されていく。
瞬く間に傷が完治したさやかは地下鉄の線路の中から、跳ね起きて地上に跳び出す。

さやか「いったぁ〜・・・!危ない、危ない・・・あたしじゃなきゃ死んでる所だった・・・」

確かに身体が魔法少女の中でも特別に頑丈で、驚異的な自己治癒能力があるさやかじゃ無きゃ即死だったわね。
まどか、ニコ、里美、あいり、クレア、ミキュベイは無事に地上に降りたわね。
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/19(日) 03:46:15.51 ID:4SzKWae20
まどか「さやかちゃん、大丈夫!?」

さやか「何とかね・・・」

ニコ「おー、生きてた生きてた、良かった良かった」

さやか「ニコ!あんたが用意してくれたパラシュート!不良品じゃ無いのよ!!」

ニコ「ゴメン」

さやか「ゴメンで済むかぁああああああああ!!」

里美「ま、まぁまぁ、さやかちゃん・・・」

あいり「遊ぶのは其処までだよ」

キングギドラ「フィリリリリリリリリ!!」

ガイガン「ディァアアアアアアーーイィッ!!」

ミキュベイ「来るよ!」

クレア「OK!Summoning Partner Monsters!」

地上のまどか達が散開して怪獣を呼ぶみたいね。

マミ「そろそろ戦域だわ!皆!行くわよ!!」

ほむら「ええ!!」

みらい「よーし、行くぜー!!」

こまち「見敵必殺よ!!」

ひより「悪即斬だね!!」

エリーゼ「何の為に振るう力が最強か侵略者共に見せるわよ!!」

私達も怪獣を呼ぶべく、空中で息を吸い込み、詩を詠う。破邪の剣を呼ぶ詩を。
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/19(日) 05:29:40.16 ID:4SzKWae20
見滝原沖

艦の甲板の上や艦橋の上に、或いは海中に12人の少女の姿が在った。手を振りかざし、詠う!

杏子「デストロイア!!汝は完全なる破壊者!完全なる戦闘獣!!デストロイア!!汝に敵うものは無く、汝が触れし者は破壊すらも破壊せん!!顕現せよ!完全生命体!!」

ゆま「汝が名は命!気高き母なる大地より生まれ、命を慈しむ者よ!!無為に命奪う愚者共を、その山なる巨体にて押し潰せ!!汝!バイオ怪獣ビオランテ!!」

織莉子「神武の超甲よ!我の力となり給え!!無限の英霊よ!我を砕き給え!!爪牙無き人々の為に!!今こそ我より出撃せよ!!世紀末覇王!スーパーメカゴジラ!!」

キリカ「大いなる暗黒に染まりし赤眼の究極竜よ!!滾る溶岩で世界の敵を呑み込め!!暗黒超怪獣!デスギドラよ!!」

かずみ「日出所に我はあり!!迅雷轟く所に汝あり!!出でよ!!いかづちの神獣!!雷怪獣!バルグザーダン!!」

海香「大海を守護せし、聡明たる波涛!!戦禍となりて厄を飲み込め!汝、海凄怪獣!シーガンよ!!」

カオル「偶発より造り出されし汝が放つ光線の輝きが、必然たる光射す道を造り出す!創造の力を以って我らが怨敵を破壊せよ!GP―547怪獣!ラジン!!」

サキ「正義なる歪んだ異形!!深海猛毒怪獣!悪なる正しく狂った異形どもを侵し、犯し、冒せ!!現出せよ!ヴァグノザウルス!!」

すみれ「静かに荒ぶる魂よ、今こそ憤怒の咆哮をあげよ!伝説に語られし神火(しんぴ)なる龍!!ヤマタノオロチ!多頭巨龍よ!!」

あやせ「灼熱の炎を纏う紅蓮の翼竜、焔の主よ!我らに降りかかる災いを灰塵と化せ!!出でよ!紅蓮翼竜!ファイヤーラドン!!」

ルカ「海魔獣ダガーラ!古代文明にて造り出されし悲しき魂よ!今こそ、愛する者の為に汝が持たされた強壮たる力を振るう時!!招来せよ!!」

イカ娘「常に我と共に在りし、海の使者よ!我らが故郷を侵す汚濁なる者共に海の怒りを思い知らせよ!巨大烏賊!ゲゾラ!!」

空が割れる!!光が舞う!!
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/19(日) 05:31:22.32 ID:4SzKWae20
見滝原市街

上空と市街内に私達13人の魔法少女。

ほむら「空高く羽ばたけ闇色の翼よ!明日を守る為に!夢に見ていた世界、取り戻す為の力を我に!!我が名と同じく焔(ほむら)となりて、道しるべとなれ!!汝!大地の守護神!バトラ!!」

さやか「汝は勝利を誓う刃金(はがね)!汝は禍風(まがつかぜ)を切り裂く正義の刃!!今こそ汝を造った悪の者に刃向かえ!!起動せよ!ガイガン!!」

マミ「今は我に力を貸し、汝が同族に牙を剥く時!無窮の空を渡り、悠久の時を越え、翔けよ!刃金の翼!!舞い降りよ!メカキングギドラ!!」

ニコ「科学と破壊の結晶よ!今こそ我らに立ち塞がる者達を蹂躙せよ!!粉砕と破砕と爆砕の機械獣!強化ロボット怪獣!メカゴジラU!!」

里美「我に宿りし貪欲なる魂よ!愚かで哀れな贄共の鮮血を啜り、汝が糧とせよ!!汝、吸血怪獣!バルガロン!!」

みらい「ジャルムよ!力で汝に敵う者は無し!その強壮たる力で、我が名の如き未来を導け!今此処に現臨せよ!一角大魔獣!ジャルムよ!!」

こまち「古来より我らを見守りし大地の如く力強き地の神よ!今こそ我が声に応え、大地穢す破壊者より守り給え!!汝!婆羅陀魏山神!バラン!!」

ひより「古来より我らを見守りし疾風の如く迅き天の神よ!今こそ我が声に応え、空を侵す破壊者を討ち倒せ!!汝!千年竜王!ギドラ!!」

エリーゼ「古来より我らを見守りし大海の如く雄大なる海の神よ!今こそ我が声に応え、海を襲う破壊者を粉砕せよ!!汝!甲殻海神!メガロ!!」

クレア「新たに我らを見守りし機械仕掛けの黒金(くろがね)の龍よ!今こそ我が声に答え、地獄の悪鬼共を滅ぼせ!!汝!3式機龍!メカゴジラ・ブラック!!」

ミキュベイ「怪獣の王の眷属よ!汝が生まれた意味を成す為!!愛する者を守る為!!その強大なる力を解き放て!!ONG−1怪獣!オルガよ!!」

まどか「嘆きの声に応えて!!」

あいり「我らは邪を断つ剣となる!!」

まどか「汝!気高き破滅の力!」

あいり「汝!無垢なる破壊の力!」

まどか「最強の怪獣王!ゴジラ!!」

あいり「究極の怪獣王!スペースゴジラ!!」

私達が叫ぶ!大地が鳴る!!
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/19(日) 05:34:36.42 ID:4SzKWae20
全員の口上を考えるのはすげぇ大変で時間掛かった・・・。
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日こそ昼くらいに!
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/19(日) 05:36:15.77 ID:4SzKWae20
終わる前に441修正

×ゆま「汝が名は命!気高き母なる大地より生まれ、命を慈しむ者よ!!無為に命奪う愚者共を、その山なる巨体にて押し潰せ!!汝!バイオ怪獣ビオランテ!!」

○ゆま「汝が名は命!気高き母なる大地より生まれ、命を慈しむ者よ!!無為に命奪う愚者共を、その山なる巨体にて押し潰せ!!汝!バイオ怪獣!ビオランテ!!」
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/19(日) 06:00:30.27 ID:M/GSSNBao
お疲れ様でした。
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/19(日) 12:39:26.12 ID:UCdEmVoCo


決して「みんなマミさんの影響受けたな」なんて思ってませんので、ええ。
そのマミさん、さすがに「メカキングギドラ」って呼んでくれたかwwww
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/19(日) 14:07:46.40 ID:vbIUupzAO
あれ、ヘドラの毒でジラ溶けるんじゃね?
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/19(日) 15:55:49.15 ID:lHHni1Es0

最後のセリフはこれか
http://www.youtube.com/watch?v=RRjY6ldoCX4
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/19(日) 17:06:10.91 ID:4SzKWae20
ロリこんにちは。やばい、えらく時間掛かった・・・。

>>446

というか、マミさんが考えて皆に言うように言ったという裏設定があったり無かったり。
言うと語呂が悪いって理由で言わなかったみたい。

>>447

ジラも怪獣の端くれなので、溶けない・・・ってか、ヘドラはジラの所まで近付いてない。

>>448

そう、それ。このMADは神だと思う。

再開します
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/19(日) 17:08:52.62 ID:4SzKWae20
桃色、紫色、金色、青色、赤色、緑色、白色、黒色、銀色、薄緑色、黄緑色、鈍色、水色、群青色、茶色、火炎色、氷色、赤銅色、薄茶色、黄色、鉄色、暗緑色、虹色、闇色と血色の巨大な光が
地上に、空中に、海中に、海上に集まっていく。
何も無いはずの虚空に、たった今、途方も無い力と質量の気配が生じる。
天を仰げば、大地を見渡せば、海原を見詰めれば解るだろう。星の無い夜空で、黒い雲を纏って蜃気楼の如く揺らめく月と・・・巨大な影。揺らぐ影は徐々に形を成し、重さを得て、色を増し、存在を確固たるものにする。

新城「おおおおっ!?」

佐藤「何が起こっているんだ!?」

結城「・・・来たな、正義の怪獣」

市街で立ち並ぶ建物の間に立つ銀色の3つの巨体、MOGERA。それ内の1機のコクピットで3人は見る。

由里「あ、あれは・・・あの形は・・・?」

武田「怪獣、なのか・・・?」

郊外に停まった車から降りた2人は魂を抜かれたように見上げていた。

空間に実像を結んで顕現化する。

ドォン!!

1体で何万トンから数十万トンという圧倒的質量、空間が24つのそれに弾き飛ばされ、爆砕した。
急激な気圧の変動が、突風となり稲妻を伴って吹き荒れる。路上に散らばる瓦礫や捨てられた車、ベンチが、空では大量の雲が、港ではコンテナや小型船が、海では海水が煽られ、吹き飛ばされていく。
恐怖の地上に、憎悪の空に、絶望の海に、正しき怒りを胸に現れる、圧倒的なその威容。

エターナル・モスラ「・・・」

キングギドラ「・・・」

モスラやキングギドラ達も惚けたようにそれを見据えていた。目の前に現れようとしている、自分達と同格の、馬鹿げた大きさと質量を持った巨獣を。
否、彼らには、魔法少女という輩を持つ彼らは、魔翌力と命の絆と言ういう他の怪獣が持ち得ない力を持つ。
それは理不尽で不条理な破壊を破壊する為に現れる、人智超越で規格外な破滅力。
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/19(日) 17:09:33.90 ID:4SzKWae20
ゴジラ「グガァアアアアアアアーーーッ!!」

バトラ「ガギョオオオオオオオオン!!」

メカキングギドラ「ギシュウウウゥーーーウウウ!!」

ガイガン(FW)「ギシィァアアアアーーーィィッ!!」

デストロイア「グゥオオオオオオオオオウ!!」

ビオランテ「ビャーオオオオオオオウ!!」

スーパーメカゴジラ「ウオオオオオオオオン!!」

デスギドラ「グアアアアーーアアーーアアアア!!」

バルグザーダン「ウォオオオオオーーウウウ!!」

シーガン「チチチチチチチチチチチチ!!」

ラジン「フォロロロロロロロロロ!!」

メカゴジラU「キシィイイイイイイッ!!」

バルガロン「フィイーファアアアアアアア!!」

ジャルム「グァーオオオオオオオウ!!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

ファイヤーラドン「キィエエエエエエエエン!!」

ダガーラ「ズシュァアアアアアアアアアアーーッ!!」

ヤマタノオロチ「ガァエエエエエエーーッ!!」

バラン「ギャエエエエエーーゥウ!!」

ギドラ「キュイイイイイイイッ!!」

機龍ブラック「ギオオオオオオーーン!!」

メガロ「ジュエエエエエーーッ!!」

ゲゾラ「ホキュアアアアアアアッ!!」

オルガ「ギギュウウーーウウウ!!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!!」

巨大怪獣見参!!

ほむら・まどか・マミ・さやか・杏子・ゆま・織莉子・キリカ・かずみ・海香・カオル・ニコ・里美・みらい・サキ・あいり・あやせ・ルカ・すみれ・こまち・ひより・クレア・エリーゼ・イカ娘・ミキュベイ
バトラ・ゴジラ・メカキングギドラ・ガイガン(FW)・デストロイア・ビオランテ・スーパーメカゴジラ・デスギドラ・バルグザーダン・シーガン・ラジン・メカゴジラU・バルガロン・ジャルム・ヴァグノザウルス・スペースゴジラ・ファイヤーラドン・ダガーラ・ヤマタノオロチ・バラン・ギドラ・機龍ブラック・ゲゾラ・オルガ
「我ら邪を断つ50の剣!!運命(さだめ)に反逆つかまつる!!!」

魔法少女&怪獣咆哮!!
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/19(日) 18:42:04.60 ID:4SzKWae20
見滝原市街、上空

私はバトラに背に向かい、キングギドラの群れに向って飛ぶ。周りには姉さんとメカキングギドラ、みらいとジャルム、こまちとバラン、ひよりとギドラ、エリーゼとメガロ。多数のモスラ達とドッグファイター。・・・それと

ほむら「何、あの巨大過ぎるモスラは!?」

モスラ(昭和)「キイイィッ!!」

翼長は・・・多分、500メートルくらい。私のバトラや他のモスラの3倍近くある。

マミ「短命なモスラ族で長生きした個体は特別に大きくなるらしいけど・・・この大きさは初めて見たわ」

KB「(よう、テメェら、聞こえるか?)」

ほむら「?」

キーべえの声が耳に届いた。

杏子「(何だ、テメェ?何してやがる?)」

続いてこの場にいない杏子の声。

JB「(オイラ達が戦況をオペレートしてサポートするぜ、宜しくな)」

かずみ「(うん、宜しくね!)」

KB「(んで、俺らを介してチャントの音声を転送して他のどいつにも連絡が取れるようにしてやってるぜ。感謝しろ)」

ゆま「(ありがとう!)」

杏子「(はん、多少は役に立つって事か)」

みらい「お喋りは其処までにしようぜ!!」

こまち「そうね!行くわよ、バラン!!」

バラン「ギャエエエエエーーゥ!!」

エリーゼ「そうね、こっちから仕掛け・・・」

キングギドラ「フィロロロロロロロロロロ!!」

キングギドラの1体が、まるで何かを呼ぶように、右を向いて吼えた。

ブゥオオオオオオオン・・・

その方向の何か遠くから聞こえる、爆音?

ほむら「いえ、これは・・・」

ひより「羽音だよ!この音は・・・!!」

私達が見るキングギドラが咆哮した方角、黒い空に多数の点が見え、それが徐々に大きくなっていく。

マミ「カマキラスだわ!!」

それは1体1体が90メートルの巨大なカマキリだった。それが雲霞の如く、数え切れないほど飛来する。

新・轟天号ブリッジ

小室少佐「あれは・・・敵なのか、味方なのか?」

未希「敵です!」

美樹から新・轟天号のブリッジへ通信。

ゴードン大佐「三枝のお嬢さんか?」

小室少佐「何故、敵と解る?」

未希「彼らからははっきりと人類への敵対の意思を感じます」

ゴードン大佐「感じるには近付かないといけないんじゃ無かったのか?あんた、今何処にいる?」

そちらの戦域の近く、メーサー戦闘機に乗っています。レーダーを見ると、成る程、戦闘場所から少し離れた所に陸軍所属のメーサー戦闘機が1機飛んでいる。

ゴードン大佐「危ないぜ。此処は直ぐに戦闘が始まる。それまでに退避しておけ」

未希「解りました。お気を付けて!」
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/19(日) 19:04:50.17 ID:M/GSSNBao
メーサー戦闘機ではなくメーサー攻撃機ですよ。
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/19(日) 19:07:39.18 ID:M/GSSNBao
>>452
× 私はバトラに背に向かい、
○ 私はバトラの背に向かい、
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/19(日) 19:11:12.94 ID:4SzKWae20
ちょっと飯とかで外します
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/19(日) 22:00:25.81 ID:4SzKWae20
再開・・・の前に修正。誤字の指摘ありがとう。纏めて直す。
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/19(日) 22:02:12.29 ID:4SzKWae20
見滝原市街、上空

私はバトラに背に乗り、キングギドラの群れに向って飛ぶ。周りには姉さんとメカキングギドラ、みらいとジャルム、こまちとバラン、ひよりとギドラ、エリーゼとメガロ。多数のモスラ達とドッグファイター。・・・それと

ほむら「何、あの巨大過ぎるモスラは!?」

モスラ(昭和)「キイイィッ!!」

翼長は・・・多分、500メートルくらい。私のバトラや他のモスラの3倍近くある。

マミ「短命なモスラ族で長生きした個体は特別に大きくなるらしいけど・・・この大きさは初めて見たわ」

KB「(よう、テメェら、聞こえるか?)」

ほむら「?」

キーべえの声が耳に届いた。

杏子「(何だ、テメェ?何してやがる?)」

続いてこの場にいない杏子の声。

JB「(オイラ達が戦況をオペレートしてサポートするぜ、宜しくな)」

かずみ「(うん、宜しくね!)」

KB「(んで、俺らを介してチャントの音声を転送して他のどいつにも連絡が取れるようにしてやってるぜ。感謝しろ)」

ゆま「(ありがとう!)」

杏子「(はん、多少は役に立つって事か)」

みらい「お喋りは其処までにしようぜ!!」

こまち「そうね!行くわよ、バラン!!」

バラン「ギャエエエエエーーゥ!!」

エリーゼ「そうね、こっちから仕掛け・・・」

キングギドラ「フィロロロロロロロロロロ!!」

キングギドラの1体が、まるで何かを呼ぶように、右を向いて吼えた。

ブゥオオオオオオオン・・・

その方向の何か遠くから聞こえる、爆音?

ほむら「いえ、これは・・・」

ひより「羽音だよ!この音は・・・!!」

私達が見るキングギドラが咆哮した方角、黒い空に多数の点が見え、それが徐々に大きくなっていく。

マミ「カマキラスだわ!!」

それは1体1体が90メートルの巨大なカマキリだった。それが雲霞の如く、数え切れないほど飛来する。
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/19(日) 22:02:46.78 ID:4SzKWae20
新・轟天号ブリッジ

小室少佐「あれは・・・敵なのか、味方なのか?」

未希「敵です!」

美樹から新・轟天号のブリッジへ通信。

ゴードン大佐「三枝のお嬢さんか?」

小室少佐「何故、敵と解る?」

未希「彼らからははっきりと人類への敵対の意思を感じます」

ゴードン大佐「感じるには近付かないといけないんじゃ無かったのか?あんた、今何処にいる?」

未希「そちらの戦域の近く、メーサー攻撃機に乗っています」

レーダーを見ると、成る程、戦闘場所から少し離れた所に陸軍所属のメーサー攻撃機が1機飛んでいる。

ゴードン大佐「危ないぜ。此処は直ぐに戦闘が始まる。それまでに退避しておけ」

未希「解りました。お気を付けて!」
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/19(日) 23:07:15.57 ID:4SzKWae20
見滝原市街、上空

カマキラスの群れがキングギドラ達に合流する。

カマキラス(FW)「ギイイッ!!」

敵が増えた・・・!だからって恐れてなどいられ無いわ。私はそっと髪に結んだ赤いリボンに触れた。前の世界の姉さん・・・いえ、マミ!さやか!杏子!今こそ私に力を!!
私は盾から銃・・・ではなく30mm “砲”「ハルコンネンAME(対怪獣仕様)」を取り出す。
弾は魔力を込めたカドミウム弾を用いる。主力戦車を除く全ての地上、航空兵器を撃破できるハルコンネンを私が改造したもの。
特に堅く無ければ怪獣の表皮に穴を穿ち、カマキラスなら頭部や心臓に当てれば一撃で撃破出来る。
全長は2メートル以上、人間には扱えないわ。これが対怪獣戦闘用13ミリ拳銃「ジャッカル」とは別に用意した対ギドラ族用に作成した武器。

エターナル・モスラ「キィイアァッ!!」

モスラ族の女王、エターナル・モスラが眩い光に包まれる。その光が収まると、エターナル・モスラは銀色の刃金に鎧われていた。翼はまるで巨大な刃。

“装甲守護神 アーマード・モスラ”

それは最強のモスラである、エターナル・モスラの戦闘形態、アーマード・モスラ。

アーマード・モスラ「ギィアァッ!!」

アーマード・モスラがモスラ達の先頭に立って敵陣に突っ込もうと吼える。

マミ「行くわよ、皆!!」

ほむら・みらい・こまち・ひより・エリーゼ「応!!」

メカキングギドラ「ギシュウウウーーウウウ!!」

同じく装甲されたキングギドラ、メカキングギドラが姉さんを背に乗せてアーマード・モスラに並ぶ。
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/19(日) 23:09:50.92 ID:4SzKWae20
いよいよ戦闘開始ね!ならば・・・私はハルコンネンAMEを左手に持ち、盾から淑女の嗜み、重要な時の必須装備を盾から取り出す!!
そう、言うまでも無く、これは・・・愛するまどかのパンツよ!この世界のまどかの、あの日のパンツ!!
怪獣達は、私達の感情の昂ぶりに応じてその力を増す・・・それならば、最高に興奮しちゃうこのまどパンこそ最終決戦に相応しい装備だわ!!

ガバッ!

私はまどかのパンツを被る!!

ほむら「うん、やっぱりまどかのパンツのフィット率は異常ね。うふふふふふふ・・・あの日の染みが私の鼻に付くように・・・うっ!」

やばいやばい・・・軽くイッてしまったわ。

ばがぁあああん!!

後頭部にとんでもない衝撃。バトラの背で前にぶっ倒れる。

ほむら「痛いわ」ダクダク

頭から血を流して起き上がる。私の周囲に氷の破片が散らばっていて、それは溶けずに消滅した。これは魔力で作られた氷。という事は・・・

みらい「一体何やってんだ、ほむら!!」

みらいが氷を作って投げ付けたのね。・・・っち、杏子がいないから、こういう状況で誰もツッコミを入れて邪魔をしないと思ったのに、
みらいが杏子と同じツッコミソウルを持っていたとは・・・ほむほむ一生の不覚!!

ほむら「見れば解るでしょう?まどかのパンツを被ったのよ」

みらい「まどかのってのなんか解るか!つか被るな、変態!!」

ほむら「変態?失礼ね、これはパンツの淑女的な使用法であって、淑女の正装なのよ」ファサ

みらい「んな訳あるかぁ!!つか、早く脱げ!!」

ほむら「・・・仕方無いわね」ヌギヌギ

みらい「下に履いてるパンツじゃねぇえええええええええ!!」

メカキングギドラ「・・・」

ジャルム「・・・」

バラン「・・・」

ギドラ「・・・」

メガロ「・・・」

モスラ「・・・」

モスラ(平成) 「・・・」

モスラ(GMK)「・・・」

モスラ(FW)「・・・」

モスラ・レオ「・・・」

レインボーモスラ「・・・」

エターナル・モスラ「・・・」

キングギドラ「・・・」

ガイガン「・・・」

カマキラス「・・・」

バトラ「・・・?」

何故かバトラ以外の怪獣が敵も味方も思考停止。
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/19(日) 23:11:03.36 ID:4SzKWae20
ゴードン大佐「はっはっはっはっはっはっは!!こんな時に笑わせてくれるぜ。流石に肝が据わってやがる、暁美のお嬢さん」

小室少佐「はぁ・・・」

M機関兵A「くそっ!こっからじゃ見えねぇ!!」

M機関兵B「何にせよ、見える訳が無いだろ・・・見たいけど」

熊坂「こら、貴様ら!真面目にやれ!もう直ぐ戦闘開始だぞ!!」

M機関兵A・B「す、すいません!!」

ほむら「あはぁ・・・高空でノーパンって風が凄くて気持ちイイかも・・・クセになっちゃいそう・・・」ハァハァ

ひより「・・・うわぁ、ほむらちゃん変態過ぎる。無いわー」ドンビキ

エリーゼ「あれは冗談とかじゃ無くて本気みたいね。面白いけど」

こまち「面白がってる場合じゃないでしょ・・・どうすんのよ、マミ?あなたの妹が新たな性癖に目覚めつつあるわよ」

マミ「・・・頭が痛くなって来た・・・」

ほむら「ちゃんとバリア張ってる?空気が薄いから隙間があって酸欠になったんじゃないの?」

マミ「違うわよ!ていうか、早くパンツを着なさい!!」

ほむら「もう着てるけど?」

マミ「頭に被るんじゃ無くて、下に履くの!!」

はっ!!

ほむら「まどかが履いていたまどパンを履く・・・!!これぞ関節貝合わせ!!成る程、こちらの方が興奮度は上!!流石、姉さん!!」

マミ「もうそのパンツで良いから履きなさい!!」

ほむら「勿論よ!」

被ったパンツを外して下に履く。

ほむら「あはぁあああああああああああああああ!!」ゾクゾク

こまち「何!?」ビクッ

ほむら「・・・ふぅ」

ひより「イッた!イッたんだ!!」

エリーゼ「忙しいわねぇ」

愛液を吹かずにイクという私の高等技術、計らずとも披露してしまったわ。

ほむら「さぁ、最終決戦装備の私の力を見せてあげるわ・・・」ファサ

髪を掻き揚げる。

ほむら「逝きたい奴から前に出なさい。遊んであげる!!」

右手にハルコンネンAMEを持って、左手でキングギドラ、ガイガン、カマキラスの群れに向けて手招きして挑発する。

みらい「もう何言っても決まらないぞ!!」

マミ「台無しだわ・・・」
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/19(日) 23:12:49.09 ID:4SzKWae20
自分は何を書いてるんだろう。460、461は多分無くても問題ない内容なので不要なら飛ばしてくだしあ。
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方)[sage]:2012/02/19(日) 23:27:18.88 ID:yocDBg5io
ほむらすげえ!魔法を使わずに時を止めやがった・・・!
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/19(日) 23:28:47.34 ID:lHHni1Es0
ギドラ族もこれは頭を抱えるなwwwww

どの頭とか抱える手が無いとかは気にしない
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/19(日) 23:36:59.48 ID:vbIUupzAO
もうほむほむX3弾頭弾が出て来ても驚かねぇぞ
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/20(月) 00:10:10.90 ID:b1wvLhLEo
ほむらのあまりの変態ぶりに敵や味方怪獣がドン引きしよる・・・
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/20(月) 00:54:33.00 ID:sCYhqNoq0
アーマード・モスラ「ギィアァアアッ!!」

アーマード・モスラがモスラ達の先頭に立って敵陣に突撃。

マミ「今度こそ行くわよ、皆!!」

ほむら・みらい・こまち・ひより・エリーゼ「応!!」

メカキングギドラ「ギシャアアアアーーアアア!!」

ゴードン大佐「スーパーX部隊を前面に出せ!!全艦一斉射撃!お嬢さん達と怪獣達を援護せよ!!間違っても味方に当てるなよ!!」

それに私とバトラ、みらいとジャルム、こまちとバラン、ひよりとギドラ、エリーゼとメガロ、モスラ達、ドッグファイター隊、スーパーX部隊が続く!戦闘開始!一陣の風、怒りの閃光、闇を蹴散らせ!!
空に魔力の銃弾が、魔力の刃が、魔力の弦が、プリズム光線が、青いレーザー光線が、反重力光線が、ポイズン・ガスが、
引力光線が、殺獣レーザー光線が、赤いレーザー光線が、熱線が、猛毒鱗粉が、ビームパルサーが、反射鱗粉が、
毒針が、クロスヒート・レーザーが、スパークリング・パイルロードが、シャイン・ストライク・バスターが、
クロスヒートレーザー・レインボーが、レインボーバスターが、鎧・クロスヒートレーザーが、ドリルスパイラル・メーサー砲が、
小型プラズマメーサービーム砲が、対怪獣プロトンミサイルが、メーサー大鉄球が、龍剣高電子砲が、マグナムメーサーキャノンが、カドミウム弾が、ロケット砲が、レーザー砲が舞い怪獣同士が何度も空中でぶつかり合う。

メカキングギドラ「ギシュウウウーーウウウ!!」

メカキングギドラの胸から飛び出たマシンハンドが、ガイガンを捕らえる。

ガイガン「ディギィァアアアアーーイッ!!」

マミ「ティロ・・・!」

姉さんがメカキングギドラの背から跳び上がる。メカキングギドラが3つの口を揃えて開く。
姉さんの周囲に高さ1、5メートル、長さ3メートル程の巨大な拳銃型のマスケット銃が現出。

マミ「ファターレ!!」

運命砲撃を意味する姉さんの新必殺技。ティロ・フィナーレ程の攻撃範囲は無いけど、予備動作が少なく撃つ事が出来る。
撃ち出された巨大マスケット拳銃の全ての魔力弾とメカキングギドラのレーザー光線がガイガンの頭部一点に集中。

マミ「強靭!無敵!!最強!!!」

ガイガン「ギシィイイイイイイーーッ!!」

ガイガンの頭部が爆破され、粉砕する。

マミ「粉砕!玉砕!!大喝采!!!」

メカキングギドラの背に降り立った姉さんが拳を振り上げて叫ぶ。ガイガンがグリーフシードになって、姉さんはリボンでそれを回収。姉さんが楽しそうで何よりだわ。
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/20(月) 01:02:19.53 ID:sCYhqNoq0
ガシャッ!

私はバトラの背でハルコンネンをキングギドラの1体の中央の首に向けて構える。

ズゴォオオオオン!!

大量に魔力を込めて発射。轟音を上げて弾丸が撃ち出され、魔力で身体強化していなければ腕の骨と肋骨が折れるほどの凄まじい反動が私を襲い、バトラの背の上で後ずさる。
その大型弾丸はキングギドラの鱗の無い柔らかい喉の部分に当たり、外皮を突き破り、内部で爆発。

キングギドラ「フィロロロロロロロロロ!?」

キングギドラの中央の首が魔力の爆発で千切れ飛ぶ。私は砲身の上部を開き、横に振るって、廃莢。大きな空薬莢がバトラの背から地面へ転げ落ちていく。
次弾を装填して続けて撃つ。次に狙うのは頭部を1つ失い、怯んで隙を晒すキングギドラの胸。

ズゴォオオオオン!!

キングギドラの胸の鱗に当たって爆発。着弾部分の鱗が剥がれ飛び、若干の肉と血が飛び散った。

ほむら「時よ止まれ!!」

時間が止まる。

ズゴォオオオオン!!

私は時間が止まって動かないキングギドラの胸の傷口へ続けてもう1発。全く同じ箇所を狙って撃ち込む。

ほむら「そして時は動き出す」

時間停止解除。魔力を込めたカドミウム弾頭がキングギドラの胸の傷口へ命中。

キングギドラ「フィリリリリリリリリリ!?」

鱗という鎧が無くなった部分で爆発。キングギドラの胸に赤い華を咲かせる。その華が消えた向こう、骨に覆われた丸い器官が見える。あれがキングギドラの脳!骨はさっきの爆発でヒビが入って割れている。

ほむら「バトラ、奴を地獄へご招待よ」

バトラ「ガギョオオオオオン!!」

バトラが3本の角でバチバチとエネルギーをスパークさせ、両目から強化プリズム光線を発射。
プリズム光線はキングギドラの胸にある脳を覆う骨を粉砕し、脳を消し飛ばし、背中まで貫通した。

キングギドラ「フィロロロロロロ・・・!!」

キングギドラがグリーフシードに変わる。それはかなりの大きさの金色で、表面は鱗のようなディティールがある。
広いに行くと大きな隙を晒す事になるので、私は行かず、ひよりがハープから弦を伸ばして回収。
グリーフシードはその場で取れる魔法少女が取る事になっているわ。私も味方が倒したカマキラスやガイガンのグリーフシードを貰ったし。
今の攻撃でかなりの生命力を魔力として使った私は早速グリーフシードをソウルジェムに近づけて回復させる。

エリーゼ「お見事」

ほむら「ありがとう」ファサ
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/02/20(月) 01:03:20.05 ID:sCYhqNoq0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは明日に!
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/20(月) 01:07:17.28 ID:DPj/ta6AO
ガンヲタからちょい突っ込み


マスケット銃ってのは歩兵用小銃の種類の一つだから、
「拳銃型のマスケット銃」というのは存在しない

マミのマスケット銃はフリントロック式という点火方式だから、
拳銃サイズにするなら「フリントロック式ピストル」とするのが正しい
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/20(月) 01:10:20.10 ID:b1wvLhLEo
お疲れ様でした!
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/20(月) 01:17:35.84 ID:0yMVLwj10

怪獣名や技名追いかけるのが大変だwwwwww
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/20(月) 01:34:31.79 ID:LlaY/eifo


とうとう本格的な開戦か・・・。
ギドラ(族)からしたら屈辱だろうなあ・・・あんな淑j変態にやられたわけで。
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2012/02/20(月) 01:38:50.54 ID:T7zh9dOwo
お疲れ様でした。
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/20(月) 18:08:11.49 ID:r2bd0Uel0
投下乙です。

>ハルコンネン

88mmを持った変態ほむらさんってのが一瞬頭に浮かんだ・・・。
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/20(月) 23:02:23.27 ID:sCYhqNoq0
ロリこんばんは。まどマギの本編以外のキャラもFigmaとかで出ないかなぁ。

>>470

ふむふむ、成る程、指摘ありがとう。書いておくと、自分はおりマギでマミさんがキリカに「でっかいね・・・」と評されたあの巨大銃のつもりで書いた。
あれ見てればイメージしやすいと思う。

>>472

あー、出来るだけ解り易いように書いてるけど、多いからねぇ・・・。

>>473

もしかしたらご褒美かも知れな・・・無いな。

>>475

88mmって戦車砲だよね?そういや序盤のエビラ戦で戦車砲使ってたなぁ・・・懐かしい。という程日にち的に前じゃ無いけど。

再開します。
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/20(月) 23:06:10.55 ID:sCYhqNoq0
JB「(聞こえるか!空戦部隊!!)」

ジュゥべえからのチャント。

マミ「(ええ、何?)」

ジュゥべえ「(2時と7時の方向からラドンの群れが向ってるぞ!!)」

ほむら「(ラドンの群れ?)」

ジュゥべえ「(あぁ。それぞれ違う種類のラドンが2種類ずつだ)」

ゴードン大佐「(そいつらは敵なのか?味方なのか?)」

キーべえ「(片方は味方、つーか、敵の敵で、もう片方は間違い無く敵だ)」

敵の敵・・・即ち私達に敵対の意思は無いと見て良いわね。でももう片方は敵ね。

みらい「見えたぜ!あれか!!」

先に飛んで来たのは、2時方向から来たラドンの群れ。50体はいる2種類のラドンが飛来する。
彼らに私達は眼中に無く、怒りに燃える瞳でキングギドラ、ガイガン、カマキラスを睨んでいる。
この2種類のラドンは、ファイヤーラドンという上位種が存在する、放射能でプテラノドンが変異、怪獣化した翼竜怪獣ラドンとは違い、自然に生物から進化したもの。
彼らも地球を守る為に、宇宙の侵略者に牙を剥く。クチバシで牙無いけど。

“原始怪鳥 ラドン”

ラドン(2代目)「キェエエエエエェーーン!!」

原始怪鳥ラドンは元が翼竜では無く、非常に鳥類に近い恐竜ウネンラギアから“普通の鳥類とは違う強大な鳥”即ち怪獣に入る怪鳥へ進化した。
つまり、このラドンは羽毛こそ無いけど鳥であって翼竜じゃない。確かに頭部や尾の形は、翼竜よりもむしろ鳥類に近い。
それは最早翼竜のラドン族じゃ無い気がするけど、見た目が非常にラドンに近いからラドン族へ入れられてるとか。いい加減な分類ね。それならむしろ大コンドルが近い気がするけど。
身長100メートル、翼長240メートルと一番長いラドンであるにも関わらず、体重は1万5千トンとラドンの中でも最も軽量。骨は鳥と同じく中空で翼も薄いからみたいね。

“原始翼竜 ラドン”

ラドン(FW)「キュエエエエエエエーーゥウウウ!!」

因みに原始翼竜ラドンは最大の翼竜ケツァルコアトルスから進化したらしいわ。自然に。
・・・この世界じゃほっといても生物は怪獣に進化するから凄いわね。
身長は100メートル、翼長200メートル。体重はラドン族の中で最も重く、3万トンに達するわ。
彼らが空中で、或いは超高層ビルの屋上を踏み砕いて着地して咆哮する。

ラドン(2代目)「キュエエエェン!!」

原始怪鳥ラドンがキングギドラに超音速で体当たりする。

ドゴォオオン!!

キングギドラ「フィリリリリリリリ!!」

1万5千トンのラドンが7万トンのキングギドラを怯ませる。

キングギドラ「キシャウッ!!」

キングギドラが引力光線を吐き散らし、ラドンに反撃するが、ラドンは圧倒的な運動性で悠々と回避する。
他の同種のラドン達もクチバシ、翼、カギ爪を武器に攻撃を仕掛けていく。
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/20(月) 23:07:35.54 ID:sCYhqNoq0
ラドン(FW)「キュエエエエーーゥウウ!」

原始翼竜ラドン達が超高層ビルからは一度跳び下りて急降下し、1羽ばたき。ビルの表面を破砕しながら、飛び上がって敵の群れに向う。ビルが幾つも表面が壊されたけど・・・良いわ、それくらい。
このラドン達は体重が3万トンと他のラドンに比して倍ほどもある為、そのまま飛び上がる事が出来ないらしく、一度降下してから飛び上がる。
原始翼竜ラドンが次々に敵の群れの中を飛び交う。

シュィイイイイイイイイ・・・!

彼らの飛んだ軌跡を追って空気が衝撃波となり、迸った。超音速衝撃粉砕波。このラドン達が使う武器。

カマキラスA「ギイイイイイ!?」

カマキラスB「ギィイッ!!」

それに触れたカマキラス達は全身を砕かれながら吹き飛び、緑色の血を降らしながら市街の地面に落ちていく。

キングギドラ「フィロロロロ!!」

ガイガン「ディァアアアアーーィィイ!!」

受けたキングギドラやガイガン達は流石に倒されはしないが、吹き飛ばされて体勢が崩れた。
決定的な隙。

アーマード・モスラ「ギィアァッ!!」

アーマード・モスラの全身が眩い光に包まれる。

みらい「アーマード・モスラに続け!ジャルム!スピンダイブだ!!」

エリーゼ「メガロ!ダブルドリルクラッシャー!!」

みらいとエリーゼ、今はそれぞれドッグファイターとスーパーXの上に乗っている2人が叫ぶ。

ジャルム「グァーオオオオオウウ!!」

ジャルムが角を中心軸にして高速で回転を始める。

メガロ「ジュエエエエエーーッ!!」

メガロが両腕のドリルを合わせて、そのドリルが高速で回転。ジャルムの身体の表面と、メガロのドリルがあまりの高速回転に空気との摩擦で燃え、大気が焼け焦げる。

アーマード・モスラ、ジャルム、メガロがそれぞれキングギドラ、ガイガン、別のガイガンへ向って全速力で飛ぶ。

アーマード・モスラ「キィアアッ!!」

キングギドラ「フィロロロロロロロロ!?」

アーマード・モスラがエクセル・ダッシュ・バスターで体全体を光り輝かせたままキングギドラを通過しその体を突き破って粉砕する。

ジャルム「グァーオオオオオ!!」

ガイガンA「ディギィァアアアアアアーーーッ!?」

ジャルムが身体全体を回転させながらガイガンに突っ込み、その身体と共に回転する巨大な1本角で大穴を開け、その穴の端はガイガンの身体の左右を超えて、上半身と下半身を千切った。

メガロ「ジュェエエエエエエエエーーッ!!」

ガイガンB「ギシィイイイッ!!」

メガロは合わせた両腕のドリルを回転させたまま、それを真っ直ぐに突き出して飛行、突撃してガイガンの喉に突き刺して、上に振るうとガイガンの首が千切れ飛んだ。
ガイガンの胴体から赤い血が怒涛と噴き上がった。倒された怪獣達が次々にグリーフシードに変る。
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/20(月) 23:12:24.10 ID:sCYhqNoq0
ひより「やったぁ!!」

こまち「ラドン・・・頼もしい援軍だわ!」

ほむら「でも、こっちにはお構い無しに戦ってるみたいだから、巻き込まれないように気を付けましょう」

マミ「気を緩めないで!!敵のラドンが来るわ!!」

姉さんの声に7時方向を見ると、そちらからもラドンが飛んで来る。数は味方よりも多く、70か80・・・いえ、90近いかしら?
放射能で変異した怪獣はゴジラ族という例外はあるものの、自然進化した怪獣より繁殖力が強く、更に生まれてから数年という、あの巨体では間違いなく異常で驚異的な速度で成体になる為、個体数が多くなり易い。

“空の大怪獣 ラドン”

ラドン(初代)「クォエエエエエエエーーン!!」

このラドンは身長100メートル、翼長240メートル、体重1万5千トンでプテラノドンから進化した、正真正銘のラドン族。

ラドン(平成)「キィエエエエエーーン!!」

私が見滝原の怪獣退治で何体も倒して来た翼竜怪獣ラドンもいる。身長は70メートル、翼長150メートルと小柄でありながら、体重は1万6千トンと重め。

ほむら「・・・これからが本番のようね」

味方のドッグファイターも結構な数が落ち、モスラも何体かは犠牲になっている。この犠牲を無駄にしてはならないわ。

みらい「へっ!どんどん来やがれってんだ!!」
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/21(火) 01:29:49.10 ID:YMkASNjz0
キングギドラ、ガイガン、カマキラスが敵のラドンと合流し、その動きがさっきまでと変り始める。
今まではバラバラに攻撃し、偶に味方誤射すらしていた敵の動きが全体的に統率され始めた。
多分、今まではこっちを舐めて掛かってたという事ね。敵が仕切りなおそうと、その軍勢を集結させていく。
それを見て、私は唇の両端を吊り上げる。

ほむら「待っていたわ、敵が固まるのを。ひより!あの辺りの敵の動きを止めて!!」

敵が集まるのが終わった、十何体かがいる場所を指して私は叫びながら、私はバトラの背から身を空中へ躍らせる。

ひより「うん!行くよギドラ!!」

ギドラ「キュイイイイイイ!!」

ひよりが自分の魔力を、彼女が上に乗るギドラに送り始める。

ひより「アトラナート!!」

ギドラ「キュロロロロロロロ!!」

ひよりが蜘蛛の神性を持つ神の名を持つ技名を叫ぶと、ギドラの翼の左右5本ずつある翼の爪から、彼女の魔法武器であるハープの弦のような金色の光の糸が伸びる。
それは枝分かれし、蜘蛛の巣状になり、その魔力と怪獣の力で編まれた捕縛ウェブが広がり、ガイガン、キングギドラ、カマキラス、敵のラドンを数体ずつ絡め取った。蜘蛛の巣の先端はギドラの翼から離れ、空中にがっちりと固定されている。
風を操り空を統べる天の神、ギドラの力だから出来る事。とはいえ、長時間は捕縛できない。
バトラから跳び下りた私は、ハルコンネンAMEを盾に仕舞い、二挺の拳銃を取り出して、中空で上に放り投げる。
そいつらが足掻いている隙に私はランブリングの艦橋の上に着地。

エリーゼ「ほむら、何を・・・?」

落ちてくる二挺の拳銃。それを両手に取る。指をトリガーに引っ掛け、西部劇よろしく回転させる。

ジャキッ!!

銃を水平に並べて構える。銃口はアトラナート・・・光の弦で出来た蜘蛛の巣に掴まった怪獣達。

みらい「何をするつもりだよ?」

熊坂「あんな、人間サイズの銃で何が出来るんだ・・・?」

こまち「そんなので怪獣を倒せる訳が・・・」

マミ「!?いえ!あれは只の拳銃じゃ無いわ!」

そう、これは只の拳銃じゃない。私が前の世界のさやかから受け取った剣と、杏子から受け取った槍・・・それを量子変換して練成し、鍛造して造った魔銃。
右手には杏子の槍が生まれ変わった、赤を基調とし、黒の装飾が施された無骨なフォルムの自動式拳銃(オートマチック)。何より苛烈。
グリップに設置された弾倉に闘志を装填する情熱の象徴。私が付けた銘は“天照(あまてらす)”。
左手にはさやかの剣の新しい姿。青一色で造られた、流麗なフォルムの回転式拳銃(リボルバー)。何より熾烈。
6ある弾倉の最下部より悪しき者に向けて裁きを下す正義の象徴。“海神(わだつみ)”と名付けた。

エリーゼ「魔法武器!しかも極めて強力な・・・!!」

ほむら「・・・」

私はこれから行使する魔法を編み上げ、それを両手に握った銃、それぞれの一発目の弾丸に送り込む。

ほむら「太陽の神よ来たれ・・・海の神よ来たれ・・・!」

弾丸が、変化する。より強力に、より神々しく、より禍々しく。弾殻の表面に刻まれていた魔法文字。神気を発して淡く輝いているのが解る。
この弾丸は、私がニコに再生成で造って貰った物で、イブン・ガズイの粉末を混入してあり、これはエネルギーを増幅し、物質化させる効果を持つ。
そう、魔法少女が魔力で魔法武器を造り出すように。それが出来ない私は、これを媒介として、ある物を造る・・・いえ、者を呼ぶ。
私はソウルジェムのリミッターを外して、限界近くまで生命力を魔力に換えて、二挺の魔銃に送り込む。
全身に強烈な疲労が圧し掛かるが、意識は何処までも鮮明ではっきりとしている。
魔力を送られた魔銃の中、弾丸から荒れ狂う凶暴なエネルギーの唸りが伝わって来る。
魔力を込めた銃器とは違う、圧倒的に違う、強大なエネルギー。でも、解る、この力を私は制御する事が出来る!!
これは私の為に2人が造って贈ってくれた武器で・・・それを私自身が造り直す事で、私でも制御できる・・・否、私にしか制御できない武器となった。
このエネルギーは、その私がトリガーを引く事で・・・私が私自身の意思で、トリガーを引く・・・それがさやかと杏子、宿ったと2人の魂と重なる事で、純粋な破壊力へと変換される。

ほむら「杏子!さやか!あなた達の力を私に貸して!!」

即ち!これこそ奥義!!
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/21(火) 01:31:24.86 ID:YMkASNjz0
ほむら「太陽神アマノシラトリ!海神ムーバ!怪獣形態!!」

私はトリガーを引いた。マズルフラッシュが・・・違う、これは強大な魔力の迸り。白い闇
周囲を照らす。
さらに古代日本に語られし、総ての大気を震撼させる銃声、否、咆哮。

天照から撃ち出された赤の閃光と、海神から撃ち出された青の閃光が空間を裂いて走る。2つの閃光は夜空を駆けながら、赤髪ポニーテールと、青髪ショートカットの2人の少女の姿へ。

マミ「あれは佐倉さんと・・・美樹さん?」

そこから更に姿を変えて、身長63メートル翼長210メートルの装甲された銀の羽と金の装甲を持つ太陽の炎を纏う神鳥と、身長104メートルの多数の触手を戦慄かす黒い大海の水を引き連れる海獣へ。
2体の怪獣・・・いえ、神獣がアトラナートに絡まった怪獣達に襲い掛かる。

アマノシラトリ「キィェアアアアアアアアアアアアアーーッ!!」

キングギドラ「フィリリリリリ・・・!」

カマキラス「ギイイ・・・!」

アマノシラトリの太陽炎がキングギドラを、カマキラスを敵怪獣を包み込んで消し炭に変えていく。

ムーバ「グォアアアアアアアアアアアアアアーーッ!!」

ガイガン「ギシィィイイイイイ!!」

ラドン(初代)「クォエエエエエエエエエ!!」

ムーバの纏う超高圧の海水流がガイガンを、ラドンを飲み込んで関節を、接合部を捻じ切る。
それだけでは終わらない。捕らえた怪獣達を裁き尽した2体の巨大な神獣は上空で交わり、小さな2人の少女へ姿を戻し、その2人が優しく抱き合ってそっと口付けを交わす。
ごめんなさい・・・こんな短い時間しか一緒にいさせてあげられなくて。そう心で謝りながら、私は込めた魔力に指示を下す。

ほむら「散華」

瞬間、炎と水、小さな姿に超圧縮されていた相反する莫大なエネルギーが反発しあって大爆発を起こす。

ドゴォオオオオオオオオオオオン!!

周囲の空間全体を揺るがす大轟音と、周囲を照らすほどの爆光が発生。
砕け散った魔力は多数の巨大な火炎弾と長大な大砲水となり、破壊の嵐と化して更なる周りの悪しき者達に裁きを下し、神の御許へ導き、或いは損傷を与えた。

こまち「す、凄い・・・!!」

みらい「い、今・・・さやかと杏子にならなかったか?」

ほむら「・・・ありがとう、さやか、杏子」

私、知ってたのよ?前の世界のあなた達が愛し合っていたって。結局、私が無力な所為で2人とも死なせてしまったけれど・・・私にはこうやって瞬間だけ一緒にいさせてあげる事しか出来ない。
でも、私はあなた達の魂を受け継ぎ、力を借りて戦う!
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/21(火) 01:36:23.12 ID:YMkASNjz0
アマノシラトリとムーバはほむほむの必殺奥義として登場させてみる。
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日!
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/21(火) 01:47:48.33 ID:SEDzFu6Po


くそ、カッコいいじゃないか!(変態だけど
こんなとっておきというか切り札があったとは・・・さすがにリミッター解除だから、
短時間に何度も使えないだろうけど。
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/21(火) 02:33:50.90 ID:vTcRGFHeo
お疲れ様でした。
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/21(火) 02:49:23.03 ID:ulFJ8OuG0

そうやってムーバ登場させたか、しかもアマノシラトリまで!
カッコよかった・・・!

必殺奥義でクロノ・トリガーの"はんさようボム"思い出したな
あっちも二人の女の子が炎の魔法と氷の魔法ぶつけあってその反作用で大爆発を引き起こすという技だった
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/21(火) 12:38:05.78 ID:YimXd/ZAO


この前からの流れだと
パンツから2丁拳銃に変形するんじゃないかと思って内心wktkしてた
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/21(火) 23:14:40.88 ID:YMkASNjz0
ロリこんばんは。お姉ちゃんバラカグラの次のDLCは何だろう?

>>483

ほむほむはカッコいい変態なんだよ!変態じゃ無かったら完璧なんだけど、変態だと燃えるだけじゃ無くて萌える。

>>485

此処はカッコよく書きたかった・・・!
ムーバを単なる野生の怪獣じゃ無くて、神話の伝説上の存在にしたかった。
クロノ・トリガーはやった事ないなぁ。やりたいけど。

>>486

いや、それは無い。今は味方側が敵を押していく、カッコ良く書きたいシーン。変態要素は無しだ!

再開します
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/21(火) 23:16:15.46 ID:YMkASNjz0
私は直ぐに消耗した生命力をグリーフシードで回復させる。1つでは足りず、3つ使ったわ。勿体無い・・・。
でも倒した怪獣は全てグリーフシードになり、それをマミがリボンで、ひよりがハープの弦で回収し、その内幾つかをバトラに跳び移った私に渡してくれた。

マミ「今の凄いわね・・・あれはイブン・ガズイによる魔学反応だったように見えたけど」

ほむら「そうよ。イブン・ガズイの粉は極微量しか手に入らなかったから、ニコに再生で少しだけ増やしてもらったのよ。
神話上の存在であるアマノシラトリとムーバをイメージ、イブン・ガズイを媒介に練成したの。・・・2人の力を借りて」

マミ「2人・・・やっぱり、さっきの子達は・・・」

ほむら「ええ、彼女達の為にも私は絶対に負けられないの。あなた達を守ってみせるわ」

マミ「ふふっ、本当に頼もしいわ(ほむらのように頼れる仲間が沢山いて、共に世界を守るなんて・・・!身体が軽い・・・こんな気持ちで戦うのは初めて!!もう何も怖くない!!)」

姉さんは話しながらも華麗な身のこなしでメカキングギドラや敵、味方の怪獣やドッグファイターの上から上へ跳び回り、
マスケット銃や大砲を現出させ、撃ち、体術も駆使して見事なガンカタで戦っている。

こまち「ほむらやマミにだけ任せておけないわ!バラン!あたし達も行くわよ!!」

こまちが手に持った薙刀を長大化させる。長さは40メートル程。それを両手で持ち、バランの肩の上に立つ。バランが急上昇していく。

こまち「大地の護国聖獣の力!此処に見せてやるわ!!」

薙刀を両手で構えてバランの肩から跳び出す。狙いはキングギドラ。

こまち「アース!ブレイクダーイブ!!」

バラン「ギャエエエエエーーン!!」

バランが、跳び下りたこまちを後から追って、空の大怪獣ラドンに急降下突撃。

ドゴォン!!

ラドン(初代)「クォエエエエエエッ!?」

5万5千トンの巨体が1万5千トンの巨体に正面の斜め上からぶつかり、跳ね飛ばした。

こまち「はぁああーっ!!」

バラン「ギャエエエエエーーゥッ!!」

ズガガガガガガガガガガガ!!

こまちとバランがそれを追撃。こまちは斜めに下に落ちながら長大な薙刀で滅多突き。
バランは両手の爪で連続で殴る。薙刀の刃とバランの鋭い爪で突かれる度にラドンの表皮から血が噴き出る。
こまちとバランにラドンは押されていく。

バラン「・・・!!」

バランがトドメとばかりに右腕を振りかぶる。

こまち「マァウンテンゴッドッ!」

同時にこまちは跳んで後ろ側に宙返り、バランの背中に降り立つ。そして振りかぶったバランの右手の爪に、こまちから送られた膨大な破壊の魔力が宿る。

こまち「スマァッシュ!!」

バラン「ギャゥウッ!!」

ドゴォッ!!

ラドンの胸に振るわれたバランの爪が腕ごと突き刺さる。

ズガァアッ!!

更にバランが右腕を押し込むと、ラドンの破かれた胸の中で込められた魔力が爆発。

ラドン(初代)「クゥエエエエエーーンッ!?」

ズッ!

バランは腕を引き抜く。
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/21(火) 23:19:47.60 ID:YMkASNjz0
こまち「成敗!!」

ボゴォオオオオオオオオン!!

更にラドンの体内に残されていた全魔力が大爆発。

ラドン(初代)「クゥエエエエエーーッ!!」

ラドンは爆炎の中、グリーフシードに変った。

直ぐにメガロに乗ったエリーゼがこまちとバランに合流。

エリーゼ「チャンスよ!続けて行けるわね?こまち!バラン!」

こまち「勿論!準備オッケーよ!!」

バラン「ギャェエエエエエーーウッ!!」

こまちとバランが上に飛び上がる。エリーゼとメガロは正面のガイガンに飛び掛る。

エリーゼ「ええーいっ!!」

全身に魔力を込めて身体強化したエリーゼはガイガンに真正面から右肩でショルダータックル。

ガイガン「ディアアアーイッ!?」

恐ろしい事に6万トンのガイガンは、空中で足を地に付けてないとはいえ、人間サイズのエリーゼのタックルで後ろに弾かれた。
エリーゼはキングギドラの顎をアッパーで跳ね上げたり、カマキラスの頭を蹴り砕いたりと超人的な格闘攻撃で戦っている。
空中で怪獣や戦艦、ドッグファイター、スーパーXを足場にして。流石、己の肉体を武器にする魔法少女。
いやこれの何処が魔法少女?私も魔法少女らしいかと聞かれたら、微妙だけど。

メガロ「ジュェエエエエーーッ!!」

続けてメガロが左腕のドリルで突き殴る。更に弾かれるガイガン。

エリーゼ「やぁっ!!」

エリーゼはガイガンの腹に左の肘を打ち込む。ガイガンの身体に衝撃が走ってくの字に折れ曲がる。

メガロ「ジュエアアアッ!!」

メガロは羽で飛んで2本の爪でガイガンに顎にダイナマイトキック。ガイガンが上に飛ばされる。

エリーゼ「今よ、こまち!!」

こまち「よっしゃあ、任せて!!」

バランからこまちが、上に跳んで身体を捻り、全力で下から飛んで来たガイガン目掛けて40メートルの薙刀を振り下ろしてその外皮を切り裂いた。

こまち「バラン!!」

こまちは近くの海の守護神モスラの上に跳び降りる。

バラン「ギャエエエエエーーウッ!!」

直ぐにバランは、飛ばされ、切られたガイガンに組み付いた。ガイガンの両足首を後ろから手で掴み、両足はガイガンの両腕に絡ませ、尻尾で首を締め付けて逆さまに動きを封じる。

こまち「スクリュー、サイクロンドライバー!!」

バラン「ギャエエエエエエーーウゥッ!!」

バランはそのまま高速回転。周囲に暴風が起こるほどで、それはまるで竜巻。

バラン「ギャアゥッ!!」

そしてガイガンを離して、真下に力の限り投げ飛ばす。そこには既にメガロが両腕のドリルを合わせて待ち構えていた。

エリーゼ「ダブルドリルでトドメよ!!」

メガロ「ジュェエエエエエエエーーッ!!」

両腕の合わせた巨大ドリルを突き出し、回転しながら落ちて来るガイガン向って飛び上がり、ガイガンの身体を貫いた。

ガイガン「ディギィァアーーイ!!」

倒されたガイガンはグリーフシードに変る。
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/21(火) 23:39:43.39 ID:YMkASNjz0
488修正

×狙いはキングギドラ。

○狙いは空の大怪獣ラドン。
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/22(水) 00:27:06.40 ID:yDQHbyEL0
こまち「ギドラ、敵の攻撃を引き付けるよ!!」

ギドラ「キュイイイイイイイ!!」

こまちを首の付け根に乗せたギドラが敵陣に飛び込んでいく。

キングギドラ「フィリリリリリリリ!!」

ガイガン「ディギィアアアアアーーィッ!!」

無防備に近付いて来るギドラに対してキングギドラが引力光線で、ガイガンがレーザー光線で集中攻撃をする!!

みらい「おいおいおーい!?」

ほむら「ひより!あなた死ぬ気なの!?」

エリーゼ「大丈夫」

こまち「竜王の力、見てみると良いわ」

マミ「!!ギドラが金色の光の粒子に包まれて・・・!」

姉さんの言う通り、ギドラを金色の光る粒子がバリアのように包み込んでいる。

ひより「百邪伏滅!万魔断絶!!」

ギドラ「キュロロロロロロ!!」

その金色の粒子は引力光線とレーザー光線を防ぐばかりか、防いだ後、分解して同じ金色の粒子に変えていく。

キングギドラ・ガイガン「!?」

ひより「必殺!竜王逆鱗光!!」

ギドラ「キュイイイイイイイ!!」

ギドラが一際大きく吼えると、その金色の粒子のバリアがギドラを離れて表面に撃ち出され、敵陣のど真ん中で爆発。
金色の稲妻状のギドラの引力光線を拡散放射。

キングギドラ「フィロロロロロロ!?」

ガイガン「ディギィアアァアーーィッ!?」

キングギドラとガイガン達それを浴び、着弾部分が爆発、吹き飛ばされる。

ギドラ「キュロロロロロロ!!」

ギドラが力強く吼える。
敵のキングギドラが身長140メートル、全長300メートルに対し、このギドラは身長が85メートル、全長は180メートルと一回り以上小さいにも関わらず、全く恐れる様子も見せない。

みらい「ひよりもやるな!よーし、ボク達も負けてられないぜ、ジャルム!!」

ジャルム「グァーオオオオウ!!」

みらいとジャルムが得意の突進攻撃を仕掛けようとする。

マミ「待って、若葉さん」

みらい「何だよ?」

マミ「ジャルムは空戦よりどちらかと言えば、陸戦が得意でしょう?あなたは先に降りて陸で戦ってる鹿目さん達と合流して!」

見れば下の方でゴジラやスペーズゴジラ達が戦っているのが、大分近くに見えている。周囲で待っているピンク色の閃光はまどかの魔力。
戦っている間に、かなり高度が下がって来たみたいね。戦場は見滝原の市街全体に広がってるみたい。

みらい「解ったぜ!ジャルム、降りるぞ!」

ジャルム「グゥオオオオオ!」

みらいを首の上に乗せたジャルムが降下していった。
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/22(水) 00:52:30.07 ID:yDQHbyEL0
新・轟天号、ブリッジ

ゴードン大佐「よし!機龍隊、聞こえるか!!」

新・轟天号、格納庫

風間「はい」

尾崎「やっと出番ですか、待ちわびましたよ」

機龍1号機、2号機コクピットで2人が答える。

ゴードン大佐「そいつは悪かったな。機龍隊、出撃だ!陸に降りて陸軍部隊、及び魔法少女のお嬢さん達と合流して侵略者共をぶっ倒せ」

風間「了解」

尾崎「了解!」

機龍パイロットA・B・C「了解!」

エクレール、火龍、ランブリングに搭載されている重武装型に乗るM機関兵達も答えた。

ゴードン大佐「下部ハッチを開放!機龍出撃準備だ!」

クルーA「下部ハッチ開放します」

新・轟天号、エクレール、火龍、ランブリングの下部ハッチが開いて、2機の高機動型、3機の重武装型機龍がワイヤーで吊るされて出て来る。

コクピットで風間、尾崎、他のパイロット3人が機器を操作し、バーニアで降下する準備を整える。
クルーのモニターにオールグリーンの表示が写り、ブリッジに準備完了した事を伝える。

クルーB「機龍出撃準備完了」

ゴードン大佐「よし、切り離せ!機龍出撃!!」

クルーC「ワイヤー切り離します」

ワイヤーが切り離され、5機の機龍が中空に踊る。5機は直ぐに両肩や両脚に内蔵していたバーニアを噴射し、戦火に包まれる見滝原の市街目指して降下を始める。
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/22(水) 01:06:01.12 ID:wUAOCqgro
機龍隊の怒涛のラッシュをお見舞いしちゃれ!
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/22(水) 01:32:42.63 ID:yDQHbyEL0
見滝原、市街

ゴジラとスペースゴジラがまどかとあいりから顕現、5万5千トンと8万トンの巨体が地面に降り立つ。

ドスゥウウウウン・・・!!

ズシィイイイイン・・・!!

ブワアァアアアアアアッ!!

その着地圧で道路のアスファルトや地面の土が吹き飛ばされて舞い上がる。

ゴジラ「グルルルルルルル・・・!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオウ・・・!」

流れる弔いの哀歌、穢れた大地悼む声、その祈り聞き届けて2体の怪獣王は立ち上がる。
近くのビルの上にはまどかとあいりの姿。風にピンクのショートツインテールと金色のロングツインテールがなびく。
他の陸で戦うさやか、ニコ、里美、クレア、ミキュベイは離れた場所に行った。

まどか「遂に来たんですね・・・ワルプルギスの夜が」

あいり「あぁ、あのほむらが何度戦っても勝てなかった、ワルプルギスの夜だな」

まどか「勝ちましょう!いえ、勝ちます!絶対に!!」

以前のまどかなら此処で“勝てますか?”と聞いていた所だが、自信と強さを持った今のまどかは違う。

あいり「あぁ、当然だ。此処で奴らを仕留めないと、風見野、あすなろの方まで被害が広がる。此処で食い止めるぞ」

まどか「はい!」

あいり「さて、街の被害は気にしなくて良いって事だったね?」

まどか「え?はい、そうみたいですけど・・・」

あいり「風見野、あすなろが無事なら、この街くらいは被害が出ても仕方無いと私は思うんだ」

まどか「はぁ」

あいり「だから・・・」

あいりは横に立つ、見滝原タワーを見る。

まどか「あ!そっか!あいりさんが此処で陣取った理由!」

まどかは得心したように声を上げる。

あいり「あぁ。スペースゴジラ!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオオウ!!」

スペースゴジラが吼えると見滝原タワーの周囲に地面を、道路を、建物を突き破って巨大な尖った結晶が次々に、何本も生えて来る。
そして其処は瞬く間にかつての福岡のようなスペースゴジラのエネルギープラント、あいりのフィールドとなる。
キングギドラやガイガンはすぐ近くまで来ている。

あいり「さて・・・街の被害を気にしなくて良い、生命力の残りも気にしなくて良いって事は・・・全力で暴れて良いって事だよなぁ!?」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオオァアアアアアアアア!!」

敵に向けて吼えるあいりとスペースゴジラ。

まどか「(最強の魔法少女のあいりさんの全力・・・!!)」

まどかの胸が期待に震える。

あいり「行くよまどか!最強の師弟と怪獣王コンビの力を見せてやるぞ!!」

まどか「はいっ!!」

ゴジラ「グガァアアアアアアーーーッ!!」
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/22(水) 01:34:34.58 ID:yDQHbyEL0
空戦の次は陸戦。
今日は此処までで!
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では明日に!
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/22(水) 01:37:35.03 ID:iQ7IhgeO0

ついにゴジラも撃って出る!

バランの技の場面で「ヒィートエーンド!」って頭の中で流れた
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/22(水) 01:43:00.00 ID:wUAOCqgro
お疲れ様でした。
早く尾崎達の機龍隊の活躍が見たい!
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/22(水) 01:44:07.99 ID:efgXz1iSo


とりあえずグランド級(以上)のが来ない限りはまず大丈夫かな。
強さは勿論の事、知能もかなり高いし。
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2012/02/22(水) 06:51:42.13 ID:+kTyjkuuo
お疲れ様でした
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)2012/02/22(水) 08:21:39.15 ID:6cxX3AE80
スペスゴジが地下から結晶を出したら地下のシエルターがやばいことになっているぞ。
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/22(水) 14:19:42.50 ID:76SsCuOuo
乙でした!

困った。凄いヤバいかっこええ位しかわからねえ。wktk
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/22(水) 16:53:24.10 ID:Owm57tfAO


材料があれば瞬時に自陣が作れるとかスペゴジやっぱ強いな
あとエリーゼちゃんは魔法少女よりガンダムファイターとかの方が向いてると思うの
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/22(水) 23:08:11.85 ID:yDQHbyEL0
ロリこんばんは。PSPまどマギまでに終わるかなーと思ってたけど、このペースじゃ終わらないな、このSS。

>>496

いよいよまどかとゴジラ達陸戦組の活躍を書くよ!

実はバランの技のイメージソースはGガンじゃ無くてバイカンフー。成敗!!

>>497

先にゴジラ達の戦闘シーンなので、ちょっと待ってね。

>>498

グランドギドラは後から出て来る。一応、キングギドラやガイガンも知能は高いけど、それ故に最初は舐めて掛かっている、という事になってる。

>>500

シェルターはスペゴジ達の後方にあるから大丈夫なの。

>>501

魔法少女というか怪獣映画というか、ヒロイックサーガな感じで書いてるつもりなのでそれだけ思ってもらえれば十分!

>>502

スペゴジは自分でエネルギーを吸収できるのが強い。
確かに素手でMS破壊するあの連中が近いなぁ・・・。

再開します
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/22(水) 23:14:34.07 ID:yDQHbyEL0
地面を踏み揺らす振動と、巨大な飛行音が街中に響き渡る。
夜の無人と化した街に、身長140メートルと120メートルの巨大な影が多数降り立ち、或いは建物の上に舞う。

まどか「あれが敵のキングギドラとガイガン・・・!!」

まどかの目にキングギドラとガイガンの姿が見える。
硬い金色の鱗に鎧われた巨大な体躯、凶暴な輝きを帯びる爬虫類の眸、蛇のように長い3本の首、
巨大な顎、鋭い牙、曲がりくねった2本の角、三日月状の額の角、金色の鬣、空を覆い尽くす扇状の翼、
大地を踏み荒らす強靭な2本の脚、建物を一撃で粉砕出来そうな太く長い2本の尻尾・・・
まさに御伽噺(フェアリーテイル)に出て来る悪いドラゴンとヒドラを合わせた強大な悪そのものの風格を漂わせている。
金色の鱗とブルーグレーの硬質な装甲に覆われた胴体、幅の広い両端が吊り上がった大きな単眼、
鉤状の角が並ぶ頭部、鋭い嘴、鎌のような横に開く牙、ジェットカッターが縦に並ぶ腹部、
金色の小さな扇状の3枚の羽根、鎌となり凶器と化した両手足、先端が鋭い槍になっている長い尻尾・・・
全身凶器の凶悪な殺戮マシーンそのものの存在に見えた。
その姿は、マミのキングギドラと、さやかのガイガンあまり変らないはずなのに、
憧れの先輩と親友の相棒からは力強さと、それだけでは無く暖かさや優しさも感じたのに、格好良さだけでなく、美しさも感じたのに・・・。

まどか「何て醜いんだろう・・・!」

まどかにはこのキングギドラとガイガンが途轍もなく醜悪に見えた。姿が、ではない。そのねじくれた精神が。
彼らは地球上の全ての生物達を見下し、嫌悪し、憎悪している。それを自らの強大な力でこれから破壊し、殺戮し、蹂躙する悦びに打ち震えている。
殺戮願望と破壊衝動に溢れている。吐き気を催す程の邪悪な気配だった。

まどか「許せない・・・!」

口を付いて出る。今まで言った事のない言葉。

あいり「良いね、よく言った。派手に暴れるぞ♪」

見える限り何十体のキングギドラとガイガン。その6つと1つの眼が周囲を睨み回す。その眼が、巨大な結晶の陣を構えるゴジラとスペースゴジラを捉えた。
キングギドラとガイガンが陸と空から進撃して来る。
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/23(木) 00:04:46.57 ID:D243OcEe0
ガイガンの1体の殺気に燃える視線が残光を夜空に刻み、ある物を捉えて止まった。
それは・・・

“電子怪獣 メカニコング”

メカニコング「ギュイン?」

身長80メートル、重量4万5千トンで見た所特に武装が無くて大して強そうに見えないロボットゴリラが1体、何時の間にか街の中に立っていた。

まどか「何ですか?アレ・・・?」

あいり「メカニコング?どうして、こんな所に・・・?」

まどか「味方、なんですか?」

あいり「一応・・・」

メカニコングはマギカのある科学者が造ったある怪獣をモチーフに造ったロボット怪獣。特徴は、武装が一切無い事と軽装甲でとっても脆い事。
その為低コストで沢山造れるのだが、如何せん武装が無い上に、パワーも大した事が無いので大変弱っちいのが欠点。決してゴジラのメカゴジラと同じと考えてはいけない。でも動きは無駄に軽快。
安いけど弱いので、製造数は少ない。そもそも趣味で造られた機体で戦闘用というより愛玩用であり、強くないのは当然と言えた。
尚、無人なので幾らやられても人員に被害が無い安心の仕様となっている。
見滝原に1体現れたように世界の割とあちこちに出て来ているメカニコングは、宇宙怪獣をこの開発者曰くラブリィな外見で魅了して、戦闘を止めさせようとするのが目的らしい。
その科学者によってこっそりと陸戦部隊に入れられ、世界の大体何処でも指揮官は“折角だから” と出撃させていた。
そして“どうせ役に立たないから”と、他の部隊にメカニコングについて特に連絡はしていない。
対峙するガイガンと・・・巨大なメカゴリラ。

メカニコング「ギュイイイン!!」

先に動いたのはメカニコングだった。腕を振り上げ、ガイガンに突進する。ラブリィな外見で魅了するとかいうのはどうなったのかは不明。

ガイガン「・・・」

迫り来るメカニコングを、ガイガンは避けようともしない。正面から迎え撃つ気だった。
大きく息を吸い込み、頭部を上げる。クチバシの間から赤い輝きが漏れている。

ガイガン「ディギィアアアアーーイィッ!!」

ズゴォオオオオオオオオ!!

口から吐き出されるのは、業火を伴う灼熱の熱線。

メカニコング「ギュイイイン!!?」

熱線の直撃を受けたメカニコングは、一瞬で赤熱し、爆発してドロドロになって熔けていく。

メカニコング「ミーを蕩けさすような、君の熱い吐息ぃ〜!!」

融解したメカニコングは炎の海の中に倒れた。何故かメカニコングには、偶に無駄に喋る機能が付いている。
燃え滾る液体と化した金属が地表を覆っていった。

ゴジラ「・・・」

スペースゴジラ「・・・」

まどか「うわー・・・役に立たない。時間稼ぎにもなってないですよ」

あいり「元々あんな玩具、アテにするつもりも無かったけどな」

役に立たない玩具が1つ壊れた所で、敵の進軍が止まる筈も無い。キングギドラとガイガンが迫る。
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/23(木) 00:06:28.68 ID:mNI0nodho
ここでメカニコングか。
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/23(木) 00:09:18.62 ID:D243OcEe0
前に要望であった気がするメカニコングを出してみる。そして出番終わり。キングコングの逆襲の設定は完全無視。
一発ネタなのでこんな扱いでも怒らないでね、うふ。
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/23(木) 00:13:18.73 ID:mNI0nodho
>>507
OK。元々そいつは作業用のような者であるから問題ない。
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/23(木) 00:20:08.65 ID:ym+JIGrN0
メカニコングがチャラすぎるwwwwww
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/23(木) 00:26:02.60 ID:lAOq8jKto
何しに出てきたwwwwww
511 :sage2012/02/23(木) 00:33:36.55 ID:zrQn4eXq0
こりゃ、キングコングが出てきそうだなwwwwww
後ムーの守護龍さんは出てるの?
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/23(木) 00:38:02.39 ID:kdlV6eCAO
残念、アイアンコングだったら重火器を満載していたのに
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/23(木) 00:39:32.56 ID:mNI0nodho
>>511
出てる。さやかとガイガン(FW)にやられた。→過去スレ魔法少女まどか☆ゴジラスレ
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/23(木) 00:43:23.66 ID:ym+JIGrN0
メカニコングが出てきたなら
それよりもモンド島のあの恐竜の活躍に期待
なんたってドロップキックでキングギドラ沈めた実績の持ち主だし
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/02/23(木) 00:43:45.47 ID:su2tCTKAO
>>512
節子、それ東宝怪獣ちゃう!ゾイドや!!
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/23(木) 01:20:23.96 ID:D243OcEe0
まどか「行くよ!ゴジラ!!」

ゴジラ「グガァアアアアアアーーッ!!」

ニコ「(ちょい待ち)」

ニコからまどかにチャント。

まどか「(ニコちゃん?)」

ニコ「キングギドラとガイガンってのはアレだよ。
常識離れした光線の破壊力や耐久力、獣のように鋭く殺気を感じ、普通なら気絶するほどの途轍もない殺気を散らし、恐ろしい怪力を持つ。
並みの砲撃を、爆撃を容易く耐えて、相手を襲い、完全に破壊するんだよ。じゃあ、こういうのはどうかな?」

ガチン!

キングギドラ「!?」

歩くキングギドラがその7万トンの体重で、地面の下の何かを踏んだ。

キングギドラA「フィ・・・!!」

ドゴォン!!

悲鳴を上げる暇も無かった。踏んだ直上にのみ圧縮された爆発がキングギドラを襲った。
これはニコが開発した対怪獣地雷。
あのおりキリ島で温泉を覗こうとした怪獣達が踏ん付けた地雷の改良版。破壊力をその真上にのみ限定した事で、破砕力を格段に向上させ、踏んだ怪獣を確実に地獄へご招待する。
キングギドラの身体が、その破壊力を狭範囲に圧縮した爆発でバラバラになり巨大な火柱が上がる。

ガイガンA「ディギ・・・!」

バゴォン!!

キングギドラB「キシャ・・・!」

ズドォン!!

正面を進んでいたキングギドラやガイガンが次々に地雷を踏んで爆殺されていく。同時、

ドドドドドドドドドドド!!

街のあちこちの建物の内部から、壁を内側から突き破って発射される超高速ミサイル。

ガイガンB「!?」

ズゴォオオオオン!!

キングギドラC「!!」

ドガァアアアアン!!

地雷と同様に、おりキリ島で温泉で覗こうとしたバトラやデストロイア達を撃ち落したあのミサイル。
殺傷する範囲を狭めた事で威力を怪獣即死レベルまで圧縮させた対空ミサイルが夜空に爆炎と血の赤い華を咲かせ、キングギドラとガイガンの粉微塵になった身体が地面に降り注いだ。

キングギドラD「フィリリリリリリリ・・・!」

ガイガンC「ディギィアアアアアーーイ・・・!」

それを見たキングギドラとガイガン達の脚が、翼が止まった。進軍を止める。

ニコ「止まったよ、黒木特佐」
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/23(木) 01:21:34.54 ID:D243OcEe0
ニコは並ぶ建物の1つ。何処か高級な家のリビングのソファーに寝転がりながら、スマートフォンでスーパーX3の一機に連絡を入れる。
そのソファーの正面の大画面の液晶テレビには外の様子が映り、キングギドラとガイガン達が無防備な姿を晒しているのが見える。

黒木特佐「解った。フルメタルミサイル、発射。D−03削岩弾発射用意」

フルメタルミサイルランチャー戦車隊隊長「了解!全車両、展開!急げ!!」

建物の影や隠れていたフルメタルミサイルランチャー戦車が建物の間から高速で出て、その貫通弾頭の照準を付ける。建物の中に隠れていた車両は、レーダー搭載車と照準システムをリンクさせて、壁の内側からそのまま狙う。

フルメタルミサイルランチャー戦車隊隊長「フルメタルミサイル、発射!!」

バシュバシュバシュバシュ!!

炸裂弾の無い全体が超硬質合金で造られた貫通弾が無防備に最前衛に立つキングギドラとガイガンの胸や腹に撃ち込まれていく。

ボジュッ!ボジュッ!

キングギドラ「フィロロロロ・・・!」

ガイガン「ギシィイイ・・・ッ!」

フルメタルミサイルがキングギドラの鱗やガイガンの軽装甲を突き破り、鱗と装甲の破片を散らす。

フルメタルミサイルランチャー戦車隊隊長「命中しました!」

黒木「よし、D−03削岩弾、発射」

D−3削岩弾戦車隊隊長「了解です!全車両、撃てっ!!」

ボシュン!ボシュン!

既に展開していた車両のボックス型のランチャーの蓋が開き、D−03削岩弾が次々に発射される。

シュルシュルシュル・・・ドスッ!ドスッ!

照準は、フルメタルミサイルの外皮の貫通部位。中にフルメタルミサイルが入っている、鱗も装甲も無い傷口に次々と突き立った。

キングギドラ・ガイガン「・・・?」

ギュィイイイイイイイイイイ!!

D−3削岩弾のバーニアが火を噴き、回転を始める。

キングギドラ「フィロロロロロロロロロ!?」

ガイガン「ディギィァアアアアアーーイッ!!」

肉を掘削し、血を撒き散らしながら、キングギドラとガイガンの体内に潜り込んで行く。

ズガァン!ドゴォン!バゴォン!

体内の中央に到達した所でD−03削岩弾が爆発。外側と違い、軟らかく脆弱な体内を潰す。

キングギドラ「フィリリリリリリリ・・・!」

ガイガン「ディギィィ・・・!」

受けたキングギドラとガイガンが口から、或いは破かれた胸部や腹部から血や爆炎を噴出して次々に倒れ伏していく。
その様子をソファーに寝転び、モニターにしたTVで見てみたニコが唇の両端を吊り上げる。

ニコ「ビンゴッ♪人間様を舐めるからこうなる」
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/23(木) 01:22:35.73 ID:D243OcEe0
あいり「見事に決まったな」

まどか「やったーああああ!あーはは!凄い!凄いよ、ニコちゃん!黒木特佐!うふふっ!あははははははっ!!」

まどかは大喜びして、隣に立つあいりに抱き付いた。

さやか「(こ・・・こんな仕掛けをしていたなんて)」

ニコ「(仕掛け?バカが突っ込んで来るから悪いんだよ)」

スーパーX3サブパイロット「やりましたね!」

黒木特佐「俺達は弱いからな。怖いから、宇宙から来た化け物と、真正面から正々堂々と撃ち合いなんかしない。
こっそり隠れて、罠を使って嫌らしく姑息に戦わせて貰う。撃った全車両は一旦、後方に下がって給弾しろ。
メーサータンク部隊、メーサー攻撃機部隊、冷凍レーザータンク部隊は3隊に分かれて順に斉謝、エネルギーが切れた部隊は次の隊と後退して補給、絶え間無く撃ち続けて敵の最前列に連続弾幕射撃!倒せなくて良い!!
奴らの足を止めろ!!後は真正面から攻撃よろしく、魔法少女達にMOGERA隊の皆さん」

まどか「はいっ!」

さやか「任せてください!!」

里美「はーい!」

ニコ「よっこいしょっと・・・行きますか」

ソファーから起きて外に出るニコ。

あいり「オーケー!」

クレア「お任せ下さい」

ミキュベイ「解ったよ!」

結城「さて、行くか、新城、佐藤」

新城「はい!」

佐藤「オールラーイッ!」

鈴木「MOGERAの力を侵略者共に見せてやるぞ!」

大野「了解!」

上原「了解!」

佐々木「我々も行くぞ!」

曽根崎「はっ!」

キャサリン「Let‘s Final Battle!We are winers!!」
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/23(木) 01:28:16.43 ID:D243OcEe0
>>514

ゴロザウルスはもうちょっとしたら出て来るかな。
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/23(木) 01:28:39.84 ID:D243OcEe0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
しれでは明日!
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/23(木) 01:35:08.85 ID:ym+JIGrN0

ゴロザウルスも出るのか!楽しみだ
それにしても対怪獣用兵器でも結構強いな
D-03削岩弾が出てて嬉しかった
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/23(木) 01:51:44.73 ID:mNI0nodho
お疲れ様でした。

んで何時になったらブラストボムが出て来るんだろう・・・。
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/23(木) 01:59:03.72 ID:lAOq8jKto


キングギドラすら爆[ピーーー]る地雷て・・・まどかも若干ハイになってるし、そりゃさやかちゃんも引き気味になるか・・・。
それにしてもメカニコング、かく乱にすらなってないwwwwww
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2012/02/23(木) 06:12:27.08 ID:9oSFNSNlo
お疲れ様でした
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/23(木) 23:09:36.68 ID:D243OcEe0
ロリこんばんは。遂に念願のメカキングギドラのソフビを手に入れたぞ!

>>521

出るだけなら既に顔見せ程度に出てるんだけども、この決戦にゴロザウルスも参戦するよ。勿論味方側。
D−03削岩弾はフルメタルミサイルと合わせれば強いんじゃ無いか?と思った。

>>522

ブラストボムはもうちょっと待ってね。その内出るから。

>>523

確かに地雷だけで倒すのは無理があるな・・・と書いてから思ったので書き直します。
まどっちの喜びようは、10話で委員長の魔女を倒したメガほむに抱き付いた時のがイメージ。
メカニコングは一発ネタにはなるというか、自分には一発ネタとしか使えないよ!

再開します
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/23(木) 23:13:04.74 ID:D243OcEe0
516修正から



まどか「行くよ!ゴジラ!!」

ゴジラ「グガァアアアアアアーーッ!!」

ニコ「(ちょい待ち)」

ニコからまどかにチャント。

まどか「(ニコちゃん?)」

ニコ「キングギドラとガイガンってのはアレだよ。
常識離れした光線の破壊力や耐久力、獣のように鋭く殺気を感じ、普通なら気絶するほどの途轍もない殺気を散らし、恐ろしい怪力を持つ。
並みの砲撃を、爆撃を容易く耐えて、相手を襲い、完全に破壊するんだよ。じゃあ、こういうのはどうかな?」

ガチン!

キングギドラ「!?」

歩くキングギドラがその7万トンの体重で、地面の下の何かを踏んだ。

キングギドラA「フィ・・・!!」

ドゴォン!!

悲鳴を上げる暇も無かった。踏んだ直上にのみ圧縮された爆発がキングギドラを襲った。
これはニコが開発した対怪獣地雷。
あのおりキリ島で温泉を覗こうとした怪獣達が踏ん付けた地雷の改良版。爆発をその真上にのみ限定した事で、対象への破壊力を格段に向上させている。
キングギドラが爆風に覆われて、動きが止まった。


ガイガンA「ディギ・・・!」

バゴォン!!

キングギドラB「キシャ・・・!」

ズドォン!!

正面を進んでいたキングギドラやガイガンが次々に地雷を踏んで足を止めていく。同時、

ドドドドドドドドドドド!!

街のあちこちの建物の内部から、壁を内側から突き破って発射される超高速ミサイル。

ガイガンB「!?」

ズゴォオオオオン!!

キングギドラC「!!」

ドガァアアアアン!!

地雷と同様に、おりキリ島で温泉で覗こうとしたバトラやデストロイア達を撃ち落したあのミサイル。
殺傷する範囲を狭めた事で威力を怪獣を大きく負傷させるまで圧縮させた対空ミサイルが夜空に爆炎の華を咲かせ、当たったキングギドラとガイガンが地面に撃ち落された。

キングギドラD「フィリリリリリリリ・・・!」

ガイガンC「ディギィアアアアアーーイ・・・!」

それを見たキングギドラとガイガン達の脚が、翼が止まった。進軍を止める。

ニコ「止まったよ、黒木特佐」
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/23(木) 23:17:15.63 ID:D243OcEe0
517修正

×炸裂弾の無い全体が超硬質合金で造られた貫通弾が無防備に最前衛に立つキングギドラとガイガンの胸や腹に撃ち込まれていく。

○炸裂弾の無い全体が超硬質合金で造られた貫通弾が、地雷、或いは対空ミサイルを食らって無防備に立ち上がったキングギドラとガイガンの胸や腹に撃ち込まれていく。
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/23(木) 23:21:06.10 ID:D243OcEe0
キングギドラとガイガンはメーサービームと冷凍レーザーで動きが止まった、或いは動きが鈍る。
絶好の攻撃の機会。

あいり「行くぞ、まどか!!」

まどか「はいっ!!」

目掛けてまどかは跳ぶ。

まどか「奏でるよ!闘争のオーケストラ!!」

まどかは跳んで宙返りしながら、魔力の矢を精製して弓に番える。

まどか「ウィークシューター!!」

まどかの放った6本の矢は、それぞれが複雑な軌道を描きながら1体のキングギドラの6つの目に向って飛ぶ。
6つの眼にそれぞれ一本の矢が突き刺さり、貫き、内部で魔力の爆発を起こして眼を潰した。

キングギドラ「フィロロロロロロロロロ!?」

目を潰されたキングギドラが悲鳴を上げ、悶え苦しむ。

まどか「今だっ!」

まどかはソウルジェムのリミッターを外し、自らの莫大な生命力を魔力に変換し、魔法武器の弓に送り込んでいく。

まどか「アルゲンティウム・アストルム!!」

魔法を口で唱えると、魔力が上に向けた弓を量子変換、弓は激しい桃色の光に包まれ、その形状を変化させていく。より強大に、より凶暴に、より禍々しく。
そしてやがて金色に輝く一回り大きな弓に変化した。それに桃色の光を放つ、大きな弓からしても巨大過ぎる70メートルの5本の矢。それをキングギドラに向ける。

まどか「必殺奥義!テュポーンの弓!!」

まどかがそれを撃ち出す。5本の巨大な矢はキングギドラの胴体中央、両翼、両脚に突き刺さり・・・否、量子化して突き刺さったが如く内部に入り、その身体を“空間に縫い止める”。

まどか「我は光!我は希望!我は未来!我は太陽!」

次に膨大な魔力で精製された矢は、穂先は赤く燃える竜の頭部に、長い部分は竜の首になっている。
怪獣の頭部より巨大なそれはまどかの姿を完全に覆い隠し、まるで巨大な竜の首から上が宙に浮いているようだった。
上空から見えず、動けなくなった哀れなキングギドラを見下ろし、その口腔に青く燃える光を湛えている。
矢の放つ輝きは太陽のように眩く世界を染め上げ、その輝きで仲間の未来を照らす。

まどか「竜王テュポーン!蹂躙せよ!!」

ズドォ!!

赤い竜王の口から、ゴジラの放射火炎のような青い魔力砲が撃ち出される。

キングギドラ「フィリリリリリリリ!!」

それがキングギドラに直撃して、巨大な魔力の爆発が起こる。損傷するキングギドラの身体。
同時に、まどかは、竜王の矢を撃ち出す。

まどか「砕け!壊せ!喰らえ!」
竜王の矢はその巨大な顎を開き、キングギドラの中央の首に噛み付き、そのまま大爆発を起こす。

キングギドラ「フィロロロロロロロロロ・・・!」

キングギドラは倒され、グリーフシードに変る。これが他の魔法少女と比しても莫大な生命力を持ち、それを使って非常に高度な魔法武器精製が出来る、まどかの必滅奥義、テュポーンの弓。
予備動作が大きいので、相手の動きが封じられている時か、大きな隙を見せている時しか使えないが、ほむらの怪獣弾に匹敵する威力を持つ。
怪獣王ゴジラを相棒とするまどかが、竜王を模した技を編み出して、最初にまどかが付けた名前が「ハイパーまどかビーム」と、独特なネーミングセンスによって付けられたその名前はあまりにあんまりだったので、マミが竜王テュポーンの名前を付けて命名したのだった。
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/24(金) 00:14:26.57 ID:kBmL6LRM0
高層ビルの屋上に立つあいりの眼下に、キングギドラとガイガンの群れ。その数は数十?いや、何十だろうか。

あいり「関係ない、どうせ0になる」

あいりの両手が光り、最強の魔法少女である彼女の魔法武器、2挺の魔銃「リベンジャー」が顕現して握られる。攻撃対象が巨大な上に、これだけいるなら狙いを定める必要も無い。

あいり「くらえ!!」

建物から跳び、地面を走り、壁を蹴り、屋上を跳ねながら2挺同時に無造作に連射する。
夜闇を引き裂くマズルフラッシュ。

ズドンズドンズドンズドンズドンズドンズドンズドンズドンズドン!

ガイガン「ディギィァアアアアアアーーーッ!?」

メーサービームでダメージを受けていたガイガンに2挺分、20発の魔力弾が一瞬で撃ち込まれ、その身体を粉微塵に粉砕する。
続いて狙いは足の止まっているキングギドラ。あいりは一旦右手のリベンジャーを消し、握った右手に、2メートル程の長大な赤く光る手投げ矢を現出させた。

あいり「そらよっ!」

そのキングギドラの胸の鱗の隙間狙って、槍投げの要領で投げ付ける。鱗と鱗の間に赤く光る矢は突き刺さり、大爆発。強固な鱗が剥がれて舞い飛んだ。

キングギドラ「フィロロロロロロロ!?」

あいり「トドメだ!」

右手に再び現出させた魔銃と左手の魔銃で、キングギドラの胸の傷口に連続射撃。傷口の肉はあっと言う間に魔力の連続爆発で吹き飛ばされ、中の脳を破壊された。

キングギドラ「フィリリリリリリリリ・・・!」

地面を揺らしながら倒れるキングギドラ。

まどかとゴジラ、あいりとスペースゴジラが担当の区域で敵を攻撃していると、突如上空に巨大な気配。

キングギドラ「フィロロロロロロ!!」

ガイガン「ディギィァアアアアァーーイィッ!!」

カマキラス(FW)「ギィイイイイ!!」

ラドン(初代)「クォエエエエエエエーーン!!」

ラドン(平成)「キィエエエエエーーン!!」

後方にいた何体かのキングギドラとガイガンが飛び上がり、上空で空中戦を行なっているものとは別行動をとっているカマキラスとラドンの群れと合流し、頭を押さえようと襲い掛かって来た。全部で数十体。
黒木特佐指揮下の陸戦部隊は陸にいる敵の足を止めるのが精一杯、というかそれも難しくなって来ている。

あいり「・・・か弱い女の子2人にご大層な事だな」

まどか「どどどどどどどど、どうしましょう!?幾ら私達でもこれだけの数を同時に相手するのは・・・!!」

あいり「落ち着け、まどか。あんたはゴジラと此処を離れるんだ」

まどか「そんな!嫌です!!あいりさんを見捨てて逃げるなんて・・・!!私達も一緒に戦います!!」

あいり「ちょっとちょっと、勘違いしてないか?私はまどかを逃げさせて此処で果てるつもりなんか微塵も無い。只、巻き込まれないように離れてろって言ったんだよ」

まどか「巻き込まれないように・・・ですか?」

あいりはまどかに凄みのある笑顔を見せる。

あいり「見せてやるよ。私とスペースゴジラの全力の・・・いや、それを超えた攻撃を」
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/24(金) 01:48:03.99 ID:kBmL6LRM0
まどかとゴジラが敵の攻撃をいなしながら、敵の下から離れた。敵がまどかとゴジラを追撃しようと、或いはあいりとスペースゴジラを本格的に攻撃しようと降下して来る。

あいり「スペースゴジラ!フィールド以外のこの区画全体に超重力場展開!!」

スペースゴジラの首と肩の結晶体の間に立つあいりが叫ぶ。

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオオウ!!」

スペースゴジラの両肩の結晶体に見滝原タワーが受信する宇宙エネルギーが大量に送信され、そのままスペースゴジラは超重力場を展開。

キングギドラ・ガイガン・カマキラス・ラドン(初代)・ラドン(平成)「!?」

飛んでいた5種類の怪獣が、空中に自分の身体を留まらせられなくなり、体勢を崩して落とされるように、いや、一気に増えた重力に引き寄せられるように地面に落下を始める。

あいり「よう!侵略者共!見滝原へようこそ!このあいり様が歓迎してやるよ!!」

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!

地面が揺れ、落ちて来る怪獣達の真下に鋭く尖った結晶体が地面や道路、建物を突き破って生えて来る。これはエネルギーを吸収する為ではなく、攻撃、防御に使用するより頑強な硬質のもの。
超重力下でも壊れないそれを宇宙から吸収し続けるエネルギーを使って大量に現出させた。
そしてその上に怪獣達が落ちて来て、首に、胸に、腹に、翼に結晶が突き刺さって串刺しにした。

キングギドラ「フィリリリリリリリ!!」

ガイガン「ギシィィイィッ!?」

カマキラス「ギイイイー!!」

ラドン(初代)「クォエエエエエエエ!!」

ラドン(平成)「キィエエエエエーー!!」

あいり「きゃはははははははは!悲鳴合唱団最高!!」

心底楽しそうに笑うあいり。テンションが上がると、何時もの真面目な性格は吹き飛び、弾けてしまうのがあいりの本質。

あいり「お前達は、私の大切な物を・・・奪おうとしている。だからね、私は、お前達を殺すの!!」

あいりがスペースゴジラの足元に跳び下りる。

ブン!

あいりの足元に赤い三角形の魔方陣が描かれる。宇宙からタワーへエネルギーが吸収され、そのエネルギーをスペースゴジラが受信し、それを生命力としてあいりに送り、
あいりは送られて来る生命力を魔力に換えて、魔方陣を広げていく。ソウルジェムのリミッターなど、戦闘開始の時点で外してある。
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/24(金) 01:53:35.48 ID:kBmL6LRM0
ユウリ「皆まとめて殺してやる。それなら、寂しくないよねぇ?うふふふふふふふふふ!」

その魔方陣の線ははどんどん伸びて、物凄い勢いでエネルギー吸収用のフィールド以外の区画全体に広がっていった。

あいり「イル・トリアンゴロ!!!」

ズァッ!

ハイテンションなあいりが叫ぶと魔方陣が輝き出す。途轍もなく膨大な魔力。これは魔方陣内の範囲を爆発させる爆破攻撃魔法。

あいり「微塵に砕けろ!!破滅のグランバニッシュ!!!」

天を仰いであいりが叫ぶ。

カッ!ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオ!!

そしてあいりのイル・トリアンゴロによって、この区画のエネルギーフィールド、あいりとスペースゴジラが立つ場所以外の全体が爆破される。
巨大な爆炎が夜空を昼よりも明るく照らし、爆風が突風となって吹き荒れる。
その上の建物も、道路も、街路樹も、結晶体も、そして結晶体に突き刺さっていた怪獣達も、全てが微塵に砕けて灰塵に帰した。
生命力を供給しながら魔法陣を展開した為、供給無しの限界を軽く超えた攻撃範囲と威力を実現した、スペースゴジラとあいりだからこそ生み出せる規格外、桁外れの破壊力。
タワーとエネルギー吸収用の結晶があるフィールド以外は何も無くなった区画の中心地であいりとスペースゴジラが立つ。

あいり「歓迎の花火、派手に上がったなぁ相棒?」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオオウ!!」

あいり「まどかー!おいで!片付いたよ」

あいりがまどかに呼びかけると、まどかとゴジラが戻って来た。あいりが伸ばしたその手を、まどかが握る。

まどか「(あいりさん・・・やっぱり凄い・・・!ううん、凄過ぎる!!)」

感動と尊敬の眼差しであいりを見詰めるまどか。

まどか「(でも・・・)」

周りを見渡す。

まどか「(区画が丸ごと1つ消し飛んじゃった・・・)」

あいりとスペースゴジラの力に戦慄を覚えると共に仲間で良かったと心底思うまどか。
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/24(金) 01:54:35.39 ID:kBmL6LRM0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では明日!
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/24(金) 01:58:41.06 ID:ljrOlUeNo
お疲れ様でした。

いや〜、何とも凄い威力だこと。
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/24(金) 02:04:47.04 ID:uapLUHLI0

一掃だな
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/24(金) 02:05:06.55 ID:SL2zp2Gho
乙でした。

あいりのCV中原さんというかレナさんだわ。なんか凄いわ。
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/24(金) 02:10:13.22 ID:o+yauOCdo


言葉どおりスッキリしたなあ・・・さて、
そろそろギドラ達も本気で来る頃かな。
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/24(金) 02:15:09.00 ID:dFXfdeBAO
>>535
え、このあいりのCVはどう見ても若本さんだろ?
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/24(金) 23:26:25.70 ID:kBmL6LRM0
ロリこんばんは。不快なものを見てしまって、テンションが駄々下がりしてたので、書き始めるのが遅くなっちゃったよ。

>>533

ちょっとやり過ぎな感じもあるけど、最強なあいり様を表現したかったんだ。

>>534

一掃したけど、敵はまだ大量にいる。

>>535

ひぐらしのレナね。でも自分の中じゃあいり様の中の人は田村ゆかりん、というかなのは様。

>>536

本気と言うか、侮らなくなって来る。

>>537

なのは様の中の人も若本さんになる事があるから、破滅のグランバニッシュの時はそうだったかも知んない。

再開します
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/24(金) 23:28:46.08 ID:kBmL6LRM0
あいり「別の区画に行くか。跳ぶよ、まどか!!」

まどか「は、はいっ!」

あいりはまどかの手を握ったまま、足元に無重力場を展開。ロケットの如く上空へ跳び上がる。

キングギドラ「フィロロロロロロロロ!!」

キングギドラが引力光線で反撃し、冷凍レーザータンク部隊を粉砕する。

ガイガン「ディギィアアアアァーーイィッ!!」

ガイガンのレーザー光線が建物を、その後ろに隠れるメーサータンク部隊と一緒に溶断し、吐き出す熱線が、地下鉄坑内に隠れるフルメタルミサイルランチャー戦車部隊を煮え滾る液体へと変えていく。

カマキラス「ギイイイ!!」

カマキラスの群がD−03削岩弾で頭や前足を粉砕されながらも、後ろの個体が前の個体を盾にして強引に近付いて攻撃する。

ラドン(初代)「クォエエエエエーーン!!」

ラドン(平成)「キィエエエエーーン!!」

ラドン達がメーサー攻撃機を体当たりや巻き起こす衝撃波で吹き飛ばし、粉砕する。
敵の動きがバラバラに好き勝手に暴れていたのが、徐々に多数で1つの部隊を攻撃するようになって来ているし、敵の怪獣も建造物や窪みを利用するようになって来ている。
敵も焦る必要は無く、慎重になり、防衛軍側としてはかなり戦い辛い。
防衛軍の各部隊は被害を出しながらも、なるべく少なくなるよう、上手く隠れながら反撃している。
この辺りの戦闘は乱戦になりつつあるな。乱戦になったら、耐久力で劣る防衛軍側に勝ち目は無い。
後方の弾薬を補給する補給車、車両の破損を直す車両強化車の支援部隊がやられたら敗北は決定的になる。
それは敵を1体でもそこへ通してはならない事を意味する。そして更に悪い事が起こる。

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!

突然、地面に振動と轟音が走った。地震?否、これはこの世界で2人は馴染み深いもの、何か巨大なものが地中を移動し、それがもう直ぐ地上に出て来る音だった。

ボゴォ!ガバァ!ドスゥン!

その巨大な者達が地面を突き破り、道路を踏み砕き、建物を押し壊して次々に地上に現れる。

“狂龍 アンギラス”

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアアーース!!」

それはアンギラス族の中で、最も強力な狂龍アンギラスだった。狂ったように闘争的で狂暴な性格で、口からはゴジラのような熱線発射能力を持っている。

アンギラス(FW)「ギャアアアアアーース!!」

同様に暴龍アンギラスも地中から姿を現す。どちらも体高は40メートル、全長は180メートルで体重は6万トン。

メーサー戦車隊隊長「うわっ!こいつら・・・!!」

冷凍レーザータンク隊隊長「す、すぐ近くに!!ギドラ共の支援で現れたのか!?」

実際にそうなのかどうかは解らない。しかし、実際にキングギドラやガイガン達、敵の怪獣の援軍のように、防衛軍の部隊のすぐ後方に何体も現れた。
そして現れるのはアンギラスだけではない。

“溶岩怪獣 バラゴン”

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエーン!!」

体色が赤の地底怪獣も現れた。バラゴン族の中でも大人しい地底怪獣バラゴンと違って、凶暴で好戦的な溶岩怪獣バラゴン。
2本足で立ち上がった身長は75メートル、全長は160メートル。4万トンの巨体で防衛軍を襲う。
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/24(金) 23:29:31.90 ID:kBmL6LRM0
D−3削岩弾戦車隊隊長「各分隊、展開せよ!射撃準備!!撃てぇーー!!」

正面からはキングギドラが迫っているが、今はすぐ真後ろのアンギラス、バラゴンへの反撃が先だ。
ボックス型ランチャーから次々とD−3削岩弾が発射され、アンギラスとバラゴンを攻撃する。

アンギラス(FW)「ギャアアアアーース!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエン!!」

しかし、D−3削岩弾はそれだけで撃っても怪獣の硬い外皮を貫く事が出来ず、表面で爆発して浅い傷を負わせる事しか出来ない。

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアアス!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエーーウゥ!!」

狂龍アンギラスとバラゴンの口が開いた。赤い熱線が放たれ、食らった車両が爆発炎上する。
更に暴龍アンギラスが突進して来る。生き残った車両は巧みな動きでそれを避ける。
しかし至近距離で、単一部隊でまともに戦えば1体でも倒すのが難しい怪獣を、しかも十体近くを同時に相手する戦況は絶望的だ。
そして正面から・・・今は後ろになったが、そこからはキングギドラ、ガイガン、カマキラス、ラドンが迫る。

メーサータンク隊隊長「あー、無理だ無理だ無理だー!無理無理無理無理!!死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!撤退だ!!撤退するぞ!!」

同じように襲われているメーサータンク隊の1つの指揮官が叫ぶ。

メーサータンク隊副隊長「駄目です!此処を抜かれたら、住民のいるシェルターが襲われます!!我々が、何としてでもこいつらを倒さなければ・・・!!」

メーサータンク隊隊長「・・・くっそぉおおう!!なーんで、こっちにも魔法少女以外の味方の怪獣が出て来てくれないかね!?」
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/24(金) 23:48:13.08 ID:ljrOlUeNo
ん?539の文のバラゴンの表記違うな。

× 溶岩怪獣 バラゴン
○ 地底怪獣 バラゴン
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/02/24(金) 23:57:38.23 ID:UGVZ9/tAO
敵側とは言えにアンギラスが2種類だと・・・
まさか幻の護国聖獣の出番有りか!?(ワクテカ
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/25(土) 00:17:29.03 ID:v9Z49kKAO
ん?初代アンギラスって熱線吐けるの?
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/25(土) 00:18:42.64 ID:HknYvTEK0
ここに来て大好きな怪獣が一気に!
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/25(土) 00:21:18.55 ID:dWVwxdXmo
>>544
それ、ゲームの怪獣大乱闘の奴だと思う。
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/25(土) 00:23:34.90 ID:HknYvTEK0
>>545
咆哮衝撃波だっけ
あとWikipedia見てみると小説およびプロット段階では吐ける設定があったみたいだな
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%83%A9%E3%82%B9

それにしてもアンギラスはどれも良い
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/25(土) 00:40:26.01 ID:dWVwxdXmo
>>546

あー!間違えた!543へのレスだよ!ゴメン!!
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/25(土) 00:50:48.70 ID:fKPHf6C+0
>>543

設定だと吐けるらしい
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/25(土) 01:16:33.79 ID:fKPHf6C+0
あいり「っち、不味いな・・・」

高層ビルの屋上、近くにゴジラとスペースゴジラが立つ上でまどかと手を繫ぐあいりは毒づいた。

まどか「どうしましょう・・・?」

強大な力を行使出来る以上、最善の判断で動かなければならない。

KB「(おい、最強とゴジラの嬢ちゃん、その辺ヤベェぞ、何とかしろよ)」

キーべえからの勝手なチャントだった。

あいり「良いだろう・・・片っ端からやってやる!まどか!!」

まどか「え?は、はい!」

あいり「合体奥義で一気に仕留める!」

まどか「!!解りました!」

まどか・あいり「はぁああああああああああああああああああ!!」

まどかは左手であいりの右手を、あいりは右手でまどかの左手を握り、2人の魔力が爆発的に高まっていく。その間にゴジラとスペースゴジラは駆ける。

まどか・あいり「テトラクテュス・グラマトン・・・!!」

2人で手を強く握り合い、心を重ね、力を合わせて1つの魔法を編み上げていく。まどかの閉じて構えた右拳には桃色の魔力が、あいりの左拳には闇色と血色の魔力が、抑えきれなくなって、バチバチと稲妻が放電するように放射されている。
まどかとあいりは心を重ね、力を1つにする。

ドスゥン!

ズズゥン!

メーサータンク隊隊長「!?」

防衛軍の部隊とアンギラス、バラゴンの間に跳んで来た巨大な怪獣が2体着地する。

D−03削岩弾戦車隊隊長「ゴジラ!?」

フルメタルミサイルランチャー戦車隊隊長「それにスペースゴジラ!」

身長100メートル、全長220メートルと、身長120メートル、全長250メートルの怪獣の王の中の王。

まどか「ゴジラ、ハイパースパイラル熱線を撃って!!」

ゴジラ「グガァアアアアアーーッ!!」

ゴジラが左足、右足、尻尾を地面に打ち込んで身体を固定する。

あいり「強化コロナビームを撃て、スペースゴジラ!全力でだ!!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!!」

スペースゴジラの両肩の結晶に、大量にエネルギーが送られ、体内にチャージされていく。

まどか・あいり「我ら邪悪を滅する2刀流!破邪の力!此処に見せん!!」

まどかの開いた右手からスペースゴジラの背中の結晶に、魔力が放射される。
そしてあいりの左掌からは、ゴジラの背びれに魔力が放たれ、吸収されていく。
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/25(土) 01:17:28.73 ID:fKPHf6C+0
アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアーース!!」

アンギラス(FW)「ギャアアアアアーーース!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエ!!」

前列のアンギラスとバラゴンがゴジラとスペースゴジラに殺到して来た。

まどか・あいり「怪獣王奥義!双撃昇華熱線!!」

まどか「ハイパースパイラル!」

ゴジラ「グガァアアアアアーーーッ!!」

あいり「コロナ・ディレイ!」

スペースゴジラ「ギャーーオオオオオオウ!!」

ハイパースパイラル熱線と強化コロナビームが発射される。それぞれ斜め前に撃たれたそれは、途中で合流し、1体化、稲妻のようなビームを纏った緑色の回転する熱線となる。

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアス!?」

熱線が1体の狂龍アンギラスの身体を貫いた。

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエーー!!」

そしてその熱線はその後ろのバラゴンの腹を突き破り・・・そして軌道を変えて暴龍アンギラスを真横から貫通した。更に別の一体を貫けば、次の敵へ。
そして次は上空から近付くラドンの胴を貫通し、カマキラスの頭部を粉砕し、1本の熱線はまるで意思があるかのように縦横無尽に暴れ回る。
あいりの強力な魔力によって只でさえとんでも無い貫通力を持つゴジラのハイパースパイラル熱線が強化され、
それをまどかの莫大な魔力を吸収して持続力の増した強化コロナビームが一体化して軌道を導き、威力も上乗せする。
時間が止まったかの如く、貫かれたアンギラス、バラゴンの動きが停止し、ラドン、カマキラスが地面に落下する。

まどか「ハイパースパイラル!」

あいり「コロナ・ディレイ!」

まどか・あいり「一斉昇華ー!!」

近くにいた怪獣達を貫いた熱線は爆発、熱線に貫かれて動きが止まった怪獣達が同時に破壊の業火に呑み込まれた。存在そのものを焼き尽くす、超熱量の劫火。
溶岩の海を泳ぐバラゴンの熱耐性すらあっても意味を為さないほどの超光熱。灰の1つ、塵の1つも残さずに怪獣達は焼滅し、眼に見えないほどの微小な粒子になり、それが集まってグリーフシードグリーフシードになる。
それをあいりとまどかは素早く回収する。「ハイパースパイラル・コロナ・ディレイ」という奥義名はあいりが付けた。
まどかの提案した名前は「アルティメット・まどか・あいり・ビーム」で却下された。

アンギラス(初代)・アンギラス(FW)・バラゴン(初代)「・・・!!」

残ったアンギラスやバラゴン達がたじろぎ、凶暴で好戦的な彼らにはっきりと戦慄と恐怖が走っているのが伝わる。

メーサータンク隊隊長「流石じゃ無いか、魔法少女と怪獣の王様達!」

まどか・あいり・ゴジラ・スペースゴジラ「・・・」

まどかが笑顔で手を振り、ニヤッと笑うあいりが親指を立て、ゴジラとスペースゴジラがメーサー戦車隊の隊長を見下ろし、一度だけ深く頷いた。
そして魔法少女とその相棒の怪獣王は今度はキングギドラやガイガンの方へ向き直って跳び、駆けて行く。

メーサータンク隊副隊長「ゴジラ達は、何と?」

メーサータンク隊隊長「俺達に任せておけ、だとさ」

メーサータンク隊副隊長「それで、我々は?」

メーサータンク隊隊長「はい、お任せしますって訳にはいかないだろうが。これは俺達の仕事だ、あんな女の子や怪獣達にばかり戦わせておけるか!
他のメーサータンク隊と合流して部隊を編成し直す!破損した車両は負傷者を乗せて後方へ下がって修理と補給だ!頼もしい味方も来た事だしな」

再び地面が揺れていた。空に低い羽音が響く。

メーサータンク隊副隊長「!?この反応は!!」
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/25(土) 03:15:09.44 ID:fKPHf6C+0
ドゴォッ!ボゴォッ!ズシィ!

巨大な存在がまるでイルカが水面に跳び上がるかのように、地面や道路、建物の下から跳び出して来た。

“猛龍 アンギラス”

アンギラス(2代目)「ギャアアアアアアーーン!!」

アンギラス(初代)「ギィャアス!?」

バラゴン(初代)「ギィャエエエン!?」

地中から跳び出したアンギラスが、同族の狂龍アンギラスやバラゴンに襲い掛る。
この猛龍アンギラスは、他の種のアンギラスと違ってとても大人しい性格で普段は人気の無い荒野や平原に生息しているが、自らを脅かすものには勇猛果敢に立ち向かう。
眼が鋭く吊り上がり、口が大きく裂けて如何にも狂暴そうな顔付きの狂龍アンギラスと比べて眼が大きく丸く、愛嬌のある顔付きをしている。
体色も異なり、狂龍アンギラスが淡いグレーに近い色なのに対して、猛龍アンギラスは薄いブラウン。
侵略者や、それに協力するかのように動く怪獣達を止める為にこの見滝原にも彼らは現れた。
そして同じく侵略者の暴挙を止めるべく次々に地中から怪獣が現れる。

“地底聖獣 バラゴン”

バラゴン(GMK)「グギュィイイイイーーイ!!」

身体だけでなく、白目の部分も赤い色のバラゴンが2本足で立ち上がって暴龍アンギラスに吼える。

アンギラス(FW)「ギャアアアアアーース!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエン!!」

バラゴン(GMK)「グギュィイイイイ!!」

身長は50メートル、全長は110メートル、体重3万トン程と巨大怪獣としては小柄ながらも、暴龍アンギラスに口からの火炎や溶岩怪獣バラゴンに噛み付いて攻撃する。
地方によってはバランではなく、このバラゴンを護国聖獣の地の神としている場所もあるので、聖獣の名を冠している。

バラゴン(総進撃)「ギャエエエエエーン!!」

同様に地底怪獣バラゴンも現れて敵の怪獣達に突進して攻撃を仕掛ける。溶岩怪獣バラゴンと頭部の形状が若干違うが、身長は75メートル、全長は160メートル、体重4万トンと体格は同じ。
更に地面から素早く跳び出す巨大な影。

アンギラス(初代)「ギィャアアアアース!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエエン!!」

跳び上がって、その強靭な両脚で狂龍アンギラスや溶岩怪獣バラゴンを蹴り飛ばし、そのまま宙返りして着地する。或いは跳び掛かって押し倒し、その巨大な顎で噛み付いて攻撃。

ゴロザウルス(総進撃)「ガァエエエエエエーーーン!!」

それは肉食恐竜のアロサウルスが進化した身長70メートル、全長140メートル、体重2万4千トンのゴロザウルス。彼らも地球をギドラ族から守るべく、決戦の地である見滝原にも地中を掘り進んでやって来た。

“巨大蟷螂 カマキラス”

カマキラス(初代)「キィイイイ!!」

そして羽音を響かせて飛んで来たのは、蟷螂怪獣カマキラスとは違う種類のカマキラス。こちらの方が全体的にスマートな体型で、最大の違いは右前足が鎌では無く、槍状になっている事。
体色が蟷螂怪獣カマキラスはダークグリーンなのに対し、巨大蟷螂カマキラスはレッドブラウンの体色をしている。

カマキラス(初代)「キイイイイ!!」

カマキラス(FW)「ギイイイイ!!」

空中では爆音のような羽音を響かせる2種類の巨大な蟷螂の怪獣が多数舞い飛び、大規模な剣戟戦を繰り広げる。

メーサータンク隊隊長「急げ!彼らが時間を稼いでくれている内に早く体勢を整えるぞ!!」

メーサータンク隊副隊長「了解っ!!」

まどか「味方の怪獣達が来てくれましたよ!」

あいり「あぁ、だが、キングギドラやガイガンの相手は荷が重いだろうな。宇宙怪獣共は私達が相手をするぞ!」

まどか「はいっ!」
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/25(土) 03:19:07.62 ID:fKPHf6C+0
最初のスレのほむら「怪獣!?」ゴジラ「…」の130修正

×バラゴン(総攻撃)「ギャエエエエエーン!!」

○バラゴン(総進撃)「ギャエエエエエーン!!」
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/25(土) 03:20:51.70 ID:fKPHf6C+0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では明日の多分昼頃に!
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/25(土) 03:24:56.27 ID:HknYvTEK0

わーいわーい!アンギラスにバラゴンにゴロザウルスだー!
恐竜型怪獣は大好きだから嬉しい
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/25(土) 03:35:50.41 ID:dWVwxdXmo
お疲れ様でした。

わははははは!!もう感無量!
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/25(土) 14:48:58.50 ID:UE12Mo8Ao


アンギラスなら・・・アンギラスならギドラの首に噛み付いてくれる!
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/02/25(土) 17:14:50.13 ID:DJBhLbUAO
乙です
うーん、流石に樹海に眠ってる金色アンギラスこと護国聖獣・晏麒羅(アンギラ)までは出ないか

・・・だれかアンギラスのウィキに晏麒羅の項目を追加して!!
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2012/02/25(土) 17:47:16.72 ID:wv1pzEPpo
>>557
wikiは誰でも編集できるんだぜ?
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/25(土) 18:08:18.46 ID:fKPHf6C+0
ロリこんにちは。うわぁ・・・調べものしてから書いてたらこんな時間に・・・。

>>554

恐竜型怪獣は王道なので自分も大好き。

>>555

感無量なら良かった!

>>556

多分、その内噛み付くよ。

>>557

晏麒羅って冷凍怪獣だっけ?出しても良いけど、マイナー過ぎない?

再開します
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/25(土) 18:12:47.09 ID:fKPHf6C+0
さやか「今の爆発、何?」

ガイガン「キシィァアアアアーーイィッ!」

ビルの屋上でグリーフシードで生命力を回復させるさやかが区画1つを丸ごと消し飛ばす爆発が起こったのを見た。
彼女の相棒のサイボーグ宇宙怪獣ガイガンは近くに降り立つ。

ミキュベイ「あいりのイル・トリアンゴロだろう。魔法を使いながら生命力をスペースゴジラから供給してその威力と範囲を拡大させたんだ」

オルガ「ギギュウウウウーーウウウ!!」

さやかと一緒に戦っているのはミキュベイとオルガ。同じビルとその近くに立ってグリーフシードで回復している。

さやか「にしても凄過ぎじゃない?流石、最強の魔法少女あいりさん。規格外と言うか桁違いというか・・・」

ミキュベイ「彼女は1人で戦略級兵器の戦闘能力があるからね」

さやか「でも、そんなあいりさんがいてくれても勝てるかどうか解らないんだよね・・・いや、勝つしか無いんだけどさ」

ミキュベイ「・・・済まないと思ってる。君やまどかをこんな事に巻き込んでしまって」

さやか「何言ってんのさ。あたしもまどかも巻き込まれたなんて思ってないよ!あたし達は自分の意思でこの力を手に入れて、使命を背負ったんだよ。
マミさんやほむらに憧れて、2人みたいになりたいって思って、皆を守れる力を手に入れて、心から信頼出来る仲間が出来て、
楽しい旅行にも行けて、美味しいものも食べれたし・・・あ、ついでに恭介の腕も治ったしね!
それに・・・こうやって戦うのって正義の味方そのものじゃん!悪い侵略者から地球を守らないとね!!
魔法少女になってから大変だけど、あたしはなった事を一度も後悔した事は無いから、だからあんたはそれを引け目に感じたりしなくて良いんだよ!
・・・例え、この決戦で命を落としても、皆を守れたなら、多分後悔は無いよ」

ミキュベイ「・・・確かに君には高い素質があったけど、かっての君は未熟で視野が狭くて思い込みが激しいし、意地っ張りですぐに冷静さを失って逆上する、はっきり言って魔法少女としては致命的だった。
杏子に問答無用で戦っていた時は、その場を生き延びても、君は長生き出来ないんじゃ無いかと思ったよ。君とは契約すべきじゃ無かったって、本当に後悔した」

さやか「言ってくれますな。そういうあんただって、インキュベーターに向いてないんじゃ無いの?あたし達魔法少女の事を考え過ぎじゃない?
いや、嬉しいし、だからこそあたし達はあんたが好きなんだけどさ。キーべえ程じゃないにしても、ある程度割り切りがあった方が良いと思うよ」

ミキュベイ「はは・・・自覚してるさ。そう割り切れれば楽なんだろうけど、どうもボクには無理みたいだ。
ボクは君達が大好きだから、死んでも仕方無いなんていう割り切りなんて出来ない。さやか、絶対に死なないで。
もう、ボクと契約した子が死ぬのは嫌なんだ・・・」

さやか「そうだよね・・・あたしの命はあたし1人のものじゃ無いんだ。あんたや何回も助けてくれたほむらの為にも絶対に生き残らないとね!」
ミキュベイ「今の君は優しくて勇気があって強い心を持ち、多くの魔法少女と出会い、最強クラスの杏子に鍛えられ、心身ともに大きく成長した。
分別も出来、何処まで自分に出来るか解っている優秀な戦士だ。君は間違いなく強い。相当な無茶でもしない限り、君なら生き延びれるさ」

さやか「だと良いんだけどねぇ」

ミキュベイ「あの超高空からの墜落、マギアの高い素質を持つ魔法少女の中でも防御力が高く、特別頑丈な身体の君以外の誰でも即死だったと思う。
カオルやエリーゼならもしかしたら生きてたかも知れないけれど、治せるゆまは港の方へ行ってたから、間に合わなかっただろう。
そんな皆の中で一番不死身に近い君だ、大丈夫さ」

さやか「あははっ、ありがと」

ミキュベイ「只、懸念は君が一番無茶をする所だ」

実際、さやかはこの戦闘で手足を失ったのは1度や2度ではない。数回、建物に吹っ飛ばされて全身の骨が砕けている。
そんな普通なら死ぬ重症でも一瞬で治せる驚異的な自己治癒能力を持つさやかだからこそ、こうやって今は何とも無く戦えている。
それに比例して彼女が上げている戦果も相当なもので、キングギドラやガイガンを含む怪獣を何体も倒している。

さやか「無茶はほむらだけの専売特許じゃ無いんだよー」

ミキュベイ「まぁ、無茶をしてるって言う自覚があれば良いか・・・くれぐれも無理はしないようにね」

さやか「大丈夫、大丈夫!解ってるから!!」

ミキュベイ「なら良いんだ・・・!!地下から敵の怪獣の援軍が現れたみたいだ。防衛軍が危ない!!」

さやか「よし、行こう、ミキュベイ!ガイガン!」

ガイガン(FW)「ギシィァアアアアーーイィッ!!」

ミキュベイ「うん!オルガ!!行くよ!!」

オルガ「ギギュウウウーーウウゥ!!」

さやかは剣を、ミキュベイは銃剣を両手に握ってビルの屋上から跳び、2人にサイボーグ宇宙怪獣ガイガンとオルガが続く。
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/25(土) 19:07:52.87 ID:fKPHf6C+0
ちょっと飯とかで外します
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)2012/02/25(土) 21:30:10.24 ID:i8e2O8yF0
うん?イカ娘はどうした?

海の上なら大活躍だろうし、仲間も呼べるではないか?
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2012/02/25(土) 22:32:29.69 ID:zXOwIB+3o
毎月のきららフォワードとこのSSが楽しみで仕方ないぜ。きららフォワードは昨日発売だったがみんな買ったよな!
あと、来月にかずみ3巻とまどかアンソロ2巻発売だな。
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/25(土) 22:37:55.46 ID:fKPHf6C+0
>>562

イカ娘は港の方であんことか織莉子とかと一緒に戦ってる。今の場面は市街で戦う陸戦組なのでちょっと待ってね。

>>563

やっと出るのか、かずみ3巻・・・。かずみの設定がどうのっていう話は収録されているんだろうか。
後、商業詩程楽しみにしてもらってめっちゃ嬉しい!萌えて来た!!
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/25(土) 22:38:49.79 ID:fKPHf6C+0
再開します



ズゥン!ドスン!

ガイガン(FW・ver2)「ギシィァアアアアーーイッ!!」

オルガ「ギギュウウウーーウウ!!」

アンギラス(初代)・アンギラス(FW)・バラゴン(初代)「!?」

ガイガンとオルガに気付き、アンギラスとバラゴン達が一斉にそちらを振り返った。

シギュイイイイイイイ!!

ガイガンが両腕のブラッディチェーンソーを鳴らして威嚇する。

さやか「さぁ、バトル再開と行こうか、ミキュベイ!」

ミキュベイ「よし、やろう!」

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアーーースッ!!」

狂龍アンギラスが口を大きく開いて、ガイガンに熱線を吐き出す。

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエエエーー!!」

バラゴンが吼えながらオルガに向けて左前足の鋭い爪を突き出して来る。

ガイガン(FW・ver2)「ギシィアアアアーイィッ!!」

サイボーグ宇宙怪獣ガイガンは斜め上に跳んで熱線を回避。身体を捻って回転し、直下の狂龍アンギラスに右のブラッディチェーンソーを振り下ろす。

ドシュッ!

狂龍アンギラスの左肩にブラッディチェーンソーの刃が食い込んだ。そして刃は回転し、狂龍アンギラスの身体を切断していく。

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアーーース!!」

ガイガン(FW・ver2)「ギシィァアアアアーーイィ!!」

ズバババババババババババ!!

サイボーグ宇宙怪獣ガイガンのブラッディチェーンソーは通常兵器の砲撃や爆撃では傷一つ付かない狂龍アンギラスの強固な外皮を紙のように切り裂き、肉を切削し、血と共に飛び散らせながら骨をぶった切る。

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアア・・・!!」

ガイガン(FW・ver2)「ギシィァアアアアーーイッ!!」

甲羅で身体こそ繋がっているが、そこ以外の胴体を切断された狂龍アンギラスが血を噴出し、地響きを起こして倒れ伏した。

オルガ「ギギュウウウウーーウウウ!!」

オルガが溶岩怪獣バラゴンの爪の一撃を身を捩じらせてかわす。その伸びきった腕をオルガの右のの長い腕に付いた長い指で掴まえる。
オルガはバラゴンを捉えたまま、左手の長い槍のような3本の爪を揃えて腹に突き刺した。
オルガの爪は易々とバラゴンの外皮を、身体を貫いて背中から突き出た。

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエエエ・・・!!」

オルガ「ギギュウウウウウウ!!」

左腕を振るって、口と腹から盛大に血を吹くバラゴンを振り飛ばす。バラゴンは絶命して動かなくなっている。
倒された2体の怪獣がグリーフシードへと変る。
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/02/25(土) 22:40:01.98 ID:DJBhLbUAO
>>562
間違ってゲゾラではなくアニメ版ジラのイカ怪獣共が来たりして(汗)
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/25(土) 22:51:34.60 ID:dWVwxdXmo
>>566
アニメ版は原型が留めてない者が殆ど居るからなぁ。
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2012/02/25(土) 22:53:37.70 ID:FoZvzuzvo
>>564
恐らく1冊に5話収録(9〜13話まで)だからかずみの設定関連は大丈夫。ただ、今月のきららフォワードの14話で明かされたかずみの能力についてはないと思う
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/25(土) 23:06:42.34 ID:fKPHf6C+0
さやか、ミキュベイの上に大きな影が現れる。

ラドン(初代)「クゥオエエエエエーーン!!」

ラドン(平成)「キィエエエエエーーン!!」

それは2種類のラドン。建物の下に立つ彼女達に向って降下して急襲する。

さやか「はぁああああああああああ!!」

両手に剣を持ち、待っていたさやかの魔力は既に爆発的に高まっている。彼女の周囲で真空刃が巻き起こり、それに触れた瓦礫や崩落した建物が広い範囲に渡って切り裂かれていく。

さやか「受けよ!剣閃の舞!!」

さやかが真空刃を纏い、空の大怪獣ラドンに向って跳び上がり、足元に魔力壁を作って、それを足場にして更に跳ぶ。
そうやって連続で跳び、さやかは飛ぶ。

さやか「エアスラッシュ・バースト!!」

さやかが右の剣を振るう。それが降下して来る空の大怪獣ラドンの左翼に触れる。巨大な怪獣からすれば、かすり傷にもならない。しかし、その剣は斬りつけると同時にさやかが纏っていた魔力の真空刃を放ち、傷口を切り裂いて行き、関節を切断し、左翼を切り落とす。
さやかは足元に魔力壁を作り、左側へ飛ぶ。

さやか「もう一撃!!」

続いて左で2太刀目。こちらも左翼と同様に右翼を切り飛ばした。

ラドン(初代)「クォエエエエエエーーン!?」

さやかは再び足場にする魔力壁を作り、翼を失って落ちて来るラドンの真正面へ。

さやか「これでトドメだぁーーっ!ツイン・エアスラッシュ・バーストォ!!」

ズバァッ!!

さやかの両手の剣が空の大怪獣ラドンの首元へX字型に振るわれる。

ラドン(初代)「クォエエエエエエ・・・!」

剣は喉元を切り裂き、さやかが纏っていた真空刃を飛ばす。空の大怪獣ラドンの首が飛んで、両翼、胴体と共に地に落ちていく。
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/25(土) 23:12:11.76 ID:fKPHf6C+0
>>568

あ、ちゃんと載るんだ。ググって大体どんな感じか解ったけど。かずみの能力?破戒以外にもあるのか。
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2012/02/25(土) 23:36:44.53 ID:54fYM4Xdo
>>570
ネタバレみたいなもんだけど良かったら聞きたい?かずみの能力
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/26(日) 00:09:50.98 ID:g7ab0zVq0
>>571

うーん・・・今は良いかなぁ。必要になりそうになったら聞いてみる。
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/26(日) 00:34:11.24 ID:g7ab0zVq0
ラドン(平成)「キィエエエエエーーン!!」

ミキュベイ「地球の敵は、撃ち滅ぼすのみ・・・!」

翼竜怪獣ラドンを迎え撃つのはミキュベイ。ソウルジェムのリミッターをさやか同様に外して右手に魔力で精製した銃剣を持ち、飛来する翼竜怪獣ラドンを睨み付ける。

ミキュベイ「魔力器官(マジックオルガン)全力稼動!!」

ミキュベイの魔力がさやかよりも遥かに速く高まっていく。ミキュベイの体内にある、生命力を魔力に換える、有機体で作られた機関部、器官がフル稼動する。
ミキュベイら、女性型インキュベーターが変身した魔法少女が、人間の少女が変身した魔法少女よりも、魔力のチャージ速度が圧倒的に速いのは、この器官があるお陰。

ミキュベイ「超攻性防御結界!魔力の刃よ!!」

ミキュベイが叫ぶと、彼女の後方周囲に虹色の魔力光が10以上現出し、それが全長40メートル、刃の幅が5メートルに及ぶ巨大な銃剣へと換わる。

ミキュベイ「我に背く諸悪を尽く殺戮せしめん!!往けっ!!」

ミキュベイが右手に持った銃剣を襲い来る翼竜怪獣ラドンに向けると、周囲の巨大な銃剣が、翼竜怪獣ラドンに向って飛ぶ。
同時、ミキュベイの右手に持っていた銃剣も柄の部分以外の刀身が虹色に光って、同様の大きさに巨大化した。
ミキュベイの固有能力、念動力で操られた巨大銃剣はそれぞれが違う緩やかなカーブを描いて、翼竜怪獣ラドンの喉、胸、腹、翼、脚に突き刺さって、血の雨を地面に降らせる。

ラドン(平成)「キィエエエエエ!?」

ミキュベイ「久遠の虚無へと還れ!!」

ミキュベイが、落ちて来る翼竜怪獣ラドンに向かって跳び、魔力を纏って真正面から、両手で握った刃が長大になった銃剣を突き出す。

ラドン(平成)「キィエエエエエ!!」

ミキュベイは血を浴びながら、翼竜怪獣ラドンの口の中に入り、喉を突き出した銃剣で切って食道を斬り裂き、背中を切り開いて、息の絶えた翼竜怪獣ラドンの後ろ側に跳び出た。
さやかとミキュベイが高い建物の上に着地して見栄を切る。

さやか「咲き乱れよ・・・」

ミキュベイ「紅き華・・・!」


裂かれ紅い血の華を咲かせた2体のラドンが地に落ちてグリーフシードに変わる。
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/26(日) 00:47:01.70 ID:XCgTMdBSo
>>573
たしかVS版ラドンの血色は深い緑色だった気が・・・。
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/26(日) 01:13:17.33 ID:g7ab0zVq0
>>574

あー、そういやそうだったっけ。書き直した方が良いかなぁ。
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/26(日) 01:28:34.86 ID:g7ab0zVq0
573修正



ラドン(平成)「キィエエエエエーーン!!」

ミキュベイ「地球の敵は、撃ち滅ぼすのみ・・・!」

翼竜怪獣ラドンを迎え撃つのはミキュベイ。ソウルジェムのリミッターをさやか同様に外して右手に魔力で精製した銃剣を持ち、飛来する翼竜怪獣ラドンを睨み付ける。

ミキュベイ「魔力器官(マジックオルガン)全力稼動!!」

ミキュベイの魔力がさやかよりも遥かに速く高まっていく。ミキュベイの体内にある、生命力を魔力に換える、有機体で作られた機関部、器官がフル稼動する。
ミキュベイら、女性型インキュベーターが変身した魔法少女が、人間の少女が変身した魔法少女よりも、魔力のチャージ速度が圧倒的に速いのは、この器官があるお陰。

ミキュベイ「超攻性防御結界!魔力の刃よ!!」

ミキュベイが叫ぶと、彼女の後方周囲に虹色の魔力光が10以上現出し、それが全長40メートル、刃の幅が5メートルに及ぶ巨大な銃剣へと換わる。

ミキュベイ「我に背く諸悪を尽く殺戮せしめん!!往けっ!!」

ミキュベイが右手に持った銃剣を襲い来る翼竜怪獣ラドンに向けると、周囲の巨大な銃剣が、翼竜怪獣ラドンに向って飛ぶ。
同時、ミキュベイの右手に持っていた銃剣も柄の部分以外の刀身が虹色に光って、同様の大きさに巨大化した。
ミキュベイの固有能力、念動力で操られた巨大銃剣はそれぞれが違う緩やかなカーブを描いて、翼竜怪獣ラドンの喉、胸、腹、翼、脚に突き刺さって、血の雨を地面に降らせる。

ラドン(平成)「キィエエエエエ!?」

ミキュベイ「久遠の虚無へと還れ!!」

ミキュベイが、落ちて来る翼竜怪獣ラドンに向かって跳び、魔力を纏って真正面から、両手で握った刃が長大になった銃剣を突き出す。

ラドン(平成)「キィエエエエエ!!」

ミキュベイは血を浴びながら、翼竜怪獣ラドンの口の中に入り、喉を突き出した銃剣で切って食道を斬り裂き、背中を切り開いて、息の絶えた翼竜怪獣ラドンの後ろ側に跳び出た。
さやかとミキュベイが高い建物の上に着地して見栄を切る。

さやか「散り乱れよ・・・」

ミキュベイ「悪しき命・・・!」


裂かれ命を散らせた2体のラドンが地に落ちてグリーフシードに変わる。
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/26(日) 03:34:40.98 ID:g7ab0zVq0
ニコ「撃て撃て撃ちまくれー」

ニコはメカゴジラUの肩に乗っている。

メカゴジラU「キシィイイイイイイイーーーツ!!」

ズドドドドドドドドドドドド!!

メカゴジラUのスペースビーム、デストファイヤー、クロスアタックビーム、強化式フィンガーミサイル、
ハイプレッシャーホーミング、ホミューショットの全兵装攻撃一斉射が狂龍アンギラス、暴龍アンギラス、溶岩怪獣バラゴンを襲い、
更に空中にも撃って蟷螂怪獣カマキラスの群れを攻撃。

アンギラス(初代)「ギィャアアアアス!!」

アンギラス(FW)「ギャアアアアーース!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエーーン!!」

カマキラス(FW)「ギイイイイイー!!」

手脚や尻尾が粉砕して重傷を負わせ、或いは頭部を吹き飛ばして倒したり、カマキラスに至っては粉微塵にしてグリーフシードに変った。

アンギラス(2代目)「ギャアアアアアアアアーーン!!」

バラゴン(総進撃)「ギャエエエエエエエーン!!」

バラゴン(GMK)「グギュィイイイイーーイィ!!」

ゴロザウルス(総進撃)「ガァエエエエエエーーン!!」

カマキラス(初代)「キイイイイ!!」

重傷を受けた敵の怪獣に猛龍アンギラス、地底怪獣バラゴン、地底聖獣バラゴン、ゴロザウルス、巨大蟷螂カマキラスが襲い掛かる。

バルガロン「フィイーーーファアアアアアアアア!」

キングギドラ「フィロロロロロロロロロ!!」

キングギドラにバルガロンが取り付き、噛み付いて、その全身の血を一瞬で吸い尽くす。
バルガロンが跳び退き、全身の血を吸い取られたキングギドラは倒れた。

機龍ブラック「ギオオオオオーン!!」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアアーーッ!?」

機龍ブラックの尻尾の打撃がガイガンの腹に炸裂し、機龍ブラックは左へ一回転、右手変形してドリルとなり、スパイラル・クロウでガイガンの頭部を粉砕する。
頭部を砕かれたガイガンがもんどり打って建物を崩しながら倒れる。

クレア「はぁ・・・はぁ・・・とんでも無い数ですね・・・」

魔法武器の杖を構えるクレアが建物の影に隠れてグリーフシードで魔力を回復する。

里美「うん・・・味方の怪獣達が来てくれたから、大分楽になったけど・・・(べえちゃん、戦況はどんな感じ?)」

クレアの近くでグリーフシードで回復しながらジュゥべえにチャントを繫ぐ里美。

JB「(見滝原のか?だったら心配ないぜ。今の所互角以上だ。
こっちが優勢って言っても良いぜ。防衛軍の陸戦部隊が一時期やばかったが、味方のアンギラスやゴロザウルスが来てくれたお陰で持ち直した。機龍隊もそっちに降りて来るぜ)」

里美「(良かった、何とかなりそうね)」

KB「(でもねぇぞ。今度は長野から見滝原に向かって、キングギドラとガイガン、ラドン、カマキラスの群れが来てるぜ)」

キーべえからのチャント。

里美「(また敵の援軍なの!?)」

ニコ「(長野県のどっかで防衛軍と魔法少女、味方の怪獣が全滅したみたいだね)」カチカチ

ニコがスマートフォンで軍の情報にアクセスしながらメカゴジラUの肩から近くに跳び降りて来る。
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/26(日) 03:36:08.12 ID:g7ab0zVq0
KB「(そういう訳だから頑張れテメェら。俺が生きる為にな)」

キーべえは勝手な事を言ってチャントを切った。

里美「(ちょ、ちょっと、キーべえちゃん!?)」

JB「(悪いな・・・オイラ達は里美達に頼ることしか出来ねぇ・・・オイラ達も出来るだけサポートするから、何とか頑張ってくれ)」

里美「(う、うん!)」

ニコ「(べえやんは気にしなくて良し)」

クレア「(何か報告があれば連絡してください)」

ジュゥべえ「(あぁ、解ったぜ。死ぬなよ、皆!)」

ジュゥべえからのチャントが切れる。

クレア「ニコさん、外国では戦況はどうなってますか?」

ニコ「んー・・・良くは無いね。まだ壊滅した国は無いけど、結構、魔法少女と怪獣は戦死、防衛軍は負けた所も多い」カチカチ

スマートフォンを操作して答えるニコ。

里美「じゃあ、そこに住んでた人達は・・・!」

ニコ「あ、それは無事っぽい」

クレア「え?どういう事ですか?」

ニコ「何か、防衛戦力が壊滅した所は、シェルターにキングギドラやガイガンは手を出して無いっぽい。
それ所か他の怪獣が襲おうとしたら容赦無く攻撃して殺したりして止めてる。
んで、半分くらいが残ってシェルターを見張って、他の半分が別の所へ援軍に行ってるね」

里美「普通の人には手を出してにないって事・・・?」

クレア「彼らは何を考えてるのでしょう?」

ニコ「私に聞かれても」
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/26(日) 03:37:34.84 ID:g7ab0zVq0
今日は此処までで!
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
明日こそ昼頃に再開したいなぁ。
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/26(日) 03:59:40.54 ID:XCgTMdBS0
お疲れ様でした。

俺の住んでる千葉方面の魔法少女達はどうなのかな?
出来れば全滅してほしくないなぁ…。
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/26(日) 04:24:00.75 ID:XCgTMdBSo
それと言い忘れてた。
まどかのゴジラとあいりのスペゴジ以外のゴジラは?
今まで出会ったギドゴジやミレゴジはどうしてるのか・・・。
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/26(日) 11:27:21.43 ID:uaR/dWPRo


やっぱ見滝原以外は戦況が悪いか・・・ゴジラも色々なとこにいるだろうけど、
原作の何割増しかで強化されてると想定しても、ギドラとガイガンの大群はきついだろうし。

それにしてもさやか、GSが現地調達できるとはいえ、結構無茶してるなあ・・・。
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/26(日) 16:08:40.71 ID:XCgTMdBSo
どうやら昼に早く開始できないみたいだ・・・。何か事情があるからかも知れんが・・・。
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/02/26(日) 17:21:30.29 ID:cDzl0iYAO
乙です
やはり各国にもギドラ族が来てましたか・・・
主要都市は新・海底軍艦の各ラ級戦艦が出張って応戦中とか脳内再生してますがイタリア艦は一番最初に墜ちるんだろうな(汗)

>>晏麒羅
氷結怪獣ならヘドラを冷凍兵器群と共に凍らせたりして有利かなと思ったが、
この状況だと下手したら合流途中でやられてGMKのように魏怒羅に力のみをを託す可能性が出てきましたね・・・
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/26(日) 17:26:54.54 ID:g7ab0zVq0
ロリこんにちは。今日書いてたら、操作ミスって保存せずに閉じてしまってこんな時間だよ!!

>>580

千葉県は人口多い(?)から魔法少女も比例して多いから大丈夫だと思う。

>>581

ゴジラは主に海から来るから、そっちのシーンで出るよ。

>>582

他の悪い戦況の所で防衛軍や魔法少女が敗られると、そっちから見滝原に来て敵が増えるという状況。
まだそんなにじゃないけど。

>>583

今日更新したいブログ用の写真を撮って書き始めたら、上に書いた通り消えちゃって書き直しだよ・・・。後、展開を考えたり。

再開します
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/26(日) 17:29:06.63 ID:g7ab0zVq0
キングギドラ「フィリリリリリリリ!!」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアアァーーイィッ!!」

キングギドラと凶悪サイボーグ怪獣ガイガンが建物の影に隠れいた3人に気付き、その建物を破壊して襲って来た。

ニコ「一般人には優しくても、私達にはそうじゃないみたいだね」

振ってくる瓦礫を斜め後ろ上に跳んでニコは避ける。

クレア「私を機龍がキングギドラを!里美さんとニコさんはガイガンをお願いします!!」

里美「うん!解ったよ!!」

機龍ブラック「ギオオオオオン!」

キングギドラ向って機龍ブラックが跳び、クレアがそれに続く。

クレア「機龍メカゴジラが最大奥義!機龍乱撃!!チェーンバインド!!」

クレアが魔力を込めた杖を突き出し、そこから魔力が拡散放出され、崩れた建物の金属に当たると、それが集まって変換されし、超硬金属の鎖となり、キングギドラの両足首に巻き付いて動きを止める。

キングギドラ「フィロロロロロロロ!?」

機龍ブラック「ギオオオオオーン!!」

動きの止まったキングギドラに機龍ブラックが斜め上から殴りかかる。

機龍ブラック「ギオオオオオッ!!」

宙返りして着地、その場で高速旋回して長い尻尾をキングギドラに叩き付ける。

キングギドラ「フィリリリリリリ!?」

足首を縛っていた鎖が千切れ、キングギドラは吹っ飛ばされる。

クレア「メーサー・ブレードッ!!」

機龍ブラック「ギィオオオオオン!!」

ドガガガガガガガガガガッ!!

機龍ブラックは下腕部の4式レールガンからナイフのような刃を出し、キングギドラに跳び付いて滅多刺しにする。
突き刺すと同士に電流を流してダメージを蓄積させる。
そして大きく振りかぶって右のメーサーブレードで殴って、キングギドラを地面に叩き付ける。

クレア「多連装ロケット弾、99式470mm多目的誘導弾、一斉射撃!!」

バシュバシュバシュバシュ!!

キングギドラ「フィロロロロロロロ!!」

機龍ブラックはブースターで滞空しながら、バックパックユニットの両肩部分からロケット弾とミサイルを大量に射出して、キングギドラに撃ち込む。
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/26(日) 17:29:57.16 ID:g7ab0zVq0
クレア「メカゴジラ・・・!!」

ドゴォッ!!

機龍ブラックはブースターの角度を変えて、キングギドラに殴りかかる。

クレア「オーバー・・・!!」

機龍ブラック「ギオオオオオン!!」

ドガガガガガガガガガガ!!

口での噛み付き、両腕のメーサーブレード、両足のクローでの蹴り、長い尻尾の打撃のラッシュをキングギドラに叩き込む機龍ブラック。

クレア「ブレイクゥゥッ!!」

ガシャッ!シュィィィィィ・・・!!

機龍ブラックの胸部ハッチが開いて、エネルギーが集束し青く輝く絶対零度の光弾が発射され、キングギドラに至近距離で炸裂した。

キングギドラ「・・・!!」

キングギドラの全身が一瞬で体内まで凍結し、分子レベルまで砕かれた。

機龍ブラック「ギオオオオオオオオーーン!!」

グリーフシードに換わっていく冷たく輝く粒子の中で機龍ブラックが咆哮する。
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/26(日) 18:24:55.88 ID:g7ab0zVq0
ガイガン(初代)「ディギィアアアアアァーーイ!!」

凶悪サイボーグ怪獣ガイガンとニコ&メカゴジラU、里美&バルガロンが対峙する。

里美「一気に跳び込むよ!援護して!!」

ニコ「はいよ」

ニコがソウルジェムのリミッターを外して、右手にバール型の杖を握って突き出し、左手は指をガイガンに向ける。

ニコ「弾幕行くぞー、メカゴジラU、撃ちまくれー。レンデレ・オ・ロンペルロ!プロルンガーレ!」

ニコは建物の間や上を跳び、宙返りしたり、横っ跳びしたりしながら、バール型の杖からは魔力の光線を、左手からは親指以外をミサイルに換えて連続で撃ちまくる。

メカゴジラU「キシィイイイイ!!」

メカゴジラUも建物の間をホバーで移動し、縦に横に滑りながらスペースビーム、クロスアタックビーム、ハイプレッシャーホーミング、ホーミューショットで怒涛の弾幕を形成。

ズドンズドンズドンズドン!!

ガイガン(初代)「ディギシィィイッ!?」

ニコとメカゴジラUの猛烈な弾幕で、連続の爆発に包まれる凶悪サイボーグ怪獣ガイガン。

バルガロン「フィィーーーファアアアアアア!!」

跳び上がったバルガロンが大きく口を開けて、弾幕で動けなくなっている凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの肩に鋭い牙を打ち込む。
そして噛み付いて体格で上回るガイガンを顎の力と首の力で投げ飛ばす。

里美「更にもう1つ!!」

そちらには魔力をチャージして待っていた里美。ネコヘッドの付いた杖を突き出す。

里美「ビーストファンガー!!」

巨大な獣の牙のような形状の魔力弾が杖から吹っ飛んで来た凶悪サイボーグ怪獣ガイガンに撃ち出され、それをぶつけられた凶悪サイボーグ怪獣ガイガンが空中で止まる。

里美「バルちゃん、アシッド・ジェル!!」

バルガロン「フィーーーファアアアアー!!」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアアーイッ!?」

そのガイガンに向けて口から強酸性の液体を噴射するバルガロン。それを浴びた凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの装甲や鱗が溶けて行き、羽根に穴を開ける。
続いてバルガロンは凶悪サイボーグ怪獣ガイガン向って組み付き、喉に噛み付いて持ち上げる。

里美「ニコちゃん!メカUちゃん!此処に撃ち込んで!!」

ニコ「おっしゃああああ!!」

メカゴジラU「キシイイイイイイ!!」

ニコが凶悪サイボーグ怪獣ガイガンへ走りながらバール型の杖を仕舞い、両手の親指以外をプロルン・ガーレでミサイルにして飛ばし、メカゴジラUは凶悪サイボーグ怪獣ガイガンへ移動しながらデストファイヤーを吹き付ける。
そして近付いた所で、ニコは杖を構え、メカゴジラUは両手をガイガンに向ける。

ニコ「レンデレ・オ・ロンペルロ!!」

メカゴジラU「キシィイイイイイイーー!!」

杖から発射されるニコの全力の巨大なな魔力の光線と、途轍もない爆破力を誇る強化式フィンガーミサイルが、アシッド・ジェルで装甲や鱗も溶かされたガイガンに至近距離で炸裂した。

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアアァーーイィッ!!」

爆発四散する凶悪サイボーグ怪獣ガイガン。その四散した身体が集まってグリーフシードに換わった。

メカゴジラU「キシイイイイイイ!!」

バルガロン「フィィーーーファアアアアア!!」

メカゴジラUとバルガロンが咆哮。

里美「これが私達の!」

ニコ「愛の結晶だー」

里美「え?」
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/26(日) 19:10:16.40 ID:g7ab0zVq0
ちょっと飯とかで外します
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/27(月) 00:34:43.76 ID:coChyag70
ブログ更新してたら遅くなった・・・再開します



戦火が広がり、多くの建物が損壊する市街地向けて5機の機龍は降下する。

機龍1号機「・・・」

尾崎「地上が近いな・・・各機、減速だ」

M機関兵A・B・C「了解」

風間「・・・」

機龍2号機「・・・」

しかし、風間機のみ、減速するどころか、バーニアを更に噴かして加速していく。

尾崎「風間、どうした?もしかして故障か!?」

風間「このまま奴に飛び掛る!!」

風間の機龍が向かう先には結城、新城、佐藤のMOGERAを3体で追い込んでいるキングギドラの内の1体。

尾崎「飛び掛るって・・・おい!」

風間「・・・っ!」

風間の機龍1号機はどう考えてもムチャクチャな速度で降下というより落下している。

尾崎「風間・・・止めろ、風間!!」

風間「でやぁああああああああっ!!」

機龍1号機がキングギドラ向けて足を突き出す。

ドゴォン!!

キングギドラA「フィロロロロロロロロ!?」

キングギドラにとんでも無い衝撃と浮遊感。身長140メートル、全長300メートルに及ぶ巨体で、7万トンにという超重量を持つ怪獣が軽々と宙を浮いた。
その金色の巨体は大きく後ろへ吹っ飛び、大地を転がり、多くの建物を巻き込み、倒壊させながら転がっていく。
吹っ飛びながらキングギドラは見た。降下蹴りを浴びせ、跳んで宙返り、地響きを起こし、大地に亀裂を走らせて、周囲の建物を衝撃で崩しながら膝と手を付いて着地した銀色の巨体。
身長110メートル、全長210メートル、体重7万2千トンという馬鹿げた大きさと重量を持ったゴジラ型の刃金。

キングギドラB「フィリリリリリリリリ!?」

キングギドラC「フィロロロロロロロロ!?」

機龍1号機「・・・」

機龍1号機は大地から膝と手を離し、ゆっくりと起き上がる。

佐藤「来たか!機龍隊・・・!」

結城「もうちょっと早く来て欲しかったけどな」

機龍1号機の金色に輝く2つの機械の眼がキングギドラ達を見据えている。

機龍1号機「ギオオオオオオン!!」

新城「!?」

その眼の輝きと咆哮はパイロットとは別の、機龍自身の意思を宿しているようで・・・果たしてそれが新城の錯覚と言い切れるだろうか。

尾崎「風間!」

M機関兵A「風間少尉!」

尾崎の1号機と同じく高機動型の2号機と他の3人の重武装型の3、4、5号機も着地する。
大地に立つ刃金の巨体、人の造りし怪獣。理不尽を憎み、正義の刃となる偽怪獣が、理不尽の権化であり悪の象徴である本物の怪獣の前に立ちはだかる。不遜にも。威風堂々と。
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/27(月) 00:36:24.84 ID:coChyag70
鈴木「尾崎少尉!風間少尉!」

鈴木のMOGERA2号機から通信が入り、その機体が溶岩怪獣バラゴン3体と光線と熱線の応酬を繰り広げながらそちらへホバーで滑走して来た。

佐々木「やっと来たか!遅い気がするがな!」

佐々木のMOGERA3号機は、体当たりで迫る3体のガイガンの1体を突き飛ばして、MOGERA2機と機龍5機に合流する。

尾崎「申し訳ありません」

キングギドラ3体とガイガン3体、溶岩怪獣バラゴンに機龍5機とMOGERA3機が対峙する。
その時、近くにドッグファイター隊の1小隊が飛んで来た。

ガイガンA「ディギィアアアアアァーイィッ!!」

ガイガンの1体が熱線をドッグファイターに吐き出すが、ドッグファイターは回避、外れた熱線はビルに当たり、爆破して溶かした。

熊坂「おお・・強ぇな、お前」

そのドッグファイター隊の1小隊を率いている熊坂。

ガイガンA「ディギシィッ!!」

熊坂に答えるようにガイガンが吼える。機龍隊に熊坂は通信を入れる。

熊坂「この先に地下シェルターがある。結城少佐達と協力して此処で食い止めるぞ。一歩も通すな!!
よし・・・尾崎と風間は組め。3人は突っ込んで俺達と撃ちまくれ!奴らがそれに気を取られている内に、お前達がアブソリュート・ゼロで仕留める。
あの化け物共をカキ氷にするぞ!!」

尾崎・風間・M機関兵A・B・C「了解!!」

熊坂「行くぞ!!」

結城「援軍も来たし俺達も行くぞ!」

新城「はい!」

佐藤「嬉しそうだなー、キヨ」

新城「巨大ロボットで悪の巨大怪獣と戦う!周りには味方の巨大怪獣もいるなんて、燃えるなって方が無理だろ!」

佐藤「よし・・・なら俺もやらなきゃな!」
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/27(月) 00:45:01.52 ID:coChyag70
590修正



戦火が広がり、多くの建物が損壊する市街地向けて5機の機龍は降下する。

機龍1号機「・・・」

尾崎「地上が近いな・・・各機、減速だ」

M機関兵A・B・C「了解」

風間「・・・」

機龍2号機「・・・」

しかし、風間機のみ、減速するどころか、バーニアを更に噴かして加速していく。

尾崎「風間、どうした?もしかして故障か!?」

風間「このまま奴に飛び掛る!!」

風間の機龍が向かう先には結城、新城、佐藤のMOGERAを3体で追い込んでいるキングギドラの内の1体。

尾崎「飛び掛るって・・・おい!」

風間「・・・っ!」

風間の機龍1号機はどう考えてもムチャクチャな速度で降下というより落下している。

尾崎「風間・・・止めろ、風間!!」

あんな速度で着地に失敗したら衝撃でバラバラになる。機龍の躯体も、風間の全身の骨も。

風間「でやぁああああああああっ!!」

機龍1号機がキングギドラ向けて足を突き出す。

ドゴォン!!

キングギドラA「フィロロロロロロロロ!?」

キングギドラにとんでも無い衝撃と浮遊感。身長140メートル、全長300メートルに及ぶ馬鹿げた大きさの、7万トンにというこれまた馬鹿げた重量を持つ怪獣が軽々と宙を浮いた。
その金色の巨体は大きく後ろへ吹っ飛び、大地を転がり、多くの建物を巻き込み、倒壊させながら転がっていく。
吹っ飛びながらキングギドラは見た。降下蹴りを浴びせ、跳んで宙返り、地響きを起こし、大地に亀裂を走らせて、周囲の建物を衝撃で崩しながら膝と手を付いて着地した銀色の巨体。
身長110メートル、全長210メートル、体重7万2千トンという馬鹿げた大きさと重量を持ったゴジラ型の刃金。

キングギドラB「フィリリリリリリリリ!?」

キングギドラC「フィロロロロロロロロ!?」

機龍1号機「・・・」

機龍1号機は大地から膝と手を離し、ゆっくりと起き上がる。

佐藤「来たか!機龍隊・・・!」

結城「もうちょっと早く来て欲しかったけどな」

機龍1号機の金色に輝く2つの機械の眼がキングギドラ達を見据えている。

機龍1号機「ギオオオオオオン!!」

新城「!?」

その眼の輝きと咆哮はパイロットとは別の、機龍自身の意思を宿しているようで・・・果たしてそれが新城の錯覚と言い切れるだろうか。

尾崎「風間!」

M機関兵A「風間少尉!」

尾崎の1号機と同じく高機動型の2号機と他の3人の重武装型の3、4、5号機も着地する。
大地に立つ刃金の巨体、人の造りし怪獣。理不尽を憎み、正義の刃となる偽怪獣が、理不尽の権化であり悪の象徴である本物の怪獣の前に立ちはだかる。
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/27(月) 00:46:12.12 ID:coChyag70
591修正

×キングギドラ3体とガイガン3体、溶岩怪獣バラゴンに機龍5機とMOGERA3機が対峙する。

○キングギドラ3体とガイガン3体、溶岩怪獣バラゴン3体に機龍5機とMOGERA3機が対峙する。
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/27(月) 00:49:24.50 ID:coChyag70
ブログ記事に時間掛かり過ぎて全然進んでないけど、今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日に!
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/27(月) 00:52:24.59 ID:coChyag70
終わる前に590修正・・・こっちで



戦火が広がり、多くの建物が損壊する市街地向けて5機の機龍は降下する。

機龍1号機「・・・」

尾崎「地上が近いな・・・各機、減速だ」

M機関兵A・B・C「了解」

風間「・・・」

機龍2号機「・・・」

しかし、風間機のみ、減速するどころか、バーニアを更に噴かして加速していく。

尾崎「風間、どうした?もしかして故障か!?」

風間「このまま奴に飛び掛る!!」

風間の機龍が向かう先には結城、新城、佐藤のMOGERAを3体で追い込んでいるキングギドラの内の1体。

尾崎「飛び掛るって・・・おい!」

風間「・・・っ!」

風間の機龍1号機はどう考えてもムチャクチャな速度で降下というより落下している。

尾崎「風間・・・止めろ、風間!!」

あんな速度で着地に失敗したら衝撃でバラバラになる。機龍の躯体も、風間の全身の骨も。

風間「でやぁああああああああっ!!」

機龍1号機がキングギドラ向けて足を突き出す。

ドゴォン!!

キングギドラA「フィロロロロロロロロ!?」

キングギドラにとんでも無い衝撃と浮遊感。キングギドラにとんでも無い衝撃と浮遊感。身長140メートル、全長300メートルに及ぶ巨体で、7万トンという超重量を持つ怪獣が軽々と宙を浮いた。
その金色の巨体は大きく後ろへ吹っ飛び、大地を転がり、多くの建物を巻き込み、倒壊させながら更に転がっていく。
吹っ飛びながらキングギドラは見た。降下蹴りを浴びせ、跳んで宙返り、地響きを起こし、大地に亀裂を走らせて、周囲の建物を衝撃で崩しながら膝と手を付いて着地した銀色の巨体。
身長110メートル、全長210メートル、体重7万2千トンという馬鹿げた大きさと重量を持った怪獣王型の刃金。

キングギドラB「フィリリリリリリリリ!?」

キングギドラC「フィロロロロロロロロ!?」

機龍1号機「・・・」

機龍1号機は大地から膝と手を離し、ゆっくりと起き上がる。

佐藤「来たか!機龍隊・・・!」

結城「もうちょっと早く来て欲しかったけどな」

機龍1号機の金色に輝く2つの機械の眼がキングギドラ達を見据えている。

機龍1号機「ギオオオオオオン!!」

新城「!?」

その眼の輝きと咆哮はパイロットとは別の、機龍自身の意思を宿しているようで・・・果たしてそれが新城の錯覚と言い切れるだろうか。

尾崎「風間!」

M機関兵A「風間少尉!」

尾崎の1号機と同じく高機動型の2号機と他の3人の重武装型の3、4、5号機も着地する。
大地に立つ刃金の巨体、人の造りし怪獣。理不尽を憎み、正義の刃となる偽怪獣が、理不尽の権化であり悪の象徴である本物の怪獣の前に立ちはだかる。不遜にも。威風堂々と。
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/27(月) 01:02:44.96 ID:5qPSix6Ho
お疲れ様でした。

風間の無茶振りは原作と変らないなぁ。
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/02/27(月) 09:01:44.09 ID:PCbXLD4s0
機龍は、遠隔操縦ではなく、直接乗り込んでいるのですか?

モゲラやスーパーメカゴジラの技術が組み込まれているのでしょうか?
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/27(月) 23:03:06.52 ID:coChyag70
ロリこんばんは。バトルは書くのが楽しいけど大変。

>>596

原作では特攻してたからなぁ・・・。

>>597

そう、直接乗り込んでます。その方が燃えるから。
勿論、他のロボット怪獣の技術を使っています。
最も機龍は他のロボット怪獣のよう重装甲で敵の攻撃を耐え抜き、大火力を持って殲滅する・・・というのとは違うコンセプトの機体ですが。

再開します
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/27(月) 23:04:09.73 ID:coChyag70
キングギドラA「フィロロロロロロロロロ!!」

ガイガン(初代)A「ディギィァアアアアァーーイ!!」

バラゴン(初代)A「ギィャエエエエエー!!」

キングギドラ3体、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン3体、溶岩怪獣バラゴン3体が咆哮して引力光線、レーザー光線、熱線を発射して来た。

結城「来るぞ、こっちも撃ちまくれ!!」

鈴木「了解!」

佐々木「了解!機龍隊、突っ込め!!」

機龍2号機「ギオオオオオオン!!」

機龍5機がMOGERA3機の両目からのプラズマレーザー、腹部ハッチからのプラズマメーサーキャノン、ドッグファイター1個小隊エネルギー弾の援護を受けて敵怪獣の光線を避けながら突撃する。

キングギドラB「フィリリリリリリリ!」

ガイガン(初代)B「ディギシィッ!!」

バラゴン(初代)B「ギィャエエエエエーン!!」

キングギドラ3体と凶悪サイボーグ怪獣ガイガン3体、溶岩怪獣バラゴン3体の動きが一瞬、止まる。

尾崎「撃て!!」

機龍3・4.5号機「ギォオオオオオオオオオン!!」

M機関兵の乗る3機の重武装型機龍3機が口腔内からの99式2連装メーサー砲、両下腕部の4式レールガン、バックパックからの多連装ロケット弾を連射して弾幕を敵の怪獣達に浴びせる。
怯むキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、溶岩怪獣バラゴン。

尾崎「うぉおおおおおお!!」

風間「でやぁあああああ!!」

その隙に2人の機龍が、1号機はキングギドラの1体、2号機はバラゴンの1体に組み付き、それぞれ腕のメーサーブレード、右手が変形したスパイラルクロウで攻撃。

キングギドラA「フィロロロロロロロロ!?」

バラゴン(初代)A「ギィャエエエエエーウ!?」

キングギドラと溶岩怪獣バラゴンも爪や牙、尻尾で反撃しようとする。

ガイガン(初代)A「ディギィアアァーーイッ!!」

ガイガン(初代)B「ディギシィッ!!」


そして組み付いている2機の後ろから凶悪サイボーグ怪獣ガイガンが1体ずつ、その首を切り飛ばそうと両腕の鎌を振るう。

機龍1号機「ギォオオオン!」

機龍2号機「ギオオオーン!」

機龍1号機と2号機は、キングギドラ、バラゴンを離し、素早く横に飛んで避ける。

ドォン!ズゥン!

2機は地面を揺るがしながら着地。

キングギドラC「フィロロロロロロロ!フィリリリリリリリ!!」

ガイガン(初代)C「ディギィァアアアアアアアアァーーイィッ!!」

バラゴン(初代)C「ギィャエエエエエエエエエエーーン!!」

敵の怪獣達は怒り狂ったらしく、引力光線、レーザー光線、熱線を撃ちながら突進しての噛み付きや鎌、爪、尻尾を振るって、
突出している機龍1、2号機とその後ろの3、4、5号機に猛攻を加えて来た。

尾崎「うわっ!くそ・・・っ!」

風間「これじゃ近づけない・・・!」

機龍は運動性は他のロボット怪獣を大きく上回るものの、軽装甲なので防御力が脆弱で、敵の光線や熱線を連続で被弾するのは危険だった。
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/27(月) 23:06:23.64 ID:coChyag70
MOGERA1号機コクピット

結城「キレて大暴れしやがって・・・」

新城「どうします?これじゃアブソリュート・ゼロが撃てませんよ」

結城「MOGERA各機、セパレーションモード!・・・俺はスターファルコンに移る」

新城「結城さん!」

結城「此処は分離して空と陸から攻撃するぞ」

MOGERA2号機コクピット

鈴木「了解!・・・では俺はスターファルコンに行くぞ」

大野「了解!」

上原「了解」

MOGERA3号機コクピット

佐々木「私はスターファルコンに行くから、此処は頼むぞ」

曽根崎「はっ!」

キャサリン「ラジャー!」

結城、鈴木、佐々木の3人はコクピット後ろのエレベーターに乗ってMOGERAの下部へ移動、
スターファルコンのコクピットへ座る。

MOGERA1号機、スターファルコンコクピット

アナスンス「Well Come To Star Falcon On System・・・」

結城「・・・」

結城はコクピットの電源を入れていく。
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/28(火) 00:10:14.41 ID:KJPdbuRb0
キングギドラA「フィロロロロロロロロ!!」

キングギドラが機龍1号機に近付き、その右肩に左の首で噛み付いた。

風間「くっ!離せ!」

その頭を掴んで外そうとするが、キングギドラは離さない。

キングギドラA「フィリリリリリリリリ!!」

そして右の首が機龍の頭部に引力光線を至近距離から発射しようと口を開ける。

機龍1号機「ギォオオオオン!」

風間「ええい!」

機龍1号機はその右の首を掴んで上に向ける。

キングギドラA「フィロロロロロロロロロロロ!?!」

口から撃ち出された引力光線はキングギドラの中央の首に当たった。怯むキングギドラ。

風間「ふっ!」

ドガッ!

機龍1号機が右のメーサーブレードをキングギドラの胴体に打ち込む。

風間「はっ!」

バゴッ!

続いて左。

風間「やぁあああああああああっ!」

ズドドドドドドドドドド!!

両腕のメーサーブレードで連続で殴る。

キングギドラA「フィリリリリリ!?」

風間「ふん!」

ドゴォ!

次は密着しての膝蹴り。

風間「でやぁああああああああっ!!」

機龍1号機「ギォオオオオオオオオオン!!」

機龍1号機は後ろを向いて、中央の首を右肩から両手で掴み、全力で背負い投げ。

ドォオン!!

7万トンの巨体が下の建物を粉砕しながら地面に叩き付けられ、大地を振動と轟音が走る。

キングギドラA「フィロロロロロロロ・・・」

風間「アブソリュート・ゼロ発射スタンバイ・・・!!」

機龍1号機が胸部ハッチを開き、倒れたキングギドラを狙ってアブソリュート・ゼロのチャージを始める。

キングギドラB「フィロロロロロロロロ!!」

しかし、別のキングギドラが引力光線を機龍1号機に掃射。

風間「くっ!」

機龍1号機は止むなくチャージを解除し、大きく後ろに跳んで回避する。
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/28(火) 01:02:02.82 ID:KJPdbuRb0
尾崎「行くぞ、機龍!」

機龍2号機「ギオオオオオン!」

機龍2号機は凶悪サイボーグ怪獣ガイガンに正面から組み付き、右腕を掴んで投げ飛ばす。

ズドォン!

ガイガンA「ディギィアアアアアァーイ!?」

地面に叩き付けられ、横転する凶悪サイボーグ怪獣ガイガン。

ガイガンA「ディギィァアアアアアァーイィッ!!」

横転して起き上がった凶悪サイボーグ怪獣ガイガンは逆上、機龍2号機向かって左、右と連続で腕の鎌を恐るべき力で振り下ろす。

尾崎「ちぃっ!!」

ドガァ!ガギィ!

左は防御するも、それを崩され、右の鎌で左肩を切り付けられる。装甲が火花を散らして削られ、コクピットを激しい振動が襲い、計器が若干火を吹く。

ガイガンA「ディギィァアアアアアアアアァーイッ!!」

続けて凶悪サイボーグ怪獣ガイガンは両方の鎌を振るって来た。

ガギィン!!

それは両腕の装甲で防御する。

尾崎「うぉおおおおおおおおっ!」

機龍2号機「ギォオオオオオオオン!!」

機龍2号機は上体が前のめりになって不安定な凶悪サイボーグ怪獣ガイガンを下から押し上げ、そのまま後ろ側へ投げ飛ばす。

尾崎「アブソリュート・ゼロ発射スタンバイ・・・」

凶悪サイボーグ怪獣ガイガン向けて胸部ハッチを開こうとする機龍2号機。

バラゴン(初代)A「ギィャエエエエエエーーン!!」

機龍2号機「ギォオオオオオオン!?」

溶岩怪獣バラゴンが跳び付いて来て機龍2号機の左腕に噛み付く。

尾崎「無理か!!」

そのままその溶岩怪獣バラゴンと格闘戦に入る。
他の機龍3、4、5機も敵の怪獣と戦っていて、ドッグファイター1個小隊だけでは援護は出来そうに無い。
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/28(火) 01:04:57.39 ID:KJPdbuRb0
修正



尾崎「行くぞ、機龍!」

機龍2号機「ギオオオオオン!」

機龍2号機は凶悪サイボーグ怪獣ガイガンに正面から組み付き、右腕を掴んで投げ飛ばす。

ズドォン!

ガイガンA「ディギィアアアアアァーイ!?」

地面に叩き付けられ、横転する凶悪サイボーグ怪獣ガイガン。

ガイガンA「ディギィァアアアアアァーイィッ!!」

横転して起き上がった凶悪サイボーグ怪獣ガイガンは逆上、機龍2号機向かって左、右と連続で腕の鎌を恐るべき力で振り下ろす。

尾崎「ちぃっ!!」

ドガァ!ガギィ!

左は防御するも、それを崩され、右の鎌で左肩を切り付けられる。装甲が火花を散らして削られ、コクピットを激しい振動が襲い、計器が若干火を吹く。

ガイガンA「ディギィァアアアアアアアアァーイッ!!」

続けて凶悪サイボーグ怪獣ガイガンは両方の鎌を振るって来た。

ガギィン!!

それは両腕の装甲で防御する。

尾崎「うぉおおおおおおおおっ!」

機龍2号機「ギォオオオオオオオン!!」

機龍2号機は上体が前のめりになって不安定な凶悪サイボーグ怪獣ガイガンを下から押し上げ、そのまま後ろ側へ投げ飛ばす。

ズズゥン!

ガイガンA「ディギシィイイ・・・!」

尾崎「アブソリュート・ゼロ発射スタンバイ・・・」

仰向けに倒れた凶悪サイボーグ怪獣ガイガン向けて胸部ハッチを開こうとする機龍2号機。

バラゴン(初代)A「ギィャエエエエエエーーン!!」

機龍2号機「ギォオオオオオオン!?」

溶岩怪獣バラゴンが跳び付いて来て機龍2号機の左腕に噛み付く。

尾崎「無理か!!」

アブソリュート・ゼロ発射は止め、機龍2号機は溶岩怪獣バラゴンと格闘戦に入る。
他の機龍3、4、5機も敵の怪獣と戦っていて、ドッグファイター1個小隊だけでは援護は出来そうに無い。
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/28(火) 01:26:04.36 ID:KJPdbuRb0
飛行形態で空を飛ぶ3機のMOGERA

結城「新城、MOGERAセパレーションモード」

新城「了解!セパレーションモード、スタンバイ!」

鈴木「大野少尉!分離するぞ!」

大野「了解、MOGERA分離形態に変形準備!」

佐々木「曽根崎、セパレーションモードだ!」

曽根崎「はっ!セパレーションモード、スタンバイします!」

3機のMOGERAの頭部が開いた胴体に収納される。

佐藤・上原・キャサリン「セパレーションスタート!」

MOGERAの両腕が前を向いて固定され、上半身が下半身から分離する。
上半身の腹部ハッチが開き、バスタードリルが突き出て、下部にキャタピラ、ランドモゲラーとなり地表へ降下する。
下半身両側の装甲が開いて、そこから主翼が展開し、機首が展開、尾部ホバーブースターが真後ろを向き、スターファルコンへの変形が完了して空を舞う。ランドモゲラーも着地して大地を走る。

新城「スターファルコン1号機!スターファルコン1号機!こちらランドモゲラー1号機。機龍隊をアシストして、地下から奴らの背後に回り込みます」

結城「そういう事だ!」

新城「潜行開始!」

佐藤「オールライッ!」

大野「よし、潜るぞ!」

上原「了解!」

曽根崎「キャサリン、ランドモゲラー潜行する!!」

キャサリン「OK!」

3機のランドモゲラーがそれぞれ3本のドリルで地下へ潜って行った。3機とも正面ウィンドウが装甲で閉じられる。
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/28(火) 01:27:07.46 ID:KJPdbuRb0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
では明日!
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/28(火) 01:28:52.51 ID:CpMkQVejo
お疲れ様でした。
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/28(火) 01:46:56.61 ID:gC0t4jf40

MOGERAの各部は1号機同士のじゃないと合体できなかったりするのかな
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/02/28(火) 01:48:37.93 ID:TAqBd7w9o


んー、原作同様になかなかアブソリュート・ゼロが撃てない・・・。
MOGERA隊がカギか。
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/28(火) 22:46:12.35 ID:KJPdbuRb0
ロリこんばんは。今期はどのアニメを見ていこうか・・・。

>>607

どうなんだろう。特に決めてないけど、出来るんじゃ無いかな。

>>608

上ではクレアの機龍ブラックがあっさり撃っちゃってるけどね。こっちは中々撃ててない。

再開します。
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/28(火) 22:49:29.15 ID:KJPdbuRb0
ランドモゲラー3機は地下を掘り進む。

ランドモゲラー1号機コクピット

新城「奴らへの攻撃ポイントを探ってくれ」

佐藤「了解」

機器を操作する佐藤。なるべく多くの敵の死角になる場所を探る。

佐藤「此処がベストだ」

新城「解った。2号機、3号機にも伝えてくれ」

佐藤「了解!」

空にスターファルコン3機とドッグファイター1個小隊が飛ぶ。

結城「新城!何をモタモタしてんだ!先に行くぞ!!スターファルコン各機攻撃開始!!」

鈴木「了解!攻撃します!!」

佐々木「了解!」

3機のスターファルコンの機首の横に装備された、省電力メーサーバルカン砲が、機龍隊を追い込むキングギドラ、
凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、溶岩怪獣バラゴン向けて火を吹く。

キングギドラA「フィロロロロロロロ!!」

ガイガン(初代)A「ディギィァアアァーーイッ!!」

バラゴン(初代)A「ギィャエエエエエーン!!」

しかし敵側も引力光線、レーザー光線、熱線で空のスターファルコンに反撃する。次々に被弾するスターファルコン。

結城「ちっ!」

鈴木「ええい!」

佐々木「受けたか!!」

3機のコクピット内で機器が火花を散らす。

熊坂「結城少佐!大丈夫か!?」

結城「この程度で落ちるほどスターファルコンはヤワじゃねぇ!」

地下を掘り進むランドモゲラー3機。

結城「どうした、まだか!?」

鈴木「大野少尉!上原少尉!急いでくれ!!」

佐々木「早くしろ!スターファルコンだけでは奴らを止めるには火力が足りん!!」

スターファルコンから通信が入る。

佐藤「ポイント到達!」

新城「行くぞ!!」

上原「着いたぞ!」

大野「よし、地表へ出るぞ!!」

キャサリン「Arrive At!」

曽根崎「ランドモゲラー、地上へ出る!」
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/28(火) 22:51:08.72 ID:KJPdbuRb0
キングギドラB「フィリリリリリリリ!!」

機龍1号機へ3本の引力光線を撃つキングギドラ。

風間「くっ・・・!!」

機龍1号機「ギォオオオオオオン!?」

機龍1号機が引力光線を浴びて被弾箇所が爆発する。

ガイガン(初代)B「ディギィァアアアアアァーーイィッ!!」

凶悪サイボーグ怪獣ガイガンが額からレーザー光線、口から熱線を機龍2号機に連射する。

尾崎「うわっ!」

機龍1号機「ギオオオオオン!!」

回避しきれずにレーザー光線を胴体に撃ち込まれて火花を散らす。

バラゴン(初代)B「ギィャエエエエエエエエエー!!」

溶岩怪獣バラゴンが上空のドッグファイター1個小隊に向けて熱線を吐き出す。

熊坂「うおっ!?危ねぇな、お前!!」

何とか避けるドッグファイター隊。

結城「奴ら・・・!そんなに地球が欲しいか!!」

結城のスターファルコンが突出してキングギドラに猛攻を加える。

結城「くっそぉおおおお!!てやぁあああああああああ!!」

キングギドラC「フィロロロロロロロロロ!?」

次々にスターファルコンから省電力メーサーバルカン砲がキングギドラに撃ち込まれる。
キングギドラも引力光線をスターファルコンに撃って反撃する。

ズゴゴゴゴゴゴ・・・ドゴォ!バガァ!ズドォオン!

ちょっとした爆発のような音と土煙を上げて巨大ドリルタンク3機が地上へ跳び出て来た。
3機のランドモゲラーの正面ウィンドゥの装甲が開く。
目の前には機龍隊、スターファルコン3機、ドッグファイター1個小隊と戦って背中を無防備に晒すキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、溶岩怪獣バラゴンがそれぞれ3体。

佐藤「功二!」

新城「キヨ!レーザーキャノン!!」

上原「大野少尉!攻撃開始だ!!」

大野「了解!!」

キャサリン「Best Attack Point!」

曽根崎「自動追尾式レーザー砲、地対空レーザーキャノン!発射!!」

3機のランドモゲラーの両側のドリルから自動追尾式レーザー砲、機体前部の上の地対空レーザーキャノンが次々に敵の怪獣の背後から撃ち出され、命中する。

キングギドラC「フィリリリリリリリリ!?」

ガイガン(初代)C「ディギシィイッ!?」

バラゴン(初代)C「ギィャエエエエエーウゥ!?」

正面と背後から撃たれて敵の怪獣の動きが止まる。
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/28(火) 23:54:43.17 ID:KJPdbuRb0
結城「良いぞ、新城!バックパックだ!」

スターファルコン3機とドッグファイター1個小隊も攻撃を続ける。

熊坂「風間!尾崎!今だ!!」

風間「了解!」

機龍1号機「ギオオオオオン!」

尾崎「了解っ!!」

機龍2号機「ギォオオオオオン!」

敵に肉迫していた機龍1号機と2号機が後ろへ跳んで距離を取る。

風間「援護しろ!!」

機龍3号機「ギオオオオオオオオオン!!」

機龍4号機「ギォオオオオオンッ!!」

機龍5号機「ギオオオオオオーン!!」

M機関兵A・B・Cの乗る3機の重武装型機龍が口腔内の99式2連装メーサー砲、両腕の4式レールガン、
そして胸部ハッチを開いて4式3連装ハイパーメーサー砲を一斉射撃。敵の動きがほぼ完封される。

風間「アブソリュート・ゼロ発射スタンバイ!」

尾崎「アブソリュート・ゼロ発射準備!・・・ロック解除!!」

尾崎と風間はコクピットで機器を操作し、アブソリュート・ゼロのロック解除のスイッチを回す。機龍1号機、2号機の胸部ハッチが開き、アブソリュート・ゼロのチャージが完了する。
それぞれ敵の中央のキングギドラと溶岩怪獣バラゴンをロックオン。この位置から撃てば、そのすぐ近くの凶悪サイボーグ怪獣ガイガンと溶岩怪獣バラゴンをもう1体巻き込んで倒せる。

風間「アブソリュート・ゼロ、発射・・・!」

尾崎「いや待て、風間!!」

風間「!?」
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/28(火) 23:56:16.88 ID:KJPdbuRb0
キングギドラA「フィロロロロロロロ!!」

ガイガン(初代)A「ディギィアアアアアアァーイィッ!!」

だが、敵の中でキングギドラと凶悪サイボーグ怪獣ガイガンが1体ずつ、強引に空へ飛び上がって、無防備な機龍1号機と2号機に攻撃を仕掛けようとして来る。

熊坂「化け物め!!」

熊坂が忌々しげに怒鳴る。その瞬間、飛び上がろうとしたキングギドラの下の地面が崩れ、地下から巨大な影が跳び出して来た。

アンギラス(2代目)「ギャアアアアーーン!!」

キングギドラA「!?」

跳び出して来たのは猛龍アンギラス。キングギドラの右の首に噛み付いて、地面に引き摺り降ろす。
更に飛び上がろうとした凶悪サイボーグ怪獣ガイガンに向って建物の影から何かが跳び上がる。

ゴロザウルス(総進撃)「ガァエエエエエーーーン!!」

ゴロザウルスが飛ぼうとする凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの上から両足で背中を踏むようにカンガルーキックで蹴り付けた。

ガイガン(初代)A「ディギィアアアァーイ!?」

落とされ、地響きを起こして地面に前から倒れる凶悪サイボーグ怪獣ガイガン。

尾崎「!!今だ!アンギラス、逃げろ!!」

風間「ゴロザウルス、そこから離れるんだ!!」

言葉が通じるかどうか解らないが、外部スピーカーで助けてくれた仲間に叫ぶ。

アンギラス(2代目)「ギャアアアン!」

猛龍アンギラスはキングギドラの首を離し、自分が出て来た穴へ潜行していく。

ゴロザウルス(総進撃)「ガァェエエエン!」

ゴロザウルスは身軽にジャンプし、近くの建物の上に跳び乗った。

尾崎・風間「アブソリュート・ゼロ、発射!!」

機龍1号機「ギォオオオオオーーン!」

尾崎と風間はアブソリュート・ゼロのスイッチを押す。
咆哮した機龍1号機と2号機の開いた胸部ハッチから青く輝く絶対零度の光弾、必滅武装のアブソリュート・ゼロが発射され、着地させられたキングギドラと溶岩怪獣バラゴンに命中し貫通、
その後ろで倒れている凶悪サイボーグ怪獣ガイガンと、もう1体の溶岩怪獣バラゴンにも命中した。

キングギドラA・ガイガン(初代)A・バラゴン(初代)A・B「・・・!!」

アブソリュート・ゼロはキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、溶岩怪獣バラゴンの全身を一瞬で体内まで凍結させ、分子レベルまで粉砕する。

尾崎「やった!」

風間「悪いな、此処は俺達の星なんだ」

アンギラス(2代目)「ギャアアアアーーン!!」

ゴロザウルス(総進撃)「ガァエエエエエーーン!」

猛龍アンギラスが地面から出て来て、ゴロザウルスが跳んで近くに着地する。

尾崎「ありがとう、あんた達のお陰だ」

風間「・・・」

コクピットで彼らに向けて敬礼する風間。
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/29(水) 00:17:33.01 ID:0FuxUrAf0
修正

×アブソリュート・ゼロはキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、溶岩怪獣バラゴンの全身を一瞬で体内まで凍結させ、分子レベルまで粉砕する。

○アブソリュート・ゼロはキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、溶岩怪獣バラゴン2体の全身を一瞬で体内まで凍結させ、分子レベルまで粉砕する。
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/29(水) 00:31:32.55 ID:0FuxUrAf0
佐藤「よっし!」

新城「やったな!」

大野「敵怪獣4体を撃破、大戦果だな」

上原「あぁ」

曽根崎「アンギラスとゴロザウルスが来てくれたお陰だな」

キャサリン「可愛い怪獣さん達に感謝しないとね!」

結城「スターファルコン、ランドモゲラー各機、良いか!?ケリはMOGERAで着けるぞ!!」

鈴木「了解!」

佐々木「了解!!」

3機のスターファルコンの機首が折り畳まれ、尾部ホバーブースターが斜め上を向き、主翼が機体内に収納される。

結城「よし・・・MOGERAドッキングモード、セット!」

新城「ドッキングモード」

佐藤「起動確認」

新城「フルスロットル!」

大野「合体形態に変形するぞ」

上原「了解、ドッキングモードスタート!」

曽根崎「MOGERAへドッキングモード!」

キャサリン「OK!」

ランドモゲラー3機が飛び上がりながら変形、下部が変形したスターファルコンの上部にに接続される。
装甲が開き、MOGERAの頭部が出て来る。

MOGERA1号機コクピット

エレベーターで結城がMOGERAのコクピットへ上がって来る。

新城「やりましたね!」

佐藤「・・・」

頭を下げる佐藤。結城はMOGERAのサブパイロット席へ座る。

結城「ランディング」

新城「ランディング!」

佐藤「了解!」

地面に降り立つ3機のMOGERA。

鈴木「これで数的にも有利になったか・・・」

敵は5体に減り、味方に猛龍アンギラス、ゴロザウルスが加わった。

佐々木「鈴木!油断するな!!」

ラドン(初代)「クォエエエエエーーン!!」

ラドン(平成)「キィエえエエエエエエーーン!!」

カマキラス(FW)「ギイイイイイ!!」

尾崎「ラドンにカマキラスか!」

風間「まだ来るか・・・!」

空の大怪獣ラドン、翼竜怪獣ラドン、蟷螂怪獣カマキラスが何体も空から降りて来た。敵の方が物量では有利。
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/29(水) 00:36:42.96 ID:0FuxUrAf0
新城「結城さん、敵が・・・!」

結城「どうだ?面白くなって来ただろ、おめぇら?先ずはキングギドラを叩く。総攻撃開始!!」

新城「オールウェポン、ターゲットロックオン!!」

佐藤「了解っ!」

鈴木「プラズマメーサーキャノン、プラズマレーザーキャノン、撃て!!」

大野「プラズマメーサーキャノン、プラズマレーザーキャノン、発射準備!!」

上原「発射!!」

佐々木「オールウェポンアタック、スタンバイ!!」

曽根崎「スタンバイ完了!」

キャサリン「Fire!!」

キングギドラ向けてMOGERA3機の腹部ハッチが開きプラズマメーサーキャノンが撃ち出され、両眼からはプラズマレーザーキャノンが発射される。

キングギドラB「フィロロロロロロロ!!」

結城「スパイラルグレネードミサイルだ!」

MOGERA3機の両腕のドリルが上下に開き、中からドリルのように回転するミサイルを発射する。

キングギドラB「フィリリリリリリリリ!?」

キングギドラの身体に突き刺さり、内蔵コンピューターの判断で爆発した。キングギドラの鱗が剥がれ飛び、血が飛び散った。

新城「よし、追撃を・・・!」

ガイガン(初代)B「ディギィアアアァーイ!!」

しかし、MOGERA1号機に凶悪サイボーグ怪獣ガイガンがレーザー光線を撃つ。コクピットで計器が火を吹く。

佐藤「くっそ・・・!」

風間「そう簡単にはいかないか・・・!」

戦闘は続く。
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/29(水) 02:27:05.85 ID:0FuxUrAf0
見滝原、港

港にデストロイア、ビオランテ、スーパーメカゴジラが立ち、海面にはシーガン、ヴァグノザウルス、ヤマタノオロチ、ゲゾラが泳いで浮かび、
海上にデスギドラ、バルグザーダン、ラジン、ファイヤーラドン、ダガーラが飛ぶ。
港には杏子、ゆま、織莉子、海香が立ち、キリカ、かずみ、カオルがそれぞれ別々の艦の上に乗り、
サキはヴァグノザウルスの、イカ娘はゲゾラの、あやせはファイヤーラドン、ルカはダガーラの上に、すみれはヤマタノオロチの上に立っている。

杏子「さーって、どう料理してやろうか?」

杏子の眼前の空にはキングギドラと凶悪サイボーグ怪獣ガイガンが何体も飛び、海上からは公害怪獣ヘドラとその眷属の汚染怪獣ヘドラの大群が迫り、海中にはジラが泳ぎ回っている。

ゆま「うっわー・・・ウジャウジャいるね、ヘドラ・・・」

海香「海を汚すなんて・・・絶対に許せない・・・」ギリ・・・

海香が奥歯が砕けそうになる程噛み締める。

織莉子「先ずはヘドラの大半を一掃するわよ、キリカ!」

キリカ「みーんな、殺して良いんでしょー?」

デスギドラ「グアアアアーーアアーーアアア!!」

織莉子「杏子さん!かずみさん!カオルさん!サキさん!すみれさん!あやせさん!ルカさん!お願いします!」

この場の魔法少女達の指揮を執る緒莉子が叫ぶ。

杏子「よーし、行くぜ、相棒!!」

デストロイア「グゥオオオオオオオウ!!」

かずみ「行くよっ!バルグザーダン!!」

バルグザーダン「ウォオオオオオオーーウウウ!!」

カオル「ラジンGO!」

ラジン「フォロロロロロロロロロロ!!」

サキ「汚物を消毒と行くか、ヴァグノザウルス」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

すみれ「ヤマタノオロチ!今こそあなたの全力を見せる時よ!!」

ヤマタノオロチ「ガァエエエエエエエエーーッ!!」

あやせ「ヘドラ・・・臭いし汚いし好きくない!ていうか最悪!!焼滅させるわよ、ファイヤーラドン!!」

ファイヤーラドン「キィエエエエエーーン!!」

ルカ「全力で行きますよ!ダガーラ!!」

ダガーラ「ズシュァアアアアアアアーーッ!!」

デストロイアに跳び乗った杏子、ファイヤーラドンに乗るあやせの魔力が爆発的に高まっていき、2人とデストロイア、ファイヤーラドンの周囲の空気の温度が急激に高まっていく。
逆に魔力を高めるルカとダガーラの周囲の温度は極低温になっていき、サキとヴァグノザウルスの周りではバチバチと空気が帯電し始める。
バルグザーダン、ラジン、ヤマタノオロチが身体に力を蓄え、全力攻撃の構えを見せる。

織莉子「ゆまさん、海香さん、イカ娘さんは私と防衛に回って下さい!キングギドラ、ガイ、ジラの侵入を阻止します!!」

スーパーメカゴジラ「ウオオオオオオン!!」

ゆま「うん!」

ビオランテ「ビャーオオオオオウ!!」

海香「私とシーガンではヘドラに有効打は与えられないから仕方無いわね」

シーガン「チチチチチチチチチ!!」

イカ娘「解ったでゲソ!」

ゲゾラ「ホキュアアアアアア!!」
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/29(水) 02:28:12.04 ID:0FuxUrAf0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
それでは明日に!
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/29(水) 02:30:00.19 ID:0FuxUrAf0
終わる前に617修正

×織莉子「ゆまさん、海香さん、イカ娘さんは私と防衛に回って下さい!キングギドラ、ガイ、ジラの侵入を阻止します!!」

○織莉子「ゆまさん、海香さん、イカ娘さんは私と防衛に回って下さい!キングギドラ、ガイガン、ジラの侵入を阻止します!!」
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/02/29(水) 02:38:48.50 ID:vQrjSU/ao
お疲れ様でした。
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/29(水) 23:46:39.05 ID:0FuxUrAf0
ロリこんばんは。戦姫絶唱シンフォギアが良過ぎる!

皆読んでくれてます・・・よね?(´・ω・`)

再開します
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/29(水) 23:49:13.10 ID:0FuxUrAf0
617の修正から

×バルグザーダン、ラジン、ヤマタノオロチが身体に力を蓄え、全力攻撃の構えを見せる。

○デスギドラ、バルグザーダン、ラジン、ヤマタノオロチが身体に力を蓄え、全力攻撃の構えを見せる。
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/29(水) 23:52:26.95 ID:0FuxUrAf0
ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワワワワ!!」

公害で強大に進化した怪獣の大群は、硫酸の霧を噴出しながら人類守る戦力を呑み込もうと迫る。全て、侵され、腐らされ、融かされ藻屑すら残しはしないだろう。

デストロイア「グゥオオオオオオオオウ!!」

其れは空を引き裂いて現れた。

ファイヤーラドン「キィエエエエエエエーーン!!」

其れは衝撃波を引き連れて現れた。赤い翼を広げる、炎のような2体の紅い怪獣。
超音速で飛行する翼長210メートルと150メートルの怪獣には、その背に燃える魔力を放つ少女を乗せていた。

杏子「魔技!バーンアップ・ゲオルギウス!!」

あやせ「魔技!バーニング・フェニックス!!」

デストロイア「グゥオオオオオオオオーー!!」

ファイヤーラドン「キィエエエエエエエーー!!」

杏子とあやせ、火炎魔法を扱う2人のソウルジェムのリミッターを外した2人のが火竜と鳳凰の名を唱えると強大な魔力が全開放され、デストロイアとファイヤーラドンの咆哮が轟いた。
瞬間、デストロイアとファイヤーラドンは閃光と灼熱を伴う、魔力の業火を纏った。燃え上がりながら公害怪獣ヘドラと汚染怪獣ヘドラの大群へ突っ込んで行く。

デストロイア「ーーーーーーーー!!」

ファイヤーラドン「ーーーーーーーー!!」

2体の咆哮は今度は轟か無かった。元から強大な力を持つ2体の怪獣、更に今は強大な魔力を受け、世界の秩序をも通用しない程の力に満ちたそれは、音の領域に収まらない。只無慈悲に破壊を広げていく。

ヘドラ(初代)「キョワワワワワワワワワワ・・・!!」

ヘドラ(FW)「ヒェワワワワワワワワワワ・・・!!」

ゴォオオオオオオオオオオオオ!!

灼熱の咆哮に焼き尽くされ、更には突撃するデストロイアとファイヤーラドン自身の牙に、クチバシに、爪に、翼に、尾に触れ・・・
いや、触れずとも下の海水を一瞬で蒸発させる程の光熱によってそれ程近付いていなくても焼滅していく。

キリカ「行け、デスギドラ!我が半身よ!!全てを焼き滅ぼす業火と共に踊れぇ!!」

デスギドラ「グアアアーーアアアーーアアアア!!」

キリカが艦の1つの艦橋の上で叫ぶとデスギドラは全身の力を抑えきれないように力強く羽ばたいて、公害怪獣ヘドラと汚染怪獣ヘドラの群れの前に出る。

すみれ「世界を守る魔法少女と正義の龍の役目、今こそ果たす時!邪悪を滅する為、古の力、今此処に!!」

ヤマタノオロチ「ガァエエエエーーッ!!」

海に浮かんで全力まで身体に力を蓄えていたヤマタノオロチが、それを開放すべく8つの頭部の口を開き、両眼がバチバチと紫電を放ち始める。
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/29(水) 23:53:27.05 ID:0FuxUrAf0
キリカ「デスギドラ最大奥義!!大三重流撃弾!!」

すみれ「ヤマタノオロチ最大奥義!紅雷超龍撃!!」

デスギドラ「グアアアアアアーーアアアアアアーーアアアアアアアアーーッ!!」

ヤマタノオロチ「ガァアエエエエエエエエエエエエーーゥ!!」

空と海を揺るがす黒の3頭竜と赤銅の8頭龍の大咆哮。
デスギドラが3つの口から通常よりも巨大な火砕流撃弾を放つ。それは余りに巨大なので他2つの火砕流撃弾と融合して1つになる。
それが三重渦撃砲として回転、増幅、更に炎龍旋風撃波で三重渦撃砲のスピードと回転をパワーアップさせる。

ズドォ!ズドォ!ズドォ!ズドォ!

直径が100メートルを超える巨大な大三重渦撃砲、それを火砕流撃弾のように連続発射、公害怪獣ヘドラと汚染怪獣ヘドラの群に流星群の如く降り注いだ。

口を開いたヤマタノオロチ。業火が迸るのはその中から。閃光と共に凶暴な唸り声を発している。
そして8つの口から、火焔の龍が飛び出した。

グォアアアアアアアアアーーッ!!

龍の口から飛び出た龍型の爆炎は咆哮のような燃焼音を上げる。長大な身体を持つそれが、まるでヤマタノオロチの1本の首を胴体とする別のヤマタノオロチのようにやや拡散しながら連続放射された。
更に紫電を放つヤマタノオロチの8つの頭の両眼、16の眼から紅い電撃が放射される。それを龍型の爆炎に纏わせる。
紅雷を纏った灼熱の業火の身体を持つ龍の大群が、公害怪獣ヘドラと汚染怪獣ヘドラの軍勢に襲いかかった。

ヘドラ(初代)「・・・!!」

ヘドラ(FW)「・・・!!」

4つの核にも匹敵する熱量が公害怪獣ヘドラと汚染怪獣ヘドラの大群を焼き尽くす。

ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!

比喩でも何でもなく、本当に海は火の海となり、何百対といたそいつらの半分近くが海ごと焼滅した。
にも関わらず、破壊の外には僅かな変化ももたらさなかった。防衛軍側には全く被害は無い。制御まで完璧な証拠だった。
只、破滅させるべきものを破滅させた。
杏子、キリカ、あやせ、すみれとその相棒が海の方へ来た理由は、ヘドラ族の弱点である火炎攻撃が出来るというのが理由。
更にヤマタノオロチはヘドラ族の他の弱点、電撃の攻撃も出来る。
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/02/29(水) 23:56:36.40 ID:0FuxUrAf0
623修正

×杏子とあやせ、火炎魔法を扱う2人のソウルジェムのリミッターを外した2人のが火竜と鳳凰の名を唱えると強大な魔力が全開放され、デストロイアとファイヤーラドンの咆哮が轟いた。

○杏子とあやせ、火炎魔法を扱う2人がソウルジェムのリミッターを外して火竜と鳳凰の名を唱えると強大な魔力が全開放され、デストロイアとファイヤーラドンの咆哮が轟いた。
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/01(木) 01:40:55.86 ID:7ySH/qNi0
カオル「次は私達の番だよ!ラジン!!」

カオルはキリカ、すみれと同じくソウルジェムのリミッターを外し、相棒の怪獣に生命力を限界まで供給する。

カオル「フルパワーフリーズビーム!!」

ラジン「フォロロロロロロロロロロロ!!」

ラジンの胸部の球体レンズ部分が銀色に輝き出す。その内部で見るものの魂を凍り付かせる程に冷たい閃光が滾っている。
そしてラジンの胸部から、そのレンズと同じ太さの白く輝く冷凍光線が公害怪獣ヘドラと汚染怪獣ヘドラの大群に向けて放射された。

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワ・・・!」

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワ・・・!」

ラジンはフリーズビームを扇状放射。ヘドラ達はその光線に触れた途端に凍り付き醜い氷像と化していく。
次々にその場の海水と共に凍て付いて行った。

ルカ「魔技!ゼロフリーズ・イタクァ!!」

ダガーラ「ズシュァアアアアアアアーーッ!!」

冷気魔法を得意とするルカはソウルジェムのリミッターを外し、氷竜の神性の名を唱えると莫大な冷気の魔力が全開放され、ダガーラの咆哮が轟く。
そしてダガーラは極低温の魔力の冷気を纏い、周囲の空気を、下の海を凍らせながら公害怪獣ヘドラと汚染怪獣ヘドラの群へ空中を疾走する。
軌道を紫電が迸っている。極低温になった大気を伝導しているからだ。冷気は光となり、閃光は冷たく広がる。
ダガーラは超音速でヘドラ達の上空スレスレを一気に翔け抜けた。ダイヤモンドダスト現象が起こり氷の粒子が綺羅綺羅と輝いた。
冷気の光を放ち、輝く氷の粒子を浴びて飛ぶ海魔獣の姿は幻想的だった。

バキバキバキバキ!!

ヘドラ(初代)「キョワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒェワワワワワワワ!!」

だがその眼下では超音速のダガーラを追って、海が公害怪獣ヘドラと汚染怪獣ヘドラを呑み込んだまま恐ろしい早さで氷結していく。
灼熱に沸き立つ海のすぐ隣の海は一瞬にして氷海と化した。

ヘドラの火炎、電撃の他のもう一つの弱点。身体には水分が多分に含まれている為、凍らせる冷気にも弱い。
とはいえ、火炎、電撃と同じく、常軌を逸した非常識な程の威力で無ければ殆ど効果は無い。
そして魔法少女は条理を覆す存在で、怪獣は常軌を逸している存在。
ましてやカオルとラジンも、ルカとダガーラも並みの魔法少女と怪獣ではない。ヘドラを凍り付かせる事は不可能ではなかった。
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/01(木) 01:53:03.83 ID:7ySH/qNi0
凍り付かせても溶かすと復活してしまう為、ヘドラ達を冷気だけで完全に倒す事は出来ない。倒すには内部の本体を破壊する必要がある。
カオルはヘドラ達が凍り付く間にグリーフシードで生命力を回復しながら艦から艦へ跳んで凍り付いたヘドラ達の方へ走る。
そして凍り付いた海に着地して、フリーズビームによって巨大な氷塊と化した汚染怪獣ヘドラへ向って跳び上がる。

カオル「うぉりゃあ!!」

バガァン!!

その凍った汚染怪獣ヘドラの内部の本体のいる部分に弾丸の如く跳び蹴り。彼女の魔法武器である巨大なスパイク付きブーツは凍った汚染怪獣ヘドラの本体を外殻である身体ごと貫いた。
貫かれたその身体は、貫かれた部分からヒビが入り、ガラガラと崩壊していく。

カオル「はぁああああっ!!」

着地したカオルは別の凍った汚染怪獣ヘドラの前で、力強く右ブーツを踏み出し、構えた右の拳を突き出しながら前方に跳ぶ。
そして今度は拳で汚染怪獣ヘドラの本体と身体を貫いて粉砕する。

カオル「でぇい!」

肘の一撃で

カオル「せいっ!」

回し蹴りで

カオル「やぁっ!」

アッパーで、次々に汚染怪獣ヘドラの身体を内部の本体と共に破砕していく。

ダァン!

カオルが氷海を蹴って垂直に数百メートル跳ぶ。

カオル「うぉおおおおおおおおおおおおっ!!」

高く振り上げた両脚。カオルは宙返りして、両足を真下の凍り付いている公害怪獣ヘドラの頭頂部へ振り下ろす。
そしてカオルは頭頂部を踏み抜いて突き破り、公害怪獣ヘドラの凍った体内を貫通していく。
そしてカオルは内部の本体を貫いてトドメを刺す。

バギャアアアアアアン!!

そして公害怪獣ヘドラの身体が砕け散り、中からカオルが跳び出した。

ルカ「・・・」

ルカもグリーフシードで生命力を回復させ、ダガーラの背から氷海に降り立つ。

ルカ「カーゾ・フレッド!」

ソウルジェムのリミッターを外したまま右手に持った護拳付きの刀を構え、冷気魔法を唱えると、魔力で精製された長大な氷の槍が撃ち出され、凍り付いた1体の汚染怪獣ヘドラの中心に突き刺さって、内部の本体を貫いた。

ルカ「はっ!」

続いて巨大な刃状の魔力の氷で別の凍り付いている汚染怪獣ヘドラを内部の本体共々袈裟斬りに切る。

ラジン「フォロロロロロロロロロ!!」

ダガーラ「ズシュァアアアアアアアーー!!」

ラジンはデスビームで、ダガーラは縦列毒撃砲弾で凍り付いたヘドラ達を粉砕していく。
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/01(木) 01:56:17.36 ID:7ySH/qNi0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは明日。
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/01(木) 02:05:29.04 ID:j45sDs8oo
お疲れ様でした。明日も楽しみにしてます。
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/03/01(木) 02:22:05.69 ID:uvxfaayw0

なるほどこういう倒し方もありか
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/03/01(木) 10:31:01.66 ID:p91J7fMlo
乙でした。
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/01(木) 23:02:22.54 ID:7ySH/qNi0
ロリこんばんは。考えながら書くと時間掛かる・・・。

>>629

楽しみにして頂いてありがとうございます!

>>630

冷気攻撃もヘドラには有効そうだと思った。

再開します
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/01(木) 23:03:24.32 ID:7ySH/qNi0
ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワワワ・・・!」

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワワワワ・・・!」

火炎と冷気で味方が大量に葬られ、残った公害怪獣ヘドラと汚染怪獣ヘドラ。彼らは気付く。自分達の周囲に、電撃を乱反射させる金色の粒子が大量に漂っていた事を。

かずみ「・・・気付いたみたいだね」

サキ「だがもう遅い!!」

かずみ「バルグザーダン!ギガ・スプリード・サンダー!!」

バルグザーダン「ウォオオーーウウウ!!」

かずみがソウルジェムのリミッターを外し、バルグザーダンに大量に生命力を送る。バルグザーダンが咆哮し、全身から全力で途轍も無い程強烈で大量の雷撃を放出する。

ドガガガガガガガガガガガガガガガガ!!

ヘドラ(初代)「キョワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒェワワワワワワワ!!」

雷撃は金色の粒子によって拡散、乱反射され超高圧電撃の網をヘドラ達の間に走らせる。電撃は粒子によってどんどん密度を増し、更に海水を媒介とし、そこにいる以上決して逃げられない攻撃となって彼らを襲った。
ヘドラ達の身体を電撃が蹂躙し、乾燥させる所か黒焦げにしていく。

サキ「これで仕上げだ!!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

同時に突っ込むサキを背に乗せたヴァグノザウルス。サキが魔法武器の乗馬鞭を構え、ヴァグノザウルスの背中に多数並ぶ火山状の器官が開き、長いムチのような舌が出て来る。

サキ「魔技!エレクトロンウィップ・ファフニール!!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥウ!!」

どんな攻撃にも耐えうる邪竜の名をサキが唱えると、彼女の乗馬鞭と、ヴァグノザウルスのムチ状の舌、タン・ウィップが長く伸びる。
ソウルジェムのリミッターを外したサキの電撃魔法が、その多数のムチとヴァグノザウルスの周囲に纏われる。
そしてサキとヴァグノザウルスは、ギガ・スプリード・サンダーに蹂躙される公害怪獣ヘドラと汚染怪獣ヘドラの群れの中に突っ込み、雷撃の網の中、同じ雷撃でそれから身を守りながらその多数の電撃鞭を振るった。

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワワワ!?」

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワワワワ!?」

ビシャアアアアアアアアン!!

まるで雷が落ちる時の様な轟音を上げて電撃鞭が振るわれる。それはまだ黒焦げになっていないヘドラ達を打ち据え、炭の巨大な塊に変えていく。
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/01(木) 23:20:07.26 ID:7ySH/qNi0
修正



ヘドラ(初代)・ヘドラ(FW)「・・・!?」

火炎と冷気で味方が大量に葬られ、残った公害怪獣ヘドラと汚染怪獣ヘドラ。彼らは気付く。自分達の周囲に、電撃を乱反射させる金色の粒子が大量に漂っていた事を。

かずみ「・・・気付いたみたいだね」

サキ「だがもう遅い!!」

かずみ「バルグザーダン!ギガ・スプリード・サンダー!!」

バルグザーダン「ウォオオーーウウウ!!」

かずみがソウルジェムのリミッターを外し、バルグザーダンに大量に生命力を送る。バルグザーダンが咆哮し、全身から全力で途轍も無い程強烈で大量の雷撃を放出する。

ドガガガガガガガガガガガガガガガガ!!

ヘドラ(初代)「キョワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒェワワワワワワワ!!」

雷撃は金色の粒子によって拡散、乱反射され超高圧電撃の網をヘドラ達の間に走らせる。電撃は粒子によってどんどん密度を増し、更に海水を媒介とし、そこにいる以上決して逃げられない攻撃となって彼らを襲った。
ヘドラ達の身体を電撃が蹂躙し、乾燥させる所か黒焦げにしていく。

サキ「これで仕上げだ!!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

同時に突っ込むサキを背に乗せたヴァグノザウルス。サキが魔法武器の乗馬鞭を構え、ヴァグノザウルスの背中に多数並ぶ火山状の器官が開き、長いムチのような舌が出て来る。

サキ「魔技!エレクトロンウィップ・ファフニール!!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥウ!!」

どんな攻撃にも耐えうる邪竜の名をサキが唱えると、彼女の乗馬鞭と、ヴァグノザウルスのムチ状の舌、タン・ウィップが長く伸びる。
ソウルジェムのリミッターを外したサキの電撃魔法が、その多数のムチとヴァグノザウルスの周囲に纏われる。
そしてサキとヴァグノザウルスは、ギガ・スプリード・サンダーに蹂躙される公害怪獣ヘドラと汚染怪獣ヘドラの群れの中に突っ込み、雷撃の網の中、同じ雷撃でそれから身を守りながらその多数の電撃鞭を振るった。

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワワワ!?」

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワワワワ!?」

ビシャアアアアアアアアン!!

まるで雷が落ちる時の様な轟音を上げて電撃鞭が振るわれる。それはまだ黒焦げになっていないヘドラ達を打ち据え、炭の巨大な塊に変えていく。
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/02(金) 02:01:31.98 ID:Tz55Us1y0
灼熱地獄と氷結地獄と雷撃地獄の3重の乱舞が、海を汚す怪獣の軍勢を蹴散らし、その数を最初の2割以下にまで減らしてしまった。

デストロイア「グゥオオオオオオオウ!!」

デスギドラ「グアアアアアーーアアアーーアアアア!!」

バルグザーダン「ウォオオオオーーウウウウウ!!」

ラジン「フォロロロロロロロロロロロロ!!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥウ!!」

ファイヤーラドン「キィエエエエエエーーン!!」

ダガーラ「ズシュァアアアアアアアアアーーッ!!」

ヤマタノオロチ「ガァエエエエエエエエーーンッ!!」

8体の怪獣が上空で見ていたキングギドラ、ガイガン達向けて咆哮する。

キングギドラ・ガイガン(初代)「・・・!?」

凶暴で好戦的なキングギドラと凶悪サイボーグ怪獣ガイガン達に恐怖にも似た戦慄が走った。

そして一気に限界近くまで自身の生命力を使い、敵を一気に消滅させた魔法少女達は1度適当な艦の上に集まり、グリーフシードを幾つも使って生命力を回復させる。

立花准将「・・・」

崎田大佐「・・・」

宮下中佐「・・・」

旗艦のあいづに乗る海軍部隊の司令官である立花准将達を始めとする兵士達は皆、目の前で展開された大逆転劇を信じられない面持ちで呆然と見守っていた。
あの圧倒的で絶望的で絶対的な破滅の運命を、あっと言う間に破壊してみせた、少女達と怪獣達。
まるで夢のように実感の無い光景だった。まるで魔法だった。しかし、それは紛れも無い現実であり、魔法のように見える科学だった。

兵士達「うぉおおおおおおおおおおおお!!」

我に返った兵士達から歓声が起こる。

兵士A「これなら我々は・・・」

兵士B「あぁ、勝てるかも知れない・・・!」

魔法少女と怪獣達は敵の怪獣の大群を消滅させた。だが、彼女達が消し去ったのはそれだけでは無い。
怪獣の脅威に怯えるこの世界の人間には、少なからず心の何処かに抱えてしまう、人類は怪獣によって滅びてしまうのではないかという、さやかがほむらに言った“漠然とした不安”、
この場の兵士達のそれを魔法少女達は粉々に吹き飛ばした。
この、何百と言うヘドラをあっという間に撃ち滅ぼすこの光景を見れば“人類勝利の可能性”があると誰もが文句無く確信出来たに違いなかった。夢と希望を与える、それが魔法少女。
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/02(金) 02:02:35.59 ID:Tz55Us1y0
この破滅の力に驚いていたのは、敵や味方だけではない。
初めて、自身と怪獣の生命力を1回の攻撃に限界まで注ぎ込んで放った、その驚異の破壊力に彼女達自身も驚きを隠せない。

杏子「はは・・・すっげぇ・・・」

かずみ「・・・これが、全力を出した私達と怪獣達の力・・・!」

すみれ「魔法少女と怪獣の真の威力なの!?」

ルカ「我ながら戦慄を覚える力ですね・・・この力、扱い方を一歩間違ったら・・・」

サキ「あぁ、守るべき世界そのものを滅ぼしてしまいかねない」

あやせ「キュゥべえが言ってた私達なれば星1つを消滅させる事も出来るって言うのは、嘘じゃ無いみたいね」

キリカ「カオルン!」

カオル「キリカ!」

キリカ・カオル「私達に敵は無い!!」

キリカとカオルが腕を交差させる。

杏子「しかし勿体無ぇな・・・いきなりこんなにグリーフシードを使っちまった」

一応、倒したヘドラ達のグリーフシードも回収できるだけ回収したが、ヘドラの本体の生命力など、普通の怪獣と比較すれば雀の涙のようなもの。
倒すのに消耗した生命力に比して極僅かしか回復出来ていない。

すみれ「でも、私達のこの力なら・・・!」

カオル「うん!勝てるよ!!」

キリカ「私達は個々で最強!揃えば無敵!ムテキ団だー!!」

あやせ「マギアよ」

見滝原、港

巨大なビオランテとスーパーメカゴジラが立ち、その近くにゆま、織莉子、海香が立っている。

ゆま「やったー!!キョーコ達、ヘドラ達を殆どやっつけたよ!!」

織莉子「流石、キリカや杏子さん達ですね」

海香「私達も全力で攻撃したら・・・」

織莉子「えぇ、同じくらいの威力は出せるでしょう」

ゆま「良いね・・・破壊してやる!あいつらを!!大切なものを奪う奴らはゆまがメチャクチャに破壊してやる!!ゆま達の力はその為にあるんだっ!!」

ビオランテ「ビャーオオオオオオオウゥ!!」

ゆまの感情の昂ぶりに呼応して巨大なビオランテが吼える。

海香「・・・過ぎた力は自らをも滅ぼすわ。希望の無い正義は邪悪と変らない」

ゆま「ウミカはこの力が怖いの?」

海香「そうよ・・・私は恐ろしいわ。この力は誤った使い方をすれば大きな犠牲を出してしまう。
私達はかつて取り返しの付かない過ちを犯してしまったわ」

織莉子「海香さん・・・そうですね。この力を使う時は臆病なくらいが丁度良いでしょう」

ゆま「・・・うん、解ったよ。私も気を付ける」

織莉子「解ってくださってありがとうございます。でも、今は・・・」
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/02(金) 02:07:39.02 ID:Tz55Us1y0
イカ娘「ジラ達が動き出したでゲソ!!」

海からイカ娘が跳び出して叫ぶ。

ジラA「ガァアアアアアア!!」

ジラB「グルルルルルルルルル・・・!!」

ジラC「ガァーアアアアアゥ!!」

ジラD「ゴルルルルルル!!」

イカ娘を追うように・・・いや、イカ娘を追い抜いて海から港へ4体の身長90メートル、全長200メートル、体重5万トンの巨体、ジラが跳び上がる。

織莉子「存分にこの力を振るう時!!」

ビオランテ「ビャーオオオオ!!」

それを見たビオランテの先端が槍状に尖った触手が素早く伸びる。

ジラA「ガァッ!?」

1体のジラの胸部に突き刺さった。空中で串刺しにされるジラ。

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオオン!!」

スーパーメカゴジラの両手首からアンカーが伸び、左が別のジラの腹部に、右が腰部に突き刺ささる。

ジラB「ガァウ!」

港のコンクリートの地面を割りながら倒れるジラ。

ジラB「ガァアアアアアアアアー!!」

そのままショックアンカーで電流を流され悲鳴を上げる。

ジラC「グゥルルルルルルルル!!」

ジラD「ゴァアアアアアアア!!」

駆け出そうとする別のジラ2体。

ザバァアアアアアアアア!!

それを追って別の巨大な影が2つ、海から跳び出してくる。

ゆま「えぇーいっ!!」

ビオランテがジラを串刺しにしている触手。それをゆまが一気に駆け上がる。そして跳び上がり、現出させたメイス型ハンマーを容赦なくジラの頭部に振り下ろす。

ゆま「インパクト・ハンマー!!」

ゴシャッ!!

ジラA「!?」

ジラの頭部にハンマーが振り下ろされ、その頭部に強烈な衝撃波が走り、ジラの頭部が粉砕された。
頭蓋骨や眼球、血、脳漿を飛び散らせて、串刺しにされた胴体から力が抜けてグリーフシードに変る。

織莉子「バースト・オーブ・ボム・・・!!」

織莉子の掲げた手の上に光の粒子が集まり、直径2メートル以上の巨大なオーブが精製される。
織莉子がショックアンカーを撃ち込まれ泡を吹いてもがくジラに向けて振り下ろすと、弾かれたようにそのオーブが飛ぶ。
その着弾直前にスーパーメカゴジラはアンカーを両手首に戻す。

ジラB「ガァアアアアアアーーッ!!」

ドゴォオオオン!!

オーブがジラに触れると、防御力の低いその身体を木っ端微塵に吹き飛ばした。微塵が集まってグリーフシードになっていく。
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/02(金) 02:10:01.81 ID:Tz55Us1y0
シーガン「チチチチチチチチチチ!!」

海から跳び出した影の1つはシーガン。その右のブレード状の腕をジラの首に向けて振るう。

ジラC「グァッ!?」

ズバシュッ!

抵抗は殆ど無く、あっさりとジラの首は切り飛ばされ、宙を舞った。
首が飛び、そこから怒涛と血を噴き上げる胴体はもんどり打って港に倒れてグリーフシードに変る。

ゲゾラ「ホキュアアアアアア!!」

もう1体の影はゲゾラ。2本の蝕腕と8本の足で後ろからジラを縛り上げる。

ジラD「ガァ・・・アアアア・・・!」

ゴキゴキゴキ!!

大きな音を立ててジラの脊椎がへし折られる。ジラは苦しげに呻きながら絶命してグリーフシードになった。

織莉子「さて・・・此処までは前哨戦・・・」

キングギドラ「フィロロロロロロロロ!!」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアーーイィッ!!」

ジラ「ガァアアアアアアアーーッ!!」

ヘドラ(初代)「ヒュワワワワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「キュワワワワワワワワワワ!!」

グリーフシードを手に持つ織莉子の眼前には空から、近くの海から、沖から、押し寄せる怪獣の群れ。
ヘドラは殆どが倒されたとはいえ、強力な成長期の公害怪獣ヘドラは多くがあの驚異の攻撃の中を身体を大きく損傷させながらも生き残り、
攻撃に晒されなかった汚染怪獣ヘドラを吸収結合し、身体を修復して襲って来ている。

杏子「こっからが本番だな!」

キリカ「面白くなって来たよ!!」

巡洋艦あいづ、ブリッジ

立花准将「艦を攻撃展開!空母から全戦闘機発進!!スーパーX2出撃!!海上と空中から総攻撃を決行し、魔法少女と怪獣達を援護せよ!!」

崎田大佐「了解!!全艦、攻撃陣形に展開!!戦闘機部隊、スーパーX2、発進!!」

宮下中佐「士気が上がった、このタイミングですね」

立花准将「怪獣との共闘だ」
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/02(金) 02:12:24.50 ID:Tz55Us1y0
今日は此処までです!
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では明日。
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/02(金) 02:22:30.13 ID:3qx/Y6ECo
お疲れ様でした。

その他の多数のゴジラ達の活躍はどんなのかな。
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/03/02(金) 02:23:08.16 ID:wevm1knCo


ああ、やっぱマグロ食ってるようなのは・・・。
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/02(金) 21:01:58.96 ID:KkMJFPADO
ようやく追いついたので初カキコさせてもらいます。

まどかもゴジラもイカ娘も好きなんで楽しんで読ませてもらってます。

毎日更新出来る作者さんに脱帽です。自分だったら絶対無理ですわ……
ホントすごい

海香のセリフでファイヤーヘッドじゃない方のかっこいいゾ○ィー兄さんを思い出してニヤリとししてしました。


それと、ちょっと質問なんですけど、あいり以外の外伝キャラで脳内ヴォイスが決まってるキャラって他にいますか?
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/02(金) 23:54:42.59 ID:Tz55Us1y0
ロリこんばんは。寝てたら遅くなったよ!!

>>640

もうちょっとしたら来てくれる予定。

>>641

駄目だな・・・というか、ヤラレ役に丁度良い。いや、カッコいいから好きなんだけどね、ジラも。

>>642

追い付くまで読んで頂いてありがとうございます!

自分もどれも好きなので書いて楽しんでます。

毎日「ヤヴァイ!寝てたり動画見てたらもうこんな時間だ!!」となりながら書いてます。もっと早くいっぱい書きたいんですけどねぇ・・・。

海香の台詞はそこからあのカッコいいゾフィー兄さんから取りましたから!

自分の中で決まってる中の人

千歳ゆま・・・井口裕香さん
美国織莉子・・・栗林みな実さん
呉キリカ・・・花澤香菜さん
かずみ・・・豊崎愛生さん
御崎海香・・・水樹菜々様
牧カオル・・・佐藤聡美さん
浅海サキ・・・高山みなみさん
杏里あいり・・・田村ゆかりさん
双樹あやせ&ルカ・・・釘宮理恵さん
エリーゼ・・・田中理恵さん
佐倉モモ・・・米沢円さん
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/02(金) 23:55:40.68 ID:Tz55Us1y0
書き忘れた・・・再開します
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/02(金) 23:56:13.19 ID:Tz55Us1y0
織莉子「ようこそ」

織莉子は優雅に敵の怪獣達へ頭を下げる。

織莉子「週末を避ける為、世界を救う為、あなた達を排除する!!」

頭を上げ、ソウルジェムのリミッターを外した織莉子の周囲に直径10メートル程の巨大な水晶が無数に現出。

織莉子「メテオ・ストーム!!」

織莉子がその無数の水晶に指示を送ると、巨大なそれらが嵐のように敵に襲い掛かる。

ズバボボボボボボボボボボ!!

キングギドラ「フィリリリリリリリリリ!?」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアァーーイィ!?」

ヘドラ(初代)「キョワワワワワワワワ!?」

ヘドラ(FW)「ヒェワワワワワワワワ!?」

ジラ「ゴァアアアアアアア!?」

強烈な飽和爆撃となって空間を爆風と爆光で埋め尽くした。敵の怪獣達の視界と動きが封じられる。

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオオオン!!」

スーパーメカゴジラが咆哮し、レーザー核融合炉から莫大なエネルギーを汲み上げてチャージ、上空へ向けて通常よりも遥かに協力で巨大になったレーザーキャノン、メガバスター、メーサービームを連射する。

キングギドラ「フィロロロロロロロ!!」

ガイガン(初代)「ディギシィイイッ!!」

キングギドラ1体に倒れるまでレーザーキャノン、メガバスター、メーサービームを撃ち続け、
倒れてグリーフシードになるとすぐさま別の敵怪獣の凶悪サイボーグ怪獣ガイガンにターゲットを変えて撃ち続ける。
やがてそのガイガンも攻撃に耐え切れなくなり、爆散してグリーフシードに変る。
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/03(土) 02:12:09.73 ID:dbAMsBwJ0
ゆま「今だよ、ビオランテ!ハイパー放射樹液!!」

ビオランテ「ビャーオオオオオオオウ!!」

ソウルジェムのリミッターを切ったゆまが叫び、ゆまから生命力を供給され、地面から大量に養分を吸い上げながらビオランテが吼えると、周囲から次々に多数の口の付いた触手が地面と海底から海面を突き破って現れる。

ブシャアアアアアアア!!

その全ての触手から大量の緑色に光る粘性の強い液体が噴出する。それは高濃度、超強酸性の樹液。
それらが織莉子の飽和爆撃によって視界を封じられ、動きが止まった空のキングギドラと凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、爆撃され堪らず近くの海上に現れたジラ、遠くの海上の公害怪獣ヘドラと汚染怪獣ヘドラに吹きかけられる。
粘性が強く、流れにくい強酸性の液体が張り付いたまま鱗や肉、重金属を融かす臭いが辺りに充満する。

キングギドラ「フィリリリリリリリ・・・!!」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアイィ・・・!!」

キングギドラと凶悪サイボーグ怪獣ガイガンは鱗や装甲、肉だけで無く、翼を膜どころか骨すら残さず融かされ、次々に海中へ落下して行く。

ジラA「グガァアアアアア・・・!?」

ジラB「ガ、ガァアアアアアア・・・!!」

怪獣としては脆弱なジラの身体が急速に骨まで融けていく。早く絶命出来た者は幸運だった。中々死ねないジラはより長く苦しむ事になっている。

ビオランテ「ビャーオオオオオオオ!!」

そんなジラ達と羽根や体表を融かされて海上で苦しんでいるキングギドラと凶悪サイボーグ怪獣ガイガン達に、ビオランテからの慈悲の一撃。
小柄の巨大怪獣なら丸呑みに出来そうな程に大きな顎。それががばりと大きく開かれる。

ゴバァアアアアアアアアアアア!!

まるで決壊したダムの如く、大量の緑色に光る放射樹液がまるで光線の如く怒涛と噴射される。
それは容赦なく港の近くの海上で身体を融かされて苦しむキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、ジラ達を呑み込んだ。

キングギドラ「フィロロロロロロロロ!!」

ガイガン(初代)「ディギィアァーーイィ!!」

ジラ「ガァアアアアアアア!!」

大量の放射樹液に流されると同時に更に身体を融かされていき、直ぐに骨も残さずに液体と化した。
触手と本体による超高濃度且つ高温で高粘度の放射樹液を高圧で時間差噴射し、対象を確実に融解させるビオランテの最大攻撃、ハイパー放射樹液。それによって港近くの海上は放射樹液によって輝く緑色となった。
それは美しくあるが、触れた者を瞬時に融かす超強酸性の液体。それによって頭上を押さえられ、海中のジラや海中深くに落ちたキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンは浮上できない。
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/03(土) 02:44:30.12 ID:VtWVZ1e4o
よく考えると実際、ビオランテの放射樹液はこうゆう物だから海や港が汚染してしまうが・・・。
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/03(土) 05:03:50.38 ID:dbAMsBwJ0
汚染しても大事の前の小事。気にしちゃ駄目。
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/03(土) 05:04:36.08 ID:dbAMsBwJ0
海中を泳ぎまわる影が1つ。ハイパー放射樹液で身体に損傷を受けた敵怪獣の群れに迫る。

海香「行くわよ、シーガン!」

シーガン「チチチチチチチチチ!!」

その影は先に海に潜んでいた海香とシーガン。海香はソウルジェムのリミッターを外してシーガンの横で魔力を使って推進して泳ぎ、バリアを張って、彼女の魔法武器である魔道書を変形させた両方が穂先になっている槍に魔力を込め、前に向けて回転させる。

海香「メイルシュトローム!!」

ギュゴゴゴゴゴゴゴ!!

キングギドラ「フィリリリリリリリリリリ・・・!」

ガイガン(初代)「ディギシイィ・・・!」

ジラ「グァアアアアア・・・!!」

海香が限界まで魔力を使い、回転させている槍から大渦巻を起こし、多数のキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、ジラを呑み込んだ。
その魔力の渦にシーガンも躊躇無く飛び込む。そしてその渦に乗って海中で加速。大渦巻を更に強力に、巨大にする。

海香「シーガン!切り刻みなさい!!フォン・ウィング・ブレード!!」

シーガン「チチチチチチチチチチチチチ!!」

シーガンの背中の翼状のヒレがオレンジ色に発光。通常はそこから光線を発射するのを、ウィングに纏わせる。
そしてその光線のエネルギーはヒレよりも長く伸び、長大な光線で形成されたブレードとなる。
そしてシーガンは大渦の中を泳ぎ回りながら、動けず、体表を融かされて防御力の低下したキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、そしてジラをフォン・ウィング・ブレードで切り刻んでいく。

キングギドラ「フィロロロロロロロ!!」

ガイガン(初代)「ディギィアアアァーーイ!!」

ジラ「グガァアアアアア!!」

渦が治まる頃には港近くにいた敵怪獣は全滅していた。

ザバァッ!

海香「はぁ・・・はぁ・・・」

疲れきった海香を乗せ、同じく消耗したシーガンが海中から飛び出す。海香が港の方に向いグリーフシードで回復しようとすると、1体のキングギドラが追撃して来る

キングギドラ「フィロロロロロロロロロ!!」

このキングギドラは最初の飽和爆撃しか受けておらず、ほぼ無傷だった。
離れていてハイパー放射樹液を浴びていないキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの中でも早く体勢を立て直し、消耗した海香とシーガンを見付けて襲って来た。
後ろから引力光線を掃射する。

海香「あぁ、もう・・・!振り切れないわ!!」

シーガン「チチチチチチチチ!!」

元々シーガンは海洋怪獣で、飛べると言っても空中戦を得意としている訳ではない。ましてや強力な攻撃を放った後で大きく消耗し、動きは鈍っている。
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/03(土) 05:06:35.05 ID:dbAMsBwJ0
修正



海中を泳ぎまわる影が1つ。ハイパー放射樹液で身体に損傷を受けた敵怪獣の群れに迫る。

海香「行くわよ、シーガン!」

シーガン「チチチチチチチチチ!!」

その影は先に海に潜んでいた海香とシーガン。海香はソウルジェムのリミッターを外してシーガンの横で魔力を使って推進して泳ぎ、
バリアを張って、彼女の魔法武器である魔道書を変形させた両方が穂先になっている槍に魔力を込め、前に向けて回転させる。

海香「メイルシュトローム!!」

ギュゴゴゴゴゴゴゴ!!

キングギドラ「フィリリリリリリリリリリ・・・!」

ガイガン(初代)「ディギシイィ・・・!」

ジラ「グァアアアアア・・・!!」

海香が限界まで魔力を使い、回転させている槍から大渦巻を起こし、多数のキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、ジラを呑み込んだ。
その魔力の渦にシーガンも躊躇無く飛び込む。そしてその渦に乗って海中で加速。大渦巻を更に強力に、巨大にする。

海香「シーガン!切り刻みなさい!!フォン・ウィング・ブレード!!」

シーガン「チチチチチチチチチチチチチ!!」

シーガンの背中の翼状のヒレがオレンジ色に発光。通常はそこから光線を発射するのを、ウィングに纏わせる。
そしてその光線のエネルギーはヒレよりも長く伸び、長大な光線で形成されたブレードとなる。
そしてシーガンは大渦の中を泳ぎ回りながら、動けず、体表を融かされて防御力の低下したキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、そしてジラをフォン・ウィング・ブレードで切り刻んでいく。

キングギドラ「フィロロロロロロロ!!」

ガイガン(初代)「ディギィアアアァーーイ!!」

ジラ「グガァアアアアア!!」

渦が治まる頃には港近くにいた敵怪獣は全滅していた。

ザバァッ!

海香「はぁ・・・はぁ・・・」

疲れきった海香を乗せ、同じく消耗したシーガンが海中から飛び出す。海香が港の方に向いグリーフシードで回復しようとすると、1体のキングギドラが追撃して来る

キングギドラ「フィロロロロロロロロロ!!」

このキングギドラは最初の飽和爆撃しか受けておらず、ほぼ無傷だった。
離れていてハイパー放射樹液を浴びていないキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの中でも早く体勢を立て直し、消耗した海香とシーガンを見付けて襲って来た。
後ろから引力光線を掃射する。

海香「あぁ、もう・・・!振り切れないわ!!」

シーガン「チチチチチチチチ!!」

元々シーガンは海洋怪獣で、飛べると言っても空中戦を得意としている訳ではない。
ましてや強力な攻撃を放った後で大きく消耗し、動きは遅くなっている。
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/03(土) 05:16:56.26 ID:dbAMsBwJ0
織莉子「海香さん!?スーパーメカゴジラ!!」

スーパーメカゴジラ「ウオオオオオオン!!」

スーパーメカゴジラが海香とシーガンの離脱を援護しようとする。

ジラ「グガアアアアアアアーーッ!!」

しかし、巨大な渦で海面の放射樹液が散らされ、沖の海中から潜水艦の魚雷攻撃を掻い潜ったジラが海中から跳び出し、スーパーメカゴジラに組み付いた。

ジラ「ガアアアアアアアーーッ!!」

スーパーメカゴジラ「ウオオオオオオン!?」

ジラはスーパーメカゴジラの首に噛み付いた。轟音を上げて火花が散り、装甲が軋む。超重量で運動性が劣悪なスーパーメカゴジラは密着しての格闘戦は大の苦手としている。
更に出力の大半を火器に回している為、巨大怪獣を殴り飛ばせる程のパワーが無い。

織莉子「離れなさい!!」

織莉子が水晶での爆撃をぶつけようとすると、ジラは軽快にジャンプ。スーパーメカゴジラからやや距離を取って回避した。

織莉子「くっ・・・!今はあなたの相手をしている場合では無いのに!!」

織莉子とスーパーメカゴジラにとってジラ1体などものの数ではない。しかし、不意打ちでもしなければ運動性の高いジラを瞬殺するのは難しい。

ゆま「あぁ、もう!邪魔しないでよ!!」

ビオランテ「ビャーオオオオオオウ・・・!!」

ガイガン(初代)A「ディギィアアアアァーーイィッ!!」

ガイガン(初代)B「ディギシィッ!!」

ガイガン(初代)C「ディギィアアァーイ!!」

ゆまとビオランテは、海香を追うキングギドラと同じく体勢を立て直した凶悪サイボーグ怪獣ガイガン3体に囲まれている。

サキ「海香!!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワワワ!!」

サキとヴァグノザウルスが向おうとすると、公害怪獣ヘドラが立ちはだかった。杏子やキリカ達もヘドラ達と交戦中で、何より距離が海香まで遠過ぎた。
艦や戦闘機は侵攻して来たキングギドラと凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、ジラの相手で手一杯と言った状況だった。

キングギドラ「フィリリリリリリリリ!!」

海香「全くしつこいわね・・・!!」

キングギドラ「!?」

いよいよ危ないと言った時に、追撃して来るキングギドラが海面に近づくと、足首に何かが絡み付いた。
そして不意を打たれたキングギドラは水中に引きずり込まれるように海中へ没した。
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/03(土) 05:19:08.85 ID:dbAMsBwJ0
イカ娘「ふっふっふっふ・・・海へ引きずり込んでしまえばこっちのものでゲソ!!」

ゲゾラ「ホキュアアアアア!!」

キングギドラを海に引きずり込んだのはイカ娘のゲゾラ。足首だけでなく、足を、首を、翼の付け根を、尾を触腕と足で縛って動きを封じる。

キングギドラ「フィロロロロロロロ・・・!!」

口を開いて引力光線でゲゾラを攻撃しようとするキングギドラ。しかし、その3つの顎は強引に閉じられた。

イカ娘「そうはイカんでゲソ!!」

イカ娘の長く伸ばした触手がキングギドラの顎に巻かれ、縛って閉じたのだった。

ゲゾラ「ホキュアアアアアアア!!」

そして非力そうな外見に寄らず、怪力でキングギドラを投げ飛ばすゲゾラ。

キングギドラ「フィリリリリリリリ!?」

キングギドラは海上へ投げ飛ばされる。

ヤマタノオロチ「ギャエエエエエエーーッ!!」

海上へ投げ飛ばされたキングギドラをヤマタノオロチの8つの頭部から放射された火炎が包み込む。

デスギドラ「グアアアアーーアアーーアアアア!!」

更にデスギドラが大三重渦撃砲で止めを刺した。爆発四散するキングギドラ。

キリカ「うーみん、生きてるー?」

海香「えぇ、何とか。ありがとう」
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/03(土) 05:21:29.79 ID:dbAMsBwJ0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
明日は・・・昼から夕方くらいから。
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/03(土) 09:53:25.37 ID:VtWVZ1e4o
お疲れ様でした。

海香がちとピンチだったけど、イカ娘とゲゾラで何とか持ち直したか・・・。
危なかったな。
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/03(土) 14:14:02.76 ID:eg69B/ODO
お疲れ様です。

自分もアメリカ版のデザイン好きなんでFWでは、瞬殺だったジラの活躍が見れて嬉しい!FWでもこんなふうにエイリアンウォーリアーとかBETAみたいに大量に湧いて出て来る姿が見たかったですよ……

>>643

解答ありがとうございます。なるほど、みんなイメージ通りでいい感じですね!

個人的に残りのメンバーはこんな感じかなと想像してます。

ニコ… 沢城みゆきさん

みらい…こやまきみこさん

里美…中原麻衣さん

すみれ…伊藤静さん

クレア…遠藤綾さん

こまち…川澄綾子さん

ひより…堀江由衣さん

おまけ

立花さん…小野大輔さん
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/03(土) 17:42:30.74 ID:dbAMsBwJ0
ロリこんにちは。大まかにしか展開考えてないから書くのに時間が掛かるね、やっぱり。

>>654

少しはピンチも書いていくよ。それを仲間が助けるのが王道で熱い。

>>655

活躍って言ってもわらわら出て来てやられる役ですが・・・それがジラの活躍と言えばそうなのかな?
大量に現れるのは既にアメリカ版のベビーGODZILLAでやっちゃってますからねぇ。あれは無印ジュラシックパーク的な怖さがあって良かったですね。巨大怪獣映画らしく無いシーンといえばそうですが。

ふむ・・・ニコは沢城みゆきさんみたいなはっきり喋る大人っぽい声の方より、もっとこう、適当で棒読みなイメージです。大橋歩夕さんのエイラみたいな。ニコは大橋歩夕さんかな。里美は能登麻美子さんか戸松遥さん。この2人の声を聞き分けろと言われても自分には無理。

再開します
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/03(土) 17:44:55.72 ID:dbAMsBwJ0
織莉子の飽和爆撃を布石に敵の数は減ったが、それでも多くの敵は残っており、体勢を立て直して襲って来る。
杏子は迎え撃てるよう、前衛の戦艦の甲板に立つ。その近くには滞空するデストロイア。

杏子「魅せてやるよ。行くぞ、デストロイア!」

デストロイア「グゥオオオオオオオオウ!!」

杏子「必殺!ロッソファンタズマ!!」

シュバッ!

ソウルジェムのリミッターを切ったまま印を結んだ杏子から、十体以上の杏子と同じ形をした紅い影が飛び出し、それらは同じ動きで甲板の上に膝を突いて着地する。
同様にデストロイアからも3種類の形状の巨大な紅い影が十数体飛びだして海面に着水、或いは空中で滞空する。
そして、影は立ち上がると杏子の魔力により実体を結んで物質化、杏子から飛び出した影は全て杏子の本物と同じ姿になった。
更にデストロイアから飛び出した、3種類の形状、集合体、飛行体、完全体の形をした影もそれぞれ実体化して本物と違わない見た目となった。

デストロイア(集合体)「コォオオオオオオオオウ!!」

デストロイア(飛行体)「クゥウウウウウウウウウ!!」

デストロイア(完全体)「グゥオオオオオオオオウ!!」

キングギドラ「フィロロロロロロロ・・・!?」

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワ・・・!?」

杏子「先ずは華麗な乱舞を披露!!」

持った槍に魔力の炎を纏わせ、杏子が自身の多数の分身と共に困惑する敵怪獣の群れ向って艦の甲板から跳び出す。

デストロイア(集合体)「コォオオオオオオオオ!!」

デストロイア(飛行体)「クゥウウウウウウウウ!!」

デストロイア(完全体)「グゥオオオオオオオオ!!」

続いて海上の5体ほどの集合体デストロイア型の分身に、空中に合わせて10体ほどいる飛行体、完全体型のデストロイアの分身が本物の完全体デストロイアと共に敵の群れに襲い掛かる。

キングギドラ「フィリリリリリリリ!!」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアァーーイィッ!!」

ヘドラ(初代)「キョワワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワワ!!」

空中のキングギドラや凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、海上の公害怪獣ヘドラ、汚染怪獣ヘドラを杏子とその分身達の槍での直接攻撃や巨大火炎弾クリムゾン・キャノン、デストロイアとその分身達はオキシジェン・デストロイヤーレイやヴァリアブル・スライサー、ミクロオキシゲン、槍のような触手や刃のような羽根、長い尻尾で攻撃する。
反撃されてもデストロイアの分身は攻撃された部分が破壊されるだけで、そのまま攻撃を継続する。
杏子と杏子の分身にはそもそも小さいので当たらない。

杏子「仕上げだ、デストロイア!!」

槍を多節に分けて伸ばして回転、更に火炎を纏った杏子が炎の竜巻となってキングギドラの胸部を切り裂きながら叫んで、後ろに跳ぶ。

デストロイア「グゥオオオオオオオオウ!!」

杏子とデストロイアの分身が全て影に戻り、全てデストロイアの本体に集まって一体化する。

ヴォオオオオオオオオオン!!

分身と一体化した事で分身に込められていた魔力やエネルギーを吸収し、それを額や頭部の横の角に集めて、巨大で長大なヴァリアブル・スライサーを形成した。

ズバァン!!

それを容赦無く敵の群れに向けて振り下ろす。

キングギドラ「フィロロロロロロロロ・・・!」

ガイガン(初代)「ディギシィイイイ・・・!」

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワ・・・!」

ヘドラ(FW)「ヒェワワワワワワ・・・!」

余りに巨大なので、キングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、公害怪獣ヘドラ、汚染怪獣ヘドラを斬ると言うよりは、その攻撃の軌跡部分で消し潰していく。
合わせて10体近くが屠られ、グリーフシードになった。

杏子「グラシャス・・・そしてアディオス」
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/03(土) 18:46:18.53 ID:dbAMsBwJ0
ちょっと飯とかで外します
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/03(土) 23:52:34.15 ID:dbAMsBwJ0
再開します



キリカ「・・・」

ザザア!

跳び回っていたキリカが戦艦の甲板の上に滑りながら着地する。

キリカ「うーん・・・普通の攻撃じゃ大して効かないなぁ」

ガイガン(初代)「ディギィァアアアアアァーイィッ!!」

キリカの眼前には装甲をカギ爪で傷付けられた凶悪サイボーグ怪獣ガイガンガイガン。軽装甲とはいえ、キリカのカギ爪では中々破れない。

すみれ「呉さん、あなたは確かに“迅い”けど、攻撃が軽いわ。もっと手数を増やさないと・・・」

すみれが近くに降り立つ。

キリカ「ふぅーん・・・じゃあ、やってみようかっ!!」

ガシャ!!

キリカの赤く光る3本ずつの両手のカギ爪が消え、黒い闇を凝縮して作ったような今までより長いカギ爪が5本ずつ現出した。

キリカ「シャドウ・ファンタズム!」

キリカがソウルジェムのリミッターを外して魔法を唱えると、戦艦の甲板のライトで出来た周囲の影から、キリカの形をした闇色の影が何体も這い出て来る。キリカ本人と合わせて20体。
それらは皆、両手に長い5本のカギ爪を持ち、左目に当たる部分が赤く光っている。

すみれ「!?」

キリカ「ご期待に添えまして!手数を増やしてあげたよ!!」

キリカは凶悪サイボーグ怪獣ガイガンを見上げる。

キリカ「1手で200手だ。さぁ、散ね」

タッ!

キリカは多数の影と共に凶悪サイボーグ怪獣ガイガンに跳びかかる。
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/03(土) 23:53:25.01 ID:dbAMsBwJ0
キリカ「速度低下!」

そして凶悪サイボーグ怪獣ガイガンを速度低下の能力で遅くする。

ガイガン(初代)「ディギィァアアアァーイ!!」

凶悪サイボーグ怪獣ガイガンはキリカにレーザー光線を撃つ。

スッ

キリカは足元に魔力壁を精製し、跳んでそれを回避。

キリカ「うんっ!よく頑張りました!」

キリカと影達が一斉に凶悪サイボーグ怪獣ガイガンに襲い掛かり、その身体を切り刻んでいく。

ガイガン(初代)「ディギィシィイイッ!!」

緑色の血が飛び散る。

キリカ「じゃあね、ばいばい。ダークネス・カッター・・・」

キリカが中空で両手のカギ爪に魔力を込めて大きく振りかぶると、そのカギ爪に影達は弾丸のように飛んで、魔力となって吸着される。

キリカ「ウルティマ!!」

キリカがカギ爪を振り下ろすと、彼女の込めた魔力と影達が換わった魔力が100メートルを超える巨大な三日月型の黒い闇の刃となり、斜め下の凶悪サイボーグ怪獣ガイガンに向って飛ぶ。

ガイガン(初代)「ディギィァアアアァーイッ!!」

それは防御力が高くない凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの身体を大きく切り裂いて倒し、グリーフシードに変えた。

キリカ「完勝!完璧!完全無敵!!」ビシッ!

キリカがすみれの近くに着地して見栄を切る。

キリカ「凄いだろ?誉めろ誉めろー!!」

すみれ「お見事ね・・・いえ、凄いわ。呉さんの魔法の属性は闇だったの」

キリカ「見滝原のダークヒーローとは私の事だっ!!」

すみれ「ふ、ふーん・・・」
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/04(日) 00:43:07.48 ID:D+rVyC1b0
ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワ!!」

ダガーラ「ズシュァアアアアアアアアア・・・!」

公害怪獣ヘドラがダガーラを殴り飛ばす。ダガーラは空母の一隻に背中から叩き付けられ、空母を半壊させながら止まる。

ルカ「くっ・・・!!」

ルカが空母の甲板に投げ出されて、その上に落ちて跳ねる。

かずみ「大丈夫、ルカ!?」

かずみがバルグザーダンから跳び下りてルカに駆け寄る。

ルカ「ええ。敵ながらやりますね。だがこうで無くては真の力を見せる甲斐がありません」

ルカが手を付いて体を起こす。

かずみ「真の力?」

あやせ「行くわよ、ルカ!!」

上に来たファイヤーラドンからあやせが跳び下りながら、魔法少女への変身を解除しながら叫ぶ。ルカも魔法少女への変身を一旦解除。

ルカ「えぇ!それでは見せてあげましょう!!」

甲板に降り立ったあやせがファイアレッドのソウルジェムを左手に、ルカがアイスブルーのソウルジェムを右手に、それぞれ指輪から宝石の形状にして持って横に構える。

かずみ「!?」

瞬間、2人の身体とソウルジェムが量子化して光の粒子となって解けた。そしてその光の粒子は2人がいた間辺りに1つの人の姿を形作って行く。
そしてそれは、左手にあやせの護拳付きサーベルソード、右手にルカの護拳の付いた刀を持ち、魔法衣の左側はあやせの白いドレス、右側はルカの赤いドレスとなった。

あやせルカ「私達の本気を!!」

あやせとルカが融合した魔法少女が構える。

キリカ「おおー!超竜神みたい!」

ゆま「アヤセとルカが合体したよ!?」

織莉子と共に港の防衛をしているゆま。

織莉子「え、えぇ・・・」

ゆまとビオランテ、織莉子とスーパーメカゴジラは上がって来るジラや汚染怪獣ヘドラと交戦している。

かずみ「い、一体何が起こったの?」

サキ「量子化してから組成構造が全く同じなら2つ以上のものを1つに融合させる事が理論上は出来る」

かずみに近くのヴァグザウルスの上に乗るサキが答える。

かずみ「え?うん」

サキ「双子である彼女達はそれをやったんだ。しかし、複雑な構造の人間である魔法少女が本当にやって見せるとは・・・」

すみれ「双樹・・・名は体を表す・・・という事かしら」

あやせルカの画像
http://blogs.yahoo.co.jp/vaiker2000/36124033.html
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/04(日) 00:58:19.68 ID:D+rVyC1b0
修正



ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワ!!」

ダガーラ「ズシュァアアアアアアアアア・・・!」

公害怪獣ヘドラがダガーラを殴り飛ばす。ダガーラは空母の一隻に背中から叩き付けられ、空母を半壊させながら止まる。

ルカ「くっ・・・!!」

ルカが空母の甲板に投げ出されて、その上に落ちて跳ねる。

かずみ「大丈夫、ルカ!?」

かずみがバルグザーダンから跳び下りてルカに駆け寄る。

ルカ「ええ。敵ながらやりますね。だがこうで無くては真の力を見せる甲斐がありません」

ルカが手を付いて体を起こす。

かずみ「真の力?」

あやせ「行くわよ、ルカ!!」

上に来たファイヤーラドンからあやせが跳び下りながら、魔法少女への変身を解除しながら叫ぶ。ルカも魔法少女への変身を一旦解除。

ルカ「えぇ!それでは見せてあげましょう!!」

甲板に降り立ったあやせがファイアレッドのソウルジェムを左手に、ルカがアイスブルーのソウルジェムを右手に、それぞれ指輪から宝石の形状にして持って横に構える。

かずみ「!?」

瞬間、2人の身体とソウルジェムが量子化して光の粒子となって解けた。そしてその光の粒子は2人がいた間辺りに1つの人の姿を形作って行く。
そしてそれは、左手にあやせの護拳付きサーベルソード、右手にルカの護拳の付いた刀を持ち、魔法衣の左側はあやせの白いドレス、右側はルカの赤いドレスとなった。

あやせルカ「私達の本気を!!」

あやせとルカが融合した魔法少女が構える。

すみれ「融合したの!?」

キリカ「おおー!超竜神みたい!」

ゆま「アヤセとルカが・・・1人になったよ!?」

織莉子と共に港の防衛をしているゆま。

織莉子「え、えぇ・・・」

ゆまとビオランテ、織莉子とスーパーメカゴジラは上がって来るジラや汚染怪獣ヘドラと交戦している。

イカ娘「魔法少女はあんな事も出来るのでゲソか!?」

カオル「いや出来ないって!普通は無理!」

かずみ「い、一体何が起こったの?」

サキ「量子化してから組成構造が全く同じなら2つ以上のものを1つに融合させる事が理論上は出来る」

かずみに近くのヴァグザウルスの上に乗るサキが答える。

かずみ「え?うん」

サキ「双子である彼女達はそれをやったんだ。しかし、複雑な構造の人間である魔法少女が本当にやって見せるとは・・・」

海香「双樹・・・名は体を表す・・・という事かしら」

空母の近くの艦の上には海香が立っている。

あやせルカの画像
http://blogs.yahoo.co.jp/vaiker2000/36124033.html
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/04(日) 01:07:16.59 ID:D+rVyC1b0
杏子「で、強いのか?」

あやせルカ「・・・」

2人が融合したあやせルカが凄みのある笑みを浮かべながら、サーベルソードと刀を前でガキンと合わせる。

ヘドラ(初代)「キョワワワワワワワワ!!」

公害怪獣ヘドラが、目の前のあやせルカに両眼から強力なヘドリウム光線を放つ。

かずみ「危ない!」

あやせ「ピッチ・ジェネラーティ!!」

ボホッ!

サーベルソードから魔力の火炎、刀から魔力の冷気が撃ち出され、それぞれが互いに螺旋に回転しながら光弾となってヘドリウム光線にぶつかる。
如何に魔法少女の魔法と言えど、怪獣の撃つ光線と撃ち合っても普通は勝てない。

ドパァン!!

かずみ「抜いた!?」

しかしピッチ・ジェネラーティはヘドリウム光線に撃ち勝って貫通、公害怪獣ヘドラの右目に命中して爆発して潰した。

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワ!?」

もがき苦しむ公害怪獣ヘドラ。

杏子「マジかよ!?」

カオル「めっちゃ強いよ!!」

かずみ「凄いね!えーっと・・・」

あやせルカ「あやせルカとでも呼んでくれ」

カオル「あやせルカ・・・ところで、人格はどうなってるの?」

あやせルカ「私はあやせとルカを統合した人格となっている」

口調は元気なあやせとも丁寧なルカとも違い、落ち着いたものでどちらかと言えばルカに近い。

ヘドラ(初代)「キョワワワワワワワワ・・・」

公害怪獣ヘドラは海に潜って逃げようとする。
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/04(日) 01:12:24.37 ID:D+rVyC1b0
あやせルカ「逃がすか!ウイニング・ブラスター!!」

ファイヤーラドン「キィエエエエエエーーン!!」

ダガーラ「ズシュアアアアアアア!!」

ファイヤーラドンが口から超高温のウラニウム熱線を、ダガーラが両肩の尖った発射口から超重龍爆炎の熱を反転させた超低温の超重龍爆氷を撃ち出し、
2重の螺旋の光線、ウイニング・ブラスターとなって公害怪獣ヘドラの背後に命中した。

ドゴォオン!!

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワ!!」

ヘドラの背中に命中して大爆発を起こす。
通常、熱光線は公害怪獣ヘドラの体表で拡散されて殆どダメージにならないが、高熱と低温の複合光線は反作用によって大爆発を起こし、公害怪獣ヘドラの身体を半壊させた。

ゆま「ヘドラの身体を吹き飛ばした!!」

織莉子「普通の光線攻撃で何て威力ですか!?」

吹き飛んだ部分から公害怪獣ヘドラの小さな本体が見える。

あやせルカ「トドメだ!!」

あやせルカが跳び上がり、サーベルソードと刀を公害怪獣ヘドラの本体に振り下ろす。
振り下ろして斬り付けると同時に込められた魔力が不可視の刃となり、公害怪獣ヘドラの本体を切断する。

ヘドラ(初代)「キョワワワワワワワワ!!」

本体を破壊され、公害怪獣ヘドラの身体は崩れて本体は小さなグリーフシードになった。

あやせルカ「さぁ、行くぞ!ファイヤーラドン!ダガーラ!これからが本番だ!!」

ファイヤーラドン「キィエエエエエエェーーン!!」

ダガーラ「ズシュアアアアアアアーー!!」

あやせルカが咆哮してファイヤーラドンとダガーラを連れて跳ぶ。
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/04(日) 02:21:37.07 ID:D+rVyC1b0
かずみ「ねぇ、あれどうやってるの?」

サキ「海香、ピッチ・ジェネラーティはどういう意味だったか?」

海香「?えーっと、確か2つの頂点よ」

サキ「成る程・・・そうか」

あやせルカ「はははは!!」

あやせルカは敵の味方の怪獣から怪獣へ、艦から艦へ、戦闘機から戦闘機へ跳んで笑いながらピッチ・ジェネラーティを撃ちまくっている。

ファイヤーラドン「キィエエエエエエーーン!!」

ダガーラ「ズシュアアアアアアアア!!」

ファイヤーラドンとダガーラも合体攻撃、ウイニング・ブラスターを次々と撃っている。

カオル「テンション高いねぇ」

キリカ「あややルカリンが楽しそうで何よりです」

ラジン「フォロロロロロロロロ!!」

ラジンがピンク色の球状の光線、スタンビームをカオルに向けて撃つ。

カオル「パラディ・キャノーネ!!」

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワワ!?」

それを汚染怪獣ヘドラに向けて蹴り飛ばして動きを封じる。

キリカ「今だ、デスギドラ!撃滅!!」

デスギドラ「グアアアアーーアアーーアアア!!」

ヘドラ(FW)「ヒェワワワワワワワワ・・・!!」

デスギドラは3つの口から巨大な火炎、火龍重撃波を発射し、汚染怪獣ヘドラを消し炭にしてグリーフシードに変える。

イカ娘「私達も負けてられんでゲソ!!」

ゲゾラ「ホキュアアアアアア!!」

ギリギリ・・・!

ジラ「グァアアアアア・・・!!」

ジラを後ろから触手と触腕で絞め上げるイカ娘とゲゾラ。

すみれ「ええーい!!」

ジラ「ガァアアアアアアー!!」

すみれが跳んで長大化させた薙刀をジラに突き刺してトドメを刺す。グリーフシードになるジラ。
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/04(日) 03:58:38.61 ID:D+rVyC1b0
サキ「あのピッチ・ジェネラーティとウイニング・ブラスターは超高熱と極低温という、相反する属性の攻撃を合体させたものだ」

海香「収縮と膨張を同時発生させる事で莫大な反作用エネルギーを生み、大爆発を起こしているのよ」

近くの海面に上がって来たシーガンの上から跳んでかずみのいる空母に降り立つ海香。

サキ「1ミリ秒でもタイミングがズレれば爆発は起こらない。完璧なシンクロが必要になる」

海香「ずっと一緒にいたあやせとルカだからこそ出来る芸当ね」

サキ「解った?」

かずみ「ぜんっぜん解んない!」ブンブン

首を横に振るかずみ。

海香「じゃあ、テンプラアイスは解るかしら?」

かずみ「うん!外は熱々、中はひんやり美味しいよね!」

サキ「・・・」

海香「そう、熱いと冷たいが同時に来るから美味しいの。あの子達の攻撃も同じ理屈」

かずみ「2人分の攻撃を同時に行なってるから、1人分の攻撃の2倍って事?」

サキ「いや、生み出す反作用のエネルギーはそれ以上だ」

かずみ「私達にも出来るかな?」

海香「理論上は、相反する属性の攻撃で可能・・・なのかしら?」

サキ「かずみの魔法の属性は破壊・・・破戒だからニコの再生成魔法と成立するが、此処にニコはいないしな・・・よし、私の電撃魔法で何とかやってみよう!!」

かずみ大好きなサキは興奮気味。

かずみ「え?」

海香「落ち着いて。電撃ならバルグザーダンの攻撃だし、寧ろ被ってるわよ」

サキ「バルグザーダンは電撃・・・雷か。ビオランテの攻撃属性は土だから出来るんじゃ無いか?」

かずみ「うん!やってみる!ゆまー!!」

かずみはバルグザーダンに跳び乗って港の方へ飛んで行った。

海香「ちょっと・・・そんないきなり出来る訳が・・・」

サキ「海香の魔法の属性は水だったな。杏子の炎と出来るんじゃ無いか?」

海香「やってみても良いけど、先ず成功しないと思うわよ」
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/04(日) 05:06:21.97 ID:D+rVyC1b0
ゆま「たぁああああああああ!アースクラーッシュ!!」

ドゴォ!!ズガガガガガガガガガガガ!!ドゴーン!!

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワワ!?」

ゆまがハンマーで地面を思いっ切り殴る。地面を大きく抉りながら衝撃波が走り、公害怪獣ヘドラの足元で爆裂。10万トンという超重量の成長期の公害怪獣ヘドラは身体を支えられず前のめりに倒れる。

ビオランテ「ビャーオオオオオオウ!!」

ビオランテが口から放射樹液を倒れた公害怪獣ヘドラに噴き付ける。

ヘドラ(初代)「キョワワワワワワワワワ・・・!」

放射樹液は公害怪獣ヘドラの体表を融かす。光線攻撃よりは有効だが、内部の本体を攻撃するには足りない。

スーパーメカゴジラ「ウオオオオン!!」

スーパーメカゴジラがキングギドラの引力光線をプラズマ・グレネイドで吸収して撃ち返す。

ズヴァアアアアアアアアア!!

キングギドラ「フィロロロロロロロロ!?」

キングギドラはそれをまともに食らって倒れた。

織莉子「王の欲望の為に利用される哀れな怪獣達。せめて安らかに眠りなさい!」

ドドドドッ!!

緒莉子が倒れたキングギドラに多数の水晶で猛爆撃を敢行。

スーパーメカゴジラ「ウオオオオオオーン!!」

スーパーメカゴジラもメガバスターを同時に撃ち込む。

キングギドラ「フィリリリリリリリ・・・!?」

爆発四散してグリーフシードになるキングギドラ。

織莉子「ゆまさん!私達もそちらに!」

ゆま「うん、お願い!私達じゃ倒し切れないよ!」

かずみ「私達が手伝うよ!」

バルグザーダン「ウォオオオオーーウウウ!」

織莉子とスーパーメカゴジラが公害怪獣ヘドラと戦うゆまに加勢しようとすると、
飛んで来たバルグザーダンからかずみがゆまの近くに降り立ち、バルグザーダンがビオランテの隣に着地する。

ゆま「カズミ?」

織莉子「どうしたのですか?あなたの持ち場は海上ですよ」

かずみ「うん、ちょっと試したい事があって。ねぇ、ゆま、私達もあやせルカのファイヤーラドンとダガーラみたいな攻撃をやってみよう!!」

ゆま「あのウイニング・ブラスターみたいなのを?」

かずみ「うん!」
668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/04(日) 05:14:41.48 ID:D+rVyC1b0
織莉子「成る程、相反する属性の反作用爆発ですね。バルグザーダンの攻撃属性は雷、ビオランテは土で確かに成り立ちますが・・・」

かずみ「そういう事!!」

ゆま「よく解んないけど、ビオランテに放射樹液を撃ってもらえば良いの?」

かずみ「そう!」

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワワ・・・!」

公害怪獣ヘドラが起き上がる。眼からヘドリウム光線を撃とうとしている。

かずみ「バルグザーダン!トルネード・ボルト!!」

ゆま「ビオランテ!もっかい放射樹液!!」

バルグザーダン「ウォオオオオオーーウウウ!!」

ビオランテ「ビャーオオオオオオウゥ!!」

バルグザーダンの顎横の角から強力な電撃光線が発射され、ビオランテの口から緑色に輝く強酸性の樹液が噴射される。

ヘドラ(初代)「キョワワワワワワワワワ!!」

公害怪獣ヘドラはヘドリウム光線を撃ってそれを迎撃、打ち消した。

かずみ「成功・・・してないよね?」

織莉子「反作用の爆発を起こすには単に一緒に撃つだけでは成功しませんよ。全く同じタイミング、同じ威力で撃つ必要があります」

かずみ「あ、あれ?そうなの?」

ゆま「?何か全然解んないけど、つまり失敗?」

織莉子「えぇ、まぁ・・・」

キリカ「織莉子ー!!」

今度はデスギドラが飛んで来てキリカが跳び下りる。

キリカ「私達もあややルカリンみたいな事やろう!!」

同じ事を考えているキリカ。

織莉子「私の魔法の攻撃属性は打撃と爆破、つまり無属性で反属性は無いのだけれど」

キリカ「しまった、そうだった!織莉子マイスターの私とした事が!!」

キリカは空を仰いで頭を押さえる。

織莉子「攻撃属性が闇のあなたと合わせるなら、光属性の魔法を使う使うまどかさんね」

キリカ「あー!まどっち連れて来れば良かった!!」

かずみ「連れて来ても無理だと思うけど・・・同じ威力、同じタイミングで攻撃するなんて難しいし・・・」
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/04(日) 05:17:38.75 ID:D+rVyC1b0
杏子と海香が並んで戦艦の甲板の上に立つ。

杏子「クリムゾン・キャノン!!」

海香「ハイドロランチャー!!」

杏子が突き出した槍からの超高熱の巨大な火炎弾と、海香の突き出した槍からの超圧縮された大量の水が凶悪サイボーグ怪獣ガイガンに向けて撃ち出される。

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアァーーイィッ!!」

凶悪サイボーグ怪獣ガイガンはレーザー光線を発射し、クリムゾン・キャノンとハイドロランチャーをあっさりと撃ち破った。

杏子「あー、やっぱ駄目だな」

海香「当たり前だけどね」

杏子と海香が後ろに跳んで避ける。

ドゴォン!!

レーザー光線は戦艦に当たって砲を破壊した。余計な被弾だった。

あやせルカ「成る程、こちらの技を理解したのか。だが、いきなりでは付け焼刃にもならんから危険だぞ。生兵法は怪我の元だ」

あやせルカが近くに来て忠告してくれる。

杏子「だよなぁ・・・」

海香「せめてタイミングを合わせられたら・・・いえ、今は普通に戦った方が良いわね」
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/04(日) 05:20:47.88 ID:D+rVyC1b0
今日は此処までです!
読んで下さった方、レス下さった方に感謝!
明日は今日よりは早く再開したい・・・。
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/04(日) 05:24:37.39 ID:CIvZU515o
お疲れ様でした。
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/03/04(日) 10:24:34.65 ID:M4yt8cdUo
乙でした!

ゴジラ系のDVDって最近はあまり置いてないレンタル屋あるのね…vsメカゴジだけ借りたけど、格好いいなあ。ようやくゴジラ組の登場人物像が見えてきたぞ。
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/04(日) 17:12:10.56 ID:D+rVyC1b0
ロリこんにちは。書いてると数時間とかあっと言う間に過ぎちゃう。

>>672

自分はファイナルボックス買ったからゴジラを借りる事がないなぁ。
ゴジラ側の登場人物はwikiで見てもらっても解ると思う。

再開します
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/04(日) 17:27:21.05 ID:D+rVyC1b0
港で、海上で、海面で激戦が続く。火炎が、爆炎が、冷気が、電撃が、オキシジェンデストロイヤーレイが、
放射樹液が、メガバスターやメーサービームが、三重渦撃砲が、トルネードボルトが、デスビームやスタンビームが、
フォン・ウィング・フェザーが、引力光線が、レーザー光線が、熱線が、ヘドリウム光線が、ミサイルが、大砲が、
ロケット砲が、バルカンが戦場を縦横無尽に引き裂き、毒液や硫酸が漂い、剣や槍が舞い、巨大怪獣が激突する。
無数の爆発が起こり、空を、海を、大地を血やオイルで染め、巨大怪獣が倒れ、金属片が舞い散る。

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワ!!」

ジラ「ガァアアアアアアーーッ!!」

ガニメ「キュエエエエエエッ!!」

カメーバ(初代)「ギィエエエーーン!!」

ガイラ「キシャーウォオオオオウ!!」

港には次々にジラやヘドラだけで無く、ガニメ、カメーバ族でも好戦的な巨大海亀カメーバ、ガイラが海の防衛網を抜けて次々に上陸して来る。
空からはキングギドラと凶悪サイボーグ怪獣ガイガンが迫る。

織莉子「くっ・・・!防ぎきれない!!」

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオン!!」

織莉子とスーパーメカゴジラがガニメの集団に囲まれている。スーパーメカゴジラが1体をメガバスターで撃破するが、別のガニメ数体がスーパーメカゴジラに取り付く。
身長120メートルのスーパーメカゴジラに身長40メートルのガニメ達がハサミで攻撃する。

ガニメ「キュエエエエエエッ!!」

スーパーメカゴジラ「ウオオオオオオン!?」

火花を散らすスーパーメカゴジラの装甲。

織莉子「ええい!」

織莉子がスーパーメカゴジラに取り付くガニメ達に多数の水晶を放つ。ガニメの甲羅に打撃をぶつけ、爆破する。

ガニメ「キュエエエエエエッ!?」

ガニメ達の拘束が緩む。

織莉子「今よ!」

スーパーメカゴジラ「ウオオオオーン!!」

スーパーメカゴジラは取り付いていたガニメを殴り飛ばし、蹴り飛ばしてホバーで移動、距離を取って反撃する。

ゆま「はぁ・・・はぁ・・・数が多過ぎるよー」

ゆまが港の建物の影で壁に身を預けて座り込む。

カメーバ(初代)「ギィエエエン!!」

カメーバが建物の上からゆまを見つけて吼え、口を開けて首を伸ばして呑み込もうとする。

ゆま「!?」

逃げようとするが間に合わない。
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/04(日) 17:42:04.62 ID:D+rVyC1b0
すみれ「やぁあああああっ!!」

ズバッ!!

すみれが跳び出してカメーバの前足を薙刀で斬り付ける。

カメーバ(初代)「ギィエエエーン!?」

建物を崩して倒れ込むカメーバ。

ゆま「!!」

ゆまは後ろに跳んで倒れるカメーバを避ける。

すみれ「大丈夫、ゆまちゃん?」

ゆま「だ、大丈夫!まだやれるよ!!」

ハンマーを握るゆま。

すみれ「そっか。ヤマタノオロチ!!」

ヤマタノオロチ「ガァエエエエエエーーッ!!」

全長40メートルのカメーバを全長330メートルと比較にならない程巨大なヤマタノオロチが3つの頭部で首、左前足、右後ろ足に噛み付いて持ち上げる。

メキメキメキ・・・グシャッ!!

そして噛み潰した。

カメーバ(初代)「ギィエエエーン!!」

カメーバは絶命してグリーフシードになる。

港への攻勢はゆまとビオランテ、織莉子とスーパーメカゴジラだけでは防ぎきれなくなったので海上で攻撃側だった杏子とデストロイア、かずみとバルグザーダン、カオルとラジン、すみれとヤマタノオロチも港で防衛に回っている。

杏子とデストロイアの前にガイラが何体も押し寄せる。

ガイラ「キシャーウオオオオウ!!」

杏子「メテオ・ストライク!!」

杏子が槍に巨大な炎を纏わせて跳び上がる。そして槍を多節に分けて振るうと、炎が拡散してガイラ達の頭部に飛んだ。

ガイラ「キシャーウオオオオ!?」

頭部を炎で包まれて苦しむガイラ達。

デストロイア「グゥオオオオオオオウ!!」

デストロイアが翼で低空飛行して突撃。
身長60メートルのガイラに比して身長120メートルと圧倒的に巨大なデストロイアは角で突き刺し、爪で引き裂き、脚で踏み潰し、尻尾で絞め上げて投げ飛ばし、ガイラ達を片っ端から葬り去る。
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/04(日) 17:42:35.30 ID:D+rVyC1b0
ジラ「ガァアアアアアーーッ!!」

しかし今度はジラが次々に海から這い上がって来る。

杏子「あぁ、くそ!キリがねぇ!!・・・ん?あれは・・・」

更にそのジラの足元に人間より大きいくらいの影が何百体もいた。いや、1000体を超えているかも知れない。

杏子「おいおい・・・冗談じゃねぇぞ・・・!」

ゆま「な、何あれ!?」

“巨大海蜥蜴の幼体 ベビージラ”

ベビージラ「ガァアアアア!!」

それはジラの幼体、ベビージラ

カオル「げげっ!ジラの子どもじゃん!あんなにいっぱい・・・!!」

ジラは単体での繁殖が可能な上、一度に卵を200個以上も産む。子どもは身長は1、8メートル、全長3メートルで孵った直後から素早く行動出来る上に、性格は獰猛で貪欲、古代の肉食恐竜そのものの存在と言えた。
さらには卵を妊娠したまま生まれて来る上に、数年で成体になるという恐るべき繁殖能力を持っている。
ベビージラやジラが多くの怪獣の食料になっているにも関わらず、ジラが低温以外の世界中の海や陸にいるのはこの脅威の繁殖力があるから。

かずみ「あ、あんなのがシェルターに入って行ったら・・・!!」

かずみの顔が青ざめる。

すみれ「大変な事になるわ!!」

織莉子「絶対に此処で食い止めなければ・・・!!」
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/04(日) 18:32:36.52 ID:D+rVyC1b0
675修正



すみれ「やぁあああああっ!!」

ズバッ!!

すみれが跳び出してカメーバの前足を薙刀で斬り付ける。

カメーバ(初代)「ギィエエエーン!?」

建物を崩して倒れ込むカメーバ。

ゆま「!!」

ゆまは後ろに跳んで倒れるカメーバを避ける。

すみれ「大丈夫、ゆまちゃん?」

ゆま「だ、大丈夫!まだやれるよ!!」

ハンマーを握るゆま。

すみれ「そっか。ヤマタノオロチ!!」

ヤマタノオロチ「ガァエエエエエエーーッ!!」

全長40メートルのカメーバを全長330メートルと比較にならない程巨大なヤマタノオロチが3つの頭部で首、左前足、右後ろ足に噛み付いて持ち上げる。

メキメキメキ・・・グシャッ!!

そして噛み潰した。

カメーバ(初代)「ギィエエエーン!!」

カメーバは絶命してグリーフシードになる。

港への攻勢はゆまとビオランテ、織莉子とスーパーメカゴジラだけでは防ぎきれなくなったので海上で攻撃側だった杏子とデストロイア、かずみとバルグザーダン、カオルとラジン、すみれとヤマタノオロチも港で防衛に回っている。

杏子とデストロイアの前にガイラが何体も押し寄せる。

ガイラ「キシャーウオオオオウ!!」

杏子「メテオ・ストライク!!」

杏子が槍に巨大な炎を纏わせて跳び上がる。そして槍を多節に分けて振るうと、炎が拡散してガイラ達の頭部に飛んだ。

ガイラ「キシャーウオオオオ!?」

頭部を炎で包まれて苦しむガイラ達。

デストロイア「グゥオオオオオオオウ!!」

デストロイアが翼で低空飛行して突撃。身長120メートルのデストロイアに比してガイラは身長60メートルとデストロイアの方が圧倒的に巨大。
角で突き刺し、爪で引き裂き、脚で踏み潰し、尻尾で絞め上げて投げ飛ばし、ガイラ達を片っ端から葬り去る。
ガイラは次々にグリーフシードに変る。
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/04(日) 19:08:55.26 ID:CIvZU515o
だが待ってほしい。なぜガイラが出てるのにサンダがいないのか、おかしいんじゃないか?
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/04(日) 19:25:48.41 ID:D+rVyC1b0
>>678

一応、出す予定はある
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/04(日) 19:26:14.63 ID:D+rVyC1b0
ちょっと飯とかで外します
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/04(日) 19:54:31.82 ID:5iDlroCDO
ガイラの頭が燃えるって書かれるとどうしてもゾフィー兄さんが思い浮かんでしまうww

それとお聞きしたいのですが、このSSのガイラやサンダはどういう設定なんでしょうか?このSSに出てくる怪獣の設定がすごく面白いので聞いてみたいです。

一番なるほどと思ったのがチタノザウルスでした。確かに顔立ちと背ビレがスピノサウルスっぽいなぁと。
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/03/05(月) 00:02:52.05 ID:Z6Ry6jpZ0
あれゾフィー兄さんの頭に火が付いちゃって、バードンのスーツアクターの人が慌てて池にゾフィー兄さんを突き飛ばしたらしいですね。
サンダとガイラの設定は適当に考えてみました。
スピノサウルスとチタノザウルスは名前もちょっとだけ似てますので。

再開します
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/03/05(月) 00:07:05.87 ID:Z6Ry6jpZ0
677の修正から

×身長120メートルのデストロイアに比してガイラは身長60メートルとデストロイアの方が圧倒的に巨大。

○身長120メートル、体重8万トンのデストロイアに比してガイラは身長50メートル、体重2万トンとデストロイアの方が圧倒的に巨大。
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/03/05(月) 00:09:20.93 ID:Z6Ry6jpZ0
海上、海中でも激戦が繰り広げられる。

ザバァアアアアアア!!

“深海の守護神 マンダ”

マンダ(初代)「ゴォアエエエン!!」

全長300メートル、体重6万トンの深海の守護神マンダが海面から跳び出して戦艦を長い身体で絞め付ける。
この角だけで無く鬣も持つマンダは、角があって鬣の無い海底の守護神マンダと同様に好戦的で凶暴な性格をしている。

艦長「おのれ・・・!!」

海香「くっ・・・!シーガン!!」

シーガン「チチチチチチチチチ!!」

空中と海中で戦う海香とシーガン。海中から翼のようなヒレからオレンジ色の光線フォン・ウィング・フェザーを深海の守護神マンダに撃つ。

マンダ(初代)「ゴォアエエエエエエン!?」

深海の守護神マンダは堪らず戦艦を離して海中に沈む。

海香「トドメよ!」

シーガン「チチチチチチチ!!」

すかさずシーガンは口から猛毒の墨、セピア・スモークを吹き出し、深海の守護神マンダの首から上を包み込む。

マンダ(初代)「ゴォアエエエエエ・・・!」

猛毒の墨を浴びせられた深海の守護神マンダは絶命してグリーフシードになった。

マンダ(FW)「グゥオオオン!!」

海中では深海の守護神マンダと海底の守護神マンダが何体も泳ぎ回り、潜水艦に噛み付き、尻尾で殴り付け、身体で絞め上げて襲い掛かる。
見滝原の周りに生息していた彼らは、ギドラ族の侵攻に呼応、人類を攻撃すべく襲って来た。

エビラ(初代)「ギャギャーアアアアアアーア!!」

凶暴な性質を持つ南海の悪魔エビラは人類に敵対的らしく、攻撃を仕掛けて来ている。100メートルに及ぶ巨体で水中を自在に泳ぎ回って、潜水艦を襲っている。

サキ「一体どれだけの敵が来ているんだ・・・?」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

イカ娘「もう数えるもの嫌なくらいいっぱいいるでゲソ・・・!」

ゲゾラ「ホキュアアアアア!!」

海中で戦うサキとヴァグノザウルス、イカ娘とゲゾラ。
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/03/05(月) 00:46:18.44 ID:Z6Ry6jpZ0
しかし来たのは敵の怪獣ばかりではない。

ゲゾラA「ホキュアアアアッ!!」

ゲゾラB「ホキュアアー!!」

イカ娘が呼んだゲゾラ達が何体も来ている。

“巨大海鰐 マンダ”

マンダ(2代目)「グォアエエエエエンッ!!」

敵のものとは別の種類のマンダもいる。全長300メートル、体重6万トンと身体の大きさは同じだが、角も鬣も無いマンダ族の中のこの種類は凶暴で闘争的な深海の守護神マンダや海底の守護神マンダと違って温厚な性質をしている。
このマンダは人類側の味方、というよりはギドラ族に敵対的で、他のマンダやジラ、南海の悪魔エビラ、ガニメ、巨大海亀カメーバ、ガイラと水中や、港周辺以外に上陸した彼らを追って陸上で戦っている。

マンダ(初代)「ゴォアエエエーン!!」

マンダ(FW)「グゥオオオオオ!!」

ギドラ族に敵対的なものと、協力的なもの。マンダ同士が噛み付き合い、絞め上げ合う。だが敵のマンダの数は倍程もいる為、押されている。
尚、マンダ族はヘビのように見えるが、実際はワニが怪獣に自然に進化したもの。
海中生活に適応する為に身体が長大化し、背中の鎧のような鱗は背びれのような突起物となった。
巨大海鰐マンダは深海の守護神マンダや海底の守護神マンダに比べて原始的で角も鬣も持たない。

エビラ(FW)「ギィアアアアーーアアアア!!」

南海の悪魔エビラより頭部が小さく脚が頑丈な大海老怪獣エビラは、温和では無いが、凶暴という事も無い。
彼らは凶暴な同族やギドラ族とは敵対し、海中だけでなく港周辺以外の陸上で戦っている。

エビラ(初代)「ギャギャーアアアアアアーア!!」

水中で巨大なエビの怪獣同士がぶつかり合う。しかし、やはり敵側の方が多い。

ジラ「ガァアアアアアーーッ!!」

そして彼らも海中で、陸上でジラと戦うが、どんどん集まって来るその数に押されている。

上陸したガニメや巨大海亀カメーバ、ガイラを止めようと戦う、ガイラに似た人型の怪獣もいる。

“兄弟山獣 サンダ”

サンダ「アオオァーーウゥ!!」

茶色の体表に茶色の体毛をしたサンダは身長は60メートル、体重3万トンでガイラよりやや大きい。
サンダは普段や深い山や森林地帯でひっそりと暮らしていて人に危害は加えない。
温和な性質な彼らも侵略者から地球を守るべく、見滝原周辺の山や森林からやって来ていた。

ガイラ「キシャーウオオオオウ!!」

ガニメ「キュエエエエエエエッ!!」

カメーバ(初代)「ギィエエエエエエン!!」

しかし、ガイラの方が数が多く、頑強な甲羅を持つガニメや巨大海亀カメーバに苦戦を強いられている。
サンダやガイラは、人間と共通の祖先から進化し、途中から枝分かれして別の怪獣となった。

チタノザウルス「ファファーーアアアアアアア!!」

チタノザウルス達もギドラ族に敵対的で、陸上に降りて来たキングギドラや凶悪サイボーグ怪獣ガイガンと戦い、海中でジラや南海の悪魔エビラと格闘を繰り広げている。

キングギドラ「フィロロロロロロロロ!!」

ガイガン「ディギィアアアアァーーイィッ!!」

チタノザウルスは身長120メートル、全長140メートル、体重6万トンと尻尾こそ短いがガイガンと同格の大きさを持ち、パワーでは負けていないが、強力な戦闘能力を持つキングギドラや全身凶器のガイガンに攻撃能力で劣るため劣勢であった。

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワワ!!」

そして何より厄介なのが成長期の公害怪獣ヘドラ。防衛軍と怪獣達は何とか止めようとするものの、対怪獣用のミサイルや砲弾も効果があまり無い。
光線攻撃を持たない巨大海鰐マンダやサンダでは触れる事も出来ず、甲羅を持つ大海老怪獣エビラなら攻撃出来ても通じない。
スーパーX2のファイヤーミラーでヘドリウム光線を反射するか、チタノザウルスも尻尾の膜から起こすテールハリケーンで足を止めるのが精一杯だった。
硫酸の霧を噴出しながら汚染怪獣ヘドラを引き連れて侵攻して来る。汚染怪獣ヘドラはともかく、公害怪獣ヘドラは魔法少女とその怪獣しか倒せないが、中々ヘドラ達まで手が回らないのが現状だった。
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/03/05(月) 01:00:41.57 ID:Z6Ry6jpZ0
修正

×汚染怪獣ヘドラはともかく、公害怪獣ヘドラは魔法少女とその怪獣しか倒せないが、中々ヘドラ達まで手が回らないのが現状だった。

○汚染怪獣ヘドラはともかく、公害怪獣ヘドラは魔法少女と彼女らの相棒の怪獣しか倒せないが、中々ヘドラ達まで手が回らないのが現状だった。
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/03/05(月) 01:03:17.30 ID:Z6Ry6jpZ0
サキ「ええい!好きにさせるか!!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

ヴァグノザウルスが巨大なハンマー状の尻尾の先端、ハンマー・テールで海底の守護神マンダを殴り飛ばす。

マンダ(FW)「グゥオオオ!?」

海面に打ち上げられる海底の守護神マンダ。それを追って浮上するヴァグノザウルスの背中からサキが海上に跳び上がる。

サキ「エレクトロン・レーザー!!」

サキはソウルジェムのリミッターを外して電撃魔法を超収縮して発射。その電撃のレーザーを振るって、海底の守護神マンダの身体をバラバラに溶断する。切り刻まれた海底の守護神マンダはグリーフシードに変わった。
688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/03/05(月) 01:04:51.03 ID:Z6Ry6jpZ0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは明日に!
689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/03/05(月) 01:14:59.73 ID:uMlOqckEo


数が多すぎるのと相性でキツイのう・・・。
どこもこんな状況だから他の魔法少女の援軍は難しいだろうし、
打開策があるとすれば、ゴジラ族・・・(来ればだけど
690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/05(月) 01:19:44.40 ID:5Klr3Ga1o
お疲れ様でした。

なかなか思うように行かないな・・・。早くゴジラ族来ないかなぁ。
691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/03/05(月) 01:20:30.54 ID:Z6Ry6jpZ0
終わる前に687修正

×サキはソウルジェムのリミッターを外して電撃魔法を超収縮して発射。

○サキはソウルジェムのリミッターを外して電撃魔法を超収縮して乗馬鞭から発射。
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]:2012/03/05(月) 04:30:02.96 ID:fF11GG/Uo
今更だけど、よく完結してないかずみを使おうと思ったな。
聖団全員の能力も明らかになってない…というかぶっちゃけ全員固有能力を二巻までの時点では使ってないor一部しか使ってないというのに…
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/05(月) 20:12:24.87 ID:1OuKa00DO
乙です。
どこを見ても怪獣同士のぶつかり合いが良いですね。本編のFWも人間のアクションじゃなくてこんな怪獣バトル全開が見たかったよ!

サンダとガイラの祖先が人間と共通ってことは本編みたいに飛散した細胞から増えずに普通に繁殖するのかな……
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/03/05(月) 20:32:18.25 ID:hgb/BBgZo
乙です。

wikiで見てもいまいちキャラが掴めないから借りてみるしかないんですよね…。大体面白いから満足だけど。
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/05(月) 23:02:46.83 ID:Z6Ry6jpZ0
ロリこんばんは。書きたい内容が多くて話が中々進まないよ!

>>689

今はピンチの状態で何かが助けに来るという王道展開で行くよ。
何が来るか・・・って、誰でも予想はつくよね。

>>690

もうすぐ来るよ!

>>692

2巻読んだら出したくなったから・・・というか書いてる内に内容が思い浮かんで出そうと思った。
本編では敵対していた、出逢う事すら無かった魔法少女達が信頼し合って仲良くなって欲しいというものあったし・・・。
早く3巻欲しい。

>>693

FWでゴジラとモンスターX、モスラとガイガンくらいしかバトルらしいバトルして無かったですね。
後はゴジラ無双とカイザーギドラがゴジラを一方的に圧倒した後、ゴジラに一方的にぶっ殺されちゃっただけだし。
自分も怪獣同士のバトルを描きたかった!敵が多いから味方側の無双っぽくなっちゃってるけど!
サンダとガイラはどうやって繁殖してるかは考えてません。読者の方に任せます。

>>694

確かにwikiじゃ解り辛いかなぁ。面白いと感じて頂いてるなら嬉しいです!

再開します
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/05(月) 23:07:10.47 ID:Z6Ry6jpZ0
デスギドラ「グアアアアアーーアアーーアアア!!」

キングギドラ「フィロロロロロロロロロロ!?」

バゴォ!!

黒い3つ首の怪獣が金色の3つ首の怪獣に突撃。空中で縦に回転し、デスギドラはその強靭な尻尾を振り下ろして叩き付ける。海上へ落下するキングギドラ。

デスギドラ「グアアアアーーアアーーアアアアア!!」

そして3つの首で3つの首に噛み付き、海上へ押さえ込む。

メキメキメキ・・・ブチィ!!

キングギドラ「フィリリリリリリリリ!?」

デスギドラはそのままキングギドラの首を噛み千切った。海面へ落ちるキングギドラの3つの首。

デスギドラ「グアアアーーアアアーーアアア!!」

羽ばたいて離れるデスギドラ。キリカは艦や怪獣の上を跳んで渡り、キングギドラの中央の失った首の傷口から中に入り込む。

キリカ「しょうがねぇ〜、殺されるより殺す方がマシってね!!」

そして両手の5本ずつのカギ爪で内部を切り進んで、血を浴びながら胸部の脳を貫いて外へ跳び出す。

キングギドラ「・・・!?」

頭部を失って断末魔も上げられないキングギドラは絶命し、グリーフシードになる。

あやせルカ「はぁっ!!」

あやせルカが左手のサーベルソードと右手の刀をガニメの腹部の甲羅にX字型に振るう。

ガニメ「キュエエエエエエエ!?」

あやせルカのサーベルソードと刀から不可視の魔力の刃が疾り、ガニメの腹部の甲羅を切り裂いた。
跳び退くあやせルカ。

ファイヤーラドン「キィエエエエエエエーーン!!」

ガニメの切り裂かれた腹部にファイヤーラドンがウラニウム熱線を撃ち込む。

ガニメ「キュエエエエエエエーー!!」

炎上して息絶え、グリーフシードになるガニメ。

あやせルカ「どんどん来い!私達が相手になってやる!!」

ザバァアア!!

空中で叫ぶあやせルカに応えるように、海中から何か長いものが首を出す。

“海獣 大ウミヘビ”

大ウミヘビ「ギュキィイイイイイイ!!」

全身が白く、非常に長い身体で大きな頭部、尾の先にヒレを持つ怪獣、海獣大ウミヘビだった。
マンダ族、特に巨大海鰐マンダと背中の突起物と体色以外は似ているが、四肢が無く、こちらは正真正銘、ヘビの仲間のウミヘビから進化した怪獣である。
全長は340メートルと長さだけならマンダ族だけで無く最大級のヤマタノオロチすら凌ぐが、体重は1万2千トンとずっと軽い。その大きな口を開けてあやせルカを呑み込もうとする。

あやせルカ「ピッチ・ジェネラーティ!!」

あやせルカが左手のサーベルソードから火炎、右手の刀から冷気を発して反作用で超爆発を起こす二重螺旋の光弾を発射。

ドゴォン!!

大ウミヘビ「!?」

それは一撃で大ウミヘビの頭を吹き飛ばし、その残った長い身体が海面に投げ出されてグリーフシードになる。

あやせルカ「悪いが私は手加減する気は無い。例え相手が弱者でも」

海面に浮かぶダガーラの背に降りるあやせルカ。
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/05(月) 23:07:49.32 ID:Z6Ry6jpZ0
ヘドラ(FW)A「ヒュワワワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)B「ヒェワワワワワワワワワ!!」

ダガーラを左右から挟み込むように2体の汚染怪獣ヘドラが迫る。

あやせルカ「アヴィーソ・デルスティオーネ!」

ボボッ!!

あやせルカが左手のサーベルソードを下に向け、刀を持った右手を振るうと、彼女の左側の空間に多数の魔力の巨大な炎が顕現する。

あやせルカ「カーゾ・フレッド!」

パキパキパキ・・・

すぐに右手の刀を下に向けてサーベルソードを持った左手を振るう。すると今度は周囲の右側に巨大な魔力の冷気の塊が現出した。冷気が空気中の水分を凍らせて氷の結晶となっている。

あやせルカ「セコンダ・スタジオーネ!!」

シュバッ!!

そして両手の刃を振るうと魔力の火炎アヴィーソ・デルスティオーネが左側の、魔力の氷カーゾ・フレッドが右側の汚染怪獣ヘドラに拡散して襲いかかる。

ヘドラ(FW)A「ヒェワワワワワワワワワ!?」

ヘドラ(FW)B「・・・!!」

右側の汚染怪獣ヘドラは火達磨になって悲鳴を上げ、左側の汚染怪獣ヘドラは氷漬けになって動かなくなった。

あやせルカ「貴様らに最早成す術は無い!消えろ!!」

ファイヤーラドン「キィエエエエエエーーン!!」

氷漬けになった汚染怪獣ヘドラの上をファイヤーラドンが超音速で翔け抜け、ソニックブームで粉砕する。

ダガーラ「ズシェアアアアアアアーー!!」

ダガーラが両肩の尖った発射口を開いて、超重龍爆炎を発射。炎上する汚染怪獣ヘドラに撃つ。

ヘドラ(FW)A「ヒュワワワワワワワワワ・・・!!」

大爆発を起こす汚染怪獣ヘドラ。2体の本体は燃焼し、凍結した汚染物質の中で小さなグリーフシードとなる。
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/06(火) 01:06:07.06 ID:5H8Go4sm0
キリカ「あややルカリン!上から来るぞ気を付けろ!!」

あやせルカ「!?」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアァーーイィッ!!」

上を見れば凶悪サイボーグ怪獣ガイガンが腹部のジェットカッターを回転させ、それで攻撃しようと急降下して来るのが見えた。

あやせルカ「ダガーラ!あれをやれ!!」

あやせルカは斜め上に跳んでファイヤーラドンの上に乗り、ダガーラは海中へ急速潜行、ジェットカッターによる攻撃を回避した。

ガイガン(初代)「ディギィアアァーーイ!!」
ッ!!」

凶悪サイボーグ怪獣ガイガンは沈んだダガーラを攻撃しようと、上からレーザー光線を放つ。しかし、沈んで見えないので、攻撃は当たらない。

ダガーラ「・・・」

一方海中のダガーラはその身体から漏れ出るエネルギーが、バチバチと赤い光となって弾け、その場で回転を始める。
回転はどんどん早くなり、ダガーラの体表を稲妻状のエネルギーが迸る。

ズゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

そして海上に現れる大渦巻き。

ガイガン(初代)「?」

キリカ「何ぞ?」

デスギドラに乗ったキリカが、あやせルカの乗るファイヤーラドンの近くに来る。

あやせルカ「見ていれば解る」

ダガーラが一気が回転を早める。

ゴォオオオオオオオオオ・・・!!

渦は竜巻は強烈な稲妻を伴う巨大な竜巻となって、海上に立ち上り、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンを呑み込んだ。

ガイガン(初代)「ディギィシイイィッ!?」

キリカ「うおう!・・・って何かあの竜巻赤いよね」

キリカの言う通り、竜巻には、それ自体を赤くしてしまう程に大量の赤い物体を含んでいた。そしてそれはどんどん凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの身体に付着していく。

あやせルカ「あぁ、毒獣ベーレムだ」

キリカ「ベーレム!?うわぁ・・・」

あやせルカ「これがダガーラの必殺技、轟渦赤猛毒弾(ごうかせきもうどくだん)だ!」ドーン!

キリカ「へ、へぇー・・・(厨二全開な名前ですなぁ・・・)」
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/06(火) 01:07:54.71 ID:5H8Go4sm0
ガイガン(初代)「ディギィシイイィ・・・!!」

ようやくベーレムを含んだ竜巻、轟渦赤猛毒弾から脱出した凶悪サイボーグ怪獣ガイガン。その全身には大量のベーレムが付着していた。
ベーレムは身体の中央からガイガンの体表を融かし、毒物を注入していく。
1体の毒など怪獣にとっては、特に身体の半分が機械の凶悪サイボーグ怪獣ガイガンにとっては何とも無くても、
これだけ大量のベーレムが注入すれば、苦ませて動きを鈍らせる事が出来た。

ダガーラ「ズシェアアアアアアアーー!!」

ダガーラが海中から空中に飛び出し、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンに体当たりを仕掛ける。

ガイガン(初代)「ディギィアアアアァーーイ!?」

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワ!?」

単眼にもベーレムが取り付いて視界を塞がれている凶悪サイボーグ怪獣ガイガンはそれをまともに食らい、公害怪獣ヘドラに激突する。
もつれ合って海面でもがく2体。

あやせルカ「ファイヤーラドン!ダガーラ!ウイニング・ブラスターで消し飛ばせ!!」

ファイヤーラドン「キィエエエエエエエン!!」

ダガーラ「ズシェアアアアアアア!!」

発射されたファイヤーラドンのウラニウム熱線とダガーラの超重龍爆氷が二重螺旋の光線となり、海面で倒れている凶悪サイボーグ怪獣ガイガンと公害怪獣ヘドラに直撃。

ドゴオォン!!

ガイガン(初代)「ディギィシイイィーーッ!?」

ベーレム共々木っ端微塵に吹き飛んでグリーフシードになる凶悪サイボーグ怪獣ガイガン。

ヘドラ(初代)「キョワワワワワワワ・・・!!」

公害怪獣ヘドラは生きてはいるものの、身体の大半が吹き飛び、内部の本体が見えるようになった。

あやせルカ「今だ、トドメを刺せ!!」

キリカ「汚物は消毒だぁ〜!!」

デスギドラ「グアアアアーーアアアーーアアアア!!」

ゴバァアアアアアアアアア!!

デスギドラは3つ口から巨大な火炎を放射し、巨大過ぎて他の2つと1つとなった火炎、火龍襲撃砲を公害怪獣ヘドラを至近距離から浴びせる。

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワ!?」

ヘドラの身体は燃えて崩れ落ち、内部の本体は小さなグリーフシードに変った。

かずみ「す、凄い!!」

その様子を港から見ていたかずみが声を上げる。

カオル「てか、あやせルカ強過ぎ・・・何て頼もしい!」

織莉子「あいりさんに匹敵するのでは無いでしょうか」
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/06(火) 01:08:21.26 ID:5H8Go4sm0
キリカ「いやー、強いね!あややルカリン!」

あやせルカ「あぁ・・・!?」

突然、ファイヤーラドンの背に乗るあやせルカの身体が光の粒子、量子となって解けていく。そして量子は双子の姉妹の姿を形作っていく。

キリカ「あれ?戻ってるよ!」

あやせ「・・・融合は此処までのようね」

ルカ「ええ」

キリカ「どゆ事?」

あやせ「この融合は1人の時の魔法とか技の威力が倍以上出せるの。生命力の消費は同じでね」

ルカ「しかし、その分、身体に負担が掛かりますからね。これ以上続けると動けなくなります」

キリカ「ふむ、よくあるね」

ルカ「融合できる魔法少女は普通いないと思いますが・・・ではあやせ、私はダガーラと戦いますので」

ルカが近くに飛んで来たダガーラに跳び移る。

あやせ「ええ。さぁ、私達も行くよ、キリカ」

キリカ「アイサー!」
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/06(火) 01:09:37.05 ID:5H8Go4sm0
今日は此処まです!
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では明日。
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/06(火) 01:35:45.41 ID:aWu7rLZRo
お疲れ様でした。
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/06(火) 22:35:28.31 ID:J92TVkeDO
乙です。

今更ながら魔法少女と怪獣のコンビネーションは絵になっていいですね。

外伝組み同士の絡みも面白いし、モスラ3部作組のダガーラもデスギドラもカッコ良く書かれてるからモンスターアーツで欲しくなるなぁ。
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/06(火) 23:21:21.34 ID:5H8Go4sm0
ロリこんばんは。寝てたら遅くなっちゃったよ。

>>703

巨大な怪獣同士だけで戦わせると、ワンパターンになっちゃいますが魔法少女が割り込む事で戦闘にバリエーションが出来て描いてても楽しいですね。大変だけど・・・。
おりこマギカとかずみマギカのキャラが競演するSSって中々無いですよね。しかも全員が協力するのって自分の以外は見た事無いです。面白く書けてるなら良かったです!
自分もデスギドラとダガーラは凄く欲しいけど、出ないでしょうねぇ。特にダガーラは単体ソフビすら出なかったし・・・。

再開します
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/06(火) 23:23:06.30 ID:5H8Go4sm0
港では次々に巨大な怪獣が上陸して来るだけでなく、その足元を埋め尽くす程のベビージラが押し寄せて来る。

織莉子「杏子さんとデストロイア、カオルさんとラジン、すみれさんとヤマタノオロチは上陸して来る敵怪獣の阻止を!
ゆまさんとビオランテ、かずみさんとバルグザーダンは私とスーパーメカゴジラと共にベビージラを排除してください!」

杏子「あぁ!何としてでも止めてやるぜ!!」

デストロイア「グゥオオオオオオオオウ!!」

カオル「オッケー!やるしか無いよね!!」

ラジン「フォロロロロロロロロ!!」

ゆま「う、うん!解ったよ!!」

ビオランテ「ビャーオオオオウ!!」

かずみ「何としてでも止めてみせる!!」

バルグザーダン「ウォオオオオーーウウウ!!」

すみれ「はい!了解です!!」

ヤマタノオロチ「ギャエエエエエエーーッ!!」

魔法少女達と怪獣達が咆哮する。

ベビージラ「ゴァアアアアアーーッ!!」

小さなジラ達が大挙して押し寄せる。

織莉子「あら、新しいお客様が来たわ。あなた方は私とお話してくださるのかしら?」

織莉子は多数の水晶を現出させ、彼女に向って来るベビージラ向けて放って打ち付け、爆破する。
ベビージラはとても小さなグリーフシードに変っていく。

ベビージラ「ガァアアアアアーーッ!?」

ベビージラ達は次々に倒れるが、それ以上の数が織莉子を食い殺そうと襲って来る。

織莉子「それで良いわ!さぁ、私達の方に来なさい!!」

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオン!!」

ベビージラ「ギャアアアアアーッ!!」

スーパーメカゴジラが両眼からのレーザーキャノン、両肩からのパラライズミサイル、腰の両側からのトランキライザーミサイルでベビージラ達を消し飛ばしていく。
本来、これらは巨大怪獣への牽制や動きを封じる程度の威力だが、ベビージラには十分過ぎる殺傷力。
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/06(火) 23:24:12.71 ID:5H8Go4sm0
ジラ「ガァアアアアアーーッ!!」

子どもが殺されていくのを見て怒り狂ったらしいジラが織莉子を襲おうと突進して来た。

織莉子「!?」

織莉子はジラから後退して離れる。

ジラ「グルルルルルルル・・・!!」

しかし、直ぐに追い付いて、織莉子の上から口を開けて噛み潰そうとする。

スーパーメカゴジラ「ウオオオオオオン!!」

ジラにスーパーメカゴジラがホバーブースト、横から体当たりする。

ジラ「ゴァアアアアーーッ!!」

地響きを上げて転倒するジラ。しかし直ぐに跳ね起きてスーパーメカゴジラに組み付いて押し倒そうとする。

スーパーメカゴジラ「ウォオオオン・・・!」

織莉子「スーパーメカゴジラ!メーサービーム発射!!」

スーパーメカゴジラ「ウオオオン!!」

密着されたまま両肩の砲からメーサービームを撃つスーパーメカゴジラ。

ジラ「ゴァアアアアアアーーッ!?」

その砲口はジラの腹部に向けられており、殆ど零距離でジラの腹部に92式メーサー戦車の4倍もの威力のメーサービームが2本炸裂し、貫いた。ジラは後ろに倒れながらグリーフシードに変わる。
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/06(火) 23:29:20.95 ID:aWu7rLZRo
>>704
それはそうとダガーラのソフビは食玩しかないからなぁ。
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/07(水) 00:10:03.45 ID:Vteqc0Ji0
いや、モスラとのセットのソフビもあった筈
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/07(水) 00:10:31.38 ID:Vteqc0Ji0
カオル「よーし、行くよラジン!」

港に地面に立つカオルが上陸して来るジラやガニメ、巨大海亀カメーバ、ガイラ、マンダ達を迎え撃とうと駆け出そうとする。

ラジン「フォロロロロロロロロ!!」

カオルの後ろにはラジン。その隣にはヤマタノオロチ。

カオル「すみれ、頑張ろう!!」

すみれ「うん。ねぇ・・・牧さん」

すみれはヤマタノオロチの前、カオルの隣に立っている。すみれはカオルの方を向いて真剣な面持ちになっている。

カオル「何?」

すみれ「牧さん・・・こんな時に何を言い出すんだって思うだろうけど、私、牧さんが好きなの」

カオル「へ?」

すみれ「友達として、仲間として好きっていう親愛の意味じゃなく・・・勿論、その意味でも好きだけれど、これはあなたを恋人として好きな、恋愛の意味の好き」

カオル「あ、うん・・・それは私でも解った。でも、本当、何でこんな時に?」

すみれ「ごめんなさい・・・これで最後かも知れないって思ったら、この気持ちを伝えずにはいれなくて・・・返事は良いの。
只、私があなたを愛しているって事だけは知っていて欲しかった」

カオル「はは・・・そっか・・・もしかしたら、って思ってたけど、やっぱりそうだったんだ」

すみれ「やっぱりって?」

カオル「いや、今までの君の思わせぶりな言動でそうかなくらいは思ってたんだよね。私って鈍そうに見えるだろうけど、そうでも無いんだよ?」

すみれ「うん・・・」

カオル「私も想ってた。すみれが私を好きだったら嬉しいなーって」

すみれ「じゃ、じゃあ、両想いだったって事?」

カオル「そうなるね」

すみれの顔と心に嬉しさが広がった。思わず薙刀を持ったままカオルに抱き付きそうになる。

すみれ「じゃあ、あの・・・私と恋人として付き合ってください!」

カオル「勿論!此処で抱き合ったりしてラブラブしたい所だけど・・・」

眼前から敵の怪獣の群れが迫る。今は戦う時。

すみれ「私は力の限り、命の限りあなたを守ってみせるわ!ヤマタノオロチ!!」

ヤマタノオロチ「ギャエエエエエーーンッ!!」

すみれはヤマタノオロチの中央の鼻先の角が長い首の上に跳び上がる。
ヤマタノオロチは向って来る敵怪獣の群れに向けて8つの首から次々に火炎を吐き出し、両眼から紅い電撃を放ながら突進する。

カオル「なら私も君を守ってみせる!私自身の、全てを賭けて!ラジン!!」

ラジン「フォロロロロロロ!!」

ラジンはフリーズビームを扇状放射。敵怪獣達を完全には凍らせられ無くとも足元を凍らせて動きを封じる。

すみれ「怪獣・・・大切なものを守る為に私達と共に戦う巨大な半身」

カオル・すみれ「そして想いの強さは、力となる!!」

浮遊するラジンと共に駆け出すカオル。

杏子「此処を通りたきゃあたし達を倒すんだね!!」

デストロイア「グゥオオオオオオオウ!!」

既に杏子とデストロイアは敵の群れに突っ込んで大立ち回りを演じている。
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/07(水) 00:40:48.08 ID:Vteqc0Ji0
ゆまとビオランテを取り囲む無数のベビージラ。近くでは同じように織莉子とスーパーメカゴジラが、かずみとバルグザーダンが囲まれている。
こういう多数の敵を相手にする時は分かれて戦うほうが効率的。

ゆま「たぁっ!!」

ベビージラ「ガァアアアアアア!!」

ゆまがハンマーで取り囲むベビージラの頭を叩き潰し、腹を打ち据えて胴体を破裂させ、背中を殴って脊椎をへし折る。

ゆま「ええーいっ!!」

ゆまの振り回すハンマーから強烈な衝撃波が迸り、ベビージラを数十体まとめて挽肉に変えた。

ビオランテ「ビャーオオオオオオウ!!」

ベビージラ「グガァアアアアアア!?」

巨大なビオランテが多数の触手で小さなベビージラを叩き潰し、食い殺し、放射樹液を噴射して溶かしていく。

ベビージラ「ゴアアアアアアー!!」

ベビージラがうじゃうじゃとビオランテの巨体に取り付き、牙や爪を突き立ててその身体を食らおうとする。
しかし巨大怪獣の中ではそれ程防御力が高い訳では無いビオランテの外皮も、それくらいでは破れない。
尚、ビオランテは防御力はさほどでも無くても、巨体故に生命力が膨大な上に再生能力を持つ為、耐久力は極めて高い。

ビオランテ「ビャーオオオオオ!!」

巨体を振るってベビージラ達を振り飛ばす。

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

そして起こる地響き。

ガバァ!!

何とビオランテの下から地面に亀裂が走って地割れが起こった。

ベビージラ「ガァアアアアアアー!?」

上にいたベビージラ達はその口を開けた地面に呑まれて落ちていった。ビオランテがその根を使い、地割れを起こしたのだった。
かなりの数が落ちたにも関わらず、全体を見ればさほど減っているようには見えない。

ゆま「うぅ・・・っ!!」

ゆまは心が挫けそうになる。しかし閉じた眼に自分を信じて戦ってる魔法少女の仲間達と、待ってくれているモモ達の姿が浮かぶ。

ベビージラ「ガァアアアアアア!!」

口を開いてハンマーを下ろしているゆまを食い殺そうとするベビージラ。

ゆま「まだ・・・まだゆま達は倒れる訳にはいかないんだっ!!」

弱気な自分は目の前のベビージラと共にハンマーで叩き潰した。

ゆま「かかって来いっ!!」

数え切れないベビージラに向ってゆまはハンマーを構えて咆哮。

ビオランテ「ビャーオオオオオオーーウウゥ!!」

ゆまに応えてビオランテも力強く咆哮する。
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/07(水) 01:41:35.91 ID:Vteqc0Ji0
デストロイア「グゥオオオオオオオウ!!」

マンダ(初代)「ゴォアエエエエエン!!」

デストロイアをその長大な身体で縛り上げる深海の守護神マンダ。

杏子「デストロイア!分離しろ!!」

縛られているデストロイアの身体が分離し、深海の守護神マンダの拘束から脱する。

マンダ(初代)「!?」

デストロイア「ギュイイイイイイイ!!」

デストロイアは20メートル程の大きさの分離体となる。それが10体以上。

デストロイア(分離体)「ギュイイイイイッ!!」

デストロイア分離体は次々に口の牙からミクロオキシゲンを放射、深海の守護神マンダを集中攻撃。

マンダ(初代)「ゴォアエエエエッ!!」

グリーフシードになる深海の守護神マンダ。

杏子「こりゃ、分離して戦った方が良いか」

デストロイアは分離体といえども、ガニメや巨大海亀カメーバ、ガイラの半分くらいの大きさがある。分離体が2体もいれば、それら低級の怪獣を倒すには十分だった。

杏子「つー訳で小さいのはあたしとデストロイアに任せてくれ」

デストロイア「ギュイイイイイイイ!!」

ガニメ、巨大海亀カメーバ、ガイラに攻撃を仕掛けていくデストロイアの分離体の集団。

すみれ「私達はキングギドラやガイガン、ジラやマンダを中心に相手するわね!こっちよ!!」

すみれは薙刀を持ってキングギドラの前に出る。

キングギドラ「フィロロロロロロロロ!!」

キングギドラがすみれを攻撃しようと迫る。

カオル「後ろが御留守!!」

ゴッ!

キングギドラ「フィリリリリリリリリ!?」

カオルはキングギドラの中央の首に後ろからカオルに思いっきり跳び蹴りを食らわされて、その首がくの字に曲がる。キングギドラの呼吸が阻害され、動きが止まる。

ラジン「フォロロロロロロロロロ!!」

ラジンが8本の昆虫のような腕の尖った先端を飛ばすクローシュートでキングギドラを攻撃する。

キングギドラ「フィロロロロロロロロ!?」

キングギドラの胸部の鱗がクローシュートで破られ、血が流れ出る。

カオル「すみれ、よろしく♪」

すみれ「ええ!」

すみれが跳んで薙刀を振り上げ、キングギドラの鱗が破れた部分の胸を切り裂くと、内部に骨で覆われた脳が見える。

ヤマタノオロチ「ギャエエエエエエーッ!!」

ヤマタノオロチの太く長い尻尾の先端が突き出される。その鋭い棘だらけの尻尾の先端はキングギドラの胸部を貫き、脳を粉砕する。

キングギドラ「フィリリリリリリリリ・・・!!」

キングギドラは倒れてグリーフシードに変った。
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/07(水) 01:42:06.91 ID:Vteqc0Ji0
杏子「お、良い連携だな。嬉しそうだし、何か良い事あったのかい?」

カオル「ふっふっふ・・・私とすみれはさっき恋人同士になったんだよ!!」

すみれ「ちょ、ちょっと牧さ・・・いえ、カオルったら・・・!!」///

赤くなるすみれ。

カオル「良いじゃん、本当の事なんだし」

すみれ「でも、恥ずかしいよ・・・」

カオル「あぁん、もう可愛いなぁ!抱き締めたくなっちゃう!!」

杏子「残念だけど、今はイチャイチャしてる暇は無いぞ」

目の前には敵の怪獣達が迫っている。

カオル「あーあ・・・全く無粋な連中だよ!」

すみれ「う、うん!今は戦わないと!!」

杏子「(恋人・・・か)」

杏子の頭に、青い髪でショートカットの元気な少女が浮かぶ。

杏子「って、何考えてんだ、あたしは!?何であいつの顔が!!」

カオル・すみれ「?」

杏子「(つか、無事だよな、さやか・・・死ぬなよ!!あっちにはあいりやクレアがいるから大丈夫だと思うけどな・・・これは、仲間として心配してるだけなんだからな!!)
って、誰に向って心の中で言ってるんだよ!?」ウガー!

すみれ「あの・・・佐倉さん、大丈夫?」
713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/07(水) 01:44:18.97 ID:Vteqc0Ji0
今日は此処まで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは明日に!
714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/07(水) 01:52:40.32 ID:2BBQ0vsyo
お疲れ様でした!

それにしても過酷な状況の戦いなのに呑気なことしてる場合じゃないでしょ!
地球と全宇宙の運命が掛かってるんだから!
715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/03/07(水) 01:55:36.91 ID:LxkHBdWSo


(・∀・)ニヤニヤニヤニヤ
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/07(水) 02:31:19.62 ID:B4uQRh5DO
乙です。

女の子同士っていいですよね(´ー`)

杏さやは鉄板だけど、カオル×すみれは新しい。素直に燃えるし萌える。

すみれなんて原作だとカオルにやられちゃってるから余計にそう感じるよ。

ゆまのピンチに契約したモモが参上!って展開も見たいけどナンセンスだよねぇ…もう使えそうな怪獣もないと思うし…
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/07(水) 23:14:18.66 ID:Vteqc0Ji0
ロリこんばんは。今日は何処まで進めるかなぁ。

>>714

全宇宙・・・確かに星を滅ぼして回るギドラ族相手だから宇宙の命運も掛かってるよね・・・。
そして敵は空気を読んでくれないので呑気な事をしてる場合でも無い!

>>715

存分にニヤニヤしてくだしあ。

>>716

女の子同士って良いですよね!そして魔法少女ならマギカが結婚を取り持ったり、IPSナントカで子どもも・・・。
すみれは以前にカオルに会ってるから、その時に交流があって好きになった・・・という訳。
新しいというか、そもそもSSでこの2人が出る事自体無いからねぇ。すみれ出してるとか自分ぐらいじゃ無かろうか。
原作だとやられてるけど、こっちじゃ犯られちゃうのかな。
モモには素質はあるにはあるけど、平均かそれ以下だし、そもそもこの状況、戦闘経験無しで飛び込むとか自殺行為なのでそれは無いよ。普通にゴジラ族が助けに来る。
まどかは素質が並外れている上にミキュベイに基礎を強引に教え込まれて、最強の魔法少女のあいりの弟子になったら短期間で強くなったけどね。さやかも大体同じ。

再開します
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/07(水) 23:16:40.93 ID:Vteqc0Ji0
これまでバラバラに戦っていた敵怪獣達が、統率された動きに変り始めた。
ジラやガニメ、巨大海亀カメーバ、ガイラ、深海の守護神マンダ、海底の守護神マンダ達は防衛軍や魔法少女達とその相棒の怪獣や巨大海鰐マンダやチタノザウルスら怪獣達を押さえ込むように殺到し、
キングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、公害怪獣ヘドラ、汚染怪獣ヘドラ、そしてベビージラはどちらかというと、交戦を避けて防衛線を抜けるような動きに変わった。
南海の悪魔エビラは主に海中で潜水艦を攻撃している。

かずみ「もう邪魔しないでよ!!」

かずみはソウルジェムのリミッターを外し、生命力を大量にバルグザーダンに送る。

バルグザーダン「ウォオオオオーーウウウ!!」

バルグザーダンが雷雲を上空に呼び、両肩の巨大な突起に雷を受け、強烈な雷撃を纏って港のコンクリートの地面を砕きながら、敵の集団に向けて駆け出す。

ジラ「ガァアアアアアーーッ!?」

ガニメ「キュエエエエエエエッ!?」

カメーバ(初代)「ギィエエエーーン・・・!」

ガイラ「キシャーウオオオオオウ!?」

マンダ(初代)「ゴォアエエエエーン!!」

マンダ(FW)「グゥオオオオオン!?」

ベビージラ「グァアアアアーーッ!!」

スパークダッシュに蹴散らされ、ガニメ、巨大海亀カメーバ、ガイラ、周囲のベビージラ達は次々にグリーフシードに変って、ジラ、深海の守護神マンダ、海底の守護神マンダは衝撃で吹っ飛ばされ、倒れて強烈な電撃にのた打ち回る。

かずみ「リーミティ・エステールニ!!」

そしてリミッターを外したままで巨大化な必殺魔法を彼女の魔法武器である十字架から放つかずみ。
極大のリーミティ・エステールニは射線上のダメージを受けて苦しむジラ、深海の守護神マンダ、海底の守護神マンダを消し飛ばし、グリーフシードにしていった。

かずみ「はぁ・・・はぁ・・・!」

かずみは身体への負担に息を荒げながらグリーフシードで生命力を回復する。

織莉子「大丈夫ですか?あまり無理をしないで下さい!」

かずみ「大丈夫!これくらい平気!!」

ベビージラ「グルルルルル・・・!!」

ベビージラ達が次々に港町へ走り込んでいく。彼らはそこから見滝原の市街へ侵入するつもりだった。

織莉子「いけない!あんな所に逃げ込まれて、地下鉄駅へ入られたりしたら・・・!!」

そこから市街へ侵入されてしまう。しかも港町は多くの建物や瓦礫があり、隠れる場所には事欠かない。
巨大怪獣の広範囲攻撃で薙ぎ払おうにも建物が盾や壁となって効率よく行かない。
それ以前に道路が中心の市街より余程狭く、建物が邪魔でジラやマンダ達でも無ければ上手く動けない。

かずみ「ま、待てぇー!」

かずみは慌てて追いかける。

ゆま「私も行く!ビオランテはバルグザーダンと此処をお願い!!」

ゆまも追って駆け出す。

ビオランテ「ビャーオオオオウ!!」

ビオランテが応える。
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/07(水) 23:22:10.67 ID:Vteqc0Ji0
かずみ「絶対に逃がすもんか!!」

かずみが両手で持った十字架を最後尾を走るベビージラに振り下ろす。

ベビージラ「ガァアアアアアア!?」

背骨を砕かれながら絶命するベビージラ。続いて十字架を横に振るって隣のベビージラを殴り殺す。
そのまま回転し後ろにいたベビージラの頭を十字架で粉砕した。

ベビージラ「グァアアアアアアー!!」

同胞を殺された怒りからか、或いは盾となるつもりなのか、後ろの方を走っていたベビージラ数十体が振り返って走り、かずみに襲い掛かる。

織莉子「(かずみさん!そっちに成体のジラが向いました!気を付けて下さい!!)」

かずみ「(うん!)」

ゆま「カズミーッ!!」

ゆまが鞠のように跳ね跳びながらかずみに後ろから追い付いた。そして合流様に目の前のベビージラ一体をハンマーで殴り飛ばす。

ベビージラ「グガァーッ!!」

絶滅危惧の電話ボックスに吹っ飛んで、背中からガラスを割りながら突っ込んで動かなくなるベビージラ。

かずみ「やぁっ!」

向って来るベビージラ1体の腹を十字架で殴り上げる。

ベビージラ「ガァアアアアアア!!」

腹が衝撃で破裂し、内臓を血を噴出しながら吹っ飛ぶベビージラ。
走って迎撃してくるベビージラを蹴散らし、逃げるベビージラ達も倒していくゆまとかずみ。
それでも先頭を走る彼らに追い付けない。
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/08(木) 00:26:27.39 ID:BtPPUYQF0
ジラ「ゴァアアアアアアアアア!!」

ゆま・かずみ「!?」

ゆまとかずみが上から聞こえた咆哮に見上げると、巨大なジラが曲がり角から現れ、腕で頭上のビルを粉砕した。
瓦礫がゆまとかずみに降り注ぐ。

かずみ「うわっ!!」

ゆま「わっとと・・・!!」

ゆまはハンマーから衝撃波を飛ばして瓦礫を破砕する。

かずみ「あぁっ!!」

しかし得物が大きいかずみは間に合わず、瓦礫の下敷きになった。

ゆま「カズミーッ!!」

ジラ「ゴルルルルル・・・!!」

ジラはこの隙にベビージラを100体ほど引き連れて市街の方向へ走り出した。そして残ったベビージラ達20体程がゆまと瓦礫の下敷きになったかずみを取り囲む。

ゆま「ど、どうしよう・・・!?」

かずみを助けたいけれど、そうやって背を向ければ自分がベビージラに食い殺されてしまう。
かずみの状態は解らないが、生きてさえいればゆまの強力な治癒能力ですぐに全快させられる。

ゆま「(でも、もし今すぐ助けないといけない状況なら・・・!!ビオランテ!今すぐ助けに来て!!)」

ハンマーを消して、瓦礫に振り向いて相棒に呼びかける。これは賭けだった。ビオランテが間に合わなければ、自分が死ぬ。
ゆまはパワータイプの魔法少女で、これくらいの瓦礫をかずみの上から撤去するなど数分も掛からない。
しかし、それはベビージラ達がゆまを爪と牙で引き裂き、腹に収めてしまうにも十分な時間。
ゆまの回りに彼女を守るように口の付いたツタ植物が生えて来る。これを使って時間を稼ぐしかない。

かずみ「・・・なりたい・・・」

瓦礫の下からかずみの声が聞こえて来た。

ゆま「え?」

バゴォオオオオン!!

かずみは瓦礫を跳ね除けて立ち上がって跳び出す。

かずみ「コックさんになりたい!!」

ドシュッ!!

ベビージラA「ガ・・・!?」

跳び出し、十字架を巨大な針状に変化させ、正面のベビージラの頭を貫いた。そのまま手首を捻って頭部を粉砕する。

かずみ「私は!」

振り向き様に武器を針状から通常の十字架型に戻しながら振るって、何が起きたか把握できておらず呆然としているベビージラの首に叩き込む。

ベビージラB「グ・・・!?」

ベビージラは首が折れて、横に吹き飛び血を吐きながら絶命する。

かずみ「絶対に!立花さんみたいなコックさんになるんだぁあああああああ!!」

そして斜め上に十字架を振り上げ、別のベビージラの頭部に叩き付けて頭蓋骨を粉砕する。

ベビージラC「ガァ・・・!!」

頭が砕けて倒れ伏すベビージラ。
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/08(木) 00:27:00.02 ID:BtPPUYQF0
かずみ「う゛ぁああああああああああああああ!!」

かずみは片っ端からベビージラを血祭りに上げていく。
周囲の道路も壁も真っ赤な血で染まり、砕けた骨や筋肉や脳漿や内臓がばら撒かれ、ベビージラの本体は小さなグリーフシードに変っていく。

ゆま「カ、カズミ・・・?」

ゆまはかずみの記憶が無いながらも普段の明るい彼女からは想像できない、異様な豹変振りに驚く。
咆哮を上げて返り血を浴びながら、狂ったように殺戮を行なうその姿はまるで野獣、というよりは・・・

ゆま「(怪獣・・・!!)」

かずみ「・・・」

周囲のベビージラを全滅させたかずみはゆまに声もかけず、逃げていったベビージラを追って駆け出した。

ゆま「あ!待ってよ、カズミ!!」

ゆまも追いかける。
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/08(木) 02:06:09.09 ID:BtPPUYQF0
ゆま「アースクラーッシュ!!」

ドゴォ!!ズゴゴゴゴゴゴゴゴ!!バゴーン!

ゆまが地面をハンマーで殴ると、衝撃波が地面を走り、ベビージラ達に追い付いて挽肉に変える。
かずみとゆまは逃げていく市街へ向って駆けて行くジラとベビージラに何とか追い付く。

ベビージラ「!?グルル・・・!」

ベビージラ達の大多数80体以上は足を止めるが、ジラと他は構わずに市街の方角へ走り続ける。

かずみ「あなた達が・・・お前達が・・・!!」

ズゴォ!!

かずみは横の建物の壁を殴って凹ませる。十字架を消して目を閉じて俯くかずみの魔力が爆発的に高まっていく。

かずみ「誰かの夢を奪い・・・!小さな幸せを・・・!争いの無い世界を・・・!何でも無い日常を・・・!剥奪すると・・・言うのなら・・・!!」

ゆま「!?」

かずみの身体に変化が起きた。
両手の指が4本になって太くなって長く伸び、その指には鎌のようなカギ爪に変化。
そして両脚は膝まで黒い幕のような外皮で覆われ、足のブーツからは前に3本、後ろに1本、手と同じような指と爪が伸びた。

ベビージラA「ガァアアアアアア!!」

ベビージラが、変化して棒立ちするかずみの顔に左手のカギ爪を突き出して来た。

ドシュッ!!ブシャッ!!

何かが鋭い物で突き刺された音がし、鮮血がかずみの顔面から大量に噴き出した。

ゆま「カッ、カズミイイイッ!!」

バシャ!

ゆまの顔にその血が掛かる。

ゆま「うっ!」

目を閉じるゆま。

ガブッ!

ゆま「カッ、カズミ・・・!」

ムシャ・・・

ゆま「?」

目を閉じたゆまの耳に音が聞こえる、ベビージラがかずみを食べる音?
ゆまは目を開ける。

ゆま「!!」

そして恐るべきものを見た。

ムシャッ・・・バリッ!

かずみ“が”ベビージラの左手を食っていた。
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/08(木) 02:09:35.57 ID:BtPPUYQF0
かずみの歯は肉食の怪獣の牙のように鋭くなり、血を吹き出すベビージラの左手に突き刺している。
さっきの突き刺す音はかずみの牙がベビージラの左手に突き刺した音だった。

ボリボリ

そして骨も噛み砕く。

ゆま「ひっ!」

ゆまは思わず声を出す。

ブツン!

遂に手首関節からベビージラの左手を噛み切った。

ベビージラA「グガァアアアアアア!?」

ベビージラは左手首から先を失って血を噴き出しながら悲鳴を上げる。

かずみ「・・・」

かずみは口からベビージラの手首の骨を吐き捨てる。骨は道路に転がった。

ピチャ・・・

舌なめずりするかずみの開かれた眼の瞳の色が変っていた。

かずみ「うう・・・がぁあああああ!!」

ズバッ!

かずみは咆哮を上げて、左手首を失ってもがくベビージラに跳び付き、左手のカギ爪で袈裟斬りにした。

ベビージラA「ガ・・・ア・・・!!」

紙のように身体を切り裂かれたベビージラは絶命する。

かずみ「ぐがああ!!」

ドシュッ!

そしてその隣で呆然としているベビージラの腹部を右足のカギ爪で引き裂いた。

ベビージラB「ゴアアアアー!!」

背中まで腹部を裂かれたベビージラは地面に倒れる。

かずみ「うがぁああああーーっ!!」

怪獣のように吼えながら別のベビージラの両肩を掴み、紙か何かのように易々とその身体を引き千切った。

ベビージラC「ギャアアアア!!」

悲鳴を上げて引き千切られるベビージラ。

かずみ「ぐぉあああああああーーっ!!」

咆哮するかずみはベビージラの喉に噛み付いて食い破ったり、右手で首を掴んで千切り取ったり、右の爪で胴体を貫いたり、左手で掴んで地面に叩き付けて頭部を左足の爪で引き裂いて踏みにじる。
怪獣の如き強さと戦い方で、あっと言う間にこの場のベビージラ達は全滅した。
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/08(木) 02:12:12.43 ID:BtPPUYQF0
修正

×咆哮するかずみはベビージラの喉に噛み付いて食い破ったり、右手で首を掴んで千切り取ったり、右の爪で胴体を貫いたり、左手で掴んで地面に叩き付けて頭部を左足の爪で引き裂いて踏みにじる。

○咆哮するかずみはベビージラの喉に噛み付いて食い破ったり、右手で首を掴んで千切り取ったり、右の爪で胴体を貫いたり、左手で掴んで地面に叩き付けて頭部を左足の爪で引き裂いて踏みにじったりしてベビージラを殺戮していく。
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/08(木) 02:16:12.08 ID:BtPPUYQF0
かずみ「・・・」

色が変っているかずみの瞳がゆまを捉えた。そこに理性の色は無く、凶暴で獰猛な本能しか感じられない。

ゆま「カ、カズミ・・・?」

巻き込まれないように見ていたゆまが声をかける。

かずみ「うう・・・!」

ゆまに向けて牙を剥いて唸る。

ゆま「!?」

身構えるゆま。

リン!

かずみの左耳飾りのソウルジェムの鈴が鳴った。

かずみ「!?」

するとかずみの身体がびくんと震え、元に戻りながら地面に仰向けに倒れていく。

ドサッ・・・

かずみは身体が元に戻って地面に仰向けに倒れた。

ゆま「カズミ!」

ゆまが駆け寄る。

かずみ「はぁはぁ・・・」

かずみは呼吸が荒い。

ゆま「大丈夫・・・?」

ゆまはかずみ駆け寄って助け起こす。

かずみ「あ、あれ?ゆま・・・?私、一体何してたの・・・?」

目を開けたかずみの瞳の色は元に戻っていた。

ゆま「覚えて無いの?」

かずみ「うん。何か物凄く頭に来て・・・それから・・・うーん・・・?」

ゆま「あ、痛いとこある?ゆまが治すよ」

かずみ「ううん、大丈夫。それよりジラ達を追いかけないと!!」

ゆま「う、うん!」

見ればジラと数十体のベビージラはかなり遠くまで逃げている。というか、建物の間から巨大なジラしか見えない。

かずみ「待ちなさい!!」

ゆまとかずみは駆け出した。
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/08(木) 02:16:50.67 ID:BtPPUYQF0
ジラ「・・・」

ジラは地下鉄駅の入り口で立ち止まり、四つん這いになる。

ズザザザザザザザザ!!

そして物凄い速さで地面を掘って、地中に潜り始める。地下鉄の坑道があれば、地面を掘りやすい。それを利用して地中を進んで市街へ向うつもりのようだ。

かずみ「くぅ・・・しまった!!」

ゆま「追いかける・・・?」

ゆまとかずみが地下鉄駅に着いた時には既にジラとベビージラは地中深く潜っていた。ビオランテは敵怪獣やベビージラの集団の足止めに精一杯で、バルグザーダンも同じ状況。
2人で大きな掘削された地面を見下ろす。その時、巨大な穴の内部の深く、青白い光が見えた。巨大で強大な光。

ゆま・かずみ「!?」

ゆまとかずみは咄嗟にその場から跳び退いて、後ろのビルの屋上に降り立つ。

ズゴァアアアアアアアア!!

その光にジラが吹っ飛ばされて地上へ飛び出して来た。

ジラ「・・・」

ジラは光で頭部を消し飛ばされていて既に息絶えていた。ベビージラ達も同様に消し飛んでいた。絶命したジラはビルの上に落下して崩壊させてグリーフシードに変る。
2人の目の前で立ち上った巨大な青白い光の柱。それは莫大な熱を発していた。

ゆま「これは・・・」

かずみ「放射・・・熱線・・・?」
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/08(木) 02:19:09.42 ID:BtPPUYQF0
今日は此処まです!
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
では明日に!
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/08(木) 02:41:26.12 ID:0NKt8BLOo
お疲れ様でした。

うおぉぉぉぉ!!あぶなかったなぁ!!
とにかくここでゴジラ族が来てくれて助かったか!
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/08(木) 22:02:38.12 ID:OyNE25lDO
乙です。
かずみ激情態?の残虐ファイトっぷりがアマゾンとかシンみたい……

ジラ親子は小回り効くから市街戦になると厄介だと思ったらやっぱり、ダメだったか……それにしてもジラは戦闘員ポジションが似合いますなぁ。
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/03/08(木) 23:29:16.64 ID:fdrARpbJo

いやあ、何が来たんだろう(棒
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/08(木) 23:47:16.61 ID:BtPPUYQF0
ロリこんばんは。シーンがキリ良い所まで書いてたら時間が・・・

>>728

いやぁ、解っちゃったかぁ(棒

>>729

これ原作のかずみのバーサーカー化なんだけどね。こっちはこっちで設定作ります。
ジラはいっぱい現れてやられる役・・・うん、戦闘員だ。戦闘員にしちゃでか過ぎるけど。

>>730

さて、何が来たんでしょう(棒

再開します
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/08(木) 23:50:12.51 ID:BtPPUYQF0
ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワ!!」

激戦の続く海上で公害怪獣ヘドラが汚染怪獣ヘドラ数体と共に防衛軍の巡洋艦に近付き、不気味な巨眼からヘドリウム光線を発射して集中攻撃。
爆砕する巡洋艦赤穂。続けて旗艦あいづへもヘドリウム光線で攻撃。

崎田大佐「僚艦赤穂が爆破!我が艦も被弾しました!!」

クルーA「被害状況を確認しろ!」

クルーB「被害状況確認!!」

クルーC「右舷機関砲身、被弾!」

立花准将「これで我らの損耗率は?」

宮下中佐「損耗率50、いえ・・・60パーセント以上!」

立花准将「本来ならとっくに撤退している数値だな・・・」

ブリッジから見える窓からは巨大空母ゆうぎりが轟沈して炎を上げている様が見える。
スーパーX2もその数を半分に減らしていた。

キングギドラ「フィロロロロロロロロ!!」

そしてあいづにトドメを刺そうと、キングギドラが上空から急降下して来た。艦橋に向けて引力光線を吐こうと3つの口を開く。

崎田大佐「いかん!回避しろ!!」

宮下中佐「間に合いません!!」

海香「させないわ!!」

あいづを庇うように海中から海香が飛び出す。

バッ!

海香が艦橋の前に立ちキングギドラに向けて両手をかざした。

キン!

海香の前に巨大なバリヤーが展開される。これが海香の固有能力。
魔法少女が硫酸の中や高空、水中で行動する為に張るものとは比較にならない、並みの怪獣の光線攻撃なら防ぎきる事も出来る強力なバリヤー。
更にその上に分厚い水の防御壁を幾重にも顕現させて重ねる。

キングギドラ「フィリリリリリリリリ!!」

並では無い超怪獣キングギドラの3つの口から引力光線が撃ち出された。それが海香の水の防御壁にぶつかった。

海香「くっ・・・!ううう・・・っ!!」

次々と水の防御壁が撃ち破られ、とうとう最後のバリヤーに直接撃ち込まれる。

海香「うぅっ・・・!うあぁあああああああっ!!」

海香がシーガンの上で両手をかざしたままがくりと膝を突く。バリヤーが彼女の生命力を魔力に換えて吸い上げ、ソウルジェムの色が急速に薄くなっていく。

ジジッ・・・!

バリヤーの一部がショートしたような音を立てて綻び始めた。

立花准将「いかん!御崎さん、逃げるんだ!!」

海香「ぐ・・・う・・・!!がはっ!!」

海香はそれに答える余裕も無く、身体への強烈な負担に吐血した。

キングギドラ「フィロロロロロロロ!!」

キングギドラは容赦なく引力光線で攻撃を続ける。
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/08(木) 23:56:16.47 ID:BtPPUYQF0
ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

ヴァグノザウルスがキングギドラの背後の海から跳び出した。

キングギドラ「フィリリリリリリリリ!?」

ヴァグノザウルスはキングギドラの背中に跳び付いて、圧し掛かる。押さえ込まれて海面へ落下するキングギドラ。

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥウ!!」

海中でキングギドラに組み付いたまま全身から白い猛毒の霧、ポイズン・フォグを噴射。

キングギドラ「フィロロロロロロロ・・・!」

密着されたまま全身に猛毒を浴びるキングギドラはもがき苦しむ。

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥ!!」

そしてキングギドラをハンマーテールで殴り飛ばした。

イカ娘「後は任せるでゲソ!!」

ゲゾラ「ホキュアアアアア!!」

ゲゾラA「ホキュアアアッ!!」

ゲゾラB「ホキュアアアアーー!!」

海中を吹っ飛ぶキングギドラにイカ娘率いるゲゾラ数体が殺到。首や胴体を長い触腕と足で縛り上げた。

キングギドラ「フィリリリリリリ・・・!!」

そしてそのまま絞め殺す。グリーフシードになるキングギドラ。

海香「助・・・かった・・・」フラッ

海香の身体から力が抜け、艦から海へ落下する。

立花准将「御崎さん!?」

大ウミヘビ「ギュキィイイイ!!」

その下の海面から大ウミヘビが顔を出し、彼女を呑み込もうと口を開ける。

サキ「ローリング・サンダー!!」

しかし、その大ウミヘビに別の艦からサキが跳んで、回転して稲妻を発する10メートル程の巨大な雷球を数個精製してぶつける。

大ウミヘビ「ギュキィイイイイイー!?」

それを頭部や首にまともに食らって大ウミヘビは絶命、グリーフシードになった。

サキ「海香ぁーっ!!」

海香「サキ・・・?」

落ちて来る海香を跳んだサキが抱き止め、サキは近くに浮上したヴァグノザウルスの上に降りた。

サキ「大丈夫?」

サキはグリーフシードを取り出し、海香のソウルジェムに近付けて生命力を回復させる。

海香「一応、ね・・・」
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/08(木) 23:58:28.05 ID:BtPPUYQF0
サキ「あまり無茶はしないでくれ・・・君を死なせたら、皆に言い訳も出来ない」

海香「えぇ、ごめんなさい」

ザバァアアアアアアア!

海中で敵と戦っていた海香の相棒、シーガンがヴァグノザウルスの隣で顔を出す。

シーガン「チチチチチチチ・・・」

海香を心配そうに見下ろしている。

海香「あなたにも心配かけたわね、ごめんなさい」

サキに抱き起こされていた海香はしっかりと両足で立つ。

あやせ「ちょっと海香、大丈夫なの?」

ファイヤーラドンが飛んで来て海面スレスレに低空飛行、その背からあやせが声をかける。

海香「ええ、大丈夫よ」

あやせ「・・・どうする?そろそろやばいんじゃない?」

倒しても倒しても敵の数は中々減らない。味方の防衛軍はその数を半数以下に減らしている。

あやせ「私達は逃げる?」

サキ「逃げたければ逃げて構わないぞ。私は此処で戦う」

海香「寧ろ全滅を防ぐ為に何人かは逃げた方が良いかも知れないわ。・・・そうね、あなたとルカはかずみを連れて逃げて」

あやせ「はぁ?あなた達を見捨てて逃げるなんて冗談じゃ無いわね!逃げるなら全員一緒よ!あなた達が逃げないなら私やルカも戦うわ!!」

サキ「そうか、ありがとう」ニコッ

あやせ「れ、礼を言われる事じゃ無いわよ・・・」

照れてそっぽを向くあやせ。

海香「でもどうするの?何か策を講じないと私達はともかく、防衛軍が壊滅するのは時間の問題よ。そうなったら私達だけでは防ぎきれないわ」

サキ「あぁ・・・何とかしないとな・・・」

イカ娘「うわわわわわわわわわ!!」

ゲゾラ「ホキュアアアアアアア!?」

いきなり海面からイカ娘とゲゾラが跳び出した。何かとても慌てている。

あやせ「どうしたの?」

イカ娘「どうしたもこうしたも無いでゲソ!!沖から何か来ると思って確かめに行ったら・・・!!」

巡洋艦あいづのレーダーでもその反応を捉えていた。

クルーA「司令!艦長!5時方向に全長約200メートルの巨大物体の反応を多数確認!潜水艦隊のソナーでも捉えています!!」

立花艦長「何!?」

崎田大佐「今度は何が来るんだ!?」

宮下中佐「敵なのか?」

クルーA「・・・!!こ、この反応は!!」

そして慌てたイカ娘が叫ぶ。

イカ娘「物凄い数のゴジラがこっちに向って来るでゲソ!!」

海香・サキ・あやせ・シーガン・ヴァグノザウルス・ファイヤーラドン「!?」
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/09(金) 00:06:43.67 ID:k70L8ewZ0
732修正

×海香がシーガンの上で両手をかざしたままがくりと膝を突く。

○海香があいづの艦橋の前で両手をかざしたままがくりと膝を突く。
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/09(金) 00:16:02.45 ID:9hJtO5g4o
そろそろ公害&汚染へドラの合体形態が出てもいいのでは?
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/09(金) 01:54:54.19 ID:k70L8ewZ0
あー、それも面白そうだなぁ。ちょっと考え付いた事がある。本編で使えるかどうか解んないけど。
738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/09(金) 01:56:21.64 ID:k70L8ewZ0
あちこちの海面が青白く光った。幾つかはオレンジ色に光る。
その海中から青白い熱線と赤い熱線が空中のキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンに、海面や海中の深海の守護神マンダ、海底の守護神マンダ、
ジラ、南海の悪魔エビラ、ガニメ、巨大海亀カメーバ、ガイラ、大ウミヘビに向けて次々に撃ち出される。

キングギドラ「フィロロロロロロ!?」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアアァーーイィッ!?」

被弾したキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンが次々に海へ落下した。

マンダ(初代)「ゴォアエエエン!?」

マンダ(FW)「グゥオオオオン!!」

熱線を受けたマンダ達は傷付いて吼える。中には集中攻撃で胴体を千切られ、頭を吹き飛ばされたものもいた。

ガニメ「キュエエエエエエーッ!!」

カメーバ(初代)「ギィエエエエーーンッ!?」

ガニメやカメーバは背中の甲羅に受けたものは生きているが、頭部や腹部に受けたものは爆殺されていく。

ジラ「ゴァアアアアアアーーッ!?」

ガイラ「キシャーウオオオオーウ!!」

大ウミヘビ「ギュキィイイイイイー!!」

防御力の低いジラやガイラ、大ウミヘビはまともに食らったものは即死、或いは重傷を負う。

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワワ・・・!!」

汚染怪獣ヘドラは本体こそ無事だが、被弾部分が焼けて損壊する。

エビラ「ギャギャーーアアアーーアアア!!」

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワ!!」

しかし強固な防御力を誇る南海の悪魔エビラ、公害怪獣ヘドラはそれほどのダメージは受けない。

血とオイルで染まり、海上も海面も海中も数え切れない怪獣と兵器と、そして6人の魔法少女が死闘を繰り広げる海が、爆音で渦巻く。
次々に巨大な水柱が上がり、怪獣の王達がその堂々たる威容を現す。
739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/09(金) 01:59:51.72 ID:k70L8ewZ0
ゴジラ達の名前の前に付けるのを考えてたら、こんな時間になったので今日は此処まで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは明日!
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/09(金) 02:16:00.46 ID:9hJtO5g4o
お疲れ様でした。
公害と汚染へドラはどういった感じで合体するのか・・・楽しみだな。
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/09(金) 22:40:38.31 ID:VdQ/CjODO
乙です。

かずみ激情態と表現したのは、自分が勝手にそう思ってるだけなんで原作のバーサーカー化と一緒なのは理解してます。
紛らわしい書き方をしてすみません……

あのゲゾラが複数掛かりとはいえキングギドラ撃破か……出典が同じカメーバとガニメと比べたら美味しい役をもらえたなぁ。
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/09(金) 23:41:13.95 ID:k70L8ewZ0
ロリこんばんは。時間が掛かる・・・。

>>740

ヘドラ合体形態は本編で使うかどうか解んない・・・てか多分使うと思う。オリジナル怪獣になっちゃうけど。

>>741

あ、いえ、多分そちらも解ってると思ってたので大丈夫です。
ゲゾラはイカ娘の味方だから味方側なので扱いは良いです。ガニメや初代カメーバは敵でいっぱいいるのでヤラレ役。
前にトレーディングのようにゲゾラに無双させてみては?というレスがあったので。その方がまだ読んでくれてるか解んないけどね。

再開します
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/09(金) 23:42:29.12 ID:k70L8ewZ0
BGM
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14461716?mypage_nicorepo=20cst_20cst_4pvw9t1l2

ゴジラ(VSキングギドラ)「グアアアアアアアアーーウウゥ!!」

無敵の怪獣王ゴジラが

ゴジラ(ミレニアム)「ガァアアアアアアアーーウウウ!!」

新世紀怪獣王ゴジラが

ゴジラ(VSスペースゴジラ)「グギャアアアーーーウウウ!!」

不死身の怪獣王ゴジラが

“激光巨獣 ゴジラ(逆襲)”

ゴジラ(逆襲)「ガァアアアアーーウウウーーアァェンッ!!」

激光巨獣ゴジラが

“豪力巨獣 ゴジラ(対キングコング)”

ゴジラ(対キングコング)「ゴガャァアアアアーーウウウーーアァェ!!」

豪力巨獣ゴジラが

“闘争巨獣 ゴジラ”

ゴジラ(大戦争)「グギャァアアアアーーウウウーーアァエン!!」

闘争巨獣ゴジラが

“雄大巨獣 ゴジラ(息子)

ゴジラ(息子)「グゴアアアアーーウウウーーアァエン!!」

雄大巨獣ゴジラが

“進撃巨獣 ゴジラ(総進撃)”

ゴジラ(総進撃)「グオァアアアアーーウウウーーアァェ!!」

進撃巨獣ゴジラが

“屈強巨獣 ゴジラ(対メガロ)”

ゴジラ(対メガロ)「グワアアアアーーウウウーーアァエン!!」

屈強巨獣ゴジラが

“恐怖の怪獣王 ゴジラ(1984)”

ゴジラ(1984)「グゴァアアアアーーウウウーーアァェ!!」

恐怖の怪獣王ゴジラが

“破壊の怪獣王 ゴジラ(VSビオランテ)”

ゴジラ(VSビオランテ)「ゴアャアアアアーーウウウーーアァェン!!」

破壊の怪獣王ゴジラが

“憤怒の怪獣王 ゴジラ(VSメカゴジラ)”

ゴジラ(VSメカゴジラ)「グォアアアアアアアアーーーウウウゥッ!!」

憤怒の怪獣王ゴジラが

“強靭なる怪獣王 ゴジラ(メガギラス)”

ゴジラ(メガギラス)「グゴオオオオアァアアアアアアアーーウウウ!!」

強靭なる怪獣王ゴジラが

“粉砕の怪獣王 ゴジラ(機龍)”

ゴジラ(メガギラス)「グギャオオオアァアアアアアアアーーウウゥ!!」

粉砕の怪獣王ゴジラが海面を突き破り、その巨体を現した。
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/09(金) 23:52:20.43 ID:k70L8ewZ0
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!

一方港街では地面が激しく揺れていた。何か巨大なものが地中から地上へ上がって来る振動だった。それも1体では無く10体を越える数。

ゆま「うわわわわわわわ!!」

ビルの上のゆまとかずみはは倒れそうになる。

かずみ「こ、これってやっぱり・・・!」

ズゴォ!

街のあちこちの道路が砕けて、建物を割って次々に巨大な怪獣の尻尾が突き出て来た。
或いは地面の亀裂から生えるように出て来る幾つもの背びれ。そしてその巨大な怪獣王達は上半身を現す。

“火炎巨獣 ゴジラ”

ゴジラ(対モスラ)「ゴァアアアアーーウウウーーアァェ!!」

“強壮たる怪獣王 ゴジラ(VSモスラ)

ゴジラ(VSモスラ)「グォアアアアアアアアーーーウウウゥッ!!」

灼熱巨獣ゴジラと強壮たる怪獣王ゴジラ、何体もの2種類の怪獣王は身体を揺すって土を落とす。このゴジラ達は海中よりも地中を移動する事が多い。地面を揺るがし、邪魔な建物を砕いて地上へ上がって来た。

そして・・・

“水爆大怪獣 ゴジラ”

かつて日本を恐怖のどん底に陥れた、最初のゴジラと同種のゴジラ、水爆大怪獣ゴジラも海面から現れる。
それはゴジラ族の中でも輪をかけて強暴で攻撃的な性質を持つ恐怖と破壊の化身。
ゴジラ族は殆どが人類にどちらかといえば敵対的だが、高い知能を持つ彼らは無意味な破壊は好きでは無いようでエネルギー摂取以外で人類を積極的に攻撃する事はそれほど無い。
或いは進撃巨獣ゴジラや屈強巨獣ゴジラのように人類に敵対的では無い種類もいるが、この水爆大怪獣ゴジラは人類を完全に敵と認識していると言われている。
世界のゴジラによる攻撃、被害はほぼこの水爆大怪獣ゴジラによるもの。しかし、今は怒に燃えるその双眸を地球を侵す怪獣共に向けていた。

ゴジラ(初代)「グァアアアアーーオオオゥ!!」

その中の1体が先頭で吼えた。それに応えるように他のゴジラ達が世界を揺るがす咆哮を上げる。
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/10(土) 00:15:22.86 ID:f+Fzmr8h0
修正

×灼熱巨獣ゴジラと強壮たる怪獣王ゴジラ、何体もの2種類の怪獣王は身体を揺すって土を落とす。

○火炎巨獣ゴジラと強壮たる怪獣王ゴジラ、何体もの2種類の怪獣王は身体を揺すって土を落とす。
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/10(土) 00:23:27.25 ID:f+Fzmr8h0
修正

×世界のゴジラによる攻撃、被害はほぼこの水爆大怪獣ゴジラによるもの。

○世界のゴジラによる攻撃、被害の多くはこの水爆大怪獣ゴジラによるもの。
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/10(土) 01:16:25.61 ID:f+Fzmr8h0
宮下中佐「立花准将!崎田艦長!ゴジラ達が現れました!!」

崎田大佐「彼らは・・・味方なのか?敵なのか?」

未希「彼らは味方です!!」

急に通信が入った。港街の上空には三枝未希の乗るメーサー攻撃機と、護衛に付いているG−グラスパーの特殊戦闘機グリフォンが飛んで来ていた。

立花准将「三枝さんですか?」

未希「はい!彼らゴジラ族はギドラ族とそれに味方する怪獣達を倒す為に見滝原に来たのです!
お願いです!彼らを攻撃しないで、協力して戦ってください!!」

宮下中佐「立花准将・・・」

立花准将「解りました」

未希「信じてくださってありがとうございます!」

立花准将「こちらこそ、わざわざありがとうございました。此処は危険です。退避してください」

未希「はい」

未希はゴジラ達の後方へ目を向ける。そこには小さなゴジラ達の一団がいた。

“怪獣王の幼体 ミニラ(初代)”

ミニラ(初代)「ピギィイイイイー!」

身長18メートル、体重2千トンの雄大巨獣ゴジラや進撃巨獣ゴジラ、勇猛巨獣ゴジラの幼体、ミニラが成体のゴジラ達を吼えて跳んで応援している。

“怪獣王の息子 ミニラ(FW)”

ミニラ(FW)「ビギィイイイイイー!」

身長20メートル、体重5千トンの怪獣王の幼体ミニラより少し大きく成長した怪獣王の息子ミニラも応援していた。
全体的にゴジラとあまり似ておらず、全身がライトグレーで表皮は滑らか。ゴジラを擬人化したような顔。背びれは非常に小さく、配列が不規則である。

“怪獣王の子ども リトルゴジラ”

リトルゴジラ「キュワァアアアアアーーオオオ!」

眼が大きく体色は緑色、丸っこい体型の無敵の怪獣王ゴジラや不死身の怪獣王ゴジラの幼体であるリトルゴジラも声を上げて応援している。
怪獣王の息子に比べてミニラ背鰭がまとまっている。

“次期怪獣王 ゴジラジュニア”

ゴジラジュニア「ビギャオオオーーウウウ!!」

身長80メートル、全長170メートル、体重4万トンのリトルゴジラが成長したゴジラの亜成体、ゴジラジュニアの姿も見える。
成体ゴジラとは、顔付きはゴジラ族そのものだが体色がダークグリーンである事、背びれが小さい事、全体の姿形はむしろ肉食恐竜に近いという違いがある。
そしてゴジラジュニア達も、ミニラ達やリトルゴジラの声援を受け、成体達の後に続いてキンググギドラや凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、
公害怪獣ヘドラ、汚染怪獣ヘドラ、ジラ、深海の守護神マンダ、海底の守護神マンダ達に立ち向かおうとしている。

未希「・・・頑張って、ジュニア達。地球を守って。では、お願いします」

メーサー攻撃機パイロット「了解、駐屯地へ戻ります」

桐子「あなた達は先に戻ってて」

グリフォンを操縦する桐子からメーサー攻撃機に通信が入った。

桐子「私達は此処で敵との戦闘任務に戻るわ」

メーサー攻撃機パイロット「解りました、辻森三佐、御気をつけて」

未希「辻森さん、どうか無事で」

桐子「あなたもね」

崎田大佐「全部隊へ通達!ゴジラ達は味方だ!ゴジラ達がキングギドラ達に立ち向う!残存する艦、部隊は全ての火力を敵怪獣に向け、彼らを援護せよ!!」

立花准将「ゴジラ・・・お前達は世界の守り神なのか・・・?」
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/10(土) 01:32:19.57 ID:f+Fzmr8h0
かずみ「やっぱりゴジラ・・・!」

ゆま「み、味方なんだよね・・・?」

ゴジラ達からは魔法少女達に敵意は感じられない。

ゴジラ(VSモスラ)「グルルルルルル・・・!!」

強壮たる怪獣王ゴジラの1体がビルの上の2人を見て“何をしている?”と言う風に唸った。

ゴジラ(対モスラ)「ゴァアッ!!」

“行くぞ!”と火炎巨獣ゴジラが吼える。

かずみ「うん!私達も行くよ!やるよバルグザーダン!!」

ゆま「よーっし!行くよ!ビオランテ!!」


かずみとゆまが火炎巨獣ゴジラ、強壮たる怪獣王ゴジラと共に港の方へ駆け出す。街へ入ろうとしていた無数のベビージラが反対側へ逃げ惑う。
ジラ、ガニメ、巨大海亀カメーバ、ガイラ、深海の守護神マンダ、海底の守護神マンダはゴジラ達が来た事でそちらも警戒せざるを得なくなり、
バルグザーダンやビオランテへの攻撃の手が緩む。

ビオランテ「ビャーオオオオオウ!!」

バルグザーダン「ウォオオオオオーーウウウ!!」

その隙にバルグザーダンとビオランテがゆまとかずみ、ゴジラ達と合流した。
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/10(土) 02:38:15.31 ID:nhs1aQjko
>>744の所の後に地震が来たなぁ・・・。
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/10(土) 03:40:52.72 ID:f+Fzmr8h0
海から上がって来る数え切れない敵怪獣と戦い、その数に苦戦しつつも倒していた杏子とデストロイア、カオルとラジン、すみれとヤマタノオロチ。
3人の魔法少女と3体の怪獣に押し寄せる軍勢が後方から瓦解していく。後ろからそれを破ったのは海から上陸して来たゴジラ達。

杏子「へっ、久しぶりじゃねぇか、怪獣王!!」

デストロイア「グゥオオオオオウ!!」

ゴジラ(VSキングギドラ)「グアアアアアーーウウ!!」

ゴジラ(ミレニアム)「ガァアアアアアアアーー!!」

無敵の怪獣王ゴジラと新世紀怪獣王ゴジラ。
その中のかつて杏子とデストロイア、キリカとデストロイアと戦った個体も今はデストロイアと共に戦う。

カオル「随分遅い御登場ですなぁ、ゴジラさん達」

ラジン「フォロロロロロロロ・・・!」

カオルの文句に同意するように吼えるラジン。

すみれ「きっとアレよ、カオル、主役は遅れて登場するって奴よ。ね?」

ヤマタノオロチ「ギャエエエエーー!!」

ヤマタノオロチはすみれに反論するように咆哮した。

杏子「行くぜ!怪獣王に負けんなよ!!」

杏子が槍を構えて跳び上がる。

カオル「へいへい、行きますか」

すみれ「へいじゃ無くてはい!」

カオル「はいはい」

すみれ「はいは1回!」

カオル「はい!」

カオルとすみかも駆け出す。
751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/10(土) 03:49:37.95 ID:f+Fzmr8h0
ちょっと登場させたゴジラについて云々。地球最大の決戦ゴジラ、南海の大決闘ゴジラ、東京SOSゴジラはそれぞれモスゴジ、大戦争ゴジ、機龍ゴジと基本的に同一なのでそのゴジラと同種としたので統合してます。
なのでこれでデスゴジ、GMKゴジラ以外は全部な筈。名前の前に付けるのと吼え声が被らないようにするのが大変だった・・・。

>>749

マジで?日本は地震多いからなぁ・・・
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/10(土) 03:52:06.47 ID:f+Fzmr8h0
燃える展開になってると良いなぁ。今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
明日は夕方より前に再開したい。

753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/03/10(土) 10:24:13.01 ID:G1e/IQtEo


カイザーが来ても負ける気がしない・・・戦う以前にギドラ達を食い止めるので手一杯だろうけど。
あと残ってるのはバーニングゴジラとGMK・・・どっちもギドラ以上に厄介だからなあ。
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/10(土) 13:12:36.38 ID:nhs1aQjko
お疲れ様でした。
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/10(土) 16:42:17.80 ID:4jbrjBmDO
乙です。

歴代ゴジラ集結か……
実際に画面で再現したら壮観ですね!ちょっと意外だったのが初代の同族まで出て来たことでした。初代の造形が好きなのでこれは嬉しいサプライズ。

それと、ゾイド好きな身としてはファンブック4巻の市街戦でデスザウラーがぞろぞろ出て来きたのを思い出しました。ゴジラは味方として来てくれたから良かったけど、あっちは共和国側からしたら絶望感がハンパなかっただろうなぁ……
756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/10(土) 17:59:44.31 ID:f+Fzmr8h0
ロリこんにちは。書く順番間違えて、後のシーンを先に書いて、次のシーンを書いてたら遅くなったよ。

>>753

というか、ゴジラ達にはどっちかっていうと、キングギドラとかガイガン、その他敵の怪獣をを押さえる役をやってもらうので・・・。

>>755

初代はどうしようかなぁと思ったのですが、オールスターで初代ゴジラが出ないなんて嘘だろう!という事で登場です。
画面で再現したら、凄いでしょうなぁ。着ぐるみでもCGでも見てみたい。

自分もゴジラだけじゃ無くゾイドも好きです。ゾイドでオリジナルSS書くぐらい好きです。途中で放置してるけどね!
デスザウラーの集団ありましたね。あれもアニメで見たい。

再開します
757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/10(土) 18:06:41.04 ID:f+Fzmr8h0
ゴジラ(メガギラス)「・・・」

強靭なる怪獣王が港の近くへ上がって来た。

ジラ「グルルル・・・!」

それを1体の陸に上がっていたジラが迎え撃つ。

ゴジラ(メガギラス)「グゴルルル・・・!」

唸りながら地響きを立ててジラへ走る強靭なる怪獣王ゴジラ。

ジラ「ガァアアアアアアー!!」

ゴジラ(メガギラス)「グゴオァウッ!!」

互いに立ち止まって吼え合う2体。

ジラ「ゴァアアアアー!!」

ジラが前傾姿勢で強靭なる怪獣王ゴジラの左側面に回り込もうと高速で走り出す。

ゴジラ(メガギラス)「グゴオオアアアーーウゥ!!」

ジラ「!!」

強靭なる怪獣王ゴジラはジラに向けてオレンジ色の放射熱線を撃つが、ジラはジャンプして回避。
そのまま強靭なる怪獣王ゴジラに跳び掛かる。

ブゥン!バゴォ!!

怪獣王ゴジラは振り返ってその長大な尻尾を跳んで来るジラに叩き付けた。

ジラ「ギィアアアアアアアアアア!?」

ジラは右側へ吹っ飛ばされ、港の近くの大きな資料館に天井を粉砕してダイナミック入館する。

ゴジラ(メガギラス)「グゴオオアァアアアーーウウ!!」

ズゴァアアアアアアアア!!ズドドドドドドドドド!!

強靭なる怪獣王ゴジラは放射熱線をジラが突っ込んで入館した資料館へ発射。

ジラ「ゴアアアアアアアーー!!」

ジラは資料館ごと粉々に吹き飛んで秒殺された。やっぱりマグロを食ってるようなのは駄目だった。
758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)2012/03/10(土) 18:16:12.11 ID:h7HSnAX20
質問、この世界の芹沢博士は、初代ゴジラを殺した後に自殺したんでしょうか?

怪獣が後にこれほど増えてくると、自殺は早すぎた決談だったと思います。
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/10(土) 18:28:38.94 ID:nhs1aQjko
>>758
俺もそれ気になってた。
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/10(土) 18:34:13.78 ID:f+Fzmr8h0
マンダ(2代目)「グォアエエエエン!!」

エビラ(FW)「ギィアアアアーーアアアア・・・!」

サンダ「アオオオァーーウウゥ!!」

チタノザウルス「ファファファーーーアアアアー!!」

港から離れた場所で巨大海鰐マンダ、大海老怪獣エビラ、サンダ、チタノザウルスの集団が数倍はいるジラ、ガニメ、巨大海亀カメーバ、ガイラ、深海の守護神マンダ、海底の守護神マンダに囲まれている。

ガニメ「キュエエエエエエッ!!」

カメーバ(初代)「ギィエエエエーーン!?」

ガイラ「キシャーウオオオオウ!?」

包囲していた敵怪獣の何体かに放射熱線が撃ち込まれて倒れる。

ゴジラ(総進撃)「グオァアアーーウウウウウーーアァェン!!」

ゴジラ(対メガロ)「グワアアアーーウウウーーアァエ!!」

その放射熱戦を撃ったのは進撃巨獣ゴジラや屈強巨獣ゴジラ。
咆哮して突撃し、巨大海鰐マンダ、大海老怪獣エビラ、サンダ、チタノザウルスへの包囲を崩しに掛かる。

ジラ「ガァアアアアアアーー!!」

ジラ達がゴジラ達に向けて突進する。

マンダ(初代)「ゴォアエエーン!!」

マンダ(FW)「グゥオオオオンッ!!」

深海の守護神マンダや海底の守護神マンダもその長い身体でゴジラ達を縛り上げようと攻撃を仕掛ける。

ゴジラ(総進撃)「グオァアアーーウウウーーアァェン!!」

ゴジラ(対メガロ)「グワアアーーウウウーーアァェ!!」

マンダ(2代目)「グォアァエエエエン!!」

エビラ(FW)「ギィアアアアーーアアアア!!」

サンダ「アオオァーーウウウ!!」

チタノザウルス「ファファファーーーアアアアッ!!」

ゴジラや他の怪獣達も反撃を仕掛ける。
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/10(土) 18:44:29.60 ID:f+Fzmr8h0
>>758

そういえばそうですね・・・最初のスレでも書いて無かったし。てか自殺したと書き忘れてたんだけど、確かに早過ぎる決断ですね。
そこまで考えて無かったよ!自殺じゃ無くて行方不明になった、という事でどうでしょうかね。
何にせよオキジェン・デストロイヤーの製造法を秘匿されて不明なままだった、として下さい。で、マギカである程度解析され、そのデータがデストロイアの開発に使用された・・・となってます。
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/10(土) 18:46:12.86 ID:f+Fzmr8h0
織莉子「く・・・っ!!敵怪獣の防衛線突破を止められない・・・!!」

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオン・・・!!」

大きく後退し、港街の市街方面へ繋がる場所で孤軍奮闘する織莉子とスーパーメカゴジラ。
彼女も杏子やかずみと港で戦っていたが港の防衛線を抜けるキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、公害怪獣ヘドラ、汚染怪獣ヘドラがあまりに多いので、
彼女はスーパーメカゴジラと後退し市街へ通じる場所で戦っていたが、理論上はゴジラを上回る力を持つというキングギドラや公害怪獣ヘドラは手強く、
彼らは織莉子とスーパーメカゴジラへの攻撃よりも突破を優先している事もあり、次々に敵は市街方面へ向っている。

織莉子「何で・・・」

織莉子が生命力を搾り出して魔力に換え操れる限りの水晶を現出させる。

織莉子「“あなた達”は、“何時も”、私達の大切なものを奪おうとするんだっ!」

普段は冷静な織莉子が激昂する。彼女は幼少の頃に母親を襲来して来たキングギドラと凶悪サイボーグ怪獣ガイガンによって亡くしていた。

スーパーメカゴジラ「ウオオオオオオーン!!」

ズドドドドドドドドド!ドゴォオオオオオオン!!

織莉子が水晶を次々に撃ち出し、スーパーメカゴジラは両目からレーザーキャノン、口からメガバスター、
両肩の砲からメーサービーム、両肩からパラライズ・ミサイル、両腰からトランキライザー・ミサイルを撃ちまくって強大な火力で攻撃する。

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアァーーイィッ!!」

織莉子「!!」

それを耐え切り、凶悪サイボーグ怪獣ガイガンがレーザー光線を織莉子に発射。

ドォン!!

織莉子「うぁあっ!!」

直撃はしなかったが、目の前の地面に撃ち込まれ、爆発に吹き飛ばされる織莉子。地面で跳ねて転がり

キングギドラ「フィロロロロロロロロロ!!」

爆風の中からキングギドラが顔を出した。

織莉子「(私は・・・此処までなのか・・・私1人では彼らにすら敵わないの?あの未来に見た強大な怪獣を止める事も出来ない・・・)」

キングギドラ「フィリリリリリリリ!!」

キングギドラは口を開き、引力光線を撃ち出そうとしている。

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオオン!!」

スーパーメカゴジラも敵の集中攻撃に晒されて動けない。

織莉子「(ごめんなさい・・・キリカ・・・ほむらさん・・・マミさん・・・此処で倒れる無力な私を許して・・・)」
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/10(土) 18:47:06.18 ID:f+Fzmr8h0
ズゴァアアアアアアアア!!

キングギドラ「フィロロロロロロロロ!?」

突如、キングギドラの背中に青白い熱線が命中、前に倒れるキングギドラ。

織莉子・スーパーメカゴジラ「!?」

ゴジラ(VSメカゴジラ)「グォアアアアアアアアーーーウウゥッ!!」

憤怒の怪獣王ゴジラが敵怪獣の後方で吼える。キングギドラに放射熱線を撃ち込んだのはこのゴジラ。

ゴジラ(大戦争)「グギャァアアーーウウウーーアェエン!!」

続いて闘争巨獣ゴジラも現れる。何体かのゴジラ達が凶悪サイボーグ怪獣ガイガンやヘドラ達にも攻撃を仕掛けている。

織莉子「あなた達・・・」

起き上がる織莉子。

ゴジラ(VSメカゴジラ)「グォアアアアアアアアーーーウウウー!!」

織莉子「ふふっ・・・私とした事が弱気になっていたみたいです。スーパーメカゴジラ!!」

スーパーメカゴジラ「ウオオオオオオン!!」

織莉子に指示を受けたスーパーメカゴジラが振り返って、憤怒の怪獣王ゴジラに高出力でメガバスターを発射。

ゴジラ(VSメカゴジラ)「!?」

しかし、メガバスターは憤怒の怪獣王ゴジラの肩の上を通り抜け、背後から襲いかかろうとしていた公害怪獣ヘドラの頭部に命中した。

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワワ!?」

ダメージは浅いが後ろに吹き飛んで倒れる公害怪獣ヘドラ。

織莉子「これで貸し借りは無しですよ!ゴジラ!!」

ゴジラ(VSメカゴジラ)「グォウウ・・・!」

憤怒の怪獣王ゴジラが唸って答える。
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/10(土) 18:47:35.29 ID:f+Fzmr8h0
ちょっと飯とかで外します
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/10(土) 18:50:28.24 ID:nhs1aQjko
>>761
その芹沢博士は最後辺りちゃんと出るの?
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/10(土) 22:42:52.67 ID:f+Fzmr8h0
出るのかなぁ・・・考えてない。ポジションを考え付いたら出す。今は未定。

再開します
767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/10(土) 22:46:41.16 ID:f+Fzmr8h0
激戦が繰り広げられる海上、ヴァグノザウルスは海香とサキを乗せ、シーガン、あやせの乗るファイヤーラドン、イカ娘とゲゾラがその近くにいる。

海香「ゴジラ達がこんなに来たなんて・・・」

サキ「これもまどかのお陰かな」

あやせ「これなら何とかなるかもねー」

イカ娘「み、味方なのでゲソか?」

海香「そのようね。彼らから私達に敵意は感じられないわ」

サキ「それどころか協力してくれるようだ。怖がる必要は無い」

イカ娘「だ、誰も怖がってなんかいないでゲソ!!このゴジラ達もいずれは私達の下僕に・・・」

サキ「はいはい」

イカ娘「聞けでゲソー!!」

あやせ「さて、ゴジラも来たし、私はちょっと暴れて来るわ」

ファイヤーラドン「キィエエエエエーーン!!」

あやせを乗せたファイヤーラドンが羽ばたいて飛び上がって、浮上して来た南海の悪魔エビラの頭部にウラニウム熱線を発射。

エビラ(初代)「ギャギャーーアアアアーアア!?」

海香「シーガン、私達も行くわよ!」

シーガン「チチチチチチチチ!!」

サキ「もう大丈夫なのか?無茶はしないで」

海香「ええ、もうあんな無茶はしないわ。心配かけてごめんなさい」

海香が槍を握ってヴァグノザウルスの背からシーガンの上に跳び乗った。
シーガンが飛び上がり、海上のキングギドラに攻撃を仕掛ける。

サキ「私達も何時までもこうしていられないな、ヴァグノザウルス」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

サキを乗せたヴァグノザウルスが潜行し、海中のジラに向って巨大な尾でばく進する。

イカ娘「わ、私達を置いていくなでゲソ!!」

ゲゾラ「ホキュアアアアア!!」
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/11(日) 02:16:07.12 ID:qX8elnCY0
427修正

×海の守護神モスラは紫色に輝く目と羽の紫色の模様、そして白い身体が特徴的で翼長は180メートル。

○海の守護神モスラは紫色に輝く目と羽の紫色の模様、そして白い身体が特徴的で翼長は125メートルと小柄。
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/11(日) 02:21:12.73 ID:qX8elnCY0
キリカ「( ゚∀゚)o彡゜ゴジラ♪ゴジラ♪ゴジラがやって来た♪」

キリカは旗艦あいづの艦橋の上で「ゴ」の時に右腕をン゙ッて上げ ( ゚∀゚)彡゜、「ジラ」でこう下げて ( ゚∀゚)o彡、歌う。

これhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm7119951?mypage_nicorepo=20cst_20cst_4pvwbqjl6

デスギドラ「グアア♪アアアーーアアアア♪」

巡洋艦あいづの隣ではデスギドラが海面に浮かんで歌うように吼えている。

ルカ「ゴジラ達が来ましたか。来てくれなかったら危ないところでした」

その上、海上を飛ぶダガーラの上にはルカの姿。

キリカ「( ゚∀゚)o彡゜ゴジラ♪ゴジラ♪ゴジラは負けないぞ」

ルカ「・・・」

キリカ「( ゚∀゚)o彡゜唸る♪パンチ♪マグマも砕けるぞ♪」

ルカ「マグマが来ていますが・・・」

ルカの視線の先、波飛沫を上げてこちらへ向って来る数十体の怪獣の一団。

マグマ「オアアアアアーーオオオ!!」

セイウチに酷似している全長100メートル、体重5万トンの爬虫類の怪獣、マグマが咆哮を上げて来ている。
マグマは味方側らしく、海面でガニメに噛み付いて襲い掛かり、南海の悪魔エビラやジラと格闘戦を繰り広げ始める。

キリカ「( ゚∀゚)o彡゜頼む♪ゴジラ♪宇宙を揺さぶる叫び声聞かせて〜♪」

ルカ「(・・・しかしゴジラはともかく、南極にいたマグマまで・・・南極にもキングギドラとガイガンは襲撃を仕掛けている筈。
そこの守りを手薄にしてまで、見滝原に来たとは・・・何故?)」

ダガーラ「ズシュアアアアアアアー!!」

ルカ「・・・そうですね、怪獣の考えている事など考えていても仕方無いですね。何にせよ味方ならばありがたい事です。
それに来たのは彼らだけでは無いようですし」

6時方向から来るマグマからずれた方角、7時あたりの方角に。海面から顔を出してやって来る昆虫怪獣の幼虫達。

“巨大蛾怪獣 モスラ(幼虫)”

モスラ(対モスラ)「キイイィ!!」

体長105メートル、体重1万トンの、モスラ族の長老と同種だが、その個体のように超巨大ではない巨大蛾怪獣モスラが咆哮を上げる。
尚、その長老個体は幼虫の時から非常に巨大で、全長360メートル、体重4万トンだった。

“幽玄巨蛾 モスラ(幼虫)”

モスラ(平成)「キィイイッ!!」

全長120メートル、体重1万5千トンの幽玄巨蛾モスラの幼虫もいる。彼らは尻尾の先端の突起の上の1本が角のように上を向いているのが特徴。

“海の守護神 モスラ(幼虫)”

モスラ(GMK幼虫)「キィエアアアッ!!」

海の守護神モスラの幼虫は成虫同様に小柄で全長50メートルだが体重は大きさの割りに軽くは無く1万トンある。

“空の守護神 モスラ(幼虫)”

モスラ(総進撃)「キュエアアッ!!」

赤い眼が特徴の空の守護神モスラの幼虫は体長80メートル、体重1万6千トン。

“緑の守護神 モスラ・レオ(幼虫)

モスラ・レオ(幼虫)「キィアアア!!」

緑の守護神のモスラ・レオの幼虫の大きさは全長75メートル、体重9千トン。幼虫でありながら口からの酸性の虹色の糸、エクセル・ストリングスだけで無く、胸部からの光線攻撃、プチ・レールガンを撃ちだす事も出来るので攻撃力が高い。

モスラ・レオ(幼虫)「キィアアッ!!」

モスラ・レオ幼虫の幼虫がプチ・レールガンを凶悪サイボーグ怪獣ガイガンに発射してゴジラ達を援護する。
それを開始の合図に、他のモスラの幼虫達は次々に口から糸を撃ち出し、敵怪獣の動きを封じに掛かる。
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/11(日) 02:26:08.25 ID:qX8elnCY0
FWモスラ成虫の幼虫は総進撃の幼虫としました。
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/03/11(日) 03:00:20.44 ID:96GvcxISO
最近ずっとミレニアムのサントラ聴いてたせいでこのSS読んでる時ずっと「Gの決意」が頭の中でリピートしてる…
この曲がミレニアムシリーズの中で個人的に一番好き
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/11(日) 03:09:21.60 ID:YdDbp47Po
>>771
因みにそのGの決意ってタイトルのはゴジラVSデストロイアの音源
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/03/11(日) 03:25:17.07 ID:96GvcxISO
>>772
それは他の曲じゃないか?
Gの決意はミレニアムのメインテーマのアレンジだぞ
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/11(日) 03:57:30.84 ID:YdDbp47Po
>>773
君はよく聴いてないからそう言えるんだろうけど、
紛れも無くVSデストロイアの音源
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/03/11(日) 04:13:48.01 ID:96GvcxISO
>>774
マジかよ
オルガが大口開けてゴジラを吸収しようとしてるとこにゴジラが自分から突っ込んでくシーンで流れた曲だぞ
マジでデストイア音源なのか?
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/11(日) 04:14:03.04 ID:qX8elnCY0
織莉子・スーパーメカゴジラ「・・・」

織莉子は何とかゴジラ達の協力で市街へ侵入しようとしていた怪獣達の大半を撃破、或いは港の方へ後退させたが、それでも何体かは防衛線を抜けられてしまった。
そして今は港へ戻るべく、ホバーブーストで移動するスーパーメカゴジラと並走して駆ける。
尚、共闘してくれたゴジラ達はそのまま敵怪獣を追撃するべく、市街へ進撃して行った。

織莉子「戦況はどうなっているのでしょうか・・・?」

そして到着。ゴジラ達とモスラの幼虫達、マグマが合流し、戦況は一変とはいかないが、徐々に味方側の有利に傾きつつある。

ジラ「ガァアアアアアアーッ!!」

ガニメ「キュエエエエエエエッ!!」

カメーバ(初代)「ギィエエエエエーーン!!」

ガイラ「キシャーウオオオオウ!!」

ベビージラ「ゴァアアアアア!!」

着いた途端にジラやガニメ、巨大海亀カメーバ、ガイラに多数のベビージラ達が織莉子とスーパーメカゴジラへ襲って来る。

織莉子「この程度・・・!!」

スーパーメカゴジラ「ウオオオオオオン!!」

ズドドドドドドドドドドド!!

スーパーメカゴジラの周囲で爆発が相次いだ。敵怪獣達が身体を吹き飛ばされ、もがき苦しみ、或いは絶命する。

織莉子「!?」

巡洋艦隊からの艦砲の一斉射撃だった。

崎田大佐「(魔法少女達、聞こえているか?残りの敵は、我ら防衛軍と怪獣達で引き受ける!君達は一刻も早く、ゴジラ達と市街へ向かい、市民を守るんだ!!)」

チャントを通じて、旗艦あいづから通信が届いた。見ればゴジラ族の大半は港や海で戦っているが、数十体程は市街へ向い始めている。

織莉子「(しかし・・・!)」

立花准将「(これは君達魔法少女だけの戦いでは無い。我ら防衛軍にとっても、世界を、地球を守る負けられない戦い・・・怪獣達も同じだろう。
これは、地球を守る者と侵そうとする者との未来を駆けた戦争だ。その総てを君達だけで背負う事など出来無いし、背負わせるつもりも無い。
君達は、力無き人々を守るという君達の任務を遂行するんだ)」

杏子「(立花のおっさん・・・)」

織莉子「(立花准将・・・)」

キリカ「(・・・行こう、織莉子)」

海香「(立花准将の仰るとおりだわ。そして、きっと、ギドラ族の王も見滝原の中心の市街に来るでしょう)」

サキ「(私達がギドラ族の王を倒す事が、唯一の勝利への道だ)」

ゆま「(やっぱり、見滝原に来るのかな・・・?)」

かずみ「(多分・・・何故か、そんな気がする)」

すみれ「(それに相当な数のキングギドラやガイガン、ヘドラに市街への侵入を許してしまいましたしね・・・)」

カオル「(幾らあいりがいるとはいえ、さやか達が危ないよ!!)」

あやせ「(私もそっちが気になるわ。ぶっちゃけ、あなた達が無事なら他はどうでも良いし)」

ルカ「(そういう事は思ってもわざわざ伝えなくて良いでしょう)」

立花准将「(ははは、正直でよろしい)」

あやせ「(ほら、立花のおっちゃんもこう言ってるし)

ルカ「(・・・)」
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/11(日) 04:17:32.08 ID:qX8elnCY0
織莉子「(イカ娘さんはどうしますか?)」

イカ娘「(私でゲソか?)」

イカ娘にはインカム型のヘッドセットを渡してあった。それで通信を通じてチャントに入れる。

すみれ「(イカちゃんは海を守りたいんだよね?此処に残って戦う?)」

宮下中佐「(君も行くと良い。此処は我々に任せろ)」

イカ娘「(そこまで言うなら行ってやらん無いでゲソ。だが、勘違いするなでゲソ、人間共。私はお主らと馴れ合う気は無いでゲソ。
奴らを倒したら、次はお主らの番でゲソ!!)」

宮下中佐「(?)」

キリカ「(あ、気にしないでねー)」

桐子「(あなた達を追撃する敵は私達が引き付けるわ)」

G−グラスパーのグリフォンからの通信。

サキ「(大丈夫なのですか?)」

桐子「(ええ、策があるの。任せて)」

立花准将「(行ってくれ!この星を守る戦姫達!!)」

織莉子「(・・・了解しました。マギア、これより市街で合流し、ギドラ族を倒します!!)」

宮下中佐「(御武運を!!)」

織莉子「(そちらこそ!)」

織莉子は市街の方へ向き直る。

織莉子「では、皆さん!市街へ向います!!」

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオン!!」

織莉子がスーパーメカゴジラの肩に跳び乗り、スーパーメカゴジラは空中へ飛び上がって飛行形態に変形する。

杏子「行くぞ、デストロイア!」

デストロイア「グゥオオオオオオオオウ!!」

既に分離体から完全体に結合しているデストロイアの背に杏子は跳び乗ってデストロイアがその巨大な翼で飛び上がる。

ゆま「ビオランテ、行くよ!」

ビオランテ「ビャーオオオオオオウ!!」

触手の先端に乗るゆまと共に地中へ潜行するビオランテ。

キリカ「デスギドラ!行くおー!!」

デスギドラ「グアアアアーーアアアーーアアアアア!!」

キリカを乗せたデスギドラが海上から飛んで来る。

かずみ「これからだよ、バルグザーダン!まだまだやれるよね!!」

バルグザーダン「ウォオオオオーーウウウ!!」

バルグザーダンは力強く地面を蹴って飛び上がり、かずみがその肩の上に乗る。

海香「シーガン!戦いはこれからよ!!」

シーガン「チチチチチチチチチ!!」

海香を首の横に乗せたシーガンが海から飛び上がる。
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/11(日) 04:20:23.34 ID:qX8elnCY0
カオル「急ごうラジン!ニコや里美も待ってる!」

ラジン「フォロロロロロロロ!!」

浮遊して市街の方向へ向うラジンの肩にカオルが跳び乗る。

サキ「決戦の場は、見滝原中心街!行くぞ、ヴァグノザウルス!!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

海面に出ていて、サキを背に乗せるヴァグノザウルスは一旦、海中へ潜り、海底の地面をポイズン・フォグで腐食させて潜っていく。

あやせ「ファイヤーラドン、さっさと終わらせて帰って寝るわよ!!」

ファイヤーラドン「キィエエエエエエーーン!!」

あやせを乗せたファイヤーラドンも向う。

ルカ「そう簡単に終われば良いのですけどね。行きましょうか、ダガーラ」

ダガーラ「ズシュエエエエエエーー!!」

ファイヤーラドンに並んで飛ぶルカを乗せるダガーラ。

すみれ「頑張ろう、ヤマタノオロチ!!」

ヤマタノオロチ「ギャエエエエーーン!!」

ヤマタノオロチはバリヤーを張ったすみれを背に乗せて口から放射する高熱火炎で地面を溶岩のように変えて地面に潜っていく。

イカ娘「お主達、此処は任せるでゲソ!」

ゲゾラA「ホキュアアアッ!!」

ゲゾラB「ホキュアアアー!!」

味方のゲゾラ達がイカ娘に答える。

イカ娘「さぁ、悪の侵略者共を倒しに行くでゲソ!ゲゾラ!!」

ゲゾラ「ホキュアアアアアアア!!」

イカ娘を乗せたゲゾラは海中に急速潜行し、全速力で高速で泳ぐ。そして水を吸い込んで一気に噴出。

ザバッ!!

海面を飛び出す。

ドシューン!!

そして市街向けてロケットのように飛んで行った。

ゴジラ(初代)・ゴジラ(逆襲)・ゴジラ(1984)・キングギドラ・ガイガン(初代)・カメーバ(初代)ジラ・モスラ(平成幼虫)・モスラ・レオ(幼虫)・マグマ「!?」

周囲の怪獣達が飛んで行った巨大なイカを見て何事かと驚いている。

ゲゾラA「ホキュアアアァー!!」

ゲゾラB「ホキュァアアアッ!!」

飛んで行ったゲゾラを触腕を振って見送る他のゲゾラ達。
779 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/11(日) 04:25:00.20 ID:qX8elnCY0
これにて長かった海戦パート終了。敵も味方も空戦、陸戦よりもいっぱいで書くのが大変だった・・・。
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
明日も多分時間掛かるから夕方頃になると思います。
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/11(日) 04:26:09.94 ID:YdDbp47Po
>>775
そうだった、いま思い出したよ。服部氏の曲だった。
VSデストロイアの音源は新宿に居るUFO目差して進撃するところだった
かなり前のやつだからどうも記憶が曖昧だった、ゴメン。
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/11(日) 04:35:39.71 ID:YdDbp47Po
>>779
お疲れ様でした。
782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/03/11(日) 04:37:35.81 ID:96GvcxISO
>>1乙!

>>780
こっちこそまくし立てちゃってごめんよ
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/11(日) 07:13:49.11 ID:YdDbp47Po
イラスト投稿サイト巡りをしていたら見つけたので張ってみた。
海外のゴジラファンのイラストレーターの方の作品で、
あちらの方らしいアレンジが効いててなかなかいいデザインだった。
特に地球防衛軍側のメカニックデザインがなかなかの物。

Pixiv
http://www.pixiv.net/member_illust.php?id=4128114&tag=%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9

DeviantArt
http://ldn-rdnt.deviantart.com/gallery/#/d4nyiv5
http://ldn-rdnt.deviantart.com/gallery/33929641#/d4hjx01
http://ldn-rdnt.deviantart.com/gallery/33929641#/d4ib85f
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)2012/03/11(日) 08:30:37.68 ID:gFsH6woy0
何というか、ゴジラが後ろを向いて火炎放射線を吐きながら飛んでいく姿を見ちゃった気分なんだろうな。

ここにいるゴジラ族が一斉に空を飛んだら面白そうですな。
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/11(日) 15:33:53.02 ID:SzYxP/RDO
乙です。

キリカとデスギドラはノリが良いなぁ。好きなキャラ同士のコンビだから読んでいて楽しいし、デスギドラは凶暴さが抜けたグリムロックみたいで萌える。まぁ、姿はフレイムコンボイの方に似てるんだけど。

気持ち悪いと思ってたゲゾラも可愛く思えてくるから不思議。これもイカちゃん効果か……
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/11(日) 17:46:12.21 ID:qX8elnCY0
ロリこんにちは。大体の展開しか考えて無いから時間掛かるなぁ・・・。

>>783

カッコ良いけど、アレンジと言うより造り直し?殆ど別物になってる・・・。
もうこの人にゴジラ怪獣のデザイナーになってもらえば良いんじゃ無いかな。これまでに無い怪獣を沢山創ってくれそう。

>>784

実は総進撃ゴジラにそうやって飛んで来てもらおうかと思ったけど止めました。
面白いけど、カッコ良くは無いから飛ばないよ!

>>785

自分もキリカもデスギドラも大好きだよ。だからキリカのパートナー怪獣にしたんだけどね。
デスギドラは普段はキリカと同じで明るくてノリが良いけど、戦闘になると凶暴というより残忍な性格に豹変する。
フレイムコンボイ・・・凶悪なデスギドラっぽいコンボイなんているの?と思ってググって見たら・・・成る程、似てる。
悪役にしか見えないと思ったらやっぱり悪役だった。フレイムメガトロンとかじゃ駄目だったのだろうか。

ゲゾラは元から可愛・・・くないな。

再開します。
787 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/11(日) 17:49:07.14 ID:qX8elnCY0
見滝原市街、郊外

BSデジタルQのリポーター、立花由里と小説家見習いの武田光秋の2人は戦闘に巻き込まれるか、巻き込まれないかと言ったギリギリまで近付いて、侵攻して来る怪獣郡と防衛軍、そして魔法少女の戦いを撮っていた。

シェルター内、BSデジタルQ、仮設スタジオ

淳「放送界のゴミ溜め!BSデジタルQに咲く、清らかな一輪の百合!エース立花由里が戦場近くより画像を送っております!!」

仮設スタジオではBSデジタルQのアシスタントディレクターの1人、丸尾淳が解説する。

春樹「ゴミ溜めは言い過ぎだろう」

スタジオの端で口を尖らせる春樹。

淳「頑張れ立花ー!!」

由里「今、世界は最大の危機を迎えています。理由無く、理不尽に皆さんの命を奪おうとしています。そのキングギドラ達に、戦いを挑んでいる人達がいます。
キングギドラ達に立ち向う怪獣もいます。皆必死になって、宇宙からの侵略者を止めようとしています」

見滝原市街、郊外

激戦が繰り広げられる市街とその周辺をバックに、武田にデジタルカメラで撮ってもらいながら由里は実況している。

由里「そして皆さんもお気づきだと思います。キングギドラ達と戦っている少女達がいるのを。
まるでアニメの魔法少女のような服装で、弓や剣、銃、そして魔法にしか見えない攻撃でキングギドラやガイガンと信じられない事に互角以上に渡り合っています。あ!今1体倒しました!
しかも見る限りゴジラやメカゴジラ、敵のものとは違うタイプのガイガンと協力して戦っているようです。
これがトリックとは思えませんし、防衛軍の演出とは状況から考えて有り得ないでしょう。
魔法少女の衣装で、謎の攻撃を駆使し、怪獣と共に戦う彼女達は一体何者なのでしょうか?
尚、少女達や味方の怪獣達を含む防衛軍は見る限り苦戦しているようです。引き続きお送りします」
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/11(日) 19:25:24.46 ID:qX8elnCY0
ちょっと飯とかで外します
789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/11(日) 23:51:15.61 ID:qX8elnCY0
見滝原、市街外周

地上でも敵の動きが変り始める。敵の怪獣達、キングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、溶岩怪獣バラゴン、狂龍アンギラス、暴龍アンギラス、蟷螂怪獣カマキラスが防衛軍との交戦よりも、市街の中心の地下シェルターを目指すのを優先し始める。
そして敵の巨大怪獣の足元に無数にいる小さな影。

ショッキラス「ギィィーーーアアアア!!」

ショッキラス達だった。彼らは戦闘の起こっていない、港から何キロも離れた海から、大挙してそこに繋がる河川を溯って来た。
そして見滝原市内の河川に侵入、そこから上陸して来た。しかし日本に少ししかいないショッキラスが何故、わざわざ遠い海からも見滝原に来たのかは不明だった。
そしてショッキラスの他に、それより大きい獣の姿。

“巨害獣 大ネズミ”

大ネズミ「ギィー!ギィー!!」

身長2メートル、体重350キロとヒグマ並みの大きさを持つ巨大なネズミ、大ネズミだった。
普段は洞窟深くに生息している小型怪獣だが、見滝原周辺から此処に集結して来ていた。
彼らも市街を目指し、大群で突撃してくる。
防衛軍の大半は撃破に時間の掛かる巨大怪獣は魔法少女と猛龍アンギラス、地底怪獣バラゴン、地底聖獣バラゴン、ゴロザウルス、巨大蟷螂カマキラスに任せ、数の多いショッキラスと大ネズミの撃破を優先する。
無数で弱い小型怪獣を倒すのには魔法少女達より、防衛軍が対応したほうが効率的だからだ。
フルメタルミサイルランチャー戦車隊とD−03削岩弾戦車隊、スーパーX3隊を除く陸戦部隊で攻撃する。
黒木特佐の臨機応変な指示により、的確なタイミングで補給しているので絶え間なく攻撃できているが、敵の数が尋常では無かった。

メーサータンク隊隊長「照準は要らんぞ!とにかく撃ちまくれ!奴らを此処で食い止めるんだ!!」

ツインメーサータンクに搭乗するメーサータンク隊の1つの隊長が叫ぶ。

メーサータンク隊隊員A「この野郎ぉおおおお!!」

ショッキラス「ギィィーーーアアアア!?」

大ネズミ「ギィー・・・!!」

メーサービームで多数のショッキラスと大ネズミが薙ぎ払われる。

冷凍レーザータンク隊隊員A「クソがっ!かかって来いやっ!!」

冷凍レーザーによりどんどん凍って砕けていくショッキラスと大ネズミ。

冷凍レーザータンク隊隊員B「おらおらおら!」

メーサータンク隊隊員C「ぎゃはははははははっ!!見ろよっ!あいつらバカだぜ!!次々に突っ込んで来やがる!!」

メーサー攻撃機隊隊員A「テメェら本当は弱ぇんだよ!勘違いしてんじゃねぇぞ、下等生物共がっ!!」

大ネズミ「ギィイー!!」

低空を飛ぶメーサー攻撃機の2門のメーサービームが大ネズミ10体ほどを消し飛ばす。そして地面が揺れ出し、地下から怪獣が現れた。

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアーース!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエン!!」

ヒューコブラ隊隊員A「戦車部隊気を付けろ!!アンギラスにバラゴンのお出ましだっ!!」

狂龍アンギラス、溶岩怪獣アンギラスが目の前に現れて攻撃を仕掛けて来た。市街の中心へ行くのを優先しているだけであって、全く防衛軍へ攻撃して来ない訳ではない。
攻撃が届く範囲にいれば容赦なく襲って来る。
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/11(日) 23:52:03.10 ID:qX8elnCY0
書き忘れた・・・再開します



ゴロザウルス(総進撃)「ガァエエエエエエーーンッ!!」

アンギラス(2代目)「ギャアアアアアーーン!!」

その狂龍アンギラス、溶岩怪獣アンギラスに突進し、戦い始める猛龍アンギラスやゴロザウルス。

冷凍レーザータンク隊隊員C「!!俺達を・・・守ってくれてるのか!?」

ヒューコブラ隊隊B「彼らを援護しますか?」

ヒューコブラ隊隊長「奴らはゴロザウルスや味方のアンギラスに任せろ!それよりショッキラスを取りこぼしてるぞ!!」

ヒューコブラ隊隊員C「了解!行かせるかよっ!!」

ショッキラス「ギィィイイイイアアッ!?」

戦闘ヘリヒューイコブラのミサイルがショッキラスの集団を消し飛ばす。

メーサー攻撃機隊隊長「食らいやがれバケモノめっ!!」

メーサー攻撃機隊隊員B「エネルギーは腐るほどあるんだっ!残念だったな!!」

メーサー攻撃機隊隊員C「くそっ!数が多すぎる!!」

冷凍レーザータンク隊隊長「小さいのはともかく、でかいのは殆ど素通しになっちまってるぞ!!」

メーサータンク隊隊長「巨大怪獣は魔法少女と味方の怪獣達や機龍隊、MOGERA隊に任せるしかない!とにかく撃ちまくれ!!
こいつらをシェルターに入れる訳にはいかねぇぞ!!出来るだけ減らして彼らの負担を軽くしろ!!」

メーサー攻撃機隊隊長「了解!」

ヒューコブラ隊隊長「了解っ!!」

冷凍レーザータンク隊隊長「くっ・・・!魔法少女達!そっちに怪獣共が抜けちまってる!!済まねぇが頼む!!」

あいり「了解!!」

まどか「解りました!!」

市街内部で戦う魔法少女達からチャントを通じた通信が返って来る。
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/11(日) 23:56:07.55 ID:qX8elnCY0
緯度0大作戦見たこと無いから大ネズミの鳴き声聞いた事無いんで、適当に鳴き声書いた。こんなんで大体合ってる?
どんな声か知ってる方がいたら教えて下さい。
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/03/12(月) 00:00:20.09 ID:Js9EP8FAO
ここでマタンゴ出てきたら厄介だよね胞子すら危険度高そうだし(滝汗)
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/12(月) 00:11:48.48 ID:mrkPXd5Po
クマソガミなんかも忘れてない?
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/12(月) 00:24:52.81 ID:Ccaum4nDO
ショッキラスの群れとか嫌過ぎる……ショッキラスも含めて1番トラウマになった作品は84ゴジラだわ……
小さい時にあのゴジラが何回も夢に出てきて本当に怖かった……
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/12(月) 00:31:46.78 ID:mrkPXd5Po
>>791
アニメ版ジラの大ネズミぐらいで良いんじゃないかな?
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/12(月) 01:55:02.44 ID:lcxPwk9n0
>>792

いあ、流石にマタンゴは出ないよ。もう収集付かなくなるし。というか旅行編で食材として出そうかと思ってた事を今、思い出した。てか、自分、マタンゴ見たこと無いよ。

>>793

クマソガミねぇ・・・。どんな設定で出せば良いやら・・・。ポジションも大ネズミと同じような大挙してヤラレる役しか思い付かないよ。

>>794

ショッキラスの大群とかマジで気持ち悪いよね。

>>795

アニメ版ジラを見た事無い・・・。
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/12(月) 02:02:53.85 ID:lcxPwk9n0
見滝原、市街内部

まどかと最強の怪獣王ゴジラ、さやかとサイボーグ宇宙怪獣ガイガン、ニコとメカゴジラU、里美とバルガロン、
あいりとスペースゴジラ、クレアと機龍ブラック、ミキュベイとオルガはスペースゴジラの作り出した結晶フィールドを中心とする辺りで戦っている。
尚、機龍隊、MOGERA隊、スーパーX3は他の怪獣達と共に市街の外周部で敵怪獣達と戦っている。
その外周部辺りに、更に別の怪獣が加わっていた。

“大怪力怪獣 キングコング”

キングコング「グゴォオオオオオオンッ!!」

身長80メートル、体重4万千トンのゴリラの怪獣、メカニコングの見た目の元になったキングコングが戦っている。
普通のゴリラに比べて腕が短く脚が長いので2本足で軽快に動く事が出来る。
ゴリラが進化して巨大な怪獣になったものでアフリカや南太平洋のファロ島にしか生息していない。
だが、南極のマグマや、同じく南洋に多数生息しているショッキラスと同じように此処見滝原に多くは無いもののやって来ていた。
彼らはギドラ族に敵対的で、キングギドラや凶悪サイボーグ怪獣ガイガン達と戦っている。
そしてキングギドラの1体と緑色の長身の怪獣が手を掴み合って組み合っていた。

“凶悪ガマ怪獣 ガバラ”

ガバラ「グーワワワワワワワオオオ!!」

非常に独特な咆哮を上げるこの怪獣はガマガエルが核爆発の放射能の影響で怪獣化したもので、身長は106メートル、体重は4万6千トン。
カエルの怪獣であるガバラは尾が無く、背側の全体がいぼで覆われており、頭部は鬣や角があり、獅子舞に近い形をしている。
弱いもの苛めが大好きと言う非常に歪んだ性質を持つ彼らは人類を殺戮しようと、ギドラ側に付いていた。
彼らは日本にも生息しているので来ても不思議では無いが、それでも見滝原の辺りでは先ず見られない怪獣で、別の地方からやって来たようだった。

ガバラ「グーワワワワワワワオオオン!!」

ガバラが角から手を伝って超高圧電流をキングコングに流す。

キングコング「グゴォオオオオオオッ!!」

しかし、キングコングはそれに耐え切り、ガバラの手を振り払い、右腕を掴んで地面に投げて叩き付けた。

ガバラ「グーワワワワワワワオオオ・・・!」

起き上がるガバラ。再び両者は激突する。
798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/12(月) 02:44:45.98 ID:mrkPXd5Po
そこでガバラの顎を引き裂くんでしょ?
799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/12(月) 02:54:23.09 ID:lcxPwk9n0
え・・・いや、うーん・・・。
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/12(月) 02:57:16.54 ID:lcxPwk9n0
アンギラス(FW)「ギャアアアアアアアーーウ!!」

さやか「うわぁああああああああっ!!」

さやかが突進する暴龍アンギラスの前足で思いっきり殴り飛ばされ、建物の壁を突き破ってその主柱に激突、主柱が折れてガラガラと崩れる建物の崩壊に呑み込まれた。

あいり「さやか!!」

まどか「さやかちゃん!?」

あいり「くそっ!くたばれ!!」

あいりの両手の拳銃、リベンジャーが連続で火を吹き、魔力で精製された銃弾が連続で爆発し、暴龍アンギラスの頭部を吹き飛ばす。

アンギラス(FW)「ギャアアアアアアアス!?」

地響きを起こして倒れ、頭部を失った狂龍アンギラスはグリーフシードに変る。

キングギドラ「フィロロロロロロロ!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエーン!!」

しかし直ぐにキングギドラや溶岩怪獣バラゴンが迫る。

あいり「此処は私とスペースゴジラがカバーする!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオオウ!!」

スペーズゴジラがコロナビームでキングギドラを攻撃。

キングギドラ「フィロロロロロロロ!?」

あいり「まどかは早くさやかを!!」

あいりがコロナビームで怯むキングギドラに連続で二挺拳銃リベンジャーのトリガーを引きながら叫んだ。

まどか「はいっ!ゴジラ、警戒をお願い!!」

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアーーッ!!」

早く行け、と最強の怪獣王ゴジラが吼える。

まどか「えいっ!」

まどかが駆けながら魔力で矢を精製、さやかが埋もれた建物の瓦礫向けて撃つ。まどかが放った矢は爆発を起こし、さやかの上に乗っていた瓦礫の大半を吹き飛ばす。

さやか「ぐ・・・う・・・!!」

瓦礫の下から血塗れになったさやかが見える。

まどか「待っててさやかちゃん!今助けてあげるから!!」

まどかがもう1発、威力を調整した矢を放ち、さやかに乗っていた瓦礫を粉砕した。

まどか「さやかちゃん、しっかりして!!」

まどかが仰向けに倒れたさやかを助け起こす。

さやか「ごほぁっ!!」

バシャアッ!!

まどかに助け起こされたさやかは大量の血を吐き出した。

さやか「ごぼっ!!ぐはっ!!」

さやかは咳き込む度に大量に吐血し、地面に赤い溜まりを作った。

まどか「さやかちゃん!?やだ!死んじゃやだぁああああああ!!」

まどかはさやかに抱き付いて泣き叫ぶ。

さやか「はぁ・・・はぁ・・・あー、大丈夫、大丈夫・・・肺とかが潰れて喉に血が溜まって呼吸が出来なかっただけ」

まどか「肺が潰れてって・・・」

さやか「もう治ったから、そんな心配しなくてもへーき!」
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/12(月) 02:58:23.83 ID:lcxPwk9n0
まどか「あっ!さやかちゃん腕が・・・!!」

まどかが見るとさやかの左腕の肘から下が大きな瓦礫に潰されていた。骨は折れているというより砕けていて、肉は挽き下ろされている。

さやか「?あー・・・左腕の感覚が無いと思ったら潰れてたのか・・・っと、これじゃ動けないわ」

さやかは右手に彼女の魔法武器である剣を現出させた。それを振り上げる。

まどか「さやかちゃん!?まさか・・・!!」

さやかはその剣を迷い無く自分の左腕の肘の上に振り下ろした。

ズパッ

怪獣の外皮すら切り裂く非常に鋭い切れ味を誇る剣は全くの抵抗無くさやかの腕を胴から切り離した。

さやか「あああああっ!!ぐぅうううううっ!!」

左の上腕部を右腕で押さえ、痛みに呻くさやか。傷口から血が流れ出るが、すぐに止血され、傷口から青い量子の光が溢れ出るとさやかの腕を形作り、腕のロンググローブと共に元に戻った。

さやか「はぁ・・・はぁ・・・痛かった・・・よっし、これでオーケー!行こうか、まどか!これなら負ける気がしないわ!!」

さやかはグリーフシードで生命力を回復させながら瓦礫の中から立ち上がる。

ミQB「さやか!大丈夫かい!?」

ミキュベイが両手に4本ずつの銃剣を持って敵に向って投げながら跳んで来た。

さやか「大丈夫だって!この通りピンピンしてるよ!」

ミQB「良かった・・・今の、ひょっとしたら死んだんじゃ無いかと思ったよ」

まどか「さやかちゃん・・・あんな戦い方、ないよ」

さやか「・・・ああでもしなきゃ勝てないんだよ。あたし、突っ込むしか能がないバカだからさ」

まどか「さやかちゃんのバカッ!!」

バァン!!

さやか「ぐはぁ!?」

まどかがさやかを思いっきり張り飛ばす。さやかは再び地面に尻餅を付いた。

まどか「何の為にマミさんがさやかちゃんと同じ場所に私やニコちゃんやクレアさんに行くように言ったか解ってるの!?」

さやか「え・・・?」

ミQB「後衛型のまどか、ニコ、クレア、どちらもこなせるボクや里美、あいりが来たのは前衛の中で一番無茶をする君をフォローする為だよ。
でも、全員で君を見ていられる訳じゃないし、ずっとあんな無茶をされたらフォローし切れない」

さやか「そ、そんなの、別にしてもらわなくたって・・・」

まどか「・・・っ!!」

ミキュベイ「君は強いし、相当な無茶でもしない限り、生き延びれるとは言ったけどあんな戦い方をしていたら・・・君は此処で死ぬよ。
怪獣に殴られてもすぐ立てるのは君が特別頑丈に身体を強化出来る上に傷付いた端から自己治癒出来るからだよ。
カオルやエリーゼならともかく、他の魔法少女が怪獣に殴られたりしたらほぼ即死だ。
勿論、君だって一撃で死ぬ可能性もある。一体、怪獣に直接攻撃を受けたのは何度目だい?」

さやか「・・・で、でも死んだら自己責任だし・・・」

まどか「さやかちゃんってほんとバカ!!」

ボグォ!!

さやか「んぎゃあ!?」

今度はまどかに拳で頬を殴られ、吹っ飛んで建物の残骸の中を転がるさやか。

ミQB「(グーパン・・・)」

まどか「今の言葉、本気で言ったのなら、私、さやかちゃんを許さない。さやかちゃんが死んだらどれだけ多くの人が悲しむか解ってるの!?
親友の私はどうなるの!?さやかちゃんを必死で守ろうとして来たほむらちゃんはどうなるの!?さやかちゃんが大好きな杏子ちゃんはどうなるの!?仲の良いキリカちゃんやカオルちゃんはどうなるの!?
死んだら自己責任だなんて皆の気持ちを踏みにじってるのと同じだよ!そんな事して良いとか思ってるの!?答えてよ!!」

まどかは涙を流してさやかに怒鳴るように訴える。
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/12(月) 02:58:54.15 ID:lcxPwk9n0
さやか「!!」

起き上がったさやかの肩がビクッと震える。

ミQB「君の命はもう君だけのものじゃ無いんだよ」

さやか「うん・・・そうだね・・・ごめん・・・あたし、こんな状況だからあたしが犠牲になる事で勝てたらそれでも良いとか思い始めてた・・・ごめん・・・本当にごめん・・・」

さやかもポロポロと涙を零す。

まどか「私こそごめんね、怒鳴っちゃったりして」

まどかは笑顔を浮かべる。

さやか「あたし、もうあんな無茶はしないよ。ほむらに怒られ・・・いや、泣かれちゃうか」

ミQB「大丈夫なら早く戦線に復帰しよう。敵は待ってくれないよ」

まどか「うん!行こう、さやかちゃん!!」

さやか「よしっ!新生さやかちゃん、頑張っちゃいますからねー!!」

決意を新たにするさやかだが、戦況は悪い。

ガイガン(FW)「ギシィアアアアアァーイィッ!!」

オルガ「ギギュウウウウウーーウウウ!!」

前に出て戦っていたサイボーグ宇宙怪獣ガイガンとオルガが敵の勢いを止められずに後退して来る。

里美「はぁ・・・はぁ・・・一体、どれだけ倒せば良いの〜?」

バルガロン「フィイーファアアアアアアア・・・!!」

里美とバルガロンも近くへ退いて来る。

クレア「此処を突破される訳にはいかないというのに・・・!!」

機龍ブラック「ギォオオオオオーン・・・!!」

クレアを肩に乗せる機龍ブラックがバックステップで下がって体勢を立て直す。

ニコ「皆ー!固まったらマズイぞ!!」

メカゴジラU「キシィイイイイイ!!」

珍しく焦った様子のニコが飛行形態に変形したメカゴジラUの上から叫ぶ。

まどか・さやか・里美・クレア・あいり・ミQB・ゴジラ(FW)・ガイガン(FW)・バルガロン・スペースゴジラ・オルガ「!?」

周囲を見れば敵の怪獣に包囲されている。しかもメカゴジラUより上の空には空の大怪獣ラドンや、翼竜怪獣ラドンの姿。上も押さえられている。
早くこの包囲網を破らなければ、包囲網に入っていない敵怪獣が地下シェルターへ辿り着いてしまう。

あいり「ちっ・・・!!私達が端から片付けてやる!!来い、スペースゴジラ!!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオ!!」

里美「待ってあいりちゃん!!幾らあなたでもあんな数を相手に無謀だよ!!」

あいり「私を舐めるな!直ぐに包囲を破ってやる!!」

あいりは駆けながら返す。

まどか「(こんな時・・・!!)」

何時も彼女が助けてくれた。澄まし顔で長い黒髪をかき上げるのが癖で、美人でとても優しくて強い、まどかを大好きだと言ってくれる、ド変た・・・淑女。
思わず心で彼女の名を呼ぶ。

まどか「(ほむらちゃん・・・助けて・・・!!)」

ほむら「(呼んだかしら?)」

まどか「!?」
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/12(月) 03:00:23.85 ID:lcxPwk9n0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方、に感謝です!
では明日!
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/12(月) 03:14:22.92 ID:mrkPXd5Po
お疲れ様でした。

ド変た・・・に吹いたww
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/03/12(月) 14:02:16.07 ID:My4D9zuHo


ほんとにもう、あのド変t淑女のまどかセンサーは万能すぎてもうね・・・。
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/12(月) 23:14:14.26 ID:lcxPwk9n0
ロリこんばんは。かずみマギカ3巻買いました。かずみの設定説明だけかと思ったら、里美ちゃんが大活躍してくれました。里美ちゃんの今後に期待。

>>804

変態じゃ無くて淑女だよ!

>>805

ほむほむのまどかセンサーは何時でも絶好調。

再開します
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/12(月) 23:16:14.22 ID:lcxPwk9n0
見滝原市街、上空

バトラ「グギョオオオオオオーーン!!」

バトラはプリズム光線のエネルギーを角から放射しながらキングギドラに向って急降下。 前方に放射されるプリズム光線のエネルギーを纏って紫色の流星と化し、キングギドラに激突した。
バトラの最大攻撃、プリズム・スパーク・アタック。

キングギドラ「フィロロロロロロロ!?」

激突したバトラはキングギドラの身体を粉々に砕いた。グリーフシードに変わるキングギドラ。
私は対怪獣拳銃、ジャッカルを両手に持って味方である空の守護神モスラの上に乗っている。
高空で戦っていた私達は戦いながら徐々に高度を下げていき、今はもう市街の様子が見える場所まで高度を下げている。

ほむら「姉さん、市街の方はどう?」

マミ「不味いわ!鹿目さん達が囲まれてる!!」

ほむら「な・・・何ですって!?」

メカキングギドラに乗って市街を見下ろす姉さんから驚愕の答え。

私は空の守護神モスラからバトラの上に跳び移った。私も市街の方を見ると、まどかやゴジラ達は市街の内部の方へ一箇所に追い込まれ、包囲されている。
外周部では味方の怪獣と兵器が敵の怪獣が戦っているけど・・・その下に絨毯のように広がる、蠢く影がある場所があった。
あれは・・・私は視力を強化して見てみて・・・見た事を後悔した。あれは・・・ショッキラスとヒグマぐらいあるネズミの大群!!うげー!気持ち悪!!
もう多数と言うよりは無数のそいつらが市街のシェルターの方を目指して押し寄せている。
今は防衛軍のメーサータンクやメーサー攻撃機が防いでくれているけど・・・!!

ほむら「助けに行きましょう!!」

マミ「そうしたい所だけど、このまま降りたら敵の対空攻撃に晒されるし、上からはキングギドラやラドンに追撃されるわ!危険過ぎる!!」

みらい「くそっ!これじゃあ降りられ無いぜ!!」

ジャルム「グァーオオオオオウ!!」

実際、先に市街の地上へ向かったみらいを乗せたジャルムはキングギドラの引力光線や凶悪サイボーグ怪獣ガイガンのレーザー光線で弾幕を張られて降りられ無いでいるわ。

ひより「ど、どうしよう、エリーゼさん!?早くまどかちゃん達を助けに行かないと!」

ギドラ「キュイイイイイイイ・・・!!」

ラドン(初代)「クォエエエエエエン!?」

ひよりを乗せたギドラが稲妻のような引力光線で空の大怪獣ラドンに攻撃している。

エリーゼ「落ち着いてひより!焦ってたら目の前の敵に不覚を取るわよ!!」

メガロ「ジュエエエエエーーッ!!」

カマキラス(FW)「ギイイイイイ!!」

エリーゼが蟷螂怪獣カマキラスの振り下ろされた鎌の付いた前足の肘に当たる関節を右の拳で粉砕し、怯んだその蟷螂怪獣カマキラスの胸部をメガロが左のドリル腕で貫く。
蟷螂怪獣カマキラスはグリーフシードになった。

こまち「あぁ、もう、邪魔するんじゃ無いわよ!!」

こまちが長大化させた薙刀を凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの単眼に突き刺した。

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアアアアア!?」

単眼が割れ、内部から血を流してもだえ苦しむ凶悪サイボーグ怪獣ガイガン。

バラン「ギャエエエエエエエエーーゥ!!」

こまちが跳んで離れると、バランが凶悪サイボーグ怪獣ガイガンに急降下して体当たり。
凶悪サイボーグ怪獣ガイガンは地面目掛けて落下して行った。そして地面にクレーターを穿って激突して動かなくなり、グリーフシードに変る。こまちは宙返りしてバランの首の上に降りる。
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/12(月) 23:17:04.63 ID:lcxPwk9n0
こまち「ねぇ、ほむら!時間を止めてどうにか出来ないの!?」

ほむら「時間を止めると、あなた達はアビリティキャンセラーで動けるけど、バトラ以外の怪獣は動けないわよ!!」

こまち「あぁ、もう!使えないわね!!」

そんな事言われても。

エリーゼ「一旦、怪獣の召喚を解除したら・・・落ちるわね」

ひより「それに、アビリティ・キャンセラーを落ちる途中で無効化して、
ほむらちゃんに動かしてもらって降りたとしても、時間停止中は怪獣を呼び出せないよね・・・」

マミ「解除して降りて・・・敵は呼び出すような時間を与えてくれるかしら?」

みらい「くれないだろうな、ちくしょー!!」

マミ「何とかして敵の対空攻撃が無い場所で降りないと・・・!」

こまち「そんな場所無いじゃない!!」

エリーゼ「無ければ作ってもらうしか無いけど・・・地上のあいりさん達にも防衛軍にもそんな余裕は無いようね」

ほむら「何か・・・広範囲の敵を一掃出来る攻撃があれば・・・!」

まだ・・・まだアレは完成しないの!?こういう時にこそ役立つ、あの切り札!!
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/12(月) 23:29:12.03 ID:mrkPXd5Po
兵器他にも有ると思うけど、ブラストボム忘れられたんかいな。
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/12(月) 23:44:17.88 ID:lcxPwk9n0
忘れてない。設置が大変、それでいて巨大怪獣を殺傷出来そうに無いという、このSSじゃ非常に扱いに困る兵器だけどその内出るよ。
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/12(月) 23:44:46.32 ID:lcxPwk9n0
特別怪獣対策部隊、移動基地、科学班

工藤「よーい、しょっと・・・」

戦闘開始から4時間、遂にディメンション・タイドのOSデータの入力が終わり、完成。後はチェックしてほむらに連絡を入れるだけ。
工藤は自分の机に持ち運べるようにモニターと本体を繫いだデスクトップパソコンを置いた。
それディメンション・タイドのデータサーバーのあるパソコンに繫いで立ち上げる。

科学班「おーい、何だよ、そいつ・・・変なもん繫ぐなよ」

隣のようやく膨大なデータの入力が終わって眠そうな科学班の1人が話しかける。

工藤「こいつの中のOSは世界に1つしかない。つまりぃ!工藤ちゃんオリジナルって奴だぁ〜」

工藤はそのパソコンのキーボードを叩いてソフトを起動させた。画面にワイヤーフレームで構成されたディメンション・タイドのグラフィックが移り、ぽぴぽぴぽぴぽぴと音を立ててディフォルメされたイカ娘が右から歩いて来て笑顔で一礼する。

工藤「こいつを使えばプログラムを10倍早くチェックする事が出来る。それじゃミニイカ娘ちゃん、ディメンション・タイドの最終検診お願いねー♪」

そしてエンターキーを押すと、ディメンション・タイドのプログレムデータチャートが表示され、ミニイカ娘が聴診器や注射器でチェック、次々に“OK”の表示が出る。

吉沢博士「どう?工藤君?」

工藤「良い調子ですよ。よしよしよし・・・よーっし!最終検診完了!!」

ミニイカ娘が“Complete!!”と書いた看板を持ち上げる。

アナウンス「発射準備、完了しました」

工藤「何時でも撃てますよ、先生!!」

吉沢博士「直ぐに暁美さんに連絡を!ディメンション・タイドが完了したと伝えます!!」

科学班「はい!!」
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/13(火) 00:26:41.05 ID:lbjUfRpDO
来ると思ってたけどミニイカちゃんキター(・∀・)
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/13(火) 01:28:19.24 ID:ht8RyENP0
吉沢博士「(暁美さん!ディメンション・タイドが完成しました!何時でも撃てるわ!)」

私に吉沢博士から、通信を通じてチャントが届く。

ほむら「(!!解りました!ありがとうございます!!)」

戦闘開始から4時間・・・予定より2時間早く完成させてくれたのね!

まどか「(ほむらちゃん・・・助けて・・・!!)」

まどかの・・・嫁の声!!まどかへの愛が危機を教えてくれたのね!!
まどかがチャントをオープンで繫いだまま心で言って、その範囲に私が入ったから聞こえたんだとかそんな事はないわ。

ほむら「(呼んだかしら?)」

まどか「!?」

ふふっ、驚いてるみたいね。

まどか「(ほむら・・・ちゃん・・・チャントが届いたって事は、もうそんなに近くに来てるの?)」

ほむら「(ええ、市街近くの空にね。でもこのままじゃ敵の対空攻撃で近づけないから、今からディメンション・タイドで敵の包囲網の一部を破って其処に降りるわ。
発射ポイントは敵が多く集中してるショッピングモールの辺りよ。その辺りから退避して)」

まどか「(ショッピング・・・モール・・・)」

ほむら「(この世界のあなた達と始めて学校の帰りの寄り道をした場所だったわね。今となっては思い出深い場所だけど、仕方無いわ)」

まどか「(うん!解ったよ!じゃあ、皆にそっちに行かないように伝えるね!!)」

そして数分と経たずにチャントが返って来た。

さやか「(良いよ!ほむら、撃って!!)」

ニコ「(任せた)」

里美「(助けて!お願い!!)」

あいり「(敵が距離を詰めて来る!撃つなら早くしてくれ!!)」

クレア「(何時でも良いですよ!)」

まどか「(ほむらちゃん!撃って!!)」

ほむら「(ええ!)」

そして私はソウルジェムからディメンション・タイドの起動コードと目標の座標データを量子通信で送った。

宇宙空間

人口衛星に搭載されたディメンション・タイドが発射形態に移行する。

ドォン!

そして発射されるマイクロブラックホール。

ギュィイイイイイイイイイ!!

来た!!夜空の黒い雲を吸い込んで、高速で落ちて来るマイクロブラックホール!!
その下にはキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、狂龍アンギラス、暴龍アンギラス、溶岩怪獣バラゴン、何か緑色の尻尾が無い怪獣・・・確かガバラだったかしら?
その上飛ぶ空の大怪獣ラドン、翼竜怪獣ラドン、蟷螂怪獣カマキラスが合わせて20体ほど。建物を押し潰して狭い場所にもひしめいているから、範囲の割りに多くの敵を消し飛ばせるわ!
下の敵怪獣達の周囲の建物や瓦礫、車の残骸などがマイクロブラックホール吸い上げられていく。

キングギドラ・アンギラス(初代)・ラドン(平成)「!?」

敵の怪獣達がようやく気付いたみたいだけど、もう遅いわ!!
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/13(火) 01:28:58.35 ID:ht8RyENP0
ほむら「光差す世界に汝ら暗黒住まう場所無し!乾かず、飢えず、無に還れぇーーっ!!ディメンション・インパクトー!!」

ギュオオオオオオオオオオオオオオ!!

マイクロブラックホールが範囲内とその周囲の物も者も全て吸い込んでいく。

キングギドラ「フィロロロロロロ!?」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアァーーイィッ!?」

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアアーース!!」

アンギラス(FW)「ギャアアアアーーウゥ!?」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエンッ!!」

ガバラ「グゥーワワワワワワワオオオオウ!?」

ラドン(初代)「クォエエエエエエエーーン!!」

ラドン(平成)「キィエエエエエエン!?」

カマキラス(FW)「ギィイイイイイー!!」

ほむら「消華!!」

そしてマイクロブラックホールは敵の怪獣達を呑み込んで消滅した。私はバトラの上で両腕を組んでみたり。

里美「な、何て威力・・・!!」

ニコ「これじゃまるで・・・」

さやか「?ニコ、まるで・・・何?」

ニコ「何でも」

あいり「よし、敵の包囲網が崩れた!!」

クレア「今の内に包囲網から出ますよ!!」

まどか「はいっ!!」
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/13(火) 01:34:06.46 ID:ht8RyENP0
修正



ほむら「光差す世界に汝ら暗黒住まう場所無し!乾かず、飢えず、無に還れぇーーっ!!ディメンション・インパクトー!!」

ギュオオオオオオオオオオオオオオ!!

マイクロブラックホールが攻撃範囲内の物も者も全て吸い込んでいく。

キングギドラ「フィロロロロロロ!?」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアァーーイィッ!?」

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアアーース!!」

アンギラス(FW)「ギャアアアアーーウゥ!?」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエンッ!!」

ガバラ「グゥーワワワワワワワオオオオウ!?」

ラドン(初代)「クォエエエエエエエーーン!!」

ラドン(平成)「キィエエエエエエン!?」

カマキラス(FW)「ギィイイイイイー!!」

ほむら「消華!!」

そしてマイクロブラックホールは消滅した。私はバトラの上で両腕を組んでみたり。

里美「な、何て威力・・・!!」

ミキュベイ「いやいや〜、これは凄いね・・・」

ニコ「これじゃまるで・・・」

さやか「?ニコ、まるで・・・何?」

ニコ「いや何でも」

さやか「?」

あいり「よし、敵の包囲網が崩れた!!」

クレア「今の内に包囲網から出ますよ!!」

まどか「はいっ!!」
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/13(火) 01:37:03.43 ID:ht8RyENP0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは明日に!
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/13(火) 01:44:05.40 ID:Rmku1R4uo
お疲れ様でした。

まさに汚物は消毒だな。
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/03/13(火) 03:31:54.26 ID:e0p87eK4o
乙でした!

エグいぜ…もしこれが敵だったらと思うとゾッとする。ダイナ最終回的な感じで
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/03/13(火) 18:26:19.89 ID:5lV6cz+Po
消華じゃなくて昇華じゃね?
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/13(火) 23:02:20.12 ID:ht8RyENP0
ロリこんばんは。今日もテンションが下がって書くのが進まないです。

>>817

消毒というか消滅かな、これは。

>>818

大体こういうのって敵側の兵器に多い気がする。ダイナは見てないな・・・。

>>819

そうなんだけど、ブラックホールで消し去ったから消華と書いた。

再開します
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/13(火) 23:03:01.16 ID:ht8RyENP0
ほむら「姉さん達!今よ!!行くわよ、バトラ!!」

バトラ「グギョオオオオオン!!」

マミ「オッケー、皆!ディメンション・タイドで空いた突破口に降りて鹿目さん達と合流するわよ!!」

私達は相棒の怪獣に乗って敵の対空攻撃が無い場所の方を目指す。これで敵の追撃が無ければ尚良いけど・・・と思ったら、空中のキングギドラや凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、敵のラドンや蟷螂怪獣カマキラスが追って来ない。
疑問に思って振り返ってみると、轟天号やエクレール、火龍、ランブリング、そして生き残った半数くらいのモスラ達が私達の盾になるように敵の前に出て戦っている。その向こうでは原始怪鳥ラドン、原始翼竜ラドン、ドッグファイター、スーパーXが敵と大規模な空中戦を繰り広げていた。

ゴードン大佐「(行け!此処は俺達に任せろ!!)」

マミ「(ゴードン大佐・・・!!)」

小室少佐「(地球の未来を・・・頼む!!)」

エリーゼ「(・・・解りました!お任せ下さい!!)」

モスラ(平成)「キィイ!!」

モスラ(FW)「キュエアア!!」

モスラ・レオ「キィアッ!!」

ほむら「モスラ、あなた達も死なないで!!」

あの翼長500メートルの超巨大モスラは既に力尽きて地上へ落ちて行ったわ。ありがとう、最期の瞬間まで戦ってくれて。

マミ「メカキングギドラ、行って!!」

メカキングギドラ「ギシュウウウウーーウウウ!!」

みらい「よーっし!!急げ、ジャルム!!」

ジャルム「グァーオオオオオウ!!」

こまち「バラン、全速力よ!!」

バラン「ギャエエエエエエエエーーン!!」

ひより「早く行こう、ギドラ!!」

ギドラ「キュイイイイイイ!!」

エリーゼ「メガロ、突撃するわよ!!」

メガロ「ジュエエエエエエーーッ!!」

モスラ(GMK)「キィエアッ!!」

レインボーモスラ「キィアァッ!!」

私達の追撃を防いでくれている以外のモスラ達も私達と共に超音速で急降下。

アーマード・モスラ「ギィアッ!!」

その中には最強のモスラ、戦闘形態に変身しているモスラ族の女王、アーマード・モスラの姿もあるわ。

キングギドラ「フィロロロロロロロ!!」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアーーィッ!!」

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアアーース!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエー!!」

それでも周囲から引力光線、レーザー光線、熱線が薄いながらも対空攻撃として飛んで来る。

バトラ「ガギョオオオオオン!!」

ギドラ「キュロロロロロロロ!!」

アーマード・モスラ「ギィアァ!!」

でもバトラ達は降りる軌道を変え、上手く避けながら地上へ向う。待ってて、まどか、さやか、ニコ、里美、あいり、クレア、ミキュベイ!今助けに行くわよ!!
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/14(水) 00:49:20.69 ID:HtHsVAUk0
見滝原、山間部

港から山間部へ入り市街を目指す杏子とデストロイア、織莉子とスーパーメカゴジラ、キリカとデスギドラ、かずみとバルグザーダン、
海香とシーガン、カオルとラジン、あやせとファイヤーラドン、ルカとダガーラ、そしてイカ娘とゲゾラは低空を進む。
ゆまとビオランテ、サキとヴァグノザウルス、ヤマタノオロチとすみれは地中から市街地へ向っている。

杏子「これなら先に行った奴らより先に市街へ着けそうだな」

先に相当数のキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、公害怪獣ヘドラ、汚染怪獣ヘドラが市街へ向った。
そしてあれだけ大量に居たベビージラの中には彼女達の目を盗んで、地下や水路から侵入出来たものもいる筈だった。

織莉子「ええ(ゆまさん、サキさん、すみれさん、聞こえますか?敵よりも先に市街へ着けると思います)」

織莉子が地下を進む3人にチャントを送った。

ゆま「(良かった!)」

サキ「(ふむ・・・そうか)」

すみれ「(でも、なるべく急いだ方が良いですね)」

サキ「(あぁ、あいりやニコがいるから大丈夫だと思うけれど)」

すみれ「(あいりさんが頼れるのは勿論ですけど、ニコさんも?いえ、勿論頼りにしてますけど、そんな特別なんですか?)」

サキ「(特別というか特殊だな。一言で言うとトリックスター)」

ゆま「(ふーん・・・)」

キリカ「これも織莉子が早く行けるルートを案内してくれているお陰だねっ!」

織莉子「地形の把握は防衛戦の基本よ」

彼女らは市街への直線距離を進むのではなく、迂回して山間部の山々の上を通っている。こちら側なら市街を目指す敵に邪魔される事は無い。
敵は飛行できない汚染怪獣ヘドラがいるので、邪魔なものを破壊しながら陸路を進んでいる。
ならばそのルートを離れて障害物の無い空か地下から迂回して進んだ方が早く着ける。

カオル「それにしてもあの量産型ヘドラを置いていけば早く着けるのに敵はそうしないんだね」

海香「戦力を分散しての各個撃破を防ぐ為でしょうね」

あやせ「無駄に賢いじゃないの」

ルカ「ギドラ族はあなたより利口ですよ」

あやせ「かずみー!ルカがいぢめるんだけど!!」

かずみ「あ、あはは・・・ところでイカ娘・・・」

イカ娘「何でゲソ?」

水を噴射して飛ぶゲゾラの上に乗っているイカ娘が首を傾げる。

かずみ「ゲゾラって飛べるの!?」

イカ娘「見れば解るじゃなイカ。ゲゾラに不可能は無いでゲソ!!」

かずみ「ねぇ海香・・・イカって飛べるものなの?私が記憶失ってるから知らないだけ?」

海香「トビイカっていうイカはいるにはいるけど、水面から飛び上がって滑空するのであって、こんなジェット噴射で飛ぶイカはいないわね」

カオル「まぁ、怪獣だし、常識が通じないって事で良いんじゃなイカ?」

イカ娘「そうでゲソ!」

かずみ「納得できない・・・」

杏子「あたしだって訳解んねーよ・・・イカが空を飛んで堪るか!!」
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/14(水) 00:50:42.51 ID:HtHsVAUk0
あやせ「でも飛んでるものは仕方無いじゃない」

かずみ「そうなんだけど・・・」

ルカ「かずみさんのバルグザーダンやカオルさんのラジンも翼が無いのに飛んでいるでは無いですか」

かずみ「これは飛んでるって言うか、電流を操作して、身体の下に地磁気との反発を作って浮かしてるんだよ。詳しい事は解んないけどね」

カオル「ラジンは体内に浮遊させる器官があってね。特殊な粒子の電気を格子状に整列させて、その特性による反発で、擬似的に反重力を発生させて自分を浮遊させてるんだ」

キリカ「成る程、解らん」

織莉子「デストロイアもデスギドラもその巨体では、普通ならその大きさの翼では到底飛べないんですけどね。スーパーメカゴジラは15万トンを超える重量で飛んでいる訳ですが」

あやせ「怪獣には常識が通じないのよ」

サキ「(ジュゥべえ、市街の戦況はどうなっている?)」

地下をヴァグノザウルスと進むサキがジュゥべえにチャントを繫ぐ。

ジュゥべえ「(大分ヤベェな・・・市街の中に追い込まれて囲まれちまってる)」

すみれ「(!!サキさん!!)」

サキ「(落ち着いて。今焦ってもどうにもならない。今は一刻も早く着く事を考えよう)」

すみれ「(そうですね・・・)」

ジュゥべえ「(なるべく急いでくれよ。じゃあ、何かあったら何時でも連絡くれ)」

サキ「(あぁ)」

ジュゥべえとのチャントが切れる。
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/14(水) 00:52:07.38 ID:HtHsVAUk0
ゆま「(ねぇ、おばさ・・・サキ)」

サキ「(今、おばさんと言おうとしただろ!!あ゛ぁ!?)」

ゆま「(そんな事よりね)」

サキ「(そんな事とはなんだゴルァ!?)」

すみれ「(・・・)」

ゆま「(かずみの事なんだけど)

サキ「(!?かずみ!?かずみがどうかしたのか!?)」

かずみの事となるとサキはとても食いつきが良かった。

すみれ「(サキさん・・・)」

ゆま「(えっとね、かずみとジラを追い駆けて港の町に入った時、何かかずみが凄く怒った時に牙とか爪が生えて、いっぱいいたジラを圧倒間に皆殺しにしちゃったの)」

サキ「(!!)」

ゆま「(その時のかずみはすっごく凶暴で獰猛な感じがして・・・まるで怪獣みたいだったよ)」

サキ「(・・・)」

すみれ「(かずみさんにそんな事が・・・)」

ゆま「(ねえ、かずみって何者なの?一体・・・何なの?)」

サキ「(かずみは・・・かずみは私達の仲間だ。そのかずみを見て、ゆまはかずみを恐いと思ったり、一緒にいたくないって思ったか?)」

ゆま「(そ、そんなの思う訳無いよ!かずみはゆまの大事な友達だよ!かずみが心配だから聞いたの!!)」

サキ「(・・・ありがとう。でも、なら聞かないでくれないか。かずみは私達の仲間、それで良いとしておいて)」

ゆま「(・・・うん、解ったよ)」

サキ「(済まない、何も言えなくて)」

ゆま「(ううん、かずみの事を良く知ってるサキが言うんならそれが一番良いと思うし)」

サキ「(すみれも、それで良い?)」

すみれ「(はい、世の中には知らない方が幸せな事なんて沢山ありますから)」

サキ「(君達が知ってかずみへの見方が変るとは思えないけど、きっとかずみ自身は知らない方が良い。
忘れたままでいられるなら、その方が)」
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/14(水) 00:53:28.29 ID:HtHsVAUk0
修正



ゆま「(ねぇ、おばさ・・・サキ)」

ゆまからサキへのチャント。

サキ「(今、おばさんと言おうとしただろ!!あ゛ぁ!?)」

ゆま「(そんな事よりね)」

サキ「(そんな事とはなんだゴルァ!?)」

すみれ「(・・・)」

ゆま「(かずみの事なんだけど)

サキ「(!?かずみ!?かずみがどうかしたのか!?)」

かずみの事となるとサキは凄い食いつきが良かった。

すみれ「(サキさん・・・)」

ゆま「(えっとね、かずみとジラを追い駆けて港の町に入った時、何かかずみが凄く怒った時に牙とか爪が生えて、いっぱいいたジラを圧倒間に皆殺しにしちゃったの)」

サキ「(!!)」

ゆま「(その時のかずみはすっごく凶暴で獰猛な感じがして・・・まるで怪獣みたいだったよ)」

サキ「(・・・)」

すみれ「(かずみさんにそんな事が・・・)」

ゆま「(ねえ、かずみって何者なの?一体・・・何なの?)」

サキ「(かずみは・・・かずみは私達の仲間だ。そのかずみを見て、ゆまはかずみを恐いと思ったり、一緒にいたくないって思ったか?)」

ゆま「(そ、そんなの思う訳無いよ!かずみはゆまの大事な友達だよ!かずみが心配だから聞いたの!!)」

サキ「(・・・ありがとう。でも、なら聞かないでくれないか。かずみは私達の仲間、それで良いとしておいて)」

ゆま「(・・・うん、解ったよ)」

サキ「(済まない、何も言えなくて)」

ゆま「(ううん、かずみの事を良く知ってるサキが言うんならそれが一番良いと思うし)」

サキ「(すみれも、それで良い?)」

すみれ「(はい、世の中には知らない方が幸せな事なんて沢山ありますから)」

サキ「(君達が知ってかずみへの見方が変るとは思えないけど、きっとかずみ自身は知らない方が良い。
忘れたままでいられるなら、その方が)」
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/14(水) 00:56:24.57 ID:HtHsVAUk0
修正

×ゆま「(えっとね、かずみとジラを追い駆けて港の町に入った時、何かかずみが凄く怒った時に牙とか爪が生えて、いっぱいいたジラを圧倒間に皆殺しにしちゃったの)」

○ゆま「(えっとね、かずみとジラを追い駆けて港の町に入った時、何かかずみが凄く怒った時に牙とか爪が生えて、いっぱいいたジラをあっと言う間に皆殺しにしちゃったの)」
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/14(水) 02:32:33.57 ID:HtHsVAUk0
見滝原、市街、郊外

織莉子「・・・見えて来ました」

市街へ向う織莉子達、遂に市街の郊外に着いた。郊外のあちこちでは怪獣達が2つの勢力に分かれて戦い、その中に機龍隊やMOGERA隊。
市街の大きな建物とその間には敵の怪獣が内部を囲って暴れているのが見える。

織莉子「敵からの後方からの追撃は無いですね?」

あやせ「ええ、G−グラスパーが引き付けてくれたからね」

杏子「港からの敵よりは早く着けたけど、こっちはこっちで既にメチャクチャだな、おい」

市街へ向ったゴジラ達はその敵と同じくらいか更に後辺りに着きそうだった。

海香「あれは・・・キングコングにガバラ?外国たや別地方にしかいない怪獣がどうしてわざわざ見滝原に・・・?」

かずみ「?何かあの辺、地面の色が変だよ?メーサータンクがそっちに向って撃ってるけど・・・」

カオル「うげっ!あれは・・・!!」

ルカ「ショッキラスに大ネズミですね」

あやせ「気持ち悪いー!好きくないー!嫌過ぎるー!!」

織莉子「あれは防衛軍に任せましょう」

あやせ「異議なし!!」

織莉子「私達は一刻も早く鹿目さん達に合流しなければ」

イカ娘「でもどうやって行くでゲソか?」

キリカ「このまま突っ込んで蹴散らすぜー!!」

杏子「バカ、郊外にも市街にもあれだけの敵がいるんだぞ。その中を強引に突っ切るのは無理だろ」

キリカ「じゃあ、あんこはどうすれば良いって言うのさー?」

杏子「あ、あたしに聞くな!」

カオル「何かで突破口を開ければなぁ・・・」

あやせ「私とファイヤーラドンがバーニング・フェニックスで道を開いても良いけど?」

織莉子「いえ、敵はヘドラのように火炎に弱い訳ではありません。バラゴン等は寧ろ耐性を持っていますし・・・」

イカ娘「とか言ってる間にどんどん戦闘してる所に近付いているでゲソ!」

かずみ「!皆、上見て!!」

あやせ「上?」

ルカ「?・・・!!」

海香「あれは・・・!!」

カオル「雲が上に吸い上げられていく・・・!」

そして市街の外周部分の一部の上から何かが落ちて来た。

キリカ「何か見えた・・・何ぞアレ?」

イカ娘「あれはディメンション・タイドのマイクロブラックホールでゲソ!!」

杏子「完成したのか!!」

織莉子「皆さん、マイクロブラックホールで敵が消えた場所へ行きます!!(ゆまさん、サキさん、すみれさん!場所はこちらで誘導します!!着いて来てください!!)」

地下の3人へチャントを送る織莉子。

ゆま「(うん!)」

サキ「(解った!)」

すみれ「(はいっ!)」

そしてほむらが起動させたディメンション・タイドによりその場所の敵が一掃された。
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/14(水) 02:34:20.97 ID:HtHsVAUk0
修正

×海香「あれは・・・キングコングにガバラ?外国たや別地方にしかいない怪獣がどうしてわざわざ見滝原に・・・?」

○海香「あれは・・・キングコングにガバラ?外国や別地方にしかいない怪獣がどうしてわざわざ見滝原に・・・?」
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/14(水) 02:36:11.54 ID:HtHsVAUk0
織莉子「今です!スーパーメカゴジラ!!」

デストロイア「グゥオオオオオオウ!!」

杏子「行くぜ、デストロイア!!」

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオン!!」

ゆま「急ぐよ、ビオランテ!!」

ビオランテ「ビャーオオオオオウ!!」

キリカ「デスギドラ、ファイヤー!!」

デスギドラ「グアアアアーーアアーーアアア!!」

かずみ「バルグザーダン、早く行くよ!!」

バルグザーダン「ウォオオオオオーーウウウウ!!」

海香「飛ばしなさい、シーガン!!」

シーガン「チチチチチチチチチチ!!」

カオル「ラジン、全力ダーッシュ!!」

ラジン「フォロロロロロロロ!!」

サキ「頼むぞ、ヴァグノザウルス!!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

あやせ「ファイヤーラドン、全速力よ!!」

ファイヤーラドン「キィエエエエエエーーン!!」

ルカ「ダガーラ、お願いしますよ!!」

ダガーラ「ズシュアアアアアアーーッ!!」

すみれ「頑張って、ヤマタノオロチ!!」

ヤマタノオロチ「ガァエエエエエーーン!!」

イカ娘「ゲゾラ、あの場所に向うでゲソ!!」

ゲゾラ「ホキュアアアアアア!!」

杏子とデストロイア、織莉子とスーパーメカゴジラ、キリカとデスギドラ、かずみとバルグザーダン、
海香とシーガン、カオルとラジン、あやせとファイヤーラドン、ルカとダガーラ、イカ娘とゲゾラは空からディメンション・タイドで出来た包囲網の無くなった場所へ郊外の敵の攻撃に晒されながらも向う。
ゆまとビオランテ、サキとヴァグノザウルス、ヤマタノオロチとすみれは地下から進む。
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/14(水) 02:38:14.12 ID:HtHsVAUk0
見滝原、市街

まどかと最強の怪獣王ゴジラ、さやかとサイボーグ宇宙怪獣ガイガン、ニコとメカゴジラU、里美とバルガロン、
あいりとスペースゴジラ、クレアと機龍ブラック、ミキュベイとオルガが包囲網の破れた部分へ向っている。

まどか「何とか包囲網を抜けられそうだけど・・・」

さやか「あたし達だけじゃ、此処は支えきれないよ!」

あいり「固まったままだと不味いな。また囲まれる。分散するか」

里美「で、でも別れるのも危なくないかな?」

ミQB「そうだね、各個撃破の的になる」

クレア「マミさんやほむらさん達が来るのでしょう、合流しましょう」

ニコ「うん、来る。マミ達だけじゃ無いけど」

まどか「あ!来た!!」

まどかが見上げるとバトラ、メカキングギドラ、ジャルム、バラン、ギドラ、メガロが市街の敵からの対空攻撃を避けながら近くに急降下して来ている。

さやか「!あっちからは杏子達が来てくれるよ!!」

さやかの視線の先には郊外の敵の攻撃を避けながら多少被弾して飛んで来るデストロイア、スーパーメカゴジラ、デスギドラ、バルグザーダン、シーガン、ラジン、ファイヤーラドン、ダガーラ、ゲゾラ。

そして地面が揺れ出す。

里美「この揺れは・・・!?」

ニコ「大丈夫、味方」

そして近くの地面が破られて、多数の触手が這い出て来て、毒霧が噴出し、溶岩が流れ出す。
そこからビオランテ、ヴァグノザウルス、ヤマタノオロチが地上に現れる。

杏子・ゆま・織莉子・キリカ・かずみ・海香「はぁっ!!」

カオル・サキ・あやせ・ルカ・すみれ・イカ娘「とぅっ!!」

ほむら・マミ・みらい・こまち・ひより・エリーゼ「てぇーいっ!!」

そして飛んで来た怪獣達と地面から出て来た怪獣の上からまどか達の方へ魔法少女達が跳び下りた。
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/14(水) 02:39:24.25 ID:HtHsVAUk0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では明日!
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/14(水) 02:53:06.60 ID:A1j77Y/Do
お疲れ様でした。

ショッキラスなんかは南の島編で出遭ったからカオル達側からはとうぜんだわな。
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/03/14(水) 14:23:45.66 ID:LkY71Pnco


 △
| ゚ω゚|彡 ホキュアアアァー!!
ノ| 川|ノ

よもやメカニコングまで出撃してたなんて知る由も無いだろうなあ・・・。
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)2012/03/14(水) 19:23:40.45 ID:pBwDSMGu0
テレビのニュースが流れているということは、絢子や恭介、仁美といった
シェルターに避難している民間人視点もあるんでしょうね。

不安がる子供に恭介がバイオリン弾くとか色々と話ができそうですね。
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/14(水) 19:48:10.03 ID:A1j77Y/Do
>>834
そうだろうね。
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/03/14(水) 21:52:21.69 ID:xhkU6j0AO
乙です。
ネズミで思い出しましたがネズラってネズミの化け物の映画が有ったがどこの配給会社だっけ?
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/14(水) 22:00:43.55 ID:A1j77Y/Do
>>836
うーん、俺は解からないけど多分松竹か大映(現:角川)辺り?
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/14(水) 22:33:17.55 ID:C3+a86lDO
乙です。

ディメンションタイドは驚きの吸引力ですな。命中してよかった。
×メガギラスだとラストを見る限り2回目も失敗だったっぽいし。

それにしてもこのSSでのかずみの正体は何なのかすごい気になる……
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/14(水) 23:44:19.74 ID:HtHsVAUk0
ロリこんばんは。パパの言う事を聞きなさいは思ったより面白いね。

>>832

バーベキューの食材にもなったしね!!

>>833

おお、ゲゾラ(?)のAA!
あのメカニコングを見たらキングコングはどう思うんだろう・・・?

>>834

勿論、そっちでも書きますよ。後、そろそろ恭介にフラワリングナイト弾いてもらわないと。

>>836

自分は他のネズミの怪獣といえば新マンのロボネズしか知らないなぁ。まぁ、こいつはロボット怪獣なんだけれども。

>>838

このSSはヒロイックサーガなのでこういうのは成功します。
×メガギラスでラストでゴジラは生きてる、みたいなフラグ立ててたのに続編は作らないんですかねぇ。
かずみの正体は、その内解ります。

再開します
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/14(水) 23:47:00.01 ID:HtHsVAUk0
駐屯地、特別怪獣対策部隊、移動基地、科学班

モニターで吉沢博士や工藤達は、ディメンション・タイド発射の様子を見ていた。
ディメンション・タイドが命中した影響で、一時期モニターが見えなくなっていたが、回復すると、攻撃範囲の敵の怪獣達は地形ごと一掃され、跡形も無く消滅していた。

ほむら「ディメンション・タイドにより攻撃範囲の敵怪獣郡の消滅を確認」

ほむらからチャントを通じた通信が届く。

吉沢博士「という事は完成、成功ね!!」

確信する吉沢博士。

工藤「やったぜぇええええええええ!!」

工藤が両腕を振り上げ、科学班は歓声に沸き、ハイタッチや握手を交し合った。

吉沢博士「皆!浮かれるのは後!直ぐにディメンション・タイドに異常が無いかチェックして!!」

工藤「はいっ!冷却システムが正常に作動しているかどうか確認するであります!!」
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/14(水) 23:49:05.72 ID:HtHsVAUk0
見滝原、山間部

キングギドラ「フィロロロロロロ!!」

ガイガン「ディギィアアアアアアァーーイィッ!!」

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワワワ!!」

ジラ「ガァアアアアアーーッ!!」

港から杏子達を追撃しようとしたキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、公害怪獣ヘドラ、汚染怪獣ヘドラ、ジラはG−グラスパーのグリフォンに引き付けられ、山間部のある場所へ誘導されていた。

キングギドラ「フィリリリリリリリ!!」

キングギドラが後ろから引力光線を発射し、グリフォンは上昇して回避する。

桐子「っ!危ないわね・・・!さぁ、良い子だからこっちへおいで」

そしてグリフォンは敵の怪獣の群れを引き付けたまま進み、ブラストボムを多数埋めてある場所へ連れて来た。

桐子「黒木特佐、ブラストボムの埋設地点へ敵怪獣の誘導完了、爆破してください」

マイクロウェーブ6000サンダーコントロールシステムの近くへ来ているスーパーX3部隊、その1機に通信を入れる。

黒木特佐「了解、ブラストボム、爆破」

サンダーコントロールシステム指揮官「了解!」

マイクロウェーブ6000サンダーコントロールシステムの指揮所テントの指揮官が、ブラストボムの爆破スイッチを入れた。

ドフォ!ドフォ!ドフォ!

次々に地面に埋設されているブラストボムから火柱が上がる。

ドゴォオオオオオオオン!!ボゴォオオオオオオオオオン!!

ブラストボムが起爆し、次々に巨大な爆発が起こり、爆風と爆炎が怪獣達を飲み込んでいく

キングギドラ「フィロロロロロロ!?」

ガイガン「ディギシィイイッ!?」

ヘドラ(初代)「キョワワワワワワワ・・・!!」

ヘドラ(FW)「ヒェワワワワワワワワワ!?」

強烈な飽和爆発によって怪獣達はその場所から逃げようと追い立てられるように移動する。それは桐子の思惑通りの場所への誘導だった。

ジラ「ゴァアアアアアーーッ!?」

怪獣としては脆弱なジラはブラストボムの爆発により手足や頭を吹き飛ばされて殆どが絶命して地面に倒れていく。
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/14(水) 23:50:26.14 ID:HtHsVAUk0
そしてマイクロウェーブ6000サンダーコントロールシステムの場所の上空では戦闘機部隊がヨウ化銀を空中に散布していた。

戦闘機パイロット「ヨウ化銀、見滝原山間部上空へ散布完了!これより20分で人口雲発生!撤収します!」

地上ではマイクロウェーブ6000サンダーコントロールシステムの支援攻撃を受け持つメーサータンク部隊とフルメタルミサイル戦車部隊、予備戦力のハイパワーレーザービーム車部隊のパイロットが機体から降り、
マイクロウェーブ6000サンダーコントロールシステムの運用を担当する部隊と電位差発生装置の最終確認を行なっている。

支援メーサータンク部隊隊長「支援攻撃部隊、間も無く準備完了!!」

支援メーサータンク部隊隊員「こちら接続確認完了!!」

支援フルメタルミサイル戦車部隊隊員「接続確認完了!!」

支援フルメタルミサイル戦車部隊隊長「急げ!奴らが来るぞ!!」

ハイパワーレーザービーム車部隊隊長「総員乗車ー!!」

ハイパワーレーザービーム車部隊隊員「総員乗車ー!乗車せよー!!」

ザァアアアアアア・・・

ヨウ化銀の雲から雨が降り始める。

サンダーコントロールシステム指揮官「撤収ー!!総員、指定の位置へ撤収せよー!!支援攻撃部隊、攻撃位置にて待機!!」

兵士A「敵怪獣郡、ブラストボム埋設地点へ入りました。現在、こちらへ誘導中」

司令所の兵士が報告する。

兵士B「雲は予定通り発生、後は帯電させるだけです」

スーパーX3の黒木特佐に通信を入れる。

黒木特佐「よし」

兵士C「ECシステム、スタンバイ」

そして何時でもサンダーコントロールシステムを使用可能になった。司令所のテントの画面には周囲の地形、
テントや兵器、そしてキングギドラや凶悪サイボーグ怪獣ガイガンがワイヤーフレームで表示されている。

キングギドラ「フィロロロロロロ!!」

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワ!!」

ブラストボムの爆発に煽れて誘導されたキングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、公害怪獣ヘドラ、汚染怪獣ヘドラ、ジラに支援メーサー戦車部隊が威嚇射撃、誘き寄せる。

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワ!!」

ジラ「グァアアアアアアーーッ!!」

兵士D「敵怪獣郡、TCフィールドに入りました」

兵士E「B2」

敵が接触、或いは接近した電位差発声装置に対応したスイッチを入れていく。

ズバババババババババ!!

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアアァーーイィッ!?」

巨大な雷が発生し、大蛇のように地上の敵怪獣達の間を駆け回る。

黒木特佐「あれで、幾ら怪獣といえども平気な訳が無い」

スーパーX3サブパイロット「どれくらいの電圧ですか?」

黒木特佐「場所の電位差によってが変ってくるが、最低1億、最高10億ボルトだ」

スーパーX3サブパイロット「あの巨体でも一瞬で消し炭になりそうなものですがね・・・」

黒木特佐「奴らを我々の常識で測るな。人智を超えた超生命体、それが怪獣だ」
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/14(水) 23:52:21.13 ID:HtHsVAUk0
キングギドラ「フィリリリリリリリ・・・!!」

ヘドラ(初代)「キョワワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒェワワワワワワワ・・・!!」

ジラ「ガァアアアアアアーーッ!!」

キングギドラ達は全身に次々と雷を浴び、感電して相当なダメージを負いながらも動きを鈍らせながらも外へ出ようとしている。

サンダーコントロールシステム指揮官「!!黒木特佐!奴らが、フィールドの外へ!!」

黒木特佐「戻せ!後退させろ!奴らを市街へ進ませるな!此処で仕留めるぞ!!」

サンダーコントロールシステム指揮官「解りました!攻撃開始!!」

メーサービーム、フルメタルミサイル、ハイパワーレーザービームの洗礼が逃げようとする敵怪獣達に浴びせられる。

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアアァーーイ・・・!!」

ジラ「ゴルルルルルル・・・!!」

そして怪獣達はフィールド内に後退して押し戻される。

サンダーコントロールシステム指揮官「フィールドに戻しました」

黒木特佐「よし!」

兵士E「G4」

その間も次々に敵が接触、或いは接近した電位差発声装置に対応したスイッチを入れて1億から10億ボルトもの電流を流していく。

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワワ・・・!!」

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワ・・・!!」

ジラ「グァアアアアアア・・・!!」

電流に耐え切れずに次々に敵の怪獣達は倒れていく。特に電撃に弱いヘドラにはその効果は絶大であり、
外殻に当たる公害怪獣ヘドラの10万トンの、汚染怪獣ヘドラの8万トンの巨大な身体があっと言う間に崩れていき、中の本体が消し炭にされていく。

キングギドラ「フィロロロロロロロ・・・!!」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアアァーーイ・・・!!」

しかし、恐るべき生命力で生き残ったキングギドラと凶悪サイボーグ怪獣ガイガンが数体、翼を広げて空へ飛び上がる。

スーパーX3パイロット「キングギドラ、ガイガンが空に逃げます!」

黒木特佐の搭乗機とは別のスーパーX3から黒木特佐の機体に通信が入る。

黒木特佐「逃がすな撃ち落せ!各機、超低温レーザー発射!!」

そして10数機のスーパーX3の機首部分が展開、発射口が現れ、マイナス200度の超低温レーザーをキングギドラと凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの翼や頭部、胴体向けて照射した。

バキバキバキ・・・!!

凍り付いて行くキングギドラと凶悪サイボーグ怪獣ガイガンの身体。

キングギドラ「フィリリリリリリリ・・・!?」

ガイガン(初代)「ディギシィイイイイッ!?」

超高電圧で多大なダメージを負った次は、超低温で攻撃され、キングギドラと凶悪サイボーグ怪獣ガイガンは力尽きて次々に落下、
その身体は未だ地表を走り回る電流で爆破されていく。

桐子「やりましたね!」

この作戦の功労者である桐子のグリフォンから通信が届いた。

黒木特佐「あぁ!サンダービーム作戦、成功だ!!」

黒木特佐・工藤「見たか!俺達、人類の力を!!」

そして違う場所で2人は同じ言葉を紡いだ。
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/14(水) 23:56:22.01 ID:HtHsVAUk0
842修正

×敵が接触、或いは接近した電位差発声装置に対応したスイッチを入れていく。

○敵が接触、或いは接近した電位差発生装置に対応したスイッチを入れていく。
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/14(水) 23:57:50.79 ID:HtHsVAUk0
843修正

×その間も次々に敵が接触、或いは接近した電位差発声装置に対応したスイッチを入れて1億から10億ボルトもの電流を流していく。

○その間も次々に敵が接触、或いは接近した電位差発生装置に対応したスイッチを入れて1億から10億ボルトもの電流を流していく。
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/15(木) 02:34:10.83 ID:5akpe7d80
見滝原、市街地

私、姉さん、マミ、杏子、ゆま、織莉子、キリカ、かずみ、海香、カオル、みらい、サキ、あやせ、ルカ、すみれ、
こまち、ひより、エリーゼ、イカ娘はまどか、さやか、ニコ、里美、あいり、クレア、ミキュベイの元へ跳び下りた。

まどか「わぁ・・・!皆!!」

まどかがとても嬉しそうに私達を迎えてくれる。バトラとファイヤーラドン、モスラ達が近くのビルの上に降り、ラジンは浮遊する高度を下げ、
メカキングギドラ、デストロイア、スーパーメカゴジラ、デスギドラ、バルグザーダン、シーガン、ジャルム、ファイヤーラドン、ダガーラ、バラン、ギドラ、メガロ、ゲゾラが地響きを上げて近くに次々に降り立った・・・ゲゾラ!?イカが飛んで来たの!?
考えるだけ無意味っぽいので考えないでおきましょう。

ほむら「まどか、大丈夫?怪我は無い?」タッ

私はまどかの元へ駆け寄る。

まどか「うん!大丈夫だよ!!」

ほむら「良かった・・・本当に良かった、あなたが無事で・・・」ギュッ

私はまどかをそっと抱き締める。

まどか「ほむらちゃん・・・うん、私もほむらちゃんが無事で嬉しいよ!」ギュッ

まどかも私を抱き返してくれる。

まどか「助けてくれてありがとう。何時もほむらちゃんは私を助けてくれるね」

ほむら「私は何があってもあなた達を守り抜いて見せるわ」

マミ「お待たせしちゃったかな。間に合って良かったわ」

さやか「マミさん!マミさんが来てくれたら百人力っすよ!!でも、空は大丈夫なんですか?」

マミ「ゴードン大佐やモスラ達が私達を地上へ送り出してくれたわ。此処は任せろって」

さやか「だったら絶対勝たないといけないですね・・・!」

杏子「無事だったか、さやか」

さやか「うん!お!心配してくれてるの?いやー、杏子も意外と優しいところあるんだねー!!」

杏子「・・・まどか達の足を引っ張ってないかね。戦い方を教えた身としては、弟子が迷惑かけて無いかそりゃあ心配だったさ」

さやか「素直じゃ無いなぁ、可愛い弟子が怪我して無いかどうか心配だった、く・せ・に♪」

杏子「うぜぇ・・・」

ミQB「怪我ならいっぱいしてたじゃ無いか・・・一体、何回手足を失って、背骨や首を折ったんだい?」

さやか「ちょっと、それは・・・!」

杏子「はぁ!?どういう事だ!?」

マミ「美樹さん、あなたそんな無茶な戦い方してたの?」

さやか「あー・・・いや、はい・・・」

杏子「さやか、あんた死にてぇのかよ!?」

さやか「そ、そんな訳無いじゃない!」

杏子「だったら何でそんな無茶してんだよ!?あんたじゃ無きゃ死んでるぞ!!」

さやか「さっきまどかにその事で怒られちゃったよ。だからもうあんな無茶はしないよ」

マミ「やれやれ・・・それじゃ、もう美樹さんが無茶しないように佐倉さんが見ててあげてね」

さやか「杏子にですか?」

杏子「しょ、しょーがねーな、一緒に戦ってやるよ」

さやか「うん!ありがとう、杏子!!」ニコッ

杏子「あ、あぁ・・・気にすんな(くそ・・・やっぱり可愛いじゃねぇかよ。これで最後かも知れないんだよな・・・キ、キスとか頼んだらさせてくれんのかな・・・?)・・・って、何考えてんだよ、あたしはぁあああああああ!?」ガンガンガンガン!

さやか「うわ、どうしたの!?いきなり頭に地面を打ち付けて!?」
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/15(木) 02:36:13.33 ID:5akpe7d80
マミ「あらあら」

ミQB「杏子が壊れた・・・」

マミ「ふふっ、違うわよ。あれは恋」

ミQB「アレがかい?」

マミ「そうよ」

ミQB「恋すると地面に頭を打ち付けるとか聞いた事無いけど・・・」

ほむら「打ち付けるなら腰よね」ニュッ

マミ「!?何処から!?」

ミQB「そうだよねぇ」ウンウン

マミ「あなたは何を納得しているの」

杏子「仲間!あたしとあんたは仲間だからな!!命を守り合う程度の関係だからな!!」

さやか「へ?うん?そうだよ?」

杏子「それ以上でもそれ以下でも無いからな!!」

さやか「命を守り合うって並大抵の関係じゃ無いと思うけど・・・」

ゆま「キョーコ、血が出てるけど大丈夫?治すよ」

杏子「あ、あぁ、頼む」

マミ「ついでにこの子の頭も治してくれないかしら?」

ほむら「ほむ?」

私のKENZENそのものの頭の何を治す必要があるの、姉さん?

ゆま「無理だよ」

マミ「そうよねぇ」

かずみ「あいりー!良かった、無事だったんだー!!」ダキッ!

かずみはあいりに向かって跳び下り、そのままあいりに抱き付いた。

あいり「この私がくたばる訳が無いだろうが!!離せ、この!!」グイグイ

かずみの頬に手を当てて押すあいり。

サキ「あいり、君に大事無くて良かった・・・本当に」

あいり「ふ、ふん!あんたらに心配される程落ちぶれちゃいないんだよ!!」

みらい「サキー!大丈夫だったかー!!」ガシッ!

みらいがサキに跳び付く。

サキ「あぁ、この通りだ。みらいも怪我は無いか?」

みらい「あんな奴らにボクが不覚を取る訳無いぜ!!」

キリカ「はぁーい、お待たー♪」

ニコ「遅い」

キリカ「にゃあ、ニコニコってば厳しーい!」

ニコ「冗談、来てくれてありがとう」

キリカ「それでよろしい!」
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/15(木) 02:37:17.82 ID:5akpe7d80
里美「お姉様、そっちはどんな状況だったのですか?」

織莉子「敵の凄まじい物量に押されそうになったけれど、ゴジラ達が助けに来てくれたわ」

里美「ゴジラ達が来てくれんですか!!」

織莉子「ええ、間も無くこっちにも来てくれる筈よ」

こまち「ゴジラが来てくれたら何とかなるわね」

ひより「うん、良かった・・・」

クレア「まどかさんのお陰ですね」

エリーゼ「そうね。まどかさん、本当に不思議な子だわ。世界で唯一のゴジラ族への適合性を持つ魔法少女・・・」

織莉子「それで、海は立花准将やゴジラ達の他、味方の怪獣達に任せてこちらへ来ました」

ニコ「それは助かるね」

イカ娘「まぁ、この私が来たからには勝利は約束されたも同然でゲソ!!」

ニコ「あー、うん、そうだねー」

イカ娘「何で棒読みなのでゲソ?」

海香「それとマグマ達も結構な数が来たわ。味方としてね」

エリーゼ「マグマが?」

こまち「マグマって南極にしかいない怪獣でしょ?見滝原まで何しに来たの?ギドラ族と戦いに来たとしても、南極にも来てるでしょうし」

海香「それは解らないわ」

カオル「こっちもキングコングとかガバラとかいるしねぇ」

すみれ「ショッキラスも日本には少ししかいないのに、あんな大群、外国から来たんじゃない?」

ルカ「でしょうね。あやせ、食べて来て良いですよ」

あやせ「そんな許可要らない!」

クレア「それにしても不自然・・・いえ、不思議ですね。何故、見滝原に他の場所からまで怪獣が集まって来るのか・・・」

カオル「それに数もおかしいって・・・ギドラ族は私達を狙って来てるとしても、他まで・・・」

すみれ「見滝原に何かがあるのかしら?いえ、見滝原は・・・何?」

織莉子「・・・考えても仕方無いでしょう」

キリカ「それにそんな暇は無さそうだよ!お喋りは此処まで!!」

キングギドラ「フィロロロロロロロ!!」

アンギラス(初代)「ギィヤアアアアアアーース!!」

ラドン(平成)「キィエエエエエエエーー!!」

敵怪獣が進撃して来る!
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/15(木) 02:38:07.68 ID:5akpe7d80
ほむら「あいりー!!」

私はあいりから離れたかずみに続いて、あいりに抱き付く!つい、うっかり・・・そう!うっかりよ!此処重要よ!!
おっぱいとかお尻とか太ももとか揉んじゃったりするわよ、げぇっへっへっへっへっへっへっへ!!

あいり「・・・」

ゴッ!!

ほむら「ほむぅ!?」

あいりは容赦なく私の顔面をグーで殴った。鼻と口から血を吹き出して吹っ飛ぶ私。
感じちゃう!!

かずみ「うわぁ・・・」

ほむら「・・・このかずみとの差は何?」

あいり「いや、純粋なかずみと違って、あんたからは邪な欲望しか感じられ無いんだよ」

ほむら「私は純粋よ!!」

えげつない程ピュアよ!!

サキ「何処が・・・」

まどか「まぁ、ある意味ほむらちゃんは純粋ですけどね」

さやか「欲望一色だもんねぇ」

ルカ「ぶれませんね、ほむらさん」

あやせ「こんな時も相変わらず変態ね」

杏子「遊んでる場合か!敵が動き出したぞ!!」

マミ「皆、覚悟は良い?魔法少女戦隊マギア、戦闘開始よ!!」ビシッ!

ミQB「ほむらのお陰で何言っても決まらないね」

マミ「言わないで!!」
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/15(木) 02:39:45.26 ID:5akpe7d80
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは明日に!
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/15(木) 02:51:24.66 ID:oJJJNzRMo
お疲れ様でした。
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/15(木) 02:52:11.46 ID:5akpe7d80
終わる前に857修正



マミ「あらあら」

ミQB「杏子が壊れた・・・」

マミ「ふふっ、違うわよ。あれは恋」

ミQB「アレがかい?」

マミ「そうよ」

ミQB「恋すると地面に頭を打ち付けるとか聞いた事無いけど・・・」

ほむら「打ち付けるなら腰よね」ニュッ

マミ「!?何処から!?」

ミQB「そうだよねぇ」ウンウン

マミ「あなたは何を納得しているの」

杏子「仲間!あたしとあんたは仲間だからな!!命を守り合う程度の関係だからな!!」

さやか「へ?うん?そうだよ?」

杏子「それ以上でもそれ以下でも無いからな!!」

さやか「命を守り合うって並大抵の関係じゃ無いと思うけど・・・」

ゆま「キョーコ、血が出てるけど大丈夫?治すよ」

杏子「あ、あぁ、頼む」

マミ「ついでにこの子の頭も治してくれないかしら?」

ほむら「ほむ?」

私のKENZENそのものの頭の何を治す必要があるの、姉さん?

ゆま「無理だよ」

ゆまが即答。

マミ「そうよねぇ」

かずみ「あいりー!良かった、無事だったんだー!!」ダキッ!

かずみはあいりに向かって跳び下り、そのままあいりに抱き付いた。

あいり「この私がくたばる訳が無いだろうが!!離せ、この!!」グイグイ

かずみの頬に手を当てて押すあいり。

サキ「あいり、君に大事無くて良かった・・・本当に」

あいり「ふ、ふん!余計な心配してないで、自分達が生き残る事でも考えておきな!!」

みらい「サキー!大丈夫だったかー!!」ガシッ!

みらいがサキに跳び付く。

サキ「あぁ、この通りだ。みらいも怪我は無いか?」

みらい「あんな奴らにボクが不覚を取る訳無いぜ!!」

キリカ「はぁーい、お待たー♪」

ニコ「遅い」

キリカ「にゃあ、ニコニコってば厳しいにょろ〜!」

ニコ「冗談、来てくれてありがとう」

キリカ「それでよろしい!」
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/03/15(木) 14:20:18.00 ID:eXzT/Xzoo


某サイヤ人の王子も穏やかな(純粋な)悪でスーパーサイヤ人に目覚めた経験があるから、
ほむらもある意味では純粋と・・・純粋?
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/15(木) 23:23:27.43 ID:hkibC7UDO
乙です。

防衛軍も頑張ってますね。そして安定のジラ。

さや杏は爆発し……ないで欲しい。
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/15(木) 23:49:38.81 ID:5akpe7d80
ロリこんばんは。まどマギポータブルの発売日な訳ですが、うちに届くのは月末です。

>>853

ほむらの皆への想いは純粋だよ!純愛で純情だよ!

>>854

ジラは実にやられ役に良いです。さや杏爆発は考えて無いよ!今更書かなくてもお解りだろうけど、このSSで欝は無いです。

再開します
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/15(木) 23:54:12.00 ID:5akpe7d80
BSデジタルQのリポーター、由里は武田にデジタルカメラで戦場の様子を撮ってもらいながら、リポートを続ける。

立花「今、空から落ちて来た暗く球体のようなものが、キングギドラやアンギラスを吸い込んで消滅しました!
防衛軍の新兵器でしょうか!?
そして市街で戦っていた7人の少女達と7体の怪獣達・・・ゴジラ、スペースゴジラ、メカゴジラU、黒い機龍、青いガイガン、バルガロン、灰色の腕の長い怪獣がその敵が消滅した所へ移動したようです。
地上の別方向では機龍、MOGERAや猛龍アンギラス、地底怪獣バラゴン、地底聖獣バラゴン、ゴロザウルス、キングコング、巨大蟷螂カマキラスが敵の怪獣達と戦っています!
戦車部隊は防衛線を構築、ショッキラス、大ネズミの大群を迎撃しています!
!!武田君、上!その上撮って!!」

武田「あ、あぁ!」

武田がカメラをディメンション・タイド着弾地点の上辺りをカメラで撮る。

由里「上空から1、2・・・6体の怪獣が降りて来ます!!地上のキングギドラやガイガンからの対空攻撃を巧みにかわしながら市街へ降りようとしているようです!!
あれは・・・1体しか存在していないと発表されているバトラです!並んで降りて来るのはキングギドラ・・・でしょうか?それが半分機械化されたような姿の怪獣です!
そして危険な怪獣と知られているジャルム!あのジャルムはキングギドラから攻撃されています。味方なのかも知れません。
!!あれは神話で護国聖獣として語られている地の神、婆羅陀魏山神バラン!海の神、甲殻海神メガロ!天の神、千年竜王ギドラです!!
彼ら護国の聖獣達も地球の敵に挑んでいるようです!!そしてその上には誰かが・・・よく見えませんが、少女のようです!女の子が乗っています!
何体もの様々な種類のモスラも降りて来ます!・・・!?武田君、今度はあっち!港の方角!!」

武田「こっち・・・か・・・!!あっちからも怪獣が!!」

由里「港の方角からも怪獣達が市街へ向っています!巨大な翼と尻尾のある甲殻に覆われた赤い怪獣にスーパーメカゴジラが先頭を進んでいます!
あの黒い怪3つ首の大きな怪獣はデスギドラです!!デスギドラはその名の通り、ギドラ族の怪獣なのですが、スーパーメカゴジラと一緒にいるという事は我々の味方なのでしょうか?
そしてバルグザーダン、シーガン、ラジンと人類に敵対的ではない怪獣達も飛んで来ます。
人類を襲う怪獣のファイヤーラドンとダガーラもいますが、キングギドラやガイガン、アンギラスに攻撃されているという事は彼らもギドラ族の敵のようです。
そして・・・信じられない光景ですが、ゲゾラが飛んでいます。水をジェット噴射してロケットのように飛行しています!
あの怪獣達の上にも少女達が乗っています!・・・空から降りて来た怪獣達と、港の方面から飛んで来た怪獣達が市街のビルの上や地面に着地、ゴジラ達とは味方のようで、合流したようです」

此処でゴジラ達のいる市街の辺りの地面が揺れ出し、戦闘で損壊し脆くなっていた周囲の建物が次々に倒れていく。

ビオランテ触手A「ビャーオオオオ!!」

ビオランテ触手B「ビャオアアア!!」

そして地面から次々に大蛇のようなビオランテの触手が生えて来て鳴き声を上げる。
他に先の尖ったムチのような触手が地面をのた打ち、低い建物を粉砕し、ガソリンスタンドやコンビニを叩き壊す。
そしてその近くから白い毒の霧が噴出し、地面を腐食させ、変色させる。
続いてやはり近くの地面が破れて赤く滾る溶岩が流れ出して来る。

由里「こ、今度は何事でしょうか!?」

ビオランテ「ビャーオオオオオオウ!!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

ヤマタノオロチ「ガァエエエエエーー!!」

そして這い回る多数の触手の中心からは地面を開いてビオランテが、腐食した地面から浮き上がるようにヴァグノザウルスが、溶岩の中からは這い上がってヤマタノオロチが現れた。

武田「あれは・・・!」

由里「最終形態のビオランテ、深海にしか棲息してないヴァグノザウルス、日本書紀の伝承の元となったヤマタノオロチです!ビオランテの触手の上とヴァグノザウルスの背、ヤマタノオロチの1つの首の上にも少女達が乗っています!
・・・彼らもゴジラ達の仲間のようで合流したようです!!
怪獣達に乗っていた少女達が跳び下りました!いえ、1人は少女では無いようです!乗馬服のような服装の女性です!!
彼女達も市街で戦っていた少女達と合流したようです!しかし此処からは建物で彼女達が見えません!」
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/15(木) 23:55:24.54 ID:5akpe7d80
修正

×ビオランテの触手の上とヴァグノザウルスの背、ヤマタノオロチの1つの首の上にも少女達が乗っています!

○ビオランテの触手の上とヴァグノザウルスの背、ヤマタノオロチの1つの首の上にも少女が乗っています!
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/15(木) 23:58:10.67 ID:5akpe7d80
武田「凄い・・・!あんな怪獣達が一同に介するなんて・・・!」

由里「驚くべき光景です・・・全部で25体もの怪獣と多くのモスラ達が市街へ集結しました!
これは私の想像ですが、彼らは皆さんのいるシェルターを敵の怪獣達から守ろうとしているのでは無いでしょうか?
そしてあの少女達は一体何者なのでしょうか!?これから出来る限り接近してお送りしたいと思います!一旦切ります。武田君、車に積んでた自転車出して!市街に向うから!!」

武田「なっ・・・!冗談だろ!?戦闘に巻き込まれる!ショッキラスや大ネズミもいるのに!引き上げよう!!」

由里「此処まで来て行かないとか無いでしょ?見届けたいし、皆に見て欲しいの。地球の存亡を賭けた、この戦いの行く末を。
それに、あの怪獣と戦ってる女の子達が何者か気になるの」

武田「・・・解った。なら俺も行く。君だけ危険な所に行かせはしない」

由里「良いよ。死んじゃうかも知れないんだし」

武田「だからだ!君だけは絶対に守る!!」

由里「武田君・・・」

武田「さぁ、車に乗ろう!行くなら急ごう!!」

由里「うん・・・ありがとう。行こう!」

2人は武田の車に乗って戦場へ走り出した。

シェルター内、BSデジタルQ、仮設スタジオ

アシスタントA「凄い絵が撮れてる・・・!」

春樹「今、視聴占拠率どんくらいだ?」

視聴占拠率とは付いているテレビだけの視聴率の事。

アシスタントB「シェルター内だけなら、70パーセントを越えてますよ!」

春樹「なっ、ななじゅう!?ウチが!?」

淳「誰だって気になりますよ!この戦いに自分の命が掛かってるんですから!!」

春樹「だ、だよな・・・でも日東テレビやらも特集組んでるのに70か・・・はは・・・」

淳「無事で帰って来て、由里ちゃん!」
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/16(金) 01:28:58.97 ID:fOAIISbg0
サキ「・・・」

里美「どうしたの、サキちゃん?」

サキ「今、何か誰かに物凄く失礼な事を言われた気がする」

サキの魔法衣って乗馬服みたいよね。

キリカ「誰かがサキさんはおば・・・お姉さんだーとか言ったんじゃ無いの?ほら、サキさんって老け・・・大人っぽいからさっ!」

サキ「キリカ、君は私に喧嘩を売ってるのか?」ゴゴゴゴゴ・・・

キリカ「べっつにぃー」

かずみ「そんな事してる場合じゃ無いよ!敵が来ようとしてるのに!!」

海香「ちょっと待って、様子が変だわ」

キングギドラ「・・・」

ガイガン(初代)「・・・」

アンギラス(初代)「・・・」

アンギラス(FW)「・・・」

バラゴン(初代)「・・・」

カマキラス(FW)「・・・」

ラドン(初代)「・・・」

ラドン(平成)「・・・」

ガバラ「・・・」

カオル「本当だ、こっちを襲おうとしていた敵の怪獣達の動きが止まってる」

さやか「な、何だってのよ・・・?」

ショッキラス「・・・」

大ネズミ「・・・」

メーサータンク隊隊長「な、何だってんだ?敵が進んで来なくなったぞ」

メーサー攻撃機隊隊長「侵攻が止まった・・・?どうなっている?」

ミQB「これは・・・緊張している?」
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/16(金) 01:29:42.35 ID:fOAIISbg0
まどか「ね、ねぇ、ゴジラ、皆どうしたの?」

ゴジラ(FW)「・・・」

バトラ「・・・」

メカキングギドラ「・・・」

ガイガン(FW)「・・・」

デストロイア「・・・」

ビオランテ「・・・」

スーパーメカゴジラ「・・・」

デスギドラ「・・・」

バルグザーダン「・・・」

シーガン「・・・」

ラジン「・・・」

メカゴジラU「・・・」

バルガロン「・・・」

ジャルム「・・・」

ヴァグノザウルス「・・・」

スペースゴジラ「・・・」

ファイヤーラドン「・・・」

ダガーラ「・・・」

ヤマタノオロチ「・・・」

バラン「・・・」

ギドラ「・・・」

機龍ブラック「・・・」

メガロ「・・・」

オルガ「・・・」

ゲゾラ「・・・」

マミ「期待?何かを待っているの?」

みらい「でも、何をだ?」

杏子「へっ、決まってるだろ!!」
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/16(金) 01:30:04.05 ID:fOAIISbg0
モスラ(平成)「・・・」

モスラ(GMK)「・・・」

モスラ(FW)「・・・」

モスラ・レオ「・・・」

レインボーモスラ「・・・」

アーマード・モスラ「・・・」

アンギラス(2代目)「・・・」

バラゴン(2代目)「・・・」

バラゴン(GMK)「・・・」

ゴロザウルス「・・・」

カマキラス(初代)「・・・」

ラドン(2代目)「・・・」

ラドン(FW)「・・・」

キングコング「・・・」

見れば味方のラドン達も何体かは降りて来て滞空、或いは高層ビルの屋上に降りているわ。

ニコ「来た♪」

エリーゼ「あれは・・・」

ほむら「ゴジラ!!」

ゴジラ(初代)「グァアアアアーーオオオオオオゥウウ!!」

港の方角、咆哮する最初に現れたのと同種のゴジラを戦闘に、数十対のゴジラがこちらへ向って歩いて来た。
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/16(金) 01:31:18.62 ID:fOAIISbg0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では明日!
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/16(金) 02:44:12.04 ID:TqLlRUkUo
お疲れ様でした。
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/16(金) 02:53:07.61 ID:TqLlRUkUo
>>862
でも>>861の最後の文の所、戦闘じゃなくて先頭ですよ。
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)2012/03/16(金) 11:50:31.51 ID:DcSq85cj0
ふと、思いついた。味方の怪獣枠に並行世界のオクタヴィア入らないかと。

オクタヴィアはどう見ても怪獣です。ありがとうございます。
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/16(金) 23:57:03.06 ID:fOAIISbg0
ロリこんばんは。何かパソコンがグダグダになって取り掛かるのが遅くなったです。

>>864

あ、本当だ・・・。指摘ありがとうございます。修正します。

>>865

うーん・・・オクタヴィアは一発ネタにはなりそうだけど・・・。
出すにしてもロボット?うーん・・・。

再開します
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/16(金) 23:57:57.62 ID:fOAIISbg0
861修正

×港の方角、咆哮する最初に現れたのと同種のゴジラを戦闘に、数十対のゴジラがこちらへ向って歩いて来た。

○港の方角、咆哮する最初に現れたのと同種のゴジラを先頭に、数十対のゴジラがこちらへ向って歩いて来た。
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/17(土) 00:03:03.22 ID:aUjcOUlQ0
怪獣の王達が大地を揺るがす地響きを上げて次々に姿を現す。私はその姿に恐怖や畏怖よりも頼もしさや誇らしさを感じた。
全体的な姿はどれも似ているけれど、スマートなゴジラやマッシヴなゴジラ、顎が長いゴジラ、頭の大きなゴジラ、胸の厚いゴジラ、脚や尻尾の太いゴジラと見れば種類が違えば姿も違うわね。

さやか「うわぁ、すっげぇ・・・ゴジラがあんなに沢山。他の怪獣とは、迫力が雰囲気が違うって言うか・・・あ、味方なんだよね?」

まどか「うん!私達に協力してくれるよ!」

ゆま「マドカのお陰だね!」

サキ「そうね。君がいなければ彼らの協力を得る事は出来なかった」

海香「海の方ではもっと多くのゴジラが戦ってくれているわ」

キリカ「凄いよ、まどっち!!」

まどか「そ、そんな、私は何にも・・・この子のお陰だし・・・」

まどかが最強の怪獣王ゴジラを見上げる。

ゴジラ(FW)「ゴルルル・・・!」

新城・佐藤「・・・!!」

結城「ゴジラ様のお出ましだ」

ゴジラ(VSビオランテ)「ゴアャアアアアーーウウウーーアァェエン!!」

新城「あのゴジラは・・・」

佐藤「え?何だ?」

新城「結城さんの仇のゴジラだ」

佐藤「で、でも同じ種類ってだけで、本当にそいつかは・・・」

結城「・・・間違いねぇ、あのゴジラは、あいつだ」

新城「結城さん・・・!」

結城「当面の敵はギドラ共だ。破壊の怪獣王、俺は、お前の為に生きて来た。
邪魔の無いサシの勝負で、お前を眠らせるのが、俺の夢だ。宇宙怪獣如きにやられるんじゃねぇぞ!」

ゴジラ(VSビオランテ)「ゴアャアアアーーウウウーーアアェエ!!」

ゴジラの1体が結城さん達のMOGERAに向って吼えたわ。敵、というよりは今は協力する好敵手のような感じで。

尾崎「・・・ゴジラが、来たぞ」

風間「・・・あぁ」

機龍隊も今は動きを止めて近付いて来るゴジラに注視しているわ。

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアアーーーッ!!」

ゴジラ(逆襲)「ガァアアアアアアーーウウウーーアァェンッ!!」

ゴジラ(総進撃)「グオァアアアアーーウウウーーアァェ!!」

ゴジラ(1984)「グゴァアアアーーウウーーアァエ!!」

まどかの相棒のゴジラが吼えると、他のゴジラ達が彼らの王に咆哮で答える。
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/17(土) 02:42:20.54 ID:aUjcOUlQ0
そしてゴジラの出現に呼応するように、更に怪獣達が姿を現す。港とは反対辺りの方向から、素早く走って来る哺乳類の怪獣の一団。

“琉球の守護神 キングシーサー”

キングシーサー「ゴォオオアアアオオオオ!!」

“伝説怪獣 キングシーサー”

キングシーサー(FW)「グォアアアアアアオオオオン!!」

キングシーサー、沖縄固有種のシーサーによく似た怪獣で、性質はモスラ族と同じく善良で人類に友好的な怪獣として、沖縄の守護獣として知られているわ。
キングシーサー族は2種類いて耳が短いタイプと長いタイプがいる。身長はどちらも100メートルで体重は5万トン。茶色い外皮に黄土色の体毛を持ち、尻尾は短い。

里美「お姉様!キングシーサーが!」

織莉子「ええ、沖縄から見滝原に来たみたいね」

キリカ「キングッ♪キングッ♪キングシィサァッ♪」

杏子「・・・突っ込まないからな」

みらい「そりゃキングゲイナーだ!!」

キリカ「ありがとう!みらいっち!!」

みらい「あぁーっ!突っ込んじまったぁああああああ!!」

杏子「・・・」

あやせ「わざわざご苦労ねぇ。まぁ、味方っぽいからありがたいけど」

かずみ「わぁ!私、キングシーサーって始めて見た!!」

こまち「因みに沖縄では大地の護国聖獣はキングシーサーなのよ」

かずみ「へー・・・」

すみれ「あ、知ってる。ヤマタノオロチも地方によっては護国聖獣になっている所もあるのよ」

ひより「うん、そうらしいね」

ルカ「マグマ、キングコング、ガバラ、ショッキラスの大群・・・そして彼らも見滝原に来たというのですか。一体、何故・・・?」

カオル「確かに気になるなぁ・・・」

エリーゼ「何にせよ助かるわ。味方の怪獣なら大歓迎よ」

クレア「・・・そうそう都合よく味方ばかりが現れた訳では無いようよ」

私はクレアの視線を追う。クレアの眼は市街の外周辺りの上空に向けられていた。
そして建物が浮かび上がり、星の無い夜空に舞う。
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/17(土) 02:49:18.36 ID:aUjcOUlQ0
ゆま「建物が浮かんでいく・・・」

イカ娘「な、何でゲソ?」

あいり「無重力波だな」

まどか「という事はやっぱり・・・」

そして夜空の中から僅かに緑がかった紐のような触手が見える。
その触手は夜空に浮かぶ80メートルくらいのバイブみたいな胴体の中間辺りから2本、下部から4本、触手が伸びているという卑猥な姿のクラゲっぽい怪獣から伸びていた。
それが大量に、と言うほどでは無いけれど、群れと言えるかなりの数が見える範囲まで降りて来た。

ドゴラ「・・・」ドクンドクン

まどか「ドゴラがあんなに!!」

ゆま「味方な訳無いよね」

あいり「だろうな」

マミ「・・・彼らまでギドラ族は従えたというの?」

ミQB「うーん・・・彼らはドゴラ達と宇宙で交戦して倒して配下にしたんじゃ無いかな」

ほむら「面倒ねぇ・・・」

マミ「全くだわ」

一体一体は大した事無い怪獣みたいだけど、あれだけ出て来られたら・・・それに無重力波は使いようによっては大きな隙を作る強力な武器になる。

海香「向こう側からも何か来るわよ」

みらい「まだ来んのかよ!?敵か!?」

サキ「敵と味方だな」

そして、ガサガサと多数の足を動かして現れる巨大なクモ型の怪獣の集団が2つ。
片方はゴジラ達の近くから、もう片方はキングギドラや狂龍アンギラスの近くから現れる。

“巨大蜘蛛 クモンガ”

クモンガ(初代)「ギシュッ!ギシュシュッ!!」

ゴジラの近くに現れたのは巨大なクモの怪獣、クモンガの以前にさやかが倒したものとは別種で体色はオリーブグリーンに足にはダークイエローの縞模様があるわ。体長は60メートルで体重は2万4千トン。
このクモンガはクモから自然に進化した怪獣で性質は大人しく、人を襲うことは無いらしいわ。
という事は味方ね。

クモンガ(FW)「ギチュチュッ!!」

キングギドラ達の近くに現れたのは黄と黒のまだら模様のクモンガ。以前にさやかが倒したものと同種でこちらは人類を食料と見なして襲って来る危険な怪獣。そしてこのクモンガは多数の子グモを連れている。子グモと言っても数メートルくらいあるけど。その数は数百くらいかしら?
体長は60メートルと別のクモンガと同じくらいだけど、こちらの方が胴体の体積が大きく、体重は3万トン。

ニコ「クモンガまで来ちゃったぞ」

カオル「どっちも10体以上いるね。敵の方は子グモをウジャウジャ連れてるけど」

海香「この辺の個体が集結したようね」
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/17(土) 02:52:45.79 ID:aUjcOUlQ0
サキ「これだけの怪獣が集まるとは・・・これは単に互いの援軍というでけでは片付けられないな」

ほむら「・・・一体、この世界の見滝原は何なの?」

別の世界から来た私でも解る。この光景、こんな地方都市にこれだけの怪獣が引き寄せられて来る事なんて、どう考えても異常だわ。

ミQB「この事態を只の偶然とする方が無理がある。見滝原は・・・因果の特異点と化したのかも知れない。その因果に引き寄せられて来たんじゃ無いのかな」

ほむら「私の・・・所為なの?」

私がこの世界に来たから?

ミQB「さぁ?今の発言もボクが適当に言っただけだし。もしそうだったとしても味方の怪獣も来たんだから良いじゃ無いか」

マミ「そうよ。そもそもあなたがいなかったら私達はこうやって、世界の為に戦う事も出来なかったんだから」

さやか「あたしもほむらには幾ら感謝してもし切れない恩があるんだよ!」

まどか「ほむらちゃんは私にとってのヒーローで救世主なんだよ。私はほむらちゃんに出会えて本当に良かったと思ってるよ!」

杏子「あたしもさ。世界を救って本当の救世主になっちまおうぜ!何、あたしらなら楽勝さ!!」

ほむら「皆・・・」
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/17(土) 02:58:52.73 ID:z1yeavT1o
>>870

×ゴジラの近くに現れたのは巨大なクモの怪獣、クモンガの以前にさやかが倒したものとは別種で体色はオリーブグリーンに足にはダークイエローの縞模様があるわ。

○ゴジラの近くに現れたのは巨大なクモの怪獣、このクモンガは以前にさやかが倒したものとは別種で体色はオリーブグリーンに足にはダークイエローの縞模様があるわ。
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/17(土) 03:56:56.47 ID:z1yeavT1o
もう4時近いな
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/17(土) 04:27:54.36 ID:aUjcOUlQ0
>>872

よく見れば変になってた・・・わざわざありがとう。
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/17(土) 04:37:44.50 ID:aUjcOUlQ0
モスラ(平成)「キイイッ!!」

バトラ「グギョオオオオオオン!!」

ゴジラ(VSモスラ)「グォアアアアアアーーーウウウウ!!」

モスラ(GMK)「キィエア!!」

モスラ(FW)「キュエアァッ!!」

ゴジラ(対モスラ)「ゴァアアアーーウウウーーアァェン!!」

ラドン(2代目)「キェエエエエエェン!!」

ゴジラ(大戦争)「グギャァアアアーーウウウーーアァエン!!」

モスラ・レオ「キィアァッ!!」

機龍ブラック「ギォオオオオオオン!!」

ゴジラ(機龍)「グギャオオオアァアアアアーーウウゥ!!」

レインボーモスラ「キィアッ!!」

アーマード・モスラ「ギィイアァッ!!」

ゴジラ(メガギラス)「グゴオオオオアァアアアアアーーウウウッ!!」

バラン「ギャエエエエエーーゥ!!」

アンギラス(2代目)「ギャアアアーーン!!」

ゴジラ(総進撃)「グオァアアーーウウウーーアァエン!!」

キングコング「グゴォオオオオオオン!!」

ゴジラ(対キングコング)「ゴガャァアアアーーウウウーーアァェエ!!」

カマキラス(初代)「キイイイイ!!」

クモンガ(初代)「ギシュシュッ!!」

ゴジラ(息子)「グゴアアアアーーウウウーーアァエン!!」

メガロ「グワッゴッゴッゴッゴ!!」

メカゴジラU「キシィイイイイイッ!!」

キングシーサー(初代)「ゴォオオアアアオオオオ!!」

ゴジラ(対メガロ)「グワアアーーウウウーーアァエンッ!!」

ビオランテ「ビャーオオオオオオオオウ!!」

ゴジラ(VSビオランテ)「ゴアャアアアアーーウウーーアァエンッ!!」

メカキングギドラ「ギシャアアアアアーーアアアア!!」

ゴジラ(VSキングギドラ)「グアアアアアアアアーーウウゥ!!」

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオン!!」

ファイヤーラドン「キィエエエエエエーーン!!」

ゴジラ(VSメカゴジラ)「グォアアアアアアアアーーーウウウ!!」

オルガ「ギギュウウウウーーウウウ!!」

ゴジラ(ミレニアム)「ガァアアアアアアアーーウウウッ!!」

モスラや私達の怪獣達も咆哮し合う。それは敵対では無く、モスラ達はゴジラ達と共闘できる事を喜び、私達の怪獣達は歓迎している感じね。

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオオウ!!」

ゴジラ(VSスペースゴジラ)「グギャアアアアアーーーウウウ!!」

そしてかつて命を賭けて決闘を繰り広げたこの2体も互いを認め合うように咆哮を交わす。
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/17(土) 04:41:03.81 ID:aUjcOUlQ0
サキ「これで役者は、揃った、か」

キングギドラ「・・・」

バラゴン(初代)「・・・」

カマキラス(FW)「・・・」

ショッキラス「・・・」

敵は動くタイミングを見計らっているようだった。空気は一触即発。何かを切欠にして、恐らく史上最大の怪獣達と人類の決戦が始まる。

みらい「よっしゃあ!おっ始めようぜ!!」

キリカ「オーケー!!」

織莉子「(ギドラ族の王がまだ現われないのが気になりますが・・・)行きましょう」

KB「(おい、ちょっと待て、テメェら)」

キーべえからのチャント。

杏子「(何だよ!?)」

KB「(回りを見てみろ、何か飛んで来るぞ)」

ゆま「周り・・・?」

まどか「何だろう・・・?何か来るよ!!」

私達は周囲を見渡した。すると暗闇よりは僅かに明るくなった星の無い夜空、幾つもの方向から雲霞の如く市街周辺を覆うように集まって来る無数の影が見えた。
私は視力を強化して見てみる。

ほむら「あれは・・・!」
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/17(土) 04:42:58.99 ID:aUjcOUlQ0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
明日は昼ぐらいから再開したいけど、無理だったら思うので夕方くらい。
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/17(土) 04:50:10.16 ID:z1yeavT1o
お疲れ様でした。のんびり気長に待ってます。
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/17(土) 17:46:21.75 ID:aUjcOUlQ0
ロリこんにちは。展開遅くてごめんね。

>>878

遅くなってすいません

再開します
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/17(土) 17:47:10.87 ID:aUjcOUlQ0
871の修正から



キングギドラ「フィロロロロロロロ!!」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアアアァーーイィッ!!」

ヘドラ(初代)「キュワワワワワワワ!!」

ヘドラ(FW)「ヒュワワワワワワワワ!!」

そして更に現われる忌々しい敵。港の方角でゴジラ達とはやや離れた位置、キングギドラ、凶悪サイボーグ怪獣ガイガン、2種類のヘドラが現れたわ。
その数は少なくは無い。

織莉子「・・・彼らも来たようですね」

カオル「早いな・・・ゴジラが来るのも予想より早くて助かったよ」

エリーゼ「あのヘドラ達は?」

すみれ「港に現われた敵で、抑えきれずにこっちに抜けられてしまったんです。ごめんなさい・・・」

エリーゼ「いえ、私も空中の敵を全て降りないようにでは出来なかったわ」

サキ「これだけの怪獣が集まるとは・・・これは単に互いの援軍というでけでは片付けられないな」

ほむら「・・・一体、この世界の見滝原は何なの?」

別の世界から来た私でも解る。この光景、こんな地方都市にこれだけの怪獣が引き寄せられて来る事なんて、どう考えても異常だわ。

ミQB「この事態を只の偶然とする方が無理がある。見滝原は・・・因果の特異点と化したのかも知れない。その因果に引き寄せられて来たんじゃ無いのかな」

ほむら「私の・・・所為なの?」

私がこの世界に来たから?

ミQB「さぁ?今の発言もボクが適当に言っただけだし。もしそうだったとしても味方の怪獣も来たんだから良いじゃ無いか」

マミ「そうよ。そもそもあなたがいなかったら私達はこうやって、世界の為に戦う事も出来なかったんだから」

さやか「あたしもほむらには幾ら感謝してもし切れない恩があるんだよ!」

まどか「ほむらちゃんは私にとってのヒーローで救世主なんだよ。私はほむらちゃんに出会えて本当に良かったと思ってるよ!」

杏子「あたしもさ。世界を救って本当の救世主になっちまおうぜ!何、あたしらなら楽勝さ!!」

ほむら「皆・・・」
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/17(土) 17:52:11.63 ID:aUjcOUlQ0
車で市街の方へ接近する由里と武田。由里はデジタルカメラを構えて映像を撮りながらリポートする。

由里「怪獣達が突然、動きを止めました。どうしたのでしょうか?」

ゴジラ(初代)「グァアアアアーーオオオオオオゥウウ!!」

武田「あれはゴジラ!!」

由里「!?ゴジラです!遂にゴジラ達が来ました!!彼ら怪獣王もこの見滝原にやって来ました。何体もいます!!その後方にはミニラやリトルゴジラ、ゴジラジュニアと言ったゴジラの子どももいるようです!
・・・!!反対方向からはキングシーサー、上からはドゴラが現われました!!2種類のクモンガもです!!片方は多数の子グモを連れています!
彼らは人を襲う危険な怪獣と見なされています」

武田「ほ、本当にまだ行くのか!?あのクモンガは俺達を見付けたら襲ってくるぞ!!」

由里「大丈夫、こんなに怪獣がいるんだから、私達に構う暇なんか無いって」

武田「だと、良いんだけどな・・・」

由里「ゴジラから離れた位置にはキングギドラ、ガイガン、ヘドラが来ました!まだ遠いですが、見えますでしょうか?」

武田「ヘドラか・・・近付き過ぎないように注意しないと・・・ん?周りの空に何か影が・・・見えてないか?」

由里「本当だ・・・何でしょう?明るくなりつつある空に無数の影が見えます。あれは雲・・・ではありません!!」

メガニューラ「キチチチチチチチ!!」

メガギラス「キィイイイイイイイイイ!!」

その群れは翼長5メートルの無数の巨大トンボと、それを引き連れる160メートルの多数の超巨大トンボの群れだった。見滝原の市街とその周辺にあちこちの方角から集結して来る。

由里「メガギラスです!という事は周りの小さな影はメガニューラだと思われます!」
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/17(土) 17:53:23.96 ID:aUjcOUlQ0
修正

×その群れは翼長5メートルの無数の巨大トンボと、それを引き連れる160メートルの多数の超巨大トンボの群れだった。

○その群れは翼長5メートルの無数の巨大トンボと、それを引き連れる翼長160メートルの多数の超巨大トンボの群れだった。
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/17(土) 18:52:54.86 ID:aUjcOUlQ0
あ、あれは・・・私が以前に時間停止であっさり倒したトンボの怪獣!それがウジャウジャと数え切れない程に大量の5メートルくらいのでかいトンボを従えて現われた。

ゴジラ(FW)・バトラ・バルグザーダン・ゴジラ(初代)・キングギドラ・ガイガン(初代)・大ネズミ・レインボーモスラ・アンギラス(2代目)・ラドン(FW)「!?」

そのあまりの数に怪獣達が敵味方を問わず驚いている。

ひより「うわっ!?」

ゆま「ト、トンボだよ!!」

マミ「メガギラスとメガニューラ!何て数なの!?」

キリカ「ああ!前から思ってたんだよね。織莉子の家にいると良いなってさ」

織莉子「?」

キリカ「トンボって肉食なんでしょー?害虫駆除に良いんじゃない?」

織莉子「メガニューラが襲うのは人や動物よ・・・」

防衛軍総司令部

観測員A「緊急事態です!市街周辺に巨大トンボが出現しました!メガギラスとメガニューラの大群です!!」

観測員B「奴ら、周辺地域から集まって来やがったのか!!いや・・・日本中から集まって来てるぞ!未だメガギラスとメガニューラは見滝原に集結中!!」

観測員C「待っていたんだわ・・・此処に強大な力を持つ怪獣達が集まるのを」

観測員D「て事は、奴らの狙いは・・・」

比喩でも何でもなく、本当に空を埋め尽くす程のメガニューラの群れ!群れ!群れ!とんでも無い数だわ!!その中に巨大なメガギラスも多数舞う。

イカ娘「幾ら何でも多過ぎじゃなイカ!!」

杏子「此処に来て敵の最後の援軍ってか?へへっ、面白ぇじゃねぇか!!」

里美「いえ、違うわ!!彼らの狙いは・・・!!」

メガニューラ「キチチチチチチチ!!」

空を飛び交う無数のメガニューラの動きが変る。メガニューラ達は市街とその周辺にいるヘドラを除く“全ての”怪獣に高速で近づいてその身体に取り付く。
884 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/03/17(土) 18:54:31.71 ID:rSYCaRwl0
豪華な料理のバイキングみたいなものか
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/17(土) 19:06:18.30 ID:aUjcOUlQ0
ちょっと飯とかで外します
886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/03/17(土) 19:10:13.66 ID:rSYCaRwl0
一旦乙
ひさしぶりにPCでこのSS読めた
この話が完結したらゴジラ族とかギドラ族とかのこのSSでの呼び名纏めてみたいな
887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/17(土) 20:05:42.78 ID:z1yeavT1o
>>881

×上からはドゴラが現われました!!

○上空からはドゴラが現われました!!
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/17(土) 20:57:50.15 ID:7W6n51nDO
乙です。

ここにきて第三勢力?の登場か……けど、流石に汚物の塊のヘドラは避けたかww
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽)[sage]:2012/03/17(土) 21:29:21.92 ID:0/GqhCLAO
メガギラス来るかなーと思ったらついに・・・。
メガニューラがかなり小さいし、シェルターに近づいたりしないよう気をつけないと。

・・・メカゴジラ系からは燃料?
890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/03/18(日) 00:25:52.55 ID:IWSAkhyAO
ラドン達からしたらよくメガヌロンを喰ってる相手だから対処法を知ってるかな?
891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/03/18(日) 00:26:22.31 ID:IWSAkhyAO
ラドン達からしたらよくメガヌロンを喰ってる相手だから対処法を知ってるかな?
892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/18(日) 00:31:40.73 ID:i9ztvsu50
ロリこんばんは。日付超えた・・・。まぁ今日も遅くまで書くと思います。

>>884

そんな感じ。物凄く危険なバイキングだけど。

>>886

自分の方でそろそろ咆哮で纏めてる。鳴き声がどう書いてたか解らなくなって・・・。
呼び名纏めは希望があれば途中でも纏めて書いて投下するでよ。

>>887

これ脱字じゃ無くて普通に上って書いたんだけど上空の方が自然かな。

>>888

メガニューラがヘドラに触れたら融かされてしまう!
メガギラスは果たして欲しい役目があったので来てもらった。

>>889

忘れた頃に登場のメガギラス。勿論、シェルターに近づけないように魔法少女達が頑張ります。
ロボット怪獣からは燃料というか、核融合炉から生み出すエネルギーを吸う。その辺のご都合主義で設定付けるよ。

再開します
893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/18(日) 00:43:06.18 ID:i9ztvsu50
>>890

対処法・・・食べちゃうとか?まどっちが効果的な対処法を見せてくれるよ!
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/18(日) 00:44:20.22 ID:i9ztvsu50
バトラ「グギョオオオオン!」

ファイヤーラドン「キィエエエエエエーーン!!」

私の相棒のバトラとあやせの相棒のファイヤーラドンはビルから飛び立ってメガニューラの群れを避けようとする。
飛行スピードはバトラやファイヤーラドンの方が速くても、何せ何処に行ってもメガニューラだらけなので、後ろから追う個体を振り切っても前に横に上に下にいる。

バトラ「グギョオオオオン!?」

ファイヤーラドン「キィエエエエエエン!?」

ドシィイイイイン!!

ズシィイイイイン!!

結局メガニューラに全身に集られて2体は建物を壊しながら落ちた。

ほむら「バトラ!?」

あやせ「ぎゃー!私のファイヤーラドンが虫どもにー!!」

そして無数のメガニューラは私達の相棒の怪獣達に取り付くとその尾の針を突き刺し、エネルギーを吸っていく!!

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアーーッ!!」

ガイガン(FW)「ギシィアアアアアーーイィッ!!」

ビオランテ「ビャーオオオオオウ!?」

バルグザーダン「ウォオオオオオーーウウウ!?」

シーガン「チチチチチチチチチ!!」

ラジン「フォロロロロロロロ!!」

バルガロン「フィイーーファアアアアアア!?」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!?」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオオウ!!」

ダガーラ「ズシュアアアアアアアーー!!」

ヤマタノオロチ「ガァエエエエエエーーッ!?」

バラン「ギャエエエエエーーゥ!!」

ギドラ「キュロロロロロロ!?」

オルガ「ギギュウウウウーーウウウ!!」

ゲゾラ「ホキュアアアアアアア!?」

かずみ「怪獣達から・・・!!」

みらい「エネルギーを吸い取ってやがる!!」

デストロイア「グゥオオオオオオオオウ!!」

デスギドラ「グアアアアーーアアアーアアアア!?」

ジャルム「グァーオオオオオオオウ!!」

メガロ「ジュエエエエエーーッ!!」

デストロイアやデスギドラ、ジャルム、メガロは身体をビルに叩き付けて其処に付いたメガニューラを潰しているけど焼け石に水。潰しても空いたところに飛んでいたメガニューラが取り付いてエネルギーを吸い続ける。
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/18(日) 00:46:30.14 ID:i9ztvsu50
メカキングギドラ「ギシュウウウーーウウウ!!ギシャーアアアアアア!!」

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオン!!」

メカゴジラU「キシィイイイイイイイ!?」

機龍ブラック「ギォオオオオオオン!!」

機龍1号機「ギオオオオオーン!!」

風間「くそっ、離れろ!!」

尾崎「エネルギーがどんどん吸い取られていくぞ!!」

鈴木「ええい!」

佐々木「おのれ、トンボ共・・・!邪魔をするな!!」

そしてそれはメカキングギドラの装甲部分や、全身が金属装甲のメカゴジラ達やMOGERAにも取り付いてエネルギーを吸収していた。

ほむら「ロボット怪獣からも何で・・・!?」

マミ「彼らはその尾にはエネルギーを量子化して吸い取る機能があるのよ。接触さえすれば傷を付ける必要も無いの。
そもそもメガニューラの尾の針では怪獣の外皮に傷を付ける事も出来ないし・・・なんて解説してる場合じゃ無いわ!!」
896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/18(日) 00:47:35.07 ID:i9ztvsu50
まどか「そ、そうだ!!トンボは目を回してやれば良いって聞いた事あるよ!!」

キリカ「何そのまどっちらしい可愛い知識」

まどか「ゴジラ!尻尾でメガニューラの目を回すんだよ!!」

さやか「そんなの、あんな化けトンボに効くの?」

まどか「やってみなくちゃ解んないよ!!」

ゴジラ(FW)「・・・」

ぐーるぐーる・・・

最強の怪獣王ゴジラは尻尾の先をメガニューラの前でぐるぐる回す。

メガニューラA・B・C「・・・」

メガニューラが3体ほどそれに注目して合わせて動く。

メガニューラA・B・C「・・・・・・」

あ、動きが遅くなって来たわ。目を回したのね。メガニューラ動きが鈍った所でゴジラは尻尾ではたき落とした。3体も!

まどか「やった!」

杏子「3匹だけな」

ほむら「やったわね!流石まどか!私の嫁!!」

こまち「何この茶ばn・・・むぐ?」

織莉子「しっ、それは禁句です」

こまちの口を手で塞ぐ織莉子。どうしたのかしら?

ゴジラ(初代)「グァアアアアーーオオオゥ!?」

ゴジラ(対キングコング)「ゴガャァアアアアーーウウウーーアァエ!!」

ゴジラ(大戦争)「グギャァアアーーウウウーーアァエン!!」

ゴジラ(1984)「グゴァアアアアーーウウウーーアァェン!?」

ゴジラ(VSモスラ)「グォアアアアアアアアーーーウウウゥッ!?」

ゴジラ(メガギラス)「グゴオオオオアァアアアアアアアーーウウウ!!」

アンギラス(2代目)「ギャアアアアアアーーンッ!?」

ゴロザウルス(総進撃)「ガァエエエエエエーン!?」

バラゴン(GMK)「グギュィイイイイィーーイィ!!」

キングシーサー「ゴォオオアアアオオオオ!?」

クモンガ(初代)「ギシュッ!?ギシュシュッ!!」

ゴジラを始めとする味方の怪獣達もメガニューラに取り付かれてエネルギーを吸い取られていく。
897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/18(日) 00:48:43.64 ID:oQI7mqyxo
ああ、うっとうしい!もいちどデイメンションタイドで消し去ってしまえ!
898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/18(日) 00:54:30.97 ID:i9ztvsu50
896修正



まどか「そ、そうだ!!トンボは目を回してやれば良いって聞いた事あるよ!!」

キリカ「何そのまどっちらしい可愛い知識」

まどか「ゴジラ!尻尾でメガニューラの目を回すんだよ!!」

さやか「そんなの、あんな化けトンボに効くの?」

まどか「やってみなくちゃ解んないよ!!ゴジラ!尻尾ぐるぐる攻撃!!」

尻尾ぐるぐる攻撃・・・。相変わらずのネーミングセンスだわ、まどか・・・。

キリカ「まどっちのネーミングセンスェ・・・」

ほむら「ま、まどからしくて可愛いわ・・・」

さやか「・・・」

ゴジラ(FW)「・・・」

ぐーるぐーる・・・

最強の怪獣王ゴジラは尻尾の先をメガニューラの前でぐるぐる回す。

メガニューラA・B・C「・・・」

メガニューラが3体ほどそれに注目して合わせて動く。

メガニューラA・B・C「・・・・・・」

あ、動きが遅くなって来たわ。目を回したのね。メガニューラ動きが鈍った所でゴジラは尻尾ではたき落とした。3体も!

まどか「やった!」

ほむら「やったわね!流石まどか!私の嫁!!」

こまち「何この茶ばn・・・むぐ?」

織莉子「しっ、それは禁句です」

こまちの口を手で塞ぐ織莉子。どうしたのかしら?

ゴジラ(初代)「グァアアアアーーオオオゥ!?」

ゴジラ(対キングコング)「ゴガャァアアアアーーウウウーーアァエ!!」

ゴジラ(大戦争)「グギャァアアーーウウウーーアァエン!!」

ゴジラ(1984)「グゴァアアアアーーウウウーーアァェン!?」

ゴジラ(VSモスラ)「グォアアアアアアアアーーーウウウゥッ!?」

ゴジラ(メガギラス)「グゴオオオオアァアアアアアアアーーウウウ!!」

ミニラ(FW)「ビギィイイイイイ!!」

ゴジラジュニア「ビギャオオオーーウウゥ!!」

アンギラス(2代目)「ギャアアアアアアーーンッ!?」

ゴロザウルス(総進撃)「ガァエエエエエエーン!?」

バラゴン(GMK)「グギュィイイイイィーーイィ!!」

キングシーサー「ゴォオオアアアオオオオ!?」

クモンガ(初代)「ギシュッ!?ギシュシュッ!!」

ゴジラを始めとする味方の怪獣達もメガニューラに取り付かれてエネルギーを吸い取られていく。
899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/18(日) 02:01:05.17 ID:i9ztvsu50
勿論、餌食になるのは私達のパートナーの怪獣や味方の怪獣達だけでは無い。

キングギドラ「フィロロロロロロロ!!」

ガイガン(初代)「ディギィアアアアァーーイィ!?」

アンギラス(初代)「ギィャアアアアアアス!!」

バラゴン(初代)「ギィャエエエエエーーウゥ!?」

ガバラ「グーワワワワワワワオオオー!」

クモンガ(FW)「ギチュッ!?ギチュチュッ!!」

市街の外周部分や郊外に展開している敵の怪獣にも取り付きまくって尻尾を突き立ててエネルギーを好き放題に吸収していく。
良いぞ、もっとやれ!!・・・こっちの被害も洒落になってないけど!!

モスラ(平成)「キィイッ!?」

レインボーモスラ「キィアァーッ!!」

アーマード・モスラ「ギィアァッ!?」

ラドン(FW)「キュエエエエエエエーーゥウウウ!!」

カマキラス(初代)「キィイイイイイイ!?」

ラドン(2代目)「キェエエエエエェーーン!!」

カマキラス(FW)「ギイイイイイイ!!」

ドゴラ「・・・!」ドクンドクン

そしてモスラや敵、味方のラドン、カマキラス達もバトラやファイヤーラドンと同じようにメガニューラ逃げようとして飛び立ってやはり集られてエネルギーを吸い取られ、次々に地面や建物の上に落ちていく。
かなり低空まで降りて来ていたドゴラ達も同様に多数のメガニューラに取り付かれてエネルギーを吸われて落下して来た。

メガニューラ「キチチチチチチチチ!!」

ショッキラス「ギィィーーーアアアア!!」

大ネズミ「ギィー!ギィー!?」

子クモンガ「ギチュチュッ!?」

メガニューラは小型怪獣の大ネズミ、子クモンガには尾の針で突き刺してエネルギーを吸い、小さなショッキラスは口で咥えられてむしゃむしゃと食べられていく。
うっ・・・よくあんなのをあぁも豪快に丸ごと食べられるわね・・・。

特別怪獣対策部隊、移動基地、科学班

工藤「あれだけ多くの怪獣というエネルギーの塊は、奴らにとって最高級料理のバイキングに見えるんでしょう・・・」

吉沢博士「ディメンション・タイドの次の発射まではどのくらい?」

科学班「撃ったばかりなので砲身の冷却にまだ1時間近く掛かりますね・・・。それにあんなに広範囲に広がられたら、ディメンション・タイドの範囲では効果的に殲滅は出来ません」

吉沢博士「そうよね・・・」

工藤「しかし、それよりヤバい事がありますよ、先生・・・メガギラスが発生させるアレは・・・」

吉沢博士「ええ、こっちにとって致命的だわ」
900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/18(日) 02:40:59.70 ID:i9ztvsu50
メガギラス「キィイイイイイイイイイ・・・!」

ヴィィイイイイイイイイイ・・・!!

空中を舞うだけだったメガギラス達が空中で羽を高速で振動させ始める。

ゆま「わぁっ!?何これ!?」

里美「きゃああああああっ!!」

ひより「み、耳が・・・!!」

ほむら「耳が痛い!!」

私達は耳を押さえる。

エリーゼ「高周波よ!それも超高出力の!!」

かずみ「ど、どうしたの、皆!?ねぇ!!」

海香「かずみ、あなたは平気なの・・・?」

ニコ「皆、バリヤーを張るんだ!早く!」

かずみだけで無くニコも平気なみたいだけど・・・。

ミQB「かずみ・・・ニコ・・・君達は一体・・・?」

とにかく此処はバリヤーを張って高周波から身を守りましょう。私達はソウルジェムと同じ色の淡い光に包まれる。

イカ娘「?何なんでゲソ?」

すみれ「はぁ・・・はぁ・・・あれ?イカちゃんは平気なの?」

イカ娘「只の高周波じゃなイカ。これがどうかしたのでゲソ?」

ほむら「ほむほむ・・・」

イカ娘は高周波は平気・・・とメモしておきましょう。

クレア「しかし、これは不味いですね・・・」

ルカ「ええ、深刻な事態です」

カオル「え?何が?」

サキ「あれほどの高周波は電子機器を破壊する。つまり・・・」

カオル「あ・・・そうか!!」

あいり「お喋りは此処までのようだな」

キリカ「あーあ、見付かった・・・」

あやせ「しょうが無いわね。私ってこんなに可愛いから!」

メガニューラ「キチチチチチチチチ!!」

メガニューラの大群が私達を見付けて飛んで来た。数?数える気にもならないわ。

さやか「ぎゃー!あんなにこっちに来たー!!」

まどか「私美味しくないよー!!」

ほむら「いえ!まどかは美味しいわ!勿論性的な意味で!!」

杏子「ちょっと黙れ変態」

マミ「狙ってくれるならある意味好都合だわ。一先ずシェルターとは反対の方へ逃げながら迎撃するわよ!!」

私達は走り、建物の壁から天井、屋上を跳んでシェルターとは違う方向へ。

あやせ「スルーしないでよ!!」

みらい「突っ込み待ちだったのか?」
901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/18(日) 04:46:13.74 ID:i9ztvsu50
メガギラス「キュイイイイイイ・・・!」

メガギラス達は高周波を発しながら高速移動。

ゴジラ(逆襲)「ガァアアアアーーウウウーーアァェン!!」

ゴジラ(総進撃)「グオァアアアーーウウウーーアァエ!?

ゴジラ(VSビオランテ)「ゴアャアアアアアーーウウウーーアァェン!!」

ゴジラ(VSメカゴジラ)「グォアアアアアアアアーーーウウウッ!?」

ゴジラ(機龍)「グギャオオオアァアアアアアアアーーウウゥ!!」

モスラ(平成)「キィイッ!?」

モスラ(GMK)「キィエア!!」

バラゴン(総進撃)「ギャエエエエエーン!?」

キングコング「グゴォオオオオオオン!?」

キングギドラ「フィリリリリリリ!?」

アンギラス(FW)「ギャアアアアアーーース!!」

ドゴラ「・・・!!」ドクンドクン

軌道上の周囲の建物を粉砕しながら他の怪獣達に取り付いて尻尾の針を突き刺し、エネルギーを吸い始める。

尾崎「くそっ!機龍の機体の制御が・・・!」

風間「高周波で狂わされたか!!」

新城「コントロールシステムに異常発生!!」

結城「佐藤!システムのバックアップだ!急げ!このままじゃエネルギーを吸い尽くされて動けなくなっちまうぞ!!」

佐藤「了解!!」

鈴木「どうした!?メガニューラを撃ち落すぞ!」

大野「メガギラスの高周波で操縦システムが破壊されています!!」

上原「照準システムが破損!ロックオンできません!!」

佐々木「曽根崎少尉、バックアップを実行だ!」

曽根崎「実行中です。しかし、このままでは・・・」

佐々木「あぁ、解っている・・・!」

キャサリン「バックアップしても高周波を出されたら意味が無いわ!」
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/18(日) 04:49:05.84 ID:i9ztvsu50
寝てしまった・・・。今日は此処までです!
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です。
明日も時間掛かるから夕方くらいだと思います。
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/18(日) 18:07:33.48 ID:i9ztvsu50
ロリこんにちは。今日も遅くなってすいません

再開します
904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/18(日) 18:08:27.52 ID:i9ztvsu50
高周波は防衛軍の陸戦部隊にも大打撃を与えていた。

メーサータンク隊隊長「くそっ!高周波でやられた!!」

メーサー攻撃機隊隊員A「隊長・・・!!機体制御不能!!このままでは・・・!!」

メーサー攻撃機隊隊長「一度着陸して操縦システムを修復する!何とか着地しろ!!」

ヒューイコブラ隊隊員A「駄目です!これでは戦闘機動が出来そうにありません!!」

ヒューイコブラ隊隊長「墜落だけは避けろ!!機体を持ち直すんだ!!」

そしてその異常はスーパーX3の黒木特佐も気付いた。

黒木特佐「どうした、陸戦部隊!?状況は!?」

通信を入れるが、高周波の影響で繋がらない。その時、駐屯地の青木一馬技師から通信が届いた。

青木「黒木特佐!陸戦部隊を見滝原市街地から離脱させてください!!」

黒木特佐「青木技師か?何があった?」

青木「何体ものメガギラスの高周波です。
メガギラスの出現を想定して、全兵器に高周波への対策は施してあったのですが、あんな数に同時に高周波を発生させられたのでは気休めにしかなりません!」

黒木特佐「だがそれではあの少女達に後を全て託す形になってしまう!!」

青木「ええ、ですが、早く離脱しないと次にメガギラスが高周波を発したら、今度こそ兵器の電子機器は完全に破壊され、全く動けなくなってしまいます!
今、メガギラスとメガニューラは怪獣達からエネルギーを吸収していて、敵の怪獣達の意識もそちらへ向いています!
離脱するなら今しかありません!!向こうの通信が復帰次第、直ぐに指示を!!」

黒木特佐「そうだな・・・解った。ならば青木技師、せめてアレを出撃させておいてくれ」

青木「アレですか・・・?」

黒木特佐「無いよりはマシだろう、多分」

青木「あっても変わらない気がしますが・・・他に使い道も無いですね。解りました。一応、出撃させます」
905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/18(日) 18:34:22.25 ID:oQI7mqyxo
アレって何だろう?
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/18(日) 18:53:51.70 ID:i9ztvsu50
ちょっと飯とかで外します
907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/03/18(日) 21:18:00.44 ID:TTD2nFmbo
人類側の兵器っぽくて、しかしあんまり期待はされてないっぽい

・・・ああ
908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/03/18(日) 22:54:13.81 ID:86kblFOEo
無いよりはマシ、あっても変わらない、他に使い道も無い・・・まさかの再登場?
まさかね・・・。
909 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/18(日) 22:55:00.69 ID:i9ztvsu50
>>905

何でしょう?

>>907

まだ出てないアレだけど、解ったかな。自分では1発ネタになるけど1発ネタにしかならないアレだ!

再開します
910 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/18(日) 22:55:53.78 ID:i9ztvsu50
>>908

いあ、似たようなの、とだけ言っておく。
911 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/18(日) 23:00:42.28 ID:i9ztvsu50
私達は市街で適当に散りながら襲って来るメガニューラを迎撃する。私は姉さんと一緒に街を跳び回りながらメガニューラを撃ち落していく。

メガニューラ「キチチチチチチチ!!」

ほむら「くたばりなさい!!」

私は後ろへ跳びながら、迫って来る多数のメガニューラの頭部を次々に対怪獣拳銃ジャッカルで撃ち抜いた。

メガニューラ「!?」

銃弾はメガニューラの頭部を粉砕し、更に胴体を貫通して絶命させていく。

マミ「ティーロ!」

姉さんが両手に持ったマスケット銃を発射、着弾と同時に魔力の爆発を起こし、それぞれ数体ずつを巻き込んで爆殺。
姉さんはそのマスケット銃を放り投げて反転させると銃身を持って、爆風を突き抜けて飛んで来たメガニューラを銃床で殴り潰す。

ほむら「姉さん、ティーロって射撃って意味じゃ・・・」

実際、只撃っただけだし・・・。

マミ「普通の攻撃も必殺技のように叫ぶ方が感情を込められて良いのよ。そうそう、あなたもあの怪獣弾やディメンション・タイドを使った時、口上を言ってたじゃない?」

ほむら「か、カッコ良く無かったかしら・・・?」

マミ「ううん、凄く良かったわ。完璧なセンスよ。流石私の妹ね」

ほむら「あ、ありがとう・・・」

嬉しい!やっぱり必殺技名を叫んだり、口上を言うと燃えてくるのよね。魔法とは昂ぶる感情を理性で制御して練成するもの。
そして怪獣達は私達の感情の昂ぶりに応じて力を増す。だから感情を燃やすのは意味のある事なのよ。

メガニューラ「キチチチチチチチチ!!」

?私と姉さんを追っていたメガニューラの集団の一部が建物の影に滑り込むように入って行った。

???「ガァアアアアアア!!」

そしてそのメガニューラに追い立てられるように、3メートルくらいの影が数体跳び出してメガニューラから逃げ出す。
それは肉食恐竜に酷似した姿をしている・・・って、何かアレの巨大なのがいたような。

マミ「あれはジラの幼体だわ!樹や建物に隠れて街中に侵入していたのね・・・」

ほむら「危険なの?」

マミ「ええ、ジラは生まれた時から獰猛で貪欲。雑食性で何でも食べるわ。勿論、人間もね」

ほむら「!!人間も・・・!?」

マミ「でも、ジラの本当の恐ろしさはそれだけじゃないの。ジラは無性生殖が出来る上に卵を身篭ったまま生まれて来るわ。しかも一度に200個以上の卵を産むの!ティロ・フィナーレ!!」

姉さんは着地すると持っていたマスケット銃を放り捨て、リボンを束ねて大砲に換えてメガニューラの群れの真ん中に撃ち込む。
10体以上のメガニューラが爆風でバラバラに吹き飛ばされた。

ほむら「200個ぉ!?」

私はビルの間で宙返りして逆さまの状態で両手のジャッカルを連射、メガニューラを次々に撃ち落す。

マミ「こればっかりはメガニューラに感謝しないとね・・・って言っても普通の人からしたら危険度は変らないけど」
912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/18(日) 23:02:07.93 ID:i9ztvsu50
ベビージラ「ギャアアアアアア!?」

そして逃げていたジラの子ども、ベビージラ数体は多数のメガニューラに集られ、一瞬でエネルギー、生命力を吸い尽くされて息絶え、更に残った死体も骨すら残さず食べられてしまったわ・・・。
あんなのに集団で食い付かれたら一瞬であの世行きだわ!!

ほむら「・・・メガニューラもベビージラも絶対にシェルターに入れる訳には行かないわね」

マミ「あら?私達以外はどうなっても関係ないんじゃ無かったの?」

ほむら「でも、その関係ない人達を姉さんやまどかは守りたいのでしょう?なら、私はその手助けをするだけよ。あなた達の危険や負担を減らす為にね」

マミ「ありがとう。やっぱりあなたは良い子ね。クールで冷たく見えるけど、実際はとても情熱家で暖かいって私は知っているわ」

ほむら「そ、そうかしら?」

マミ「そうよ。それにしても侵入したジラはあれだけとは思えない。きっとあちこちにまだまだ隠れている筈よ」

ほむら「どうするの?メガギラスも怪獣達からエネルギーを吸いまくっているわよ」

思わぬ第3勢力の登場だわ。

マミ「そのメガギラスの高周波で防衛軍の機械兵器が故障させられているしね・・・」

ほむら「そういえば姉さんのメカキングギドラとかは平気なの?」

マミ「ええ、魔法少女のロボット怪獣はコストを度外視してかなり高度な対高周波処置を施してあるし、中の電子機器やシステムが破壊されても、生命力を送って回復できる程度だからね」

ほむら「成る程。で、どうするの?」

マミ「とにかく、メガニューラの数を減らす事を優先しましょう!こんなにいたらまともに動けないし、怪獣は視界を塞がれてしまうわ!!」

ほむら「解ったわ!!時よ止まれ!!」

私は時間を停止させる。周囲全ての時間が止まる。魔法少女の皆はアビリティ・キャンセラーを使っている子は止まらないけど、さやかは自己治癒の為に、カオルは身体硬質化でオフにしているから止まった。

ほむら「今よ!」

マミ「ええ!」

私と姉さんはメガニューラ向けて銃弾を撃ちまくる。そして撃ち出された弾丸は一定時間進むと止まっていく。
そして私の生命力ギリギリまで止めておき、銃弾を撃ち続け、爆弾をばら撒く。

ほむら「そして時は動き出す」

時間停止を解除。私の撃った銃弾は1発に付き1体ずつ撃ち抜き、爆弾1つにつき10体ほどを纏めて爆炎に呑み込んでいく。
姉さんの魔法で精製されたマスケット銃の弾はメガニューラに着弾と同時に爆発を起こし、数体をバラバラに吹き飛ばした。
913 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/18(日) 23:09:10.05 ID:oQI7mqyxo
>>911の所、昂ぶるって言うよりも揺さぶるでも良かった気がする。
914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/19(月) 00:21:54.12 ID:QUwtAW9e0
メガギラス「キィイイイイイイイ!!」

メガニューラに集られて建物の上に落ち、エネルギーを吸われ続けるバトラにメガギラスが近付く。そしてその尾をうつ伏せに倒れるバトラの背に突き刺そうとする。

バトラ「グギョオオオオオオン!!」

メガギラス「!?」

しかし、バトラは近付いて来たメガギラスにプリズム光線を発射。メガギラスは羽根を動かし、寸前で回避した。

メカキングギドラ「ギシュウウウーウウウウ!!」

回避直後で隙を見せるメガギラスに後ろからメカキングギドラがメガニューラに集られてまま、中央の機械の首の口からレーザー光線を発射、メガギラスに直撃させた。

メガギラス「キィイイイイイイイイ!?」

被弾し身体が炎上して羽根が千切れるメガギラスは地上に落下して行く。

メカキングギドラ「ギシャアアアアーアアアアア!!」

メカキングギドラは左右の首の口から反重力光線を発射し、メガギラスにトドメを刺した。バラバラに爆発するメガギラス。

バトラ「ガギョオオオオオオン!!」

バトラは角にプリズム光線のエネルギーを蓄え、頭部やその後ろに取り付いたメガニューラを焼き殺していく。
そして頭部が自由に動くようになった所でメカキングギドラにプリズム光線を撃った。

メカキングギドラ「ギシュウウウーウウウ!!」

同時にメカキングギドラもバトラにレーザー光線、反重力光線を掃射。互いに光線で取り付いたメガニューラを次々に撃破していく。
多少、互いに被弾したが、どちらも取り付いていたメガニューラの数はかなり減った。

バトラ「グギョオオオオオオン!!」

動けるようになり、羽ばたいて飛び上がるバトラ。その翼を大きく羽ばたかせ、突風を起こす。その突風は渦を巻き、横向きの竜巻となった。

ガイガン(FW)「ギシィアアアアアァーーイッ!!」

その先にはメガニューラに集られるサイボーグ宇宙怪獣ガイガン。バトラの起こした竜巻はサイボーグ宇宙怪獣ガイガンに取り付くメガニューラを吹き飛ばし、更に風圧で羽根や足、尻尾を千切り飛ばす。

ガイガン(FW)「ギシィアアアアァーーイィ!!」

サイボーグ宇宙怪獣ガイガンは胸部から回転するノコギリ、ブラッディ・スピンソーを射出、軌道上のメガニューラを次々に切り裂いていく。
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/19(月) 00:26:28.04 ID:obVBh4kCo
>>914

×回避直後で隙を見せるメガギラスに後ろからメカキングギドラがメガニューラに集られてまま、中央の機械の首の口からレーザー光線を発射、メガギラスに直撃させた。
○回避直後で隙を見せるメガギラスに後ろからメカキングギドラがメガニューラに纏わり付かれたまま、中央の機械の首の口からレーザー光線を発射、メガギラスに直撃させた。
916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/19(月) 00:33:01.04 ID:obVBh4kCo
>>915の続き

×バトラは角にプリズム光線のエネルギーを蓄え、頭部やその後ろに取りり付いたメガニューラを焼き殺していく。
同時にメカキングギドラもバトラにレーザー光線、反重力光線を掃射。互いに光線で取り付いたメガニューラを次々に撃破していく。
その先にはメガニューラに集られるサイボーグ宇宙怪獣ガイガン。バトラの起こした竜巻はサイボーグ宇宙怪獣ガイガンに取り付くメガニューラを吹き飛ばし、更に風圧で羽根や足、尻尾を千切り飛ばす。

○バトラは角にプリズム光線のエネルギーを蓄え、頭部やその後ろに纏わり付いたメガニューラを焼き殺していく。
同時にメカキングギドラもバトラにレーザー光線、反重力光線を掃射。互いに光線で纏わり付いたメガニューラを次々に撃破していく。
その先にはメガニューラに集られるサイボーグ宇宙怪獣ガイガン。バトラの起こした竜巻はサイボーグ宇宙怪獣ガイガンに纏わり付くメガニューラを吹き飛ばし、更に風圧で羽根や足、尻尾を千切り飛ばす。
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/19(月) 01:16:16.40 ID:QUwtAW9e0
>>915

集られたは“たかられた”だから誤字じゃ無いんだどけどね。まぁそもそも“集られてまま”って誤字してるんだけど。

>>916

取り付くじゃ駄目?よく考えたら現在形じゃ無くて取り付いていると現在進行形にしなきゃ駄目だった?
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/03/19(月) 01:17:04.19 ID:g8Q5RlQAO
なんか、ガメラ2の某セリフが浮かんでくるぜよ!
919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/19(月) 01:19:37.28 ID:QUwtAW9e0
さやか「あー、バトラのお陰で助かったぁ・・・」

さやかは両手に剣を持って手当たり次第にメガニューラを切って捨てていく。
剣は振るわれる度に真空刃を発生させ、離れたメガニューラを建物の看板や壁、窓と一緒に切り裂いていく。

さやか「街の被害は気にしなくて良いから・・・良いよね」

メガニューラ「キチチチチチチチチチ!!」

さやかの左右と上の3方向からメガニューラが襲って来る。

さやか「!!」

さやかは跳びながら剣を構えて迎撃の体勢を取った。

メガニューラ「キチキチキチィッ!!」

しかし跳ぶさやかの斜め下から別のメガニューラが体当たり。さやかは突き飛ばされて体勢を崩し、完全に無防備な状態をメガニューラの群れの前に晒してしまう。

メガニューラ「キチチチチチチ!!」

メガニューラ達の尻尾の針が、顎がさやかに迫る。

さやか「しまっ・・・!!」

杏子「さやかぁあああああああ!この虫ども!さやかに何しやがる!!」

メガニューラ「キチチチチチチチチチッ!?」

しかし、杏子が槍を多節に分けて鞭状にして伸ばし、さやかを襲おうとするメガニューラを貫き、魔力で操って次のメガニューラを貫く。
更に貫通させた穂先を振るってメガニューラ数体を切り裂いた。杏子は体勢を崩して落ちて来るさやかを抱える。

さやか「杏子!!」

杏子「全く・・・見てらんねーっつーの」

杏子は体勢を崩して落ちて来るさやかを抱えて地面に降りる。

さやか「ごめん、助かったよ」

杏子「気にすんな。仲間を助けんのは当たり前だろ」

さやか「ねぇ、今・・・」

杏子「何も言って無いからな」

さやか「叫んで凄く必死になってくれてたよね?ありがとう!杏子大好き!!」ガシッ!!

杏子に抱き付くさやか。

杏子「何も言ってねーっつってんだろ!離れろ、暑苦しい!!」 ///

真っ赤になる杏子。

さやか「照れなくて良いのに」ニヤニヤ

離れるさやか。
920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/19(月) 01:21:09.62 ID:QUwtAW9e0
杏子「んな事より考え無しに跳んで突っ込むんじゃねぇ!メガニューラの空中での動きを甘く見過ぎなんだよ!
下も取って攻撃して来やがるんだぞ!!」

さやか「大丈夫だよ」

杏子「大丈夫じゃねぇから言ってるんだよ!あたしはあんたが心配で・・・!!」

さやか「危なくなっても絶対、杏子が助けてくれるって信じてるからさ」

杏子「!?」ドキッ

杏子の胸が高鳴った。

杏子「さやか・・・」

さやか「杏子・・・」

2人は見詰め合って、目を閉じて顔を近付けて・・・

ミQB「良い雰囲気の所悪いけど、そろそろ戦線復帰してくれ無いかな!?ボクが君達への襲撃を必死に防いでいてそろそろ限界なんだけど!!」

さやか・杏子「!?」

ミキュベイの声に目を開けて離れた。
ミキュベイが両手に4本ずつ投擲ナイフを現出させて次々に念動力で操ってメガニューラに投げ付けて頭部を貫き、近付いて来た個体は両手に持った銃剣で切り裂いていく。

杏子「あ、あぁ!悪い!!(あ、あたし、今、何しようとしてたんだよ・・・?)」

さやか「あぁ、もう!空気読みなさいよね!!(折角杏子とキス出来そうだったのにー!!)」

ミQB「杏さやでもさや杏でも良いからボクだって見たいんだよ、ちくしょう!!」

杏子「何を叫んでるんだ」
921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/19(月) 01:22:26.04 ID:QUwtAW9e0
>>918

某台詞・・・?何かあったっけ?
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/03/19(月) 01:25:56.02 ID:g8Q5RlQAO
『主が、「名は何か」とお尋ねになると、それは答えた。「わが名はレギオン。我々は、大勢であるがゆえに・・・」』

渡良瀬2佐「聖書か?」
『マルコ第五章です!』
923 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/19(月) 01:35:02.91 ID:obVBh4kCo
>>917
まあ読んでる人もいるとおり現在形とかもあるが知らない人もいると思うとねぇ。
924 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方)[sage]:2012/03/19(月) 01:36:19.29 ID:MjyEjyKwo
多少おかしかろうがなんだろうが脳内変換可能だから気にするレベルではない
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/19(月) 02:09:11.71 ID:QUwtAW9e0
>>922

ああ、それか!何で忘れてたんだろう?書いてる時も丁度、ソルジャーレギオンの大群に覆われるガメラをイメージしてるのに・・・。

>>923

動詞は気を使っているというか、あんまり同じのが並ばないようにしてるくらいかな。

>>924

気にするレベルじゃ無いかな・・?気が付いたら気を付ける。
926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/19(月) 02:10:25.70 ID:QUwtAW9e0
スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオン!?」

スーパーメカゴジラもメガニューラからエネルギーを吸われ続ける。自分をロックオンし、パラライズ・ミサイルとトランキライザー・ミサイルを撃ち上げて纏わり付くメガニューラを潰しても、其処にすぐ別のメガニューラが取り付いてしまう。

織莉子「くっ・・・!!」」

杏子「織莉子!スーパーメカゴジラにプラズマ・グレネイドで光線を吸収出来る様にしな!!」

織莉子「!!解りました!!」

プラズマ・グレネイドで光線吸収状態になるスーパーメカゴジラ。

デストロイア「グゥオオオオオオオウ!!」

そのスーパーメカゴジラ向けてデストロイアはオキシジェン・デストロイヤーレイを口から発射。
スーパーメカゴジラに取り付いてエネルギーを吸い続けるメガニューラを消滅させ、殆どを消し飛ばした。
そしてオキシジェン・デストロイヤーレイはスーパーメカゴジラのプラズマ・グレネイドで吸収される。

織莉子「デストロイア、助かりました!」

デストロイア「グゥオオオオオオオ!」

織莉子に応えてデストロイアは吼える。

スーパーメカゴジラ「ウォオオオオオオン!!」

オキシジェン・デストロイヤーレイを増幅し、プラズマ・グレネイドとして発射。倒れ、メガニューラに集られるガバラからエネルギーを吸い取るメガギラスに撃ち出した。

メガギラス「キィイイイイイイイイイ!?」

メガニューラ「キチチチチチチチ!!」

ガバラ「グーワワワワワワオオオ!?」

メガギラスはメガニューラ、ガバラ共々消し飛んだ。

織莉子「次はデストロイアを助けないと・・・!!」

杏子「あぁ、何とかしてやってくれ!!」

最強クラスの怪獣であるデストロイアには一際多くのメガニューラに取り付かれてエネルギーを吸われている。
927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/19(月) 02:12:39.28 ID:QUwtAW9e0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは明日!
928 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/19(月) 02:50:07.42 ID:obVBh4kCo
お疲れ様でした。
929 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/19(月) 23:59:21.12 ID:QUwtAW9e0
ロリこんばんは。マブラヴリボルテックで激震やストライク・イーグルは出ないのだろうか。

再開します。
930 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/20(火) 00:01:51.67 ID:nnKQP3Q+0
キリカ「此処は私の相棒にお任せだぜい!!デスギドラ!!」

デスギドラ「グアアアアーーアアアーーアアア!!」

デスギドラも多数のメガニューラに纏わり付かれ、3つの頭部の視界をメガニューラに塞がれていた。
逆上し、身体を建物にメチャクチャに叩き付けて建物を崩しながら火炎を吐き散らしている。そしてその火炎でもメガニューラが次々に落とされている。

キリカ「あちゃー・・・駄目だ、こりゃ。引き剥がすしか無いかー」

キリカがデスギドラに近付こうと走り出す。

デスギドラ「グアアアーーアアアーーアアアー!!」

ゴォウ!!

視界を塞がれて暴れるデスギドラの口から撃ち出した火炎弾がキリカに飛んで来る。

キリア「ちょっ!?危ないなぁ、もう!!」

織莉子「デスギドラの視界を塞いでいるメガニューラは私が落とすわ!」

織莉子が直径数メートルの巨大な水晶を現出させて操って飛ばす。デスギドラの眼の辺りに取り付いているメガニューラを水晶の打撃で打ち据え、爆発させて爆風で吹き飛ばす。

デスギドラ「グアアアアーーアアアア!?」

魔力の爆炎が晴れてデスギドラの頭部が顔を出した。

キリカ「よっし!!デスギドラ!デストロイアたんを燃え燃えキュン!!」

デスギドラ「グアアアアーーアアアアーーアアアア!!」

デストロイア「!?」

デスギドラはデストロイアに向けて3つの口を大きく開く。

杏子「は?」

キリカ「火龍重撃波、ファイヤー!!」

デスギドラ「グアアアアーーアアアアーーアアアー!!」

杏子「ちょ・・・!」

ゴバァアアアアアアアアア!!

デスギドラは3つの口から巨大な火炎を吐き出し、デストロイアに叩き付けた。

デストロイア「グゥオオオオオオオウ!?」

火龍重撃波に呑み込まれるデストロイア。
デストロイアに取り付いていたメガニューラは全て消し炭になり、周囲の建物が一瞬で融解して蒸発した。

デストロイア「グゥオオオオオオオウ!!」

火炎の中からデストロイアが現われる。特にダメージは負っていない。

キリカ「消毒完了♪」

杏子「消毒完了じゃねーよ!!何すんだよ!?」

キリカ「えー?デストロイアは熱を完全に吸収できるから良いじゃないっ!」

杏子「いや、確かにそうだけどよ・・・」

織莉子「次はデスギドラに纏わり付いてるメガニューラをですね」

杏子「よーし、私の相棒がヴァリアブル・スライサーとオキシジェン・デストロイヤーレイで駆除してやるよ。
お安い御用さ」

キリカ「いやー!止めてー!!」
931 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/20(火) 00:02:41.79 ID:40eRap+Wo
>>929
遅いよーwwwwww
932 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/20(火) 00:26:11.49 ID:QU9ko2fDO
遅れたけど杏さやごちそうさまです

そしてに骨まで残さず綺麗に食べられたベビージラに合掌

マブラヴで思い出したんだけど、まどマギが18禁だったらマミさんのあのシーンがまりもちゃんみたいに詳細に描かれてたのかな……
933 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/20(火) 00:38:07.65 ID:40eRap+Wo
マブラブか・・・。作品自体知ってるが18禁物だったとは。まあ、全年齢版のオルタナティヴの方が好きだな。
934 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/20(火) 00:58:51.49 ID:nnKQP3Q+0
>>931

済まない。ゲームしたりグダってたら書き始めが遅くなって・・・。

>>932

もうシーン全体がほのぼのするのは決戦が終わるまで無いので、隙を見て描いていきます。
杏さやは良いよね。ていうか、あんこちゃん良いよね。さやかちゃんも好きだけど。

ベビージラもまだまだその辺にいるよ!

確かに18禁ゲームだったらあったかも・・・ていうか、ああいうシーンを自主規制せずに描くとか年齢制限ありのゲームでもアニメでもそう無いと思う。

>>933

最近、XBOX360でも出たよね。移植よりBETAのいる世界の続編を見たいなぁと思う。アドベンチャーでもアクションでも戦略シミュレーションでも良いから。
935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/20(火) 00:59:59.52 ID:nnKQP3Q+0
巨大なデスギドラに近付く小さな影。

ゆま「ええーいっ!!」

ゆまがメイス型ハンマーを振るって衝撃波を起こし、デスギドラに取り付いているメガニューラを吹き飛ばしていく。

ビオランテ「ビャーオオオオオオウ!!」

更にビオランテが多数の触手の口でデスギドラに引っ付いたメガニューラをぱくぱくと食べていく。
ビオランテはメガニューラに集られた時、触手から自分に大量にバイオ樹液をかけ、メガニューラ達はそれを大喜びで飲み、吸収したが、あっと言う間に栄養の過剰摂取に身体が耐えられ無くなって絶命した。
今は殆どビオランテにはメガニューラが付いていない。

キリカ「ビオランテちゃんマジ食虫植物」

メガニューラ「キチチチチチチチ!!」

だが、巨大で生命力に満ち溢れたビオランテにメガニューラ達が集まって来る。
ビオランテはデスギドラに付いているメガニューラを駆除している最中で触手が離せない。

ゆま「!?オリコ!キリカ!ビオランテをメガニューラから守って!!」

ハンマーを振り回してデスギドラに纏わり付くメガニューラを吹き飛ばしながらゆまが叫ぶ。

織莉子「解りました!私が迎撃します!!」

小さな水晶を無数に精製し、ビオランテに向うメガニューラに向けて弾幕のように撃ち出す織莉子。
そんな織莉子と近くのキリカにもメガニューラが殺到する。

織莉子「任せるわよ、キリカ!!」

キリカ「織莉子に近付くな、この虫野郎!シャドウ・ファンタズム!!」

キリカが叫ぶと、周囲の建物や瓦礫、街路樹の影から質量化した人型の影がズル・・・と這い出て来る。
それらは全身影と同じ色、キリカと同じ形で左目の部分だけが赤く光り、両手には長いカギ爪が5本ずつ付いている。

キリカ「そんでもって速度低下!!」

メガニューラ「キチチチチチチ・・・!?」

メガニューラ達の動きが遅くなる。

キリカ「よし、刻もう!!」

キリカは多数の彼女の影と共にメガニューラをカギ爪で切り刻んでいく。
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/20(火) 02:27:17.09 ID:nnKQP3Q+0
あやせ「アヴィーソ・デルスティオーネ!!」

ルカ「カーゾ・フレッド!!」

鉄橋の上に立つあやせの周囲に火炎弾が、その下の河の上に魔力で造った氷の上に立つルカの周囲に氷結弾がそれぞれ何十も生じる。

メガニューラ「キチチチチチチチ!!」

2人向かってメガニューラが集まって来る。

あやせ・ルカ「セコンダ・スタジオーネ!!」

2人が同時に叫ぶと火炎弾、氷結弾が拡散し、メガニューラ向かって飛ぶ。

メガニューラ「キチチチチチチチ・・・!!」

メガニューラ達は燃やされて焼死し、或いは氷漬けになって凍死して地面に落ちていく。

あやせ「トンボなんて好きくない!!」

あやせは鉄橋の上から駆け出し、近付いて来るメガニューラを左手のサーベルソードで切って捨てていく。

ルカ「せいっ!やっ!はぁっ!!」

ルカは魔力の氷で足場を作りながら河の上で右手の刀で邪魔なメガニューラを切り裂いて走る。
合流する双子姉妹。2人で背中合わせに立ちながら近付いて来るメガニューラを片っ端から切り捨てる。

ルカ「あやせが他人の為に戦うときが来るとは夢にも思っていませんでしたよ」

あやせ「それを言ったらあなたも同じよね。ていうか、私達に襲って来るから殺してるだけなんだけど」

ルカ「でも、マミさんの指示通り、シェルターから離れて行ってますよね。私達が一番遠くへ来てるのでは無いでしょうか」

あやせ「マミは私達のリーダーなんだから、私達が指示通りに動くのは当然よ」

ルカ「以前のあやせなら、好き勝手に動いてさっさと姿を眩ましていたでしょうね」

あやせ「何が言いたい訳?」

ルカ「ふふっ、変った、という事ですよ。あなたも、私も」

あやせ「私は自分のしたいように好き勝手やってるわよ。只、守りたいものが増えただけ」

ルカ「それが変った、というのですよ」

あやせ「そんな事無い!!」

メガニューラの頭を八つ当たり気味にサーベルソードで叩き切る。

あやせ「ファイヤーラドン!何時まで寝てるの!さっさと起きて!!」

ファイヤーラドン「キィエエエエンッ!!」

あやせの怒号に応じてメガニューラに集られて崩した建物の上で倒れていたファイヤーラドンが咆哮する。
そしてその体表温度が炎のように急激に高温になり、取り付いていたメガニューラを焼き殺していく。

ファイヤーラドン「キィエエエエエーン!!」

紅蓮の翼を広げて飛び上がるファイヤーラドン。飛びながらウラニウム熱線でメガニューラを片っ端から撃墜していく。

ルカ「ダガーラ!縦列毒撃砲弾!!」

ダガーラ「ズシュエエエエエエエーーッ!!」

地上に降りているダガーラは両肩からベーレムを真上に射出して自分に取り付いたメガニューラに更に取り付かせ、猛毒素を注入して絶命させて殆どを排除していた。
そして背中のヒレから光弾化した猛毒素を撃ち上げて上方から襲って来るメガニューラを次々に撃ち落す。
937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/20(火) 04:39:13.79 ID:nnKQP3Q+0
ひより「バインド・シーカー!!」

メガニューラ「ギチチチチチチチ!?」

ひよりは持つ金色のハープから魔力で編んだ弦を伸ばし、電柱や街灯、看板の柱等に引っ掛けて、飛来するメガニューラを何体も縛り上げる。

イカ娘「動くなでゲソ!!」

更にイカ娘も触手を一度周囲の物に引っ掛けてからメガニューラ達に伸ばして拘束する。

こまち「えぇいっ!!」

エリーゼ「はぁっ!!」

クレア「トドメです!!」

動きの止まったメガニューラ達をこまちが薙刀で切り裂いていき、エリーゼが撲殺し、蹴り殺す。クレアは杖から魔力を発して崩れた建物の鉄骨に当てると、その鉄骨が槍のような形状に変化し、メガニューラ達を貫いた。

こまち「あーもう、キリが無いわねぇ」

ひより「うん・・・」

イカ娘「それにしてもジラの他にこんな生き物がウジャウジャいるなんて地上は恐ろしいでゲソ・・・」

エリーゼ「ジラ、ねぇ・・・」

クレア「どうしたのエリーゼ?」

エリーゼ「いえ、やっぱりそこら中に潜んでいるのでしょうね」

こまち「あー・・・やっぱりねぇ・・・」
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/20(火) 04:40:44.12 ID:nnKQP3Q+0
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
明日は休みだから早く始めたいけど、どうなるかなぁ・・・。
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/20(火) 04:53:17.40 ID:40eRap+Wo
お疲れ様でした。
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/03/20(火) 14:14:29.39 ID:P3V1dpsro


メガニューラ「ヒャッハー!ビオジュースだァー!」
941 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/20(火) 17:01:07.79 ID:nnKQP3Q+0
ロリこんにちは。何時もよりは早いかな。

>>940

ヒャッハー!しかし、肉食のトンボって樹液を飲むのかなぁとか思ったり。

再開します
942 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/20(火) 17:01:57.84 ID:nnKQP3Q+0
ひより「こんなに多い敵と戦う状況、初めてだよ・・・」

エリーゼ「臆さないでひより、防人が後ずさればそれだけ戦線が後退し、私達の後ろの人達が危険に晒されるわ」

ひより「う、うん!」

バラン「ギャエエエエエーーゥ!!」

バランが多数のメガニューラに纏わり付かれたまま空中に飛び上がる。そして地面に向って急降下、取り付いてエネルギーを吸い続けるメガニューラを風圧で引き剥がしていく。

メガロ「ジュエエエエエエーーッ!!」

メガロは口から地熱ナパームを撃ち出し、建物で跳ね返し、自分にぶつけて爆発させる。ダメージを受けるのは避けられないが、その爆風と爆炎でメガニューラ達を吹き飛ばし、焼死させる。

ゲゾラ「ホキュアアアアア!!!」

ゲゾラは触腕と足で自分に付いたメガニューラを次々にはたき落としている。

機龍ブラック「ギォオオオオオン!!」

機龍ブラックは95式470mm多目的誘導弾と98式320mm多目的誘導を射出、機龍ブラック自身ををロックオンしたそれらは機体表面でエネルギーを吸い続けるメガニューラに命中し、爆発、吹き飛ばしていく。

ギドラ「キュイイイイイイイ・・・!!」

ギドラは翼にも多数のメガニューラが付いており飛ぶ事もままならない。

ひより「ギドラ・・・!!」

エリーゼ「ひより、ギドラをそのまま動かさないで。メガロ!」

メガロ「ジュエエエエエエーーッ!!」

メガロが両腕のドリルを合わせる。

ギュイイイイイイイ・・・!!

メガロの両腕を合わせた巨大ドリルが轟音を上げて高速回転、大気との摩擦で赤熱していく。
そしてその周囲を渦状に回転するエネルギーが発生する。

イカ娘「な、何でゲソか!?」

イカ娘が驚く。

エリーゼ「ドリル・トルネード・クラッシャー!!」

メガロがギドラに向けてドリルを突き出す。轟音と共に放たれる暴風の奔流。それは巨大な竜巻となった。

ギドラ「キュロロロロロロロロ!!」

その竜巻はギドラに取り付いているメガニューラ共々ギドラを空中高く放り上げる。ギドラに纏わり付いていた多数のメガニューラの殆どが吹き飛ばされる。羽ばたいて空中で体勢を立て直すギドラ。

ギドラ「キュイイイイイイ!!」

ギドラがお返しとばかりに稲妻のような引力光線を、気絶したらしく動かないで落下していくメガニューラに向けて掃射して消し飛ばしていく。

ひより「ありがとう、エリーゼさん!」

エリーゼ「ええ。さぁ、皆、どんどん片付けていくわよ!」

イカ娘「解ったでゲソ!!」

こまち「さっさと片付けてしまいたい所ね」

クレア「ええ。そうしないとまともに戦えないわ。それはギドラ族も同じでしょうけど」

メガニューラはどんどん彼女達や怪獣達を狙って集まって来る。
943 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/20(火) 19:10:17.93 ID:nnKQP3Q+0
まどか「あ、あいりさん!」

あいり「まどかは此処でサキ達に守ってもらいな。良いな!?トンボ共に私の可愛い弟子に指1本触れさせるんじゃ無いぞ!!」

みらい「お、おい!」

里美「待って、あいりちゃん!私達も!!」

あいりは両手に魔法武器の拳銃を現出させて跳び上がる。

あいり「はっはぁ!いくぞ、スペースゴジラ&ゴジラ!イッツ・ショーターイム!!」

テンションが上がって弾けるあいりは片っ端からメガニューラを撃ち落していく。拳銃から絶え間なく撃ちだす1発1発の弾丸が着弾と同時に爆発、メガニューラを何匹も巻き込んで撃破していく。

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオオオウ!!」

スペースゴジラは全身から光の衝撃波、フォトン・ハリケーンを放って全身に取り付いていたメガニューラを凪ぎ飛ばす。
そして口からと大きな結晶からのコロナビーム、周囲の中程度以下の大きさの結晶を飛ばすホーミングゴーストで大量にメガニューラ、メガギラスを殲滅する。

ゴジラ「グガァアアアアアアーーッ!!」

ゴジラは背びれに放射熱線のエネルギーを蓄えて、そこに付いていたメガニューラを焼き殺し、更に体内にエネルギーを蓄えて一気に放出。
体内放射で身体に纏わり付いていたメガニューラを全て粉微塵にして吹き飛ばした。
そしてメガニューラを放射火炎で端から消し飛ばし、口で噛み潰したり、手で掴んで地面に叩き付けたり、尻尾で叩き落したりして一気に数を減らしていく。

かずみ「ほぇー・・・」

とんでも無い速さでメガニューラの数を減らすあいりとゴジラ、スペースゴジラを見上げてかずみが声を漏らす。

カオル「守れって言われてもなぁ・・・」

海香「全部あいりとスペースゴジラが片付けてくれてるわね」

ニコ「ありがたいねぇ」

みらい「あいりはボク達を信用して無いのか?それも仕方無いけど・・・いや、まどかを任せたって事は信用されてるのか?」

まどか「あいりさんはみらいちゃん達も危険な目に合わせたくないから、此処にいろって言ったんだと思うよ。
あいりさんはみらいちゃんの事、信用してくれてるよ」

みらい「だったら良い・・・のかな?」

里美「私達を守ってくれてるのね、あいりちゃん・・・」

サキ「・・・寧ろ私達が彼女の盾になるべきなのだがな」

かずみ「あいり・・・」

あいり「魔の銃を撃て!お前らを全部全部全部!否定してやる!!」

かずみの視線の先には、長い金髪のツインテールと先が尖った帽子の大きな日よけを風になびかせて魔銃を撃ちまくるあいり。

すみれ「それにしても凄いね、あいりさん・・・」

あいりが戦っているのを初めて見るすみれは簡単の声を漏らす。

カオル「何て言っても、最強の魔法少女だからね」

ニコ「勝手に加勢しようかとも思ったけど、下手に行ったら攻撃に巻き込まれるね、ありゃ」

あいりもゴジラもスペースゴジラも街の被害は完全に無視して戦っているので、敵の数が減るのと同じ位に物凄い速さで、街も破壊されていく。
944 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/20(火) 19:19:46.01 ID:nnKQP3Q+0
あいり「かずみ、あんた達はまどかを守ってな!傷一つ付けるんじゃ無いよ!!」

かずみ「え?でも・・・」

あいりは大きなビルの屋上から、そこにいるかずみ、海香、カオル、ニコ、里美、みらい、サキに言い放つ。彼女達と一緒にいるのはまどか。すみれもいる。

まどか「あ、あいりさん!」

あいり「まどかは此処でサキ達に守ってもらうんだ。良いな!?トンボ共に私の可愛い弟子に指1本触れさせるなよ!!」

みらい「お、おい!」

里美「待って、あいりちゃん!私達も!!」

あいりは両手に魔法武器の拳銃を現出させて跳び上がる。

あいり「はっはぁ!いくぞ、スペースゴジラ&ゴジラ!イッツ・ショーターイム!!」

テンションが上がって弾けるあいりは片っ端からメガニューラを撃ち落していく。
拳銃から絶え間なく撃ちだす1発1発の弾丸が着弾と同時に爆発、メガニューラを何匹も巻き込んで撃破していく。

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオオオウ!!」

メガニューラ「キチチチチチチチ!?」

スペースゴジラは全身から光の衝撃波、フォトン・ハリケーンを放って全身に取り付いていたメガニューラを凪ぎ飛ばす。

メガギラス「キィイイイイイイイイイ!?」

口からと大きな結晶からのコロナビーム、周囲の中程度以下の大きさの結晶を飛ばすホーミングゴーストで大量にメガニューラ、少数のメガギラスを殲滅する。

ゴジラ「グガァアアアアアアーーッ!!」

ゴジラは背びれに放射熱線のエネルギーを蓄えて、そこに付いていたメガニューラを焼き殺し、更に体内にエネルギーを蓄えて一気に放出。
体内放射で身体に纏わり付いていたメガニューラを全て粉微塵にして吹き飛ばした。
そしてメガニューラを放射火炎で端から消し飛ばし、口で噛み潰したり、手で掴んで地面に叩き付けたり、尻尾で叩き落したりして一気に数を減らしていく。

かずみ「ほぇー・・・」

とんでも無い速さでメガニューラの数を減らすあいりとゴジラ、スペースゴジラを見上げてかずみが声を漏らす。

カオル「守れって言われてもなぁ・・・」

海香「全部あいりとスペースゴジラが片付けてくれてるわね」

ニコ「ありがたいねぇ」

みらい「あいりはボク達を信用して無いのか?それも仕方無いけど・・・いや、まどかを任せたって事は信用されてるのか?」

まどか「あいりさんはみらいちゃん達も危険な目に合わせたくないから、此処にいろって言ったんだと思うよ。あいりさんはみらいちゃんの事、信用してくれてるよ」

みらい「だったら良い・・・のかな?」

里美「私達を守ってくれてるのね、あいりちゃん・・・」

サキ「・・・寧ろ私達が彼女の盾になるべきなのだがな」

かずみ「あいり・・・」

あいり「魔の銃を撃て!お前らを全部全部全部!否定してやる!!」

かずみの視線の先には、長い金髪のツインテールと先が尖った帽子の大きな日よけを風になびかせて魔銃を撃ちまくるあいり。

すみれ「それにしても凄いね、あいりさん・・・」

あいりが戦っているのを初めて見るすみれは簡単の声を漏らす。

カオル「何て言っても、最強の魔法少女だからね」

ニコ「勝手に加勢しようかとも思ったけど、下手に行ったら攻撃に巻き込まれるね、ありゃ」

あいりもゴジラもスペースゴジラも街の被害は完全に無視して戦っているので、敵の数が減るのと同じ位に物凄い速さで、街も破壊されていく。
945 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/20(火) 19:20:36.60 ID:nnKQP3Q+0
944は943修正です

ちょっと飯とかで外します
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/20(火) 23:06:19.40 ID:nnKQP3Q+0
再開します



バルグザーダン「ウォオオオオーーウウウ!!」

バルグザーダンは頭上に雷雲を呼んで自分に落とす。
バルグザーダンに纏わり付いていたメガニューラは全て消し炭になった。

シーガン「チチチチチチチチチ!!」

ジャルム「グァーオオオオオオウ!!」

シーガンはジャルムに緑色の猛毒の墨、セピア・スモークを、ジャルムはシーガンに紫色の猛毒ガス、ポイズン・ガスを口から発射。
互いに取り付いている多数のメガニューラを猛毒で絶命させた。地面に落ちていくメガニューラ。
それぞれ毒を体内に持つ怪獣同士、ダメージを受けるがそれほど大した事は無い。

ラジン「フォロロロロロロロ!!」

ラジンは8本の昆虫の足のような腕の先端の先を上に向けて飛ばす。その射出された爪が分かれて中から小さな鋭い針が飛び出てラジン自身に降り注ぐ。
クロー・レイン、ラジンの対小型怪獣、対魔法少女用の技で身体に取り付いていたメガニューラを貫いて葬り去る。
防御力の弱いラジンといえど、その身体を覆う外骨格は対小型怪獣、対魔法少女用の攻撃くらいは弾き返す。

メカゴジラU「キシィイイイイイイイ!!」

バルガロン「フィイーファアアアアアアア!!」

メカゴジラUはバルガロンに取り付いているメガニューラへスペースビームとクロスアタックビームを発射。その正確無比な狙撃でバルガロンには傷を付けずに撃ち落していく。
バルガロンは口から溶解液、アシッド・ジェルを霧状にしてメカゴジラUに噴きかける。
霧状に密度を下げられたアシッド・ジェルはメカゴジラUの装甲には表面を直ぐにニコの再生成で直せる程度に融かすだけだが、その装甲に纏わり付いていたメガニューラは跡形も残さず融かされていった。

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

全身から白い猛毒の霧、ポイズン・フォグを噴出するヴァグノザウルス。
纏わり付いていたメガニューラを尽く毒殺した。ヴァグノザウルスはメガニューラから解放される。

ヤマタノオロチ「ガァエエエエエエー!!」

8つの頭部の口から火炎を吐き出し、ヤマタノオロチは地面を溶岩のように変える。そしてそこへ沈み込み、身体に取り付いているメガニューラを焼死させる。

バルグザーダン、シーガン、ラジン、メカゴジラU、バルガロン、ジャルム、ヴァグノザウルス、ヤマタノオロチはまどか、かずみ、海香、カオル、ニコ、里美、みらい、サキ、すみれの立つビルの近くへ。
947 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/21(水) 00:46:44.95 ID:FR9gL0oe0
あいり「傷ごと抉れば、忘れられるってね!良い子ちゃんな正義なんて引き剥がしてやる!ひゃーははははははははははは!!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!!」

ゴジラ「グガァアアアアアーーッ!!」

ゴジラ、スペースゴジラと共にメガニューラ、メガギラスを街ごと破壊していくあいり。実に楽しそうだった。

里美「テンション高いね、あいりちゃん・・・」

ニコ「何言ってるか解らんし」

まどか「あいりさんは戦闘になるとハイになって弾けちゃうんだよ。何かカッコいいよね?」

里美「うん・・・うん?」

海香「好き放題暴れているように見えて、その実冷静に私達の方へ来るメガニューラを的確に潰してくれているわ」

サキ「・・・本当に、私達を守ってくれてるんだな・・・」ギリ・・・

腕を組むサキは唇を噛む。

みらい「サキ・・・」

サキ「あいりが私を許してくれているとしても・・・私は私が許せない・・・。私は、あんな良い子の親友を・・・!!」

まどか「・・・」

サキの手の甲ににまどかがそっと手を重ねる。

サキ「まどか・・・」

まどか「だったら、あいりさんの親友のユウリさんの生きたこの世界を守りましょう。あいりさんがサキさん達に望んでいるのは自分を責める事じゃなく、そうする事だと思いますから。
ユウリさんも、多分そう思っていると思います」

サキ「・・・そう、かな」

まどか「はい!まぁ、今はあいりさんに守られている私が言える事でも無いんですけどね。えへへ・・・」


サキ「ふふっ、いや、そんな事はないよ」

まどか「ありがとうございます」

サキ「いや、礼を言うのはこっちの方だ、ありがとう。更に戦意が湧いて来た」

まどか「これでも元気付けるのは得意なんですよ!」

みらい「(まどか)」

まどか「(ふぇっ!?みらいちゃn?)」

いきなりみらいからのチャントが来てまどかは驚く。

みらい「(ボクじゃ、落ち込むサキを元気付けられ無かった。サキを元気にしてくれてありがとう)」

まどか「(そ、そんな大げさだよ。みらいちゃんはサキさんが大好きなんだね)」

みらい「(うん・・・ボクの、一番大切な人だ)」

まどか「(一番大切な人・・・かぁ)」

みらい「(じゃあ、ありがとうな!)」

まどか「(あ、うん)」

みらいとのチャントが切れる。

まどか「(私は・・・誰が一番大切なんだろう?)」

まどかは考える。
948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/21(水) 02:31:08.83 ID:FR9gL0oe0
すみれ「あいりさん、物凄く強いわね。あんな人が味方で私達を守ってくれるって安心よね」

カオル「あいりだけじゃないよ。私だってすみれを絶対に守るよ!」

すみれ「私もカオルは命に変えても守るわ!」

カオル「それは駄目!すみれは絶対に生き延びるんだ!すみれは私が死なせない!!」

すみれ「カオル・・・」

カオル「すみれ・・・」

見詰め合う2人。

ニコ「仲良いねー」

カオル「うわっ!?」

すみれ「きゃっ!?」

2人の世界に入って来たニコに驚くカオルとすみれ。

海香「何かあなた達、港からこっちに来る前から急に仲良くなってない?」

カオル「ふっふっふ・・・実は私達・・・」

カオル・すみれ「付き合うことになりましたー!!」

かずみ「え?・・・え?」

まどか「へぇー・・・それはおめでとう!」

海香「おめでとう」

ニコ「おめでとー」

里美「おめでとう!カオルちゃん、すみれちゃん!」

みらい「おめでとー!」

サキ「おめでとう、良かったな」

かずみ「いやいやいや!ちょっと待って、おかしいよね!?」

カオル「何が?」

かずみ「だって、カオルもすみれも女の子だよね?・・・はっ!ひょっとしてカオルは実は男の子!?」

カオル「違うわ!!確かにたまに間違えられたりするけど!!」

海香「カオルってボーイッシュだし、そういう服着るしね」

ニコ「名前も男でもいける名前だし、可能性はあるぞ」

カオル「無ぇよ!!ていうか、かずみ、一緒に温泉入ったじゃんか!!」

かずみ「あ、そっか」

すみれ「(そう言えばカオルと温泉に入ったっけ・・・カオルの裸・・・)ぶほぁ!!」ブシュウ!

鼻血を吹き出すすみれ。

里美「ど、どうしたの!?怪我したの!?」

すみれ「だ、大丈夫・・・」

かずみ「えーっと、カオルは女の子ですみれも女の子・・・女の子同士で付き合うって変じゃ無いの?」

まどか「そうかな?」

みらい「別に変じゃ無いと思うけどなぁ」
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/21(水) 02:32:42.59 ID:FR9gL0oe0
かずみ「・・・あれ?私がおかしいの?恋愛って男女でするものじゃ無かったっけ?」

サキ「!!かずみ!!まさか好きな男がいるのか!?」クワッ

かずみ「え?いや、そんな人はいな・・・」

サキ「誰だ!?誰だ、そいつは!?おのれ、私のかずみをたぶらかしたのは何処のどいつだ!?私の魔法で消し炭にしてやる!!」ウガァアアアアアア!!

ニコ「うん、落ち着こうか」

里美「かずみちゃんに好きな男の人はいないそうよ。だから安心して、サキちゃん」

サキ「そう・・・済まない、少し取り乱した」

まどか「(少し・・・?)ていうか、かずみちゃんも女の子が大好きなほむらちゃんを見てるよね?そんなに意外?」

かずみ「あれはほむらが特殊なんじゃ無いの?」

みらい「まぁ、特殊といえば特殊だけどな・・・」

ニコ「特殊で特別に変態だ」

かずみ「うん、それは知ってる」

カオル「私の場合は好きになった相手が同姓だったってだけ」

すみれ「私も、カオルが女の子だから好きなんじゃ無くて、カオルが素敵だったから・・・きゃっ!言っちゃった!!」///

カオル「あぁ、もう可愛いなぁ!!抱き締めちゃうぞ、このー!!」ギュウ

すみれを抱き締めるカオル。

すみれ「抱き締めて!銀河の、果てまでー!!」ギュウ

すみれも抱き返す。

海香「何このバカップル」

みらい「戦場でイチャ付くなよ・・・」

まどか「あはは・・・」

かずみ「うーん・・・本人達が良ければ良いのかな・・・?」

ニコ「そうそう」

里美「そもそも魔法少女って女の子同士の恋愛は殆ど当たり前よ?私とお姉様みたいに」

かずみ「あれはそういう関係だったの?」

里美「勿論よ」

かずみ「うーん・・・?」
950 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/21(水) 02:34:18.16 ID:FR9gL0oe0
サキ「それにしてもまどかも女の子同士の恋愛に理解があると言うか、違和感を感じないんだな」

まどか「えぇ、はい」

みらい「まどか魔法少女になったばかりだから意外だぜ」

まどか「何ていうか、ほむらちゃんと居たら、これもアリかな、とか思えて来ちゃって・・・今では普通に思えてるよ」

海香「毒されたのね」

まどか「そうかも知れないね。
それにほむらちゃんもマミさんも杏子ちゃんも織莉子さんも、強くしカッコいいし、ゆまちゃんが懐いたり、さやかちゃんやキリカちゃんが好きになっちゃうのも解るなぁ、って」

ニコ「ほうほう、それでまどかの本命は誰ですかな?」ニヤニヤ

まどか「え?私の!?」

里美「あ!私も聞きたいな、まどかちゃんの一番の人!」

すみれ「誰?いるよね?」

カオル「言っちゃえ、言っちゃえ!応援するから!!」

海香「かずみも聞きたいわよね?まどかが女の子の誰が好きか」

かずみ「いや、私は別に・・・ていうか、女の子限定?此処でまどかから普通に男の人の名前が出たらどうするの?」

サキ「まぁ、私達はどうもしないけれど・・・」

みらい「ほむらが自殺するんじゃ無いか?」

かずみ「何で!?」

海香「ほむらは百合に命を賭けているからね。特にまどかの」

まどか「そうだよ」

かずみ「普通に受け入れてる!?」

カオル「いや、ほむらはまどかの幸せを願ってるから、それでも祝福するんじゃない?血の涙を流しながら」

サキ「だろうね」

かずみ「・・・」

ニコ「で、まどか?誰が一番なのかな?」

まどか「そこに戻るんだね・・・」

里美「勿論よ♪」

まどか「え、えーっと・・・(さやかちゃんは小さい頃からずっと私と仲良くしてくれていっぱい助けてくれたし、マミさんは美人で優しいとっても素敵な人だし、
杏子ちゃんは凄く強くてカッコ良く頼りになるし・・・他の皆も大好きだけど・・・)ほむらちゃんとあいりさん・・・かな」

ニコ「二股とは可愛い顔に似合わずやるねぇ、まどか」

すみれ「鹿目さんがね・・・意外だわ」

まどか「ちょ、ちょっとそんなんじゃ無いよー!
ほむらちゃんはずっと私の為に戦い続けてくれて、何回も助けてくれたし、好きよってずっとアピールされてこんな私を好きになってくれてるんだって嬉しくなって、私もほむらちゃんが大好きになっちゃった。
あいりさんは私に戦い方とかお料理とか教えてくれて、すっと一緒にいたいなって思える尊敬する人だから。
優しくてカッコいいし、頼りになるし・・・あいりさんも同じくらい好きになっちゃいました。だから今はどっちだなんて選べないの・・・」

海香「あいりは解るんだけど・・・ほむらも?変態よ?」

まどか「でも、ほむらちゃんが変態な事をしちゃうのは私達の事を想っての事だし・・・そ、それにその・・・す、好きな人にえっちな事をしたいって想うのは普通だと思う・・・。ほむらちゃんの場合はやる事が普通じゃないド変態だけど」

海香「(ドを付けた・・・まどかもそう思ってるのね)」

サキ「(あの変態言動を許容するばかりか、肯定するとは・・・女神か、この子は!?)」

ニコ「あいりが好きなのは、まどかのママみたいだから?」

まどか「え?」

ニコ「私の調べによると、鹿目まどかは優しくてカッコ良くて頼りになる美人な母親、鹿目詢子に憧れている、とあるんだよ」

まどか「な、何を調べてるのーっ!?」
951 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/21(水) 02:36:16.56 ID:FR9gL0oe0
里美「ところで海香ちゃんは誰が好きなの?」

海香「私?特にいないわね」

里美「いないんだ」

カオル「ちぇー、詰まんなーい」

みらい「ボクはサキが好きだぜ!!」

カオル「それは知ってる」

サキ「みらいは私にとって可愛い妹だな」

みらい「(妹なんだよな・・・でも、その内恋人になってやるぜ!!)」

すみれ「かずみちゃんは誰か好きな人いるの?」

サキ「!!」ガタッ

ニコ「だから落ち着きなよ」

カオル「かずみだって、気になる同姓の1人や2人いるだろ?寂しい海香と違って」

海香「うるさいわよ」

かずみ「何その“いて当たり前だろ”みたいな聞き方・・・」

みらい「サキは良いのか?かずみに好きな女の子がいても」

かずみ「(やっぱり同姓限定なんだ・・・)」

サキ「私達の仲間なら仕方無いと思う。それ以外は認めん!」

宣言するサキ。

かずみ「えぇー・・・」

里美「で、誰が好きなの?お姉様だったら負けないから!!」

すみれ「鹿目さんも言ったんだし、かずみさんも言わないと!」

かずみ「うーん・・・皆同じくらい大事で・・・特に誰、っていう人はいないかな・・・」

サキ「(いない、のか・・・安心するべきか、私でなくて残念に思うべきか・・・)」ウムム

まどか「?サキさんが凄い真剣な顔に・・・一体何を考えて・・・?」

海香「大した事考えてないから気にしなくて良いわ」
952 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/21(水) 02:36:44.05 ID:vkNUmMOto
>>449
実はカオルと言う名の響き。某ときメモの番長の名が・・・。
953 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/21(水) 02:37:46.37 ID:FR9gL0oe0
今日は此処までで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは明日!
954 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/21(水) 02:43:48.53 ID:vkNUmMOto
>>950
たしか、まどかの中の人の発言で某ウルトラマンティガのあの人とか言っていたような・・・。
955 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/21(水) 02:46:36.98 ID:vkNUmMOto
おっと!お疲れ様でした。
956 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/03/21(水) 02:57:23.09 ID:S04npTNx0


おや魔弓・イチイバルが
957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/03/21(水) 18:13:43.26 ID:HsNV1Pb8o


くそ、このバカップルどもめ・・・ギドラさん、
そろそろやっちゃってください。
958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/21(水) 23:13:05.96 ID:UgvxAP4DO
乙です
カオすみ美味しゅうございました

ほむほむはどうしょうもないけど、サキさんもかずみLOVE過ぎて人のこと言えないと思うww

まどっちは両方選んで3人でイチャイチャすればいいんじゃなかろうか
959 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/03/22(木) 00:05:28.94 ID:sFuLD0Cfo
てか戦場で女子会やってんじゃねえよマジでww
960 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/22(木) 00:33:06.91 ID:O0fVjZx30
ロリこんばんは。ぎゃー!もうこんな時間!!

>>952

ときメモはやって無いから解らないよ。番長といえばペルソナ4主人公しか思い浮かばないよ。

>>954

悠木碧さんってウルトラマン、ひいては怪獣も好きだったりするのかな。

>>956

最近のクリスちゃんがこのSSのあいり様っぽくて、あの歌詞を言わせてみますた。

>>957

残念!ギドラさん達はメガギラスとメガニューラと戯れてるよ!!

>>958

カオすみは書いてて楽しいです。
サキさんはほむほむみたいな変た・・・淑女じゃないよ!多分。
両方選ぶとほむほむは悦ぶけど、あいり様は困惑するかな。

>>959

もうこの機会しかゆっくり出来る時が無いから今やっちゃうよ!!

再開します。
961 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/22(木) 00:46:17.06 ID:O0fVjZx30
かずみ「ねぇ・・・あいりを手伝わなくて良いの?」

あいり「うふふ。あは」

がしり

あいりがメガニューラの頭部を掴む。

あいり「あはははは!」

メガニューラ「キチチチチチチチ!?」

ばりっ

そのまま頭部だけでなく、身体を真っ二つに引き裂いた。

あいり「良いよ!最高だよ、この力!!」

ボタボタ

顔に、髪に、開けた眼に、手に、身体にメガニューラの血を浴びながらあいりは嗤う。

あいり「さて・・・」

ピチャ

左手の親指に付いたメガニューラの血を舐めるあいり。周囲には多数のメガニューラが集まって来ていた。

あいり「虫ケラが私に挑むとは笑わせる!!一匹残らず殺してやるからなぁああああああああ!!」

メガニューラを両手のリベンジャーで弾幕を張って迎撃する。

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオオウ!!」

スペースゴジラは両肩の結晶から緑色の稲妻状の光の線を出して、グラビ・トルネードでビルを持ち上げてメガニューラの群れにぶつけて潰した。

ゴジラ(FW)「グガァアアアアアアーーッ!!」

メガギラス「キィイイイイイイ!?」

最強の怪獣王ゴジラがメガギラスの尻尾の針を手で掴んでへし折り、至近距離から放射熱線を直撃させて撃破する。

ニコ「凄い楽しそうだし、良いんじゃ無いの?邪魔したら怒られそうだし」

里美「危なくなったら助けましょう」

かずみ「何時もの真面目なあいりと同じ人物とは思えないよ・・・」

あいり「そのギャップもあいりさんの魅力なんだよ!」

かずみ「はぁ・・・そう、なの?」

バルグザーダン「・・・」

ヴァグノザウルス「・・・」

ヤマタノオロチ「・・・」

まどかやかずみ達が屋上にいるビルの近くではバルグザーダンとヴァグノザウルス、ヤマタノオロチが座り込んでいる。

シーガン「・・・」

シーガンはシャッシャッと右腕のブレード部分を左腕のブレード部分で研いでいる。

ラジン「・・・」

浮遊せずに適当なビルにもたれているラジン。

ジャルム「グァーオオオオウ・・・!」

好戦的なジャルムは不満そうな声を上げている。

メカゴジラU「・・・」

バルガロン「・・・」

メカゴジラUとバルガロンは減っていくメガニューラを眺めている。
962 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/22(木) 00:47:20.74 ID:O0fVjZx30
かずみ「此処にいるより、もっと外側のキングギドラとかを倒しに行った方が良くないかな?」

海香「今は折角メガギラス、メガニューラと潰しあってくれてるんだし、放っておいて消耗を待つのが得策よ」

みらい「それに行くんなら、メガニューラの群れの中を突っ切らないといけないぞ!」

里美「まだまだ戦いが続く以上、押さえれる消耗は抑えた方が良いわ」

ニコ「あいりのスペースゴジラは自前でエネルギーを吸収できるからねぇ。あいりにもスペーズゴジラから送られてるから消耗無しで戦えてる」

かずみ「だからって私達は何もしなくて良いのかな?」

サキ「かずみ、焦る君の気持ちは解る。だが、私達は確実に勝たなければならない。時には待つことも必要だ」

かずみ「うん。でも、他の皆は戦っていると思うと・・・」

不安そうに俯くかずみの手をまどかが握る。

まどか「大丈夫、信じようよ」

かずみ「・・・そうだね。ありがとう、まどか。落ち着いたよ」

まどか「うん!」

カオル「すみれ、そろそろ夜が明けるよ」

カオルとすみれは手を恋人繫ぎにして並んでいる。

すみれ「太陽が幻想的に浮かんで綺麗ね・・・」

あいりが暴れているお陰でメガニューラがかなり減ってこの辺りの空は上が見えるくらいになっていた。

カオル「すみれの方が綺麗だよ」

左隣のすみれを見るカオル。

すみれ「もう!カオルったら上手なんだから!!」///

赤くなるすみれ。

カオル「本当の事だよ」

すみれ「でも、カオルは私より綺麗よ」

カオル「超絶美少女のすみれに綺麗って言われちゃったよ。この喜びをどう表現するべきか・・・」

すみれ「ちょ、超絶美少女だなんて・・・!」///

カオル「一々赤くなって恥ずかしがっちゃって・・・可愛過ぎるぞ、このー!!」ガシッ

すみれを抱き寄せるカオル。

すみれ「きゃっ・・・!?」///

カオル「きゃっ・・・!?だなんて言っちゃって益々可愛い!!こんな子が恋人だなんて・・・もう言葉では言えないくらい嬉しい!!」ギュー!

カオルはすみれを抱き締める。

かずみ「・・・」

まどか「カオルちゃんもすみれちゃんもとっても幸せそうだね♪」

ニコ「ソウダナー」(棒)

海香「見事なまでにバカップルよね」

里美「くっ・・・!何て羨ましい!私もお姉様と・・・でもそれにはキリカちゃんが・・・!!」ギリギリ

サキ「だが気持ちは解る。私もかずみとあぁいう事をしたいな」

みらい「サキ!ボクなら何時でも良いぜ!!」

まどか「私もほむらちゃんやあいりさんと・・・」///

かずみ「(この人達は駄目かも知れない・・・)」
963 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/22(木) 01:57:56.74 ID:O0fVjZx30
まどか「あ、そうだ、私サキさん達に聞きたい事があったんです」

サキ「何だ?悪いがかずみのスリーサイズは教えられない」

かずみ「まどかがそんな事聞くわけ無いよ!?ていうか、サキは知ってるの!?」

サキ「当然だ」キリッ

かずみ「・・・」

まどか「ほむらちゃんじゃあるまいし、それはどうでも良いです」

かずみ「それはそれでちょっと傷付くような・・・いや、こっちもどうでも良いけど」

サキ「何!?まどか!かずみのスリーサイズに興味を持って聞くんだ!!」クワッ!

まどか「え?あ、はい。かずみちゃんのスリーサイズを教えて下さい」

サキ「それは教えられないな」

まどか「さっき聞きました」

サキ「あぁ」

かずみ「何この会話・・・」

まどか「それで聞きたい事って言うのは、サキさん達がどうして魔法少女になったのか、という事です」

サキ「ふむ・・・」

里美「私達が魔法少女になった理由?」

まどか「うん、良かったら教えて欲しいなって。勿論嫌だったら良いよ」
964 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/22(木) 01:59:28.23 ID:O0fVjZx30
サキ「では一番の古株の私から教えようか。私には妹がいたんだ。美幸って言うね」

まどか「美幸さん・・・(いた、って過去形って言う事は・・・)」

サキ「とても可愛いくて私と仲の良かった妹だった・・・でも、殺されたんだ、怪獣に」

まどか「(やっぱりそうなんだ・・・)」

サキ「正確に言えば、怪獣が現れて避難している途中に交通事故に巻き込まれて死んだんだ・・・私は美幸が庇ってくれたから助かった。
だから私は、少しでも私のような想いをする人がいなくなるよう、怪獣の被害を食い止める為に魔法少女になった」

まどか「サキさんも正義の魔法少女ですね」

サキ「最初はそうだったかも知れない。が、結果としてマギカに体良く使われて罪の無い人々を殺め、私と同じ想いをする人を増やしてしまった。あいりのような・・・。
命を助けてもらってやった事が人殺しでは美幸には・・・顔向け出来ないな」

まどか「サキさん・・・」

サキ「でも、だからこそ、この戦いには必ず勝って多くの人々を救おうと思う。そしてかずみとみらいは絶対に守ってみせる。
2人には妹の面影があるんだ。きっと美幸が巡り合わせてくれたんだと思う」

まどか「きっとそうですよ」

かずみ「サキ・・・」

みらい「うぅ・・・サキ・・・」グスッ

サキ「そして私はマギカのバイオテクノロジーで妹が残してくれたスズランを半永久的に咲き続けるようにして貰った」

ニコ「サキが凄く大切にしてるスズランだね」

サキ「ええ」

まどか「それ、素敵だと思います」

海香「サキと同じくらい前に契約したから次は私ね」

まどか「教えてくれるの?」

海香「良いけど、私はあまり人に胸を張って言えるようなものじゃないわよ」

まどか「でも出来れば聞きたいな。知りたいの、仲間の事を」

海香「じゃあ、教えてあげるけど・・・私は書いた小説“地図と手紙ときみのうた”って言うんだけどね、これを出版社の人に見せたら責任を持って世に出すって言ってくれたの。
でも、それを芹沢ナルミって言うアイドルに盗作された」

まどか「芹沢ナルミさん・・・確かトップアイドルだったけど、小説を発表して、それが盗作だったって判明して捕まったとか・・・」

海香「そう、それが私の契約した理由。魔法少女になって、グリーフシードの報酬で芹沢ナルミの罪をマギカに暴いてもらったのよ」

まどか「マギカってそんな事もしてくれるんだ」

ニコ「高くなるけど、無実の人間に罪をでっち上げて捕まえてもらったりも出来るぞ」

まどか「それは怖いね・・・」

海香「そして私の作品を認め、大切にしてくれる編集者をマギカに探してもらったわ。この2つを叶える為に魔法少女になったの。
力の無い人々を助けるなんて言うのは二の次だったわ」

まどか「でも海香ちゃんはその為に命を賭けて戦って結果として多くの人を助けたんだよね?
だったら、例え報酬目的でもその戦いは正義だと私は思うな」

海香「ありがとう。そう言ってもらえたら嬉しいわね」
965 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/22(木) 02:01:19.44 ID:O0fVjZx30
今日は此処までです。
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
では明日に!
966 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/03/22(木) 02:21:03.36 ID:TeDPpoxoo


あれ、まともな子がどんどん減っていってるような・・・というか、
徐々にほむら色に染まっていってるような・・・。
967 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/22(木) 02:29:31.56 ID:IuSCgb9no
お疲れ様でした。
968 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/03/22(木) 02:58:03.28 ID:If0vjuls0

ほむら病に関してはもう気にしたら負けなレベルなのかもしれない
969 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/03/22(木) 03:55:36.73 ID:enA/O5jAO
多分、ほむほむXの影響で理性の枷が外れたんだろうな・・・
970 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/03/22(木) 15:24:18.06 ID:eJDydHQS0
人を減らす気はないかしら
971 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/22(木) 21:46:04.30 ID:JyIp2BkDO
乙です

淑女のサキさん本音がダダ漏れてるよ!

スペースゴジラとあいりさまの大暴れっぷりがイイ。ちょうどモンスターアーツも発売するし、これはいい販促
972 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/22(木) 23:32:07.69 ID:O0fVjZx30
ロリこんばんは。書いてたらこんな時間に・・・。

>>966

会話させてたら何か皆こんな感じに・・・何故だろう?自分が紳士だからかな?

>>968

ほむらはこんなもんじゃ無いから大丈夫!

>>969

ほむほむXというかほむほむの影響かも知れない。後、最後かも知れないから気持ちを伝え合っている、とか真面目な事を書いてみたり。

>>970

人を減らす・・・?魔法少女は減らさないよ。

>>971

サキさんはかずみが大好きだからしょうがない。

販促になったら凄い嬉しい!そういえばもうすぐ発売だっけ。ゴジラであった問題点が解決されてると良いけど・・・。

再開します。
973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/22(木) 23:38:40.54 ID:O0fVjZx30
サキ「次に仲間になったのはかずみとカオルだな」

カオル「すみれ、子どもは何人くらい欲しい?」

すみれ「サッカーチームが出来るくらいかしら・・・きゃっ!もうカオルったら何言わせるのよ!!」

カオル「あはは、サッカーやってる私達なら良いかもねー」

すみれ「あ、勿論全員女の子で」

カオル「当然、私もそう考えてたよ。姉妹同士でカップルが出来ちゃったらどうしようか?」

すみれ「それはそれで良いんじゃない?」

カオル「そうだな。萌える!」

海香「そろそろ自重しなさい、そこのバカップル」

かずみ「・・・あの2人の会話は何処から突っ込めば良いんだろう?」

まどか「そうだね・・・10人以上とかそんなに子どもがいたら大変だよね」

かずみ「そこ!?いや、それもそうだけど!!そもそも女の子同士で子どもなんて出来るの!?」

ニコ「出来る。マギカの技術を持ってすれば朝飯前のオヤツ前。
2人のDNAを掛け合わせて卵子と精子作って受精卵が出来たら子宮に突っ込んで着床させればOK。
出産で痛いのが嫌だったり出来ない場合は、培養器に入れて待つだけで出来上がり」

サキ「インキュベーターやオルガは全然違う生物同士の合成体だから、人間同士なんて簡単という事だ。
まぁ、それをグリーフシードの報酬で出来るよういしているのはどうかと思うけれど。そういう訳でかずみ、この戦いが終わったら私の子どもを孕んでくれないか?」

かずみ「ちょっと何言ってるの、サキ!?何がそういう訳なの!?」

みらい「ボ、ボクも何時かサキとの子どもが欲しい!!」

サキ「ふふっ、良いよ。みらいがもう少し大きくなったら子どもを授かろう」ナデナデ

みらいを抱き締めて頭を撫でるサキ。

みらい「やった・・・!」

里美「私お姉様との御子が・・・嗚呼、駄目よ里美!私とお姉様は姉妹・・・!それは禁断の領域・・・!!」

まどか「私も何時かほむらちゃんを孕ませたりするのかな?あいりさんの子どもを産んだり・・・それはとっても素敵だなって」

かずみ「海香!皆が変だよ!!」

海香「あなた達いい加減にしなさい」

ニコ「ふーむ・・・」

海香「どうしたの、ニコ?」

ニコ「生やす?」

かずみ「?何を?」

ニコ「ナニを」

海香「止めんか!!」

カオル「あ、今夜辺り・・・良いかな?」デヘヘ

すみれ「私の始めて・・・カオルにあげるの・・・」

海香「あんたの薙刀でも使っとけ!!」

ニコ「OK」

指でOKサインするニコ。

海香「OKすんな!!」
974 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/22(木) 23:40:41.77 ID:O0fVjZx30
里美「御姉さまが立派なのを生やして私に挿れると想像しただけで・・・ぁあん!」

かずみ「イッた!?」

里美「いえ、危ない所だったけど」

サキ「かずみには挿れるべきか、挿れられるべきか・・・それが問題だ」

みらい「サキがボクの大剣みたいなぶっといアレで・・・いや、サキのムチのみたいに長いのも良いな・・・」

まどか「私はほむらちゃんを犯しながらあいりさんに犯されるのが良いよ」

ニコ「リクエストにはお答えするよ」

かずみ「どうしよう、海香!皆がほむらみたいな変態に・・・!!」

ニコ「失礼な、私は違うぞ」

海香「ある意味あなたが一番変態だから」

ニコ「とまぁ、冗談はこの辺にしておいて・・・」

里美「そうね」

みらい「そうだなー」

まどか「そうだね」

かずみ「冗談だったんだ・・・良かった・・・」

カオル「私達は本気だよ?」

すみれ「ねぇ?」

海香「だとしても一々言わなくて宜しい」

かずみ「サキも冗談だったん・・・だよね?」

サキ「・・・・・・あぁ。当然だ」

かずみ「(今の間は何!?)」

まどか・里美・みらい・サキ「(子どもが欲しいのは本当だけど)」
975 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/23(金) 01:29:21.69 ID:GppusdrJ0
ニコ「で、何の話だっけ?」

すみれ「私とカオルの馴れ初めを皆が聞きたいって話しだったよね?」

海香「いい加減にしねぇとテメェの処女膜私の槍でブチ抜くぞ」

すみれ「ひぃっ!!」

カオル「おー、よしよし、独り者のひがみはやだねー」ナデナデ

すみれ「うぇーん・・・御崎さんが恐いよぅ、カオル・・・」

海香「こいつら・・・」

まどか「私がサキさん達が魔法少女になった理由を知りたいなって言ったの。あ、勿論、出来ればで良いんだけど」

カオル「サキ、海香なら順番的に私だね。かずみと殆ど一緒にサキ達と一緒になったんだ」

かずみ「私、前にそう聞いたけど・・・やっぱり思い出せない。ごめん、カオル」

カオル「はは、気にしない、気にしない!さて、まどか、私がサッカーやってるのは知ってるよね?」

まどか「うん」

カオル「それで試合中、脚を折られる大怪我をしたんだ。
治ってリハビリすれば普通に歩く事は出来ても、選手として復帰するのは絶望的だって言われたよ」

まどか「それで脚を治す為に魔法少女になったの?」

そのまどかの問いにカオルは強く首を振った。

カオル「違う。私を怪我させた子がサッカーで虐めに遭って自殺しようとしたんだ。私を怪我させて選手生命を奪ったって・・・」

まどか「・・・何て言ったら良いか解らないけど・・・酷いと思う」

海香「それだけカオルは期待されていたのよ」

まどか「だからって虐めて良い理由になんかならないよ・・・わざとじゃない、で済まないにしても・・・」

カオル「うん・・・でも私も、その子を随分恨んだりしたよ」

サキ「人間なら仕方無い。いや、当然だろう」

カオル「けど、死んで欲しいなんて思って無かった・・・。意識不明って聞いて、私はどうすれば良いか解らなくなった。
そこで親友の海香に相談・・・というかこの事を聞いて貰ったんだ」

海香「この事を全て丸く解決するにはマギカの力に頼るのが一番早いし、確実だから、グリーフシードの報酬でそれを依頼しようとしたわ。
私はカオルに全て任せなさいと言ったの」

カオル「でも、私は気になった。本当にあれが全て上手く解決する方法があれば私がやりたかった。
そして海香に魔法少女について教えてもらい、ジュゥべえと契約して魔法少女になったんだよ。
私は、海香にグリーフシードを借りて“私の依頼”としてあの試合で傷付いた人全てを救ってくれとマギカに頼んだ」

まどか「足の怪我は良かったの?」

カオル「良かった、この足で必ずピッチに立って見せると誓って必死にリハビリしたよ。それでこうして復帰して見せたし、魔法少女としても戦えるようになった」

まどか「凄いね・・・絶望的だって言われたのに、希望を捨てないで頑張ったんだね」

サキ「頑張った所じゃない。それこそ血の滲む努力だったよ。カオルの意志の強さは本当に凄いと思う」

みらい「後から入ったボクも見てたけど、それこそ鬼気迫る感じだったな・・・」

里美「そしてそれは今の私達に当て嵌まるよね?」

ニコ「絶望の中、希望を捨てずに必死に足掻いて、望んだ未来を掴む・・・今、私達がしてる事そのものだね」

まどか「うん!絶対に希望を捨てちゃ駄目なんだよね。それをカオルちゃんは教えてくれたんだね」

カオル「そんな大した事・・・かな。それにしても脚を怪我したって切欠で魔法少女になった私に適合する怪獣が脚の無い怪獣っていうのは、何かの運命だったのかな」

カオルは身長100メートルの巨大なラジンを見上げる。

ラジン「・・・」
976 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/23(金) 01:31:30.93 ID:GppusdrJ0
すみれ「カオルって凄いのね・・・更に惚れちゃった・・・今更だけど、復帰おめでとう」ニコッ

カオル「(うわぁ・・・やっぱりすみれの笑顔は可愛過ぎる・・・)」ドキッ

カオル「ありがとう。希望を捨てなくて本当に良かったよ。そうじゃないとすみれと出会えなかったから・・・きっと君と出会のも運命だったんだよ・・・な、なーんちゃって!なーんちゃって!!」///

自分で言って恥ずかしくなるカオル。

すみれ「自分で言って照れるなんてそんな所も可愛いな」

カオル「すみれ程じゃ無いよ!!」///

すみれ「カオル、大好き!」イチャイチャ

カオル「海香、愛してるよ!」イチャイチャ

サキ「またか・・・」

みらい「何を言ってもイチャつく材料にしかならないな・・・」

まどか「見てるこっちが恥ずかしいよ・・・」///

里美「羨ましい・・・!私もお姉様と・・・!!」

海香「ウザッ」

かずみ「う、海香、黒いよ・・・」

ニコ「嫉妬か」

海香「だぁらっしゃい!!」
977 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/23(金) 01:36:56.58 ID:GppusdrJ0
今日は此処まで。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
それでは明日!
978 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/23(金) 02:05:59.10 ID:YMMBHLf7o
>>977
お疲れ様でした。

明日はどんな展開になるんだろう。
979 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/03/23(金) 02:39:43.94 ID:0zi7vKad0

なんだかギドラ族の中にも同性愛者がいる気がしてきた

・・・考えなかったことにしておこう
980 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2012/03/23(金) 08:41:26.60 ID:xJJNoc5u0
キュゥべぇの「家畜に対して(ry」のやつをこのSSでも見れたらなっ☆
981 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/23(金) 09:32:19.39 ID:YMMBHLf7o
>>980
チベットさんひさしぶりだなぁ
982 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/23(金) 19:30:58.26 ID:R3ddtA6e0
メガニューラの行動って、グローバーフィールドみたいですね。
983 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)[sage]:2012/03/23(金) 21:56:47.25 ID:+2bFFWQAO
乙であります。
終盤になると地方の状況がちょっと気になりますね
・・・まさか北海道はブルックリンがサージェント507に乗って頑張ってたりして(苦笑)
984 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2012/03/23(金) 23:19:46.36 ID:0vZeAQemo
そろそろ次スレかー・・・次で決着?
985 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]:2012/03/23(金) 23:37:05.41 ID:TcKrHy3DO
乙です

みんな百合百合し過ぎだよ!だが、それがいい。

海香はイカちゃんと相性良さそうだけど、この先何かあるのかな……

読み直して気づいたんだけど、かずみ2巻でニコが持ってたイブールナッツを入れる容器がオキジェン・デストロイヤーに似てる気が……
986 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/23(金) 23:45:19.70 ID:YMMBHLf7o
そろそろ次スレタイトル考えとく必要があるな…。
987 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/24(土) 00:08:39.50 ID:aBKwYrSV0
ロリこんばんは。日付超えたよ。

>>978

引き続きまどかとかかずみ達のガールズトークをお楽しみ下さい。・・・何時までやってるんだと言われそうだけど。

>>979

いや、それは無い、と思う。でも百合好きはいるかも知れない。

>>980

言うにしても言うのはキュウべえじゃなく・・・おっとネタばれるので言えないよ!

>>982

クローバーフィールド、ググッてみたら何か手足が長い怪獣の映画でした。
行動がメガニューラっぽいという事は獲物が集まるのを待って襲撃を仕掛けたりするんですかね

>>984

どうだろう。次で終わるのかな、コレ。

>>985

今、百合百合しないと決着が着くまで出来ないからね!
海香とイカ娘は特に何も考えて無いです。終わってから一緒に世界を回って戦闘で破壊された海の自然を治していくとか?
そういえば似てる・・・大きさは容器の方が大分小さいけど。

再開します。
988 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/24(土) 00:14:21.28 ID:aBKwYrSV0
カオル「順番で言えば次はかずみかな。私が魔法少女になったちょっと後にサキと海香が連れて来て紹介されたんだ。私が海香達の仲間になるかなり前から魔法少女だったみたいだけど・・・覚えて無い?」

かずみ「ごめん、私それも覚えて無いんだ・・・私がどうして魔法少女になったかも」

まどか「記憶はまだ戻らないの?」

かずみ「うん・・・」

海香「・・・かずみ」

かずみ「?」

海香「私は知っているわ。あなたが魔法少女になった理由。あなたが教えてくれた」

サキ「海香・・・」

海香「無いと信じているけど、こうやってゆっくり話せるのはこれが最後かも知れない。だから、あなたが知りたいなら教えてあげる」

里美「え・・・?ちょ、ちょっと待って!!」

みらい「海香は知ってるのか!?」

カオル「かずみが契約した理由・・・」

かずみ「でも、海香達は知らないって・・・」

海香「ええ、カオルと里美、みらいは本当に知らないわ。でも、私とサキは知っている。そして多分、ニコも」

海香はニコを見る。

ニコ「黙秘するね。肯定と受け取ってもらって結構」

サキ「やっぱり知っていたのか。かずみ、黙ってて済まない」

かずみ「良いけど・・・どうして知っていたのに教えてくれなかったの?」

カオル「だよねぇ。何で知らないって嘘を吐いたんだ?」

サキ「それは・・・済まない、それは言えない」

里美「どういう事、サキちゃん?」

サキ「詳しくは言えない。私と海香はその方が良いと判断したから、としか言えないんだ」

海香「信じて、お願い」

かずみ「サキ、海香・・・うん、信じるよ。サキや海香は今までずっと何時だって私の事を考えて大事にしてくれてた。
その2人がその方が良いって言うんだもん。だったら、私は聞かない」

サキ「・・・」ギュッ

かずみをサキがムチを持っていない左手でかずみをそっと抱き寄せる。

サキ「・・・ありがとう」

かずみ「ううん。こっちこそありがとう」

みらい「よく解んないけどボクも信じるぜ!サキのいう事だからな!!」

サキ「みらいもありがとう」

海香「ニコも黙っててくれたって事は私達と同じ事を考えていた、という事で良いのかしら?」

ニコ「多分」

海香「多分、ね」

かずみ「でも、私が契約した理由は教えてくれるんだよね?私知りたい、どうして魔法少女になったのか」

かずみは抱き締めるサキを真っ直ぐに見上げる。

まどか「私も聞いて良いのかな?」

かずみ「うん、仲間のまどかには聞いて欲しいんだ」

まどか「ありがとう、かずみちゃん」
989 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/24(土) 00:16:49.62 ID:aBKwYrSV0
海香「サキ、話してあげましょう」

サキ「そうだな・・・かずみ、君が契約した理由、それは病気になった君のお婆さんの為だった」

かずみ「私のお婆ちゃん・・・?」

里美「かずみちゃん、何か思い出した?」

かずみ「ううん、全然・・・どんな顔かも思い出せない・・・」

ニコ「(それは・・・そうだろうね)」

海香「(かずみ、あなたは同じと言えるけど・・・)」

みらい「かずみの婆ちゃんってカオルは会った事あるのか?」

カオル「ううん、今の話も始めて聞いた」

サキ「ともかく、君のお婆さんは危篤状態で意識を失っていた。海外留学していた君はその報せを聞いて急いで帰国した」

かずみ「私、留学してたんだ・・・」

サキ「お婆さんが意識が戻る事は絶望的だと知らされ、お婆さんに目を開けてと懇願する君にインキュベーターが声をかけた。
何でも君に魔法少女としての高い素質を感じて後を付けていたらしい」

かずみ「ジュゥべえじゃ無いの?」

海香「違ったわね。そもそもその時かずみが住んでいた場所はあすなろ市じゃ無いもの。そこのインキュベーターか流れ者のインキュベーターのどちらかだわ」

サキ「そしてインキュベーターは君に契約して魔法少女となって、怪獣との戦いの運命を受け入れるなら、お婆さんの病気を治そうと言ったんだ」

かずみ「そうなんだ・・・」

すみれ「あの・・・」

サキ「?」

すみれ「話の腰を折って済みません。それってグリーフシード無しで治してあげるって言ったんですよね?」

サキ「そうらしいね」

カオル「うへぇ。怪しいな・・・」

すみれ「グリーフシード無しでマギカが何かしてくれる事ってあるんですか?」

サキ「普通は無いし、私も気になってジュゥべえにそういう事があるのかどうか聞いてみたら、そんな事は先ず無い、あるとしたら何か必ず裏がある、気を付けろと言われた」

かずみ「でも、その問いかけに私は・・・」

海香「YESと答えた、と聞いたわ」

かずみ「わ、私大丈夫だったの!?」

ニコ「君が今、こうしているって事は大丈夫だったんじゃない?」

かずみ「う、うん・・・そうだよね。結局何かあったのかな?」

ニコ「あった、でも秘密」

かずみ「それも私が知らない方が幸せだから?」

ニコ「いえす、ざっつらいと」

かずみ「知らない、とは言わないんだね」

ニコ「君にはなるべく嘘は吐きたくないから」
990 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/24(土) 00:26:18.21 ID:aBKwYrSV0
>>983

すいません、レス書き忘れました。
地方というか別の所の様子は沖縄でキングシーサーが戦って、どっかでガバラが現われて、アメリカでキングコングが・・・とか書こうかと思いましたが、オールスターだし、全部見滝原に集めました。
ブルックリンとかサージェントって何かと思って調べたらガンヘッドって言う映画ですな。サンライズと東宝製作って凄いですね。
サージェント507、アーマード・コアっぽくてカッコいいですね。北海道ではこれが活躍してるかも知れません。
991 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/24(土) 02:23:07.35 ID:tB3+N8O80
サキ「続けるぞ。君は怪しい、何か裏があると確信していたと言っていた。そしてお婆さんの病気を治すのではなく、元に戻して欲しいと頼んだ」

かずみ「治す事は出来なかったの?」

海香「出来た、けれどあなたはそうしなかったわ」

かずみ「どうして・・・?ううん、きっとそれが私のお婆ちゃんの意志だったんだね。
そうしたらその生き方を否定する事になっちゃうから・・・私はお婆ちゃんの顔も声も思い出せないけど、その時の私はとっても辛かったと思う」

まどか「悲しいけど・・・解るな、それ・・・。ほむらちゃんは考えが違っても決してそれを否定したりしない。絶対に自分の考え、価値観を押し付けようとはしないから・・・かずみちゃんもそうだったんだね」

サキ「その次の日にお婆さんは亡くなったと聞いた。そして君は怪獣の脅威から人々を守る魔法少女となって戦い続け、生まれた町を出てあすなろ市にやって来た。
カオルが契約した少し後くらいだ」

かずみ「お婆ちゃん、そんな直ぐに亡くなったんだ・・・」

海香「かずみ、あなた本当に思い出せないのね」

かずみ「・・・え?」

サキ「君はお婆さんの事をグランマと呼んでいたんだ。でも、今の君はそう呼ぶ事も無いから」

かずみ「グランマ・・・駄目、やっぱり思い出せない」

サキ「仕方無い。でも、これだけは君に伝えたい。君がどうしても私達に伝えたかったと言った事だ」

かずみ「うん・・・」

サキ「辛い事があってどうして良いか解らない時はお腹に聞いて。お腹が減って食べたいと感じたら、私達はまだ生きたいと思っている。
御飯を食べたら、私達が食べた命の分、頑張って生きる事。それが希望になる。
大丈夫人は決して切望なんかしない・・・君のお婆さんが君に、そして君から私達に伝えたメッセージだ」

里美「良い言葉ね」

カオル「うん・・・食べた命の分、生きる・・・それが希望になる・・・か」

みらい「解りやすくて良いな!ボク、そういうの好きだぜ!!」

かずみ「私も・・・思い出せないけど、私のグランマ・・・今の私がそう呼んで良いのか解らないけど、その人はとても素敵な人だったんだと思う」
992 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/24(土) 02:24:28.15 ID:tB3+N8O80

海香「もう1つ、あなたのお婆さんがあなたに遺したものがあるわ。それはあなたの得意料理のイチゴリゾット。お婆さん直伝らしいわよ」

かずみ「イチゴリゾットが・・・グランマからの贈り物だったんだ」

ニコ「言葉よりも、記憶よりもその手が覚えてるんだね」

かずみ「うん・・・天国のグランマ、ごめんなさい。今の私はあなたの声も顔も思い出せない・・・」

かずみは目から涙を零す。

かずみ「でも・・・でも!ありがとう!私はあなたにいっぱいお世話になったんだと思う。希望を貰ったんだと思う。グランマが生きた世界は私達が必ず守るから・・・!!だから見守ってて」

まどか「かずみちゃん・・・」

まどかも少し涙を流しながらかずみの手を取った。

かずみ「まどか・・・」

まどか「とっても素敵な理由だと思うな、あなたが契約した理由。そのお婆さんの為にも頑張って、必ず守ろうよ、世界を!」

かずみ「うん・・・ありがとう、まどか」

すみれ「良い話ね、カオル・・・」

すみれも涙を拭う。

カオル「うん・・・でも、それにしても気になるな。その裏って言うのが」

里美「それにどうしてかずみちゃんは自分の街を出てあすなろ市に?」

ニコ「サキ達が言わないのは、知らない方が良いから。かずみが聞かないのは、かずみもその想いを知っているから」

みらい「ニコはそれを知ってるのか?」

ニコ「黙秘権を行使」

カオル「つまり知ってるんだ」

すみれ「まぁ、私達が無理に知る事でもないんじゃない?」

里美「そうね。かずみちゃんがどんな事情を抱えていたとしても、私達は仲間なんだもの。気にしないわ」

カオル「うん」

ニコ「・・・かずみは良い仲間を持ったね」

カオル「なーに言ってるんだよ!!」

ガバッとカオルはニコの肩に腕を回す。

カオル「あんたも私達の大事な仲間だろ」

ニコ「ふふっ、そうだね」
993 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]:2012/03/24(土) 02:26:45.47 ID:tB3+N8O80
今日は此処まで!
読んで下さった方、レス下さった方に感謝です!
明日は仕事なので、再開は夜になると思います。
994 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/03/24(土) 02:37:30.38 ID:kNUf5pEC0


明日から次スレか
995 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/24(土) 02:38:55.74 ID:hT9Fi0Qeo
ちょい眠くてグランマがグラマーに見えた・・・orz
996 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/24(土) 02:40:52.52 ID:hT9Fi0Qeo
お疲れ様でした。
997 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/24(土) 16:48:03.79 ID:rmiFIwfbo
998 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/24(土) 16:48:26.34 ID:rmiFIwfbo
999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/24(土) 16:48:55.05 ID:rmiFIwfbo
1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2012/03/24(土) 16:49:20.15 ID:rmiFIwfbo
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  、 ァ .つ | 十    |///| { ,,;;;;i :: |.|ii ii、 i  !    i  i
  ┐用 .う  .レ.cト、   |シ从|.|,,,;;;" ̄~"|.|.ii ヾ、、 ヽ    i  i|
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  .cト、   /⌒し    |!i从/i∧i! i::::    ili!'__iI!--―'' ナ`-ト
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