VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/01/14(金) 22:20:06.09 ID:xr6IE2dv0<>ここの存在を知って衝動で立ててしまいました

需要ないかもしれませんがgdgd書いていきます<>日向「拗ねたゆりっぺを笑わせる前線」 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/01/14(金) 22:39:40.25 ID:m1bTUpp80<>最後まで書けばそれでいい<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/01/14(金) 22:52:15.89 ID:xr6IE2dv0<>ゆり「……」ムスッ

日向「見ての通り、ゆりっぺは大変不機嫌です」

音無「そうだな」

野田「ゆりっぺええええええええ! 誰がこんな事をおおおおおおおおおお!」

ゆり「うるさい!」パァンッ

野田「」

日向「野田あああああ!」

椎名「浅はかなり」<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/14(金) 23:39:04.94 ID:tb+5mYnIO<>続けてくれるんだよな?<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/15(土) 00:24:52.97 ID:Ca0aIBMAo<>このスレ……消えないよな?<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/15(土) 02:12:25.74 ID:dlwRcO8oo<>戦線じゃなくて、前線なのか。
それにしても速攻放置になりそうな悪寒<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/24(月) 18:33:57.34 ID:GZBI47ceo<>案の定放置とか・・・<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/29(土) 21:01:54.26 ID:ANeqSebIO<> 待つぞ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/03/07(月) 18:56:44.67 ID:bygE17QK0<> 立て逃げかけしからん、仕方ないから俺が書いてやるか
と思ったんだけどエンジェルビーツの設定ほとんど忘れてるよ…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/03/08(火) 00:20:44.34 ID:8wF7YRwZo<> >>9
wiki見て頑張れ
超頑張れ下さいお願いします <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/12(土) 02:00:25.49 ID:+Ufd0Hz60<> 一通り観なおしてきた
グダグダノロノロやるからsageていくべ
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/12(土) 02:22:05.29 ID:+Ufd0Hz60<> とりあえず廊下へ逃げた日向くん御一行

日向「野田は……犠牲になったのだ……」

音無「完全に自滅だったがな」

日向「しかしゆりっぺが仲間に銃口を向けるなんて……これはよっぽどなことと見た」

大山「そんなによっぽどなの?」

日向「ああ。あれほどお怒りになったゆりっぺを見るのは初めてだ……ったような気がする」
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/12(土) 02:31:52.73 ID:+Ufd0Hz60<> 音無「しばらく放っとけばいいじゃないか。直に機嫌直してくれるだろ」

高松「私のこの筋肉はッ彼女の笑顔のために鍛えてきたのですッ」ムキッ

日向「おお高松っ、ゆりっぺを笑わせに行ってくれるか!」

音無「やめとけって、余計なことしないほうが……」

高松「待っててくださいゆりっぺさーん!」

五秒後、校長室から投げ出されるは四肢を銃弾で貫かれた高松くん

日向「高松ううぅぅぅぅっ!!」

音無「アホだ……」
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/12(土) 02:46:11.26 ID:+Ufd0Hz60<> 日向「野田も高松もやられちまった……」

音無「なあ、ゆりはなんであんなに機嫌斜めなんだ?」

日向「俺にも分からん。それさえ分かれば話は簡単……になるかもしれないんだが」

大山「ダイエットしてて空腹でイライラしてるとか!」

日向「それだ!」

音無「デリケートな問題だな。やはり何もしないほうが」

日向「よし、ゆりっぺに美味い飯をご馳走してやろう!」

音無「おい待て」

大山「僕美味しいものいっぱい持ってくるよ!」

音無「おーい……」

椎名「あさはかなり」
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/12(土) 02:55:58.03 ID:+Ufd0Hz60<> 血だまりの上にはかろうじて意識のある大山くん

大山「ゆりっぺは、ダイエットなんてしていなかったんだ……」

日向「喋るな大山っ、今保健室へ連れてってやるから……!」

大山「僕の持ってきたご飯を……とっても美味しそうに……自棄食いしてた、よ……」ガクッ

日向「大山ああああああっ!!」

音無「ゆりにも機嫌の悪い日くらいあるだろ。もうほっとこう、これ以上犠牲を出さないためにも」

日向「くっ、俺たちは一体どうすれば……ゆりっぺっ、何故お前はそんなに不機嫌なんだあっ」

音無「聞けよ」

ユイ「ユイにゃんは生理に一票投じてみまーす!」

日向「なるほど!!」

音無「駄目だこりゃ……奏と遊んでこよーっと」
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/12(土) 03:12:31.86 ID:+Ufd0Hz60<> 日向「お前行って訊いて確かめてこい」

ユイ「やです。ひなっち先輩が行けばいいじゃないですか!」

日向「頼むよユイにゃーん」

ユイ「ゆ、ユイにゃ……っ!?」

ユイ「しっしし仕方ないですねっ。役立たずなひなっち先輩に代わりましてあたしが出陣してやります!///」

日向「おう、頼むなー」

日向「……あいつ、なんでいきなり素直になったんだ?」
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/12(土) 03:19:43.84 ID:+Ufd0Hz60<> ユイ「もう少しででっかい斧持ってた先輩の斧で真っ二つにされるところでした」

日向「今日のゆりっぺに突撃して生還したのはお前が初めてだ。よくやったなっ」

ユイ「あったりめーだのクラッカー!」

日向「で、ゆりっぺは本当に……せ、生理で怒ってたのか?」

ユイ「アホですね! 生理なんかで鬼のごとく暴れるわけないじゃないですか。アホ!」

日向「てめええぇぇぇ死んでこいやああぁぁぁああああ!!」

ユイ「あいだだだだだだギブギブ折れる折れる!!」ボキボキ
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/12(土) 03:29:47.91 ID:+Ufd0Hz60<> ユイ「ひなっち先輩、おんぶお願いします。足折れたんで」

日向「嘘つくな。さっきまで俺の足首固めに耐えてたじゃないか」

ユイ「酷いじゃないですか、女の子の足折るなんて。とっても痛いんですよ……?」ウルウル

日向「えっおい、それはひょっとしてマジなのか」

ユイ「ひっぐ……ううぅ、いたいよぉ」ウルウル

日向「わわわ悪かった、折る気はなかったんだ! 大丈夫か、すぐ保健室連れてってやるから早く負ぶされっ」

ユイ「あうぅ……」

日向「よっこいしょ。しっかりつかまってろよ」

ユイ「……にへへ」

ユイ「ばーっか、先輩ごときの技でこのあたしが骨折するわけないじゃないですか。やーいやーい騙されてやんのーっ」

日向「なっ!?」
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/12(土) 03:34:27.27 ID:+Ufd0Hz60<> 神様が寝ろってくそうるさいから寝る
これからも何かの片手間に投下するからよろしくな!
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/03/12(土) 10:15:28.95 ID:g4bLAhXho<> 乙です
次回の投下楽しみにしてる <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 19:14:08.72 ID:vfFPzwJK0<> 一方、音無くんは……

音無「おーいかなでー」

奏「ゆづる、こんにちは」

音無「おう、こんにちは」

奏「……何かよう?」

音無「日向がまたアホ始めたんで逃げてきた。何か暇潰しとかないか?」

奏「じゃあ……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 19:19:34.14 ID:vfFPzwJK0<> 音無「……ゆりの機嫌を直せだと?」

奏「今日のお昼、一緒に食べに行こうって誘ったら不機嫌な様子で、そのまま逃げられたの……」

奏「ゆりはきっととても怒っているわ。何とかしないと」

音無「そうか。奏がそう思うんなら何とかしないとな」

音無「しかし……俺たちだけじゃどうも力不足な気がしてならない。仲間を集めよう」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 19:28:46.45 ID:vfFPzwJK0<> 直井「音無さんは僕のことを好き、嫌い、好き、嫌い……」


音無「あ、直井だ(キモいなぁ)」

奏「副会長の催眠術で何とかできないかしら」

音無「難しいな。今のゆりに近づけば間もなく死ぬだろう」

奏「役に立たないの?」

音無「ああ、そうだ」

奏「役立たず?」

音無「言わずもがな」

奏「……あたしは?」

音無「最高だぞ!」

奏「えっへん」


直井「嫌い、だと……生意気なっ、花ごときに何が分かる!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 19:40:25.13 ID:vfFPzwJK0<> 音無「そういや腹減ったな。もう昼時か」

奏「あたしも、さっきまでゆりを探してたからまだ食べてないわ」

音無「一人で食う飯は美味くないもんな。じゃあ俺と一緒に食堂行こうぜ」

奏「麻婆豆腐を食べましょう」

音無「じゃあ俺もそれにしよう。あれ美味いし」

奏「……」ニコリ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 19:54:41.57 ID:vfFPzwJK0<> あの広い食堂

音無「あー美味かった」

奏「美味かったわ」

直井「非常に美味でした。さすが音無さんの好物……最高、です」ヒリヒリ

日向「でもそう何度も食えるもんじゃねーな。辛い辛い」

ユイ「ハッ、随分とお子ちゃまな味覚だなあっ」ヒリヒリ

日向「強がる前にとめどなく溢れる涙を拭け。ったくだからお前はオムライスにしておけとあれほど……」フキフキ

音無「こいつらどっから現れた」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 20:18:43.07 ID:vfFPzwJK0<> 日向「さあ腹ごしらえは済んだ。ゆりっぺの機嫌を直す方法を考えよう」

音無「思ったんだが、機嫌を直すって方針はよしたほうがよくないか?」

日向「それはつまり……どういうことだってばよ」ユイ「アホ! あいだだだだっ」

音無「難しいからだよ。笑わせるとか喜ばせるとか、目的を絞ってみるってのはどうだ」

日向「なるほど……そいつぁ良い案だ。お笑いはSSSの十八番だからな、楽勝ってもんだぜ!」

ユイ「ちょっギブギブ本当に折れる死ぬまた死ぬーっ」

直井「さすが音無さん冴えてます。全知全能を誇るこの僕でさえ思いつかなかった……」

日向「そりゃアホだからな」
ユイ「アホですからね!」

直井「貴様らそれは僕に言っているのか……?」ワナワナ

音無「お前らまとめてアホだ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 20:29:32.02 ID:vfFPzwJK0<> 校長室前の廊下

大山「ええーっ、せっかく復活したのに今度はゆりっぺの前で漫才しろだってー!?」

日向「そうだ。言うなれば作戦名オペレーション・マンザイ・ワンダフォー!」

ユイ「お前ネーミングセンスねーなっ。ユイにゃんはオペレーション・マンザイ・ガルデモバンザイを全力で推すところですあいだだだっ!」

日向「てめぇそれじゃガルデモが漫才始めましたって言ってるようなもんじゃねーか!」

大山「とにかく僕は嫌だからね。もう痛いのはごめんだよっ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 20:36:04.48 ID:vfFPzwJK0<> 音無「いや、無理して身体を張らなくてもいいんだ。大山にもゆりっぺを笑わせる作戦を考えてもらいたいだけでさ」

大山「そういうことなら喜んで参加するけど、ゆりっぺの笑いのツボが分からないよ」


直井「実は貴様はその道の達人だ。人の目を見ればそいつのツボを瞬時に理解し、即興で至高のネタを作り披露し大受けすることができ大阪育ちの天才だ。
人を笑わせることだけのために貴様の人生はあったと言っても過言ではない。辛い修行を乗り越え今の貴様があるのだ。
思い出せ。お前のお笑いだって、本物だったはずだろ」キュイーン


大山「そうや、僕はなにわのお笑いマシーン! 今日も世界中を抱腹絶倒の嵐に巻き込むんやあー!」ワッハッハ

直井(よし大成功だ。音無さん、有能な僕を褒めて……!)

音無「ダァホ」ポカッ

直井「あいたっ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/03/13(日) 20:54:35.89 ID:Zu/F0K7qo<> 面白い!
しかし音無…日向の手伝いはしなかったのに奏の頼みは即決だなwww <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 21:07:57.75 ID:vfFPzwJK0<> 元対天使用作戦本部の前にて、血みどろ漫才師と化した大山くん

大山「何でまた血まみれやねん、ええ加減にせえ……きみと、は……やっとられ、へん……わ……ほな、さいな、ら……」ガクッ

日向「さいならああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」←道化師

奏「感動を誘う一場面ね……」ホロリ

音無(奏は純粋だなぁ)

直井「一応目が覚めたら元の性格に戻るようにしておきました。音無さん、僕は実に有能でしょう?」

音無「ああ、お前は神か何かだったな」

直井「確かに僕は神ですが、音無さんはこの神をも超える高貴なお方です!」

音無「俺はそんな大層なもんじゃねえよ。で、神を自称するお前がゆりの一人や二人笑わせられないわけないよなぁ?」

直井「……!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 21:14:28.35 ID:vfFPzwJK0<> 校長室から無傷で返ってくる直井くん

直井「ふっ、僕の神がかった一発ギャグでも笑わないとは手強い。彼女はきっと悪魔か何かでしょう」

音無「お前、実は中で何もしなかっただろ」

直井「ギクッ……や、やだなあ。そんなわけないじゃないですかっ」

音無「……」

直井「だって火器やでかい斧持ってましたし……」

音無「……」

直井「……い、行ってきます」グスッ

日向(音無こえぇ今の顔マジこえぇ)
ユイ(ちびっちゃうとこでした……) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 21:19:53.50 ID:vfFPzwJK0<> 奏「副会長、ファイト」

音無「ファイトだ直井ー。上手くいったら一緒に飯食おうぜ」

直井「……! は、はいっ、頑張りますっ。僕頑張りますから、後で一緒にパフェを食べましょうーっ!」ケイレイ

日向(飴と鞭だな)

直井(しっかりと見ててください音無さん、僕がこれからお笑いの神となる瞬間を……!)

音無(よしもとの新喜劇が見たくなってきたなぁ) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 21:25:18.84 ID:vfFPzwJK0<> 日向「直井のやつ出てこないな……失敗か」

音無「やっぱり個人技じゃ駄目か……」

日向「(やっぱり!? 分かってて行かせた!?)じゃあ音無、俺と漫才コンビ組もうぜ!」

音無「いや、俺は奏と組む(ガードスキル万歳)から、お前は相性抜群のユイと組め」

日向「なっ、何でこんな自分の名前ににゃんとか付けちゃうやつと俺が組まにゃならんのだ!」

ユイ「うおおぉーっしゃあぁー最高のネタでやったるでえぇぇー!」

日向「俺は嫌だからな! 絶対に嫌だからな!」

奏「早速意見が相反してるけど」

音無「大丈夫、ネタ合わせが済んだら良い夫婦漫才が出来上がるさ」

奏「めおと……」ポッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 21:34:55.49 ID:vfFPzwJK0<> 一方、校長室では……

ゆり「あーもうムカつくムカつくっ。何なのよあの二人は。一発ギャグ舐めてんの!?」ブンブン

遊佐「ゆりっぺさん、危ないのでハルバードを振り回さないでください」

ゆり「……遊佐さん、いたの?」

遊佐「はい。ずっと」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 21:41:29.11 ID:vfFPzwJK0<> ゆり「何か用かしら。遊佐さんでなけりゃ問答無用で発砲してたわよ?」

遊佐「ゆりっぺさんがご乱心なされたと聞いたので様子を見に」

ゆり「そう。じゃあもう十分見たでしょ、出てって」

遊佐「……」

ゆり「な、何よ。何なのよっ、言いたいことがあるならはっきりと――」

遊佐「私でよければ、相談に乗りますよ?」

ゆり「……ッ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 21:52:07.84 ID:vfFPzwJK0<> 日向「仕方ねえ。不本意だが付き合ってやるか……一応よろしくな、ユイ」

ユイ「あたしだって不本意ですよーっだ」ウキウキ

日向「何おう!?」

音無「不本意同士、ある意味両想いだな」

奏「素敵ね」

藤巻「よぉお前らお揃いじゃん。大山見なかったかって血まみれだあぁぁ!?」

大山「ふっかーつ! ってあれ、僕何してたんだっけ」

音無「よし、じゃあお前らコンビな」

藤巻「一体どういうこったよ!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 21:59:33.75 ID:vfFPzwJK0<> 藤巻「なるほどなぁ。滑ったら殺られる全力のミッション、か……おもしれぇ。やってやろうぜ、大山!!」

大山「うんっ、なんで盛り上がってるのか分からないけど燃えてきたよ!」

そうしてネタ合わせのためにどこかへ去っていく藤巻くんと大山くん

音無「奏、俺たちもネタ作ろうぜ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 22:03:04.01 ID:vfFPzwJK0<> 奏「ごめんなさい。漫才がよく分からないの」

音無「実は俺もよく分からない。だがまあ適当な言葉繋ぎ合せて台本書けば面白くなるだろ」

奏「ゆづる、頭いいのね」

音無「それほどでもないさ」アッハッハ

去っていく音無くんと奏ちゃん

日向「……」

ユイ「なんでやねん! なんでやねん!(ツッコミ素振り)」ビシッビシッ

日向「……俺、どうすっかなぁ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 22:07:49.34 ID:vfFPzwJK0<> 日向「俺たちばっかネタやるなんて理不尽だ。他の愉快な仲間達にも協力を仰ごう!」

ユイ「言い忘れてましたけどユイにゃんがツッコミやりますからね」

日向「そういや野田や高松の死体が消えてたな……あいつらめどこ行ったんだか」

ユイ「アホのひなっち先輩にはボケ役が実にぴったりです」

日向「椎名のやつもどこ行ったんだ? しゃーねー、居場所が分かってるやつから当たってみるか……で」

ユイ「なんでやねん! なんでやねあいだだだっ」

日向「だぁれがアホだっコノヤロー!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 22:12:40.49 ID:vfFPzwJK0<> 体育館の裏

松下「つまり……なるほど、頭頂部目がけて樋熊落としの要領だな」ドスッドスッ

TK「Yes! That's right!」クルクルクルクル

日向「松下五段ー。お、TKも居るじゃん」

ユイ「二人も見つけたやないかいっ!」ビシッ

松下「日向ではないか。わざわざこんなところまで、何か用か?」

TK「You are 日向氏!」ドゥルルルル <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 22:17:36.36 ID:vfFPzwJK0<> 日向「突然で悪いがかくかくしかじかだ。二人で漫才コンビを組み、ゆりっぺの前でネタを披露してくれっ」

松下「うむ、よく分からんがとにかくTKと漫才をすればいいのだな」

ユイ「通じてないやないかいっ!」ビシッ

TK「OK,understood. 合言葉はna-n-de-ya-ne-n!」ビュルルルルン

日向「理解が早くて助かるぜ。楽しみにしてるぞ」

松下「頑張らせてもらおうじゃないか」ハナイキ

日向「さ、次はガルデモの連中にでも声をかけようかな」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 22:19:25.77 ID:vfFPzwJK0<> 松下「ところでTK、実は俺はツッコミが得意なのだ」

TK「Oh,yeah」クルクル

松下「素振りを見てくれ見てくれ。なんでやねん! なんでやねん!」ブオオォォォン

TK「Ouch」

松下「ちょっと待ってくれ、どうして遠ざかる」

TK「ni-ge-ro」ズダダダダ

松下「待ってくれーいっ!」

松下「くうっ、何がいけなかったのだ。何故こうも早くコンビ解消に……」

松下「肉うどんでも食うか」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 22:22:03.04 ID:vfFPzwJK0<> ガルデモ練習場所

関根「みゆきちぃ、抱っこー」

入江「もぉしおりんたら。甘えんぼうなんだからー」

日向「おうおうイチャラブやってんなぁ。ひさ子は居ないようだがまあいい、お前ら漫才やれ!」

ユイ「唐突やないかいっ!」ビシッ

関根「漫才? あたしよく分かんないよー」

入江「あたしもお笑い方面はちょっと……」

日向「なぁに、いつもみたいにじゃれ合ってくれればいいからさ。ネタができたら校長室前に集合な。防弾チョッキくらいは着てこいよ」

関根「え、何それ。笑うとこ?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 22:25:03.85 ID:vfFPzwJK0<> 日向「あーだこーだで滑ったら死ぬっつーこった。じゃ、ゆりっぺのためにも頑張ってくれ!」

入江「イヤだイヤだイヤだやりたくないっ、痛いのやだよっ怖いよぉー!」ガクガクブルブル

関根「いくら先輩でもあたしのみゆきちを怖がらせるのは許さないよ……!」

日向「ってもなぁ、ゆりっぺの機嫌を直さない限りはいずれお前らも銃弾やハルバードの餌食になるやも……」

入江「ひっ」ビクッ

関根「みゆきちっ、あたしがついてるから大丈夫だよ!」

入江「しおりーんっ」ダキッ

日向「このコンビには期待できそうにないな……」

ユイ「あんたぁ見る目ないやないかいっ!」ビシッ

日向「お前さっきからツッコミ下手でうざってぇんだよおらああぁぁぁぁ!」

ユイ「あいただだだだっ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 22:30:23.43 ID:vfFPzwJK0<> 日向「他のメンバーが全然見つからねえ。仕方ないからもうネタ合わせ始めっか……」

ユイ「ひなっち先輩、あたし今の間にネタ考えてぱぱっと台本にしました!」

日向「おおでかしたっ。で、どんな感じなんだ?」

ユイ「やりながら教えてあげます。アホのひなっち先輩にはそうしないと分からないでしょうからっ」

日向「へいへいそーですか。もう怒る気にもなんねー」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 22:36:04.28 ID:vfFPzwJK0<> ユイ「どーもどーもー、ユイにゃんですっ」

日向「ひなっちですっ」

日向ユイ「合わせてユイっちでーす!」

日向「俺は!? このコンビ名に俺を思わせるものが何一つないんだけど!?」

ユイ「アホですね。『っち』があるじゃないですか」

日向「そんな舌打ちみたいなの誰にでもあるよ! もっとちゃんと考えようぜ! 適当に考えたってひなユイとかユイひなとかあるだろーっ」

ユイ「ひ、ひなユイ……!///」

日向「何赤くなってんだよ?」

ユイ「分かりましたっ。じゃ、コンビ名はひなユイですねっ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 22:42:41.97 ID:vfFPzwJK0<> ユイ「じゃ、もっかい最初からやりますよーっ」

日向「おう!」

ユイ「どーもどーもー、ユイにゃんですっ」

日向「ひなっちですっ」

日向ユイ「合わせてひなユイでーす!」

ユイ(キャー!///)

ユイ「ところでここは死後の世界なんやってなー」

日向「ああ。死んでも死なねぇ素敵な世界さっ!」キリッ

ユイ「スカしてんじゃねーッ!!」

日向「理不尽なツッコミげぶぅっ!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 22:56:02.29 ID:vfFPzwJK0<> 一方、音無くんコンビ

奏「どーもどーもー、奏です」

音無「音無だ」

音無奏「二人合わせてカルメ焼き村議会でーす」

奏「ちょっとあんたぁ、このコンビ名どないやのんー」ピシッ

音無「(やっべ可愛い)辞書引いてたらなんかしっくり来たんだ。良いコンビ名だろ?」

奏「カルメ焼きより麻婆豆腐やろー」ピシッ

音無「でもあの激辛メニューじゃ受けが悪いんじゃないかなぁ」

奏「ハンドソニック」シュピンッ

音無「ちょっそれでつっこむのは無しだ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 23:02:17.06 ID:vfFPzwJK0<> 奏「ごめんなさい。麻婆豆腐を悪く言われると、唯一の友達を悪く言われた気分になるの……」

音無(孤独だったんだなぁ……)ホロリ

奏「もう一回、最初からやりましょう」

音無「よーし、気を取り直すぞ!」


直井「僕の音無さんレーダーが反応してるっ。どこですかー、おとなしすわぁあんっ!」


音無「よーし、この場を離れるぞ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 23:09:12.29 ID:vfFPzwJK0<> 廊下

高松「ゆりっぺさんは私の筋肉の何が不満だったのでしょうか……ん?」トボトボ

実はバカで知られた男

野田「くっ、この俺がゆりっぺの力になれなかったなんて……お?」トボトボ

筋金入りのアホで通った男

高松野田「……」ガシッ

出会ってはいけない二人が出会ってしまった <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 23:14:17.69 ID:vfFPzwJK0<> 校長室

ゆり「うるさいうるさいっ、出てけ! 遊佐さんのあほっばかっあんぽんたんっ」ジタバタ

遊佐「いい子いい子」

ゆり「ひゃっこら撫でるなあっ」

遊佐「ゆりっぺさん、子供みたいですよ」

ゆり「ううぅーっ!///」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 23:22:06.88 ID:vfFPzwJK0<> ゆり「はぁ、はぁ……」

遊佐「そろそろ話してみてはどうですか。何があったのか」

ゆり「……聞いてくれる?」

遊佐「はい」

ゆり「……」


ゆり「遊佐さんは……女の子同士の恋愛って、どう思う?」


遊佐「ちょっと急用が」

ゆり「待ちなさい」ガシッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 23:31:16.79 ID:vfFPzwJK0<> 遊佐「急にゆりっぺさんの私を見る目が恐ろしくなりました。手を放してください」

ゆり「好きっ。あたし、遊佐さんのことが好きなの!」

遊佐「聞こえません今の私は次の任務のことで頭がいっぱいです」

ゆり「でも、奏たんのことも好きになっちゃったの……」

遊佐「……はい?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/13(日) 23:42:45.66 ID:vfFPzwJK0<> ゆり「あたし、どうしたらいいのか分からなくて……イライラしてた」

遊佐「天使とイチャラブしてればいいと思います」

ゆり「あたしは遊佐たんともイチャラブしたいな」グイッ

遊佐「ひっ」

ゆり「今はちょうど二人きり……ついに告白もしちゃったし……」

遊佐「ゆりっぺさん視線がおかしいです。それに天使のことはどうなるのですか……」ガクブル

ゆり「どうせここは死後の世界」

ゆり「一夫多妻を咎める者は居ないわ……」

遊佐「この世界は日本がベースなので居まくりです!」

ゆり「うふふふふふふふっ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/14(月) 00:02:16.46 ID:59tKCEzA0<> 奏「……!」

音無「どうした奏」

奏「寒気がするの」

音無「そりゃ大変だ。俺の上着でも羽織ってろ」

奏「ん……ありがと、ゆづる」

音無「なあに気にするなって。晩飯は暖かいもんでも食うか」

奏「うん……///」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/14(月) 00:14:24.87 ID:59tKCEzA0<> 遊佐「やめっ、ゆりっぺさん放してくださいっ」

ゆり「動かないで。大丈夫、悪いようにはしないからさぁ」ギュウッ

遊佐「もう既に悪いようにされてますっ、服を脱がさないでくださいっ」ジタバタ

ゆり「ああ、綺麗な鎖骨……美味しそう――」

野田「ゆりっぺええええ!」バァンッ

高松「ゆりっぺさあああん!」

ゆり「」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/14(月) 00:17:02.39 ID:59tKCEzA0<> 野田「俺の!」バサッ

高松「私の!」バサッ

野田高松「筋肉で笑顔を取り戻すんだーっ!」ムッキィー

パンパァンッ

野田「うっ」バタン

高松「なぜ……」バタン

ゆり「明々白々じゃない。アホが二人も揃うと最悪ね」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/03/14(月) 00:18:26.71 ID:59tKCEzA0<> バカとアホが死んだところで今日は終わるのであった
書き溜めてからまた来るっす <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/03/14(月) 07:57:55.79 ID:NdAMsHnIO<> 乙
ゆりっぺの百合展開ですかwww <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国地方)<>sage saga<>2011/03/15(火) 21:28:24.96 ID:d7KJADWV0<> ゆり「さ、邪魔者を消したところで」

ゆり「ゆ・さ・たんっ、あっそびっましょっ♪ 邪魔が入らないよう女子トイレにでも行きましょうかっ」

遊佐「やっ誰か助け――いやああああああ!!」


奏「聞こえた気がした」

音無「何がだ?」

奏「誰かの悲鳴。行ってくるわ」

音無「よし、じゃあ俺も」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/15(火) 21:46:54.20 ID:d7KJADWV0<> トイレ前

遊佐「そこで何する気ですか、連れ小便なら他の人とやってくださいっ」

ゆり「そういえばあなたのお小水はどんな味かしらねー」

遊佐「ひっ」

奏「そこまでよ、ゆり」バーン

音無「そこまでだ、ゆり」ドーン

ゆり「あ、あなたたち……!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/15(火) 21:57:05.79 ID:d7KJADWV0<> ゆり(あたしにとっても優しくしてくれた奏たん……あなたとは合意の上で行為に及びたい)

ゆり(だから嫌われるような行動は慎まないと……)

ゆり「どうしたのかしら奏ちゃん。音無くんもお揃いで」

奏「あなた、そこの見慣れない人に何をしようとしていたの」

ゆり「ちょっとお手洗いに付き合ってもらおうと思って……」

音無「にしてはやけに嫌がっているように見えたがな」

遊佐「性的な意味で襲われるところでした。助けてください」

ゆり「なっ、急に冷静になりくさってからに!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/15(火) 22:02:16.00 ID:d7KJADWV0<> 奏「……」

ゆり「あのね奏ちゃん、違うのよ? あたしは決してそんなやましいことするつもりじゃ……」

遊佐「私は今のうちに逃げますのであとはお願いします」スタスタ

ゆり「あっ、待って遊佐たんっ!」

音無「遊佐……たん?」

ゆり「ああもう、音無くんのせいで遊佐たんが逃げちゃったじゃない!」

音無「俺だけが悪いのか?」

ゆり「死ぬがいいわ!」スチャッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/15(火) 22:08:35.57 ID:d7KJADWV0<> 音無「どうして銃を構えるっ。第一お前は仲間をバンバン撃ち殺すようなやつじゃなかったはずだ!」

ゆり「生憎あたしはイライラしてるの。責任もって撃たれなさいッ!」パァン

奏「――ハンドソニック」キンッ

ゆり「なっ」

奏「あなたはゆづるを傷つけようとした。たとえゆりでも許さない」

ゆり「!」

ゆり(奏たんに、睨まれた……)


ゆり(……ゾクゾクしてきたぁ)ハァハァ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/15(火) 22:16:31.84 ID:d7KJADWV0<> 奏「ゆづるに謝りなさい」

ゆり(もっと睨んで。何ならそのハンドソニックであたしを貫いて!)

奏「ほら、早く」

ゆり(冷徹な、視線……ッ!)

ゆり「はうぅんっ!」ビクゥッ

音無奏「!?」

ゆり「やば、濡れてきた……ここは一時撤退ね。覚えてなさい、あなたたち!」スタコラサッサ

音無「一体何だったんだあいつは……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/15(火) 22:29:27.01 ID:d7KJADWV0<> 音無(今のゆりはちょっと疲れてるんだな。うん、忘れてやろう)

奏「ゆづる」

音無「どうした? さっさと漫才のネタ仕上げようぜ」

奏「せーてきな意味って、どういう意味?」キョトン

音無「あー、それはだな……」

音無(そういやゆりのやつ、さっきの女の子を襲おうとしてたらしかったな)

音無(てことは何か。名は体を表すがごとく、あいつはレズビアンだったりするのか……!)

音無(鼻の奥から錆の臭いが……)

奏「ゆづるー?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/15(火) 22:40:34.50 ID:d7KJADWV0<> 校長室

ゆり「百戦錬磨(予定)のあたしを睨むだけで濡れさせた奏たんはなかなか手強いと見えるわ」

ゆり「まずは遊佐たんを落として性関連の経験値を積むのが先ね……」

ゆり「というわけで竹山くん、あなたにお願いがあるの」

竹山『どういうわけですか。あと僕のことはクライストと呼んでください』トランシーバー

ゆり「あなたお得意のコンピュータでも何でも使ってとにかく遊佐たんの居場所をつきとめてちょうだい」

竹山『はい?』

ゆり「よろしくね、期待してるわよ竹山くん!」

竹山『ユサタンとは一体? あと僕はクラ』ブツン

ゆり「むふふっ、もしものために腕利きの催眠術師が必要かもね。探してこなくっちゃ♪」


竹山「ゆさたん……さたん……サタン……あ、悪魔!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/15(火) 22:47:34.88 ID:d7KJADWV0<> 一方、藤巻くんコンビ

藤巻「よっしゃ、このネタでいきゃあさすがのゆりっぺも大笑い高笑い片腹痛いの連続だろ」

大山「緊張してきたよ……!」

藤巻「リラックスだリラックス。手の平にドスと三回書いて飲み込むと……」

大山「ドスドスドス……お相撲さんみたいだね!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/15(火) 22:53:43.36 ID:d7KJADWV0<> 藤巻「どーもどーも藤巻でーす!」

大山「小さいけど大山でーす!」

藤巻大山「二人合わせて、噛ませ狼でーす!」

ゆり「それにしても直井くん、どこに行っちゃったのかしら」ボソボソ

藤巻(へっ、ガン無視ときたか……!)

大山(何がいけなかったんだろう。噛ませ犬なのに見栄張って狼なんて言っちゃったのがいけなかったかな……!)

藤巻(何にせよネタを途中でやめるわけにはいかねえ。最後までやろうぜ!) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/15(火) 23:02:38.99 ID:d7KJADWV0<> 藤巻「いやぁ最近運動後に食う飯が美味いのなんの。大山はどんな時に食う飯が美味いと思う?」

大山「僕はやっぱりみんなと一緒に食べるご飯が美味しいな! ってこんな爽やかな話してたら消えちゃうじゃないかーっ」ペシッ

藤巻(よし、大山のツッコミは見事に決まった! ゆりっぺの反応は――)

ゆり「きっと今頃音無くんを探してふらふら彷徨っているはず……」ボソボソ

大山(やっぱり無視だよ! だだ滑りだよっ!)

藤巻(言うなっ、滑ったと思ったが最後だぞ!)

大山(もう思っちゃったよ!) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/15(火) 23:08:04.52 ID:d7KJADWV0<> 藤巻大山「どーもーありがとーございましたー」バタン

藤巻「……失敗したな」

大山「でも殺されなかったよ」

藤巻「ああ……無傷なだけでも上出来かもな。よーし、食堂で反省会だ!」

大山「うん!」

二人は走る。真の笑いを求めて、どこまでも! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/15(火) 23:15:24.46 ID:d7KJADWV0<> ゆり「直井くんを探す前に取引材料を用意しておかないとね」

ゆり「音無くんの生着替え写真どこやったかなー。いつか直井くん釣るためにいっぱい撮ってたんだけど……」ガサゴソ

ゆり「見ーつけた。あ、これ奏たんも映っちゃってるじゃない。超ラッキーっ」

ゆり「……ん?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/15(火) 23:28:39.38 ID:d7KJADWV0<> ゆり「これは見たところ寮の部屋よね。音無くんの向こう側、ベッドの上に腰掛けて奏たんは何をしているのかしら」

ゆり「頬を少し赤くしているようだけど……」

ゆり「そもそもなぜ生徒会長たる彼女が女人禁制のむさ苦しい男子寮に?」

ゆり「………………」ポクポクポク

ゆり「!」チーン

ゆり「音無くんにかどわかされたのね……!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/15(火) 23:46:52.09 ID:d7KJADWV0<> ゆり「許せない。音無くんはあたしの奏たんをキズモノにした挙句、こうしている今もいけしゃあしゃあとイチャラブしているんだわ……」ハギシリ

ゆり「竹山くん、任務変更よ! そっちはいいから奏ちゃんをマークしてっ」トランシーバー

竹山『了解しました。あと僕のことはク』ブツン

ゆり「あたしも探すとしましょうか。不埒不届きな大悪党の音無くんを、永久の幽閉地獄へ叩き落してやる……ッ!」


竹山「悪魔らしき生命体が見つかっていないにも関わらず今度は天使……?」

竹山「急務、ですか……っ」PCカタカタ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/16(水) 00:02:48.37 ID:xvtUiR1m0<> 音無「いやぁ、ゆりが百合趣味だったとはなぁ」ウキウキ

奏「?」

音無「ところで奏、今夜も部屋に来るのか?」

奏「もちのろんよ」

奏「ゆづるの部屋、とても汚いんだもの。掃除しなきゃ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/16(水) 00:11:17.67 ID:xvtUiR1m0<> 奏「……嫌な予感がするわ」

音無「そりゃ大変だ。奏の予感は当たりそうだしな」

奏「ええ、当たりまくりよ」

ゆり「見つけたわよ、あなたたちっ」

奏「ほら」

音無「さすが天使と呼ばれただけのことはあるな」

奏「……///」

ゆり「いちゃいちゃすんなっつーのっ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/16(水) 00:18:25.03 ID:xvtUiR1m0<> ゆり「音無くん、大人しく奏ちゃんから離れなさい!」

音無「なんだダジャレか。面白いぞ」

奏「さすがゆりね」

ゆり「奏たんに褒められた……/// ってちっがーうっ!!」

音無(お世辞に決まってんだろ……)

ゆり「ええいもう、これを見なさいッ!」バーン

音無「何だそれ。写真か?」

ゆり「そう、それもあなたたちがえっちする直前に偶然撮影されたものよ」

奏「……えっち?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/16(水) 00:27:10.34 ID:xvtUiR1m0<> ゆり「誤魔化したってだめよ。もうネタはあがってるんだから……」ワナワナ

音無「待て、それは誤解だ」

ゆり「言い逃れられるのなら言い逃れてみなさいっ」

音無「だってそんなことすれば消えちまうじゃないか。報われたら成仏するんだぞ?」

ゆり「それはどうかしら? 音無くんが奏ちゃんを強引に部屋まで連れ込んでそのまま強姦したなら」

ゆり「無理やり犯されたんだもの、奏ちゃんは消えない。消えられない」

ゆり「そして音無くん、強姦をはたらく鬼畜なあなたが女の子一人食ったくらいで満足するはずもなく……」

奏(ごーかんって何かしら)

音無「待ってくれ、違うんだ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/16(水) 00:32:33.94 ID:xvtUiR1m0<> 竹山「ターゲット発見。音を拾います」

ゆり『音無くん、あなたは悪魔よっ!』

竹山「!!」

竹山「悪魔の正体が、まさか……戦線メンバーに急ぎ通達しないと」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/16(水) 00:40:36.20 ID:xvtUiR1m0<> ゆり「悪魔の所業よ。それは決して許されないこと。例え神のクソ野郎が許しても、戦線のリーダーたるあたしは絶対に許さないッ」スチャッ

音無「うわあ、銃を下ろせゆり!」

ゆり「死ねぇ――――ッ!」パァンッ

奏「――ハンドソニック」カキン

ゆり「どうして邪魔するの、そいつはあなたに酷いことしたのよっ!?」

奏「あたしは酷いことなんてされてないわ」

ゆり「じゃあこの写真は何? 無理やり行為に及んだんでしょ!?」

奏「ええそうね。でもそれでゆづるを責めるのはお門違いよ」

ゆり「はっ、何が違うのよ。悪いのは全部音無くんじゃ――」

奏「違うわ。だって……」


奏「無理やり行為(掃除)に及んだのは、あたしのほうだもの」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/16(水) 00:44:57.54 ID:xvtUiR1m0<> ゆり「な……っ」

音無「奏っ、なんてことを!」

奏「でもあたしは満足できなかった」

奏「どれだけ(掃除を)頑張っても、(ごみが)完全に消え去ることはかなわなかったわ」

ゆり「そんな……あたしに優しくしてくれた奏たんが、自ら進んで音無くんと……」

奏「ええ。ゆづると(掃除を)するのはとても楽しかったわ。ただ、満足できないだけ」

ゆり「……ッ」ハギシリ

音無「いやいや」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/16(水) 00:52:12.22 ID:xvtUiR1m0<> ゆり「別にいいもん。あたしには……」

ゆり(あたしには、遊佐たんがいるんだからっ)

ゆり「ばーかばーかっ、あんたたちなんかさっさと消えてしまえーっ!!」タッタッタッタ

奏「……行っちゃったわ」

音無「ゆりの機嫌を直すどころじゃない事態が起こってしまった気がする……」ウナダレ

奏「どうしてか分からないけど、ゆりをますます不機嫌にしてしまったわ。急いで漫才のネタを完成させないと」

音無「……そうだな。ゆりの笑顔を取り戻すために、頑張るか」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/16(水) 01:00:19.19 ID:xvtUiR1m0<> 屋上

遊佐「ここまで逃げれば……」

ゆり「遊佐たんおかえりー」

遊佐「ただいま戻りました……ってゆりっぺさん!?」

ゆり「取り乱しちゃってらしくないわね。でもそんな遊佐たんも可愛いわっ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/16(水) 01:04:38.21 ID:xvtUiR1m0<> 遊佐「どうしてこんなところに居るのですか」

ゆり「勘よ。あなたを食べたいと心の底から思った瞬間にものすごい勘がはたらいたの」

遊佐「滅茶苦茶です。そして私は颯爽と引き返します」スタスタスタ

ゆり「逃がさないわよっ!」

遊佐「走りますっ」タッタッタッタ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/16(水) 01:09:09.99 ID:xvtUiR1m0<> ゆり「遊佐たぁん、どこかしらぁ?」


教室の隅、掃除用具入れの中

遊佐「このままでは近いうち確実にゆりっぺさんに犯されてしまう……」

遊佐「…………」

遊佐「ゆりっぺさんのような悪役、初めてです」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/16(水) 01:12:58.52 ID:xvtUiR1m0<> ゆり「あははははっ、ここから遊佐たんの匂いがするぅ!」ガチャッ

遊佐「ひっ」

ゆり「あたしから逃げられるとでも思ったのかしら。あなたのそんな愚かしいところも大好きよおっ」ギュウッ

遊佐「やめ、誰か助けて……っ」

ゆり「やっと捕まえた♪」

遊佐「ひやぁ……!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/16(水) 01:20:02.84 ID:xvtUiR1m0<> 日向「試行錯誤の末ついに生まれた俺たちの最高傑作……!」

ユイ「ついに完成しましたね……!」

日向「よーし、早速ゆりっぺに見せに行こうぜ!」

ユイ「がってんだー!」

日向「さっそく本部に……ってあれ? あの空き教室に居るのはゆりっぺじゃね?」

ユイ「金髪のねーちゃんも一緒に居ますね」

日向「まあいいや、とりあえずネタ発表すっぞ!」

ユイ「おっしゃーっ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/16(水) 01:26:16.44 ID:xvtUiR1m0<> 日向「見てくれゆりっぺ!」バンッ

ユイ「あたしたちの、最高のネタをっ!」ババーンッ


ゆり「うふふふ、良い声で鳴くじゃないの……」ギシギシ

遊佐「んぅ、はふぅっ……ひぁぁ……」アンアン


日向ユイ「」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/16(水) 01:42:04.83 ID:xvtUiR1m0<> 日向「ゆりっぺが、笑ってる……」

ユイ「もう機嫌直してたんですね」

日向「てことは、漫才はもう不要?」

ユイ「ですね!」

日向「……」

ユイ「……」

日向ユイ「なんじゃそりゃあーっ!」ガビーン <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/16(水) 01:48:11.36 ID:xvtUiR1m0<> 日向「しゃあねー、俺たちのネタは戦線メンバーのみんなに披露しようぜ!」

ユイ「そうですね。せっかくコンビネーションもばっちり鍛えたんですから!」

日向「招集だ。みんなを校長室に集めるぞーっ」

ユイ「おーっ」

こうして、今回の騒動は二人の夫婦漫才師の巻き起こす笑いによって幕を閉じたのでした

喝采を浴びた二人は大いに満足し、この世界から消えかけ、
その際に夫婦漫才師となった二人の来世を垣間見たのはまた別のお話…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/16(水) 01:51:37.39 ID:xvtUiR1m0<> 日向「音無が悪魔? なわけないだろ」

ユイ「アホですね!」

竹山「なっ!?」

椎名「あさはかなり」

END <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国地方)<>sage saga<>2011/03/16(水) 01:56:30.24 ID:xvtUiR1m0<> 短いけど終わるぜ
読んでくれた人ありがとう。続き書きたいけど思いつかないので、来週まで書けなかったら削除依頼出してくる
さよーならー <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/03/16(水) 08:01:44.31 ID:7ppSyxMIO<> 乙
面白かったよ
続きに期待してる <>